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斜里町議会 令和元年6月会議 2019年6月27日

来年の「水道料金値上げ予定」考え直しては?

2019年6月27日、斜里町議会の一般質問で、木村耕一郎議員が「来年の「水道料金値上げ予定」考え直しては?」について質問し、町長 馬場、水道課長 榎本が答弁しました。

質問者
木村耕一郎 議員
答弁者
町長 馬場、水道課長 榎本

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 木村耕一郎

来年の水道料金の値上げ予定を考え直しては、というタイトルで質問いたします。平成27年12月に議会に示された料金改定案に基づき質問します。この案は収益収支の改善に向けて10年間の計画をケース丸1から丸5までの五つの収支試算を示し、結果ケース3の収支試算を採用したものです。採用したケース3では、2回に分けて上げる計画で、1回目は平成28年10月に引き上げ率20パーセントの料金改定を行い、さらに20パーセントの引き上げを来年令和2年4月に行う予定の計画です。そこで質問の1点目は、平成27年度から平成30年度までの収益的収支の計画と実績の比較で、各年の純損益と純損益累計はどのような推移になっているのかです。2点目は、そのうちの直近、昨年平成30年度では30万6千円の赤字予定ですが平成30年度決算において、いくらの純損益になっているかをお知らせください。また、1回目の引き上げ改定時では平成27年の9月議会で協議が開始され、10月議会で改定案を協議し、そのうち利用団体や自治会等の説明を行い審議会の審議を終えた後に、町は引き上げ条例の改正案を28年6月議会に提案したものです。条例改正案が可決した後、住民周知につとめ、協議開始からこれら1年以上の経過をたどり、水道料金の改定が実施されたものです。このように改定をしようとすれば、1年くらいの期間が必要であり、計画案に示された来年の4月に、もし引き上げを実施するなら時間が足りないのはもちろん、加えて平成27年から平成30年までの水道事業の実績における収益的数値の3年間の数値確定から今後の収支を推定し、新たな推計値に基づきながら引き上げ案と引き上げ時期の再検討が必要だと思います。ケース4で示したとおりわかりにくい負担軽減策ではなく、わかりやすくかつ親切な少数利用、いわゆるあまり水を使わない家庭の利用者の負担軽減なども加えた何パターンかのシミュレーションを作成し、消費税が上がった後の然るべき時期に収支状況を見極めながら、再度10年間の料金改定案を示すべきだろうと思います。また今後の課題として水道料金の効率化と、水道事業職員の人事の硬直化を防ぐためにも包括業務を検討すべきことを申し上げて一般質問とさせていただきます。

答弁 町長 馬場

木村議員の来年の水道料金値上げ予定についてのご質問にお答えいたします。議員ご承知のとおり、前回、平成28年の水道料金改定については、単年度黒字化と累積赤字の解消の収支改善を目的として、令和6年までの10年間の中期経営計画を策定し、料金改定の時期を平成28年と令和2年の2回に分け、改定率を一律20パーセントとして、平成27年からの議会協議や住民団体説明を経て、その1回目として、平成28年6月に条例改正、10月に施行させていただいたところです。1点目の平成27年度から30年度まで収益的収支における計画と実績の純損益と、その純損益累計の推移についてですが、単年度純損益は計画と比較して、平成27年度は、プラス1400万円、28年度プラス4千万円、29年度プラス400万円、30年度プラス3千万円であり、その4年間の純損益累計はプラス8900万円になり、いずれも計画を上回る実績となっているところです。次に、2点目の平成30年度決算の純損益についてですが、計画を上回る収入増と減価償却費の減少等による支出減により、平成30年度は3千万円の黒字になったところです。次に、3点目の事業実績数値に基づいた改定率と時期の再検討についてですが、議員ご指摘のとおり、次期改定作業を進めるにあたっては、現経営計画を検証した上で、今後の中期経営計画を策定し、複数のシミュレーション案等を作成してまいりたいと考えているところです。次に、4点目の事業の効率化と職員人事の硬直化を防ぐ包括業務委託の検討については、現在の経営計画実施中は経費の削減はもとより、最大の事業効果を挙げられるよう鋭意努力しているところでありますが、今後においては、他市町村の取組みについても調査研究してまいりたいと考えているところです。いずれにしても議員ご指摘のとおり、来年4月に改定を実施するにあたっては、検討や説明に十分な時間が無いことは認識しているところであり、消費税率引き上げが平成29年度ではなく、今年10月に変更されることなど、当時の想定と変わっている現状もありますので、改定の時期や内容について、今年度内に議会との協議も行いながら、改めて判断する必要があると考えていることを申し上げ、木村議員への答弁といたします。

再質問 木村耕一郎

ほぼ希望どおりの回答ですので再質問については確認、今後の施策においての深化について議論させていただきたいと思います。1点目は、答弁にあったように今後中期経営計画を策定することになります。あくまでも確認ですが、今まで10年間の経営計画、平成27年から令和6年までの10カ年計画でした。今後、この期間中に値上げが実施されるかもしれません。聞きたいのは、その時期からさらに、中期の10年間計画を持つのかどうかです。どのように思いますか。

答弁 町長 馬場

これまで28年度に値上げするにあたり、正直早めに値上げをしなければならないという審議会の話もあり、やらなければいけなかったのですがやれない中で、あの時値上げの協議をして今に至っているわけです。その時に策定したのが27年から10年間での計画を立てて当時は40パーセントからやるということでありましたが、一度にそうはいかないということから、段階に分けて20パーセント、20パーセントとさせていただきました。その計画で今やっているわけですが、当初の計画よりはいい方向で進んでいると。それを検証した上で今後の10年間、計画をシミュレーションした上で、値上げのタイミングを計っていきたいと考えています。

再質問 木村耕一郎

まさにそのとおりで、平成27年1月水道課が出した町民向けのチラシがあります。22年から約5千万円の赤字、25年まで4年間続いていたと。26年は出ていませんが約6千万円、27年は約4千万円の赤字。つまり水道会計がかなり厳しい状況にあった時の改定シミュレーションでした。当然議会としてこの状況を見過ごしはできないので、実はもう少し早い時期に改定をといいましたが、引き延ばしがあり、最終的には今の状況に至っています。このような中で町長の答弁にあったように、シミュレーションに書いたところが、この4年間で大体9千万円くらいの上振れがあると。当然、シミュレーションから見て来年の4月はもう少し考えたらいかがかと思い質問させていただきました。そこでもう一つ、シミュレーションが検討の材料になるのかと思います。ただ、前回27年12月に示されたシミュレーションですが、シミュレーション丸4を何回も何回も、半月間毎日のように見ていました。しかし理解できないのです。なぜシミュレーション4が理解できないか。この4は、基本水量は今10トンですが、8トンに示したシミュレーションです。ただ、基本料金を上げる前の1150円はわかるのです。ところが、9トンになったら、1380円です。これもわからないではないのですが、実は超過料金を158円取るのです。8トンの基本料金ならば1150円。9トンなら1380円なのです。ところが、9トンの超過料金が1トンあたり158円発生しているのです。これが良くわからないのです。技術的な部分なのでしょうが、部長なり、答弁ができるのであればお願いします。これはダブルスタンダードです、間違いなく。違いますか。

答弁 水道課長 榎本

細かい話なので私から答弁させていただきます。平成27年12月に議会への協議案としてお渡しした資料の中の話です。その当時はケース1、2、3、4、5までのいろいろな組み合わせ、基本料金を10トン、立米から8立米に下げたり、そのまま維持したり、負担を少数利用にあてて基本料金を据え置いたり、また同じように全て20パーセントご負担いただく案を示したりする中の一つの案として示させていただきました。木村議員がおっしゃるとおり、ケース4については、違和感があるということですが、その当時、私たちも多少の違和感があったものの、いくつかの例として挙げさせていただいて、皆さんにご提示をさせていただいた中でご協議をいただいて、ケース3が残ったと捉えておりますのでご理解いただければと思います。

再質問 木村耕一郎

実は先ほども一般質問の全体で言ったのですが、9月議会で協議した議員の皆さんは少量利用、あまり水を使わない利用者の皆さまの負担軽減策を作れないのか。これを受けて、実はケース4、9ページにあります。このページがシミュレーションで理解がしにくいダブルスタンダードの作りになっている。9トンの時は、1回目で20パーセントの値上げを予定しているが、9トンでは34パーセントの値上げになってしまっている。10トン使うところは48パーセントの値上げになってしまっている。5割近くです。現実から離れて、これを作った時にやりたくなかったのかもしれないが。例えば網走市のケースを紹介させていただきます。5トン、8トンと上げています。ダブルスタンダードではないかと思われるかもしれませんが全く違います。網走市では、1カ月につき5トン未満で1170円です。5トンから8トンまでは1460円です。8トンを超えてから初めて超過料金が発生します。斜里みたいにわかりにくい超過料金ではないです。これから協議する参考資料に、網走のそのことは入っていません。網走は基本料金が8トンからとは入っていますが、5トンは入っていません。5トン未満の方は、斜里も当然安いです。あまり水を使わない方に極めて親切に丁寧な、あったかな水道行政をやったらどうなのかと思うのですが、今度のシミュレーションの中にぜひ真摯に取り組んだケースを入れていただけるかどうかお答え願います。

答弁 町長 馬場

今後値上げしなくてもいいということにはならないと思うので、適正なところを定めていきたいと思います。今お話のあった具体的な中身は資料が無いと他の議員の皆さまはわかりにくいかと思うのですが、さまざまなシミュレーションをしながら方向性を定めていきたいと思います。時間は4年ほど経っているのですが悩ましかったのが、利用料が少ない人の料金をもっと抑えられないかという議論は確かにありました。そのことによってそれまでと値上げ後の比較をした時に、大きな差が出てきて、その差は全体の水道会計、企業会計の中でやっていかなければならない時に、大きな変化が起きると基本的に10トンという線は維持した上で定めたという現状があります。仮に、少量しか使わない利用者を定めた時には大きな変化が他の部門でも起きることを含めて判断をしていかなければならないと思います。

再質問 木村耕一郎

まさしく町長の答弁にあったように、27年12月に示された丸3の改定率で、一部の使用水量の措置、いわゆる8トンをやった場合、利用者の負担軽減は計られる一方、他の負担の偏りが広がり公平な改定にならないと。本当にそうなのか見てみました、9ページを。しかし20パーセントに比べて約800万円近く料金が上がる。当然のことですが。先ほども言ったように、改定率から見たら20パーセントなのに、48パーセント45パーセントと30何パーセントと。27トンぐらいまではずっと続きます。あと20数パーセント。ですからいわゆる全体の改定率のトータルどれだけ上がるのかと。これが20パーセントの時から比べて、700万円から800万円上がってしまうのです。基本水量を2トン下げておいて超過料金が上がるわけですから。20パーセントの基本料金もいただくわけですから、10トンからの20パーセントとは違って大きく上がるのは当たり前です。これは単純に数字を置き換えただけで、むしろ負担部分の広がりを少なくしなければならないのは当然の行政として考える話です。つまりこの20パーセントではなく、18パーセントや16パーセントでいいのです。そうすれば同等となり、負担格差の軽減になります。今まで20パーセント上げるのを10数パーセントになります。なぜなら700万円から800万円が上乗せなのです、単純な20パーセントよりも。課長でも部長でも答弁お願いします。私の数字が間違っていますか。町長、9ページの一番上、年間見込みです。この差が1と比べて727万円。一番上の囲みです。9ページの改定率を見てください。8トンまでは同じですが、それ以下は34パーセントから始まり20数パーセントまであります。これは数字上、抑えることができるのではなかったのかと聞いています。

答弁 水道課長 榎本

お答えになるかどうかわかりませんが、当時の資料の9ページのお話です。年間見込み額で差が727万440円とのことだと思います。先ほどの繰り返しになりますが、今となっては反省すべきシミュレーションだと木村議員はご指摘くださったと思います。極端な例も含めて挙げさせていただいた中で採用すべきではないと至ったとご理解いただければと思います。

再質問 木村耕一郎

もう少し配慮があれば、上乗せなわけですから、負担が大きいから廃止しようと。卵が先か鶏が先かの理屈ですが、しっかりとこれからシミュレーションを出す時に少量水利用、優しい行政への配慮が必要だと思います。包括業務についても平成14年の水道法改正以来、全国でどんどん包括業務委託が進んでまいりました。この部分は先ほど言いましたように特に専門職なので極めて職員の硬直化がうちの町も例外ではないですが起こりえます。これらの廃止、排除、クリア、解決しなければならない。もう一つはコストをどう削減するか。先日の道新では北海道が広域プランを作るとなっています。当然我が町も11ブロックの中に入りながら協議をすることになるかと思います。昨年の水道法改正民間事業者化とは全く違い平成14年の水道法改正における包括業務です。水道料金の徴収と施設の管理、給水サービス関連業務が三つ大きく分かれますが、これを包括すべきというかたちです。間違ってもコンセッションや民間経営とは言っていませんので、町長も他市町村を見ながら検討していくとありますが大いに期待したいと思います。最後に厚労省が推奨しているのが水道管理者、水道運営責任者がしっかりとしたアセットマネジメントを持つべきであると指導があります。我が町もしっかりと持つべきだと思いますが町長の考えをお聞かせください。

答弁 町長 馬場

今、水道管理者としてアセットマネジメントの考え方を持つべきだというお話でした。アセットマネジメントというかとうかは別として、ある施設、人的資源、財源を含めしっかりと管理しながら運営していくことは基本的に大事な要素だと思うので、その辺を意識しながら、他を見てという部分はあるかもしれませんが、しっかりと調査研究しながら斜里町水道としてよりよくなるような考え方で行きたいと思います。

出典:斜里町議会 令和元年6月会議 2019年6月27日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる