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斜里町議会 令和元年6月会議 2019年6月27日

(1)「天に続く道」大型バスに対応した駐車場整備計画は?/(2)適正な管理で、みどり豊かな美しい景観と住民にやさしい街路樹に

2019年6月27日、斜里町議会の一般質問で、若木雅美議員が「「天に続く道」大型バスに対応した駐車場整備計画は?」「適正な管理で、みどり豊かな美しい景観と住民にやさしい街路樹に」について質問し、町長 馬場が答弁しました。

質問者
若木雅美 議員
答弁者
町長 馬場

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 若木雅美

2項目、5点質問します。初めに天に続く道の大型バスに対応した駐車場整備計画についてです。昨年、展望デッキと駐車場が整備された峰浜地区にある天に続く道は、ますます人気となり多くの観光客が訪れています。展望デッキに設置された、トコさんのイラスト入り看板と一緒に撮った写真をSNSなどで発信されることで、より多くの方に知ってもらえていると考えます。知床へ向かう途中や知床からの帰りに天に続く道を訪れる観光客が増えていく中でも、駐車場が整備されたことから乗用車の路上駐車はほとんどなくなり大きな問題となっていませんが、駐車場スペースのない大型バスについては路上駐車をしなければならない状態です。展望デッキと駐車場を整備する際に大型バスの駐車場スペースを設けていない点について、大型バスの乗客はバスを降りずに車窓で景色を眺めていることが多いから、バススペースは設けずに整備するとの考えを伺っておりました。また、今後の動向を見ながら検討する考えもお聞きしています。駐車場スペースが整備されてからまだ1年ですが、天に続く道が人気を集めていることから早期に大型バスの駐車場整備が必要と考え、2点質問します。1点目は、展望デッキと駐車場の整備以降の利用状況と課題をどのように捉えていますか。2点目は、大型バスが駐車する場所を確保するためにはある程度の広さが必要となってきます。現在の町所有地だけで整備は可能なのかなど多くの検討課題があると思います。この点からも早期に検討に入るべきと考えますが、いかがお考えですか。2項目めは適正な管理で、みどり豊かな美しい景観と住民にやさしい街路樹に、について質問いたします。市街地を周ると街路樹が生い茂っている個所が見受けられます。電線を覆ってしまっている個所もあります。これらの街路樹は枝切りなどの定期的な管理がされていないのではないかと考えます。街路樹は夏期の気温上昇を緩和、遮音効果や防災機能、大気汚染の緩和などさまざまな役割を担っています。さらに市街地の景観を快適にして住民にやすらぎをもたらしています。しかし適正な管理・維持していかなければ枝の張り出しで道路標識や信号機が確認しづらく、電線を覆っている木が台風などの強風で倒れた場合は電線を切ってしまう可能性もあるのではないでしょうか。住民の安心・安全に視点を置いた街路樹の管理を図っていくべきと考えるため3点質問します。1点目は、どのような方法で実施していますか。住民からの改善要望はありますか。2点目は、街路樹の更新、新設などの計画はどのようになっていますか。3点目は、住民の安心安全に視点を置いた街路樹となるように定期的な管理の強化を行っていくべきではないでしょうか。以上町長の考えをお聞きします。

答弁 町長 馬場

若木議員のご質問にお答えします。はじめに、1項目めの、天に続く道、大型バスに対応した駐車場整備計画は?についてお答えします。1点目の、昨年度実施した駐車場と展望デッキの整備以後の、利用状況と課題についてですが、昨年度の整備は、主に路上駐車対策と観光地の魅力向上策の一環として行ったものですが、議員ご指摘のとおり、乗用車の路上駐車はほぼ解消するなど、整備自体も概ね好評であり、新たな観光スポットとして定着しつつあるものと捉えています。同時に、メディアなどへの露出がさらに増え、利用者数も依然として増加傾向が続いていますので、さらなる課題が生じつつあるのも確かです。具体的には、駐車場や展望デッキ、看板の整備によって、平均滞留時間が整備前の約3分から整備後には約11分と大幅に伸びています。これは、道路のセンターラインを中心に眺めるという観光地としての特質上、写真撮影できる場所が限られているために、繁忙期には写真撮影待ちをする人が見られ始め、これによって、駐車場の回転率が下がり、混雑感が高まっており、時期・時間帯によっては、駐車場に入れない車も発生しています。また、急勾配地での駐車場となっているため、バイクの駐車スペースを十分に確保できていないことや、大型バスの駐車スペースがないこと、さらに昨年9月定例会で議員からご質問があったとおり、隣接農地の作物の種類によっては防疫上の懸念があるものと捉えています。次に2点目の、追加整備の検討についてですが、議員ご指摘のように、仮に大型バスに対応していくためには、現状の町有地内で駐車スペースを確保することはできませんので、隣接の農地を購入または借り受ける必要があります。しかし、より難しいのは、大型バスを1台でも受け入れるとなると、同時に40人もの観光客に対応できるようにするべく、展望デッキ自体の大幅拡充や、安全な滞留場所の確保が必要となるほか、滞留時間が延びることでトイレやゴミといった新たな課題が生じ、現状以上に混乱を生じさせる恐れが高くなるものと考えられます。いずれにしても昨年度の整備は暫定的なものでありますが、現状の条件下において、過大な整備が大事な観光ポイントとしてのイメージ自体を損なうことがないよう、より正確な現状や課題の把握に努めた上で、今後の対応を検討していく考えであることを申し上げ、1項目めの答弁といたします。次に2項目めの、適正な管理で、みどり豊かな美しい景観と住民にやさしい街路樹についてお答えいたします。1点目の街路樹の管理方法と住民からの改善要望についてですが、議員ご指摘のとおり、枝張の大きい樹木は、車両の通行の際に信号機や道路標識の視認性を妨げる場合があるため、日常のパトロールのほかにも警察との連携も図り、枝払い等を行っているほか、住民や自治会からの改善要望についても適宜対応を図っているところです。また、電線を覆っている枝張りについては、電線所有者である北海道電力やNTTが自らの施設の維持管理のための枝払い等を行っています。次に、2点目の街路樹の更新、新設計画については、現在、街路樹の樹種や本数等の調査、全体確認を行っているところでありますので、今後においてはこの結果を参考に、街路樹の更新等も含めた維持管理を計画的に進めていくことが必要と考えています。次に、3点目の定期的な管理の強化については、街路樹の持つさまざまな機能を十分に発揮し、健全で美しい樹木を維持していくためにも、定期的なパトロールを強化し、安全・安心な道路環境の確保のためのせん定をはじめ、倒木の危険性や交通安全上の支障となっている街路樹の撤去などを適宜実施し、街路樹の維持管理に努めてまいることを申し上げ、若木議員への答弁といたします。

再質問 若木雅美

再質問いたします。1点目の天に続く道の大型バスに対応した駐車場整備についてです。昨年実施した事業によって誘導が計られ良い結果だったと思うのですが、最初から心配したように大型バスの観光客の方が降りて写真を撮りたいということが予想どおり続いています。観光バスの方に話を聞いたら観光ルート要望の中に必ず天に続く道が入るようになっているそうです。通りたいがバスを停める場所がないので結局路上駐車をして観光客を降ろしている。海側に向かうようにバスを停めるとデッキから海側に向かう景色を遮ってしまい、他の観光客の方が残念な顔をするという話も聞きました。写真を撮られる方はいい景色を撮りたいのはみんな一緒だとわかっており、待ち時間などは理解した中で譲り合って撮っていると思うので、駐車場を整備して全ての景色を見ながら安心して楽しんでいただくという視点の整備が必要だと思います。課題はとても多いと思います。町有地は縦に勾配が高いという点もありますが、農地を借りるだけではなく高い位置まで持っていって平らにする、計画を入念にすることでできるのではないかと思います。最初の課題についてですが、バイクの方がうまく駐車スペースを確保できない点があり急勾配ということで上のほうに平らなところを用意しているが、そこまで押していくのが大変で、結局停めてはいけないデッキの左右のところに停めて順番を待っている方もおられるので、バイクの方が安全に停められる計画もすべきと考えますが、この点について改善する考えはありますか。

答弁 町長 馬場

バイクについてはそれほどスペースはいらないのではないかと思いますが、現段階で今後どうするかについてはっきりした方針はまだ立てておりません。現状をしっかり捉えた上で何が必要で何ならすぐにできるかを見極めながら対応することが大事ではないかと思いますので、ご理解いただきたいと思います。

再質問 若木雅美

大型バスを停める駐車場の話に入ります。農地を借りる、購入するのが一番有効な手立てだと思うのですが、大切な農地を農地以外にしなければならず、農地法の課題もありますし、所有者の方の理解も必要になります。農業者とのあつれきを無くしていかなければ理解も深まらないのかと思いました。昨年美瑛町に行った時、美瑛町は農業者と観光のあつれきを無くすために景観の良い地域に展望公園を町が整備し、町がトイレも設置しながら理解醸造をはかっていったという流れがあり、大切な観光スポットなので答弁の中には過大な整備が大事な観光ポイントのイメージを損なうとありますが、適切な整備をしなければ逆にイメージ自体を損なうという視点において、大型バスも停められるような新たな憩いの場所、観光の場所となるような整備も含めた計画をしていくべきと思います。さまざまな課題があるため状況を見ながらではなく、少しでも早く計画に取り組んでいくべきではないかと思うのですが、この点はいかがでしょうか。

答弁 町長 馬場

図らずも若木議員がお話されたように農地を借りるなり取得するなりしなければなりませんが、それ以前に農振法でかかっている農地が無くなるという現実があるわけです。その課題をどう捉えるかという課題も一点あると思います。確かにバスでも天に続く道の展望、海を含めた展望の景観の良さを多くの人に楽しんでもらいたい思いはあるのですが、それをつくるにあたっての課題として農振法の問題がありますし、バスは1台でも30から40人乗っています。待てるという話もありましたが、相当の人数があのエリアにいることになります。あの展望デッキも相当拡幅しない限りできないという点があります。また答弁でもお話したとおり、当然滞留時間が長くなればトイレの問題、水回りを含めて起きてきます。仮にトイレを作るとなっても汲み取り式とはなりませんから水洗トイレとなります。そうすると水道が行っていない地域ですからさまざまな問題が次々と浮上します。どうすることが、多くの人の求めに応えながらも今の状況を維持していくのは相当難しい問題ではないかと思います。すぐにというお話でしたが、隣接地または所有地の奥も含めてなどさまざま比較検討をしながら現実性のあることは何なのか見極めていく必要があると思います。

再質問 若木雅美

待つ人が増えるから整備しない考えではないということだと思います。トイレの問題は日の出漁港のように整備しないでいた後で、ああいう状態になってしまった後で手当てができないこともあると思います。さまざまなことを勘案した計画でなければ景観を守った観光スポットにならないと思うので、十分に情報を収集しながら考えていっていただきたいと思います。次の街路樹についての質問です。今回質問に至ったのは街路樹で大きな木がたくさん斜里町に残っており、この木が枝切りはされているのですが、高さが大きく太くなってしまったものについて、街路樹が私たちの暮らしに効果的というのはわかるのですが、太いまま置いておくことが本当に適正なのかを考えました。枝切りについて電線にかかった枝は事業者さんが行っているとのことですが、コストがかかる事業者も問題なので、自分の電線に影響がある木しか切らなくなるとのことで、変形した街路樹が残ってしまいます。景観という視点ではきれいな街並みになるのかという点があるので、業者の力も借りなくてはいけないが景観に配慮した維持管理が必要ではないかと思いますが、どうお考えでしょうか。

答弁 町長 馬場

街路樹の意義の一つは確かに景観だと思います。樹種によっていろいろな景観があると思います。どこまで重視するかもあるし1本1本で見ると、全体の街路樹、つながりの中での見え方もあると思うのでトータルで見え方を考えなくてはと思います。景観を無視するということにはなりませんが、どこまでできるかはなかなか難しいかと。さまざまな災いが起きるかどうかを中心に管理するのが基本にあるのではないかと思い、事業者も電気の線も通信の線もかなり丈夫だということでまず倒れても何でもないと言い切っており、ゆだねるしかないと思います。

再質問 若木雅美

木の寿命で朽ちるまで管理をしながら倒れる予定のない木はそのまま育っていくことになるかと思うのですが、緑が多ければ多いほどいいという訳ではなく景観が必要なので、計画的な更新も必要ではないかと思います。美瑛町では街路樹等景観整備計画を策定し、年次的に更新なり管理体制を構築していると聞いてきました。維持管理にはコストがかかるので、せん定の回数を減らしコスト縮減するために過度のせん定をしてしまって木の寿命を短くすることもあります。今回の答弁の中で現在さまざまな調査、全体確認を行うということなので、調査がまとまった段階では計画を作った上で大木についてはそのままではなく、更新という視点も入れた整備をしていただきたいのですが、どうでしょうか。

答弁 町長 馬場

議員がおっしゃったとおり今調査中です。どこまで高いままでいいのか、というお話がありましたが、街路樹の選定、樹種の選定はこれまでもいろいろ考えながらやってきております。実が落ちるのはだめ、落ち葉が落ちるのはだめだとか、いい面悪い面があり低木、高木それぞれあるのであまり伸び過ぎない樹種のほうがいいのではなど、検討をし今日に至っています。現在の状況をしっかり把握することが今後大事だと思うので改めてどうするのがいいのか、更新の視点も含めこの樹種は今後まずいとなれば一度に切って植え替える、ということにもならないので、やり方も含めて考えていきたいと思います。

再質問 若木雅美

ぜひそのように取り組んでいただきたいと思います。街路樹に関連して、落ち葉については周りの住民の方が理解の上で拾っていただいていると思うので、街路樹の花壇、土の部分にさまざまな自治会の取り組み、地域の方々の取り組みでお花を植えている所もあり、全く手つかずの地域もあります。手のついていない所は斜里町を訪れた方に目立ってしまうということもあるので、住民の活動に委ねるのか、そうするのであれば、誘導できる方法がないか、街並みに視点を置いた取り組みを街路樹の計画の中でも検討していただきたいがどうでしょうか。

答弁 町長 馬場

もう30年くらいになるでしょうか、青年会議所が花いっぱい運動ということで、地域の力を借りながら取り組んでいた時期がありました。なかなか全てを継続することは困難で、手が付いていないところもいくつか散見されるのが現状かと思います。理想は全てが綺麗な状態に越したことはないのですが、町の中でも誰も住んでいない所もありますし、今後どのようにしていけばいいのかは、改めて考えていく必要があると思うのでどこまでできるか。町でやるとなればお金もかかりお願いするといっても地域の方、団体の方に負担を強いることになるので、加減も見ながら考えていければと思います。

出典:斜里町議会 令和元年6月会議 2019年6月27日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる