みんなの議会

雄武町議会 平成19年9月議会 2007年9月10日

後期高齢者医療制度について

2007年9月10日、雄武町議会の一般質問で、村田博子議員が「後期高齢者医療制度について」質問し、町長 田原賢一、保健福祉課長 葛西隆が答弁しました。

質問者
村田博子 議員
答弁者
町長 田原賢一、保健福祉課長 葛西隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 7番 村田博子

発言通告に基づいて質問を行います。第1の質問です。これは後期高齢者医療制度についてです。高齢者は多年にわたり社会の発展に寄与し、かつ豊富な知識と経験を有するものとして敬愛されると共に、生きがいを持てる健全で安らかな生活を補償されるものとする。これは老人福祉法が出来た時のその理念です。私は高齢者が大切にされ、生きがいの持てる社会は現役世代の人たちにとっても安心して生活できる社会だと思います。町長はどうお考えでしょうか。

答弁 町長 田原賢一(町長は2011年9月まで)

私も同感でございます。

質問 7番 村田博子

さて、来年4月スタートの後期高齢者制度について、多くの人がまだ分かっていないのではないでしょうか。知らされていることは平成20年スタート、75才の全ての人が加入、強制です。一定の障害のある人、65歳から75歳未満の人も加入です。保険料は年金から天引きということです。このこと皆さん本当に知っていません、このことすら知ってない人もいたり、話をするとこんな声が返ってきます。なぜ夫や子供の保険に75歳過ぎたら入っていられないのですかとか、それから介護保険でも大変なのに少ない年金から国保税まで引かれては生きていけないよ、年寄りは病院にも安心して行けず、死ねということなのか、など不安や悲しみ、怒りが聞かれます。そして保険料さえまだ決まっていず、11月に広域連合で決めるとされています。この中でまだ知らされていない、それからきちっと全然決まってないことがいっぱいある。その中で2、3挙げてみます。ひとつは、これまでは70才以上の高齢者は障害者や被爆者、難病と同じく保険料を滞納しても保険証を取り上げてはならない、というふうになっていましたよね。それが改悪されます。そして1年以上滞納で特別な事情がない限りは資格者証が発行され、病院の窓口で全額負担となります。75歳のお年寄りですね。でまた、1年6か月滞納すると保険給付の一時差し止めとなり、医療保険からも排除されてしまいます。このようなことが今行われようとしています。2つ目は、来年から健康状態全般を対象とした健診から、メタボリック症候群に限定された健診となります。そして75歳以上は、これは除外になってます。努力義務というふうになってます。これも75歳以上は広域連合が出来たので、そこでやらなきゃ、そこでどうするのかという事になってきます。健診すら75才以上のお年寄りは除外される心配があります。それから75才以上の病院への診療報酬が定額の方向で話されています。ですから、お年寄りは定額になりますので通院回数や入院制限なども起きてくる。また75才以上の人は病院にとっては招かざる客というふうになる危険がはらんでいる。このようにこの制度は医療費の適正化の名の下に75才以上の高齢者だけを別にし、医療費の伸びに応じ重い保険料を引き上げるか、それとも保険給付を抑えて必要な医療が受けられないか、どちらかを選択しても高齢者にとっては過酷な制度になるのではないでしょうか。このような状況の中でこの医療制度が4月からスタートで、町長は本当に高齢者の、75才以上の雄武町の高齢者の、医療を守ることが出来ると考えていらっしゃるでしょうか、伺いたいと思います。

答弁 町長 田原賢一(町長は2011年9月まで)

後期高齢者医療制度でございますけれども、今具体的に色々とこの制度の指摘をされましたけども、どこの情報か私には計り知れないんですけど、この制度そのものが村田議員の言われるように後期高齢者にとって非常に制度的によくない制度だというふうに私自身は認識しておりません。これは全国都道府県全て広域的に取り組みをする制度でありまして、北海道も当然全市町村がこの精度に加盟をするという内容でございます。私自身は決してこの制度そのものがお年寄りにとって悪い制度だというような認識を持っておりませんし、また具体的な内容については担当のほうでもご答弁をさせていただきたいと思います。

答弁 保健福祉課長 葛西隆(保健福祉課長は2011年3月まで)

この制度につきましてはただいま町長の答弁のほうからございましたように、来年4月から全国的に実施されるものでありまして、北海道につきましては本年3月1日に道内180市町村が加入し設立されました。北海道後期高齢者医療広域連合が運営主体となりまして実施されるものでありまして、平成20年4月から運営が始まるというふうに聞いております。町におきましてもこの制度の内容の部分につきましては6月号の町広報でお知らせした内容、その他資料的なものについてはございますけれども、まだはっきりした制度の分ではございませんし、只今村田議員がおっしゃった部分につきましてもちょっと初めて聞いた部分もございますので、ただこの制度の部分につきましては当然お年寄りの方々については理解されていない方もいらっしゃると思いますので、町におきましても広域連合のほうから流れてくる資料と制度の内容等が情報が分かり次第、町広報誌等で町民の方々に周知してまいりたいというふうに考えております。

質問 7番 村田博子

はい、わかりました。私、もう少し、去年6月にこの制度が国会で自民党、公明党の賛成で通ったんですけどね、共産党は本当にお年寄りがどうなるのかっていう色々な事例を出しながら反対しています。そして本当に町長、お年寄りにね、悪い制度ではないって、私ね、本当に簡単にそう言ってもらいたくないですし、本当にね、お年寄りがこの制度でどうなるのか。国は省令ころころ変わるし、役場の方も本当に情報知らされないで大変だと思います。ですから、ここのところは本当にそういう何か新しい制度が出てきた時には、やっぱり町長はこのことがその受益者にとって、雄武の町の人にとってどうなのか、広域連合なんだから広域連合がやってくれる、そこから何かが来ればそれでよし、それを知らせるだけではね、できない、済まない今の世の中の情勢やめまぐるしい変化だというふうに思ってますので、そこは先程もちょっと石山さんしっかりホームページもとかっていうことで、国でさえちゃんとした大綱的なものが説明されない、なかなか出てきてないというようなこともありますのでね、そこのところはもうこちらが機敏に捉えて、年寄りのために何を求めていくしか今はないというふうに思っております。それで、この制度の運営は北海道の後期高齢者医療制度広域連合が主体です。この連合の運営経費は全道180の市町村が負担します。そしてこの連合議会が8月7日に開催されました。予算は13億9,000万円が計上されました。市町村の負担割合は均等割が10%、75歳以上人口割が40%、自治体の人口割が50%です。それでこの広域連合の議員が試算をしてるんです。人口1,200名の西興部を例に取ると、均等割が77万2千円、高齢者割が22万4千円、人口割で15万2千円、計114万8,000円の負担となります。広域連合の事務経費です。そしてこのような形で見ると、西興部の均等割は村民1人当たり6,204円になるそうです。そして札幌で見ると市民1人当たり41銭。1円にも満たないそうです。実に西興部は114万8,000円の負担金の67%が均等割になっている。札幌は均等割は全体の0.2%でしかない。小規模町村には過重負担となり不公平なことが共産党の議員の発言で明らかになってます。このようなことから、東京や、多分このようなことからでしょう、東京都や岡山、高知は均等割は設けていません。福岡は2%、京都、大阪、高知は5%です。そこでこの議員は北海道の均等割をもっと軽減するよう、議会の中で求めています。それで、雄武町の後期高齢者の75才以上のお年寄りの状況、町では高齢者台帳が出来ているはずですね。そこで、行政は一番お年寄りの状況を掴んでいると思います。この制度についての説明と懇談会をぜひ実施していただきたいと思います。これは本来は後期高齢者、道の北海道の連合がやらなければならないことなんですけども、私達の町のお年寄りの医療がかかっている訳ですから、これは出てますね、北海道は全国8,000、月お年寄りの保険料は8,000円、試算で北海道は7,000円っていうような形で出てますよね。それで、そういうことが出てるということでも中間的に色んなことが今言われてることを高齢者に伝えながら、高齢者の声を聞いて上げて欲しい、広域連合に。ぜひそのようにやっていただきたいというふうに思います。私は本当に今このような状況で町長はどこからの情報か、っていうことで言われたんですけども、社会保障協議会というところがありまして、そこではお医者さんもいたり色んな形でこういう情報とか全部取り寄せてやってますので、色んなところで情報はあるし、私ももしあれであればチラシとか色々持ってますし、本当に先取りしていくということが本当に大事だというふうに思っています。私は今、この制度についてはこのような状況の中で四月スタートということは私には考えられないです。役場の仕事も大変だと思いますね。それで、私は本当に四月スタートの延期も求めて行きたいし、そしてそういう中止も含めた本当にそこまで考えて、この制度の見直しをきちっと考えていかないと、本当にお年寄りの医療を守れないというふうに私は思っています。それで、この後期高齢者についての最後の質問ですけども、ぜひ懇談会の実施を、説明と実施を求めたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 田原賢一(町長は2011年9月まで)

この制度の住民周知、当然これからの情報の中で本町が取り組まなければならない、そういう重要な仕事だというふうに認識をしております。従って、対象者はもちろんでございますけれども、町民のご理解も得られるような、そういう住民周知をぜひやっていきたいというふうに思っております。こういう制度は必ずしも新制度の中で100%ということにはならないんだろうと思いますんで、恐らく始まってから色んな矛盾点や課題が出てくるんだろうというふうに思います。そのことで制度の改正がなされないということではないわけでございますから、やはりより多くの人たちから意見を徴した中で、ぜひこの制度がもし地域の人たちにとって不利益な状況であるとすれば、その辺の発信もしながら制度改正についても意見を出して行きたいというふうに思っております。現段階ではもうすでに議員の選挙も終わったことでございます、構成も決まっておりますし、発足してからの課題も恐らくあろうかというふうに思いますから、その辺の視野も入れておきたいというふうに思います。

質問 7番 村田博子

そうですね、ぜひ町民に説明会すること、ぜひやっていただきたいし、町民の声を本当に聞いて届けていただきたいと思います。そして広域連合も、もう議会は2回目です、8月2日が。それで首長さんの議員もいらっしゃいますよね。私はこの管内で出た議員から情報を得て、今のことがわかったということで、ぜひ町長もそういう管内で出ている議員に色々なことを話していっていただきたいというふうに思います。次、2つ目に移ります。

出典:雄武町議会 平成19年9月議会 2007年9月10日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる