音更町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月15日
不妊治療の支援拡充と子どもを授かりたいと望む人への社会的支援について
2023年9月15日、音更町議会の一般質問で、伊藤萌里議員が「不妊治療の支援拡充と子どもを授かりたいと望む人への社会的支援について」質問し、町長 小野信次、健康推進課保健担当課長 統括保健師、保健福祉部長 堀田昇、総務部長 吉田浩人が答弁しました。
- 質問者
- 伊藤萌里 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、健康推進課保健担当課長 統括保健師、保健福祉部長 堀田昇、総務部長 吉田浩人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 8番 伊藤萌里
通告に従いまして、不妊治療の支援拡充と子どもを授かりたいと望む人への社会的支援について御質問いたします。日本では、夫婦全体の約4.4組に1組の割合で不妊検査や関連する治療を経験している現状があります。不妊治療患者の増加は晩婚化が大きな要因の一つですが、若年層においても婦人科系の疾患や男性側因子など多岐にわたり、原因が不明な場合も多くあります。このような背景もあり、不妊治療の件数が増加し、令和3年には同年の全新生児の約6%を占める6万9千人の新生児が体外受精によって誕生しています。令和3年度以前の全額自費の特定不妊治療は非常に高額であり、経済的理由により治療を最初から諦める人、治療途中で断念せざるを得ない人も多い現状がありました。令和4年4月から一般不妊治療・特定不妊治療ともに保険適用が開始され、本町においては、令和5年4月から保険適用の特定不妊治療に対し、上限額を7万5千円とする助成を開始しました。この町独自の助成は、不妊治療患者にとって更なる経済的負担の軽減に一定の成果を得られるものと考えます。しかし、特定不妊治療の現状は、頻回の通院や時間ごとの投薬などにより受診費用がかさみ、体外受精に伴う採卵術や胚移植術は先進医療を併用せざるを得ないことも多く、保険適用であっても高額な費用負担がかかります。治療の主なものは女性の体で行われるものであり、何度も苦痛を伴う治療に取り組んでも、妊娠、出産のゴールにまでたどり着けないケースはとても多く、経済的、精神的、身体的負担は非常に大きいものと言えます。また、道東においては治療可能な病院数が限られている現状があります。様々な選択肢の中から治療効果を期待し、管外や都市部の病院へ通院する人に対し、交通費や宿泊費の助成を行う自治体もあります。多くの人が働きながら不妊治療を続けていますが、急な受診が必要なことで仕事に支障を来しやすく、仕事と治療を両立できない、両立できなかった人の割合が34.7%という厚生労働省による調査結果が明らかとなりました。精神的負担や通院回数の多さ、体調面での負担など、働きながら不妊治療を続けることは負担が大きく、職場や社会の理解促進は治療を続けるための大きな励みになると言えます。少子化対策は、子どもが生まれてからの支援のみではなく、子どもを授かるための支援を必要とする時代になりました。働きながら子どもを産み育てたいという思いが尊重され、安心して治療を続けられること、子どもを授かりたいと望む人が様々な理由により諦めることなく治療に臨むことができ、その人が持つ可能性に最大限の力を尽くせるような環境づくりに社会全体で取り組むことが必要であると考えます。そこで、次の3点についてお伺いします。1、本町の特定不妊治療費助成の評価と今後の課題は。2、特定不妊治療が可能な専門外来が限られている現状に対し、十勝管外で治療を選択する患者への交通費等の助成の考えは。3、不妊治療に関する理解が社会全体で深まり、仕事と不妊治療を両立できる環境づくりに向け町はどのような取組をしているのか。以上、御答弁よろしくお願いします。
答弁 町長 小野信次
不妊治療の支援拡充と子どもを授かりたいと望む人への社会的支援についての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の本町の特定不妊治療費助成の評価と今後の課題及び2点目の十勝管外で治療を選択する患者への交通費等の助成につきましては、関連がありますので一括してお答えをいたします。国の調査結果によりますと、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある、または現在受けているという夫婦の割合は全体の22.7%であり、また、令和3年に特定不妊治療によって誕生した子どもは6万9,797人で全体の8.6%を占めるなど、生殖補助医療の進歩とともにその割合は年々増加をしております。不妊治療には、タイミング法や人工授精などの一般不妊治療と、体外受精や顕微授精など、より高度な治療である生殖補助医療があり、妊娠に至るまでには、不妊の原因の検査からその要因に合わせた様々な治療が行われておりますが、女性においては、排卵周期に合わせた通院が必要になることに加え、ホルモン刺激療法などの影響で体調不良が生じる場合もあるほか、男性においても女性の排卵周期に合わせた通院や治療への参加が求められるなど、不妊治療が夫婦にとって精神的・肉体的・経済的に大きな負担がかかるということは認識しております。これまでの本町の特定不妊治療費の助成につきましては、平成16年度から道の補助金の上乗せ助成として5万円の補助を開始しましたが、24年度からは助成額を7万5千円に増額し、28年度からは男性不妊治療費の助成を開始したほか、令和3年1月から、所得制限の撤廃に加え、新たに事実婚の方を対象にするなど、制度の拡充を行ってきたところであります。助成件数は、令和元年度が延べ47件、2年度が29件、3年度が48件で、そのうちの約6割が妊娠・出産に至っており、道の補助と併せて一定の経済的支援が行えたものと考えております。不妊治療は、国の少子化対策の一環として昨年4月から保険適用となり、経済的負担の軽減が期待されましたが、先進医療として国が位置付けた治療については保険適用外で全額自己負担となり、治療法によっては道や町の助成事業が行われていた保険適用前よりも自己負担が増えるケースもあることから、本町では、本年4月から、先進医療を含む特定不妊治療について7万5千円を上限に新たな助成を開始したところでありますが、これまでの申請者数は8月末時点で1件であることから、今後の申請者数の推移も含めて現状把握に努めたいと考えております。なお、これまで不妊治療を受けるためには札幌や旭川などの十勝管外の医療機関に通院する必要がありましたが、令和2年4月に十勝で初めての不妊治療の専門外来となるおびひろARTクリニックが開業したことにより、通院の負担が軽減されておりますが、十勝管外の医療機関での治療を選択する人が令和2年度は7人、3年度は6人と一定数いることや1回の治療に対して通院回数が平均5回から8回程度になることから、町といたしましては、不妊治療費以外の経済的負担があるものと認識しており、今後においては現行の特定不妊治療費助成事業の更なる拡充を検討してまいりたいと考えております。次に、仕事と不妊治療を両立できる環境づくりに向けた、町の取組についてでありますが、国の調査結果によりますと、不妊治療を経験した人のうち、治療と仕事を両立できないことを理由に離職した人の割合は15.8%、両立できずに治療をやめた人の割合は10.9%となっており、両立に困難を感じる理由については、通院回数の多さや精神面での負担の大きさ、通院と仕事の日程調整の難しさなどが上げられておりますが、職場内における不妊治療への理解があまり浸透していないことなども要因の一つと考えられており、不妊治療を受けながら安心して働き続けられる職場環境の整備を進めていくことが重要であると認識をしております。不妊治療と仕事の両立につきましては、令和3年4月に、内閣府及び厚生労働省が、日本経済団体連合会、日本商工会議所、全国中小企業団体中央会などに対し、不妊治療と仕事の両立ができる職場環境の整備について要請を行ったほか、令和4年4月からは、不妊治療と仕事の両立に取り組む優良な企業を認定する「くるみんプラス制度」の創設や両立促進に取り組む中小企業事業主に対しての助成金の支給、本人・職場・同僚向けの両立サポートハンドブックや事業主向けのマニュアルの作成など、国においても様々な支援や取組が開始されております。今後、働きながら不妊治療を行う人はますます増加することが予測され、不妊治療と仕事の両立のためには企業の理解が不可欠であることから、町といたしましても、庁内関係部署や関係機関と連携を図りながら、不妊治療に対する理解を広げ、子どもを授かりたいと望む人が働きながら安心して治療を続けられる環境の整備に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。休憩(午前10時56分)
質問 8番 伊藤萌里
御答弁ありがとうございました。では一つ目の質問、本町の特定不妊治療助成の評価と今後の課題について再度御質問いたします。町独自の特定不妊治療の助成は今年4月から開始したところであり、半年経過した時点で、現時点で、8月時点で助成申請者が1件ということでした。1回の治療にはそれなりの時間を要することや高額療養費制度との兼ね合いなどもあるため、申請には治療からのタイムラグが生じることも理由にあるかと思います。今年度の治療件数見込みを教えていただきたいんですけれども。お願いいたします。
答弁 健康推進課保健担当課長 統括保健師
(佐藤真由美さん)今年度の申請の見込みですが、これまでの申請の実績などから1年間で40件と見込んでおります。以上です。
質問 8番 伊藤萌里
今年度の治療件数の見込みが約40件ということで、現時点で半年、約5か月が経過した時点で申請がないことについて、不妊治療の助成についての情報が住民へ行き届いていない可能性もあるのではないかと思いますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
答弁 健康推進課保健担当課長 統括保健師
(佐藤真由美さん)周知につきましては、制度が始まるときに、広報、ホームページ、それから管内の治療機関であるARTクリニックさん、それから管内の産婦人科のほうにチラシやポスターなどを張らせていただいてお願いしております。申請は1件なんですけれども、問合せは何件か既に来ておりまして、随時対応している状況です。以上です。
質問 8番 伊藤萌里
町の動向については、住民の中でも日頃から関心があり、新聞や広報紙をよく読む人、また、ホームページを頻回に見るなどしない限り情報が届かない、また、ホームページを見ても必要な情報が記載しておらず、結局問合せをしないといけないという声をよく耳にします。この町で作成された不妊治療の助成のチラシに関してですが、こちらは医療機関……。ごめんなさい、今医療機関に関してはお答えいただいたということで、分かったんですけれども、チラシの内容を見たところ、採卵から胚移植まで至って1回の治療とみなされるように私は感じました。この1回の治療の定義というものが非常に大切であると思います。チラシには詳細の記載がなく、町のホームページに移動してよく読み込んでいくことで1回の治療の定義が、採卵したものの良い卵子が取れなかった場合や、また、培養段階で成長が止まった場合などの胚移植にたどり着けなかった場合も1回の治療とみなされ、助成の対象になるということがやっと分かるといった状況です。このチラシの部分、ほかの部分は分かりやすいと思うんですけれども、調べた際に、まず一番最初にこのチラシが目に入るものですので、助成を利用したい人にとってや助成のことを調べたい人にとって一番大切な情報である1回の治療の定義をはっきりと明記することで多くの人に分かりやすく伝わると思いますので、ぜひ内容の御検討をお願いいたします。せっかく町が独自で始めた助成制度ですので、我々議員も新しい助成などは住民へ伝えていきますが、まずは町が先導を切って工夫をしながら積極的な発信を行うことで、多くの対象者に情報が正しく行き渡り、活用してもらいたく思います。次の質問に移ります。令和4年度から人工授精などの一般不妊治療、そして体外受精、顕微授精や胚移植などの特定不妊治療が年齢制限や回数制限の条件付で保険適用が開始され、治療費が全額自費負担から3割負担となりました。令和3年度までの全額自費診療に対しては、国と自治体の助成事業として高額な費用負担への支援を行っていましたが、保険適用とともに終了しました。保険適用内の治療とはいえ、特に特定不妊治療に関しては、採卵術や体外受精には高額の費用負担がかかります。知人の話ですが、保険適用の採卵術から体外受精移植術まで、1回の治療に約20万円ほどの自費負担が生じたということです。保険適用前は50万から60万円が通常平均費用と言われていましたので、それに比較すれば安くはなっていますが、1回の通院にかかる費用も下がったとはいえ、先進医療を行うこともあり、保険適用といえども特定不妊治療費がいかに高額かお分かりいただけるかと思います。このような状況から、今年度より町が保険適用分の特定不妊治療の助成を御決断いただいたことは、多くの治療患者にとって経済的負担の軽減となったと思われ、不妊治療にトライすることへのハードルを下げるきっかけともなり、評価に値するものであると喜びの声も届いております。そこで、この助成額を1回の保険適用内の特定不妊治療につき、先進医療を含めて上限を7万5千円に設定したその根拠や経緯についてお聞きしたいと思います。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
7万5千円の設定の根拠であります。この7万5千円については、従来の保険適用前の金額7万5千円、それを用いた金額の設定としております。以上です。
質問 8番 伊藤萌里
助成額の根拠は従来の額と同等ということで今お返事をいただいたのですが、このときは国の助成制度があったので、従来の助成制度は、国、道、上限額30万円と合わせて1回の治療につき計37万5千円の助成が受けられました。先ほども述べましたが、保険適用に伴い国の助成制度はなくなったため、自治体独自の助成制度で患者の負担を軽減しようと全国の各市町村が動いています。この1年半が経過する中で、やっと道も自治体の助成に補助金を出すという形で新規事業が決定したということですが、町の助成額が240万円と予算を組んでいるのに対する補助としては、道のほうはちょっと消極的な額であるとも感じております。それでも、道の補助が受けられるようになる分、町の1回当たりの助成額を引き上げることは可能なのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
助成額の引上げということでございます。まず、不妊治療に関して、一般不妊治療、それから特定不妊治療、生殖補助医療です。それから先進医療ということで三つに大きく分けさせていただきます。一般不妊治療と生殖補助医療については昨年の4月から保険適用ということでございます。先進医療が保険外のものとなっており、今、伊藤議員がおっしゃるとおり、北海道が補助対象にしているのは保険適用外の部分の先進医療の部分で、それに乗じてほかの自治体でも不妊治療を始めたところもございます。音更町については、先進医療、それから生殖補助医療という部分を補助対象としているということでございます。そこを拡大ということについては先ほど町長から御答弁があったとおり、これから検討をしていきたいというふうに考えております。以上です。
質問 8番 伊藤萌里
ぜひ前向きな御検討をお願いしたいと思います。高額療養費制度がありますが、所得による上限額や月をまたぐ治療であること、また、先進医療は高額療養費制度は対象外であり、高額であることからこの制度による恩恵があまり受けられず、結局ほぼ自費負担となる額も多いという現状があります。このような状況で不妊治療患者にとって町独自の助成に大きな期待がかかっているわけですが、保険適用内でも治療内容によって費用に差が生じ、困難な症例ほど長期化しやすく、その分費用も高額となります。一般的に1回の特定不妊治療にかかる治療費は20万円程度となりますので、患者負担の手出しの部分がまだまだ高額であるという点について、治療している方の意見は町に届いているのでしょうか。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
対象の方の御意見ということでございます。今年から保険適用の部分についての町としての助成制度を始めたわけでございます。実際に申請を受けた方が今1件、それから、お問合せ、御相談いただいている方が今いらっしゃるということで、今、実際にはその中でしかお話がいただけないところなので、今現場で、この一般質問も受けたわけでございますが、また意見を聞きながら検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
質問 8番 伊藤萌里
対象の方の声をしっかりと聞き取って今後に反映されるよう積極的な調査を行い、妥当性について議論を深めていただきたいと思います。また、本町につきましては、令和4年度の1年間、年度をまたいだ治療に関する経過措置のみの助成であり、不妊治療に関する助成がありませんでした。その1年間で治療を行った人は、助成制度がなかったために、保険適用前に比べるとむしろ治療費が増えてしまったという声も聞きました。先ほども述べましたが、1回の治療で約20万円がかかる高額な治療です。令和4年度の1年間で特定不妊治療をされていた方の人数は把握されていますか。
答弁 健康推進課保健担当課長 統括保健師
(佐藤真由美さん)令和4年度の不妊治療費の治療者についてですけれども、こちらで分かるのはあくまでも申請されてきた方のみです。どれだけの方がやっていてというのは分かりません。その数ですが、経過措置の方、年度をまたいだ方の治療については助成を行っておりましたので、その方の人数というものは押さえておりまして、実人数で14人、延べ件数として17人というふうになっております。以上です。
質問 8番 伊藤萌里
なぜ助成がない空白の1年が生じたのかについて問いたいのですが、不妊治療費は保険適用後も高額になることは予測できていたのではないかと思います。継続すべきであった制度が打ち切られたことについてはどのような議論がなされたのでしょうか。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
まず、空白の期間があったということでございます。今までは全額が保険外ということで、令和4年4月から保険適用になったということで、今までの全額自己負担から大きく負担が減るということは、経済的な負担も減りますと。それから、保険適用になることで一律の治療にもなっていくということが言われている中で、町としては、まずは保険適用が優先されて、それが有効な手段というふうに認識したところでございますので補助の開始はしていなかった。経過措置のみということでございます。
質問 8番 伊藤萌里
保険適用によって費用負担が抑えられると多分誰もが、国も思っていたと思いますし、治療している方々も皆さん多分そこに期待をかけていたとは思うんですけれども、実際蓋を開けてみたら違ったという現状があることを考えると、ちょっと国の制度自体もやっぱりまだ不十分な部分があるのかなとは感じます。加齢とともに妊娠率は低下するため、少しの時間も無駄にはできないのが不妊治療であり、昨年度も何度も、経過措置の方で14人いたということなので、それなりの数、例年40人近くがチャレンジされていると思います。その間に無事に妊娠にたどり着いた人もいれば、妊娠にたどり着けず、現在も治療を継続している人もいると思いますし、残念ながら流産してしまう場合もあるなど結果は様々だと思いますが、皆さん高額の費用負担を背負いつつも、この助成なしの1年間、真剣に取り組まれていたわけです。昨年度の1年間町の助成がなかったことについては、多くの人が自分で何とか費用を工面するしかないと町に諦めを感じていたと聞きますし、貯金も減っていくわけですので、治療に励む人にとってはかなり厳しい状況だったということです。この状況はちょっと優しさに欠けるのではないかと思いました。このような方々に対して、昨年度の1年間の治療費に関して、何らかの形で遡って助成を出すということはできないのでしょうか。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
昨年の4月から遡及して不妊治療に係る費用の助成ということでございます。まずいろんな方の御意見も、声も聞きたいと。それから、医療機関、現場の方の御意見も聞きながら、どういったことができるのか、内部で検討はさせてもらいますけれども、まずは意見を聞きながらというふうに考えております。以上です。
質問 8番 伊藤萌里
今回のような不妊治療の保険適用に関する場合など大きく制度が変わる際には、当事者や関連機関にしっかりと意見を聞いた上で町の制度設計を見直すことが大切だと思います。その上で当事者に寄り添った内容になるように検討することが行政の役割であると考えますので、今後期待いたします。次に移りますが、現行の本町の助成制度では、保険適用となる特定不妊治療は、40歳未満で6回までの治療、40歳以上43歳未満は3回までの治療、そして43歳以上は保険適用外という制限があります。先ほども述べましたが、全額自費での治療は、1回の治療で50から60万円ほどの費用がかかると言われています。現在町内で保険適用外の特定不妊治療を受けている人の人数を把握していましたら、予測人数でも構いませんので教えてください。
答弁 健康推進課保健担当課長 統括保健師
(佐藤真由美さん)町で保険適用外の方を把握しているかということですけれども、人数は把握しておりません。
質問 8番 伊藤萌里
分かりました。では、助成の対象を保険適用の特定不妊治療、先進医療を含むという形にした根拠をお伺いしたいと思います。なぜ保険適用外の全額自費診療の人は助成対象外となったのか。どのような議論がなされた上での決定でしょうか。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
まず保険適用の件で、国の制度設計の中で、保険適用、40歳未満が6回、それから43歳未満が3回というようなことで国のほうで保険適用の設定がされております。これについては、女性の年齢の上昇に伴う妊娠率の低下だとか、妊娠に対する流産の率が高くなるとか、そういったリスクなども踏まえて国が、エビデンスというか、そういったもので設定されたと。町もその中で同様に合わせて設定をさせていただいたということでございます。以上です。
質問 8番 伊藤萌里
治療回数を重ねることでいずれ我が子を授かることができるかもしれないという希望を持ちながらも、40歳未満の場合の7回目以降や43歳未満の場合は4回目以降は保険適用による治療が受けられなくなること、保険適用外となるとそれに伴い大変な高額な自費診療になり、さらに町の助成も受けられなくなるという絶望感は我々の想像を超えるものだと思います。高額な費用を払えないのなら治療を諦めなさいと言われているように感じてしまうのもやむを得ないと思います。長期間先の見えない不妊治療を続ける中では、鬱病を発症したり、死にたいという希死念慮を抱えたり、夫婦間の関係の悪化や離婚に至る人も多い、いるということです。治療が困難な症例ほど長期化するため、治療費が高額となることもそれらのきっかけの一つになり得るものと思います。保険適用により費用が抑えられると思っていたものの、原則保険適用と自由診療の混合診療は禁じられていますので、診療の中で一つでも基準が外れる治療が含まれる場合、保険適用外となってしまうことへ戸惑う声も聞かれています。早発卵巣不全という病態に係る治療に使用するホルモン剤は保険適用外の治療になるなど、複雑な状況があります。かつて早発卵巣不全は不妊治療は不可能と言われていましたが、現在では治療によって子どもを授かることができる可能性も増えてきているということです。このようにその人の身体の状態に適した治療を選択するとなると、保険適用の治療を諦めて自費での治療を選択するしかないという人もいます。やむを得ず保険適用外の高額な全額自費負担の治療を受けている人が少しでも治療に係る費用負担が軽減されるためにも町の助成が適用されることを望みますので、こちらも前向きに御検討をお願いしたいと思います。次の質問に移りたいと思います。周囲の市町村について調べたところ、十勝管内の全ての市町村で昨年度4月の保険適用開始と同時に、もしくは今年度から独自の助成を行っています。全道では75の自治体が行っているということです。それぞれ独自の助成ということで、内容にはばらつきがありますが、1回の治療に上限15万円から30万円、もしくは治療に要した自己負担額の全てを助成、また、保険適用内、適用外問わずに全ての特定不妊治療患者に治療の全額を助成するという自治体もあります。自治体によって財政状況は違いますし、対象者の人数も音更町はほかの町村に比べて多いであろうことも想定しておりますので、一概に助成が多いところに合わせて我が町も助成をどんどん増やしてくださいというのは、そういうわけにいかないということも理解しております。それでも自治体ごとに差が生じると、助成の内容によってどれだけ真剣に不妊治療患者への支援、言わば少子化対策、将来的に生まれる可能性のある子どもの支援に取り組んでいるかという住民の評価にもつながります。実際にそのように感じているという治療に臨む人の正直な声も耳にします。その点については町はどのようにお考えでしょうか。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
今、議員のほうから道内でも75自治体の助成事業があると。その中で、助成額から様々な状態だということでございます。それぞれの自治体で財政状況、それから子育て支援の観点などでいろいろな取組がその制度設計に至るのかなというふうに思っております。ただ、ちょっと話ずれるのかもしれませんが、この不妊治療の助成で、実際に助成を受ける方は、仕事を休んで治療に行かれ、高額の療養費の手続のために、例えば国保なら役場の国保、社会保険事務所なりにまた仕事を休んで出向いて、一定の手続が終われば、今度は保健センターで不妊治療の助成の手続をすると。それがまた回数が重なれば重なるほど手続を何回もしなければならないということが起きます。各自治体、音更町も、助成をしなければならないというか、子育て支援、子どもを望む方に対して支援していこうという考え方は町としては持っています。ただ、制度の中で、その方が望む形が、本当に何回も仕事を休んで、いろんな窓口に足を運ばなければならない、そのたびに職場にちょっと、後ろ目じゃないんですけれども、御迷惑をかけるというようなこともあると思います。そもそもの保険適用の中で3割負担が本当にいいのかどうかというところも、やっぱり何らかの形で国のほうにも伝えていかなければならないのかなと。一番は、仕事を休んで、その中で病院で1回で終われば、その方が何回も役所だとかいろんなところに行かないで済む形になりますので、それが一番の子育て支援にはつながるのかなと。ただ、それは国の制度でございますので、町として今できる範囲の中で経済的な支援というのを考えていきたいというふうに考えております。以上です。
質問 8番 伊藤萌里
今堀田部長がおっしゃられたように、まさに助成制度に係る事務的な手続の回数の多さですとか、結局それによって仕事を休んだりしなければいけないという負担は治療する方にとっての大きな負担になってしまうというのは、何かどうなのかなという部分もやっぱり思いますし、国の制度自体がやはりちょっと不十分であるというところは本当に実感するところではありますので、その辺り、今後国のほうにもその声を届けていかなければいけないのかなとは思います。次の質問に移ります。二つ目の質問の遠方で治療を行う場合の交通費等の助成についてお伺いします。先ほどの町長の答弁にもありましたが、過去の人数でありますが、令和2年度には7名、3年度は6名十勝管外での医療機関の治療を選択する人がいましたということで、やはりそれなりの数の方が管外の治療を望んでいる。やはり道東では帯広市内の専門、ARTクリニックのみに患者が集中している現状があったり、あとは、可能な治療内容が違うというところで、それぞれ治療内容の選択や決断を患者の意思に沿って行っているということが分かりました。この治療の選択というのは患者に与えられた権利ですので、自由であるべきと私は思います。実際、治療費のみならず、交通費、宿泊費も伴うということで費用面の負担がさらに高まるので、本当は管外で受診したくても、ちょっと断念せざるを得ないという人もいる現状もありました。頻回な通院が必要ということで、交通費、宿泊費の自己負担が多額になるということで、交通費に関しても、先ほどの御答弁でも今後前向きに検討していただけるということでしたので、道の新規事業の中でも交通費の助成をする市町村に対し支援するということでしたので、北海道は広いですので、多くの地方の町村にいる不妊治療患者にとって交通費が負担となっている現状に合わせて、町のほうでもしっかりと検討していただければと思います。よろしくお願いいたします。次の質問に移りたいと思います。不妊治療と仕事が両立できる環境づくりについての質問です。不妊治療をしている人の約3割が仕事との両立を困難と感じている現状があるわけですが、これについて、町としては、関係機関への周知など、事業所向けのマニュアルの作成など、国の取組に合わせて取り組んでいくということで御答弁いただいております。こちら、答弁のほうにもありましたように、厚生労働省は、不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアル、また、不妊治療、不妊と仕事の両立サポートハンドブックを作成していますが、これらは実際に役場内ではどのように活用されているのでしょうか。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
これらのサポートブックなどでございますが、役場の中については、今、現段階では活用はしていないということでございます。
質問 8番 伊藤萌里
やはり町も主体となって、大切な職員一人ひとりが働きながら不妊治療を続けられるためにも、ぜひ町の職員全体が不妊治療と働くことを両立するには、当事者がどのような困難を抱えているかを知り、現状の理解把握に努めるよう、早急にマニュアルの周知をしてほしいと思います。町の職員にも不妊治療に取り組まれている人が少なからずいるのではないかと思います。人事院は令和4年4月に、国家公務員の妊娠、出産、育児に関する休暇の新設、有給休暇として出生サポート休暇を開始しています。休暇は原則として1年につき5日、体外受精など頻繁な通院が必要とされる治療を受ける場合はさらに5日を加えた範囲内とし、休暇の単位は1日又は1時間としています。総務省は国家公務員も同様に必要な内容の検討を進めるよう地方公共団体に呼びかけていますが、本町の職員には不妊治療休暇制度は導入されていますか。
答弁 総務部長 吉田浩人
職員の不妊治療に対する環境という御質問だと思いますけれども、今お話にありましたとおり、本町におきましても、職員の不妊治療に係る通院等のための特別休暇といたしまして出生サポート休暇、これを取得することができることとしております。今詳しくお話しいただきましたけれども、本町においても原則年間5日の範囲内で休暇が取得可能でありますけれども、体外受精、それから顕微授精に係るものである場合については年間10日間の範囲内で休暇の取得が可能ということにしております。また、取得につきましては、1時間又は1日単位で取得ができると。これにつきましては、正職員のほか、会計年度任用職員についても同様に取得することができるという状況であります。以上です。
質問 8番 伊藤萌里
今、同様に出生サポート休暇というものを町でも導入されているということをお聞きして安心しました。やはり少子化対策の一つとして、まず国家公務員が先立って行って、地方公務員、民間へと制度を広げていくということを目指しているということですので、我が町においても、大切な職員が不妊治療や仕事を諦めることがないよう、ぜひ取組を進めていってほしいと思います。そしてそれと同時に、そのような休暇があるのであれば、なおさら先ほどのマニュアルですとかサポートハンドブックを活用して、ほかの対象、休暇を取る以外の人にも多分理解を進めていかないといけないと思いますので、ぜひともお願いいたします。不妊治療をしていることはとてもプライベートなことであり、デリケートなことでもあります。そのため、上司や同僚にはできるだけ知られたくないけれども、伝えないと治療が続けられないというジレンマに陥る人も多いといいます。一見健康そうな人が月に何回も有給を使い仕事を抜けたり休むことは、周囲から見たら不自然なことと感じられることでしょうし、休む本人にとっては、仕事を抜けて通院することの負担、仕事に穴を空けることの申し訳なさを抱えているといいます。逆に不妊治療中であることを上司や同僚にオープンにしていた場合には、周囲の理解を得つつも、治療の経過や結果を逐一周囲に知られること、聞かれることの負担を感じる人も多いといいます。このように精神的な負担が積み重なることでのストレスや、時には職場でハラスメントを受ける場合もあると聞きます。不妊治療を続けるがために退職を余儀なくされることは、あってはならないことだと思います。ぜひ我が町もこれらの不妊治療と仕事との両立が可能となるよう様々な体制を整えてモデルとなる取組を行うことで、民間企業や社会にとっての理解促進、新たな取組の拡大へとつながっていくことを期待しております。次の質問に移ります。国は企業に対し、不妊治療と仕事との両立を支援する助成金を行っています。北海道労働局で紹介をしていますが、不妊治療と仕事との両立のための職場環境の整備や休暇制度を推進する取組です。時差出勤制度、短時間勤務制度など治療している人も働きやすい環境づくりに取り組む企業に助成を出すことで、企業が不妊治療と仕事の両立をできる環境を整えやすくするというものですが、町はこのような企業の助成金制度について町内企業への周知や情報提供などは行っているのでしょうか。お願いいたします。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
現在、現段階においては、町から直接そういった周知というのはしていないというところでございます。以上です。
質問 8番 伊藤萌里
このような国による制度の情報の周知も町から企業に向けて周知することは、企業においても大切な職員を守ることになり、治療をしながら仕事を前向きに続けられることになりますので、ぜひ活用できるよう、周知、情報提供を町のほうからもされてみるといいと思いますので、御検討をお願いいたします。次の質問に移ります。不妊治療中であることを当事者はなかなか周囲の人には話しにくいといいます。話を聞いてもらいたいけれども、誰に相談してよいか分からない、また、話しても理解してもらえない、勇気を持って周囲に話したところ、かえって傷つく経験をしたというつらい思いを抱えている人もいるといいます。カップルの4組に1組が不妊治療や検査を受ける時代となり、不妊治療が大変身近なものになってきました。そこで、治療中の人が不妊治療に関する相談をできる場所が必要と考えますが、町は不妊治療に関する相談体制をどのように取っていますか。お願いいたします。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
普通の不妊治療に関する相談というのは今まで保健センターで受けさせていただいております。ただ、就労、仕事に絡めた相談というのが今まではちょっと町としては受けていないという状況です。今、国のほうでも、来年に育児・介護休業法というのを改正をする予定で、不妊治療、それから子育て、仕事を両立する方、それを応援する中小企業に対しての補助金の拡充というのを今検討しているというふうに今情報がございます。それには、同僚の方の仕事、不妊治療をする方が休んだりする部分について、同僚の方がそこをサポートすると。そのサポートするに当たっての応援手当というのを今検討というか、しているということもお聞きしております。今後、そういった就労、仕事をしながら不妊治療をしていくということも経済部と協力して対応していきたいというふうに考えておりますので、御理解を願います。
質問 8番 伊藤萌里
分かりました。例えば不妊症に関するフォーラムやセミナーなど、そのようなものの企画やピアサポーターの育成などもあると思うんですが、そのようなことに取り組む予定はありますか。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
今御提言いただいたばかりですので、そういったことも含めて、仕事と、それから不妊治療、子育てがどういう形でサポートできるのか、まずは内部、関係部署との中でまずは勉強していきたいというふうに考えております。以上です。
質問 8番 伊藤萌里
ぜひ内容を深めていってもらって、必要な相談支援などを行ってもらえたらいいなと思っています。不妊症という専門性の高い内容ではありますが、不妊治療経験者の中には、ピアサポーターとしてその経験をほかの人に役に立てたい、生かしたいという人もいると聞きます。経験があるからこそ語れることも多く、共感や共有ができ、相談者の安心にもつながると思いますので、そのような人材を確保し活用できると、不妊で悩む人にとっての思いに寄り添った支援になると思います。また、町独自の取組は、すぐには困難であっても、今はSNS上でもつながることができる時代であります。保健センターに電話をすることや足を運ぶことには抵抗を感じ、相談のハードルは高いかもしれません。調べたところ、現時点で町のホームページ上には特に相談先についての記載はないと思うんですが、厚労省のホームページには全国の不妊専門相談センターの一覧がありますが、北海道内は旭川医大のみで、電話か面接のみ、メールは不可というかなりハードルが高いものと感じます。これでは気軽な相談はできません。SNSであれば正直に打ち明けやすいという人も多いようです。不妊治療経験者やピアサポーターなどがつくるNPO団体も増えてきているようですので、国の委託事業などを受けている実績があり、信頼のおける相談機関なども増えてきていますので、ホームページ上にでもそのような相談機関の紹介や記載があると不妊症で悩む人にとってありがたいと思いますので、ぜひこちらも御検討ください。最後に私の思いを述べて終わりにしたいと思います。不妊治療患者にとっては、十分な助成制度があること、社会における理解が促進されること、相談できる場所があることの3点が整うことで、治療を続ける人の抱える負担は大きく低減される優しさのあふれる支援になると言えます。医学の進歩によって、これまで諦めるという選択肢しかなかったことが、諦めずに夢を実現できる時代となりました。不妊治療分野においては、国の度重なる制度の変遷を経て、やっと多くの人がチャレンジしやすくなったことは大変喜ばしいことであると思います。ホルモンバランスにより、妊娠しやすいと言われている20代から治療を始めていても、体質によっては妊娠が困難な症例もあります。若い年齢であればあるほど、保険適用による特定不妊治療の6回までの回数制限はあっという間に超えてしまいます。保険適用回数に上限があることでの焦り、助成が受けられなくなることでの経済的負担、周囲がどんどん出産する中で、自分だけがどうしてと周囲から置いていかれるような気持ち、子どもを授かれないことで社会に認められないように感じるなど、複雑な思いを抱えながらも、次こそあと1回1回の治療に強い思いを込めて取り組んでいる人がたくさんいます。検査や採卵術などの治療の多くはかなりの痛みを伴うものです。さんざん痛い思いをして、受診以外にも、毎日時間ごとの投薬、自己注射がある場合もあります。ホルモン剤などにより、心身ともに体調を崩しやすくもなります。本来健康な体にそのようなストレスをかけながらも、子どもを授かるために、期待を込めてつらい治療を頑張っている人がたくさんいます。また、妊娠を望む多くの人が、不妊治療以外にも、針治療などに通い体質改善に取り組む、サプリメントで栄養素を補整する、漢方薬でホルモンバランスを整える、嗜好品のコーヒーやお酒、甘いものを断つ、適正体重を維持するなど、治療以外のところでも小さな努力をたくさん積み重ねています。本来であれば、子どもの養育や学費など、家族や自分の将来のために充てられたはずのお金、時間をまだ見ぬ我が子のために費やしているのです。そうまでして子どもを望むのかと思う人もいるかもしれません。ですが、そうまでしてでもパートナーとの子どもを授かりたいと強く願う人がいるのです。皆さんの御家族や身内、知人にも実は同じ思いを抱えている人がいるかもしれません。周囲に言えずに悩みを抱えながら頑張っている人がいることを知ってもらい、その必死の思いに寄り添った支援を町にはお願いしたいと思います。町の幅広く奥行きのある助成が大きな助けとなるのです。ぜひ、新しく生まれてくる可能性のある小さな命のために必死に努力している人々の声をしっかりと聞いて、理解していただきたいと思います。また、この著しい少子化の時代にとって子どもは、夫婦のみでなく、町にとっても貴重な宝であることは間違いないと思います。子どもを大切にする町音更町をぜひ目指していってほしいと思います。最後になりますが、助成内容の妥当性を再度ぜひ御検討いただき、治療が困難な症例であっても、費用の心配がなく、納得いくまで治療を続けることができるような町民目線の温かい支援を改めてお願い申し上げ、私の質問を終わりといたします。ありがとうございました。
答弁 町長 小野信次
伊藤議員から、本当に自分の気持ちを込めての一般質問だったというふうに、誰しもが聞いてそう思ったなというふうに思っております。一般質問の数多くの議論の中、あるいは自分の思いということも含めてですけれども、言葉の中にもやり取りの中にもありましたけれども、私たちは人のせいにする気はありませんけれども、やっぱり国が遅過ぎたんだと思うよ。だってそうでしょう。30年も前から少子高齢化というものをでは具体的にどうするという中で、自治体間の競争だけやってきたんだよ。そして今に至って、本当に伊藤議員のように、今お話ししてくれたけれども、子育て支援だとか子育て対策と言って、生まれてからの支援だけがあたかも、受け取る側もそのように思ってきたのが今日までですよ。ただ、住んでよかった、あるいは住み続けたいという町の音更になるためにはというお話での本当に率直な御意見だったというふうにも思っております。さらには、答弁の中でも申し上げさせていただいておりますが、皆さん方がそこまでして、苦労して苦労して、しかし、その結果として、治療をされた、そしてまた、その結果が6割の方が、事例として6割は成功を見ているというものであります。ですから、6割の成功を見ているということは可能性のほうが大きいということですよ。そういったことを含めながら、今堀田部長はじめ佐藤課長さんはじめ、伊藤議員と議論のやり取りを聞きながら、私たちが今後にあって、今質問書の通告書の中にもありましたけれども、本当に生まれてからの支援はもちろん当たり前。でも、その子どもを授かるための努力に対する支援、だってそうでしょう。私たちが子どもを授かるとこまでは言えるけれども、子どもを産み育てまでも言える。でも、だから僕は言葉を使わないけれども、そういった努力している人に対する支援というのが、またこれから特に、こういった中で、子どもを授かりたいという願いを込めているわけだから。そういったものに対しての考え方はどうかと聞かれたときには、これは誰も皆さん同じだと思います。そういった意味で、長くは申しませんけれども、私たちも、今冒頭の答弁をさせていただいた中にもありますように、今日の議論も踏まえながら、さらには、私たちの気持ちの上では一歩進めたつもりではいたにしても、あなたがおっしゃるように、空白期間もあったというお話も、指摘もありますけれども、そういうことも全体を考えながら、今後にどういった手だてをするかと。そして、いま一歩も二歩も期待をするということでありますので、そういった中での期待に僅かでも応えてまいりたいというふうに思いますので、また今後ともその見識、知見、知識をこういった機会に私たちにも教えていただきたいし、世の中全体がそういった機運になるように、自らの活動もぜひ続けていってほしいし、私たちもそれに少しでも応えれるように頑張ってまいりますので、ぜひ御理解をいただきたいというふうに思います。ありがとうございました。