みんなの議会

音更町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月12日

児童発達支援体制の充実について

2025年6月12日、音更町議会の一般質問で、伊藤萌里議員が「児童発達支援体制の充実について」質問し、町長 小野信次、保健福祉部長 深谷邦彦、福祉課長 背戸田和広、学校教育部長 高橋規也が答弁しました。

質問者
伊藤萌里 議員
答弁者
町長 小野信次、保健福祉部長 深谷邦彦、福祉課長 背戸田和広、学校教育部長 高橋規也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 8番 伊藤萌里

通告に従いまして、児童発達支援体制の充実について一般質問いたします。子どもは未来を担う大切な存在であり、全ての子どもたちが自分らしく健やかに成長できる社会の実現は社会全体の責務です。特に、発達に特性や課題を抱える子どもたちへの支援においては、早期発見・早期支援が極めて重要であり、専門的かつ継続的な支援体制の構築が求められます。令和6年度の児童福祉法改正により、児童発達支援センターは、障がい児の健全な発達を支える地域連携の中核的機関として位置付けられました。通所支援のみならず、関係機関との連携・調整、保育所・医療機関等への巡回支援、家庭や保護者への相談支援など、多機能型の支援拠点としての役割が期待されています。本町では、現在2か所の子ども発達支援センターを設置して業務を委託し、発達に課題を抱える児童に対し、専門的・個別的な通所支援を提供しています。子どもが自分らしく生きる力を身につけ、将来にわたって社会の中で安心して暮らしていけるよう、地域における安定的かつ持続可能な支援体制の確立が必要であると考え、以下の点について伺います。1、本町における児童発達支援の現状と課題について。2、子ども発達支援センターを今後、地域連携の中核的役割を担う拠点として展開していく考えについて。3、早期支援につなげる観点から、5歳児健診の導入についての町の検討状況及び今後の方針について。4、発達に課題を抱える子どもたちへの「切れ目のない支援体制」の構築に向けた町の基本的な考え方と今後の具体的な取組について。以上、御答弁お願いいたします。

答弁 町長 小野信次

児童発達支援体制の充実についての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の本町における児童発達支援の現状と課題及び2点目の子ども発達支援センターを地域連携の中核的役割を担う拠点として展開していく考えについては、関連がありますので一括してお答えをいたします。児童発達支援につきましては、主に未就学の障がいのある子どもやその可能性のある子どもに対し、個々の障がいの状態及び発達の過程、特性などに応じて、日常生活における基本的な動作の指導、知識、機能の付与のほか、集団生活への適応訓練などの支援を行うものであります。現在、町内では通所による児童発達支援事業所が8か所あり、児童福祉法その他の関係法令に基づき、児童発達支援管理責任者をはじめ、福祉や児童指導員など、療育に必要な人員を配置し、個別支援計画により個々の状況に応じた支援を行っております。そのうち2か所は町が社会福祉法人に業務を委託し開設している音更町第1子ども発達支援センター及び音更町第2子ども発達支援センターであります。これらの子ども発達支援センターでは、国の「児童発達支援ガイドライン」に沿って事業の実施状況などの自己評価を行い、毎年、町のホームページで公表しておりますが、昨年度においては、保護者向けの勉強会を十分に開催できなかったものの、環境体制整備や業務改善などにより、おおむね適切に支援を行うことができたと評価をしております。なお、保護者からは、活動プログラムの改善要望や支援内容についての説明不足といった御意見がある一方で、「子どもの気持ちを丁寧に酌み取って支援していただいている」などの評価する声も多く寄せられております。また、近年においては、第1子ども発達支援センターの個別療育室を2室増設し、8室とするなど受入れ体制の整備を行ったほか、町内に新たな児童発達支援事業所1か所を開設されるなど、支援体制の充実が図られております。地域連携の中核的役割を担う拠点につきましては、国は、令和6年度から3か年を計画期間とする第3期障害児福祉計画に係る基本方針において、児童発達支援事業所を行う支援に加え、相談支援、地域支援など地域連携機能を担う「児童発達支援センター」を各市町村又は各圏域に1か所以上整備するとの目標を設定しており、十勝圏域には帯広市に1か所設置されておりますが、人員基準など指定基準におけるハードルの高さから、先月1日時点において道内では29か所の開設にとどまっている状況となっております。音更町では、第1子ども発達支援センターが、利用者の所属している幼稚園や保育園などへの訪問支援のほか、町が実施する3歳児健診や親子の発達を支援する教室である「のびのび広場」において、子どもの発達状況の観察や、保護者との発達相談を踏まえて支援につなげるなど「児童発達支援センター」の機能の一部を担い、中核的な役割を果たしていることから、引き続き、地域連携の機能を持った身近な障がい児支援の専門施設として、ニーズの把握や関係機関との連携強化など、支援体制の充実に努めてまいりたいと考えております。次に、3点目の5歳児健診の導入に関する町の検討状況及び今後の方針についてでありますが、現在、町では、乳幼児健診として、母子保健法で義務付けられている1歳6か月児健診と3歳児健診のほか、任意健診である1か月児健診、4か月児健診、10か月児健診及び2歳児健診を実施しております。乳幼児健診は、医師、保健師、管理栄養士などの専門職が従事し、月齢、年齢に応じ、疾病の早期発見、早期治療の目的として、スクリーニングのほか、身体、精神などの発育や発達の確認を行い、支援が必要と認められる場合には、保健師が子ども発達支援センターにつないだり、発達検査や児童発達支援事業所をはじめとする療育機関の見学に同行するなどの対応をしております。国は、出産後から就学までの切れ目のない健診の実施体制の整備を目的に、令和5年11月、母子保健医療対策総合支援事業において、5歳児健診の費用助成を開始し、令和10年度までに全ての自治体での実施を目指しております。国の「5歳児健康診査マニュアル」では、5歳児健診は、「幼児期において幼児の言語の理解能力や社会性が高まり、発達障害が認知される時期であり、保健、医療、福祉による対応の有無がその後の成長発達に影響を及ぼす時期である5歳児に対して健診を行い、子どもの特性を早期に発見し、特性に合わせた適切な支援を行うとともに、生活習慣、その他育児に関する指導を行い、もって、幼児の健康の保持及び増進を図ること」を目的としております。このため、5歳児健診では、医師、保健師、管理栄養士以外に、心理相談担当職員や保育士などの療育専門職の確保に加えて、就学に向けたつなぎの支援として、教育委員会の担当者の参加などを想定されるほか、支援が必要と認められた子どもが、保護者に対して必要な支援に円滑につなげられるよう、保健、医療、福祉、教育の各分野が連携してフォローアップ体制を構築していくことが重要とされております。こうした国の動向を踏まえ、町では、先月、保健師が5歳児健診のオンライン研修に参加したほか、先行して実施している自治体の情報収集を始めたところであり、医師をはじめとする専門スタッフの確保や必要な支援につなげるフォローアップ体制の充実など、庁内関係部局や地域の関係機関との協力体制の構築を目指し、早期実施に向けた検討を進めておりますので、御理解をいただきたいと存じます。最後に、4点目の発達に課題を抱える子どもたちへの「切れ目のない支援体制」についてでありますが、発達障害者支援法では、乳幼児期から学齢期、さらには、青年期などに至るまで、各ライフステージを通じた切れ目のない支援について規定しているほか、本人及び保護者を含めたきめ細かな支援や地域の身近な場所で支援が受けられる体制の構築なども求めており、発達段階や環境の変化に応じて、必要な支援を継続的に一貫して提供することが重要であると考えております。町では、子どもの発達の不安などにより専門的な対応ができるよう、障がい者基幹相談支援センターを設置し、相談支援専門員2人と公認心理師1人の計3人が発達に関する相談支援業務などを行っているほか、障がい福祉サービス事業者などで構成する障がい者総合支援協議会では、子ども支援部会や相談支援部会などにおいて、地域の課題において情報を共有し、関係者のネットワーク化を図るとともに、支援体制の整備について協議しております。また、必要に応じた保健、医療、福祉、教育などの関係機関における個別支援会議を開催し、子どもの特性に応じた支援を行うなど、本人及び保護者に寄り添った対応を行っております。町といたしましては、今後も関係機関との協働を一層深めながら、発達に課題を抱える子どもたちへの「切れ目のない支援体制」の構築に向けて、まずは、5歳児健診の早期実施に取り組むとともに、時代に合った支援体制の充実・強化に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。以上、答弁とさせていただきます。

質問 8番 伊藤萌里

詳細な御答弁ありがとうございました。では、発達支援について、現状と課題について再質問させていただきたいと思います。発達支援とは、答弁の中でもありましたように、主に発達に特性や課題のある子どもたちがその子らしく成長し、日常生活や社会生活に適応していけるような専門的な支援を行うことであり、乳幼児から学齢期にわたって、場合によっては青年期にわたって対象となるものであります。今回の私の質問は、児童福祉法に基づく児童発達支援サービスの該当となる発達障がいのある未就学児への支援について焦点を絞って質問をしていきたいと思っております。音更町は、おとふけ障がい福祉総合プラン2024において、障がいの有無にかかわらず、当たり前に生活できるまちの実現を基本目標に掲げています。その基本方針の一つには、子どもの健やかな育成のための支援とありますように、現在、第3期音更町障がい児計画に沿って各種施策を実施していることと把握しております。これを踏まえて詳しく質問していきたいと思っております。まず最初に、音更町の現状と課題についてお伺いします。発達に特性や課題のある児童が年々増えているという現状があると思うんですけれども、発達支援に関わる現場の方から聞いた話によりますと、前年度から利用を待っている方がいるという状況があり、年度初めの4月頃にはもう利用枠が埋まってしまう。それ以降がなかなか新規の受入れというのができない、難しい状況にあるという話を聞いております。その年々、発達に特性や課題のある子どもの数がちょっと増加傾向にあるという現状がありますが、本町においては、児童発達支援サービスの利用に当たって、待機している児童がどれぐらいいると押さえておりますか、お願いいたします。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

待っていらっしゃる方の関係につきましては、主に待っている方が、個別療育をやっている第1発達支援センターにあります。今年の4月の状況で申し上げますと10人お待ちになっているという状況にございます。ただ、その他の集団療育をやっているようなところに関しましては、待たなくても入れる状況にございまして、療育の仕方ですか、個別療育をやっているのが第1発達支援センターに限られるといったところもございまして、あと、個別療育ですと、どうしても一対一の指導ということで、人とマンパワーがどうしても必要になるといった状況もございますので、その点はちょっと心苦しく思っているところもございますし、ただ、その第1発達支援センターで個別療育にこだわってやってきた経過というのもございますので、そこは大事にしてまいりたいというふうに思っております。以上です。

質問 8番 伊藤萌里

第1発達支援センターの個別療育というところがマンツーマンで行っているのでどうしても待ちが生じてしまうという状況は分かりました。では、相談療育はすぐに受入れができている状況があるということだったんですけれども、相談につながるまでの期間というところをちょっとお伺いしたいんですけれども、保育所などで相談を保育士さんから勧められるという場合もあるようで、ただ、そういうちょっと相談してみたらどうという声をかけられた後も、いざ相談につながるまでにちょっと6か月待ちましたという声ですとか、相談が進んでサービスが受けられると決まった後も、支給決定に2、3か月時間を要するという場合もあるようなんですけれども、子どもは日々成長するもので、親としては一日も早く療育につなげてあげたいと思う方も多いのかと思います。この時期を何とか可能な限り短くできないのかというところと、もしくは待っている間の不安や疑問を解消できるような、町としての工夫や対応は何かされているのでしょうか。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

相談につながるまでの期間が2、3か月かかっているのではないかというお話につきましては、相談というよりも、発達検査に係る待ち時間だというふうに考えております。相談に関しては、随時保健センターでも受けていますし、障がい者基幹相談支援センターのほうでも受けますし、もちろん町の職員のほうでも随時受けておりますので、相談に関しては随時対応できているといったところでございます。ただ、その支給決定だとかに時間かかるといったことに関しましては、やはり医師の診断であるとか、発達検査をしてといったところがございますので、そこは待ち時間として、どうしても混んでいるという状況がございまして、2、3か月かかっているという状況は、これ、今に始まったことではなくて、ずっと続いていることにはなります。ただ、地域によっては6か月待ちだとか、そういった地域もあるようにも聞きますし、あと、これに対して町が一体どういう対応を取ってきたかというとこに関しましては、年を遡ると、本町の乳幼児健診の特徴というところで見ていきますと、法定でやっている1歳6か月、それから、3歳のほかに、先ほど町長が答弁で申しておりました1か月ですとか、4か月とかという健診の中で、特に特徴的なのは2歳児健診が挙げられております。で、この2歳児健診と、それから、のびのび広場といったものがございますけども、この2歳児健診は、発達障がいという言葉がまだ一般的に浸透する以前の平成12年、今を遡ると25年前からこれ、実施しております。で、これ、ちょうどこの平成12年という年は、音更町の人口が4万人を超えた年でございまして、当時の4歳以下の子どもの数というのは1,987人ということで、2千人弱いらっしゃいました。ただ、この後、また、人口増加傾向にあった年でございますので、2千人を超えていくわけでございますけども、先ほど松浦議員の御質問の中でも、令和6年は1,300人ぐらいという状況をお話しいたしましたが、このゼロから4歳児の数ということでいけば今よりも多かった時期になります。この平成12年から、この2千人以上の幼児に対して、こういった2歳児健診という任意で健診体制を整えて、発達が気になるお子さんを対応してきたというところは、音更の大きな特徴なのかなと思っていますし、これがあったおかげでその拾い上げというんでしょうかね、言葉が適切かどうかというところもございますけども、その気になるお子さんをサービスだとか、支援につなげてきた経過というのがございます。じゃあ、なぜ、この平成12年にこれができたかというと、丸山先生がいらしたと。丸山先生がきっといなかったらできなかったんだろうなというのがございます。あと、今やっている2歳児健診におきましても、聾学校の先生による聴覚の確認、出張教育相談というのもございましたし、そこは聾学校の先生が対応できる地域というのも、道内では非常に限られております。聾学校がある地域というのは、道内でいくと4か所しかございませんし、道東では帯広だけです。そのような環境にあって、聾学校だとか、盲学校、盲学校は3歳児健診で対応、御協力いただいているところでございますけども、そういった隙間を少しずつ埋めて対応してきたというのが音更町の大きな特徴であるというふうに考えております。以上です。

質問 8番 伊藤萌里

2歳児健診を取り組んだ歴史ですとかが、そういった背景があるということを今、教えていただき、町はその隙間の部分といいますか、法で定められた以外の部分もサポート体制を取ってきたということは分かりました。待ち時間の間のその不安や疑問の解消というところの工夫や対応というところに関しては、今、結構地域サロンでも発達支援の相談を受けたりとか、そういった取組もされている場所も増えてきてはいますし、あとは、SNSを皆さん活用、本当にされていて、逆にちょっと情報過多になってしまって不安の増大になるというパターンもありますけれども、そういう部分での、そうですね、家庭である程度調べて自ら動くというところにつなげられることも増えているのかなというふうに私自身は思っております。では、次に、子どもの発達に関して、やはり1番は、保護者、そして、保護者の次に子どものそばで日頃の子どもの様子を見ている保育士さんなどによる気づきは大きなきっかけになるのかなと把握しています。保護者は誰にどう相談していいか分からないって、最初の部分で多分思うんですけれども、保育士さんが子どもの状況をしっかり把握されているという場合も本当に多いと思いますが、保育所やこども園など保育施設と町はどのように連携を取っているのか教えていただきたいと思います。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

保育士さんとの連携につきましては、先ほどの2歳児健診とのびのび広場というお話ございましたけども、のびのび広場では、未就園のお子さんで気になるお子さんに来ていただいているような状況にございますけども、こういった、先ほどの2歳児健診も含めてですけども、こういった取組をすることで、続けてきたことで、保育園などから、気になるお子さんがいた場合に保健センターに連絡が来て相談につながるといったケースが、音更ではこういう仕組みができてきたといったところがございます。あと、そのほかに、近年では第1発達支援センターの、第1子ども発達支援センターの職員の方が巡回で所属所訪問というような形をとって相談に行ったり、園児の様子などを確認されているといった状況もございますので、そういったところで保育士さんとの連携を図ってきております。やっぱり過去を振り返って大きいなと思う、本当に頭が下がるなと思うんですけども、この平成12年から、25年前から、こういった発達に気になる子に目を向けてきたというのは大きなところかなと思います。今、5歳児健診のお話とかもございますけども、この2歳児健診で積み上げてきた歴史が、保育士さんの、保育士さんだけじゃなくて、保育園としてですので、こういった発達に気になるお子さんの理解だとか、その支援の必要性といった理解につながっていると思いますので、この辺は今後も取り組んでまいりたいというふうに思います。以上です。

質問 8番 伊藤萌里

平成12年から、25年前からそういった支援が始まっていたというところで、保育士さん自身とか、関わっている職員皆さんがきっとそういった意識を持ちながら、子どもたちの保育だとかに日々当たられているということで理解しました。では、次に、子ども発達支援センターの件についてちょっとお伺いいたしますが、支援センター、第1発達支援センターですけれども、個別療育を行っているというところで、現在、職員1人当たり20名ほどの児童をそれぞれ担当しているという状況があるとお伺いしました。サービスの提供に当たっては、それぞれ個別の支援計画の立案とか、面談、評価を行った上で適切な支援を提供するわけで、これ以上の人数を受け持つとなると時間的な余裕もなかなか難しくなってくるというところも課題にあると聞いております。サービスの需要がどんどん個別療育が高まっているというところの状況の中で、今後、現在、民間事業者も今、数か所増えているというところで、施設は選ぶことができる状況ではあるんですけれども、その個別療育という部分では、ちょっと今の第1発達支援センターは少し受皿としてはもういっぱいになってきているという状況がある中で、今後、現在の第1、第2発達支援センターでは受皿が足りなくなるというようなことも予測はされているのでしょうか。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

受皿が不足するかどうかというところにつきましては、やはり集団療育のことに関しましては、十分対応できているのかなと思います。ただ、先ほどからお話に上がっています個別療育に関しましては、やっぱり人、人材の育成というところがキーになってくると思いますので、その辺は人材の育成、確保というところは、現在委託している民間の事業者さんとも御相談をしながら考えてまいりたいと思います。もちろん、待ち時間が短くなったりとか、あと、希望どおりに、希望したときに子どもの発達を待つことなく、このサービスにつながる、療育につながるということができるのがよいのかなというふうに思っておりますので、その辺はなかなか思ったように進まない部分があるかもしれませんけれども、関係者と意見交換をしながら、環境整備に努めてまいりたいというふうに考えております。以上です。

質問 8番 伊藤萌里

分かりました。現在、町が委託しているマンツーマンの個別療育を主としている第1子ども発達支援センターと、小集団療育を主としている第2子ども発達支援センター、それぞれの役割がありますが、この2か所は併用ができないという点については、どのような理由から併用ができないことになっているのでしょうか。個別も小集団療育もどちらも経験することが必要な児童もいるという声も聞こえているので、その点についてお伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

確かに仕組みとしては、両方使っていい仕組みにはなっておりますけども、やはりそこは受皿の問題というのが現実問題としてございますので、やはりどちらか選んでいただきたいという、ここはお願いになってきますけども、マンパワーですとか、人材の育成、確保、そういったところもございますので、この点はどうか御理解をいただきたいと思います。以上です。

質問 8番 伊藤萌里

先ほども民間の事業者もあるというところで、割とその第1発達支援センターと民間の事業所とか、第2発達支援センターともう1か所の民間の事業所という形で併用しているということもあると聞いておりますので、その点について分かりました。次に、上限日数についてちょっとお伺いしたいんですけれども、給付決定、音更町においては児童発達支援サービスの支給量が主に上限が月に5日間、週に1日程度となっていますが、その根拠について教えてほしいと思います。休憩(午前10時49分)

答弁 福祉課長 背戸田和広

児童発達支援の給付の関係でございますが、決定につきましては、月10日ということで支給をさせていただいているところでございます。第1、第2子ども発達支援センターにつきましては、利用される方が多くて、いろんな方に利用していただきたいということで、基本的には週1回の利用とさせていただいているところでございます。以上です。

質問 8番 伊藤萌里

最大で月10日の支給がされるということで分かりました。児童の状況に応じた個別対応というところが場合によっては必要になるのかなと思ってちょっと質問させていただきました。心臓の疾患があったりとかして集団生活が難しい子がいるということで、例えば、保育園に通園が難しかったりする子が、あと、医療的ケアがあるなどの子が外出して他者との関わりを少しでも持てるような場所というところでは、こういった発達支援センターは大きな役割を果たせるのかなと思っています。今、保育施設などでも看護師を派遣して、そういった子の受入れも可能にというふうにはなってきてはいるので、そのあたりはきっと個別対応はされているということで理解はしておりますので、引き続き、そういった児童の状況に応じた個別対応というところをお願いしていきたいと思います。次に、二つ目の子ども発達支援センターに中核的役割を担う拠点とした機能を持たせるのかという点についてですけれども、国としては、枠組みとして4つの機能ということを目標としているとガイドラインにありますけれども、現実問題なかなかレベルの高いことを本当に求められているというふうに感じております。4つの機能として、幅広い高度な専門性に基づく発達支援、家族支援機能ですとか、地域の障害児通所支援事業所に対するスーパーバイズ・コンサルテーションですとか、地域のインクルージョン推進中核機能、また、地域の発達支援に関する入口としての相談機能という4つの枠組みがあるわけですけれども、実際に既にこの子ども発達支援センターがその役割を担っているという部分も十分にあるという部分は理解しております。ただ、やはり先ほども出ておりますし、どの分野においてもそうかなとは思うんですけど、専門職の確保というところは本当に地方の自治体になると困難な状況があるということで、この点についても理解はしています。ただ、最近、保健医療とか、福祉分野においても、地域おこし協力隊を活用するというような事例もあるようで、そのような案も町として検討してみてはとも考えています。自治体間で専門人材の取り合いみたいな状況になるという部分もどうかなという思いも一方ではありますし、実際はスキルのある方が実は町内に潜在しているという場合もあるかと思います。なかなか育児や仕事、育児や介護などで本当は働きたいけど、働けないという状況にある方なども実はいるというところも念頭に置いて、様々な工夫で潜在専門職の掘り起こしというか、活用できるような仕組みが構築していけることが望ましいのかと思いましたので、その点についてお願いしたいなと思っております。三つ目の5歳児健診についてお伺いしていきます。国は、2028年度までに100パーセントの導入を目指してポータルサイトを開設しております。ただ、やはり答弁でもありましたように、専門職の確保だとか、様々な課題が本当に山積みという状況は十分承知しております。ちょうど先日、新聞報道が続いたということもあり、道内でも少しずつ取り入れる自治体も増えてきているようにも思えたんですけれども、市町村の規模によって実施する際の課題は大変大きいということは伺っております。具体的に音更町で5歳児健診を導入するに当たり、本町の人口規模だとどのような課題があるのかというところについて、ちょっと具体的な説明をお願いしたいと思います。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

本町で5歳児健診をする場合の課題でございますけども、まずは、人材の確保といったところで、お医者さん、それから、遊びの場面をつくったりとかということも行いますので、そういった面では保育士、それから、相談対応する心理職、そういったところが一つ課題としてあるかなと思います。また、あと、その健診をやった後のフォローアップ体制ですね、相談ですとか、不安を抱えたまま健診をやって、不安を抱えたままで終わってしまってはちょっと厳しいものがありますので、専門機関へのつなぎですとか、就学までを見通してその支援体制、その辺は教育委員会とも話をしていく必要もあるかなというふうに思っております。その辺の課題の整理を今、これからしているところでございますけれども、来月、早速今、北見市で、先日、北海道新聞さんの報道でも出ておりましたけども、実施していると、発達相談という形で実施しているようでございますけども、そこに今、来月、チームを組んで視察に行く予定をしておりますので、その辺の実施状況もお伺いしながら、我が町に合った支援体制の5歳児健診の在り方というのを考えてまいりたいというふうに思っております。以上です。

質問 8番 伊藤萌里

早速専門でチームを組んで視察に行かれるということで、今後、5歳児健診の導入も前向きに検討されていくということで分かりました。実際に全員を対象、5歳児全員を対象とした健診ということがきっとすぐには難しいのかなとは思うんですけれども、導入段階として、例えば、その対象の児童のいる家庭に事前調査といった形で、希望するかしないかとか、何か気になるところがあるかどうかというアンケートなどを行って、対象とした児童に対して健診を行うといった方法は可能なのでしょうか、また、その際、国の補助金などを活用できるのでしょうか、お願いいたします。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

今、お話しあったように、現時点で考えているのは、事前にアンケートを送って、希望のあった方に対して対応するという方法で考えております。なかなか音更町の出生数で考えますと、全員の5歳児健診というのはハードルが高いかなというふうに考えております。また、健診に当たっては補助金の活用というのは可能でございますので、財源の確保も含めて考えてまいりたいと思います。以上です。

質問 8番 伊藤萌里

音更町においては、出生数よりも更に転入者もいるというところで、児童が増える傾向にあるということは伺っております。実際に健診の中では集団の遊びの場というのも確保しなくてはいけない。それを観察して判断するというところは、保育所に通っていたとしても、その園によって遊びの違いがあるですとかという、経験したことのある遊びだったり、ではない遊びというところでも、そこで、その場だけで判断するっていうのはやっぱり難しいのかなという部分も大いにあると感じております。子ども同士のやり取りも見ないといけないなど、本当に5歳児の特徴をその場で捉えるというのはなかなか困難というか、難しいことを求められているなというふうには感じておりました。ただ、3歳から就学前までの間に、言語や社会性の発達が進む段階である5歳児健診を行うことで、早期の療育につなげるですとか、取りこぼしを防ぐ、就学前の健診よりも早い段階で行うことで、時間に余裕を持って就学への準備も進めていけるということがメリットであると考えますと、課題は山積みだとしても、100パーセント国は求めて、実施を求めているという状況も求められておりますので、整備が必要な段階に来ているということですので、今後、スムーズな導入ですとか、その先の支援体制の構築が進めていかれることを期待しております。最後の四つ目の切れ目のない支援体制の構築に向けた基本的な考え方と具体的取組についてお伺いいたします。障がいのある子どもが生活する上で、通所施設、医療機関、リハビリ、行政、保育、教育など、本当に多くの機関との連携が大変重要になってきます。発達障がいに関しては、外観上分かりにくいというところで理解してもらいにくいことや、個別具体的な状態をほかの他人、関わる方へ一つずつ説明し理解してもらうということの困難さを保護者が感じている場合も多いと聞いております。そういった情報共有をスムーズに行うために、町はどのような体制を取っているのでしょうか。お願いいたします。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

状況、情報共有するための体制ということなんですけども、町長も答弁でお話をしておりましたけども、障がい者総合支援協議会というのがございますので、その中で各部会などもあるかと思いますので、そういったところで意見交換ですとか、情報交換、それから、そのスキルの共有ですとか、そういったところを図っているところでございます。あとは、個別具体のケースに応じて関わる方、関係機関というのも変わってきますので、そういったケース会議だとか、個別支援会議、そういったものを大事にして、そこを積み上げていった、件数を積み重ねていった先に共通して見えてきた課題というのも出てくると思いますので、そういったときには、新たな制度をつくったりとか、新たな仕組みをつくったりということで対応をしてまいりたいというふうに考えております。以上です。

質問 8番 伊藤萌里

それぞれで共有する会議ですとか、場を設けているというところは理解いたしました。子どもに関する情報共有に関する課題で一つちょっと紹介したかったことがあるんですけれども、帯広市においては、子育て生活支援ファイル「つなぐっと」という、障がいや発達に心配のあるお子さんを周りの人たちが支えるために、保護者が記入、記録して活用するサポートファイルというものがあります。障がいの種類に応じて4種類ありまして、障がいや特性に合ったものを選択できるようになっています。その子に合わせて、何が得意で何が苦手でなど、具体的な情報を記入することができて、ネットで記入して印刷ができるという仕様になっていて、これはなかなか便利なものだなと思いました。保護者にとってはいろんな人に同じ情報を伝えていくというところですよね。事業所ごとに様式が違うフェイスシートの記入があったりなど、本当にいろんな方へ情報を提供していくということはなかなかの負担になるという状況もあると思います。その情報共有の際の負担の軽減と複数の事業者や機関において、子どもさんの共通理解につながるのかなという案ですが、この案に関して、音更町でも取り入れていく予定などありましたら、是非取り入れていただきたいなと思って御紹介いたしました。そうですね、その負担や手間を少しでも減らして、子どもさんと過ごす時間に充てられたらいいのかなと思いましたので、是非御検討していただければと思いました。最後に御質問いたしますが、未就学児の発達障がいに対する支援体制について、これまで質疑してきた、質問してきましたように、様々なサポート体制を取りつつ、課題について調査研究なども進めていかれるということで理解はいたしました。子どもが成長を重ねて、いざ、小学生になるという、就学というステップアップは、子どもさん自身にとっても、保護者さんにとっても、ライフステージにおける大きな一つの目標になっていると考えます。これまでも本町においては、教育支援委員会を通じて、就学後も個別に寄り添った支援が続けられる状況にあると存じております。近年は、支援級のニーズも高まっている傾向にあると聞いておりますが、就学に当たって切れ目なく支援を提供するために、福祉分野、教育分野、それぞれどのような連携体制を取っているのかお伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 深谷邦彦

福祉、教育などの連携体制と、それから、先ほどお話のあったサポートファイルなんですけども、私、15年ぐらい前に障がい福祉係長をやっていたときに、ちょうどそういうお話が実際ございまして、手をつけたことがございました。一方で、いいねと言ってくださった方がいた反面で、こんなものつくってということで怒られたこともございます。落としたらどうするのということですね。こういうもの、大事な情報、個人情報を書き込んだものをつくって、これを持ち歩いて落としたらどうするんだい、責任取れるのみたいな話もあったりして、実際ちょっとつくって、使った方と使ってない方がいらっしゃったというような状況がございます。あと、実際、地域によってもつくっていたり、当時15年前でいくと、札幌市さんあたりは、ファイリングシステムでちょっとずつ増やしていくと、なかなかの量になるんですけども、そういったもので取り組んでいる自治体もございましたし、どうしてもその持ち物が多くなるという、通常、病院に行くにしても、保険証だけじゃなくて、障害者手帳を持ったりとか、そのほかにいろんなものがあったりとか、医療が必要なお子さんであれば、医療器具を持ち運んだりとかというのもあるという状況ございますので、持ち物を減らす観点からも、そういうのもあったらいいのかなというふうには思います。じゃ、それをまた独自に取り組むかということに関しましては、その地域の実際の保護者の皆さんだとかと意見交換しながら考えていきたいと思いますし、既存のほかの自治体で活用しているもの、それを流用するというやり方もあるのかなと思いますので、その辺は選択肢を広げて考えてまいりたいと思います。あと、それから、教育と福祉の連携体制といったところにつきましては、いろんな研修会とか、それ、福祉主催のものであったり、教育主催のものであったりとか、過去からありますけども、お互いにそういった研修に参加できるような仕組みというのは、仕組みというか、意識なんでしょうけども、そういった機運というのは、この十数年で発達障害者支援法ができて以降、今、特別支援教育と言っていますけども、それ以前は特殊教育と言っておりましたし、その辺の自立支援法が施行されたあたりから大分意識が変わってきたかなあというふうに感じております。また、その連携ということに関しましては、やはり個別のケース、個別の本当に一人一人抱えている問題ですとか、障がいの程度、内容、それから、その奥に、その子の状態だけじゃなくて、家庭の問題が奥に潜んでいる、見えないところですね、場合もございますので、個別具体のケースが上がってきたときに、関係者で集まって個別支援会議をやって、支援の方向性、もちろん本人の同意も取りながらといったところを大事にしてまいりたいと思います。それは今後も、これまでもそうでしたし、今後も大事にしてまいりたいと思います。以上です。

答弁 学校教育部長 高橋規也

ただいま教育支援委員会のことについてちょっと触れられておりましたので、その点についてちょっと御説明させていただきたいと思います。教育支援委員会につきましては、特別支援学校、もしくは小中学校の特別支援学級への入学、入級、それから、特別支援学級から普通学級への転籍等について審議する附属機関でございまして、メンバーとしては、医師、あと、町内の小中学校の校長先生、それから、養護学校の先生、それから、中学校区の特別支援学級を担当する先生、それから、町の職員等で構成していたところなんですけども、従来はそういった形だったんですけども、6年度にメンバーの改選がありまして、その際に従来まで児童福祉施設の職員、帯広の方だったんですけども、その方に代えて町内の保育施設で働いていらっしゃる保育士さんにメンバーに加わっていただいたのと、行政からだったんですけども、行政の中でも保育士、申し訳ありません。保健師さんに参加していただいて、過去から子どもさんの状況を詳しく知っていただいている方に委員会に参加していただいて、適切な就学先を決めるように、昨年、6年度から取組をまた改めてやっているところであります。以上です。

質問 8番 伊藤萌里

保護者のニーズだったり、その子供に合った就学先を選ぶですとか、本当に、あとは、専門性の高い療育が受けられる場所を選ぶ、その必要性を周囲の支えているメンバーで判断するというところは、保護者のニーズとすり合わせるというところは結構重要なところになっていくのかなと思いますが、教育支援委員会のメンバーの中には、日頃から、保育のプロである保育士さんですとか、保健師さんも追加されたという状況があったりすることで、より包括的なサポート体制が取られていくようにはなってきているということで理解しました。ここまで様々な視点から発達障がいのある未就学児に関して、町の取組ですとか、今後の展望などを聞かせていただきました。家庭のみでなく、周囲の適切なサポートを受けることで、発達に課題や特性のある子供たちが将来にわたってその子らしく生きる力を身につけていけるまちで、引き続きあり続けていってもらいたいと願います。以上で質問を終わらせていただきます。

出典:音更町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月12日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる