音更町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日
次世代を担うこどもの声を取り入れたまちづくりについて
2024年12月11日、音更町議会の一般質問で、伊藤萌里議員が「次世代を担うこどもの声を取り入れたまちづくりについて」質問し、町長 小野信次、保健福祉部長 堀田昇、子ども福祉課長 定村剛志、企画財政部長 深谷邦彦、副町長 宮原達史が答弁しました。
- 質問者
- 伊藤萌里 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、保健福祉部長 堀田昇、子ども福祉課長 定村剛志、企画財政部長 深谷邦彦、副町長 宮原達史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 8番 伊藤萌里
通告に従いまして、次世代を担うこどもの声を取り入れたまちづくりについて一般質問いたします。国は、令和5年4月、こども基本法を施行し、全ての子どもと若者が幸福な生活を送る社会の実現を目指し、こどもに関する取組や政策を我が国のまんなかに据えて強力に進めていくことを掲げました。本町においては、子ども・子育て支援事業計画の下、全ての子育て家庭を応援する、子育てに優しいまちづくりを進めています。その一環として令和6年4月にこども家庭センターを開設し、子育て世帯に対する包括的な支援対策の強化を図ること、また、次年度の施行に向け、現在、音更町こども計画の策定に取り組んでいます。こうして町が主体となってこどもに関する施策を充実させることは、こども基本法がうたうこどもを社会のまんなかに据えた町を目指す上で大きな転換期になると言えます。こどもまんなか社会を実現するには、当事者であるこどもの声を聞き、受け止めることが重要であり、我が国が批准した国連の子どもの権利条約第12条には、「締約国は、自己の意見を形成する能力のある児童がその児童に影響を及ぼすすべての事項について自由に自己の意見を表明する権利を確保する。」と明記されており、また、こども基本法においても、「全てのこどもについて、その年齢及び発達の程度に応じて、自己に直接関係する全ての事項に関して意見を表明する機会及び多様な社会的活動に参画する機会が確保されること。」を基本理念に位置付けています。このことから、本町においても、こどもの意見をまちづくりに反映するための取組が更に重要になってくると考えます。こどもが未来に夢や希望を持った人生を送る後押しは、地域社会全体の大人の責任であると考え、全てのこどもの声を取り入れたまちづくりを推進するために、以下について質問いたします。1、音更町こども計画の策定について、進捗状況は。2、こども基本法に基づくこどもの意見表明の場の確保や社会参加促進の活動について町の認識は。以上、御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
次世代を担うこどもの声を取り入れたまちづくりについての御質問にお答えをいたします。はじめに、音更町こども計画の策定に関する進捗状況についてでありますが、本町のこども・子育て施策を推進する第2期音更町子ども・子育て支援事業計画は今年度で5年間の計画期間を終えることから、現在、次期計画として、国の「こども大綱」及び現在策定中の道の「こども計画」を踏まえ、「子ども・子育て支援事業計画」、「次世代育成支援対策行動計画」、「こどもの貧困の解消に向けた対策についての計画」、「子ども・若者計画」を包含した「音更町こども計画」の策定作業を進めております。策定に当たっては、今年度は、就学前児童及び小学生のいる世帯への調査、中学生・高校生の生活と意識に関する調査、若者世帯への調査、未就園児の保護者への調査をアンケート方式で実施するとともに、子育てサロンくるみの利用者とのタウンミーティングや下音更小学校6年生の総合的な学習の時間を活用して意見聴取を実施したところであります。また、学識経験者や教育・保育関係者、子育て当事者などで構成される音更町子ども・子育て会議に計画策定を諮問し、全体会議と作業部会を合わせて5回の審議を経て、11月下旬に音更町こども計画の素案を作成したところであります。今後は、パブリックコメントや住民説明会で計画素案への意見を聴取し、必要な修正を行った上で、音更町子ども・子育て会議からの答申をいただいた後、計画の決定及び公表を予定しております。次に、2点目のこども基本法に基づく、こどもの意見表明の場の確保や社会参加促進の活動に関する町の認識についてでありますが、こども基本法第3条第3号には、「全ての子どもについて、その年齢及び発達の程度に応じて、自己に直接関係する全ての事項に関して意見を発表する機会及び多様な社会的活動に参画する機会が確保されること。」と明記され、「自己決定的な意見表明権」と「社会参画的な意見表明権」が規定されております。町といたしましても、こども計画の策定に当たっては、先ほど申し上げましたとおり、各種アンケート調査の実施に加え、直接意見をお聞きする場を設定してきたところであります。また、保育園や認定こども園、学童保育所などでは、こどもが自分たちで散歩の行き先を決めたり、書きたい絵を選んだり、イベントの企画や司会進行を行うなど、こどもの自主性を尊重する活動が行われており、各小中学校においても、コミュニティスクールを中心とした地域学校協働活動を通じて、児童生徒が地域美化活動や地域の催しなどの地域活動に参加する機会のほか、まちづくりへの提言、模擬選挙、職場体験、こどもリーダー研修会、こども体験隊などの社会的活動の体験機会を設けております。また、音更高校にあっても、ボランティア部や農業倶楽部などの生徒が、役場庁舎や道の駅をはじめとする公共施設の環境整備のほか、地域イベントに協力するなど、多くの地域活動に参加していただいているところであります。今後も、ワークショップやアンケート調査などを通じて、こどもや子育て当事者の意見を聴取する場を設けて、各種施策に反映させるとともに、こどもを社会の中心に据え、健やかな成長を地域全体で後押しし、未来を担う人材を地域全体で育む「こどもまんなか社会」の実現に向け、こどもたちの自主性を育て、意見表明や社会参画を大切にする取組を進めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 8番 伊藤萌里
それでは再質問させていただきます。まず、1つ目の音更町こども計画の進捗状況についてお伺いしていきたいと思います。まず最初に、こどもの定義についてお伺いしたいと思います。こども基本法においては、「『こども』とは心身の発達の過程にある者をいう」とされております。音更町こども計画の素案によりますと、基本目標2の「こどもと親の育ちを支える環境づくり」に関する施策の一つに、相談支援体制の拡充として、今年4月に設置された音更町こども家庭センターがあると思います。こども家庭センターは、資料によりますと、その対象が妊産婦とゼロ歳から18歳まで、その御家族との記載があるんですが、これは、母子保健と児童福祉法の観点から、これまでどおり家庭センターにおいては18歳までを区切りとしていくのか、それとも、今後こども基本法に基づいて18歳までの年齢制限はなくしていくことになるのかという点について、音更町として、こどもの定義についてどのようにお考えでしょうか。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
子どもの定義については、今伊藤議員がおっしゃるとおりであります。その中で、子ども家庭センターというのは、基本的には妊産婦、それから18歳までということになってきます。それ以上については、従前どおり、福祉課だとかいろんな部署の中で相談対応はさせていただきますので、また、令和4年から重層的支援体制も行っておりますので、その中で連携して進めていくということで御理解をいただきたいと思います。
再質問 8番 伊藤萌里
こども基本法が、子どもと若者を含めた支援という点において、年齢制限を定めないことでライフステージに応じた切れ目のない支援を重要視しているということ、また、様々な状況にある人を対象としているという点が重要であるのかなと思います。現代においては、今堀田部長がおっしゃったように、重層的な支援というものが必要となる複雑で解決困難な課題も多い家庭もあるということで、こども家庭センターの存在意義は高くなってくると思いますので、あえて年齢制限をすることがどういった趣旨で必要なのかなと思ってちょっと質問させていただきました。では次に、本計画の策定に当たり、こどもの意見反映についてお伺いしたいと思います。子どもや若者、子育て世帯へのアンケート聴取、タウンミーティング、総合的な学習の時間を活用した意見聴取等などの様々な方法で意見を集められたということでした。幅広い層を対象としたアンケートを実施されており、その結果において音更町の課題が何であるとされたのか、それを町として今どのように受け止めているのでしょうか。お願いいたします。
答弁 子ども福祉課長 定村剛志
アンケート等の意見聴取の結果ということでありますけれども、おっしゃるとおり様々な世代あるいは子どもから意見を聴取したわけなんですけれども、特に子どもからの意見といたしましては、屋内外の遊び場の充実ですとか、あと通学路の安全対策、それから放課後の居場所の、それからあと町内の商店街の充実とか、そういった意見が出されました。総じて、これは保護者のほうもやはり屋内外の遊び場の充実というところ、あとは経済的な支援、あと保育サービスの充実ですとか、そういったところを重点にされているというような結果がございました。施策としては、これまでの計画等を継続して行っていく施策もあるんですけれども、この屋内外の遊び場の充実、それから放課後の居場所づくり、それから通学路の安全対策、そういったところは、施策として今回の素案に反映しているところであります。以上です。
再質問 8番 伊藤萌里
子どもたちからの声として、屋内の遊び場が欲しいとか通学路を安全にしてほしいなどの意見が上がったということでした。アンケートを踏まえて、計画と整合性を持った施策を定めていくということだったと思います。それで、次なんですけれども、総合的な学習の時間ということで、下音更小学校6年生の児童らがプレゼンテーションも行ったということなんですけれども、その際にはどのような意見が挙がったのでしょうか。町への要望などもあったのかどうかをお伺いしたいと思います。
答弁 子ども福祉課長 定村剛志
先ほどのちょっと御答弁と重複するところはあるんですけれども、主なところでいきますと、まず給食の改善ですとか、あとは先ほど言った道路の安全対策のところ、それからあとは公共施設の充実ですとか、あと先ほど申し上げました商店街の充実、そういった御意見があったのと、あとは、屋内の遊び場のところで、体育館にアスレチックのようなものを設置してはどうかというような御意見もありましたし、あと、放課後の居場所ということで、放課後に、学童ではなくて、例えば学校の中とか公共施設の中に、勉強ですとかちょっとしたゲームができるようなスペースを作ってほしいとか、そういったような御意見があったところであります。以上です。
再質問 8番 伊藤萌里
給食の改善や道路の安全など具体的な声が上がってきたということでした。その声に対してどのようなフィードバックを行ったのかを教えていただきたいと思います。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
まず一つ御理解いただきたいのは、今回こども計画を作るに当たって、こども計画というのは、先ほど町長から御答弁していただいた子ども・子育て支援事業計画、それから次世代育成支援対策行動計画、それとこどもの貧困の解消に向けた対策、それと子ども・若者計画ということで、今年の1定の中で、附属機関条例の中で所掌事項を定めた内容を盛り込むことがこども計画であります。先ほど課長から御答弁申し上げた給食だとか、子どもさんですのでいろんなお話が出てきます。それについては関係部署と情報を共有しながら進めていくということで御理解いただきたいと思います。以上です。
再質問 8番 伊藤萌里
子どもたちへの返答という形では何かされたのかをお聞きしたいんですけれども。その挙がってきた要望に対して町側の答えという形で何か返答はされたのかということをお聞きしたいんですけれども。
答弁 子ども福祉課長 定村剛志
意見を出していただいたお子さんたちにフィードバックというところと存じますけれども、今段階でちょっと、まだ素案ができたばっかりなので、フィードバックというのはしていないんですけれども、これからパブリックコメントを予定しています。と同時にお子さんたちにも、こういうふうに施策に取り込んだよというところはフィードバックをしていきたいというふうに考えております。以上です。
再質問 8番 伊藤萌里
お答えありがとうございました。アンケートと学習の時間を通してということで、子どもたちの声に対して、せっかく意見を集めたのですから、そこには大人がしっかり町側として返すということがやはり真剣に向き合っているという姿勢になるのかなと思いますので、今計画策定中という段階ではありますけれども、可能な範囲でどういった形であれお答えするということをしていただければ、子どもたちにとっても、自分たちの意見が聞き入れてもらえたんだなということにつながるのではないかと思いました。アンケートと学習の時間を通していろいろな意見を聴取したということと、これから、12月下旬から1月にかけてパブリックコメントも募集するということですし、住民説明会も予定されているということですので、この際には、アンケートでは拾い切れなかった声ですとかを、更に幅広く当事者である子どもたちの個別で具体的な意見を拾っていくという必要があるのかなと。直接町に訴えられる機会というのはなかなかありませんので、その辺りに対して子どもたちを取り込むような工夫は何かお考えでしょうか。
答弁 子ども福祉課長 定村剛志
パブリックコメントにおいて子どもたちからの意見を聴取する工夫というところで、今考えておりますのが、この計画書というのが大変量が多くて、なかなかちょっと難しいというところがありますので、子ども向けの説明資料というものを作成をいたしまして、それを学校を通した中で意見をまた聞きたいというような考えでおります。以上です。
再質問 8番 伊藤萌里
やはりこの計画に関しては、子どもや若者自身が計画を見て理解すること、自分たちのこととして、自分事と捉えられることが大切であると考えます。パブリックコメントはホームページなどでも公表するということですし、子ども向け資料の作成というのは大変意味があることだと思いますので、是非ともそこをしっかり取り組んでいただいて、これを機に、このタイミングで子どもたちにも十分な周知を行っていただいて、率直な意見をお寄せいただけるような取組をお願いしたいと思います。では次の質問に移ります。今回の音更町こども計画の策定によって、これまでの子どもや子育てに関わる施策や支援の状況が今後どのように変化していくことを期待しているのでしょうか、お伺いいたします。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
このこども計画によって今後の施策がどのように変わっていくかというか、展開していくかであります。今段階で国はこども大綱だとかいろんなものを出してきております。ただ、具体的に今行っているのは児童手当が18歳まで拡充したとか。ただ、それ以降の部分でいくと、その財源をどうするか、医療保険支援制度で一月400円、500円を上乗せして財源確保するとか、そういったところが、まだ国の段階において未確定な部分がかなり多い状態です。その中で、今の計画が終了することから、来年度からの新たな計画ということで今進めておりまして、今の制度設計では、今の現状の制度をそのまま載せているというのが実情であります。これから、毎年計画については、今の執行状況はどうなのか、それから、また新たに国のほうで施策が出てきた場合にそれはまた追加するのかとか、そういった形になると思いますので、今の段階でどういうふうに展開するかというのはちょっとまだ不明な点であります。以上です。
再質問 8番 伊藤萌里
分かりました。実際に素案を見たところで、やはり今、これまでに行われている様々な子育て支援だとかこどもに関する施策を網羅されているんですけれども、目新しいものというのはなかなか難しいのかなというのが正直な感想でした。これから国の動きを見ながらという形になるかとは思いますけれども、音更町ならではのこどもの支援というところで、是非積極的に新たな施策を来年度以降取り入れていってもらえればと思います。次の質問ですけれども、いわゆる声が届きにくいこどもの声と言われるヤングケアラーや虐待、貧困などの状況下にあるこどもの声というものがあります。その中の重症心身障がい児や医療的ケア児などの声はどのように拾い上げているのか教えてください。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
医療的ケアの関係になります。こちらのほうはまた障がいの計画とも絡んでくると思います。また、伊藤議員もお力いただいております医療的ケアの支援部会だとか、そういった中のほうから、当事者の方々、保護者の方から意見を聞いて、必要があればこども計画、ただ、基本的には障がいのまた計画のほうになると思いますけれども、年齢は子どもさんでありますので、子どもの意見として町としては聞いていくということで御理解いただきたいと思います。
再質問 8番 伊藤萌里
ありがとうございます。障がい福祉の分野という形で、またここも難しいなと思うのが、子どもに関わることというところでは含まれるし、また、福祉の分野というところでちょっと分かれるというのが何とももどかしいところだなというふうに正直感じました。医療的ケア児などは、さんざん今までも私も申し上げておりますけれども、その御家族が子どもの声を代弁するということが非常に多い現状があると思います。御家族自身は四六時中切れ目なくケアを行っていて、声を届けたくてもなかなか届けられない状況にある場合がとても多いということを理解していただきたいと思います。改めまして申し上げます。ですので、行政サイドからの積極的な働きかけですとか、声を聞きにいく取組を引き続きお願いしたいと思います。それでは次に、二つ目の意見表明の場の確保や社会参加促進の活動についてお伺いいたします。これまでの音更町は、こども意見表明の場として様々な、答弁の中でもお答えいただいておりましたが、子ども、保育園や学童保育所などから始まり、小中学校、地域の学校協働活動や高校生のボランティア部など、様々な取組をされているということでした。今までのこの取組は、様々な取組をされてきたということですけれども、その中で、意見表明がいろいろされてきた中で、その意見をどのように捉えて、その中で明らかになった課題に対してはどう対応してきたのかを教えていただきたいと思います。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
まず、基本的な考え方なんですけれども、こども基本法の第3条のこどもの意見の尊重、これは、全般的に年齢や発達の程度に応じて、自分が直接関係すること、それから社会活動の中で自分の意見を表明することができますよということで、子どもの権利条約でいくと、これ、日本で日本訳するのは子どもの意見表明ですけれども、英語では聞かれる権利、大人がちゃんと聞くんだよというようなことで捉えております。あと、こども基本法の第11条、これも意見表明、施策に対して自分たちが意見を反映する、先ほどのパブリックコメントだとか、いろんな意見を計画の中に取り込んでいくというのが第11条のものになっていくと思います。今回、その遊びだとかいろんな部分については、第3条のところで捉えていかなければならないのかなというふうに思っております。冒頭で町長が申し上げた、子どもたちが散歩、例えば保育園でいくと、年少さんだとある程度大人が、保育者がある程度選択肢を与えた中で、子どもたちが、今日はちょっと公園行きたいとか、どこどこのところへ行ってみたいとか、そういったことが子どもたちの中で話合いながら自分で考えを表示する、また、学童だとか、年長さんもそうですけれども、本当に真っさらの中で考えていくとか、そういったところは、子どもたちの生育、発育の中で、成長の中で、子どもの表明権というのが重要な現場での取組だというふうに考えております。政策とか施策に反映するというのはまたちょっと、先ほどの冒頭の部分ということで御理解いただきたいと思います。以上です。
再質問 8番 伊藤萌里
こどもの遊びの内容の選択肢だとかを話し合って考えるという形で、こどもたちの意見を聞きながら様々な活動というか、場所を、活動をされているということが分かりました。意見表明は、子どもの権利という点においては、まだまだ多くの人の理解が必要ではないかとは考えています。こども基本法の第1条には「日本国憲法及び児童の権利に関する条約の精神にのっとり」と記載があります。また、音更町こども計画の素案の中にも、基本目標1に、権利及び利益を尊重する地域づくり、その施策として権利に関する理解促進が挙げられております。この子どもの権利についての理解は、現場で遊びの選択肢ですとか様々な部分で取り入れられているとはいえども、実際社会全体においてはまだ不十分であると様々なところで言われております。この点については我が町ではどう評価されているのか教えてください。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
子どもの権利について、今までは計画の中だとかそういったところに表示というか記載はさせていただいております。ただ、広報だとかホームページとか、そういったものの中では、まだ不足している部分はあるのかなというふうに考えております。また、そういったところについては、子ども・子育て会議の各専門の方に御意見いただきながら、どういった形で庁内で子どもの権利といったところをお伝えできるか協議してまいりたいと思います。以上です。
再質問 8番 伊藤萌里
子どもの権利に関する条約がなかなか社会において浸透していくのが難しかった理由の一つとして、我が国においては、子どもがあくまで保護の対象であるという意識が社会にあったことや、子どもの権利というものが子どもを甘やかすとかわがままにするという考えが昔はあったということも言われておりますが、今後はその点の認識がどのように変わってくるのか、町としてどのように捉えているのか、再度お聞きしたいと思います。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
伊藤議員がおっしゃられる、昔であれば、子どもが大人に向かって言ったりすると、僕なんかの世代だと、まずげんこつ張られてというのが普通にあった、それは学校でもあったし、地域の中でもあったというのは事実なのかなと思います。ただ、ここ最近というか、周りの中でもしそういうことが起きれば、当然近所のおじさんにたたかれたとなったらちょっと問題になってしまいますし、家の中でも、そういったことがあれば、子どもさんにけががもしあったとしたら児童の虐待、まさにこども家庭センターのほうに通報が入って、職員が行くというふうになっているので、大分変わってきているのかなというふうには思っております。ただ、そうやって虐待だとか、そういったことが起きているのも事実でありますので、こういうことは周知しながら、少しずつ子どもの人権、子どもが一人の人間として尊重される世の中になっていくように取り組んでいきたいと思いますので、御理解願います。
再質問 8番 伊藤萌里
そうですね。徐々にではありますが、そういった認識も変わってきているということで、理解しました。音更町においては母子健康手帳に子どもの権利条約が記載されているという点については大変評価されるべきことと思いますので、手帳の交付の際にもそういった権利条約だったり子どもの権利に関するお母さん、お父さんへの理解とか周知というところも同時に行っていけたらより深まっていくのかなと思いますので、是非その辺り検討をお願いいたします。2020年の国連・子どもの権利委員会では、デジタル環境に関する子どもの権利として、子どもたちからの提言、具体的な声がたくさん挙がっています。保護者や国に対しての提言として、スマホの使い方やリスクを教えてほしい、より安心で子どもに優しいネット環境をつくってほしい、大人自身が使い方をしっかり理解していってほしいなど、我々大人が思っている以上に子ども自身がネットへの不安も抱えているということが分かります。このように大変具体的な子ども自身の声というものが上がっておりますので、読んでみて初めてなるほどなと大人側として思わされる点もたくさんありました。最後には、私たちも行動しますと、子どもたち自らが取り組む施策をしっかりと考えているわけです。やはり子どもの意見には、大人がどれだけ多人数で時間をかけても、考えても気づかない点や思いつかない視点というものが大いにあるのだと気づかされました。この例のように、こどもを取り巻く全ての環境にこどもは意見を表明する権利があるということがこども基本法において明記されたわけですので、是非音更町においても、こういった事例も参考にしながら、率先してこどもの権利を尊重する町として邁進していただきたいと存じます。次ですが、こどもは社会をつくる一つの属性として位置付けて考えることが大切と今言われております。これからのこどもまんなか社会の在り方として、従来のように大人が意見を吸い上げる場で話を聞くだけでは正直変わらないと思っています。こども同士が自分に関わる全てのことについて意見を表明できるような場をつくることが大切であると考えます。こどもがまんなかということは、何かを考える際には必ずこどもはどう考えるかということを念頭に置かないといけないということだと思いますが、これに対して町は今後新しい施策や取組はお考えなのでしょうか。例えば、様々な地域でも子ども議会ですとかユースカウンシルのような子どもや若者主体の議論の場というものが増えてきておりますが、今後このような場所をつくる考えはあるのでしょうか。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
こどもさんの御意見、様々な形でということで、例えば、今お話の中で子ども議会だとかというお話もいただきました。先ほどもちょっと申し上げたとおり、今、こども計画については各種法令に基づいて進めていくという形になっていきます。それから、こどもさんの御意見を取り入れていろんな、さっき言った給食の話だとか、それはそれぞれの部署があって進めていく形になりますので、ちょっと分けて考えていかなければいけないのかなというふうに思っております。それぞれの場所で子どもさんの意見を取り入れていくと。以前であれば、青葉で、公園整備だったら、その地域の子どもさんから意見聞いて、どういう形で進めていくかとか、全部このこども計画とかにではなくて、それぞれのところで進めていくというふうに御理解をいただければなというふうに思っています。
再質問 8番 伊藤萌里
やはりこの専門の分野に分かれるというところがちょっと難しいところだなというふうに私自身も感じています。次年度から施行される予定のこども計画ですので、こどもをまんなかに据えた議論の場を計画の開始と同時に本来であれば設置されるということが重要かなと。望ましいのかなと考えますが、政策上なかなか難しいということもあるようですので、今後、こういった意見があるということを受け止めていただいて、参考にしていただきたいと思います。こどもの議論の場はその場で1回で終わりにはせず、こどもの考えはなかなか流動的な場合もありますし、何度も経験することで互いの意見を成熟させていくという機会が必要と考えますので、ある程度の回数も重ねていくということも必要と思いますので、今後そういった場をもし設置される場合は、そういった部分も含めて御検討いただければと積極的に御検討をお願いいたします。次の質問ですけれども、意見表明の場として、不登校など、似た境遇にある人同士が意見交換できる場があることで意見を表明しやすくなるとの報告もありました。国としては、チャットなどの活用は、対面ではないほうが言葉を、意見を表明しやすいというこどももいたりするので、そういった活用も推進しておりますが、その場には必ず大人が見守るということが必要とされていて、大人がファシリテーターとして設置されることが望ましいとされております。今後はそのような取組は予定されているのか。ファシリテーターの活用や育成などの考えはあるのでしょうか、お聞きします。
答弁 企画財政部長 深谷邦彦(企画財政部長は2025年3月まで)
こどもたちの意見を伺うに当たって、チャットの活用、それから大人のファシリテーターの活用、育成ということでありますけれども、現時点においてそういった用意もしておらず、お考えはないところでございます。ただ、ほかの自治体の事例などもあるかもしれませんので、その辺については調査研究というのをしてまいりたいと思います。やはり、先ほど堀田部長からもお話しありましたけれども、一人の人として尊重して意見を伺っていくということが大事だと思います。声のポストでも、5歳とか3歳のお子さんから手書きで声を直接いただく場合もございますので、そういったものにも全部目を通して、丁寧にお返事は返させていただいているところでございますので、そういった趣旨は見失わないで今後も丁寧に対応してまいりたいと思います。以上です。
再質問 8番 伊藤萌里
現段階ではなかなかそういったところにまでの予定はないということで、分かりました。是非とも今後、やはり主語が大きくて声を出せる人の声というのは届きやすいんですけれども、どの場においても。なかなか人と関わるのが苦手であったり自分の意見を出すということが苦手な人というのは、こどもは本当に多いとも思いますので、そういうこたちの声をやっぱり拾い上げられるようなシステムがあるといいのかなと思いますので、御検討をお願いいたします。次に、こどもの社会参加の促進についてですが、現在、大人ですら地域同士のつながりというものが薄い時代になっておりますので、これをどうするのかという課題があると思います。計画の素案の中にはこども会の記載もありますけれども、既にこども会自体が解散していっているところも大変多いわけです。そんな状況でも、今年の8月に行われている私の住んでいる宝来地区の盆踊りなんかは大変多くのこどもたちが、150人、200人近く集まって、踊りの後の参加賞ですとかビンゴ、キッチンカーも来てくれて、そういったものを大変楽しんで帰っていったということで報告を受けております。こどもたちもやはり楽しいことには、楽しいことや興味の持てることにはどんどん参加したいというのはいつの時代も本当に変わらないんだなと思っています。例として、町内会のイベントなど、そういった際にこどもの意見を必ず取り入れるような体制づくりですとか町からの発信や働きかけがあると、こどもの社会参加や意見表明の促進としてつながっていくのかなと思うんですけれども、この点についてはどのようにお考えでしょうか。
答弁 企画財政部長 深谷邦彦(企画財政部長は2025年3月まで)
盆踊りの例がございましたけれども、どうやって運営をしていくかということに対して、こどもさん、おこさんたちが、こどもたちが意見を言える場ということになりますが、それぞれの町内会のお考えとかもあるとは思います。あと、どこまで手が回るのかと。最近は町内会においても担い手不足といったようなお話もございますので、そういったところをどうバランスを取っていくのかということが大事なのかなと思います。そういった各種行事だとかイベント事に対するこどもたちの意見を伺う機会というのは、それぞれ、先ほど分野別というお話もありましたけれども、そういった意識を役場の職員全体で、今日の御質問をきっかけとして、共有をして、意識して対応してまいりたいと思います。以上でございます。
再質問 8番 伊藤萌里
是非ともお願いしたいと思います。ここまで、こどもの意見表明の場の確保について様々な質問をいたしましたが、国が、今後はこどもをまんなかに据えた社会をつくり上げるというこども基本法を定めたことで、改めて今大きな転換期にあるのだと思っています。こどもを信じて、こどもが声を出せること、前に出る機会を増やすこと、その声を社会へと派生させるようにすることが大切であり、大人は土台をつくって黙って見守る、こどもを信じることが求められているのではないかと思います。音更町として、様々な環境下にある多岐にわたるこどもの声を一体どのように主体的に意見表明ができるようにと今後働きかけていくおつもりなのか、こども計画への、素案の段階ではございますが、それも踏まえてその点について再度お伺いいたします。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
まず、こども計画については、先ほどから申し上げているとおり、各法令に基づいて、意見をいろんなアンケートだとか直接お聞きした中で反映させていくということでまず御理解いただきたいと思います。その中で、こどもまんなか社会ということでこどもさんの意見表明をということで、先ほどもちょっと申し上げたとおり、こどもの権利というのがあまり大きくホームページだとか広報だとか、そういったものに表示してこなかったというのも事実でありますので、そういったところを町民の方に広く広げながら進めていきたいと思いますので、御理解願います。
答弁 副町長 宮原達史
いろいろ御意見いただきましたけれども、こどもまんなか社会という中で、例えば先ほどの盆踊りの例でいきますと、地域の意識だと思うんですよね。ですから、私どもは、先ほど部長のほうから、職員のほうでそういう情報も共有したいということでしたけれども、やはりそういった中で地域の方々にもそういう意識を持ってもらえるような、計画作ったり、法律もできたので、周知する機会はあってもいいのかなと思っています。あとは、子どもの意見を聞くということでも、何でもかんでもこどもの意見ということにはならないと考えています。やはりこどもの意見聞いて、対立する大人の意見は無視するというわけにはいきませんので、それはやはり限度というものがありますし、それから意見聞く客体というか対象、それについても、全てがこどもというわけではなくて、こどもの意見もちょっと聞いてみようかから始めるだけでも大分違うと思うんですよ。その辺は、意見聞く側の、例えば各部署の判断になりますけれども、その判断をするために、する中でも、こういった計画あるいは法律があるということは周知していきたいと考えております。以上です。
再質問 8番 伊藤萌里
町としての、意見表明ですとかこどもの意見に対する考え、理解いたしました。是非とも様々な分野において、きっとこれからは本当にその分野ごとでこどもの声をどう扱うかということを検討しながら施策を進めていかなくてはいけない時期に来ていると思いますので、是非全体的なまちづくりとして、ほかの部署においても、保健福祉部のみではなく、様々な分野においてこの意識をしっかりと高めていってもらえればと思っております。最後になりますが、こどもまんなか社会の実現に当たり、行政においては、こども計画の当事者であるこどもたちの声を積極的に聞こうとする姿勢、そして、その声を真剣に検討することでこどもたちの未来が開けて、こどもにとっての最善の利益を優先することにつながると考えます。所管に関わることではありますけれども、こども基本法の趣旨から鑑みても、このこども計画の実現には、縦割りではなく、教育なども含め、横断的な組織体制で臨めるような仕組みづくりが大変重要になってくることと思っております。是非今後はその点においても積極的に御検討をお願いいたします。こどもまんなか社会という新しい時代に向けて、音更町の今後の施策に多くの子どもや若者、子育て家族の生の声が届けられるような創意工夫を積極的に取り入れながら音更町こども計画が実現されていくことを期待して、要望も込めまして私の質問を終わらせていただきます。
答弁 町長 小野信次
熱っぽい御質問ありがとうございます。多くは今、宮原副町長からまとめていただきました。あと、今後に期待するというお話ありましたけれども、ほかの分野も含めてって、多分教育も含めてだと思いますけれども、昨日NHKのテレビ見ました? 音更高校がみそ作りしているのを。こういうのを地学連携といって、今日しゃべりたそうにして来ているんだけれども、なかなかみんな質問もしないけれども、我が町、伊藤議員、よく調べたらいいと思う。そして、こどもの意見を聞くというのには相当丁寧にやってきている。だから今年でも、音更、幼児に関しては子育てのサロンのくるみさん含めてね。正直言って、新聞見ていると思うけれども、ほかの町はどんだけやっているかといったら、あまりやっていないんだよ。うちは高校、小学校も含めて、例えばこの間も、市長が高校生とやっているというのが出たでしょう。うちの町どんどんやっているわけ、今までも。だから今年やっているだけでも、音更小学校、下音更小学校、緑陽台小学校、そしてあと大谷短大とかね。高校も当然やってきている。やっぱりそのこどもまんなかというの、これこどもと言っていること自体が大人なんだわ。僕らは、教育委員会の皆さんと行ったり、あるいは堀田部長と行くときに、相手をこどもなんて思ったことない。だから僕は、いつも挨拶してくれというからするんだけれども、6年生の目線も、自分たちが6年生の目線のとき、じゃこどもだと思ったかいというのさ。そうじゃないでしょう。今の時代、6年生であろうが我々であろうが、みんな同じ情報が入って目で見ているんだよ。それをこどもをまんなかに置けとか、あるいはこどもは特別だという話、さっき副町長もちらっとおっしゃってくれたけれども、そうじゃなくて、みんなが、今生き得る人たちがどう生きていくのかというところでね、その中で、今まで子どもが参加するという機会は振り返ってみたらありそうで少なかったねというのが、これは国連の話だと思う。そういう中で、今我が町にあっては、いろんな町がそれを今まねしてくれているわけだよ。だから、これだけ学校に、この間も下音更の、今話しして、堀田部長も言ってくれたけれども、それは相当な御意見いただきました。そして、こどもの居場所、これ、我々から考えて、公共を扱っている議員さんから考えたら、こどもの居場所ってどういうところを期待されているか聞いたことある? 恐らくないでしょう。図書館とか、大人がって言われちゃうわけさ。大人が考えるといったら、図書館だとか、どっか公共施設をすぐ言うって。そうじゃなくて、我々は図書館ですらも、行って勉強するのはいいよと。でも、コミュニケーションを取るという場合は、その話す、自由に話せる場所も必要だと、こういう話まで提言をいただくのさ。生々しいのさ、それが。あとは、学校校給食で福地教育長が言われたのは、自校給食も分かると。かに汁出せないのかと。いや今堀江さん、笑っているけれども、あなたは学校教育やってきたんでしょう。足元見てきたの? そういうことなのさ。だから、こどもをまんなかに置いたら、どんなことでも聞けるよ。でも、まんなかに置くだけじゃ駄目さ。それで自校給食の自慢もしてみたり、今回もこの定例で、学校給食でいつも皆さんに手厳しい御質問をいただくけれども、上げなければならない給食費の話もそうだけれども、しかし、そうやって、本当に対応するだけじゃなくて、お互いが同じ目線でもって議論をするという場はこれからもつくっていきたいと思います。そしてあわせて、今伊藤さんから御提言もありましたけれども、これをやはり今後もあらゆるところ連携してやりたい。そして、今それをハンドリングしてくれているのが、我々も中心になるべきであるけれども、やっぱりこどもという中では教育委員会が、単純にただ教育委員会じゃないから。前も言ったけれども、今和牛のオリンピックもあると。全部それをつなげてきてくれているのさ。そして、こういったでっかいものがあるときに、そこに、あなたが言ったように、将来を担う人たちにまずしっかりと見ていって、そして次の時代をつないでいってほしいということをしっかり埋め込んでくれているんで、安心はできないけれども、常にこういった意見交流を図りながら、伊藤さんのようにまた明日に向かっての新たな議会活動に、是非これからも絶やさないで、そういった考え方を常に共有していっていただきたいと思います。ありがとうございました。