音更町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月11日
議事録に件名の記載なし
2015年6月11日、音更町議会の一般質問で、守屋いつ子議員が質問し、町長 寺山憲二、企画財政部長 傳法伸也が答弁しました。
- 質問者
- 守屋いつ子 議員
- 答弁者
- 町長 寺山憲二、企画財政部長 傳法伸也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 守屋いつ子
では、通告に従いまして質問をさせていただきます。ことし、戦後70年ということで、平和を守る自治体の役割が求められる、そういう時期と思います。そういうことから、この平和を守る自治体の役割について質問をさせていただきます。安倍政権におきましては、5月14日、国際平和支援法、平和安全法制整備法の2本の法案を閣議決定して国会に提出しております。この法案は、アメリカ軍が主導するあらゆる多国籍軍への自衛隊派遣と、これまで憲法9条によって歯どめされていたアメリカへの戦争協力を可能にするものでございます。日本国憲法の前文では、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意すると明記し、主権在民と地方自治を保障しています。戦後70年平和を守り抜いてきた私たち国民に、戦争する国への危険性が高まっています。地方自治体は、住民の命と財産を守るという重要な役割を持っています。音更町では昭和61年、非核平和の町宣言を行い、核兵器の廃絶と世界の平和を呼びかけています。さらには、原爆パネル展などの平和事業への取り組みは評価すべき点です。しかしながら、国の動きを見ると、さらなる平和を守る自治体の力が今こそ問われると感じております。そのことから、次の点についてお伺いをいたします。1、平和を守る自治体の役割が大きく問われる年、戦後70年としての取り組みの予定についてお伺いをいたします。記念事業として広島、長崎の平和記念式典への中学生、高校生の派遣を実現することを提案いたします。二つ目、創意工夫して現在行われております平和事業の拡大を図ることを求めます。例として、音更在住者の戦争体験証言の語りと記録、憲法学習、平和原爆パネル展は各学校で巡回の展示を行うこと、また、平和ポスターや平和カレンダーの作成、さらには非核平和の町音更町の宣言文の広報等への掲載。そして三つ目には、自衛官募集についてお伺いいたします。町広報紙での自衛官募集が行われておりますが、これについてはやめるべきと考えます。また、高校生への募集実態、これについてお伺いをいたします。四つ目、管内19市町村では非核平和宣言が行われております。その中では恒久平和を宣言していることから、共同で国に対しての意見を上げる必要があると思いますけれども、その見解をお伺いいたします。以上、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
平和を守る自治体の役割についての御質問にお答えいたします。初めに、戦後70年としての取り組み及び平和事業の拡大並びに管内19市町村共同で国に対し意見提出をとの見解につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。戦後70年としての取り組みにつきましては、平和パネル展を従来の1カ所から、本年度は音更本町地区と木野地区の2カ所で1カ月余りの移動開催とし、戦後70年を迎えての特別展示の企画も予定しております。また、図書館では、戦後70年の平和を考える図書展として、戦後史をつづった蔵書を中心に期間展示を計画しております。御質問の広島・長崎市の平和記念式典への中学生、高校生の派遣につきましては、現在のところそうした考えは持っておりませんが、次代を担う本町の中学生、高校生に原爆の恐ろしさや戦争の悲惨さを伝え、次世代に引き継いでいくことは大変重要なことであり、引き続き各学校における平和教育を推進するとともに、さまざまな機会を通じ積極的な意識啓発に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、創意工夫した平和事業の拡大でありますが、音更町在住者の戦争体験証言の語りと記録について、「広報おとふけ」に隔月で掲載している音更の伝承コーナーで、空襲や戦災による苦労など戦争体験もインタビューの題材の一つとしているところですが、戦争の記憶を後世に語り継いでいくため、取材した記録を体系的にまとめるなど、今後も貴重な記憶を掘り起こしていきたいと考えております。また、憲法学習や原爆パネル展の学校巡回展示、平和ポスター及び平和カレンダーの作成については、現時点では予定しておりませんが、平和パネル展はより多くの世代の方々にごらんいただけるよう、広報紙やホームページ等を活用して周知を図ってまいります。また、中学生や高校生に対しましては、案内チラシを配付するなどして重点的にPRしてまいりたいと存じます。音更町は、国際平和年の昭和61年9月25日に音更町非核平和宣言を議会決議し、翌昭和62年1月1日に非核平和の町音更町の宣言を行っております。宣言から28年余りが経過しておりますが、毎年世界平和を祈念して非核平和の町の宣言文を表示した花や野菜の苗を配布しているところであります。なお、広報紙等への掲載については、平和パネル展の御案内の記事とあわせて実施したいと考えております。次に、管内19市町村による国に対する恒久平和の意見提出につきましては、現時点で町村会等の場においてこのような協議は行われておりませんが、我が国は世界唯一の被爆国であり、その悲惨な体験から核兵器の廃絶や非核三原則の遵守を求め、恒久平和を願う思いはひとしく同じであると考えます。今後とも、人々の平和に対する願いが世界共通の思いとなるように、地方自治体ができる地道な啓発活動を継続することによって私たち一人一人の平和に対する意識の高揚を図り、核兵器の廃絶はもとより、平和で戦争のない国づくりに取り組んでいかなければならないものと思っておりますので、御理解をいただきたいと存じます。最後に、自衛官募集についてでありますが、自衛官募集事務の内容につきましては、自衛隊法及び自衛隊法施行令にそれぞれ規定されております。なお、自衛官募集事務の一部につきましては、地方自治法及び地方自治法施行令並びに自衛隊法施行令により第1号法定受託事務と定められ、国にかわり都道府県及び市町村が行うべき事務となっておりますので、御理解をいただきたいと存じます。また、高校生への募集実態につきましては、自衛隊地方協力本部が、自衛官、自衛官候補生等の募集に関し必要な資料として住民基本台帳の一部の写しを閲覧し、自衛官等の募集のため直接自宅へ訪問していると伺っております。以上、答弁とさせていただきます。失礼しました。世界平和を祈念して非核平和の町の宣言文を表示した「花や野菜の苗」というふうに発言いたしましたけれども、「花や野菜の種」を配布しているということで訂正させていただきます。休憩(午前11時57分)
再質問 9番 守屋いつ子
では、再質問をさせていただきます。戦後70年ということで前置きをしました。そして今、国のほうで審査が行われております安保法制の関係、そういうことで、この安保法制については、質問の趣旨でも述べさせていただきましたけれども、日本が戦争に巻き込まれる、そういう危険性が非常に大きくなっている、そういう状況から今回の質問をしております。5年前もこの平和事業の推進をということで質問はさせていただいておりますけれども、そのときから見るとまた状況が大きく変わってきているかなというふうに思っております。それで、答弁の中では、私が提案しました一つ一つの事業について丁寧にお答えをしていただきました。ここの前提になる今行われておりますこの平和安全法制の関係で申しますと、日本が、この国際平和支援法という法案、そして平和安全法制の整備法、これは10本をまとめて国会に提出している、そういうことで、大きく日本が変わってくる点としては、してくるだろうと思える点、そこは非常に、繰り返しますけれども、集団的自衛権の関係でいうと、自分の国が攻撃されていなくても他国の武力行使に参加することができる、そしてまた、今までは、アフガンとかイラクへの自衛隊の派兵は期間を決めて特別措置法で行われておりましたけれども、この期間が取り除かれた、また、今まで行われていました周辺事態ということでの制限、これも取り払われた、さらには武器の使用もできる、そういう内容というふうになっております。そういう上で、自治体として住民の生活を、住民の暮らしと財産を守る、そういう点に立つことが必要かというふうに思います。その部分については、まず、答弁の中では地道にきちんと一つ一つそういう平和についての啓発を行っていくということなんですけれども、今の状況の中で自治体としてどのような対応をしていくべきなのか、そういう町長の考えがありましたらお考えをいただきたいというふうに思います。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
自治体として町民の皆さんの命と財産を守るために何ができるか。逃げることだというふうに思います。私たちは戦うすべを持っておりませんので、何かあったときには我々としては、住民の皆さんにどうやってその事態を避けるための情報を提供しながら安全に身を守っていただくか、そういったことしかできないだろうというふうに思っています。以上です。
再質問 9番 守屋いつ子
逃げる、これは情報を提供して逃げるということでございましたけれども、秘密保護法という法律が施行されて、そこの情報がきちんと自治体に入るかどうかというのは非常に不透明な部分だというふうに思うんです。その前に、やはり憲法に基づいて地方自治を行うということで、憲法の第8章で地方自治が規定されております。この中では、地方自治ということで、地方自治の95条、これについての解釈を憲法だとかでいろいろ、講演だとか、全国的に講演などをしている伊藤真さんは、住民のそういう、憲法95条から地方自治を見たときには、国家政策のレベルで戦争準備行為や他国軍隊への協力行為など市民の平和を侵害する行為が行われようとしたときに、それに歯どめをかける方法をもう一つ用意していると。それが地方自治だというふうに述べております。これは、地方自治、憲法の中で地域住民の意思を尊重することを保障しており、また、国家レベルの多数の横暴から少数派である地域住民を守る、そういう役割を果たすのが憲法95条の中で明記されているんだというふうに述べております。そういうことを考えたときに、今の状況から、何をすべきかを考えていっていただきたいなというふうに思うわけです。そういうことを前提として地方自治を行っていくということが本当に地方自治体には求められているというふうに思うんです。今、そういうところでは、一つ、最初に提案しましたけれども、危機感を持って、戦争を起こさない、そういう声をやはり自治体としても上げていく必要があるというふうに思います。そのあたりではどのようにとらえておりますでしょうか。憲法の地方自治を生かしていくという、そういう意味でお伺いいたします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
やはり私たち地方自治体としては、戦争のない平和な世界をつくっていくということを町民とともに発信していくことができることなのかなというふうに思っていますので、我々としては、やはり戦争という悲惨な、また、世界でただ一つの被爆国であるということをきちんと町民にも知らせながら、また、町外にも発信していくというようなことが大事なのかなというふうに思っております。以上です。
再質問 9番 守屋いつ子
私の質問に入る上で前提となるのかなということで質問をさせていただきました。そういうことで、憲法も非常にやっぱり地方自治を守っているんだということが十分、さまざまな資料を見ますと感じ取るところです。ぜひこれを生かしていくということで進めていただければというふうに思うんです。質問の中で私は、8月、広島、長崎の平和記念式典への住民、子ども、また職員など、そういう派遣を提案いたしました。これは確かに、答弁にもありましたけれども、犠牲者の追悼だけではなくて、再び戦争を繰り返さないという、そういう誓いのもとでこの場に立つわけですし、また、8月6日、9日、あの暑い日差し、かんかんと照りつける暑い日差しのもとでこういう惨事があったという、そういう想像を広げるということでは、その現場に立つということが非常にリアルに想像力を膨らますことができるということでは、いろんな資料を見たりすることとはまた違う効果というのがあるというふうに思うんです。そういういろんな取り組みの中で、戦後70年の記念事業としてこの派遣を行うという、そういう自治体もありますけれども、確かに派遣するためには手間はかかります。人を募集するだとか、そこに予算をつけなければならないとか、そういうことはありますけれども、大きく考えたときに、非常に効果としては大きいんじゃないかというふうに思います。これも私も前回提案させていただいたときに、費用の面で、やはり費用と人の面で無理だということだったんですけれども、その後、これに関して検討するということはなかったのか。今回も考えてはいないということなんですが、そういう効果というところでぜひ今年度、毎年とは言いませんけれども、そういう取り組みも必要なんじゃないかというふうに思います。ぜひもう一度ここを一考していただけないかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
答弁 企画財政部長 傳法伸也(企画財政部長は2017年3月まで)
広島、長崎への派遣ということの御要望でございますけれども、答弁でも申しましたように、とりあえずは、今のところ計画はございません。議員がおっしゃるように、現地に立てば、中学生、高校生、多感な時期でございますので、いろんなものが肌身に感じて学べるんじゃないかなというのは重々感じております。今の段階では、パネル展とかいろんな方法で戦争の恐ろしさというものを伝えていこうと考えております。ほかの自治体の例も見てみますと、確かに中学生を派遣している自治体も多いのはこちらのほうも承知しております。その中で、今後、費用とかその辺もございますけれども、中学生とか高校生の間でそういう声が大きくなったりとか保護者の間でそういうことが出てくれば、こちらのほうも今後検討していくというふうには思っていますけれども、とりあえずは今の取り組みの中で進めていただくと。ほかにもいろいろ、自治体を見ますと、折り鶴を送ったりとかそういうこともやっているみたいなので、その辺で、まずは進めていけることからやっていきたいなと思っていますので、御理解願いたいと思います。
再質問 9番 守屋いつ子
中学生、高校生、子どもの派遣の声が大きくなればということでございましたけれども、昨年、一昨年、2年間続けて音更町から、中学生、高校生が原水爆禁止世界大会、長崎と広島に行っている子がおりました。その子たちの感想を聞いたときには、同じ年代の人たちがたくさんいたと。そういうことでは、同じ年代の人たちがやっぱりああいう場所に集まるといいな、一緒にそういう話題が共通してできる、話題が共有化できるし、そういう戦争の恐ろしさということがよく伝わってきたという、そういう感想を寄せられておりました。ということで、私も最初にそういう説明を加えた質問通告にすればよかったのかもしれないんですけれども、声としては、実際行った子どもたちはそういう感想を述べております。そういうことから、やはりチャンスとしてはことしかなというふうに思ったものですから提案させていただきましたけれども、いつも言われる厳しい財政事情の中でこれを次年度から行っていくことを求めるのはちょっと心苦しいものはありますけれども、検討できるものであればぜひ派遣する方向で、いろいろ参加した人たちの声も聞きながら考えていただきたいなというふうに思います。あと、町としてもいろいろ平和事業の拡大ということで少しずつ広げていっているなということが先ほどの町長の答弁の中で伝わってきました。こういう非常に、それこそ地道にこつこつと広げていくということは大事なんですけれども、時期としては少しスピード感を持って行うということも必要かというふうに思います。私も「広報おとふけ」の中の、音更の伝承コーナーで、音更在住の方の戦争体験だとかそういうものだとか、いろんな音更の町をつくるのに尽力をしてきたというような、そういう記事は見ました。この文章とやはり現場で聞くということは非常に違うかなというふうに思うんです。もう五、六年前だったと思うんですけれども、音更町にいらっしゃるやっぱり戦争を、直接音更の空襲を体験した方、そういう人たちのお話を聞きました。私自身も、この音更でこんな空襲があってこんな怖い目をしたんだ、兄弟を亡くしたんだということが、直接その方たちから話を聞くことで、この怖さということが非常に伝わってきましたし、また、それだけではなくて、東京空襲で非常に大変な怖い思いをしたという方なんかも話を聞いております。非常にこの方々というのは高齢化をしております。今ならまだお話しできるんじゃないかと私は思っております。これを先延ばしにしていくということは、その機会がなくなってしまう可能性がある、そういうことで、ぜひこういう戦争体験、この語りをする場面をつくっていくべきだと思うんです。書面でというか文章で広報に載せるとかということは、非常にインタビューとかということでは手間はかかりますけれども、簡単な方法なんです。人に来ていただいてそういう話をしていただくという場面を設定するということでは、非常に時間、労力なんかも要するとは思うんですけれども、やはりそういう方たちの貴重な体験を直接伝えるということをするべきだと。今するべきだというふうに思います。ここについてはもう一度考え直していただけないかというふうに思います。お伺いいたします。
答弁 企画財政部長 傳法伸也(企画財政部長は2017年3月まで)
戦争体験のお話をじかに聞く場所をつくったらどうかということでございます。確かにじかに聞いたほうがよりリアリティーがあるかと思いますし、それぞれ感ずることもあるかと思いますけれども、そういう方をなかなか集めてどのようにやったらいいのかというのはちょっと我々のほうも今の段階で見当がつかないものですから、今、議員のおっしゃられたこと、ちょっとどんな形でやればいいのかというのは今後検討ということで御理解いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
再質問 9番 守屋いつ子
そのことにつきましてはぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。また、平和原爆パネル展につきましては、本町、ここの庁舎と支所で行うということなんですけれども、私は、子どもたち、戦争の知らない子どもたち、私もそうですけれども、子どもではないですが、直接は体験しておりません。それで、前回、悲惨な場面を子どもに見せることによって、PTSDとは言いませんけれども、そこまでそういう強い衝撃があるんじゃないかということで、学校での展示ということなんかについては考えないという話だったかと思うんです。ところが、私ども、1週間の期間を借りて図書館で原爆写真展、これは被爆者の方が持っていたパネルを図書館で展示させていただきました。そうしたら子どもたちがやはりすごく真剣に見るんです。どうなのかなとちょっと観察しながら見ていますけれども、「これって本当にあったことなの」ということだとか、「こういうことはどうしてこうなるの」とかいろいろ疑問が出てきて、いろんな質問をしてくれます。そういうことで、そのパネルを通してその実態を、実相をつかむということでは非常に効果があるんだなというふうに思うわけです。ただ、図書館で1週間の期間ということで短い期間なので、なかなかたくさんの子どもたちには見ていただけないんですけれども、そういう意味では、それぞれ学校でも平和教育とかということでいろんな場面、やっているというふうには思うんですけれども、そういう学校の巡回展示というのは今やっぱりしていくべき時期なのかなと思っております。そういうことで、ぜひこれについてももう一度考えていただきたいなというふうに思うところです。あと、平和事業の拡大ということでいろいろと提案しましたけれども、今回私、音更町の非核平和の町、この宣言文、これはどこに出ているのかなということで改めて探しました。ホームページには当然出ていないですし、広報にも出ていないし、確かに平和の種のパッケージのところには載っておりました。いろいろ探して、自分の家には、広報なんかもずっと探してみましたけれども、なかったんです。結果的には図書館の「音更100年史」、音更の100年史の中に載っておりました。それで、非常にもったいないなと。音更が掲げたこの平和を、恒久平和を願うというこの文章というのをもっとわかるところで掲載する、そして常にそこが認識されるような状況をつくっていくということが必要かなというふうに思うんです。今回広報紙でも掲載するということなんですけれども、もっと掲載できる場所があるんじゃないか。例えば、この宣言文を書いて庁舎のどこかに掲げるとか、そういうことなんかもできるんじゃないかというふうに思うんです。そういうことで、庁舎であり、また学校のロビーであり、そういうところに掲げていくような方法も必要かなというふうに今回思ったんです。そういうことで、通告では広報紙というふうには上げましたけれども、これをもっと拡大していっていただきたいということを要望をいたしたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 企画財政部長 傳法伸也(企画財政部長は2017年3月まで)
非核平和の町の宣言文の掲載がなかなか見当たらなかったということですけれども、今のところ、御答弁で申しましたとおり、平和パネル展の案内の中でしたいと思っています。あと、どこでできるのかというのもいろいろあるかと思いますので、その辺は、どういう形ですればいいのか、ホームページのどこかで掲載すればいいのかとかいろいろあると思います。今、議員のおっしゃったこともちょっと参考にしながら、これも先ほどと、大変申しわけないです、ちょっと検討させていただきたいということで御理解願いたいと思います。
再質問 9番 守屋いつ子
あともう一つ、憲法学習というところで、今安保法制の関係で憲法学者さんたちはいろいろ、違法だとかということで、違法と読む学者さん、中には違法ではないという、そういう学者さんたちもおりますけれども、私、ことしの5月3日に、道新の「親と子サンデー」という、そういう記事があって、憲法って何だろうというふうに非常にわかりやすい、そういう記事が掲載されておりました。こういう形だったら何か子どもの学習だとか、こういう、憲法ってなかなか遠いもの、身近に感じられないものというふうにちょっと感じる、と思うんです。それがこういう内容で書かれて、非常にわかりやすい内容で書かれておりました。こういう形で、これは子どもだけではなくて、大人も含めたこういう学習講演だとかということができると非常にいいなというふうに思ったわけです。大上段に掲げて憲法学習ということではなかなか人も集まらないというふうな記事も見ました。こういうのはちょこちょこ基本的なところ、これを、憲法を考えていくという場をつくるということは非常に今大事かなというふうに思いますので、これもぜひ一考していただきたいというふうに思います。そういうことで、いろいろ提案した部分についての御答弁をいただきました。その次に、自衛官の募集についてということで、町広報紙で自衛官の募集をされております。これは法定受託事務ということで、自治体が行っていかなければならない事務事業だということは理解しております。ただ、このことに対して、年に五、六回でしょうか、広報紙に掲載されるの。この掲載の仕方というのは、その時々の要請があってこれを掲載しているんでしょうか。これはどういうルートでこれを広報に掲載をしているのか、そのあたりをお聞かせください。
答弁 企画財政部長 傳法伸也(企画財政部長は2017年3月まで)
自衛官の募集でございますけれども、今御答弁で申しましたとおり、自衛隊法の97条第1項で定められておりまして、市町村が第1号法定委託業務ということで広報宣伝をするということになってございます。本町につきましては一般的な広報紙の中で募集をさせていただいているところでございます。回数につきましては今おっしゃったように五、六回ということで、基本的に自衛隊のほうから掲載をしてくださいということの要望がありますので、委託事務ということで自衛隊のほうからお金をいただいております。その中で見合うような形で広報紙に掲載をするという形で今現在行っております。以上でございます。
再質問 9番 守屋いつ子
このことにつきましては、以前から掲載されているということについては見ておりましたのでわかっておりましたけれども、今回やっぱりこの法案が出てきた段階で、元自衛隊員さんだとか自衛隊の方々がいろいろ、自衛隊の家族の方ですね。方々が非常に心配しております。それぞれの身内の中にも自衛隊の方というのは必ず1人、2人、3人といらっしゃるんではないかというふうに思うんです。そういう中で、私たちも前に署名行動というのをやっておりました。子どもさんを抱いた若い方が、「お願いなのでこの法案をとめてほしい」というふうに言っておりました。「うちの息子も自衛隊にいます。連れて帰ってきたいんだけど、何とかしてほしい」、そういう声がありました。そういう点で、先日の新聞に出てもおりました、この方も元自衛隊の方なんですけれども、「今一番安倍首相に怒っているのは自衛隊員とその家族でしょう」。この人はレンジャー隊員だったということで、「陸上自衛隊のレンジャー隊員でした」と。「自衛隊の中でもっとも厳しい訓練を受けて、遊撃戦を遂行するプロフェッショナルです」ということで、非常にリアルに、「海外で日本が戦争をするようになったらまず、自分たちよりも一般の人たちが自衛隊員としてやっぱり戦地に赴くという危険性がある。だから、今の状況について、知らなかったでは遅くなっちゃうよ」という、そういうコメントだったんです。ということで、そういう状況がある中で、町は法定受託事務だということで、自衛隊員の募集、これについての一定の制限、全くしないということにはならないというふうに思うんです。だから、自治体の裁量としてどこまでこれを受けることができるのか。広報紙では年に6回掲載されていると思いますけれども、それを減らしていくということができるのか、そのあたりはいかがでしょうか。
答弁 企画財政部長 傳法伸也(企画財政部長は2017年3月まで)
先ほどもお答えしましたとおり、募集に関しましては第1号法定委託の事務ということでなってございます。これにつきましては、町として国から委託されればそれはやらなければならないということになっていますので、広報の掲載、広報に掲載するとかいろんな方法はございますけれども、広報宣伝するということはしなければならないと考えております。また、確かに自衛官につきましては有事の際の国防も含まれていますけれども、今、災害とかその辺に関しましていろいろと自衛隊の方を派遣して、地方のほうに行って仕事をしているような状況が多くございます。その辺も含めまして、本町もいつ何どき災害を受けまして自衛隊に要請をするということもありますので、その辺も考えまして、広報紙で自衛隊の募集をするということは、法的根拠もございますので、町としても特に問題ではないのではないかと考えておりますので、御理解願いたいと存じます。
再質問 9番 守屋いつ子
その点については、自衛隊員、今の段階で自衛隊に志願する人たちというのは、そういう災害救助だとか人を救うだとかということで、非常に崇高な仕事だというふうな思いで自衛隊に応募をしているというふうに思うんです。そういう点では、本当にいろんな場面で自衛隊が活躍する場というのはよく見ております。ただし、今の法案が通るかどうかわからないんだけれども、状況から見ると、やはり数をかさにこの法案を無理くり通そうとする安倍内閣がいるわけでありまして、そこから自治体としては何としても町民を、住民を守る、そういう視点に立たなければならないのかなというふうに思ったんです。そういう上でここも一つのやっぱり考える点としては、募集の部分についても、町として、住民を守る、子どもたち、これは次へ行きますけれども、中学生、高校生の自衛隊員の募集、これについて町が、住民票の閲覧であったり、また、自衛官の適齢者情報というのも出しているところもあるようなんですけれども、そういうところでは、音更町としては、住民票の閲覧という先ほどの答弁はありましたけれども、適齢者情報、これについては出しているんでしょうか。
答弁 企画財政部長 傳法伸也(企画財政部長は2017年3月まで)
適齢者情報を出しているかということの御質問でございます。これにつきましては、先ほど御答弁させていただきましたのは、平成27年からは閲覧ということで本町はさせていただいております。その前につきましては、平成22年から26年までは、適齢者の情報ということで依頼を受けておりましたので、提供をしていたというような状況でございます。以上でございます。
再質問 9番 守屋いつ子
これは昨年の11月17日に、これは無所属の衆議院議員さんですね。この方の質問がきっかけになってこの情報を提供しているということがわかった。その後に、防衛省としては不適切だったという、そういう態度表明をしたということでありました。今は住民票の閲覧ということでありますけれども、この平成22年から26年、ここについては中学生と高校生の情報を提供したんでしょうか。
答弁 企画財政部長 傳法伸也(企画財政部長は2017年3月まで)
その期間につきましては、今お話しあったように、卒業する中学3年生と、ちょうど高校3年ですか、15歳、18歳ということでの情報を提供していたということでございます。
再質問 9番 守屋いつ子
この記事を見たときに、音更ではそういうことはないだろうなというふうに思っていたんです。非常にショックといいましょうか、残念だなというふうに思います。今回、この防衛省の不適切だったという情報が、態度があったために住民票の閲覧だけにするようになったんでしょうか。その辺についてもお伺いします。
答弁 企画財政部長 傳法伸也(企画財政部長は2017年3月まで)
今、議員おっしゃったように、昨年の11月ですか、国会でもいろいろと問題になりまして、報道機関でもこの辺の話題は出ていたところでございます。経緯から申しますと、もともと提供すること自体は問題はなかったんですけれども、15歳のほうの情報提供につきましては、今現在、陸上自衛隊高等工科学校というのが15歳の募集に該当するところでございます。それが、2010年ですか、平成22年に陸上自衛隊高等学校が、高等学校の前、旧少年工科学校から陸上自衛隊高等工科学校に改正されまして、そのときに自衛官から生徒扱いになったということでございます。その辺、我々としましてもきちっと認識していなかったというのが正直なところでございまして、地方協力本部からもそのまま15歳、18歳のということで提供依頼があったものですから、お互いきちんとその辺を精査していなかったということでございます。先ほど申しましたように、昨年の国会等でいろいろお話がありまして、新聞報道等もございましたので、こちらのほうも地方協力本部ともお話をしまして、地方協力の本部のほうも多分中央部のほうからいろんな指示が来たかと思うんですけれども、その辺で閲覧のほうに切りかえたというような状況でございます。以上です。
再質問 9番 守屋いつ子
住民基本台帳の閲覧というのは、これは法的には認められているものですから、ここを制限するというものはないというふうには思うんですけれども、今後もこれについては閲覧を許可していくということにはなるかというふうには思いますけれども、その対応については、町として、自衛隊員を確保していくという視点に立ってそこを認めていくということで、その態度については変わらない、今までどおりで行っていくんでしょうか。
答弁 企画財政部長 傳法伸也(企画財政部長は2017年3月まで)
住民基本台帳の閲覧につきましては、今、議員おっしゃいましたとおり、国、地方公共団体の機関は、法令で定める事務の遂行のために必要である場合には、市町村長に対して住民基本台帳一部の写しを閲覧することが請求できるとなってございます。自衛隊法29条の中で、地方協力隊本部においては、地方における渉外及び広報、自衛官及び自衛官候補者の募集、その他防衛大臣の定める事務を行うということになっていますので、法律的には我々としてはそれを拒むものは何もありませんので、閲覧に関しては、請求があれば閲覧を許可するということになろうかと思います。それと、自衛官の募集につきましては、先ほどから申しましているとおり、広報、宣伝につきましては法定委託業務ということで、これも法律の中で定められておりますので、義務的な部分でございますのであわせて行うということで御理解を願いたいと存じます。
再質問 9番 守屋いつ子
子どもの権利条約の中に、子どもを戦闘から、戦争に、武力行使における保護という子どもの権利条約38条があります。この中では15歳から18歳、ほとんど15歳で規定されておりますけれども、これに照らしても非常に子どもの未来について危機感を感じるものです。平和の中で子どもを健やかに育てたい、そういう思いというのは当然みんな持ち合わせております。今非常に、何度も申しておりますけれども、その平和を脅かされる、そういう状況の中で、子どもを守るという、そういう視点に立てるのかというところが迫られるんじゃないかというふうに思うんです。今の法律の中で自治体として何ができるのかというところをやっぱりきちんと考えていかなければならないというふうに思います。そういうことで、今のさまざまな法定受託事務、法律にのっとって今そういう自衛官募集とかということは行っているわけなんですけれども、今全体的な状況を見たときに、やはりこの法律自体も自治体の役割を大きく変質させるものではないかというふうに感じます。その辺についてはいかがでしょうか。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
今、議員のほうから、子どもの権利条約の中に子どもを戦禍から守らなければならない云々とありました。世の中から戦争がなくなる、また、テロのようなIS国のようなところがなくなるということであれば、それは子どもを戦争から守るということは可能だというふうに思いますけれども、いまだに戦争というのがなくなっていない。戦争でもって一番悲惨な思いをするのは子どもであり女性であり、そういった社会的に弱い立場にいる人たちだろうというふうに思っています。じゃ、そういった理不尽な状態の中からどうやって子どもたちを守るのかという話になれば、ある程度自衛をしなければいけないというふうなことも必要だろうというふうに思います。民主党政権時代に、仙石という国会議員の先生が自衛隊を暴力装置というふうな表現をしました。暴力装置ということでもって国民から一斉に批判を受けたわけでございますが、国際的には軍隊というのは暴力装置であるというのは常識の話でありまして、日本国だけが自衛隊が暴力装置じゃないというようなことを言っておりますけれども、でも、そういったものもある程度は必要なんだというのが今国際通念上のことなのかなというふうに思います。自衛というのも、そうなれば、我々が持っている自然の、自然権というんですか、そういったものだろうというふうに思っています。ただ、その自衛隊がいつの日かなくなるような世界の情勢が来ることを我々は願わざるを得ないんだろうというふうに思います。ただ、そういう事態がない限りにおいては、やはり必要最小限度の自衛力というのもやむを得ないんだろうというふうに思います。自衛隊というのは、今のこれだけ災害が多くなっている中で、ある程度国民の間には公共財としての使命というのが認められつつあります。公共財の定義というのは、守る人を差別しない、そして対価を求めない、この二つの条件を持つのが公共財だということになれば、今まさに東日本の大震災の救助のあり方、また、我々の音更町が災害のときにも、自衛隊の方々は我々が対策本部をつくったときには絶えず我々のそばにいてくれます。そういったことからいけば公共財だろうというふうに思っています。そういった意味でもって、我々も自衛隊に依存している部分がありますので、そういったことからいけば自衛隊を認めざるを得ないだろうというふうに思っていますし、また、子どもたちを戦禍から、戦禍に行かせないというようなことは、それは大事なことかもしれませんけれども、戦禍から守るというのも子どもの権利だというふうに思います。そのための必要性というのは我々は認めていかざるを得ないというふうに思っていますので、その辺については、必ずしも守屋議員との見解は違うかもしれませんけれども、御理解をいただきたいと思います。
再質問 9番 守屋いつ子
一言だけ。さきの戦争のときに市町村が戦争反対者を取り締まった、そういうことがありました。自治体職員が……。
再質問 9番 守屋いつ子
はい。自治体で働く人たち、ここは常に戦争責任の表裏に立たされているというふうに思うんです。自治体の役割としては、先ほども言いました、住民の暮らし、命、財産を守る、そこら辺に立ってまた町村会としてもそのあたりの検討をしていただきたいというふうに要望をいたします。