音更町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月18日
公的責任を堅持し、安心・安全の水の供給を
2018年9月18日、音更町議会の一般質問で、守屋いつ子議員が「公的責任を堅持し、安心・安全の水の供給を」について質問し、町長 小野信次、建設水道部長 鈴木康之、副町長 高木収が答弁しました。
- 質問者
- 守屋いつ子 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、建設水道部長 鈴木康之、副町長 高木収
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 守屋いつ子
では質問をさせていただきます。公的責任を堅持し、安心・安全の水の供給をということで質問をさせていただきます。水道は日常生活に直結して健康を守るために欠くことができないものであり、貴重な資源です。水道は水を人の飲用に適する水として供給する施設であり、水道法では、水道の布設及び管理を適正かつ合理的なものにして、水道を計画的に整備し水道事業を保護育成することで清浄にして豊富低廉な水の供給を図り、公衆衛生の向上と生活環境の改善とに寄与することを目的としています。さらに、地方自治体は、当該地域の自然的、社会的諸条件に応じた計画的整備に関する施策を策定し実施することと公の責務も明記しています。しかし、公共サービス市場化の流れは命の水にまで及んでいます。ことし196回通常国会で水道法の一部を改正する法律案は成立に至りませんでしたが、政府が導入を推進しようとしているコンセッション方式というのは、施設の所有権を自治体に残したまま、民間事業者に運営権を包括的に委託するもので、水道事業の広域化、民営化そのものです。その法改正を待たずに、前倒しで民営化に踏み出す自治体も出てきています。音更町のホームページ、「音更町の水道事業のあゆみ」では、昭和39年の簡易水道設置から始まり、平成30年度までの第3次拡張事業に至るまでの経過がわかりやすく掲載され、より安全な水をより安定して供給することを目指して事業運営が行われている労苦も伝わってくるものです。そのような中、「地方公営企業の抜本的な改革等の取り組み状況について」では、「地方公営企業の経営については、自らの判断と責任に基づき経営健全化に不断に取り組むことが必要であり、その前提として公営企業が行っている事業そのものの意義、サービスの必要性を検証し、事業統合や民営化等について検討する必要があるとされています。」と記されています。音更町が住民へ安全で良質な水を安定して供給できることを願って質問をいたします。1、「地方公営企業の抜本的な改革等の取り組み状況について」の内容について、詳しい見解をお伺いいたします。特に、事業の意義、サービスの必要性、事業統合、民営化等について検討する必要性について。今、政府が進めようとしている法改正との関連があるのか伺います。2、1市6町村で運営する、十勝中部広域水道企業団の運営内容と財政状況についてお伺いをいたします。3、水道は生存権を具現化する事業ですが、日常生活においては無意識に利用しているのが現状ではないかと思います。水の大切さ、町の役割についての啓発活動を旺盛にすべきと思います。現在の取り組み状況と今後の取り組みについてお伺いをいたします。4、平成30年度で第3次拡張事業が終わると思われます。今後の課題と計画についてお伺いをいたします。5、住民の切実な願いは水道料金の引き下げです。今後検討していくべきと思いますが、見解をお伺いいたします。以上、答弁よろしくお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
安心で安定した水の供給についての御質問にお答えいたします。初めに、「地方公営企業の抜本的な改革等の取り組み状況について」でありますが、地方公営企業の経営につきましては、平成26年の国からの通知において、「自らの判断と責任に基づき、公営企業の経営健全化等に不断に取り組むことが必要」であり、その前提として、「現在公営企業が行っている事業そのものの意義、提供しているサービス自体の必要性について検証し、事業に意義、必要がないと判断された場合には、速やかに廃止等を行うべき」とされ、「事業の継続、サービスの提供自体が必要と判断された場合であっても、採算性の判断を行い、完全民営化、民間企業への事業譲渡等について検証する必要がある」とされております。また、平成28年閣議決定の「経済財政運営と改革の基本方針2016」において、公営企業の抜本的な改革、事業廃止、民営化、広域的な連携及び民間活用を推進することとされており、平成28年度から地方公営企業の抜本的な改革等の取り組み状況について公表することとなっております。本町の水道事業は、町民の生活や経済活動に欠かすことのできない重要なライフラインを管理している事業であり、その経営については、現行の体制及び手法で健全な事業運営が図られていることから、「現行の経営体制を継続」することとして町のホームページで公表しております。今後は、人口減少が見込まれる中で、料金収入の減少や浄水場、管路などの更新に多額の費用が必要となることから、施設の状態を適切に把握し、中長期における更新需要の見通しを行う資産管理計画、いわゆるアセットマネジメントを作成し、それを踏まえた水道事業の基本計画となる経営戦略を策定し、経営に反映していくことが重要であると認識しているところです。現在、政府が進めております水道法の一部を改正する法律案との関連についてでありますが、水道事業の基盤強化を初め、広域連携、適切な資産管理、官民連携を推進することとなっております。広域連携の推進につきましては、都道府県が水道事業者等の広域的な連携を推進するよう努めなければならないとされております。適切な資産管理の推進につきましては、水道事業者等が点検を含む施設の維持修繕を行うに当たり、履歴等を記載する施設台帳の整備を義務づけ、水道施設の計画的な更新及び更新に要する費用を含む収支見通しを作成し公表するよう努めなければならないとされております。官民連携の推進につきましては、選択肢の一つであるPFI法に基づくコンセッション方式により民間事業者に施設の運営権を設定する場合、現行の水道法では、地方公共団体が受けている水道法による水道事業の認可を返上した上で民間事業者が新たに水道事業の認可を受ける必要がありましたが、今回の法改正案では、地方公共団体に水道事業認可を残したまま民間事業者が国から運営権の設定に関する許可を受けることを可能とし、より一層の民間活用を促すものとなっております。次に、十勝中部広域水道企業団の運営内容等についてでありますが、十勝中部広域水道企業団は、昭和56年に本町のほか、帯広、幕別、芽室、池田、中札内及び更別の1市4町2村で設立され、平成7年度から構成団体に対して用水供給事業を行っております。財政状況につきましては、平成28年度決算で2億円を超える当年度純利益を計上しているほか、企業債残高が過去5年間で38億円ほど減少しており、財務の安定性や経営の安全性は確保されているところであります。次に、水道に対する啓発活動についてでありますが、啓発活動の一環として、町ホームページに、水道の事業の概要、経営状況及び各種計画などを公表しております。また、町浄水場では施設見学を受け入れており、水道水がつくられる過程や水の大切さなどを説明しているところです。29年度は9団体、258人の申込みがあり、これからも多くの方に参加していただけるよう広報紙やホームページで周知してまいります。次年度からは、国が定める6月1日から7日までの水道週間に合わせて水道パネル展を開催するなど、水道についての理解をさらに深めてもらえるような取り組みを実施してまいりたいと考えております。次に、第3次拡張事業終了後の今後の課題と計画についてでありますが、第3次拡張事業については、本年度をもって終了する見込みとなっております。今後については、現状において耐用年数を経過した水道施設がふえてきており、多額の更新需要が見込まれます。持続可能な水道事業の経営に向け、現在策定中の経営戦略によって来年度から具体的な運用を図っていきたいと考えております。とりわけ水道施設の適切な維持管理と重要度、優先度を踏まえた更新事業の推進が大きな課題となるため、当面は単年度に事業費が集中しないよう平準化を図りながら、老朽化している管路の更新事業を中心に施設整備を計画的に実施してまいります。最後に、水道料金の引き下げについてでありますが、水道料金の改定につきましては、平成24年に、少量使用者への配慮や利用者全体の公平性を損なうことのない料金設定を実現するため、使用目的を基準とした用途別料金体系から、設置している水道メーターの口径を基準とする口径別料金体系に変更するとともに、全体で7.85%の引き下げを実施し、平成26年には消費税の増税に伴う料金改定を行っております。予想される人口減少に加え、節水機器の普及など水需要の減少に伴う料金収入の減少、水道施設の老朽化に伴う更新費用の増加など、今後の経営状況が厳しくなることも想定されることから、水道料金の値下げは困難であると考えております。水道料金については、他の一部自治体では値上げする動きが見られるところですが、本町としては経営の一層の合理化や適切な施設の維持管理等を行い、極力料金を値上げしないよう努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 9番 守屋いつ子
では、再質問をさせていただきます。今回の北海道東胆振大地震、これによって、ここがブラックアウトという形にはなりましたけれども、そのときにあわせて断水になるんじゃないかというデマも流れました。改めてそういう中で、本当に水の大切さ、ここがそれぞれに痛感したところかというふうに思いますし、また、今回停電にはなったけれども、水があって本当によかったという、そういう認識も新たにしたんじゃないかというふうに思われます。そういうことから考えますと、本当に水が非常に我々の生活の中でなくてはならないものだという観点がきちんと備わったんじゃないかというふうに思っております。今、先ほども申しましたが、国はこの水を商品にするという方向でさまざまな動きを見せております。そういう中でホームページに「地方公営企業の抜本的な改革等の取り組み状況について」ということが掲載されておりまして、私は非常にびっくりしました。というのは、全国的には水道の民営化ということで非常に問題にはなっているが、まさかこの音更でこういうことがホームページに掲載されるということは考えてもいませんでした。改めて見て、さらにそしてその中で、水道事業の意義、サービスの必要性、事業統合、民営化について検討する必要性についてということで記載されておりました。それで思ったのです。この意義を変えるということが、サービスの必要性をどう検討するのか、事業統合、民営化、これについてはまさに国の方向を示すままに動いていくのかということで思ったわけなんですが、改めてお伺いをいたします。事業の意義についてはどのように押さえているのか確認をさせてください。
答弁 建設水道部長 鈴木康之(建設水道部長は2020年3月まで)
事業の意義についてということでございます。水道事業におきましても、答弁させていただきましたとおり、国からの通知におきまして、水道事業の必要性、意義、提供しているサービスの必要性について検証し、必要がないと判断された場合には速やかに廃止を行うべきということでございますので、私どもといたしましては、当然必要であるという判断のもと水道事業を現在も維持しているところでございます。ただ、国のほうでは、採算性の判断、完全民営化、民間企業への事業譲渡などについて検証する必要があるという、そういう中身になっておりますので、水を商品化するというお話がございましたが、これは、人口減少ですとか地域が分断していく中で、企業経営が難しくなった場合に国としてはそういったことも検討しなさいというふうに事務方としては理解しておりますので、答弁にもさせていただいたとおりなんですが、あくまでも国の通知は、おのおのの事業体がこういった人口減少とか地域性を勘案して意義、それから必要性を判断するということでございますので、必要性に意義がありますので私どもは今企業を維持しているという状況でございます。よろしくお願いいたします。
再質問 9番 守屋いつ子
わかりました。ただ、今いろいろこの水道事業については音更中部広域も含めて健全な運営がされているということでホームページ等でも報告されておりますし、決算だとか、決算審査の特別委員会だったり予算審査なんかでもそういう報告があって今の事業が進められているというのは十分理解しているところです。そういう、水というのは安定的に、そして安全で安定的に給水をしていくという本当に大原則があると思います。そういう意味から、今の時点で、今の現状のままこの水道事業を継続していくということで御答弁いただいておりますけれども、ただ、ホームページの中で掲載されております内容、これというのは今の法改正にあわせて、法改正案ですけれども、そこに合わせて掲載内容を変えたのか。これはいつからホームページがこの内容で更新したのか。この更新するに当たっていろいろ庁舎内の論議などがあったのかというところを確認させていただきます。
答弁 建設水道部長 鈴木康之(建設水道部長は2020年3月まで)
ホームページでの公表という部分のお話しかと存じます。こちらも答弁させていただきましたが、時期については平成28年の閣議決定に基づいております。その中で公営企業の抜本的な改革、事業廃止、民営化、広域的な連携及び民間活用を推進することとされており、先ほど申しました「地方公営企業の抜本的な改革等の取り組み状況について」公表するということがうたわれておりますので、これに基づきまして本町のホームページにおきましては、今、議員さん御指摘あった30年3月31日時点と29年3月31日時点、ですから28年度から事業の経営を継続するということをまず明記して、それから、今後の方向性等につきましても、28年度につきましては現行の体制で健全な経営が行われているため現行の経営を維持すると。それから、30年度3月31日時点につきましては、現行の経営体制を継続ということと、方向性につきましては、これも答弁にさせていただきましたが、今後多額の更新費用が必要となるため、アセットマネジメント、資産管理計画でございます。これらや経営戦略の計画を作成して中長期的な視点で経営を行うことが重要であるということを明記させていただいております。なお、これにつきましては、例えばこの辺が固まれば、所管の委員会でその内容を御報告したり、こういったホームページでわかりやすくそういう内容を公表していくということで考えてございます。以上でございます。
再質問 9番 守屋いつ子
この関係については非常に水道事業を大きく左右するものかなというふうには思うんです。そういうことで、この公営企業の、公営企業というか水道の地方公営企業の関係では、先ほどもありましたけれども、政府は経営の抜本的改革を加速するということで骨太の方針2018年で示しております。自治体に対しては2018年までに公営企業の経営戦略の策定を要請するとしております。そういう中で、国としては水道事業を、先ほどもありましたようにコンセッション方式という形で民間に経営を委ねていくといいましょうか、民間業者に運営権を売却してしまうような、そういう内容になっておりますけれども、そこに着々と駒を進めていくための準備に自治体はしっかり丸め込まれているというか、そういうものに沿って動かざるを得ない状況になっているのかなというふうに危機感を持つんです。これは、先ほども答弁にもありましたけれども、この水道事業、市町村ごとにやっぱり地理的な条件だとか今までの歴史的な経過の中で我が地域の水道をどうするのかという、そういうものをきちんと持たないと何かその流れの中に巻き込まれてしまうという、そういう危険を私は非常に感じるんですけれども、国からの通知があってということなんですが、これについて、この町はどうしようかという議論というのは庁舎の中でできているのかどうか、そこをお伺いいたします。
答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)
水道事業の民営化ということでございますけれども、いわゆる公営企業に関して運営しているものについて民営化できるものであれば民営化していきなさいというのが国の指針だと思います。本町はありませんけれども、公営企業適用の中では、例えばガス事業ですとか、あるいは交通事業、バスとか地下鉄、そういった交通事業、そういったようなことをやっている自治体もあります。そういったことも含めて、その中で本町は上下水が法適用、公営企業の適用されているという状況にあります。この地方公営企業法というのができたそもそもの考え方が、やはりそういう今のような水道ですとか、あるいはガスとか交通とかそういった事業分野については、きちっとしたコスト意識を持って、そして資産、負債といった、そういったこともきちっと把握しながら経営を行っていくんだと。いわゆる税金を投入するに当たってはしっかりとした採算性を持って運営していかなければいけないと、そういった趣旨で公営企業法を適用するべきだということになっています。本町もそのように適用させていただいております。これはもう既に公営企業法適用になっていますので、まして中部水道企業団については、これは広域でやっておりまして、一部事務組合ですけれども広域でやっておりますので、非常にこの十勝、音更含めて、その辺は十分そういう法の精神に基づいて合理的な運営をされているというふうに認識しています。国は、もう一歩今進めているというのは、これを否定しているわけではないと思うんですけれども、さらに民間の活力を使えるものについては民間の活力を使うことが望ましいと、そういうふうに判断されるものについてはそういった手法も取り入れていったほうがいいんじゃないかということで、積極的に推進ということにはなっていますけれども、必ずしも今のやっている地方公営企業法を、それに基づいている事業を否定しているわけではなくて、その上で、検証した上でさらに一歩進める必要があると判断すればということでございますので、本町については、今、町長からの御答弁でも申し上げましたけれども、水道事業については健全な運営をさせていただいているといった状況にもありますので、今この場面でさらにこれを一歩進めて完全に民営化するといったようなことは現時点では考えておりません。以上です。
再質問 9番 守屋いつ子
もう一つ確認させていただきたいんですけれども、「地方公営企業の抜本的な改革等の取り組み状況」、平成30年3月31日現在、時点のものが掲載されております。これというのは毎年更新していくんでしょうか。それとも年度年度でこれを検討して掲載していくんでしょうか。
答弁 建設水道部長 鈴木康之(建設水道部長は2020年3月まで)
年度ごと報告というか公表していくことになってございます。以上です。
再質問 9番 守屋いつ子
わかりました。今、国の流れにもしかしたら巻き込まれそうな雰囲気があるかというふうには思うんですが、今現在の状況についてはわかりました。ただ、やはり水というのは、改めて言うことでもないのかもしれないんですけれども、水道法の中でも、また、水循環基本法の中でも、そして憲法の中でも非常に命の源である。そして、水が人類共通の財産であること。それには清浄にして豊富低廉、これは清潔な安全な水を安く、そして豊富に人に対して供給を図っていくんだということできちんと明記されてあるものです。だから、この水、医療現場においても命を伝える、支えるためにも本当に大きな役割を担っております。私たちの生活の中でもそれを担っております。だから、採算だとかそういういろんなもろもろの問題もあると思うんですが、ここに公的な視点をやっぱりきちんと据えるということが私はとても大事なことじゃないかというふうに思います。あと、次なんですけれども、中部広域水道事業団の運営内容と財政状況については、ホームページなんかでもかなり詳細に報告がされているかというふうに思います。それで、ここは一部事務組合といいましょうか、そういう関係もあるので、中にはなかなか入ることはできないかと思うんですが、一つ気になるものは、中部広域水道事業団と音更町との関係で責任水量の関係があります。責任水量として音更町が今年度1万五、六千立方メートルぐらいですか。そこで、この責任水量と中部広域企業団から受ける、受けるというかそこで使う水量は本来的には100%でなければならないのかなというふうな捉えはあるんですけれども、報告の中では六十数%というふうに書いて、記載されておりました。その関係についてお伺いしたいと思います。
答弁 建設水道部長 鈴木康之(建設水道部長は2020年3月まで)
責任水量の話でございます。企業団のホームページ等、今、議員さんが、ホームページに載っているとおりなんですが、もともと計画段階で厚生労働大臣から認可を受けた当時、各構成の町ごとに給水量みたいなのが定められております。ダムがございまして、それが基本的にはここで言う責任水量。ただ、これは100%その水が使われたとしての量でございまして、言いかえますと音更町の場合、企業団さんからは全てその責任水量を今買っているというか、もらっている状況ではございません。あくまでも計画時点でございますので、計画人口も、私の今記憶では30万人ぐらいの全体の計画人口でございますが、例えば今20万人しかいないとすれば、その辺もあって水量は必ずしもそれが100%ではないと。ただ、うちの町の場合、決算等でも御承知のとおり大体3割から4割程度この企業団さんから水をいただいておりますので、その水量についても、毎年報告しておりますが、多少動きはございますが、大体そういう比率でその責任水量をベースに水を買わせていただいているというか供給を受けている状況でございます。以上です。
再質問 9番 守屋いつ子
この責任水量は、この量だけ音更が責任を持ちますよというものかというふうに思います。それで、そこに対する分担金というか費用負担というのは、この責任水量分全部をやっぱり責任を持つということになって分担金を支払っていくという方法になっているのか、そこについてお願いします。
答弁 建設水道部長 鈴木康之(建設水道部長は2020年3月まで)
費用の部分の話でございますが、構成団体全体で最大数量を想定しておりまして、本町もその分の分担を負っております。使っている水量の分と建設費に係る負担も生じております。先ほど私ダムと話をしたんですが、管路も含めて膨大な費用かかっておりますので、そういった比率も含めて、建設費に対する負担もありますので、そういう状況で今負担が生じているということでございます。以上です。
再質問 9番 守屋いつ子
これについては非常に大きな事業であるというふうに思いますが、いろいろ調べた中で国からの負担、公費負担というのは水道事業の場合はあるのでしょうか。それはどういうふうにして掲載されているのかというところをお伺いいたします。
答弁 建設水道部長 鈴木康之(建設水道部長は2020年3月まで)
企業団の話というよりか、一般的に水道事業、私どもも今事業経営しているわけなんですが、最近は、例えば耐震化、先ほど町議から地震のお話が冒頭ございました。こういった施設改修等の費用は、国のほうも耐震化を進めておりますので、そういった場合は水道企業の一部、国から補助をいただいて、安全な水、大切な水を供給できるような事業で国から補助をいただく場合はございます。以上でございます。
再質問 9番 守屋いつ子
そうしましたら、今度進めさせていただいて啓発活動、ここについては、水道関係においてはホームページなんかでも当然出ておりますけれども、子供、小学校の3年生、4年生も授業の中でそれが盛り込まれ、そして施設見学なんかも行われているというふうに思います。改めて私、今回こうやって水道事業関係を質問するに当たり調べさせていただいたときに、町としてというか、非常にこれに対するエネルギーというんでしょうか、そこに対して、水をきちんと届けなければならないという自治体の方々の努力だとかそういうものが非常によく見えてきたかなというふうに思います。そういうことで、水はこんなに重要、大切に届けられるんだということを、子供さんだけではなくて、大人の方々も含めて一緒に考える機会をたくさん持つことが大事なんじゃないか。今回いろいろ節水ということなんかも言われましたけれども、そういうことがなければそこにもなかなか至らないのかなというふうに思ったところなんです。今度、御答弁の中では、水道週間にあわせてパネル展などを行っていきたいという御答弁でありましたけれども、そういうどういう姿勢で取り組んでいるのかというのをいろんな機会を持って伝えていくということが必要かというふうに思います。そういうことで、これについては改めての答弁はなくても十分かなというふうには思います。ぜひ進めていただきたいというふうに思います。あと次には、第3次拡張事業ということで、これは今回終わるということです。今後やっぱり水道管など、施設など老朽化していくというか、進んでいくというふうに思いますし、そういう関係ではどんどんやっぱり更新事業だとか更新費用だとか、非常に莫大にはなってくるというふうには思います。そういう中で、そういうこともあって国としては民間にということも出してきてはいるというふうに思いますけれども、ここについて、例えば音更町の場合の水道の耐震化といいますか、老朽管の取り替えということと耐震化ということとは同じ意味を持ってやっているのかどうかを確認させていただきたいと思います。
答弁 建設水道部長 鈴木康之(建設水道部長は2020年3月まで)
施設の更新、耐震化というところのお話でございます。3次拡張は今30年度で終了なんですが、御答弁させていただいたとおり、これからは、人口は余り伸びないとすれば、今の施設、わかりやすく言いますと浄水場や配水池などの施設、それから、そこからつくった水をお客様のお宅まで届ける管路の部分の更新、現在の状況でいきますと、まず施設のほうの耐震化はほぼ一巡している状況となっております。ただ、メーンのメーン管路、配水管路と私ども言っていますが、大きな管の部分がまず地震等で例えば破断すると町のほうまで水が送れなくなりますので、今後管などもその重要な部分から優先して耐震化を進めていくという計画になっております。ですから、ここの辺はまだこれから施設更新全体を平準化しつつ、重要度の高いところ、特に災害、地震等の対応が水道の場合重要かと思いますので、今後もその更新及び耐震を進めていくという予定になってございます。以上でございます。
再質問 9番 守屋いつ子
この水道管の取り替えといいましょうか、これはいろんなところでされているのは常々目にしているわけなんですけれども、その中で、いろいろ近所の人たちと話す中で、アスファルトを削って、また穴掘ってそして埋めていく、それを順繰り順繰りやっていくんだけれども、これはこの方法しかないんだろうか、これって効率的なんだろうか、費用がさらにふえているんじゃないかというような疑問をよく投げかけられます。そういう中で、地中に埋まっているものですからそれをしなければならないというふうには思うんですけれども、方法としてはそれしかないのかどうかというのか、そのあたりはどうなんでしょう。効率的に財政的にもそう負担かからないでやっていくという方法はないのかということをお伺いしたいと思います。
答弁 建設水道部長 鈴木康之(建設水道部長は2020年3月まで)
今、近所の方というお話を伺いまして、確かにこの部分につきましては、まず管の入れかえ、塩化ビニール管といってつなぎ目が余りないような管を宅内のほうは今順次整備させていただいております。ただ、工事に関しましては、これは土木課、例えば建設水道部でいいますと土木課のほうとは、なるだけ道路の再整備の御要望とこういった水道管の更新をできればあわせて行えば効率的で手戻りが少ないというふうに考えてございますので、この辺は所管課同士で事業計画、地域の御要望とあわせながら整備をしていくことが望ましいというふうに考えてございます。この辺の対応につきましては、なるだけ掘り返さないほうがいいんですが、例えば下水道管でいきますと、下水道管を生かしたまま、オメガライナー工法といいますか、管の中に管を入れるような工法が下水の場合は最近出てきてございますが、水道の場合はもともと内面に圧力がかかってございまして、下水とはちょっと手法が違いますので、基本的には表面を掘ってその後復旧させていただくという方法が現行で行われているところでございます。以上でございます。
再質問 9番 守屋いつ子
わかりました。確かに土木工事とあわせて取り替え作業を行っているというのは拝見しております。そういうこともやっぱり全部住民のこれがもしかしたら水道料金にはね返っているんじゃないかとか、いろいろ結構細かく疑問として生じてきているということもありますので、そこら辺も効率的にやっているということも含めたPRも必要なのかなというふうに思いながらおります。あと、毎日の生活の中で切実な問題としてはやっぱり水道料金の引き下げになるんですけれども、先ほどありましたけれども、平成24年から少量使用者のことで、使いやすい、負担を少なくしていくというための料金改定が行われております。今水道事業としては非常によい状態で進んでおりますけれども、例えばこの後水道料金の引き下げということを踏み切る場合はどういう条件が整っていけばそこに至るのか、そのことを確認をさせてください。
答弁 建設水道部長 鈴木康之(建設水道部長は2020年3月まで)
どういった場合に下がることが想定されるかということで、非常に難しいと言えば難しいんですけれども、単純にいけば、人口がふえていくこと、それから施設の更新が順調にいって例えば長持ちする管路に全部かわった場合、更新等の費用が一定に抑制され、かつ人口がふえれば、スケールメリットといいますか、割り返しますので、お客様の使用料、水道料金は下がることが想定上はされますが、今の現状の中で、人口が伸びず、耐震化と更新が、耐用年数等が出ておりますので、これらを、答弁にもさせていただいたんですが、平準化させながら、急ぐところから順次やっていっているという状況でございます。ですから、理論上でいくと、人口がやはりふえ、利用者がふえるというのが一つ、あと水量がたくさんふえるというのもありますが、今節水の例えばトイレとか、水を大切に皆さんお使いいただいていますので、その辺は、ぽんと下げるという数値が出るのはなかなか難しい状況かなとは考えます。以上でございます。
再質問 9番 守屋いつ子
なかなか難しいことだというふうには思いますけれども、例えば音更町は減免、軽減制度というのは持っていないというふうに認識しておりますが、北海道で言えば旭川あたりは 低所得世帯への減免、軽減制度ということで行っている。そういうことも取り入れていく必要もあるんじゃないかというふうに考えるところですけれども、そのあたりの検討はされた経過というのはあるのかどうかお伺いいたします。
答弁 建設水道部長 鈴木康之(建設水道部長は2020年3月まで)
減免制度の話でございます。今私どもで知り得る、担当部局で知り得る範囲ですが、北海道内で水道料金の減免制度を取り入れている町といたしましては、旭川市さん、小樽市さん、余市町さんなどが減免制度を取り入れているというような情報は持ってございます。具体的には、高齢世帯、ひとり親世帯、障がい者世帯と、あと低所得世帯というんですか、基準を設けましてというのは設けておりますが、ただ、これ議員さん御承知かと思いますが、水道料金については一般的に電気料金やガス料金と同じ私法上の債権でございまして、こういったものとしたときに、私の知る範囲では、なかなかガス、電気はそういうのないのかなというふうに考えてございます。ただ、こういった町が、自治体さんが導入されている経過としては、資料等で読む範囲では、その分の補填を企業に対して自治体が政策で補填しているというようなお話も伺っているところでございます。ですから、この辺の判断は各町と企業の間の御判断もあるのかなということで、うちの町の場合はまだそういう検討はしていないという現状でございます。以上でございます。
再質問 9番 守屋いつ子
了解しました。水道企業としてはではなく、福祉施策として行っているということだったのかなというふうには思います。ただ、今後、そのことも含めて福祉施策として持っていくのかということも検討していく必要があるというふうに思います。結構音更の水道は高いというふうな声もありますので、ぜひ検討していっていただきたいというふうに思います。また、例えばよく家庭菜園等で水を使う方がおります。そういう方も非常に趣味の範囲、これは趣味じゃないというような言い方でよく水を畑にまいておりますけれども、そういうことも含めて、これは、例えば家庭菜園なんかにおいては非常にその方々の生きがいにもなるし、そういうことが福祉的な要素を含めていくと、そういうことに対しても何らかの配慮というのもあっていいのかなというふうに思いますので、そこについてもぜひ今後検討をしていっていただきたいというふうに思います。そのあたりは提言とさせていただきます。それで、今回こうやって、今国が行われております水道の広域化、民営化ということで、本当に命の水を商品として民間に渡しちゃうのかというのは、公のところで、公で行っている分については利潤を追求するということはないわけです。だから、必要なものを必要な投資をして水をそれぞれの蛇口に送っていくということなんですけれども、そこに民間の事業者が入ってくると、これは商品となって、そして利潤を追求していく、それは明らかだというふうに思います。それで、特にコンセッション方式については、諸外国ではもう何年もやってきております。イギリスにしてもヨーロッパのほう、アメリカのほうなどでずっとこれをやってきていたけれども、やっぱり水は公のものだ、公が行わなければならないということで再公営化ということで、今見直されて再公営化が広がっているということも当然御存じだというふうに思いますけれども、そこについての認識というのはいかがなんでしょうか。
答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)
先ほどもちょっと水道の民営化の話の中でお答えしたんですけれども、これは民営化できるということであって、民営化するかどうかは、採算性だけではなくて、やはりその必要性で判断しなければならないんだと思います。音更町においてはということで関して言えば、今の水道のやり方、公営企業法を適用してやっていると。直営でやっている。施設の管理運営については委託している部分もありますけれども、基本的に町がやっているということで、これがベストだというふうに思います。企業団の水を確かに受けています。企業団も公営企業ですから、これは事業主体が一部事務組合というだけで、そこも同じやり方でありますから、このやり方がベストだろうというふうに思っています。今イギリスの話とか出た、ヨーロッパの諸外国の話も出まして、そこは民営化に踏み切っているのは必ずしも水道だけじゃなくて、交通関係もやったりして、鉄道やなんかもまた戻ったりするとかいろいろあります。ですから、民営化が全て正しいとかそういうことは必ずしも思っていません。ただ、民営化していくということと公営企業法を適用していくということは、これは限りなく民営化に近い考え方なんです、経営していくという。先ほど私、経営の中でちょっと税金という話もしてしまったんですけれども、基本的には料金で賄うという仕組みでありますから、その部分においてはまさに自己完結していくと。採算性はその中で、企業会計の中でとっていくと。ですから、そこが一定程度料金に反映するのは、これはやむを得ない仕組みです。これは民営化であろうが町がやろうが、必ず料金というものはついて回りますので、そこについては極力、町長からの御答弁でも申し上げましたように、合理化ですとか施設の早目の維持管理、こういったメンテナンスをしっかりやっていくことで耐用年数を超えてももっていくような形でいくと。そういった中で少しでも料金が値上げにならないような私たちは経営努力をしていくということでありますので、そうしたことを含めて現時点では完全民営化というようなことは考えていないということで御理解いただきたいと思います。
再質問 9番 守屋いつ子
はい。