小樽市議会 平成16年第3回定例会 2004年9月15日
(1)監査の在り方について(包括外部監査)/(2)教育の情報公開について(職員会議議事録)/(3)生ごみの発生抑制について(段ボール方式とコンポストの検証)
2004年9月15日、小樽市議会の一般質問で、大橋一弘議員が「監査の在り方について(包括外部監査)」「教育の情報公開について(職員会議議事録)」「生ごみの発生抑制について(段ボール方式とコンポストの検証)」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。
- 質問者
- 大橋一弘 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 大橋一弘
8月28日に全国市民オンブズマン大会が函館で開催され、議会に案内が来ましたので 上野議員 森井議員とともに参加してまいりました 全国から479名が参加しましたが 主に取り上げ、 、 。 、られましたものは、議会における政務調査費の透明度、役所における議員からの口きき記録報告書、公共事業の談合、入札制度の改革、道警の裏金証言、監査における包括外部監査の事例評価でありました。包括外部監査についてお聞きしますが、包括外部監査は、外部の政治的、精神的に独立した外部監査人が自治体の監査を行うものであります。平成11年から、地方自治法により人口30万以上の中核市に義務づけられ 実施をされております また 人口3万6,000人の善通寺市のように 条例により実施している自治体も、 。 、 、あります。外部監査制度導入の意義につきましては、監査は外部からのチェックがないと厳正さが確保されづらく、従来の監査委員による内部監査のふじゅうぶんさを正面から認めたところにあると解説されております。外部監査の委託には、最少500万円から東京都の3,000万円まで多額の費用がかかり、当市の財政状況では、早急に導入できるものではないと承知をしております。しかし、焼却場の建設、家庭ごみの有料化、新病院建設と課題を多く抱えており、その事業の適法性、有効性、効率性、経済性を問うことが監査として必要となってくるとき、現在の監査体制で対応できると言い切ることはできないと思います。そこで、外部監査の必要性についてどのようにお考えでしょうか。また、将来の外部監査導入調査に取り組む考えがあるか。それと、現在の監査体制の強化についてどう考えるか、お尋ねいたします。また、外部監査のチェックの中で、議員からの口きき記録制度が取り上げられていますが、自治体によっては議員からの要望等があった場合、要望者の氏名、要望内容、行政の対応等を記録する基準を定めておりますし、43自治体では、議員個人からの口頭での要望等も記録をしております。当市におきましては、記録をとっておりますでしょうか。また、議員からの要望についてどのようにお考えでしょうか。次に、教育の情報公開に関連してお尋ねします。小中学校職員会議会議録を情報公開で読む機会を得ました。式典の内容の論議、国旗・国歌への先生たち平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録の主張を読み取ることもできましたし、各学校の抱えるものを感ずることもでき、長期間PTAにかかわったものとして貴重な体験でした。驚いたのは、記録になっていない会議録も多くあったことです。議題が何であり、どのように話合いがなされ、結論は何であったか、不明確なものが多く、一般社会での会議記録とは言えないものでありました。教育委員会では、内容の不明確なものがあると認識をされておりますでしょうか。会議録は保管しておけばよいと考えているのか、又は各学校の運営状況を知る資料として活用することも考えているのか、お考えをお伺いします。さらに、もう少しまともな会議録であるように指導されるのか。学校独自のものであり、教育委員会の権限外のものと考えているのか、いかがでしょうか。次に、家庭ごみ有料化に関連してお尋ねします。家庭ごみ有料化についてはこれから審議されますが、さまざまな新メニューはあっても、予算等の費用対効果の検証がされ続けなければ、他都市の施策の模倣と予算のばらまきに終わってしまいます。生ごみ減量化の取組の中で、従来のコンポスト助成をやめ、段ボール処理方式に改めましたが、コンポスト助成は、件数と総額は幾らで、それによりどのような効果を生みだしてきたとお考えでしょうか。また、今回の段ボール方式は650件、46万4,100円の予算でありましたが、夏を越した今も、どのくらい持続利用されていると判断をされますか。また、利用者の声はいかがでしょうか。生ごみの発生抑制政策として、市内6万7,600世帯で段ボール方式の普及件数が何件ぐらいになったときに、この方式が生ごみの有効な発生抑制策であるという判断ができるとお考えでしょうか。また、目標数字を幾らとされますでしょうか。再質問を留保して、質問を終えます (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
大橋議員のご質問にお答えいたします。最初に、監査の在り方について何点かご質問がありました。まず、外部監査の必要性についてでありますけれども、包括外部監査の制度としては、政令指定都市及び中核市のような大規模な都市において、監査委員による監査機能を補完するものとして義務づけられており、その他の都市においては規模がさまざまであり、また、求められている監査機能も必ずしも一様でないことから、選択制をとっているものであります。市といたしましては、同程度の規模の都市において包括外部監査制度の導入例がないことや、制度を導入した場合の費用対効果を考慮しますと、現段階では外部監査制度を導入する状況にはないと考えております。なお、将来的な外部監査制度の導入につきましては、今後、他の自治体での取組の実績が積み重ねられると思いますので、これらも参考に研究の上、判断してまいりたいと考えております。また、現在の監査体制の強化でありますが、他都市の状況なども参考にしながら、監査委員とも協議してまいりたいと思います。次に、議員からの要望等の記録でありますが、今まで特に基準等を定めて指示はしておりませんので、統一したものはありませんが、各課においては、議員や市民からの要望も含めた中で、経過として文書に記載されているものがございます。平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録また、議員からの要望についてどう考えるかということでありますが、議員の皆さんは市民の負託を受けて議員活動を行っておられますので、その要望等については、市民要望と同様に、対応可能なものは迅速に対応すべきものと考えております。次に、生ごみの発生抑制についてのお尋ねでありますけれども、初めにコンポスト助成件数と助成金額でありますが 平成4年度から平成12年度までの9年間で 助成件数は3,471件 助成金額は830万4,000円であ、 、 、り、助成による効果については、ごみの減量やたい肥としての利用のほか、市民がごみ問題に関心を持つきっかけになったものと考えております。次に、段ボール方式の生ごみたい肥化や利用者の声でありますが、平成15年度の利用者の調査結果によると、約7割の方々が、ごみ減量に効果があり、今後も引き続き取り組んでいきたいと考えているということでございました。また、完成したたい肥の利用ができない方々からは、たい肥の引取りを希望する意見もあり、これについては市がたい肥を引き取り、公園や市民体験農園などでの利用の検討を進めてまいりたいと考えております。次に、段ボール方式の普及件数の目標でありますが、この事業は生ごみの減量化と市民意識の向上のために昨年度から始めたものであり、実施してから日も浅いことから、現時点で今後の推移を見定めることは難しいものと考えております。しかし、段ボールによるたい肥化は生ごみの有効な発生抑制策になると考えており、今後とも取組を希望する方々の増加が見込まれることから、平成17年度以降も継続して、より多くの基材を配布してまいりたいと考えております。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
大橋議員のご質問にお答えいたします。職員会議録についてですが、職員会議は従前学校に属するものとの扱いで、教育委員会としての関与はありませんでしたが、2年前の学校教育法施行規則の改正に基づき、小樽市学校管理規則において職員会議を置くこととし、校長が主宰するものとなりました。職員会議録は法令に基づく表簿ではありませんが、小樽市情報公開条例に基づいた学校文書として定めておりますので、表簿としての性格を有しております。児童・生徒の指導内容、成績などを除いて公開されるということもございます。したがいまして、職員会議の議事など、経過がわかるものが望ましいと考えており、現在、校長会に会議録の記載内容、あるいはその指導の在り方について話をしており、欠席者への回覧、押印などについて説明をしている段階にございます。( 議長、3番」と呼ぶ者あり)「
質問 3番 大橋一弘
外部監査制度につきましては、私も小樽の中で導入できる状況ではないというこ。 、 、 、とはよく知っております ただ 外部監査の特色は 市の監査をさらに全部監査するということではなくて一つのテーマを決めて、それを深く掘り下げていくところにあります。つまり、多いのは、やはりその市における病院の経営状況、それからごみ焼却場のような大きなプロジェクトが行われるとき、その状況について非常に深い、鋭い監査をしております。これは監査人が弁護士ですとか、それから公認会計士、そういう方々に委託しているという部分も多いかと思います。私が小樽の監査体制の中で要求していきたいのは、そ、 、 、ういうような形で よその都市の外部監査が何をポイントにしているかということを研究し それによってこれからの小樽の事業展開の中で本当にきちんと市民に説明できるように、それから無駄な予算の使い方に平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録ならないような監査をしていく体制をつくっていただきたい、そういうことであります。それから、職員会議議事録につきましては、これは本当に様式が全く定まっていなくて、ノートにほんの数行ずつ書いて、しかも毎回記録者が違うという学校もありますし、それから何月何日に開かれたり、非常に学校の開催日数が多くて、1週間に1回ぐらい職員会議を開いた時期があって、ところが開いた日数は書いていますけれども、そこで何のために開いたのかさっぱりわからない、そういうようなものがあります。誤解していただいては困るのですが、教育委員会が過度に学校に介入しろということを言っているわけではありません。ただ、職員会議議事録というものが定められている以上、やはり一定の基準があるべきだと、そういうふうに考えております。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
今の外部監査制度の趣旨、大橋議員の言われたとおりだと思いますので、今後じゅうぶん研究して、情報公開の時代ですから、透明な行政という観点からも、ぜひこれは実現すべき問題だなというふうには思っております。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
職員会議は校長が主宰するものでありまして、校長は最終的な判断について発言することになっております。記録は一般的に教頭がすることとしておりまして、教頭はその書いたものを校長に見てもらい、欠席者などに回覧し、そしてそのことで欠席者に押印を求めて、それで会議録の整理ということにしております。従来まで教育委員会は、施行規則の改正などもありませんでしたので、全く会議録に関与しておりませんが、今回のいわゆる表簿としての扱いという性格を強めるために、改めての指導をしている段階でございます。