音更町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月28日
町民の日常生活における交通事情について
2009年9月28日、音更町議会の一般質問で、佐藤和也議員が「町民の日常生活における交通事情について」質問し、町長 寺山憲二、民生部長 鈴木俊裕、企画部長 西川友則、副町長 赤間義章、企画課長 谷正義が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤和也 議員
- 答弁者
- 町長 寺山憲二、民生部長 鈴木俊裕、企画部長 西川友則、副町長 赤間義章、企画課長 谷正義
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 16番 佐藤和也
通告に従い、一般質問を行います。町民の日常生活における交通事情についてお伺いいたします。御承知のとおり、広大な面積を有する本町は、その移動の手段につきましては自家用車が主流であります。そのために公共交通機関の発達はなかなか進みません。そして、それがためにさらにまた自家用車の利用がふえるといった状態が続いております。その中で高齢化が進み、運転のできない高齢者の方がふえていくということが考えられ、それが課題であろうというふうに考えるところから、次の3点についてお伺いいたします。1点目、高齢ドライバーが運転免許証を自主返納することを促進するために、行政としてサポートすべきではないか。2点目、高齢化が進むことにより、本町でも買い物難民と言われる人たちが発生すると考えられます。今からその対策をすべきではないでしょうか。3点目、現在のコミュニティバスは2台で1週2時間の運用をしております。バス停の数、運行時間など、現状で目いっぱいと考えます。住民が真に満足する事業にするために、バスの台数など根本から見直す必要があるのではないでしょうか。以上、お伺いいたします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
町民の日常生活における交通事情について、一括してお答えいたします。近年は高齢運転者による交通事故が見受けられ、危惧しているところでありますが、75歳以上の方が運転免許証を更新する際には、事前に講習予備検査という形で認知機能の検査を受けることが義務づけられております。検査の結果、専門医の診断により認知症が確認された場合には、免許証の取り消しということもあり得ると聞いております。御質問は、高齢者の方々がみずから運転免許証を返納することを促進するために、行政としてサポートすべきではないかとのことでありますが、高齢化に伴う心身機能の低下については個人差もありますし、それぞれの生活事情などもあると思われますので、自主返納についてはあくまでも高齢者自身が納得した上で行うべきものと認識しているところであります。また、これが促進のために行政として何をすべきなのか非常に難しい問題でありますが、一義的には免許証を返納してもさほど不便を感じないように、公共交通の環境を整えることが必要と思っております。本町におきましては、市街地をコミュニティバスや路線バスが運行しておりますし、また農村部にあってはスクールバスの混乗利用も行っておりますので、これら現在行っている交通サービスを利用していただくとともに、基本的には御家族に御協力いただくことが望ましいのではないかと思っております。また、高齢化の進展により、いわゆる買い物難民と言われる方々の発生が懸念されるところでありますが、今のところ当面は現行のサービスを継続してまいりたいと考えております。なお、コミュニティバスの運行状況につきましては御質問のとおりでありますが、これまでも地域の要望に沿って停留所の増設や路線の一部変更あるいは通院に対応できるよう運行時間を変更するなど、利用者にとって少しでも利便性が高められるように改善を図ってまいりました。また今回は、国の地域活力基盤創造交付金を活用して、コミュニティバス2台を更新することといたしましたが、高齢者や体の御不自由な方々に配慮したノンステップバスの導入を行うこととしたところであります。なお、コミュニティバスを増車して運行路線の見直しを図ることは、運行時間の短縮やきめ細かな運行経路とすることができますので、利用者にとっては望ましいことであると思っております。しかしながら、これまでも十勝川温泉や駒場地域への運行要望があった際に申し上げておりますが、既存路線バスとのかかわりもありますので、実現することは難しい状況にありますし、また今回導入するバスについては1台が約1,850万円と高額で、その運行経費につきましても毎年約1千万円を要しておりますので、財政的な面からも直ちに増車することは難しいと考えております。ただ、今年度から次期総合計画の策定が進められており、この中で高齢社会における公共交通のあり方などについて、コミュニティバスの運行を含め広く論議されるものと思っております。したがいまして、今後は次期総合計画に沿って対応してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 16番 佐藤和也
余り思っていたような答弁ではなく、まあ想像していたといいますか、多分、最終的には5期総という話になるんだろうなというふうに思っておりました。少し考え方なりを整理して、同じ5期総に対してでも、やはり町としてある覚悟を持った上でつくっていただきたいという意味も込めまして、再質問をしたいと思います。まず1点目、自主返納についてなんですが、先ほど本人の意思を尊重するんだと、そして家族の協力ということをおっしゃいました。私は実態というものをもう少し細かく見ていただきたいなというふうに思います。町長は先ほど、公共交通機関が発達することによって不自由のない状態であれば自主返納されるだろうというようなことで答弁されていましたけれども、実はこの自主返納がなかなか進まないのはいろんな理由があるからなんです。一つは、高齢者の方が自分はまだ運転できると思っていらっしゃる。先ほど言われるように、当然、高齢者だから全てできないんではなくて、いろんな方がいらっしゃいます。どれだけ年をとっても立派に運転されている方もいらっしゃるし、問題のない方もいらっしゃる。ところが、一番困るといいますか、家族にとって困るのは、自分は何ともないと思っているけれども、客観的に見たときにその運転が非常に危険だと。これはもう、その方の意思とかいうことではないんだろうと思います。家族の方がそういう方に、もう免許は返しましょうという話をしたときに何が起きるか。これはやっぱり人間ですから、その言われた方は、家族の方は運転が危ないのでやめてほしいという意味だけで言っていることが、実はあたかも全人格的に、自分が今まで来た、通ってきたことを全て否定されるようにとらえられる方が多いと聞いています。ですから、そういった感情の問題でもって、家族が言うわけですから、なかなかうまくいかないし、逆にもつれてしまうことも多いと。そして自主返納が進まないのは、さっき町長が言われたとおり、かわりのものがあればいいけれどもというのが一つ。それと、これはそんなに多くないのかもしれませんけれども、実は運転免許証というのは公の証明としてよく使われていますよね。一番簡単に使えます。なくなってしまうというところに実は不安を感じる方もいるということがあります。私がここでサポートすべきではないかと言ったのは、いろんな意味合いがあります。調べてみましたら、行政だけではなくて民間もかかわって一緒になってやっています。あるところでは民間のバス会社が自主返納された方については乗車料金の、運賃の50%を持ちましょうと。どうしてかといいますと、今まで車で移動した方がバスの利用がふえるということが一つ。それから盛んに言われていますCO2の問題もそうだというようなことで、そういう民間の事業者もいらっしゃいますし、また行政としてタクシー代の1割を補助しましょうというところもあります。ほかに商店街と協力をし合って、そういった方々については買い物も何%割り引きましょうとかいったいろんな形、自主返納からさらにいろんな形で進めていって、振興策にまで広げているところもあるんですね。ですから私は、いろんな形があるわけですから、音更町としても何らかの形をすべきではないのかなと。一番お金のかからない部分で、先ほど言いました運転免許証のかわりということで、顔写真つきの住基カード、これをその方には無料で発行しましょうと。これは実際に自治体でも既に行われています。予算の意味からいえばほとんどかからないんだと思います。ですから、いろんなやり方があります。家族がなかなかできない部分を行政がサポートしてあげることによって、少しでもそういう機会がふえるのではないか。家族の中で話し合いをしてもなかなかできない部分を、音更町でもこういうことがあるからどうなんだろうという形の切り出し方もできるわけですよね。そういったいろんなことがありますので、私は本人の自主的な行動に任せるということではどうなんだろうと思います。実際に今、高齢者の方が交通事故といったとき、昔は歩いていて事故に遭って被害者と。今はどちらかというと加害者になることが多いと。これは何らかの形を考えておかなければいけないのではないのかと思います。そういった意味から、一番簡単に手をつけることができる、先ほど住基カードと言いましたけれど、そういったことも含めてもう一遍、これについてサポートすることが、私はすべきだと思いますけれども、もう一度その件につきまして見解をお伺いいたします。
答弁 民生部長 鈴木俊裕(民生部長は2011年3月まで)
自主返納に対するサポートということで、今、住基カードというお話をいただきました。今、他町村でも住基カードの年齢、免許証を返納した方だけに限らず、ある一定の年齢が来たときに、そういう、ほとんどの身分証明証的なものがどうしても、お勤めもなくなるというようなことで持っていらっしゃらない方が多くなるということで、その部分で検討されている町村もございますので、音更町といたしましてもできる限り前向きに、住基カードの、ある75歳ぐらいで切るのがいいのかなというような考え方も今持っているところなんですけど、ある程度の年齢に達したときに、顔写真つきで無料交付というようなことも今後検討していきたいなというふうには今現在思っているところです。それと、今の交通安全の関係でちょっとつけ加えさせていただきますけど、自主返納という考え方は当然のことなんですけど、交通安全協会等でも、老人クラブに入っている方等につきましては、運転の講習会を逐次やっているというような形で、毎年実施しているような形で、自主返納を促すということよりも、自分の体力に見合った運転ができるようにというような考え方で今進めておりますので、その辺も御報告させていただきます。以上です。
答弁 企画部長 西川友則
今、自主返納、高齢者のドライバーの運転免許の自主返納について、いろいろな御意見もいただきました。確かに高齢化が進む中で、交通事故が起きるだとか、そういったことは社会的な問題だというふうに思っております。ただ、先ほど答弁申し上げましたとおり、自主返納はやはり慎重でなければならない。ただ、議員がおっしゃるように家族の問題、いろんな問題がございます。しかしながら、やはり本人のですね、まだ身体機能がきちっとし、そして検査を受けた中で運転ができるという方に対して、自主返納ということは、やはり厳に慎むべきなのかなというふうにも思っております。その中で、免許更新に至らない、できない、そういった方に対して、行政としてどのようなサポートかという御質問かと思いますけども、そういったことで今、現状のコミュニティバスを使っていると、運行していると。それを利用してもらうというのが実態でございます。ただ、そういった心身機能が衰えた、そういった方につきましては、今後、果たしてコミュニティバスの問題だけなのか、あるいは福祉的な問題がどうかかわり合うべきなのかといったことを広範囲でやはり今後検討しなきゃならないというふうにも思っております。ただ今すぐ、返納をされた方に対して行政としてタクシーの一部補助だとかそういったことは、先ほども答弁で申し上げましたけども、多くの御意見を聞き、そしてどの程度そういう方がいらっしゃるのか、こういったことをきちっと検証した中で、今後の施策を打っていきたいというふうに思っております。以上でございます。
質問 16番 佐藤和也
民生部長の御答弁につきましては理解しました。ただ企画部長のほう、私はあくまでも自主返納と言っているんですね。強制的になんてことは一言も言っていませんし、そのきっかけを与えてはどうかという言い方をさせていただいています。そして、例としてタクシー代とかそういったものを挙げているのであって、音更町がそれをしなければということを言ったつもりはありません。音更町に合った形で考えていただければ結構だというふうに思っています。2点目に入ります。買い物難民と。私も余り難民という言葉は好きでもないし使いたくもないんですけれども、たまたま調べてきましたら、帯広畜産大学の教授がこういったことで本を書かれて、そこから始まっているということなので、ある種敬意を表してこういう難民という言葉を使ってみたんですけれども、私これは、時間といいますか、もう少し先の問題なのかなという気はしています。ただ、今現在もそういう状況にある方はいらっしゃると。それは私が日常車を運転していまして、私、高台地区ですから、坂のところをですね、何ていうんですか、ショッピングカートじゃない、何かこう押しながら、非常に辛そうに上がってこられる方もいますし、背中にリュックをしょって、買い物のものをしょって、つえをつきながら登ってくる方も実際に見ています。やっぱり運転ができなくてという方にとっては、非常に今の状態、厳しいものがあるのではないのかなと。この買い物難民が発生するにはいろいろな状況があるんですけれども、この音更においてもそうだと思いますが、やはり郊外型の大規模なショッピングセンターが出ると、駐車場を完備して。そうすると品ぞろえも豊富だし、安く買い物ができるということで、先ほど言いましたように自家用車で移動していますから、そこにどんどん買い物に行かれる。気がつけば、町の中にあった小さな商店街はシャッターをおろす。その状態が続いて、そのままショッピングセンターがある場合、それから地域によってはそこがまた撤退してしまうということになったときに、完全に買い物に行く先がなくなってしまうと。本町はまだショッピングセンターがあります。あとは移動の問題なのかと。それから、これもまたつけ加えておきますけれども、行政だけの問題ではないんだと。お店側もいろんな努力をされて、まあ今やっていますよね。買い物をしたら、幾ら以上買ったら届けますよとかもあります。大きなものについてはそういうことで対応していただければと思いますし、また場合によっては、昔よくあった御用聞き制度みたいなものも復活してもらうといいのかもしれないし、また何でしたっけ、生協でしたっけ、何かいろいろ届けてくれたりとか、いろんなやり方がありますから、私は行政がどこまでかかわるかについてはいろいろあると思いますけれども、やっぱりこのことはきちっと理解しておいていただかなければ、今後のまちづくりについてかかわってくるんだろうと。私は交通事情ということで、移動手段の中で解決したらどうかということを考えて今回はこの質問をさせていただいていますけれども、例えばその移動の手段が無理であれば、一般質問の初日にあったように、コンパクトなまちづくりを目指していって、歩いて行ける範囲の中で全て完結できるようなことも考えるとか、いろんなことが今後出てくると思います。その意味では、先ほど町長が言われた5期総で考えていかなければいけないというような大きな問題だと思っています。ただ、この買い物難民について、これで、先ほどの御答弁ではなかなかいいお答えはなかったんですけれども、どうなんでしょう、先ほども言いました、いろんな商業の振興策も含めて、行政が旗振りをしながらこういったものを解決していくという方法はあると思うんですよ。直接行政が補助をしたり何をしたりということでは大変厳しいかもしれないけれども、商業者と一緒になって、ある種振興策を含めて考えていけば、私は何らかの形のかかわりができるのではないか。町が旗を振る考えはないのかどうか、もう一回お伺いいたします。
答弁 副町長 赤間義章(副町長は2012年3月まで)
今いろいろ貴重な御意見をいただきました。買い物に関しては、現実に今、先ほどお話がありましたけども、宅配がかなり進んでいる状況にもあります。当初、コミバス運行をどうしようかというスタートからいきますと、まずは高齢化社会になってきて、移動機関、そこのところにまず行けるようにという発想がまず一番初めだったと思うんですね。それとあわせて公共施設も行けるようにと、そんなようなところからスタートしてきまして、ショッピングセンターにも行けるというようなことも中にはあったわけですけど、状況を見ながら徐々に対応をしているのは事実です。先ほど買い物割引の話を伺いましたし、タクシーの助成あるいはバス賃の補助ですか、いろんな取り組みを民間と一緒にやっているというような話を伺いましたので、私ども、この質問をいただいたときに、果たして何ができるのかって非常に悩んでいたわけなんですけども、一つヒントを与えていただきましたので、これをもとにいろいろ検討を深めていきたいと。先ほどから答弁させていただいているんですけども、今、総合計画の作成に入ってきておりますので、その中であわせていい方法を考えていきたいと、そのように思っておりますので、御理解を賜りたいと思っております。
質問 16番 佐藤和也
コミバスのショッピングセンターにとまるかどうかについては3点目にもかかわりますので、2点目は終わりにして、3点目、コミュニティバスについてお伺いいたします。これについては、今般の補正予算の中で、先ほど答弁書の中にありましたけれども、約3,850万、バス2台更新ということで入ってきていました。私はあのときにも少し申し上げましたけれども、9年続いた事業で、バスも非常に、48万キロでしたか、非常に老朽化してしまったと。部長の話ではいつ壊れるかわからないよというようなことでした。そういったものを更新するときには、当然この事業についてどうなのか、やっぱりきちっと見てみる必要があるんだろうと思います。その意味でお伺いしたいんですが、この乗っていらっしゃる、利用されている方の数なんですが、平成12年、試験運用ですか、始まって、約2万人から始まって、だんだんふえていくという中で、平成17年に3万3,741人がピークと。その後は少しずつ減っていきまして、今回の20年度決算の中での人数を確認しましたら3万2,008人ですか、こういった状況になってきています。これは普通考えると、例えば3万2千人いるということは、どこかに向かっていって、おりて用を足してまた帰ってくるということになると、大ざっぱに言うと、この割る2が利用者数と考えたらいいのかなというふうに思っているんですけれども、この先ほど言いました、スタートしてからずっとピークを17年に迎えて、20年で少しずつ減少してきて3万2千人と、この状況についてはどのように判断されているのかお伺いします。
答弁 企画部長 西川友則
コミバスの利用状況の御質問でございます。平成20年度の実績では、今議員がおっしゃった3万2,008人ということで、ほぼ、確かに3万3,741人というこの数字はございました。しかしながら、おおむね3万2千、3万3千で推移しているということは間違いないわけでございまして、ただ、この人数が減っているというのはどういうところに起因しているのかというようなことかと思いますけども、私どもは使い勝手が悪い、あるいは今のバス停だとかそういったことが起因して、若干なりとも下がっているというふうには私どもはとっておりません、今のところは。ただ、今後この数が減っていくというようなことになれば、今、実際、1日がかりのコミバスの利用と、使用時間が多分、多分というか、私が雄飛が丘南区から例えばおおや整形外科まで行くとすれば、5時間ぐらいかかると、帰ってくるまで。確かに1日がかりというところで、そういった御不便もあろうかとは思います。しかしながら、250メートル置きで全町くまなく配備するこのバス停、これが当初の目的でございました。したがいまして、1日かかって買い物をしてもらったり病院へ行ってもらったりということが当初の目的でございました。したがいまして、上手に皆さんには使っていただきたいという思いもございまして、この人数を多い、少ないという、今後どうしたらいいのかということも、今後さらにその数値を見ながら検討していかなきゃならないことなのかなというふうに思っております。以上でございます。
質問 16番 佐藤和也
私は減ってきていることを大きく問題には思っていないんです、実は。スタートしてからかなり早い段階で3万人ぐらいを達成して、それが大体維持されているというのはどういうことなんだろうなということを私なりに考えていました。全町くまなく回っています。全町くまなく回っていて、町民がそれなりにいろんな形でいろんな人たちが、まあ不特定多数といいますか、利用されている状況にあるのか、それとも使い勝手のいい時間帯、バス停のそばにいる人が常時使っているのか、その辺の見きわめが必要ではないかというふうに思いました。今、部長みずから言われたように、行って帰って5時間、これはどうやったって使えないというふうになりますよね。実は私も、自分の住んでいるところからこの役場前まで来ようかと思ったら、1時間10分ですか、かかるんですね。違うルートの方だと例えば30分とか20分とか、やっぱりそのルートのちょうどいいところに、バス停があるところのそばに住んでいらっしゃる方は非常に使い勝手のいいコミュニティバスだろうと。ところが、そうではないところ、これは難しいんですよね。町民の方に公平にということになりますと、言われたように250メーター間隔でバス停を置きましょうと。でも、1周2時間かかるわけですから、どうしても使い得ないような時間帯であったり、たまたまそこから公共施設なり病院が遠いところにあったとなると、もう本当に使うことを最初からあきらめるといいますか、そういった実態になるんではないかと、私はこの数字を見ていて思ったんです。同じ約1千万の運行経費をかけながらやっていく、いろんな方々、町民が利用できるなら、それはそれですばらしいことでしょう。ただ、ひょっとして使い勝手のいいところの人だけがなっているんであればどうなんだろうという疑問を持ったわけです。そこでお伺いしたいんですけれども、そういった調査とかっていうのはされたことがあるんでしょうか。
答弁 企画部長 西川友則
利用者に対して、バスの長時間等がかかる、あるいは今の時刻表がどうなのかという具体的な調査をしてはおりません。
質問 16番 佐藤和也
前に路線バスがルートを変更したいとか、利用者が減ってきているからルートを変更したいとか、または回る順を変えたいというときに、資料として、どのバス停で何人が乗っています、おりていますというような資料を私は見せてもらったことがあります。そこまで私は、まあ仮にですね、コミバスについてするかどうかは別にして、簡単にわかる方法があるんじゃないかと思うんです。現場の運転手さんに聞いたら、あそこではよくこの人が乗っていますよ、同じような時間帯に乗っていますよと。これはやっぱり運転手さんは毎日の仕事としてやっていますし、どこでとまる、ここは、まあこのバス停はいないなとか、いろいろわかるんじゃないのかなと。ちゃんとした数字じゃなくてもいいですから、そういうことをすれば、ある程度大まかなことはわかるような気がするんですが。私はそういったことを是非していただきたいし、それによってこのコミュニティバスをどうやって今後やっていくのか、町民の方から苦情が来なければそれでいいんだということではないんだろうと。9年間やってきて、やっぱり少しずついい状態になるようにしていかなければいけないんだろうと。言われなくても少しでもいい状態にと。そこでネックになっているのが、2台で1周2時間ということだと思います。これは当初はしようがないでしょう、どうなるかわからないわけですから。でも、やはり9年もたってバスの更新まで考えるわけですから、本当にこれがいいのかどうか、あと1台ふやしたらどんな使い方ができるんだと。そういったことは計画というか、お金がかかる、だからやめようと、もう更新でいいんだということだったのか、いろいろ考えてみた、あと1台ふえたらこうなる、2台ふえたらこうなる、考えたけれどもということなのか、ちょっとお伺いします。
答弁 企画部長 西川友則
今回のバスの、先ほど、先日の補正予算で2台の更新をさせていただきました。議決もいただきました。これは補正のときにも御説明いたしましたとおり、導入後10年たってもう限界に来ていると、そして距離数も多いということから、あくまでも今回補正で議決をいただいたのは、古いという、耐用年数の観点から補正予算を上げさせていただいたということでございまして、その時点でバスの台数をふやすというような考え方があれば、当然、バスの購入時期もおくらせなきゃならないというふうにも思いますし、補正予算提案時は今の車両の老朽化に伴って更新をすると、そういう考え方で提案させていただきました。
質問 16番 佐藤和也
補正予算でもう議決も終わっているわけですから、そこで余り言いたくはないんですけれども、これは当初、平成13年にマイクロバスを2台購入して始めたとき見ましたら、三菱ふそうの2台で1,600万と。まあ、8年、9年たっていますから、物価がどうなったかは別として、考え方はいろいろあると思います。やっぱり本当に単純に更新だという考え方でよかったのかは、私はやっぱりいまだに疑問としてあります。そこで、余り触れないんですけど1点だけ確認です。今度更新するバスに車いすの乗降ができるというふうに聞いていますよね。私は聞いたんですけれども、ちょっと、どういう形になるのか、どのぐらいの時間なりかかるのかを説明願いたいなと。わかっている範囲でいいです。
質問 16番 佐藤和也
いや、どのような乗り降りでどの程度時間かかるというぐらいなんですけど。
答弁 企画部長 西川友則
今回導入のコミバスの障害者用の部分でございますけども、ノンステップバスということで、そしてそこに車いすが上がれる形で、その車両に入っていくということで、そこに車いすで乗車できるようなスペースを設けているということで、そこからバスに乗り込むまでどのぐらいの時間がかかるかということは、まだわからないと。わからないと言ったら申しわけないんですけども、そこまで詳細な数値はないということでございます。
答弁 企画課長 谷正義(企画課長は2009年9月まで)
今回購入いたしますバスはノンステップバスということで、車体そのものが実際に低くなっているかと思います。それで、車いすの場合はスロープが出てくるというふうなことで、運転手の補助によって車いすのまま、開口部が広うございまして、それも中に入れると。それで、中でその車いすを設置するというか、とめるというふうなバスになってございます。ですから若干、車いすを利用される方は運転手さんの補助が必要になりますので、若干の時間を要すると。それが何分かというのはちょっと定かではありません。以上でございます。(「何台まで上がるんですか」の声あり)今回購入いたしますバスは小型車でございますので、車いすの使用につきましては、補助座席が二つ上がるような形で、そこに1台の車いすというふうな仕様になっております。以上でございます。
質問 16番 佐藤和也
まあ聞き方がちょっと悪かったのかなと思って反省しているんですが、運転手の方がおりてきて、そのスロープを押して入れると。なぜ私、その時間をお聞きしましたかというと、実は前に新しい病院ができたために停留所をちょっと動かしたいということでやったときに、私もたまたまその作業をしていく中にかかわった経緯から、実は通行量の多い幹線道路などを通ったときには、右折したいという路線をつくってほしいということを言ったときに、2時間超えてしまうと対向をどんどん車が来ると。曲がれないから、2時間超えてしまうからそれは無理だというようなことを言われたことがあります。つまり、そのぐらい今のコミュニティバスはぎりぎりの中で走っているわけですよね。そこで、車いすの方を運転手の方がおりてきて乗せるということになったときにはどうなのかなと。運転手の方が早く乗せなければいけないということで気がせいて事故でも起きても困るし、いろんなことがやっぱり考えられるわけですよね。コミュニティバスの対象といいますか、幅広く全ての町民としてしまうのがいいのか、ある程度で切ってそういう車いすの方には別の手段を考えたりとか、もっといろんなやり方があるんではないかと思うんですが、全てをコミュニティバスで解決しようとすると、理屈ではわかりますけれども、現実としてはあちこちに無理が出てくるのではないだろうか。1周2時間ですから、しかも250メートル置きにバス停を置いてやっていくと、本当にぎりぎりですよ。一つ動かすだけでも大変なことになっています。私はある意味、大変だろうなと。このコミバスをよくしていこうと思っても、どこをどういじるか、難しい話だろうなと思います。話がまたもとに戻りそうなんですが、やっぱりいろいろな形の運用を考えれる状態にしていくことは、この事業が本当に町民にとっていい事業になるのではないか。今の路線バスについては、維持するために、やっぱりこのコミバスに係る経費ぐらい、1千万を補助していますよね。これが、じゃ、先に行ってどうなるか。これを続けることによって路線バスは復活、復活というか、機能し続けるかといったら、私は1千万ずつ毎年入れていっても、今の状況であればますます乗る方は減っていくだろうと。結局、採算がとれないんで便数を変えます、とまるところも変えます、使い勝手が悪くなる、ますます乗らなくなる、ますます採算は悪化する、その繰り返しになっていくのではないかと思っているんです。やっぱりそこは、そうであれば、比重として私はコミュニティバスをもう少し、スタート時点とは違う形の運用を考えていく時期がもう来ているのではないかと思っています。そういう意味でお伺いしたいのは、路線の関係です。これを調べましたら、できた当初から、例えば駒場地区はどうなんだとか、十勝川温泉はどうなんだということが、過去、先輩議員がかなりの数にわたってやっぱり議論されています。その中でいつも言われるのは、その路線を維持するためには競合できないんだと。ただ、コミュニティバスについて言えば、例えば温泉を例に挙げましたら、十勝川温泉に行く、例えば民間のバスであれば、帯広駅から出て木野のところで右折して入っていくと。本町に住んでいる方々は、例えばですけれども、まあ駒場もいいですけれども、十勝川温泉に行くときにどうやってと考えたときに、そこでコミュニティバスが違う路線を走りながら十勝川温泉に行っても、乗降客の数に、私は落ち込むことはないんじゃないのかと。だって、もともとは観光客であったり帯広から来る方が十勝川温泉に行ったりするようなものではないのかなと。先ほどに戻りますけれども、1千万の路線バスを維持するための補助をしながら、同額のコミュニティバスの運営費を使いながらやっています。であれば、やっぱり町民の方々にとって便利な、使い勝手のいい路線を考えてもいいんじゃないか。ただ、わかりますよ。今の2台で2時間では絶対無理でしょう。それは無理ですよ。だから、もっと根本から考え直してはどうかなと。過去ずっとこの十勝川温泉について、路線について聞いていく中で、答えはいつも同じでした。本当にそうなんでしょうか、お伺いします。
答弁 企画部長 西川友則
コミバスと路線バスとの競合の関係がございます。駒場あるいは十勝川温泉にコミバスを走らせてはという要望は、数多くの議員さんからもいただいております。その際には、路線バスとの競合の問題があるので難しいと言ってきたことは事実でございます。路線バスというのは本町だけのバスじゃなくて、町と町を結ぶバスということで、そのバスの経営も、やはり陸路、国鉄がなくなって、そしてこのようなバスの状況になった場合、これを廃止すると、本町からなくすということには、やっぱりなかなかならないということで、いわゆるバス会社をなくすというようなことにはやっぱりならないというふうにも思っております。そんな中で、どうにかしてコミバスを走らせるためにどうしたらいいのかということは、常日ごろ考えてはおりますけども、現時点では、やはり公共バスを守るという観点で現在に至っているというのが正直な考えでございます。
質問 16番 佐藤和也
そろそろ考え方を少し整理しないと、公共バスを守って町民が不便なことで果たしていいんだろうか。バス路線は残ったけれども、町民が利用できない路線がというのはどうなんだろう。私は決して路線バスをなくせと言っているわけではないんです。是非その辺につきましてはね、当初決めた、スタートした時点からのことを少し置いて、今後の町民にとってどういう事業が望ましいのかということを、やっぱりきちんとしていくべきではないのかなと。その意味では、最初の答弁にあった5期総できちっとやっていくということはそのとおりだと思いますけれども、是非、今の状況がいいんだと、苦情がないからいいんだという考えはやめていただいて、常に少しでも町民にとっていい形に変えていこうということが必要だと考えます。実は、バスを1台ふやすばかりではなくて、コミバスにはいろんな方式があります。オンデマンドという方式があって、それもまたいろいろ分かれています。自宅にいながら、例えば電話で予約をしたらじかに迎えに来てくれて、そこまで行けるとか、またはバス停で待っていて、ないところは飛ばしていくとか、いろんなやり方があって、そこはやっぱり各自治体が知恵を絞りながら、住民にとって一番いい形にしたいということを続けていらっしゃいます。どうかうちの町もそういうような、バス路線を守るためにとかじゃなくて、地域の住民の方が本当に利用できる、最初に言いました、これからだんだん高齢が進めば、嫌でも運転のできない方々がふえてきます。いつの時点になるかはまだちょっと、どの先だと言われたら、私もまだまだ見きわめがつかない部分もありますけれども、確実にやってきます。なってから考えては遅いという意味合いでこういった質問をさせていただきました。最後に町長のほうから、今までのやりとりを含めて、5期総に向けての考え方をもう一回整理して答弁いただきたいと思います。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
公共交通機関というのは、そのまちづくりの根幹をなす、まして交通弱者にとってはライフラインだというふうに認識をいたしております。コミバスの導入については、音更町、先ほど議員からも御指摘ございましたように、起終点がほとんどが帯広になってございます。音更町内での移動というのは極めて不便な町だという御指摘があって、それを各地点を結んでいくというような本来の意味合いでもってコミュニティバスが運行されてきたと。第3期総合計画の中にそういうふうな形でうたっておりまして、それを実現化したのがコミバスだというふうに私は認識をいたしております。そうした中で、公共交通機関というか、路線バスも、これは確かに民間企業が運行しておりますけれども、それぞれ国、道、そして市町村が補助金を出し合いながら維持をしてきている路線でございます。これがなくなるということになれば、地域の格差というのはますます拡大していくだろうというふうに思っておりますから、私たちもやはりこれも守っていかなければならない重要な路線だというふうに思っています。そうした中で、コミュニティバスと路線バスをどうやってすみ分けていくか、これはかなり難しい問題であると思いますし、解決していかなければならない問題だろうというふうに思っているところでございます。そうした中で、高齢化の中で、これからますます交通弱者がふえていくだろうというふうに思いますし、それから、先ほどもお話がございましたような買い物難民という言葉も、音更町が、じゃ、そうなのかと言われると、ちょっと買い物難民というその概念はちょっと違うのかもしれませんけれども、そういった中で、これからはそういった問題にも対応していかなければならないというようなことで、コミュニティバスも合理的な運行、先ほど御指摘ございましたようなオンデマンド方式等々も十分検討をしていかなければならないことだろうというふうに思っています。いずれにいたしましても、公共交通機関についてはまちづくりの骨格だろうというふうに思っておりますので、第5期の総合計画の中では十分な論議をしながら町の骨格をつくっていきたいなというふうに思っていますので、御理解をいただきたいと思います。休憩(午後 0時03分)