音更町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月27日
音更川堤防の一部流失に関し、糠平ダム及び元小屋ダムの放水の影響はなかったのかについて
2011年9月27日、音更町議会の一般質問で、佐藤和也議員が「音更川堤防の一部流失に関し、糠平ダム及び元小屋ダムの放水の影響はなかったのかについて」質問し、町長 寺山憲二、総務部長 高木収が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤和也 議員
- 答弁者
- 町長 寺山憲二、総務部長 高木収
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 17番 佐藤和也
本日最後ということで、お疲れでしょうけれども、いましばらくおつき合い願いたいと思います。行政報告に対する追加質問を行います。音更川堤防の一部流失に関し、糠平ダム及び元小屋ダムの放水の影響はなかったのかについてお伺いします。9月7日朝、帯広開発建設部より、字東音更幹西1線地先の音更川堤防が決壊するおそれがあるとの連絡を受け、災害対策本部を設置して現場の状況把握に努めるとともに地区住民の安全確保と被害の防止に努めたとの行政報告がなされました。その中で、数日前からの台風12号に起因する雨の影響で増水との説明がなされましたが、上流の糠平ダムの放水の影響には触れられていません。本州方面のダムで、事前放流をせず、大雨洪水警報が出た後で本格的放流を始めて、増水と放流が重なり被害を大きくしたケースが報道されております。今回の音更川のケースでは影響はなかったのでしょうか、お伺いいたします。あわせて以下の点についてもお伺いいたします。1点目、ダム放流のデータ、放流日時・量などがわかれば示されたい。また、本町への連絡は。2点目、ダム下流自治体の放水に対する対応は共通しているのか。3点目、大雨をもたらす台風が続くと思われますが、その際の対応は。以上であります。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
音更川堤防の一部流失に関し、糠平ダム及び元小屋ダムの放水の影響はなかったのかとの御質問にお答えいたします。動きの遅い台風12号は全国各地に大きな被害をもたらし、とりわけ紀伊半島では、8月30日17時からの降り始め総降水量が、多い所で1800ミリを超える大雨となったところであります。この影響で大きな被害が生じておりますが、上流にある発電用ダムが、流入量の増加に備えて空き容量を確保する事前放流を行わず、大雨・洪水警報が発令された後に本格的な放流を始めたため、被災地では降雨による増水と重なり、はんらんに至ったのではないかとの声が寄せられているとの報道がされております。初めに、糠平ダムと元小屋ダムの放流に係るデータと本町への連絡についてでありますが、音更川は、糠平ダム及びその下流にある元小屋ダムからの放流の影響を受けるわけでありますが、それぞれの放流につきましては、次のとおりとなっております。糠平ダムにつきましては、9月5日の19時までは放水量はゼロでありましたが、ダムへの流入量が急激にふえてきたことから、19時より毎秒40トンの放流を開始し、同日22時からは毎秒108トン、6日0時から毎秒152トン、1時から毎秒228トン、8時から13時までは最大の毎秒298トンの放流量となっております。その後、徐々に放流量は減少し、7日8時には毎秒153トン、同日10時からは毎秒63トンに、8日17時から毎秒39トン、10日1時から毎秒19トン、同日19時では放流量はゼロとなっております。また、元小屋ダムにつきましては、通常毎秒1トンの放流が行われておりますが、糠平ダムと同様に流入量がふえてきたことから、9月5日12時より毎秒26トン、同日19時からは毎秒56トン、20時から毎秒113トン、23時から毎秒162トンとなり、6日1時からは毎秒260トン、その後260トン前後で推移し、6日9時からの2時間に毎秒334トンの最大放流量を記録しております。その後、徐々に放流量は減り、7日8時には毎秒182トン、10時からは毎秒92トン、8日20時から毎秒64トンとなり、11日1時からは毎秒25トンとなっているところであります。放流に関する連絡につきましては、ダムを管理する電源開発株式会社から、放流する際に河川敷地内にいる人たちに対して退去を促す防災サイレンを鳴らすとともに、放流の1時間以上前に関係する地方自治体等に連絡をすることとなっております。元小屋ダムから音更川の水位観測点までの到達時間は6時間から7時間程度を要しますが、元小屋ダムの放流量の増加に係る第1報は9月5日7時44分に届いており、その後、放流量を増すたびごとに所定の様式でファックスによって連絡を受けているところであります。次に、ダムの下流自治体の放流に対する対応についてでありますが、まず、電源開発からの放流の連絡については、士幌町、上士幌町につきましても、本町と同様に放流開始1時間以上前に連絡を受けております。本町におきましては、放流量の増加に伴って音更川の水位の上昇を注視しておりましたが、国の危険度を示す基準では下から2番目に低い段階で推移しているため、はんらん等の危険性は低いと判断し、状況の変化があった場合は速やかな対応ができるように準備をしていたところであります。士幌町、上士幌町におきましても、本町と同様に河川の水位に大きな変化が見られない状況にありましたので、放流量の推移を見守っていたとのことであります。最後に、大雨をもたらす台風が続く際の対応についてでありますが、御質問の前段にあります、本州方面の河川のはんらんとダムの放流との関係が取りざたされている中で、今回の音更川のケースでの影響についてあわせてお答えいたします。今回、一部流失した音更川の堤防につきましては、河川管理者であります帯広開発建設部において仮堤防の設置が終了しており、ひとまず災害のおそれはないものと思っております。また、流失の原因等につきましては、河川管理者において調査が行われております。こうしたことから、糠平・元小屋両ダムの放流量の著しい増加と堤防の一部流失との因果関係につきましては、現時点で断定的なことは申し上げられませんが、ただ、今回の台風12号による糠平ダム流域面積での降雨量の推移を見ますと、ダムがなかった場合は音更川の最高水位がさらに上がっていたものと推計され、治水的にも有効に作用していたものと考えております。糠平・元小屋両ダムがいずれも発電用であり、治水対応のダムとはなっていない実情もありますが、流域の3町と河川管理者であります帯広開発建設部が連携を図りながら、大雨による被害が想定される際の事前放流について、電源開発株式会社と協議の申入れをしてまいりたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 17番 佐藤和也
それでは、再質問をさせていただきたいと思います。先ほど山川議員のほうから私のほうに続きについてはということがあったと思うんですけれども、被害あってから以降のことについては先ほど終わっていると思います。私のほうは、あくまでも糠平ダム、正しくはまた元小屋ダムとかというんだと思いますけれども、どうしても言いやすいので糠平ダムという言い方をしますけれども、そのダムの事前放流があったのかなかったのかというところあたりからお話を伺ってみたいと思います。と申しますのは、この台風12号で本州方面でというお話をしたんですが、これは和歌山県の熊野川上流域で、やはりダムが11ある中の6カ所を所有管理しているのが電源開発と。そこのやっぱり発電用ダムということで、これが当時、9月1日の午後1時50分に大雨注意報が出され、2日の午前4時15分に大雨洪水警報が出されたと。そして2日の午後9時にあふれてしまったと。で、大きな被害を被ったという中で、こういった洪水警報なり出されて以降に放水を始めてしまっているということで、地元の新宮市議会などでは、これは天災と言わず人災じゃないのかということで、電源開発の方、議会にお呼びしていろいろな意見を聞いたりとかということをしていると。また、同じく和歌山の紀伊半島のほうでは、日高川というのがやはり、椿山ダム、これは県のほうの管理のようですけれども、ここもやっぱり同様に事前放流をしないまま、大雨が降って警報が出てからこれは非常に大きな量を流してしまって、結果として3人の方が亡くなったということです。ダムにはやっぱり調べたら種類があって、治水用のダムもあれば、いろんな目的があってありますけれども、どうも発電用のダムがこの手のケースによく出てくる。考えますと、治水用であれば、当然、洪水を防ぐためのダムですから、これはきちっと大雨が降るのであれば事前に放流をして容量を減らしておいて、そこでためて調整するということがメーンになるんでしょうけれども、発電用のダムというのは、水をためて、その水で電気を起こして利益を上げていくと。当然、水を減らすということについては、なかなかしにくいことになるんだと思います。そこで、先ほど言った事前放流についてなんですけれども、これは、河川法47条でダムの操作規定というのがありまして、ダムの操作の方法については、その操作規定を定めて河川管理者の承認を受けなければならないということで、すべてこの規定に基づいて作業をしなさいと。なかなか発電用のダムにはこの事前放流というものが規定として盛られていない、盛られていないからできない、しない、結果的に先ほどお話しした二つのケースのようなことが起きてしまうと。私は、糠平ダムも全く同じことではないのかなというふうに思ってこの質問をさせていただいたんですけれども、先ほどの答弁書のほうを拝見しましたら、音更川の最高水位がもしこのダムがなかった場合にはさらに上がっていたものと推計され、治水的にも有効に作用していたものと考えておりますという答弁なんですけれども、そうしますと、糠平ダムについて言えば、先ほどデータをお聞きしましたけれども、これは事前放流をしていたというような考え方でいいのかどうか、まずお伺いします。
答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)
糠平ダム、元小屋ダム、本町のほうに特に影響の受けるこの二つのダムの事前放流のお尋ねでございますけれども、放流は、元小屋ダムにつきましてはずっと1トンで推移したということも御答弁させていただいています。そういった意味では、雨量との関係もございます。雨量につきましては、糠平源泉郷というところが雨量の観測点になっておりますけれども、9月の1日から8日までの状況で見ますと、9月の5日に188ミリ降っております。4日の日は23.5ミリ、6日の日は83ミリ、5日の日の188ミリが糠平源泉郷ではピークでございました。そういった状況の中で、糠平源泉郷の状況を見ますと9月の5日がピークと。ただ、ダムの放流をしております状況で、先ほど御答弁の中でも申し上げておりますけれども、9月の5日の時点では、午前中は通常の1トンだったということから推測すると、流入量に対して一定の量は入ってきていたとはもちろん思いますけれども、今後の見通しの中で、あらかじめ空き容量を確保するために事前放流を積極的に行っていたとは、ちょっとそういう状況にはないのではないかなというふうには考えております。以上です。
再質問 17番 佐藤和也
私もそのように思います。先ほども申したとおり、発電用のダムについて言えば、この事前放流という規定が基本的にないわけですから、そういったことはできなかったんだろうなと。ただ、先ほども二つのダムのことをお話ししたのは、これはもう1日とか2日とか、かなり前の話です、本州方面。答弁にもありましたけれども、今回の台風12号は非常に遅い台風でしたから、皆さん方もそうですけれども、気象予報を見ていて、台風が今後このように来ますよということがかなり明確になっていますし、今の予報、かなりその部分では進んできていると思いますから、明らかにわかっていたんではないかと。突然起きた地震ではなくて、こういった台風でもって、刻々と勢力が強くなった弱くなった、どっちの方面にということがわかる中で、先ほどの答弁にありましたとおり、5日の午後の7時でしたか、に放水を始めたということであれば、やはり事前放流はできていなかったんだと。結果として見ても、これ、新聞の報道によりますと、音更町が災害対策本部を設置して避難勧告指示をした後、これは、帯広開建の要請を受けて電源開発上士幌電力所は、7日午前9時半から約9時間放水量を80トンに絞ったというような書き方してあります。この意味なんですけれども、要は、音更で本当に堤防が決壊するような危険な状態にあったときにもまだやっぱり、放水量を減らしたとはいえ流さなければいけなかったというのは、これは、この意味合いなんですけれども、これはやはりダムのほうに負担かけないといいますか、ダムが何かあってはいけないのでこの放水をし続けなければならなかったというふうに判断してよろしいのかどうか。聞く先が町ですから、所有管理している電源開発でもなければ河川管理者でもないのでちょっとあれかもしれませんけれども、町としてはどのように押さえられているのか、ありましたらお聞かせ願いたいと思います。
答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)
詳細については、まさに電源開発さんのほうに詳しくお聞きしなければ、なかなかその辺の状況まではわからないというふうには思いますけれども、今御質問の中にもありましたように、この両ダムにつきましては、発電用ということで、取水用ではございません。したがいまして、発電用であれば、当然、取水設備というのがあるようでございますが、その水位については一定の水準よりも下げることができない仕組みになっていると。当然落差をとって発電をするということのためにつくられておりますので、そういう構造上の問題もあるということでございます。当然、満水量、貯水量の最高水位というのが、満水位というのがございますので、そこに達した場合にはダム自体が危険になるわけですから、流入量とそこの水位の上昇度を見て総合的に電源開発さんのほうでは放流をやはり行っていたというふうには思っております。その中で、音更川の堤防の決壊のおそれがあるという、そういう下流域の自治体のほうに、住民の安全を脅かすような重大な状況になりましたので、町のほうとしても開発建設部と共同で、何とかその満水位に達しない中で少しでも放流量を抑えていただけないかという要請はして、一定程度はそこをおこたえいただいたというふうに思っております。以上です。
再質問 17番 佐藤和也
事前放流という規定がない中で、では、どうやって放水するかというと、ただし書き操作ということでやるんだということ、調べてみましたらありまして、要は、ただし、気象や水象その他の状況により特に必要と認める場合にはということで放水できるというただし書き操作というものがあると。ですから、今回の糠平ダムについては、事前放流ではなくて、このただし書き操作ということで放水したんだろうというふうに思っているんですけれども、今後に当たって、同じことがまた、もうこの時期ですから、台風15号もないですし、この質問通告している段階では15号が発生、16号もというようなこともあったりして通告したんですけれども、急激に秋といいますか、こんな状態になって、ことしについてはもう大丈夫なのかなと思いながら、ただ、こういったことというのは、最近非常に、気象が変わったのかどうか、本当に思いもよらないようなことが起きていますから、来年以降も十分考えられるだろうということなんです。そこにあって、では今後どうしたらいいんだというときに、答弁にもありましたけれども、河川管理者である帯広開発建設部とダムを所有管理している電源開発株式会社と、そしてその影響を受ける下流の自治体、ここがきちっともちろん協議をしていかなければいけないと思うんですけれども、では具体的にどういったことをこの3者でもって協議をして、こういったことが起きていかないようにするんだというふうに考えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
今我々が電源開発、発電用ダムに求めるのは、やはりこれだけ天気予報というのがかなりの確率で当たる、雨量についても相当、シミュレーションすれば今後どれだけの雨が降るというのは当たるわけです。そうしたときに、やはり降る前に事前放流をしっかりしてくださいと、それでダムのキャパをあけておいてくださいというようなことしかないのかなというふうに思います。雨が降ってきて、水があふれてくるようなときに放流をやめろと言っても、これは今度ダムが壊れる話になりますから、そういうことはできないだろうというふうに思っております。そういった意味で、しっかりと事前放流をやってほしいというようなことの申し入れをしたいなというふうに思っていますが、きのうたまたま国土交通省に行って、局長さんとお話をしておりましたけれども、多分発電用ダムについてはマニュアルどおりやったんだよねと。あの人たちにとって雨というのは札束が降ってくるのと同じなんだと。だから事前放流というのはマニュアルの中にないんですと。ただ、こういった大きな災害があったときにはやはりこれから大きな検討課題になるだろうというようなお話をさせていただきましたけれども、全くそのとおりだというふうに私たちも思っております。先ほど答弁で治水的な効果はある程度あったというふうにお答えをさせていただきましたけれども、音更川が、もしもダムがなくて、あの流域に雨が降ったときに、では音更川にどれだけの水が流れてきたかというと、ピークは、開発建設部からもらった資料によると650トン毎秒ぐらい流れてくると。それをダムのほうが抑えてくれたというようなおかげでもって、ダムの最大放出量というのが339トン、だから、その差約やっぱり300トンぐらいはダムの影響でもって水位が下げられているというふうに我々は読むべきだろうというふうに思っています。ただ、ダムにたまった水ですから、時間は長く大量の水が流れてきます。ダムがなかったならば短時間にそれだけの水が流れてきたと。どっちがいいかというのはわかりませんけれども、ただ、今の量の倍の水が一気に流れるとすればもっと災害は大きかったんだろうというふうに思っていますので、そういった意味で治水的な効果もあったというふうに答弁をさせていただいたところでございます。以上です。
再質問 17番 佐藤和也
ダムがあって、当然、ダムがあってもなくても雨降る量変わりませんから、それが一気に来るのか、たまってくるのかということは理解するところなんですけれども、やはりダムがある以上、影響はやっぱり考えておかなければいけないし、実は、もし糠平ダム、これは大変大きなダムで、有効貯水量というんですか、1億6千万トンぐらいあると。これがもし何かあったときに、これは一体下流のところはどうなるんだろうというふうに心配するところもあるわけです。ですから、やはりぎりぎりになれば、ダムを守るために放水もあるかもしれません。ただ、それだけ大きなものを持っているということを自覚して、やはりそうならないために少しでも、先ほど町長も言われましたけれども、これだけ気象予報も発達している中、それから、さっきも言いましたけれども、一連の台風12号の中で本州方面でこういう大きな事故があったという中で、その一連の動きの中から考えたときには、やはり対応が私は遅かったし、先ほど町長が言われた、本当に、水というものを札束と考えているような部分、ひょっとしてどこかの原子力発電所が何とかと何か非常に似たような雰囲気で私はこれを調べていて思ったんですけれども、やはり電気を起こすから、電気をつくるからある部分では仕方がないんだということではないと思うんです。私は、もしあのダムが決壊すれば大変なことになると思うんですけれども、その辺、例えば、原子力発電所は絶対安全で大丈夫だと言っていたのが、神話が崩れたわけですけれども、ああいったダムがもし何かあったときに、下流域、自治体どのような影響を受けるというシミュレーションなり、何かそういったものというのはあるんでしょうか。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
ことしの何月でしたか。6月ごろでしたか、電源開発の所長さんが交代しましたので、その際お話をさせていただきました。糠平ダムがもしも決壊したときに音更にどのぐらいの時間で水が来るのか、また、十勝川を乗り越えて帯広市まで影響あるんですかというような町民の皆さんが大きな心配をしているんだという話をさせていただきましたけれども、電源開発のほうは、想定しておりません、ですからシミュレーションもしていません、絶対壊れませんと。糠平ダムについては台形状の形をしておりますので、万が一のことがあってもダムが倒壊するとかそういったことはありませんと。すべて国の基準に基づいてチェックもしていますので心配はありませんと、こういうお話で、ですからシミュレーションもしていませんというような御回答でございます。今、その第一原発の関係でもって国の基準そのものが国民に信頼性を損ねている段階で、今国の基準に基づいているから云々と言われてもそれ自体が信用できないんじゃないのという話をさせていただきましたけれども、それ以上一歩も前に進まないというのが現状でございますので。そういった状況でございます。
再質問 17番 佐藤和也
本当に何か原発と一緒で、安全だ、国の基準を満たしているからいいんだということではやっぱり町民の方々は理解しないだろうなというふうに思います。そういったことも含めてやっぱりきちっと対応していかなければいけないし、まずいんだろうなと思います。対応ということで、ちょっと細かいことを時間もありますからお聞きしたいんですけれども、先ほど来、放水するときには、放流するときには電源開発のほうから自治体あてに1時間以上前に通知が来るんだということなんですけれども、どういった形で来てという、ちょっと具体的なことを確認させてもらいたいなというふうに思います。私聞くところではファクスということで聞くんですけれども、さっき山川議員は、メールで送ったからなかなか見なかったというのもありましたけれども、ファクスを例えば送ってきて、見落としとか何とかもし仮にあったら、わずか1時間しか間隔なくて大丈夫なのかなという本当にごくごく素人の心配するんですけれども、その辺具体的にはどのような形で通知を受けているのかについてお伺いします。
答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)
今回も放流についてはそうだったんですけれども、やはりファクスでいただいております。それにつきましては、糠平・元小屋ダムの放流量ということで、何時何分からダムの放流量を例えば増加しますと。何トンにします、今後の最大見込みは、それよりもふえる場合には何トンぐらいになる可能性がありますといった数字を入れたものを町のほうの、防災の担当のすぐそばにあるんですけれども、そちらの総務課のファクスのほうに直接入れていただいて、それで確認をしているという状況であります。余り緊急な場合にはこういったファクス以外の、直接お電話いただくような場合もまれにはあると思いますけれども、基本的には電源開発さんについても、事前に放流する水量を上げるという計画の判断をしてやっていますので、手順的にはそういうファクスで自治体にいただいているということでございます。
再質問 17番 佐藤和也
担当のそばにあるファクスということなんですけれども、往々にして、例えば席を外していて見ていないとかありますし、ないとは思いますけれども、現実に、例えばファクスの送信間違いだったり、機械的なこともありますので、そういったことだけでやっていて本当にいいんだろうかなと。先ほどありましたけれども、放水した場合、どのぐらいの時間で到達してどのぐらいということを考えたときに、やっぱり、たしか過去にも、かなり急に増水したということも経験していると思います。その辺についても、ぜひきちっとした手順で、お互いに確認とりながらやっていかなければ、一方的に通知で私はいいと思わないんです。河川法を見ますとやっぱり通知ということは入っていますけれども、その辺、きちっと関係するところとは確認をとりながらやっぱりやるように申し出もしていってほしいし、それから、先ほど町長も言われたとおり、河川管理者、電源開発、自治体で事前放流についての規定を設けましょうということを、これ、やっぱりしなければいけないんじゃないのかなと。先ほど、ただし書き操作ということをお話しさせていただいたんですけれども、国土交通省の直轄の部分については、もうかなり以前から、そういうただし書き操作をして処理しているところは、極力というか、事前放流という規定を設けて対応しようということがかなり前からもう出されているわけです。民間だから、民間のダムだからできないということではなくて、やはりそこは、影響を考えたときには、そういったことをきちっとしていかなければいけないんではないのかなというふうに思うんですけれども、その辺についてもきちっと、今後その打ち合わせをして、協議をして。多分嫌がるでしょう、きっと。水が財産というか、それで利益を生むわけですから。ただ、今回の一連の中で言われていることは、川で、水で利益を上げているところはやっぱりその社会的責任もきちっとそこで果たさなければいけない。そのとおりだと思いますので、ぜひそういったことで、そういった方向での協議をしていただきたいと思うんですけれども、その辺についての見解をお伺いして、終わりたいと思います。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
台風15号のときには、河川事務所の所長に対して、事前放流をしっかりやってくれるよう申し入れをお願いました。そのときも、河川管理事務所のほうに、電源開発と地元自治体との協議の場づくりというのをしっかりつくってほしいというような要望もさせていただいたんですけれども、そこの設置主体が町村になるのかどこになるのかは別にして、開発建設部の河川事務所としてもそのテーブルに乗ることについてはやぶさかでないというようなお話もございました。また、今回の台風15号のときも、ある程度電源開発のほうは対応をしてくれたというふうに思っております。今、きのうも士幌の町長と御一緒させていただきましたけれども、士幌、上士幌、音更と3町でもって、どういうふうな対応をしながら、事前放流といったものをある程度事前協議の中にも入るような形の申し入れをしたいなというふうに今思っております。足並みそろえて対応したいなというふうに思っています。