みんなの議会

音更町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月11日

急がれる温暖化対策

2008年12月11日、音更町議会の一般質問で、守屋いつ子議員が「急がれる温暖化対策」について質問し、町長 山口武敏、副町長 寺山憲二、企画部長 西川友則、民生部長 荒町利明が答弁しました。

質問者
守屋いつ子 議員
答弁者
町長 山口武敏、副町長 寺山憲二、企画部長 西川友則、民生部長 荒町利明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 守屋いつ子

通告に従いまして質問をさせていただきます。今回は2問について質問をさせていただきます。1問目は、急がれる温暖化対策ということで質問いたします。今現在、地球温暖化問題への関心は非常に高まっておりまして、自分たちの生活を見直し、環境に優しいライフスタイルに転換することで、現在の地球と将来の子供たちに対する責任を果たそうという声と取り組みが広がっております。各種の世論調査でも、温暖化の被害を心配する世論は9割を超えて、そして照明だとかシャワーなどの節約、冷暖房の控え目な使用、そしてマイバッグなどの持参など、何らかの形で8割から9割の人が努力をしていると言われております。そういう努力に反して、CO2の排出量は、環境省は、1990年、これは京都議定書の基準年であります。この1990年比で約8.7%の増加、そして十勝支庁が初めて行った試算結果では、管内では17%増加しているという結果が出されておりました。家庭から直接排出されるCO2は日本全体の5%と言われております。80%以上は産業界が占めております。この間、数人の議員の一般質問の中でもたびたび取り上げられてきておりますけれども、企業の自主性や個々人の努力に任せるのではなくて、積極的な国や自治体の取り組みが求められると思います。この間の取り組みの検証と新たな取り組みに向けての質問を行います。(1)、化石燃料から太陽光などの自然エネルギーへの転換が重要だと思います。その一つとして、今、音更町で取り組まれております住宅太陽光発電システムの補助事業に関してお伺いいたします。1)、利用状況と発電量の買い取り状況についてお伺いいたします。2)、利用拡大に向けての計画はどのようになっているのか、お伺いいたします。3)、発電に関する固定価格買い取り制度の導入に対する働きかけをするべきと考えますが、どのように考えるのか、お伺いいたします。(2)、事業所のCO2削減計画など、そういう情報開示が必要と思いますけれども、行政とのかかわりはどのようになっているのか、お伺いいたします。(3)、温暖化の根底に、大量生産、大量消費、大量廃棄の問題がありますが、ごみの有料化や資源ごみの回収が行われている中で、収集量の推移はどのようになっているのか、また、減量に向けた新たな施策はあるのか、お伺いいたします。2問目です。救急医療の連携体制の充実をということで質問させていただきますが、この質問の中で、「救急搬送」の部分を「緊急搬送」という文字になっておりますので、「緊急搬送」を「救急搬送」として訂正していただきたいというふうに思います。首都東京で、救急搬送された妊婦さんが8病院に受け入れ拒否をされて死亡した事件は、産科医不足や周産期ネットワークが機能しなかった、この事態への衝撃は大変大きなものがあります。この医師不足は当然地方にも及んでおります。これには、医療費削減や医師数の抑制政策が緊急時に対応できず悲惨な結果を招いていると考えられます。特に産科医不足や小児科医不足は多くのリスクを伴う出産や急変しやすい小児疾患に迅速な対応が困難となります。安心して子供を産み育てたいと願うお母さんたちの大きな不安でもあります。音更町は管内では比較的恵まれた位置にありますけれども、救急搬送や救急医療の連携体制の充実は常に求められていきます。そこで、(1)、救急搬送の実態と産科、小児科における連携状況についてお伺いいたします。(2)、消防の広域化が計画されている中で、救急搬送への影響はどのようになっていくのか、お伺いいたします。以上、答弁よろしくお願いいたします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

1点目の急がれる温暖化対策に関する御質問についてお答えをさせていただきます。初めに、住宅用太陽光発電システムの補助事業についてでありますが、事業の利用状況につきましては、平成19年度は、申し込み件数15件に対し、11件の方に補助し、平成20年度は、申し込み件数17件に対し、補助件数が10件の申し込みとなっており、いずれも抽選により補助対象者を決定させていただいております。また、売電状況につきましては、平成19年度の補助交付11件における、本年4月から9月までの6カ月間の実績では、総発生電力量は2万8,340キロワットアワーで、このうち総売電量は1万7,621キロワットアワーとなっており、売電割合は62.2%となっております。次に、利用拡大に向けての計画についてでありますが、本町の補助制度につきましては、国の補助制度が平成17年度で廃止されたこともあり、町内における住宅用太陽光発電システムの普及促進を図る立ち上げ支援を目的として、町の補助金等交付基準に基づき、制度期間を3カ年としております。なお、国は、補助制度を今年度から再び実施することとしておりますが、まだ制度内容等の詳細な情報が入ってきておりませんので、これらの内容の把握に努め、町としての今後の対応を検討してまいりたいと考えております。次に、発電に関する固定価格買い取り制度についてでありますが、固定価格買い取り制度はドイツなどで採用されている制度でありますが、国が法律で一定期間の固定した買い取り価格を定め、新エネルギーシステムで発電された電力の全てを電気事業者が買い取る制度で、初期投資が投資額の大部分を占める太陽光発電では、設備購入時に一定期間の助成水準が法的に保証されることもあり、この制度を導入している各国では急速に設備の普及がされているとのことであります。しかし、電力買い取り価格を供給する電力料金よりも高く設定するため、その財源を電気事業者が賄わなければならないことから、電力料金への上乗せにより電力料金が高くなっているようであります。したがいまして、固定価格買い取り制度は、新エネルギーの導入促進に大きな効果はあるようでありますが、一方では、一般家庭などの電力料金が高くなる場合もあることから、国民の理解が課題になってくるものと思われます。これらの制度は、地球温暖化や環境に配慮した設備の普及により生産コスト等の低減とさらなる普及を目指すものであり、国民の理解が得られるような有効なシステムの構築について、町村会等の関係機関を通じ要請してまいりたいと存じます。次に、事業所の二酸化炭素削減計画や情報開示の必要性と行政のかかわりについてでありますが、温室効果ガスの削減の取り組みについて、町内の主だった事業所数社に確認をいたしましたところ、独自の二酸化炭素削減計画を策定してはおりませんが、燃料や電気など経費面での節減に積極的に取り組んでおり、間接的に二酸化炭素の削減につながっているという状況にあります。町といたしましては、事業所と直接的にかかわり合っておらず、また、指導的立場にないことから、二酸化炭素排出量を把握し公表を求めることは現段階では困難と考えております。なお、国の地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき、平成18年4月1日から温室効果ガスを多量に排出する特定排出者に排出量の報告を義務づけ、集計結果を公表することとしております。二酸化炭素排出量の部門別では、産業、運輸、業務、家庭の順で多いとの調査結果もあり、今後におきましては、町内の事業所などに二酸化炭素削減に向けた一層の取り組みについて協力をお願いしてまいりたいと存じます。次に、ごみ収集量の推移と減量に向けた新たな施策についてでありますが、ごみ量の推移につきましては、総ごみ量は、平成16年10月の有料化まで増加を続けておりましたが、平成17年度には、15年度対比で21.4%の減となっており、その後、18年、19年は、それぞれ前年度対比1%、3%の減少となっております。最後に、ごみ減量に向けた新たな施策についてでありますが、本年度から布と廃食油の拠点回収を9公共施設で開始いたしましたが、リサイクル不適切物が混入されている状況にありますので、広報紙や出前講座などで、従来からの資源収集を含めて、正しい分別とリサイクルの徹底を図ってまいります。ごみの減量は、町民個々のモラルにゆだねられるところが大きいことから、今後とも一層の意識啓発と取り組みの協力を呼びかけてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2点目の救急医療の連携体制の充実に関する御質問についてお答えをいたします。初めに、緊急搬送の実態についてでありますが、昨年1年間の緊急搬送は、総出動件数で1,439件、総搬送人員が1,392人となっております。そのうち、産科搬送は3件で、全て1回目の電話照会で搬送しております。小児科への搬送は126件で、そのうち1回の電話照会で9件が拒否されましたが、再度照会で7件、残りの2件については3回目で受け入れられております。また、ことしは、今までに総出動件数が1,066件、総搬送人員が1,011人で、そのうち産科搬送した4件全て1回目で受け入れられております。小児科に搬送した61件につきましては、1回目で7件が拒否されましたが、再度照会で6件、残りの1件については3回目で受け入れられた状況にあります。小児科の実態につきましては、医師の不在や手術中などが主な理由となっております。次に、産科と小児科における連携状況についてでありますが、個々の病院間のことであり、状況の把握には至っておりませんので、御理解を賜りたいと存じます。最後に、消防広域化が救急搬送にどう影響するのかとのことでありますが、消防の広域化につきましては、新たな検討組織として十勝圏複合事務組合が来年4月から本格的な検討を開始することになっておりますので、お尋ねの件につきまして、現時点において確信的なことを申し上げる段階ではございません。ただ、管理部門をスリム化し、その分を消防力に振り向けることによって消防需要に即応する、また、複雑・多様化する災害や救急業務に迅速かつ広域的に対応できる体制を整えることにより、地域住民に対する消防サービスを向上させることが広域化の意義でありますので、私としても、住民の安全・安心を確保するため、サービスを向上させるという基本的な考え方に沿って、今後具体的な検討が進められるべきと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

再質問 7番 守屋いつ子

では、再質問をさせていただきます。御答弁ありがとうございました。まず温暖化対策の部分です。太陽光発電システムの補助事業を今行っているということで、利用状況と発電量の買い取り状況について今、御報告がありました。これについては、ホームページの中でも公表されておりまして、それもまた見せていただきました。その中で、毎日、この発電量について記載をして、メモをして、そして報告をしているという、今回、この太陽光発電システムを利用されている方々の努力も十分反映できているなというふうに思ったところです。この中で、やはり非常に感じ取れるところは、この太陽光発電システム自体が、初期投資が、今、答弁の中でもあったわけなんですけれども、非常に高い、そしてこれを返済していくために、電気は売るけれども、それが、いろんなシステムの設置費用を回収していくためには、音更町で行ったこの調査の中では約22年かかるという報告がされておりました。これでは、なかなか広がっていくというところでは、大きなネックになっていくのではないかというふうに考えられます。私も、自宅にこの太陽光発電システムを設置した方の発電量カレンダーと、あと売電価格などを調査したものをちょっと見せていただいたんですけれども、発電量自体には、天候が悪いときは発電量がゼロだとかということも詳しく出されて、記録されておりました。今度、この初期投資に対するこの売電量で言いますと、このローンを組んだ中で、月々約2万数千円のローンを組んでいるんですけれども、売った電力料金、これも月々非常に波があります。3千円から1万円ちょっとということで、結局毎月支払わなければならない分の30%ぐらいにしか売電量がなっていないという状況です。そういうことでは、自分の気持ちですよね、本当に環境に優しいことが何かできないかと思う人のそういう熱意に頼らざるを得ないような、そういうシステムなんじゃないかなというふうに感じました。そういうことでは、これから利用を拡大していくというところではなかなか進まないんじゃないか、幾らかでもこの売電価格の引き上げということを求めていかなければならないんじゃないかというふうに思います。先ほど町長からも、固定価格の買い取り制度導入、これについては、外国ではこれを行ったために広がったという報告もありましたけれども、やはり音更町独自としてこれを求めていくということが、本当に積極的に求められるんじゃないかというふうに思うんですけれども、再度その点について、これを拡大していくという意思というのか、もう一度確認させていただきたいというふうに思います。

答弁 副町長 寺山憲二(副町長は2008年12月まで)

太陽光発電につきましては、十勝においては、この自然条件からいけば最も有効な自然エネルギーだというふうに思っているところでございます。売電金額の引き上げについては、町村会等を通じて要望をしていかなければならないというふうに思っているところでございます。それから、こういった太陽光発電が普及していけば、メーカー側も今、大量に生産するような計画を持っているようでございますので、初期投資のコストも下がってくるのではないかというふうに期待をしているところでございます。そういった意味から、国のほうも、一度補助事業をやめたわけでございますが、これからまた始まるということでございますので、その辺の推移を見ながら、町としても対応していきたいというふうに考えてございます。以上でございます。

再質問 7番 守屋いつ子

これから町としても売電価格の引き上げということでは交渉していくということであります。まず、普及すれば初期投資のコストが下がるということですけれども、この普及をさせるためにどうするかということだと思うんですね。よそが普及するのを待って、下がってからということでは非常に遅くなるというふうに思うんですね。そういうことで、いろんなほかの自治体なんかで取り組まれている中で、先日、新聞に載っておりました。経済新聞に載っていたんですけれども、太田市の取り組みということで載っておりましたけれども、ここは平成13年からこの太陽光発電システムを積極的に導入するために奨励金を出してきたということで、初年度は1件だったのが、次の年には13件、そしてことしの9月では既に823件の、この太陽光発電システムを導入しているということで、非常に広まっているということなんですね。そういうことでは、そういう独自の積極性というのが非常に求められるというふうに思うんです。確かに非常に財政問題が絡んでくるので大変なことだというふうには思いますけれども、この環境問題、温暖化問題というのは、はっきり言って、国の方針を待っていたのでは非常に遅くなるというふうに考えます。また、そういうことで、多くの自治体なんかでは、エネルギー対策というのは、やっぱり国だとか電力会社が担当するものであって、そこの方針が出てから取り組んでいくというのが多いかというふうに思うんですけれども、やはり自治体の積極的なというのか、その政策をつくっていくということが非常に大事かというふうに思います。せめてこの初期投資分が、この音更のデータで、22年ですよね。そうなるとなかなかここに取り組めないという状況になってきますので、やはりもっと短い時間でこれが解消できるようにしていくことがこれを広めていく大きなかなめになると思うんですね。例えば、私も今、50代半ば、これをしようとしたら、22年したら、もうこれが、設置費用を解消するとなったら70過ぎちゃうということになると、とっても足が踏み出せないという、そういう状況にもなります。そこでやっぱり今、新しく住宅を建てる方なんかもいると思うんですけれども、そこに対しての働きかけなどはどのように行っているのか。もし実際に行っているのであれば、ちょっとその辺について答弁いただきたいと思います。

答弁 企画部長 西川友則

お答えいたします。先ほど、町のホームページをごらんになってという御質問でございます。初期投資には、平均しますと約263万円というのが初期投資の金額でございます。これの整備のために、本町としては、19年度、20年度、21件に対して、年20万補助をしているということでございます。したがいまして、260万から20万引くと240万という数字になるわけでございます。これを22年というデータの中で、これを圧縮するという御意見かと思います。しかし、この補助金制度を創設させたときには、一方では、個人資産の形成につながる部分もあるというようなこともございまして、それで一応、本町では3年間というふうにしてございます。確かに多額の補助を出すことによってその普及は図られると思いますけれども、国のほうも、平成21年度から、金額はちょっとまだ不明でございますけれども、国も積極的に導入するという中で、今度はとりあえず町の補助としては3年間ということも考えまして、後は国の補助制度に乗っかって、そして広く普及をしたいというふうに思っております。以上でございます。

再質問 7番 守屋いつ子

この件については、まだまだ大きな課題だというふうに考えられますので、今後もこれについてはいろいろ取り上げさせていただきたいなというふうに思っております。次、事業所のCO2削減計画、情報開示ということが必要と思うんですけれども、行政とのかかわりの中で、行政は指導的立場にはないというような御答弁だったかというふうに思います。地球温暖化対策推進法、これは2001年に施行されておりますけれども、この第4条の中に、自治体には、区域の温室効果ガスの排出抑制で、事業者や住民に対する温暖化防止の促進を図るための情報の提供を行う責務があるというふうにうたわれております。そこから考えると、事業所に対する行政の指導など働きは十分得られるんじゃないかというふうに思いますけれども、ここと照合してどのように考えているのか、お伺いいたします。

答弁 民生部長 荒町利明(民生部長は2009年3月まで)

今、議員がおっしゃるように、地球温暖化対策の推進に関する法律、これによりますと、この計画策定につきましては、地方公共団体に対して、ある一定の計画を策定し、その計画期間も定め、そしてその目標に向けた実施状況については公表する義務が課せられております。それで今、議員がおっしゃいました、その区域内の個人あるいは事業所等におきましても、一定の指導的立場ということではございませんけれども、今おっしゃったように、ある程度の取り組みに対するものは求められるということは承知の上でございますけれども、現在、いろいろな形で広報等、あるいはホームページ等を利用いたしまして、事業所なり家庭に向けまして取り組みをお願いしている現状にございます。それで、今回、御答弁でも申し上げましたように、町内の主だった企業数社に、その辺の再度確認をいたしました。今、答弁をさせていただきましたけれども、その中では、事業所もある一定の努力はしているというようなことでございます。それで、今後も一層協力に対して呼びかけてまいりたいというふうに考えてございますけれども、今現在、道議会のほうでは、北海道の独自に、北海道地域温暖化対策条例案の制定に向けまして、今、道議会で継続審議されているような状況にもございます。これが、北海道独自のこの条例案が制定されましたならば、この内容を見ますと、ある一定の企業に温室効果ガス削減計画の策定計画を義務づけ、さらに北海道のその実績を公表するというような内容の条例案が、今、審議中でございます。その辺の成り行きも見てみたいなというふうに考えてございます。また、環境省では、地球温暖化対策に向けました二酸化炭素の排出量に応じて化石燃料に課税するという環境税の導入も21年度から実施に向けて、今、取り組まれているような現状にございます。この化石燃料に対する課税でございますけれども、石油や石炭に含まれている炭素1トン当たり税率を2,400円とするような内容のものが、今、検討されているようでございます。その辺も十分見きわめて、再度町内の各企業等、あるいは事業所等に協力を求めていきたいというふうに考えてございます。以上でございます。

再質問 7番 守屋いつ子

この事業所ということで、ここでも当然住民も事業所もそういう意識のもとでいろんな努力がされているというのは非常によくわかります。そして、この行政内部というか、音更地球温暖化対策実行計画というのも行政でつくられておりますけれども、これは行政内部の非常に限られた範囲の中の計画であるというふうに思いますけれども、行政自体が主要排出事業所といいますか、CO2を排出する大きな事業者であるという位置づけを考えるならば、これも非常に有効だというふうに思うんですね。ただ、これは行政内部だけじゃなくて、全体のものにしていくためには、やはりいろんなそういう行政、事業者、住民とあわせた、そういうまた対策というものを新たにつくっていくことも必要なんじゃないかというふうに考えるんですけれども、新エネルギービジョンをつくったときの策定委員とか、たくさんいますし、この新エネルギービジョンをつくるために、ここの職員の方も随分いろんなところに足を運んで、たくさんの知識を得てきているというふうに思うんですね。それをどのように生かしていくのかということが、この事業者を巻き込んで計画をつくっていくときに非常に大きな役割を果たすんじゃないかというふうに私は思うんですけれども、その辺の新たな計画というのは持ち合わせているのかどうか、そこをちょっとお伺いさせていただきます。

答弁 副町長 寺山憲二(副町長は2008年12月まで)

今、行政の町だとか教育委員会が所管している学校だとかの施設の二酸化炭素の排出を制限する計画を持っているところでございますが、町民ですとか、事業所だとかを巻き込んだその計画そのものについては、今の段階では、市には義務づけられていますけれども、町村に義務づけられていないということで、音更町はまだつくっていないところでございます。今後につきましては、これから考えていかなければならない、検討しなければならない事項なのかなというふうには思っているところでございます。以上です。

再質問 7番 守屋いつ子

この件につきましては、義務づけられていないからまだ行わないということですけれども、これから検討していきたいということですので、是非積極的に取り組んでいただきたいということを強く要望していきたいというふうに思います。その中で、これはいろいろ音更町独自の計画を進めていく上では、やはり事業者、住民、行政という、いろんな人々を巻き込んで計画づくりを新たにしていかなければならないというふうに思います。行政だけでもできない、個人だけでもできない、そういうことで、それぞれが知恵を出し合う必要があるかというふうに思います。三つ目のごみの関係です。この件につきましては、昨年の12月の定例会で質問させていただきました。このときに、拡大生産者責任を是非国に要請していってほしいということを質問の中でお願いして、町長の答弁の中では、町村会を通じて要請をしていくという、そういう答弁がありました。まずそこを一つ、この町村会の中で検討されたのか、その辺ちょっと確認させていただきたいというふうに思います。

再質問 7番 守屋いつ子

これにつきましては、ごみ問題の根底に、大量生産、そして大量消費、大量廃棄という、そういう大きな問題があるというふうに思うんですね。ここについては、町長自体も、今の資本主義社会の中でのそういうシステムがあるということを、資本主義というか、今の経済状態ですね、その中でそういう状況があるので、ごみを減らすためには、そういうことも拡大生産者責任という点でも検討していくことが必要なんだろうという答弁だったというふうに思います。その答弁の内容としては、これは、ここで独自で判断できるものではないので、町村会の中でも検討してみたいという、そういう答弁だったですね。それで、そのことについて、ちょっとどのような経過であったのかというのを確認させていただきたいと思ったところです。

答弁 副町長 寺山憲二(副町長は2008年12月まで)

今のところ、その町村会の検討事項という形で話題になっていることはまだございません。今後の政策課題として出てくる可能性はあるのかと思いますが、現段階で、町村会等で検討された経緯はございません。以上です。

再質問 7番 守屋いつ子

わかりました。先ほどの答弁の中で、ごみの収集量自体は、有料化だとか、リサイクル、分別収集が進んでいる中で、音更町としては若干減っているんじゃないかという答弁でありましたけれども、これは音更町が回収しているごみの量だというふうに思うんですね。今、新聞だとか、アルミだとか、そういうものを回収している業者の方もいるんですけれども、この量というのはかなり多いのかなというふうに思われます。そういうことを考えたら、ちょっと周囲を見ますと、ごみの排出量というのはそうそう変わっていないのかなというふうに思うんですね。このままやっぱりこのごみの量を維持していたのでは非常に、環境に負荷をかけるということがあるというふうに思います。これをやはり減らしていくための努力というのが非常に必要だというふうに思うんですけれども、個々のモラルにゆだねるというさっき答弁だったんですけれどもね、本当にそれでいいのかというところが非常に私は強く危機感を抱きます。そういうことから、この大量生産、大量消費、大量廃棄、これの問題が出てくるというふうに思うんですね。これから日常生活の中で非常に気になる点で言えば、家電製品なんかは、部品がなくなって、次、修理ができないということが出てきております。これも自分の家を考えてもそうですね。もう部品ないからだめだと言われた機器がちょっとあったりしておりますけれども、そういうものがたくさん出てくるというふうに思いますし、自動販売機なんかも非常に今多く普及しているんですけれども、ここではやっぱり2台で通常の家庭1世帯分のエネルギーを消費するというふうに言われております。また、コンビニなんかも24時間営業になるとCO2の排出量というのは一般家庭の11倍になるというふうにも言われておりますし、いろんな生産施設、これは24時間稼働というところなんかもあるんですけれども、そういうことでもいろんな問題が多くあらわれているというふうに思います。やっぱり根本的に対応していくというのは、国民というか、私たち一人ひとりにはもう及ばないところに今あるんじゃないかと、努力だけでは及ばないところにあるんじゃないかというふうに思うんですね。そういうことで、企業責任、拡大生産者責任ということで、ここをやっぱり自治体からも強く求めていっていただきたいということを要望いたします。これについては、本当は答弁もほしいところですが、再度、どのように考えていくのか、ごみがどんどん出される中で、つくられる中で、どのように考えていくのか、もう一度お考えをお聞かせください。

答弁 民生部長 荒町利明(民生部長は2009年3月まで)

今、議員のおっしゃるとおり、平成16年に、10月からですか、ごみの有料化にしたわけでございますけれども、その以後につきましては、家庭系ごみ等の収集量、総体の排出量というのは減少しているのは確かでございます。ただ、今、議員がおっしゃったように、温暖化の根底に大量生産、大量消費、あるいは大量廃棄の問題が、それが大きいんだという御意見でございます。確かに私もそのように感じております。それで、国は平成12年に環境基本法を定めまして、そのもとに循環型社会形成推進法を制定しております。その中で、リサイクルを含めました産業処理の法体系が着実に現在整備されております。その中身につきましては、容器包装リサイクル法、あるいは食品リサイクル法、家電リサイクル法、自動車リサイクル法、グリーン購入法によるリサイクル製品の購入推進等が随時法整備されております。その中で、この消費者、あるいは市町村、その辺が、あと事業者も当然でございますけれども、この辺が三位一体となりまして、この辺の取り組み方につきまして積極的にやっぱり法を遵守して、極力こういった循環型社会というんですか、その辺に結びつけていければ相当やっぱり、個々の意識、モラルもさることではございますけれども、この辺の協力、努力というんですか、その辺を行政としても求めていきたいというふうに考えてございます。以上でございます。

再質問 7番 守屋いつ子

最後にしようと思ったんですけれども、国の法律を遵守しながら自治体で取り組んでいくということなんですけれども、それをやっていたのでは、先日の新聞にも出ているように、さっぱりこのCO2の排出削減につながっていない、そういうものが至るところに出てきているわけですね。ある本では、このままの状態が続けば2040年にもう取り返しのつかない状況になるという論文がありました。世界の平均気温、産業革命以前と言っていますけれども、これが15℃で安定していたものが、平均気温、これが2度上がることによって取り返しがつかないと。そういうことで日本以外のところは非常に積極的にこの削減計画を推し進めておりますが、日本が、世界の人口というと、2%の人口で、このCO2の排出量が世界の5%を占めているという、そういう状況があるようです。そういうことでは、自治体自体の取り組み、これは非常にかぎになるというふうに思うんですね。ということでは、やはりこれを自治体で具体的に推し進めていくという、そういう姿勢をやっぱり強くしていただきたいなというふうに思いますので、要望いたします。次ですけれども、救急医療体制の関係です。これにつきましては、この質問を通告しました次の日に、新聞に大きくこの答弁が載っていたかというふうに思います。新生児の拒否、十勝はゼロということで、大きく載っておりまして、ちょっと一定非常に安心したわけですね。そして今、詳細に救急搬送の実態について答弁いただきましたけれども、今、この音更の救急搬送の中で、例えば、複数の病院に問い合わせをするというようなことを避けるために、いろんな空き状況の確認とかということはされているのかどうか、ちょっとそこをお伺いいたします。

答弁 民生部長 荒町利明(民生部長は2009年3月まで)

今、消防署のほうに確認いたしました。消防署のほうでは、救急搬送ということでございまして、即座にその空き状況を確認するわけではなく、いわゆるそのときの当番医というんですか、そこに直接連絡をとって搬送するというような状況であります。それで、その空き状況というのは確認はしていないということでございます。

再質問 7番 守屋いつ子

申しわけありませんでした。ただ、消防行政ということなんですけれども、一般住民、一般町民にしますと、何かあったときにどうなんだろうという、そういう不安というのは非常に大きいかというふうに思うんですね。そういう点から考えますと、やはり消防もこういう状況にある、救急搬送も安心なんだよというような、そういうものが欲しいなというふうに思うんですね。中身までということですので、かなり制限されるのかというふうに思いますけれども、そういう住民感情をやっぱり十分踏まえた上で、いろんな情報公開だとか、そういう点で努力していただきたいというふうに思います。消防の広域化につきましては、前回、山川議員の中で、非常に住民に不安を与えるような体制ではないということで答弁がされていたかというふうに思います。救急搬送に関してデータがありまして、非常に搬送時間が今延びているということもありました。そういう点で是非、これは要望としておきますけれども、救急隊の病院到着時間というのが年々、大体平均で、これは北海道の平均ですけれども、29.6、約30分かかるということで、広域化が進むことによってここは延びるんじゃないかという懸念も出されております。そういうことで、何かあったとき、やっぱり一番不安をなくして生活をしていきたい、そういう住民の気持ちをやっぱり尊重した上でのこういう計画を進めていくべきだというふうに思います。住民サービスを低下させないということで、是非そこを念頭に置いていただきたいということを要望して、質問は終わらせていただきます。

出典:音更町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月11日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる