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音更町議会 平成16年第2回定例会 2004年6月15日

いささか旧聞に属しますが、4月に民生部に新部長が誕生いたしまして、大いに期待をしている1人でありますので、今回、行政報告について

2004年6月15日、音更町議会の一般質問で、中橋信之議員が「いささか旧聞に属しますが、4月に民生部に新部長が誕生いたしまして、大いに期待をしている1人でありますので、今回、行政報告について」質問し、町長 山口武敏、民生部長 山川光雄、助役 藤井勉が答弁しました。

質問者
中橋信之 議員
答弁者
町長 山口武敏、民生部長 山川光雄、助役 藤井勉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 19番 中橋信之

追加1ということでございますので、もう少々のおつき合いをお願いいたします。いささか旧聞に属しますが、4月に民生部に新部長が誕生いたしまして、大いに期待をしている1人でありますので、今回、行政報告について民生部所管の中から1問を取り上げ、はなむけの言葉と兼ねさせていただきます。それでは、本論に入ります。町長は行政報告の中で、乳幼児の入院、通院医療費助成を就学前まで引き上げ、母子家庭の医療費助成についても新たに父子家庭も加えたほか、町単独で実施している初診時一部負担金や母親、父親の通院医療費については助成を継続するなど、子供にやさしい施策を進めていることを評価いたします。国、地方自治体は、急速に進む少子化を何とか食い止めようと賢明の方策をとっております。しかしながら、質問通告後発表された合計特殊出生率は、2002年、1.32から2003年、1.29へと更に落ち込んでおります。今般、国会で3本の少子化対策法案が審議されており、そのうち児童手当を就学前から3年生までに拡大する改正児童手当法が昨日可決成立しました。他の2本は年金法のあおりで審議時間が足りなく、今国会での成立では、今日やってますが見込み薄でありますが、早い時期に成立することと思います。このように様々な少子化対策が取られている中で、音更町も更なる対策を取らなければならないと考えております。しかしながら、今般、乳幼児、重度心身障害者及び母子家庭における医療費を1割負担させようとの行政報告がありました。まさに時代に逆行する提案としか思えません。先日、新聞の見出しに出生率の地域格差は地域行政の熱心さの反映との記事がありました。施策によって出生率も変わるということであります。この世の中、この1割負担させようということについて、町長の考え方をお伺いいたします。以上です。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

乳幼児、重度心身障害者及び母子父子家庭等の医療費の1割自己負担についてお答えをいたします。乳幼児等の医療費給付事業については、道との共同事業として昭和48年から住民福祉の向上と健康の増進を図ることを目的として実施しているものであります。この間、道においては、社会経済情勢の変化に対応して見直しが行われておりますが、本町では乳幼児については、疾病にかかりやすく通院する機会が多いことから、平成13年10月から通院年齢を道の制度より1歳拡大するとともに、平成15年4月からは更に1歳拡大してきております。また、母子家庭等については、経済的に弱い立場に置かれていることから、母親の通院の助成を独自に設けるとともに、所得制限を児童手当の限度額まで拡大してきたほか、初診時一部負担金についても全額助成の対象としてきたところであります。こうした中で、国の医療制度が平成15年4月から全ての医療保険について、3歳以上70歳未満については3割負担となり、70歳以上の高齢者については平成14年10月から1割もしくは所得によって2割負担導入等、医療費給付事業の増大によって、事業の安定的運営が難しくなってきており、他の公費負担制度との公平性を図るために、医療費の1割負担をお願いすることといたしました。ただ、3歳未満と市町村民税非課税世帯の低所得者については、従来どおり医療費の無料化を継続することとしたほか、その他の受給者については、毎月の負担額が大きくならないように限度額を設けております。また、今回の見直しは、乳幼児医療給付の通院対象年齢の2歳拡大と、入院については1歳拡大することとしたほか、1人親世帯の父子家庭を医療給付の対象に加え、父親の通院も町単独で助成するなど最大限の配慮を行ったところであります。乳幼児の所得制限は、事業所得者が経営移譲などにより実情にそぐわない事例も見られることから、廃止することといたしました。母子家庭等については、児童手当から児童扶養手当の限度額に縮小しましたが、道の制度に合わせて見直しを行ったところであります。なお、町がこれまで独自に実施してきた母親の通院や初診時一部負担金の助成につきましては、厳しい財政状況ではありますが、継続して助成することとしたところであります。今回の改正を通じて、医療給付事業の安定的な運営を図りながら、今後、子育て支援を含め少子化対策の総合的な行政課題に対応してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。

質問 19番 中橋信之

広げるものあり、切り下げるものあり、いろいろな今回施策が混じっておりますが、町長はこんな話聞いたことありますかね、音更町は税金が安いと。よく我々聞く話なのですよ。帯広市から移ってくれば、固定資産税は土地柄ということもあって安いということもあるし、都市計画税を取っているとか取っていないとか、あるいはもっと小さいことで言えば、今年の3月、条例改正をしました町民税の均等割、帯広と音更で500円か千円か、そういう評判なのですよ。ただし、水は高いと言われてました。これはいろいろなことがあって、しかし、それによってかどうかは別として、帯広市も含めて周辺町村で宅地開発がたくさんされていると。今、それの地域間競争といいますか、家を建てる人が引っ張り合いになっています。その中でもやはり音更が選ばれるというのは、そういったことも税金が安いという評価もあるのかなと、地価は当然安いという便利さに比較しての問題ですけれども、そういうこともあるかと思うのですよ。先ほど最後に言いました、出生率の地域間格差は子育て行政の熱心さが反映している、これは6月7日の読売新聞の中の、ちょっと読んでみますと、国立社会保障人口問題研究所が調査をしたそうですよ。そうすると、静岡県長泉町、ここも乳幼児の医療費が小学校に上がるまで入院・通院とも無料、これが大した大きな評価を得て、1990年に1.6人だった合計特殊出生率が1.72に二千年に10年たって上昇したと。この中に、隣の市、三島市を挟んだほぼ同規模の町は、国と同じ基準3歳までということで、この10年で1.75から1.45へ低下したと。お母さん方の話を聞くと、是非、知り合いができるし、子供同年代の子と遊べるし、こういう場所があるという安心ということで、ここにまた住みたいという人もたくさんいるということで、これ今日の日経にも出てましたね。これは埼玉の朝霞市、1998年から2002年の出生率は平均1.45、都心周辺部では目を引く高さとなってます。先ほど、音更は税金が安いからだけとは思わないけれども、音更の出生率も結構高いのですよね。しかし、ちょうど今言った数字ですね1.45、若い人たちが現役世代がいっぱい入ってきているという。しかしながら、昭和58年から62年は1.75、63年から平成4年にかけては1.59、平成5年から平成9年にかけては1.51、やっぱり下がってきているのですよ。そして現在が1.45。それだけの施策では、土地が安いだけではなかなか来ないのかなと。私もこの質問をするに当たっていろいろ聞いてみたのですよ、お母さん方、あるいは子育て終わったお母さん方にどういうことだったかと。そうすると、やっぱりいろいろな心配しているのですね。まず、子供が産まれるときに、もう既に先ほどの通学区域の話ではないけれども、お母さんが進学させたい学校があるか、そこら辺の中学校はその高校に対して進学率はどうかとか、小学校、中学校へ行ったらいじめがないかだとか、保育園、幼稚園はすんなり入れるか、どういう扱いをしてくれるか、どんな教育をしてくれるか、保育をしてくれるか、それよりも何よりも心配なのは子供の病気だそうです。特に、今、昨今お年寄りが一緒に住んでないということで、しかも子供の病気というのは、皆さん経験ある思いますけれども急に熱が上がる、夜とか、土曜、日曜とか。お年寄りがいればこういう痛みは、こういう熱は、こういう対処方法があるとかないとかということでアドバイスもできるのでしょうが、それもないためにとにかく医者へ駆け込む。当然医療費がかかってくるわけですね。この医療費を1割負担させるということで、私も実際は受益者負担論というか、その立場に立つのです。これ見たときどうかなと思った。しかし、時代が20年前、30年前はお年寄りに手厚くシフトしていたのがだんだんそれを、敬老祝い金だとか、温泉招待だとか、遊覧飛行だとかを取りやめてきて、今は子供にシフトしてきている。その子供に負担をさせる、子供に負担をさせるわけではない、子供の病気に対して親に負担をさせるということですか。何よりやっぱり今回の行政報告を見てて、こんなに山口町長冷たかったのか。先ほどずっといろいろ施策言いましたね、でこぼこある。これ行政報告お手元にあるかどうかわかりませんが、読んでみますと、医療費助成の所得制限につきましては、乳幼児について廃止することとしたほか、母子家庭については、北海道医療給付事業の基準である児童扶養手当に準拠して見直すこととしました。これ1番目はいいですよね、これら医療費助成の所得制限については乳幼児については廃止することとしました。これは幾ら親が所得あっても、子供の医療費助成はしますよと、1千万あっても2千万あってもしますよと。この次ですよ、母子家庭等については、北海道医療給付事業の基準である児童扶養手当に準拠して見直すことといたしました。これちょっと数字を当てはめると、児童扶養手当というのは、扶養親族が1人の場合、所得額が274万円、変えるまでの児童手当は扶養親族同じく1人で498万円、半分に切り下げられたのです。金持ちは優遇して、先ほど町長の言葉で言うと弱者、母子家庭、これから父子家庭も加えようという、ここはハードルを思いっ切り高く上げたという、要するに所得制限を引き下げたと。こんな条例はないですよ、まるで逆ではないですか。その結果、試算ですから、乳幼児の所得制限による被該当者は48人いたそうですよ。これによる影響額は51万6千円、これ町の負担になる金額。それから、母子家庭、これも母の受給者438人、子供の受給者は709人の合計1,977人、これが1割負担の対象者になる課税者が427人、1,177人のうちの427人、ほぼ4割ぐらいですか。これによる影響額、町が出さなくて済む額は122万2千円、影響額が大きいから小さいからということは言わないですけれども、この高額所得者に対する手厚い施策と母子家庭に対する冷たい施策との差額はわずか六、七十万円ですよ。こんなこと本当にやることが必要なのかどうか、お答えを願います。

答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)

今回の改正につきましては、道と共同事業を行っております制度を道の制度に合わせまして見直しをさせていただくという基本的な考え方で見直しをさせていただいたという状況にございます。それで、1割負担の導入に当たりましては、現在、高齢者の老人医療費が1割負担、もしくは2割負担というような状況になってございまして、1割負担におきましての考え方につきましては、そういった老人保健法に基づきます医療費の自己負担の最低のところの1割を今回導入するというような考え方で、道の方は進められてきたところでございます。そのような考え方で、1割負担の導入を進めさせていただくというような考え方でございます。この1割負担に当たりましては、3歳未満と低所得者の方につきましては、従来どおりの制度を継続して進めさせていただくというようなことで、見直しに当たりましても、最大限ぎりぎりの中での配慮を行った上での改正をさせていただいたというような内容でございます。なお、所得制限につきましては、母子家庭等におきましては、児童扶養手当に改正をさせていただいておりますけれども、この所得制限の導入は平成13年の10月から導入を図っているところでございますが、このときには児童手当の特例給付に所得制限を置いたところでございますけれども、今回、母子家庭に支給されます、児童手当の所得基準であります児童扶養手当に準拠した中での所得制限という形に改正をさせていただいたというような状況でございます。そういったことで、できるだけ見直しに当たりましては、基本的には道と共同事業という考え方で進めさせていただきたいというふうには考えてはいるところでございまして、そういった中で基本的には改正させていただいておりますけれども、今まで行っておりました初診時一部負担金、それから、母親の通院、これら町が独自に実施しておりますものにつきましては、できるだけ継続するというような考え方で、今回継続して助成をさせていただくというようなことも、あわさせてさせていただいておりますので、この昨今の財政状況それらもあわせまして、この医療給付制度が将来的にも持続した制度になるようなことを考えながら、制度の今回見直しをさせていただいたというようなことでございますので、御理解をいただきたいというふうに考えております。

質問 19番 中橋信之

今回の定例会で質問した人も質問しない人も、議員一様に財政状況が厳しいというのは認識しているのですよ、十分わかっている。だからこそ選択と集中、わかりやすく言えばめり張りをつけた予算を組まなければならないと。まさに施策でやれる範囲、やらなければいけないことだと思います。それは道に合わせてという、母子家庭は確かに道に合わせて。しかし、今回最終日提案されている条例は、議案第6号音更町乳幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例案、医療費助成の対象となる期間を就学前まで引き上げ及び対象となる者の所得要件を廃止し、並びに医療費の1割の自己負担を導入するために条例を改正しようとするもの、これ道に合っているだけでなくて、条例を決めて町が独自にやるということなのですよ。それ都合がよく使っているのですよ。わざわざ条例改正までしてやる必要のある部分ですか、これ、高額所得者に。この行政報告を読んでいると、あまりにもくっきりと出てきてしまっている。ただ、数字がないからどういうことかよくわからないという人が多いかもしれないけれども、さっき言ったように半分に切り下げられたということです、所得制限が。こういう冷たい政策をとらなければならないほど、逼迫しているのはわかっています。それほどのことはないと思うのです。さっき言ったように、わずかプラスマイナスで60万円か70万円。やっぱり今朝の新聞ですよ、投書欄、産みたいけれどもお金が掛かる、32歳の主婦ですよ。「母親同士が会うと必ず、子供は何人欲しいかという話が出る。ほとんどの人は3人と答える。5人、10人という人も意外と多い。今まで60人以上に聞いた中で1人と答えたのは一人しかいなかった。しかし、この話題は必ず次の一言で終わる、でも、お金がね。」中間があるけれども、最後「どうかもっと子供たちをと願う母親たちに子供を産ませてください。普通の家庭でも子供をあきらめないで済む、そんな日本にしてください。私たちが望むのは豪華な暮らしではなく、ごく普通の子供のいる生活なのです。」こういうのを助けるのが政策と思うけれども、いかがでしょうか。

答弁 助役 藤井勉

特に、母子家庭の所得制限についての中心的なお話かなというふうに思います。併せて、少子化対策ということもあると思いますけれども、今回、所得制限そのものの限度額を拡大したということに相なるわけですけれども、今までは北海道の基準を上回って所得制限をやっていたという実態にございます。先ほど部長の方からもお話ありましたように、この事業につきましては北海道との共同事業でございまして、北海道が2分の1、町村が2分の1負担して事業を実施している事業でございまして、プラスアルファについては全く町の単独の事業というような形になって推移をしてきております。従前も道の共同事業に加えて、それぞれの単独事業を進めてまいりました。乳幼児については先ほど話あったように2歳プラス、母子についても通院についての一部負担についても助成をするというような形、これについては同様に残させていただいております。それから、全体を通しては初診時の一部負担ということもございます。前段でお話ありました、弱者強者というような観念のことにつきましてもお話がありました。確かに所得制限廃止したということでは、単純に見ればそれらに緩和したということになるわけですけれども、この実態は、前の民生常任委員会でも若干お話をさせていただきましたけれども、乳幼児二千五、六百人の中で所得制限で50名弱の方が対象から外れるというような状況で、その内容も当初町長からお話しいたしましたが、事業所得者の経営移譲というような形態の中で発生している事例が非常に多いというような実態から、それらのことについての緩和をさせていただいたところでございますけれども、いわゆる母子家庭の所得制限につきましては、多くの方々がそのような状況の中で、厳しい状況にあることは承知しておりますけれども、全体のバランスの中でそのような対策をとらせていただきましたし、特に少子化に対しましては、医療だけでなく少子化のいろいろな支援対策というようなものを総合的に勘案して、今後も対応してまいりたいというふうに思っております。それから、なお、今回の医療費の助成に関しましては、北海道でも非常に論議になっているところでございます。内容が非常に厳しいということで、北海道議会でも大変な論議をされているし、それぞれの団体から北海道に対して陳情・要望が出されているというふうに理解をしていますし、そのようなことでお話をお聞きしております。その中で、知事の答弁の中では、物によっては改善も考えたいというようなことも一部発表されております。ただ、現在のところ、その辺の内容等については具体的にはなっておらないのでございますけれども、今後動向を見たいというような答弁もされております。いずれにしても、今回の北海道の医療体制の中で非常に厳しい状況がいろいろ言われております、その辺の動向も私どもとしても見てみたいし、町村の実態というものも訴えていきたいなというふうに思っております。そんな中で特に少子化については、お話にありましたように、日本全国挙げてそのような対応をしている状況下でもございますので、若干の推移を見てそれらの対応も考えたいと思いますけれども、今回につきましては、このようなことで御理解をいただきたいなというふうにお願いを申し上げる次第でございます。

出典:音更町議会 平成16年第2回定例会 2004年6月15日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる