紋別市議会 令和3年第2回定例会 2021年7月20日
(1)地域と住民を利する道、国益に利する道「高規格幹線道路旭川紋別自動車道」について/(2)オホーツク海の中心地、「重要港湾紋別港」の現状と将来について/(3)教育の重要性。しっかりとした教育、人づくりこそが紋別の未来を開き支える/(4)外国人並びに外国法人等による、市内における山林や農地、水源となりうる土地、その他重要と考えられる土地や建物の、売買並びに所有・賃借の現状を尋ねる/(5)所信表明で述べられた「日本語学校」の設立について/(6)市内における新型コロナウイルスワクチンの接種状況について/(7)議会における行政報告について
2021年7月20日、紋別市議会の一般質問で、橘有三議員が「地域と住民を利する道、国益に利する道「高規格幹線道路旭川紋別自動車道」について」「オホーツク海の中心地、「重要港湾紋別港」の現状と将来について」「教育の重要性。しっかりとした教育、人づくりこそが紋別の未来を開き支える」「外国人並びに外国法人等による、市内における山林や農地、水源となりうる土地、その他重要と考えられる土地や建物の、売買並びに所有・賃借の現状を尋ねる」「所信表明で述べられた「日本語学校」の設立について」「市内における新型コロナウイルスワクチンの接種状況について」「議会における行政報告について」について質問し、市長 宮川良一、教育長 堀籠康行、土木課長 谷口隆行、港湾課長 熊谷聡、学務課長 仲条憲明、学務課参事 茂木洋人、新型コロナウイルスワクチン接種推進室長 山本隆博が答弁しました。
- 質問者
- 橘有三 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一、教育長 堀籠康行、土木課長 谷口隆行、港湾課長 熊谷聡、学務課長 仲条憲明、学務課参事 茂木洋人、新型コロナウイルスワクチン接種推進室長 山本隆博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 橘有三
5月26日早朝、紋別沖、我が国の領海内で操業中の紋別漁協所属毛ガニ漁船へのロシア貨物船の衝突によってお亡くなりになった3名の方々に心から哀悼の意を表するとともに、ご遺族並びに関係者の皆様へ深くお悔やみを申し上げます。事実関係の究明が待たれますが、紋別市としても、市民の命が失われた本事案を検証し、再発防止に向けて、紋別漁協と連携し、必要かつ適切な今後の対応を下さることを切望いたします。宮川市長、5選を果たされ、おめでとうございます。所信表明にて力強い決意を聞かせていただきました。一貫して述べられる市民が自分のまちに誇りを持ち、紋別市民で本当によかったとの思いは、皆同じであります。過去に学び、現状を適切に認識し、将来にわたって、本当に紋別のためになるのか、本当に市民のためになるのか、間違っても、将来に負担をかける、禍根を残すことのないよう、引き続き積極的な市政運営を期待申し上げます。それでは、通告に従って、順次質問いたします。まず第一に、地域と住民を利する道、国益に利する道、高規格幹線道路旭川紋別自動車道についてであります。第1回定例会後、3月30日付で、地域の悲願であり、未来のこの地域の命運をかける待望の遠軽-上湧別間の令和3年度新規事業化の決定が国土交通省より発表されました。これに優る喜びはありません。尽力してくださった関係各位に心から感謝申し上げます。昨年度から、一般質問のたびに、目まぐるしく事業化に向けて進捗がありました。道内では、旭紋道の遠軽上湧別道路と国道5号線創成川通の2か所が新規事業化となり、事業費もそれぞれ1億円が予算化されました。また、関連して、平成20年度から事業化された紋別防雪には、何と、令和3年度当初予算として、前年度を大きく上回る38億3,000万円もつき、その完成も近づいてまいりました。今回の事業化に関して、刮目すべき点は幾つもありますが、特に、従来、終点は決まっていないとのことながら、地図上、紋別空港で終わっていた計画区間が訴え続けてきた藻別川をついに越え、渚滑町元新付近にまで延びました。また、新規事業採択時評価において、この道が、内実として、命の道、防災の道、産業の道、観光の道であることが明示されました。特に、この地域が日本の食を支える生産地との表現も盛り込まれ、この道は、地域と住民を利する道であるとともに、食をもって日本人の命を支える国益に利する道であるとの意義づけがなされていることは大きな成果であります。また、観光面では、遠紋地区の観光時の周遊性として、「花回遊」観光が取り上げられ、国道273号を経由して旭紋道を循環するルートが示されています。遠軽-上湧別間の事業化、完成が近づく紋別防雪の進捗の中、一日も早い旭川紋別自動車道の紋別延伸に向けて、周辺自治体、関係団体と協調しての積極的な要望活動はもちろんのこと、官民の英知を結集して取り組んでいかなければならないことは言うまでもありません。この好機を逃さず、一日も早い紋別延伸に向けて、具体的に、より必要性を訴えつつ、今後どう取り組んでいかれるのか、お尋ねいたします。また、国道237号と国道239号との接続の面から、1メートルでも、滝上・興部方面への延伸を図らなければならないと考えます。そのためには、例えば「花回遊」の取組から渚滑方面に新たな花の名所をつくるべきと考えます。春の丸瀬布の藤、上湧別のチューリップ、滝上の芝桜、夏の流氷公園のラベンダーや周辺の原生花園、秋の遠軽のコスモスがありますが、秋のコスモスの頃に咲くような花が渚滑方面にあれば、季節を通しての「花回遊」となりますし、国道273号に近づける意義づけともなります。様々な具体的な取組をもって終点のさらなる延伸を図るべきと考えますが、いかがでしょうか。第1回定例会の一般質問で、私は、紋別インターチェンジをどのように考えるかを質問し、再質問で、空港や港湾を見据えた南側のインターチェンジ、国道273号や国道239号を見据えた北側のインターチェンジの必要性を述べました。それに対し、当時の岩井土木課長は、中心市街地、まちなかに誘導するのに最短な箇所という考え方も示されましたが、全くそのとおりで、紋別市内には、仮称ではありますが、紋別南、紋別中央、紋別北の3か所のインターチェンジが必要と考えます。遠軽上湧別道路の計画図によると、遠軽町市街地に二つのインターチェンジが、(仮称)遠軽インターチェンジは遠軽から生田原方面への分岐点に予定されており、(仮称)遠軽中央インターチェンジは、明らかに遠軽町役場と災害拠点病院たる遠軽厚生病院、陸上自衛隊駐屯地や道道遠軽芭露線を考えて、それぞれ予定されております。紋別においても、防災拠点としての市役所庁舎並びに消防庁舎の建て替えに向けて動き始めましたが、市役所庁舎、消防庁舎を含む中心市街地、さらには、山の上線にてつながる広域紋別病院を考えたとき、紋別中央インターチェンジが必要であります。今後の要望活動において、三つのインターチェンジの必要性を高々と掲げるべきであります。ご見解をお伺いいたします。次に、オホーツク海の中心地、重要港湾紋別港の現状と将来についてお尋ねいたします。来年は、紋別港が修築着工されて100年を迎えます。オホーツク海の中心地の紋別は、古くから天然の良港として、漁船などの避難港、物資輸送の商港として利用されている中、郷土の先人たちの並々ならぬ紋別築港運動の中、網走に4年後れるものの、オホーツク海の中心地に港湾施設がないことは、この地方の開発に大きな損失となるばかりでなく、国家的見地からも得策でないとの実にすばらしい今日も色あせない再度の論理展開による大運動の結果、大正12年に紋別港が修築着工されました。昭和50年には網走に3年先んじて重要港湾の指定を受け、今日に至っております。100年という大きな節目と、重要物流道路の指定や高規格幹線道路旭川紋別自動車道の紋別延伸が進む中、漁業基地として、物流拠点として、観光や親水施設整備等港湾環境向上等について、市として港湾の現状と将来像についてどのように考えているのか、お尋ねいたします。また、安政年間に紋別に幕府の御用所が置かれた背景は今も変わらず、私たちの目の前は国境の海であります。国境の海であるオホーツク海の海上の安全、治安の確保を図る紋別海上保安部を有する当市として、平素からのより積極的な連携協力、交流が必要と考えますが、現状と今後の推進についてどのようにお考えか、お尋ねいたします。次に、宮川市長は、まちづくりは人づくりと常々おっしゃられ、所信表明にても、教育の充実について、将来を見据えた力強い表明をされました。教育の重要性は言うまでもありません。しっかりとした教育、人づくりこそが紋別の未来を開き、支えるのです。どのような厳しい状況下にあっても、郷土に思いを致す人材さえいれば、紋別の未来は明るく、必ず困難を乗り越えていけると確信しております。お尋ねいたします。かねてから議会でも再々取り上げられている市内児童生徒の学力向上の取組とその現状について、生徒や保護者の関心が深く、議会でも活発な議論がなされた市内中学校部活動の本年度の取組と現状について、本格化するICT教育の進捗状況と課題について、所信表明にある紋別版一貫教育の構築に向けて、教育課程編成の具体的な着手について、学校教育を担う教職員の教育研究への取組の現状について、また、積極的な後押しと不足のない適切な予算配分がなされているのかどうかについて、以上5項目についてお答えください。先般、7月号の広報もんべつを読みました。まず、表紙の先生と児童の写真を見て、マスク越しではありますが、先生の温かいまなざしと児童の意欲にあふれる眼と姿にほのぼのとさせられました。また、「特集 学校図書館へ行こう!」は、児童生徒をも読者と想定し、とても読みやすく、内容も大変よいものになっております。提案ですが、ぜひ、ジュニア版広報もんべつを発行してはどうでしょうか。次世代を担う大切な子どもたちに大いに発信すべきではないでしょうか。ジュニア版広報もんべつを通じ、思いやすばらしい発想を酌み取ることも可能となることでしょう。ぜひ検討くださいますようお願いいたします。前向きなご答弁を期待いたします。次に、外国人並びに外国法人等による市内の山林や農地、水源となり得る土地、その他重要と考えられる土地や建物の売買並びに所有、賃借の現状についてお尋ねいたします。先般、国会において、いわゆる重要土地等調査法案が可決されました。本法案の成立は、我が国の主権、安全保障、すなわち、国民の生命、財産、平和な暮らしを守るため、極めて重要なものであります。道内における新千歳空港隣接地や水源や森林、農地等の外国人や外国法人等による買収が以前から大きな問題となっており、私も、初当選後、初めて臨んだ平成30年第3回定例会、次いで第4回定例会で取り上げ、課題が共有され、今後、随時、市ホームページ等を活用し、情報提供を行ってまいる旨の表明がありましたが、その後の動きについてお尋ねいたします。今回の法案は、重要土地等、すなわち、防衛関係施設、海上保安庁の施設及び重要インフラの周辺や国境離島等となっておりますが、国家の主権を脅かすのは、安全保障上、それらのみにとどまりません。我が国は人口減少を迎えていますが、世界的には人口の増加が大きな問題であります。20世紀は、まさに油の時代でありました。しかし、21世紀、世界が今後直面する問題は、水と食料であります。食料自給率900%を誇るこの地域の食の生産は、さきに申しましたとおり、国民の命を支えているのです。また、その地域を支える背景にあるのは豊かな森林であります。国民の生命、財産、平和な暮らしを守るのは国並びに地方自治体の根本的な責務であり、特に、地域と住民と密接なつながりを持つ地方自治体の平素からの適切な対処は重要と考えます。ご見解をお伺いいたします。次に、このたびの市長選に際し、また、議会にての所信表明で述べられた日本語学校についてお伺いいたします。平成20年、当時の福田内閣の下、文部科学省ほか関係省庁は、留学生30万人計画の骨子を策定いたしました。グローバル戦略展開の一環として、令和2年をめどに留学生30万人を目指すもので、留学生の数は、令和2年よりも1年早く、令和元年5月時点で31万人に達しています。そのような中、日本語教育機関の数も増加し、そこへの外国人留学生は、平成23年には2万5,622人であったものが令和元年には8万3,811人となり、およそ3.3倍となっています。しかし、そのような中、昨年1月以降の新型コロナウイルス感染症の拡大による入国・渡航制限により、現在、外国人留学生の大幅な減少を招いており、なかなか今後が見えない状況が続いております。このような現状の中、日本語学校の設立を具体的にどのように進めていくのか、国際状況並びに本件は国策とも大きく関連することから、現状と国の今後の施策の方向性を十分に見極めることが第一に重要であると考えますが、その点についていかがお考えでしょうか。また同時に、本件は、市民はもとより、産学官を中心に、その設立について、在り方について、今後に十分に検討を要すると考えますが、いかがでしょうか。どのように進めていくのか、お考えを質問いたします。また、現在日本にある様々な日本語学校の建学の理念、教育実践、運営等の調査研究は進めているのか、具体的にモデルとする取組等があるのならお示しください。次に、市内における新型コロナウイルス感染拡大防止についてお尋ねいたします。国内としては、第5波の感染拡大が現実となる中、当市においては順調にワクチンの接種が進んでいるとお聞きしています。次々と変異する新型コロナウイルスとその感染状況ですが、様々な接種の形態によりワクチン不足も懸念されております。重症者の対応等、医療体制が脆弱であると同時に高齢化率の高い地方にとって、必要者、希望者へのワクチン接種は不可欠であります。市内における新型コロナウイルスワクチンの接種状況についての現状と今後について、さらに、課題等がありましたらお尋ねいたします。最後に、議会における行政報告の在り方についてお尋ねいたします。紋別市においては、議会における行政報告についてどのようにお考えでしょうか。今さら申すまでもなく、議会は、地方自治体の意思を決定する機関と執行機関を監視する機能を担っています。選挙を経て市民の負託を受ける議員は、市民の声を行政に反映させるとともに、市民に積極的に行政の執行状況を伝えていかなければなりません。地方自治体によって議会における行政報告の在り方は様々です。私自身、行政の動向等について広報や新聞報道等で初めて知ることも多々あります。市民の皆さんの関心が深い今ほどの新型コロナウイルスワクチンに関する質問なども事前に報告があれば一般質問は不要になります。議員がよりその責務を果たす必要からも、何より議会の活性化のためにも、より積極的に、定例会、臨時会を問わず、議会にて、適宜、行政報告を行うべきと考えますが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。以上、私の質問といたします。再質問は留保いたします。(降壇)
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、橘議員のご質問にお答えいたします。初めに、高規格幹線道路旭川紋別自動車道についてであります。1点目の一日も早い紋別延伸についてでありますが、本年3月に遠軽-上湧別間の13.8キロメートルの新規事業化が決定されたことで本市までの本道路の整備が近づいてきたと感じております。近年、順調に事業が進捗しておりますが、このことに一喜一憂することなく、今後も、これまでも行ってまいりました高規格幹線道路旭川・紋別自動車道早期建設促進期成会や民間団体で構成される協議会とさらなる強い連携での要請活動を行うことが一日も早い本市までの延伸に結びつくものと考えております。2点目の興部町、滝上町方面への延伸について及び3点目の3か所のインターチェンジが必要とのことについてでありますが、現時点で本道路の上湧別から本市までのルート及び終点が示されておりませんが、終点及びインターチェンジの議論をしかるべき時期に行うべく、今後とも、国等の情報を注視し、適切に対応してまいります。次に、重要港湾紋別港の現状と将来についてであります。1点目の港湾の現状と将来像についてでありますが、漁業基地といたしましては、老朽化した施設の改修のほか、国認定の農水産物輸出促進計画に基づく連携港湾として、主力魚種であるホタテガイの漁獲高増加に資する屋根つき岸壁の整備を進めており、既に一部供用中でありますが、全7棟、210メートルの早期完成に向け、要望活動を図っているところであります。物流拠点といたしましては、セメントや貝殻、原木の移出入に加え、石炭や活ガニの輸入など、多方面で地域の経済、産業を下支えする役割を果たしておりますが、今後は、木材の輸出など、さらなる利活用の可能性を模索するとともに、官民一体でのポートセールスを継続し、本市の港湾計画で未整備となっております耐震岸壁の整備を視野に取扱い貨物の増大を目指してまいりたいと考えております。観光面につきましては、ガリヤ地区を本市観光の中心拠点と位置づけ、これまでも集中的な施設整備を行ってまいりましたが、引き続き計画的な改修を進める一方で、クルーズ船の誘致など、ソフト面での充実に努め、ガリヤ地区を訪れる皆様に親しまれ、喜ばれるエリアづくりを進めてまいります。これらと併せて、高規格幹線道路旭川紋別自動車道の延伸により、様々な相乗効果が期待されており、産業、経済、観光など、あらゆる角度から本市の持続的な発展を目指してまいります。2点目の紋別海上保安部との連携協力についてでありますが、本市において、2年に1度、港湾区域での災害を想定して実施しております紋別市総合防災訓練への参加協力をはじめ、海上保安友の会の清掃活動、例年、もんべつ港まつりで催される巡視船そらちの一般公開など、日頃より様々な連携や交流が図られているところであります。こうした中、平成30年9月に新造されました巡視船そらちの就航については、オホーツク海における本市の重要性が改めて示されたものと大変喜ばしく、また、非常に誇らしいことと考えているところであります。漁業を基幹産業とする本市にとって紋別海上保安部の必要性は申し上げるまでもなく、引き続きその活動を全面的に支援してまいりたいと考えております。次に、教育の重要性、しっかりとした教育、人づくりこそが紋別の未来を開き支えるについてであります。ジュニア版広報もんべつの発行についてでありますが、橘議員にご紹介をいただきました広報もんべつ7月号につきましては、「特集 学校図書館へ行こう!」と題し、学校図書館における優れた取組として、本年4月に文部科学省の表彰を受けました南丘小学校の活動をカラーページで紹介するとともに、小学校低学年の子どもたちにも読んでもらうことでより本に親しみを持ってもらいたいとの趣旨から、全ての漢字に振り仮名をつける工夫をしたものであります。議員のご提案の子ども向けの広報誌、ジュニア版広報もんべつの発行につきましては、全国でも既存の広報誌内にページを設けたり、自治体のホームページ内に子ども向けページを設けている事例もありますことから、紙媒体のみならず、電子媒体の活用も含め、市教育委員会とも連携しながら、今の子どもたちのニーズに合った情報発信手段の一つとして検討してまいります。次に、外国人並びに外国法人等による市内における山林や農地、水源となり得る土地その他重要と考えられる土地や建物の売買並びに所有、賃借の現状についてであります。1点目の山林、農地のその後の動きについてでありますが、外国人等による売買並びに所有・賃借につきましては新たな事例はありません。2点目の地方自治体の平素からの適切な対処の見解についてでありますが、山林は、水源涵養などの多面的な機能を有しており、市民生活はもとより、食料生産の基盤になる重要なものと認識しております。売買を法的に規制する手段はありませんが、北海道市長会が、国や北海道に対し、水源地域の森林地帯の土地権利の移転等について、法的規制を含む新たな仕組みの整備や水道事業者の土地買収への財政支援制度創設についての要請書を提出しておりますことから、本市といたしましても北海道市長会の一員として積極的にこれらの要請活動に参画してまいります。また、売買があった際は、外国資本を含む所有者や利用目的等を的確に把握し、適正な森林資源の管理について指導してまいります。農地は、農地の権利を取得する場合、農地法に基づく農業委員会の許可を受ける必要がありますが、日本国籍を有することは要件となっておりませんので、外国人であっても農地法の許可の要件を満たすことができれば農地の権利を取得することは可能であります。また、法人の場合、海外企業であっても、農地法の規定する農地所有適格法人の要件を満たした場合には農地の取得が可能であります。しかしながら、農地を効率的に利用し、農業生産の増大を図るという農地法の趣旨に沿ったものでなければ許可されず、投機目的などの農地取得はできないものとなっております。その他の重要と考えられる施設周辺の土地売買に関する情報につきましては、市として事前に把握することは困難でありますが、本年6月に公布された重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律の具体的な内容について、今後、政令等で示される予定でありますので、これら国の動きを注視しつつ、対処してまいります。次に、日本語学校の設立についてであります。1点目の国際状況と国の施策の現状、今後の方向性についてでありますが、本市では、他地域に先駆け、生産年齢人口の減少を見据え、外国人との共生を進めており、次なる戦略として、オホーツク管内初となる日本語学校を開学し、新たな外国人材を迎え入れていく必要があると考えております。今後は、新型コロナウイルス感染症の状況や国の動向を見極めながら進めてまいります。2点目の産学官を中心に、その設立について、在り方についてでありますが、本市においては既に各業界で外国人材が産業活動を支えていることから、農林水産業をはじめとして、商工団体や製造業、介護、また、将来的に採用を考えている企業のほか、町内会組織、さらには、学校教育に識見のある大学などから成る市民検討会を立ち上げ、日本語学校の在り方や学校開学までの期間など、十分に協議してまいります。3点目の日本語学校の建学の理念、教育実践、運営等の調査研究についてでありますが、東川町の日本語学校のほか、道内や首都圏の日本語学校や専門学校、大学などの学校運営者や教職員の方々と学校開学における課題や運営方法などの意見交換をしてまいりました。今後は、これまでの調査研究を基に、市民検討会を通じて本市にふさわしい日本語学校の構想をまとめてまいります。次に、市内における新型コロナウイルスワクチンの接種状況についての現状と今後、課題等についてでありますが、さきに山﨑議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。次に、議会における行政報告についてであります。議会ごとに積極的に行政報告を行うべきではないかについてでありますが、これまでも災害の被害状況や市職員の不祥事等について行政報告を行ってまいりました。本年も3月に市職員の新型コロナウイルス感染症罹患についての行政報告を議会にさせていただいております。今後も、議会と協議の上、必要に応じて行政報告を行ってまいりますことでご理解をお願いいたします。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。(降壇)
答弁 教育長 堀籠康行(教育長は2022年12月まで)
それでは、橘議員のご質問にお答えいたします。1点目の市内児童生徒の学力向上の取組と現状についてですが、平成29年度より3年間、北海道の事業による教員の授業力向上策をはじめとして、子ども夢UPプランによる学習サポーターや学校図書館司書等の人的措置、教職員研修及び研究会開催への助成、学紋塾や夏休みパワーアップタイムなど、基礎学力習得に向けた学習機会の創出、読解力向上プロジェクトなど、外部事業者との連携、さらには、ICT整備事業や机・椅子更新等、教育環境の整備を推進してまいりました。また、令和2年度からは紋別市教育向上プロジェクト会議を設置し、学力向上やICTの活用に関する研究及び学校間連携を進めているところであります。学力向上の現状についてでありますが、取組を開始してからは、全国学力・学習状況調査において全国の平均正答率との差が縮まるなど、改善が見られております。一方で、必要な情報を読み解く力、自分の考えを表現する力にまだ課題があると分析されておりますことから、今後も分析に基づく学力向上の施策を進めてまいります。2点目の中学校部活動と3点目のICT教育の進捗状況と課題につきましては、さきの石田議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。4点目の紋別版一貫教育に向けた教育課程編成の具体的な着手につきましては、幼児教育から高校教育まで、本市の総合戦略に掲げる人づくり、まちづくりの理念を共有し、変化する社会を生き抜く力を備えた人材を育成することができるよう、家庭、地域、学校が一丸となってコミュニティ・スクールでの連携協働を図りながら教育課程編成の具現化が図られるよう検討を進めてまいります。5点目の教職員の教育研究への取組の現状につきましては、従前から、子ども夢UPプランによる校内研究、校外研修への助成を行っているところであり、さらに、令和2年度からは、紋別市教育向上プロジェクト、MKP事業の予算措置をし、教育研究の活性化を推進しているところであります。MKP事業では、今年度は市内の教員が相互に授業を参観するMKP授業参観及び教科などの研究グループ、MKPサークルにそれぞれ約70名以上が参加しております。また、各学校で教育講演を行うMKPフォーラムや教育委員会主催のMKP研修シリーズを行っております。紋別市には若手の教職員が多いですが、市内全校の連携で資質、能力の向上を活性化させる体制を、予算措置も含め、さらに充実することで教育研究を積極的に後押ししてまいります。以上、答弁といたします。(降壇)
質問 4番 橘有三
まず、道路についてですけれども、私は常に一喜一憂しております。物事には、やはり潮目というものがあります。旭川紋別自動車道の計画事業化に伴って、防雪が先ほど言ったように38億3,000万円、それから、生田原道路が13億円ということで、今、大きな周辺環境が整ってきているのですね。こういったときにこそ、反復、反復して、次々とつけざるを得ないような、例えばここまで通さざるを得ないような手だてを打っていかなければ、ここまで33年がかかっているのです。もっと様々なアイデアを出し合って、実現していくべきと考えますが、いかがでしょうか。
答弁 土木課長 谷口隆行
お答えします。市長答弁にありました一喜一憂することなくという表現に関しましては、一喜一憂することなくということではなく、慢心することなくというような意味も含め、今後ともさらに強い要望活動を行っていきたいというような意味でございます。
質問 4番 橘有三
それなら分かります。しかし、緊張感を持っていただきたいですし、物事の潮目は非常に大事です。国策と関連して、これほどいいタイミングですから、今、次々と手を打って、1メートルでも延ばさざるを得ないような―インターチェンジにしても、3か所と申しましたけれども、昨日の話を聞いていますと、場合によっては、コムケ湖周辺にもう1か所、市内4か所ということだって考えられると思うのです。今回の3月10日の小委員会では、費用対効果だけではなく、医療を含めた重要施設へのアクセス性の向上の観点からということも非常に話題になっているのです。だから、周辺環境について、地域として次々と整えていかなければならないと思うのですが、そういった仕組みづくりについてどう考えられますか。
答弁 土木課長 谷口隆行
お答えします。議員の当初の質問にありましたインターチェンジに関することもそうですが、本道路に関しては紋別市の産業活動に資する重要な道路という認識がありますので、今後、インターチェンジの検討等に関しましても、産業界を含め、広い協議をしてまいりたいと思っています。
質問 4番 橘有三
私は、鉄路のない中、紋別までの道路、さらには、名寄方面までの道路というものなくしてこの地域の将来はないと思います。次に、重要港湾紋別港につきましても、道路の発展なくして港湾の発展はないと思っております。歴史をひもときましても、大正10年に名寄本線が開通することによって、大正12年の紋別港の着工というものに弾みがついていくわけです。そして、それで、農業にせよ、漁業にせよ、林業にせよ、大変な効果を及ぼしていくわけであります。また、今年は大正10年のオホーツク海の大海難から100年目ですね。私は、ある方の百回忌を務めます。オホーツク海の歴史の中での最大の海難が弾みとなって紋別港の着工に結びついているわけです。今回もありました。また、今の日本の状況もそうですけれども、防災・減災、強靱化という視点、それから、道路と結びついての物流ということもあります。今後は、道路との関連性を持ち、強靱化の面から港湾の将来について、今から、この節目に市民に積極的に啓蒙していかなければなりませんし、いろいろなお声も聞かなければならないと思いますけれども、いかがでしょうか。
答弁 港湾課長 熊谷聡
お答えします。市長答弁にもございましたけれども、農水産物輸出促進計画といいますのは、まさに議員がおっしゃられたとおり、道路に直結した計画でございまして、前浜で揚がったホタテガイを高規格幹線道路を使って苫小牧港に送り込んで輸出を促進するというものでございますので、一日でも早い完成を私どもとしても願ってございます。それから、防災・減災の観点からでございます。まずは、先日の事故で亡くなられた犠牲者の皆様、それから、ご遺族の皆様にお悔やみを申し上げますとともに、そういった事故に遭った船の引揚げの際も、紋別漁業協同組合、我々港湾課、水産課、そして、紋別海上保安部が連携し、丸2日間、作業に当たっていまして、船体の傷が広がることなく陸揚げされました。そういったことも含め、これまでどおり連携しながら、当然、道路の要望とも相まって、我々、港湾のほうも進めていきたいと考えてございます。
質問 4番 橘有三
くれぐれもよろしくお願いいたします。先ほど質問の中で聞きましたが、紋別港の着工に向けては、官民が一体となった大変な努力があったようですね。しかし、オホーツク海の中心地に港湾施設がないことは、この地方の開発に大きな損失となるばかりでなく、国家的見地からも得策でないということが新紋別市史の888ページにあるのです。これは、今も全く同じです。一地方のことではなく、国家的見地からのことで、道路や港湾については国として絶対にやらなければならない事業だと考えますけれども、そういった理論構築をして、大正期に我々の先人がやったと同じような整備の要望をしなければならぬと思います。それに関わる検討会を開催したり、そういう機運の盛り上げをしたりということはできないものでしょうか。
答弁 港湾課長 熊谷聡
お答えします。そういった歴史的な背景については私どもに欠けていた部分がございますが、そういったことを今後勉強させていただきたいと思います。また、直近としましては、まずは屋根つき岸壁の早期完成につなげてまいりたいと思います。
質問 4番 橘有三
教育についてです。昨年の今日、上野通子前文部科学副大臣が来られました。あの先生は、子どもを育てる、教育から国をつくると常におっしゃっています。私は、地方も一緒だと思います。子どもを育てる、教育から紋別をつくるということです。そういった中で、先ほどもありましたけれども、全国でも類を見ないような子育て支援が、保護者の負担を減らしていくという意味からの子育ての取組がなされていますけれども、さあ、ここで問題になるのはその質です。教育を担うのは環境です。環境には物的環境もありますけれども、一番大切なのは、その教育を担う教師の教育力の向上だと思うのです。今回だけでは時間が足りませんが、具体的に各校の校長に任されておる教育研究費の金額というのはどのぐらいになっているのでしょうか。
答弁 学務課長 仲条憲明(学務課長は2025年3月まで)
お答えいたします。各学校の教育費ですが、子ども夢UPプラン事業に伴いまして、1校当たり10万円の予算措置をしておりまして、校内研修の充実や講師の招聘による研修を行っているような状況であります。
質問 4番 橘有三
10万円ということですが、それではとても足りないと思います。過去にも一生懸命な先生方がいて、教材研究や教育研究に取り組むなど、本当に頭の下がる思いです。手弁当で集まって様々なことをやられているのです。経費はと聞いたら、いやいや、これは自分たちの勉強ですからとおっしゃるのですけれども、そういう先生方の機運が異動等によって失われてしまうことが多いのです。こういうものを生かし、永続的に全市にそういうものが及んでいくよう、校長の裁量によって教育研究活動が底上げできるような、そういったことを支援できるような思い切った予算措置が必要だと思いますけれども、大綱の策定の責任者の市長、いかがでございましょうか。
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
教育関係について、私も実際に現状を見ていないので、何とも言えませんけれども、必要な予算財源についてはきちんと対応していきたいと思っています。
質問 4番 橘有三
現場の校長会等の意見を聞きながら、ぜひ思い切ったことをお願いします。教育力の向上は教師の向上であります。これだけ子育て支援や保護者の負担軽減に取り組んでいるわけですから、今度は、質の向上に向けて、先ほどのカリキュラムの問題もそうですけれども、総合的に取り組んでいただきたいと考えております。それから、部活動の問題についてです。昨日、石田議員もおっしゃいましたけれども、部活動も学校教育の要素だと私は思っておりまして、学校から何でも切り離していくのはどうかと思います。学校教育の中に何一つ無駄はありません。働き方改革と子どもの教育の質を一緒にしてしまっては困りますし、これは別のものであるとか思っております。働き方改革の推進と教育の向上を両立させていかなければならないと思うのですけれども、見解はいかがでしょうか。
答弁 学務課参事 茂木洋人(学務課参事は2021年12月まで)
お答えいたします。今、議員がおっしゃったとおり、まさにそのとおりだと私たちも思っております。昨日の市長の答弁にもございましたとおり、学校でできないものは地域で補いながら、なるべく学校と連携をしながら進めてまいりたいと考えております。
質問 4番 橘有三
日本語学校は次回に積み残します。最後に、ワクチンの問題です。昨日も今日も、また、先ほどもあったように、いよいよ現役世代に入ってきたとき、土曜、日曜は休み、そして、午後4時半までということで仕事をしている方たちに対応ができるのか、せめて曜日によってでもできないかということが1点です。それから、高齢者でこぼれている方はいないかということです。ワクチン接種は非常にスムーズだと好評ですけれども、初期においては電話の問題がかなりありました。そこでの取りこぼしをどうするかです。それから、接種券を段階的にと言いますけれども、学業や仕事で首都圏等に行っている方は、大規模接種があるわけですけれども、自治体からの接種券がないと受けられない。先ほど個別対応とありましたけれども、そういうことについてどうお考えか、最後に質問させていただきます。
答弁 新型コロナウイルスワクチン接種推進室長 山本隆博
ご質問の内容は、3点ほどあったと思いますけれども、まず、曜日、時間帯も含めた接種時間についてです。先ほどご答弁をさせていただきましたとおり、体制を構築するに当たっては、バックアップの体制も含め、接種に関わっていただくお医者さん、あるいは、医療スタッフの方々のご意見もいただきながら進めていかなければならないということがございますが、そういう意見が今後多くなってくるのであれば、総体的にどのような形がいいのかを検討させていただきます。ただ、そのことをもってして、直ちに、じゃ、土曜日に打てます、日曜日に打てますということにはならないかもしれませんけれども、ご意見として賜りまして、関係者の中で協議させていただきたいと思います。次に、電話や取りこぼしの問題についてです。現状、年齢層を引き下げていく中で電話の問題というのは非常に少なくなってきております。これはウェブでの予約が主になってきているということがあるからなのかと思っています。一方、いまだに高齢者の方から問合せがあるのも事実です。そのため、例えば、周りの方にそういった方がいないかについて、地域を知る民生委員など、関係する方々からもご意見をいただきながら、しかるべき対応を取りたいと考えております。次に、接種券についてです。紋別市につきましては、ご承知のとおり、年齢階層によって接種を進めているところでございます。ただ、大都市においては、議員のご指摘のとおり、大規模接種会場が設置されているほか、職域接種というものが広がっているのも事実でして、そういったところでは接種券がないと接種ができないということがございます。ただ、紋別市には大規模接種会場があるわけではありませんし、職域接種が広がっているということもございません。それに、今でも接種券をなくしてしまったという方がかなり多うございますので、そういったことを防ぐことも必要です。また、仮に接種券をもらいますと、問合せがかなり多くなり、現場としても混乱といいますか、人的なロスといいますか、問合せに係る労力も必要になってまいります。そういったことを考えると、やはり、接種の対象になり得る方から順に送らせていただいて、ご質問がある場合については丁寧に対応させていただくということで進めていくことについてご理解をいただければなと思っております。
質問 4番 橘有三
3点目につきましては、紋別市民であって、学業や仕事で東京に行っている方、大阪に行っている方が、例えば自衛隊の大規模接種を受けるとき、自治体発行の接種券がないと受けられないのですが、そういう方たちへの対応ということです。
答弁 新型コロナウイルスワクチン接種推進室長 山本隆博
大変失礼いたしました。現状では、そういった方々への積極的なPRをやっていないのが事実ですが、問合せがあった場合には接種券を交付させていただきたいと思ってございます。ただ、留意していただきたいこともあり、例えば、大規模接種会場では紋別市の使っているメーカーと違うワクチンメーカーのものということもありますので、十分にお気をつけになった上で接種を行っていただければなと思ってございます。