みんなの議会

広尾町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月4日

(1)滞在型観光への持続可能な拠点整備について/(2)行政報告にあった津波への対応について

2025年9月4日、広尾町議会の一般質問で、松田健司議員が「滞在型観光への持続可能な拠点整備について」「行政報告にあった津波への対応について」について質問し、町長 田中、水産商工観光課長 室谷が答弁しました。

質問者
松田健司 議員
答弁者
町長 田中、水産商工観光課長 室谷

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

この議員がこの登壇で質問した件は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。

質問 6番 松田健司

私は、滞在型観光への持続可能な拠点整備についての質問をいたします。本町では、観光振興策として、昨年6月25日に日高山脈国定公園が国立公園へと格上げされたことに伴い、広域連携による取組や大丸山森林公園展望台の新設、多言語案内板の設置など観光振興に資する政策を行っているが、滞在型の観光に対する取組が依然として進んでいません。北海道十勝総合振興局が昨年7月29日に発表した管内自治体別の観光入り込み客数のデータでは、令和5年度の本町の観光入り込み客数は26万9,000人、そのうち宿泊客数は1,400人にとどまっており、入り込み客に対する宿泊客の割合は僅か0.5%になっています。このことから、本町への入り込み客数のほとんどが通過型であり、滞在型観光への転換が喫緊の課題だと考えます。一方で、本町の財政力指数はおよそ0.228と市区町村平均0.49を大きく下回り、独自財源での新規投資は極めて制約がある状況の中、実質公債費比率も10%を超えており、大規模なキャンプ場の整備は将来世代への負担が避けられません。これらのことを背景に、次の2点について町長に伺います。1、昨年6月25日に行ったキャンプ場についての一般質問以降、現在の庁舎内での議論の推移と現状について。2、広尾町における観光振興の方向性として、通過型観光から滞在型観光への転換を図るために、まずはRVパークのような小規模・低コストの観光拠点整備から着手すべきと考えますが、町長の見解をお聞かせください。次に、行政報告についての一般質問をいたします。7月30日にカムチャツカ半島付近の海域で発生したマグニチュード8.8の地震に伴う津波により、本町にも警報と避難指示が出され、当該地域の住民が自主避難をしたところでありますが、音調津地域では想定以上の避難者が集まったことを鑑み、「町として課題の検証を進め、今後の備えに取り入れる」との新聞報道がありました。広尾町で想定される地震や津波については、南海トラフ地震の発生確率が今後15年以内で50%、30年以内に80%、津波の高さは最大4メートル、到達時間は30分以内、揺れの大きさは最大震度5強から6弱程度となっています。千島海溝地震では、30年以内の発生確率が40%、津波については最大30メートル級の高さが想定されています。これらの情報からも地震や津波に対する備えについて課題の洗い出しとそれに伴う施策の実装にはスピード感を持って取り組むことが求められるとの認識の下、次の2点について伺います。1、真夏に発生した災害による避難所での暑さ対策について。2、かねてより課題である豊似地区、野塚地区への災害備蓄品の現地保管の現状について。以上、答弁よろしくお願いします。

答弁 町長 田中

松田議員のご質問にお答えいたします。初めに、滞在型観光への持続可能な拠点整備についてであります。そのうちの1点目の昨年6月の一般質問以降のキャンプ場の議論についてであります。町営キャンプ場の整備に関しましては、観光施策の一つとして一定のご提案をいただいているところであり、町といたしましても、その必要性や規模、管理体制などの検討を行ってまいりました。しかしながら、本町の現状を踏まえると、大規模なキャンプ場整備を直ちに進めることは厳しい状況であると総合的に判断をいたし、第6次広尾町まちづくり推進総合計画の後期見直しの中で「環境が整っている町内既存施設等にキャンプを楽しめる設備を整備する」ことを盛り込み、その実現に向けて引き続き検討してまいりたいと考えているところであります。2点目にありますRVパークのような小規模・低コストの観光拠点整備につきましては、議員ご指摘のとおり、RVパークは比較的低い初期投資と維持管理費で整備できる点など、本町においても滞在型観光の受皿として有効な選択肢になり得ると認識をしております。一方で、設置に当たっては適地の選定や既存宿泊施設との調和、住民理解などの課題もあり、これらを総合的に踏まえた検討が必要であると考えております。今後におきましては、RVパークを含めた多様な形態を視野に入れつつ、持続可能で地域にふさわしい観光拠点の在り方を長期的視点で引き続き検討してまいります。次に、大きな2点目の行政報告にあった津波への対応についてであります。まず、1点目の避難所の暑さ対策についてであります。高齢者や障がい者、妊産婦や乳幼児など特段の配慮が必要な方の避難所として開設するいわゆる福祉避難所につきましては、特別養護老人ホーム、デイサービスセンター及びゆうゆう舎にエアコンが整備されております。また、民間事業者と施設の避難所利用に関する協定を締結している施設の一部でも、エアコンが備わっているところであります。しかしながら、第一次避難所及び第二次避難所として指定している施設でエアコンを備えている施設は学校と保育園のみであることから、現在、町の熱中症対策推進本部会議で、公共施設へのエアコン整備に向けた検討を行っているところであります。エアコンが設置されるまでの間につきましては、大型扇風機などを配置し、暑さを和らげるとともに、高齢者や乳幼児の方はエアコンを備えている避難所に避難していただくよう対応してまいりたいと考えているところであります。次に、2点目の豊似地区、野塚地区への災害備蓄品の保管状況についてであります。令和4年12月に北海道が公表した「日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の被害想定」に基づき、目標数量を定めて、食料や飲料水、防災資機材等の備蓄を進めているところであります。豊似地区につきましては、豊似小学校と農村環境改善センターに食料と飲料水、発電機、毛布、アルミマットを備蓄しておりますが、野塚地区は保管場所等の問題もあり、備蓄が進まない状況にあることから、備蓄する資機材の種類や数量、保管場所について、町内会や施設管理者と協議を進めているところであります。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 6番 松田健司

まずは、1点目の1項目めについての再質問をいたします。キャンプ場の議論につきましては、町長もご承知のとおり、4年にわたりもう大体議論させていただいておりますので、念のため、時系列的に過去の要点をちょっとまとめたいと思います。2点ほど、おととし2023年6月の私からの一般質問では、シーサイドパークでのキャンプ場の再開発については、完全に断念するという答弁が前町長からありました。また、昨年6月の答弁では、町職員内でのキャンプ場検討会議を立ち上げ、その上で議論し、そしてその結果、今後は商工会など関係機関を加えた新たなキャンプ場検討会を発足させた上で議論を進めるとの答弁がありました。まずはこの2点について共通認識を持ちたいのですが、私の今の発言について相違がないか伺いたいと思います。

答弁 町長 田中

その考えで間違いないというふうに考えております。

再質問 6番 松田健司

その上で商工会の関係者の方にお話を伺ったところ、昨年から1年3か月ほどたっておりますが、そのような会議体は立ち上がってはいないし、行政側から話を持ちかけられたこともないということを伺っています。まず、先ほどの答弁にあったように、ある程度の考えは示されておりますが、昨年、商工会と名指しで関係者の方を交えた会議体を結成してお話を進めるという答弁があったところ、1年以上も行われていないということに対しての見解を伺いたいと思います。

答弁 町長 田中

昨年、私が申し上げた内容でありますけれども、今後のキャンプ場の考え方について、今、松田議員がおっしゃったように、まずは庁舎内の検討会を立ち上げ、その後、商工会や観光協会、関係する団体と協議を重ねた上で結論を出したいというお話をさせていただいたというところであります。それが今の段階で進んでいないという状況でありますけれども、先ほど答弁の中でも申し上げました、どういった規模のキャンプ場をどの場所に造るかという部分について、まずは役場庁舎内の中で検討を進めてきたところであります。その結論といいますか、中で議論となったところとして、大規模なキャンプ場整備については財政状況も含めて厳しいだろうという判断をしたというところでありまして、今、計画を策定中ではありますけれども、先ほど申し上げた第6次の後期のまちづくり計画の中で、町内の整備済みの施設の中で、例えばトイレですとか水飲み場ですとか、そういったものが整っている施設の中で小規模ながらもできるところがないかというところで方向性として進めていきたいということで考えています。そのことも含めて、今後はそういった形を取りながら商工会や観光協会とも、先ほど申し上げましたような意見交換もさせていただきながら、ご意見を聞きながら進めていきたいということでございます。

再質問 6番 松田健司

一般論としての話になってしまいますけれども、昨年、先ほどお話ししたような答弁をいただきました。僕なりの通念的な考えからすると、せめて1年以内には話を進めていただけるのではないかという期待を持って、この場を降りたことを記憶しております。今後の話にもなってきますけれども、この場でいただいた答弁、時間を区切らずに、お話ししたことに関しては、このように1年、2年たっても何も行われない、そのような答弁があり得るのか、今後もそういうことも想定されるのか、そういう部分も含めて。あと、先ほどの話では、まずは内部で、職員間で方向性を決めて、経済状況だとかその辺を加味してのことだというお話がありました。その上での提案として一次答弁で返ってきたと思いますが、想定では一体どの段階でその関係者と言われるような方たち、商工会の方たちとか町の有識者の方たちとか、どの段階で話に加えようと、加わるという想定をされているのかということですね。僕は、いろんな方とお話ししていると、やっぱりお話をして一緒に考えて、協働のまちづくりをするのであれば、場所の選定、規模、その他最初の入り口の部分から一緒にお話をさせていただいて知恵を結集していかなければならないのではないかという声も上がっています。そのようなことも加味して、もう一度その辺の体制とか、私の通念上の考えと申し上げましたけれども、1年以上答弁に対しての何のアクションもないということに対して、もう一度見解を伺いたいと思います。

答弁 町長 田中

ご指摘のとおりなのですけれども、先ほど来申し上げているとおり、私としては、やはり場所なり規模なりということを何の裏づけもないままに協議の場に出すということは無責任であるというふうに思っていますので、今、先ほども申し上げましたまちづくり計画の後期も策定中です。その中で今後5年間の取り組むまちづくりの計画が、今、示されますけれども、そういった全体的な今後5年間の取り組む事業、そして今、行政改革も並行して大綱をまとめているところでありますけれども、そういう中で、5年間といわず、今後、広尾町の財政状況がどういう状況で推移するかというところ、そして、おっしゃっていることはよく分かるのですけれども、キャンプ場整備に当たってどれぐらいの財源を確保して、キャンプ場を造るとすればそういう財源を確保できるのかというところ、きちっとその辺の見通しもお示しをして議論に加わっていただくということが必要だというふうに思っています。ですから、何もされていないというご指摘ではありますけれども、私としては、そういったことを今この計画、まちづくり計画なり行政改革なりをやっている中で、今後5年間なり10年間の財政見通しもきちっと判断した上で、これならやれる、これならできるという下に財源を確保した上でその規模なりを議論してもらう。いろんな話をしていただいても、それが後から財源がないのでできませんということでは議論をしても無駄になりますので、そういう意味で今言ったような形で今後進めたいというふうに思っているところであります。

再質問 6番 松田健司

今いただいた答弁の中で1つ明確にしていただきたいのは、今後どの段階で関係機関、有識者とお話をするのかということですね。当初、流れとしては私も、いたずらに時間を急いで愚かな選択をするよりかは、時間をかけてしっかりとキャンプ場、観光拠点の整備を進めていくほうが望ましいという考えでおりました。でも、2年たち、3年たち、今年で4年目になります。やはりここに来るとスピード感のことを言わざるを得ない部分も出てくると思うのですよ。その裏には、この町が抱えている飲食店、小売店の衰退、その方たちの後継者不足、一見直接な因果はないように感じますけれども、町の発展だとか観光拠点の整備が、そういったことに対する少なからず底上げになってくると思うのです。町の飲食店に関係しては、今後5年もしくは10年以内には後継者がいるのかというような問題を皆さん本当に心配されています。そういった中で、急いでやるべきもの、急いで手を当てられるものはしっかりと進めていくということ、私がこんな偉そうなことを言うと釈迦に説法になりますが、町長は、ただでさえいろんな施策を矢継ぎ早にやっていただいて、もう本当にスピード感を持って取り組んでおられることは重々承知しているのですけれども、やっぱりこういった一つ一つの小さな問題、スピード感を持って取り組んでもらいたいと思うのですよ。その上で担当課にも確認を取りたいのですけれども、先ほど私がお話ししました十勝総合振興局の発表による入り込み客数が26万9,000人、宿泊者が1,400人という数字、そしてちなみにお隣の大樹町では、入り込み客数は本町の5分の1程度の5万2,700人、逆に宿泊客はほぼ10倍の1万400人となっています。これらの数字は担当課が押さえている数字だとか実態に沿ったものになっているのかというところをお答えいただきたいなと思うのですけれども、この数字をご存じかどうか、これが押さえておられる実態に沿っているのかどうかというところですね。

答弁 水産商工観光課長 室谷(水産商工観光課長は2026年3月まで)

十勝総合振興局で発表された数字というのは、広尾町から報告をして発表された数字となっております。以上です。

再質問 6番 松田健司

ということは、大体合っている数字だと、決して何かかけ離れたとんでもない数字ではないということだと認識して、次へ行きます。そうであれば、目の前に少なくとも隣の大樹町と比べて5倍にも及ぶ入り込み数、それはただ観光客だけではなくて仕事の人ももしかしたらいるのかもしれませんけれども、どういうふうに申告して統計されたのかも分かりませんが、もう一つのデータとしてはそのうちの道外・道内という区分けがあったのですけれども、ほぼ道内の客数が9割以上を占めているということ、そんないろいろなデータから考えると、先ほどの町長の答弁でお金もかけられないと、規模感もあると、そういうことを考えていくと、おのずと戦略的分析というのは絞られてくるのかなと思うのですけれども、その上で、先ほどお話しされたような小規模キャンプ場を既存の施設に併設するような形で進めていくということになったのかどうか、そういうデータに基づいた戦略的な考えの下でそういう結論に達したのかどうか伺いたいと思います。

答弁 町長 田中

環境が整っている町内既存施設ということでありまして、先ほども申し上げたとおり、今の現状を捉えるとやはり大規模な部分については直ちに進めることは難しいだろうという判断で、この既存施設等に併設したというところをまち計の中でも今後議論していただくことになろうかと思います。キャンプ場そのもの自体を諦めたということではなくて、先ほどスピード感のお話もありましたけれども、キャンプ場を造るという部分についてはいろんな考えがあると思うのですが、松田議員は小さな問題というふうに今おっしゃいましたけれども、財源的なことも考えれば非常に大きなプロジェクトになるというふうに考えています。ただ、そのやり方とか実施主体が、例えば町がやるのか、民間の事業者に来ていただいて補修をしてやっていただくのか、いろんなキャンプ場のやり方があると思うのですね。そのやり方も含めて今後は議論していく必要があると思うのです。ですから、商工会、観光協会の皆さんにも、どういう規模で、どういう場所で、どういう運営形態でという部分も含めて、その中にはやっぱり財源の裏づけという部分がありますので、先ほどどの時点でというお話がありましたけれども、やはり今まち計の後期、そして今、行政改革の取組を進めているところでありますから、一般財源も含めて今後の財政シミュレーションをつくる予定でおりますので、年末にかけてそういった作業を進めていく中で、今後5年間あるいは10年間の財政状況をきちっと把握した上で結論を出したいというふうに思っています。

再質問 6番 松田健司

財源論の話になって、少なからず、私、そういった意味ではなかったのですけれども、小さな問題というふうなことで捉えておられました。少なからず大きなお金がかかるという話もありましたけれども、何かの折で私もしかしたらお話ししていることかもしれないですけれども、例えば、私たち各委員会で、2年前ですか、3年前ですか、東川町というところに視察に行きました。そこでは、本町と同じように、野塚の集いの杜と同じように小学校を再生して、それを後に民間に委ねて運営していると。そこの施設がその当該年度からキャンプ場を併設するというお話で視察に行ってまいりました。損益分岐点の話だとか、どうやったら黒字化していくことができるスキームの話だとか、いろんな講義があったのですけれども、肝腎の併設のキャンプ場について私が伺ったところ、幾らぐらい予算をかけてどういった規模でやられているのですかというお話をしたときに、予算は2万円もかかっていないと。要は、担当スタッフのやる気とアイデアで何とでもなりますよというお話を伺いました。また、今回提案させてもらうRVパーク、大体RVパークは、ご存じのことと思いますけれども、日本RV協会が認定するキャンピングカーとか車中泊を楽しむ人々のための快適で安全な車中泊施設のこととあります。この車中泊専門のRVパークというのは、普通の駐車帯を1.5倍ほどに広げたような駐車帯を用意して、そこに電源をつけて、それぐらいの最低限の整備をして立ち上げることができる施設なのですけれども、大体1区画10万円から100万円とグラデーションはあるのですけれども、どれだけかかっても1区画100万円だというお話もあります。そういったことからも、キャンプ場イコールどれだけ小さくても多額のお金がかかる、かけるという発想ではなくて、いかに予算を抑えて小さく生んで、そこからしっかりと運用して大きく育てて、その基金なりなんなり積み立てたやつをまた次の案件に投資していくというような循環を考えるときに、やはり最初の段階で行政にない知恵をいただくためにも、商工会だとか観光協会だとか一般の方の斬新なアイデアを受け入れていく必要があると思うのですが、そのことと含めて、先ほどRVパークについて課題として挙げられた施設設置にふさわしい場所か、もしくはその施設が民業圧迫にならないか、そして地域住民の迷惑にならないかというような3点を課題として挙げられましたが、むしろそれらの課題をどうやって克服するかというデータ取りのためにも、攻めの対応として試験的に運用を始めるだとかということも喫緊性を解消するためには必要なことだと認識していますが、そのことについても町長の答弁をお願いします。

答弁 町長 田中

後段の部分でありますけれども、RVパークの話が出ました。お話ししたとおり、どこにというところと、あと民業圧迫というところでありますけれども、そもそもキャンプに来られる方はホテルとか旅館とかには泊まらない方だと思いますので、あまり影響はないのかなというふうには考えております。ただ、場所によってはやっぱり近隣住民との調整も必要になってきますので、そういった課題はあるというふうに思っております。今、お試しというか、試験的にというお話もありました。それについても場所の選定等も必要になると思いますので、どの場所でというところもありますけれども、先ほど来申し上げている既存施設で環境が整っている場所、町内に何か所か候補地としてはあるというふうに思います。その場所で今後やれるかどうかも含めて検討が必要だと思います。商工会の皆さん、そして観光協会の皆さんも含めてそういった民間の方々の意見、そしてお知恵をお借りするというのは当然必要なことでありますし、総体的にいろんな部分で今後のまちづくりの部分、観光も含めて、商工も含めてご意見を伺いながら進めていきたいというふうに思っております。最後のほうで試験的にというお話がありましたけれども、今後その部分も含めて庁内で検討した上で、商工会なり観光協会とも協議をしながら、お知恵を拝借しながら、できるところから進めていきたいなというふうに思っています。

再質問 6番 松田健司

いただいた答弁では、早い段階でしっかりと関係機関等と連携して話を進めていっていただけると、そして新しい試みも踏まえた上で、スピード感を持って検討していただけるという答弁と受け取りました。次に、行政報告についての二次質問に移っていきたいと思います。暑さ対策については、避難所への迅速なエアコンの導入が望まれるところではありますが、予算の都合上、なかなか公共施設への一斉導入となると厳しいことも承知しています。財政状況が厳しいということ、もしそうであるならば、これからの暑さ対策については、優先順位をつけた上で、現実的な計画をきちんと議論していかなくてはならないと感じます。このたび、まちづくり推進計画委員会より出された意見でもありましたように、クーリングシェルターとしての公共施設の在り方も加味した上での現実的な計画について、町長の考えを伺います。

答弁 町長 田中

一次答弁で申し上げましたとおり、今、町が設置している熱中症の対策推進本部の中で、公共施設へのエアコン整備に向けて検討を行っているところであります。その優先順位でありますけれども、やはり避難所ですとか、避難所はイコール日頃の町内のいろんな活動の中でも使われているものもありますので、そういったところでまずは避難所である、そして例えば高齢者の方々が日常的に使っている施設であるとか、そういったところを最優先に検討していかなければならないというふうに思っております。その中で、今お金の話もありましたけれども、財源的な部分も当然ありますので、どこにどういうふうにということで優先をつけていきたいと考えておりますけれども、取りあえず今年度についてはそういった施設の部分で、扇風機もない施設もありましたので、町内会ですとかいろんなボランティア団体と会合したときに、エアコンがつくまでの間、扇風機をまず設置してほしいということで、そういった施設にまずは扇風機の設置をさせていただいたところでありまして、エアコンについても順次そういった検討会の中で協議を進めていきたいというふうに思っています。

再質問 6番 松田健司

2年くらい前でしたか、以前、私が本町公共施設のエアコン設置についての一般質問をさせていただきました。そのときの答弁では、学校や福祉施設、給食センターなど早急に対応していただいて、すごく感謝しているところではありますが、そのときのお話の中で、本庁舎内の設置に関しては、長寿命化計画との兼ね合いもしくは財政的裏づけ、その他のことから今のところ設置は難しいとの答弁もありました。そうはいっても、クーリングシェルターとしての機能や働いていただいている職員の働き方改革の視点からも、本庁舎でのエアコンの設置も含めた形で一度フラットに議論を再考する時期に来ていると考えています。その上で今後エアコン設置の優先順位として私的にまず考えられるのは、ご高齢者が多く集まり、そして入浴施設も併設する避難所にも指定されている老人福祉センター等が考えられると思いますが、本庁舎のエアコン設置とか、このような優先順位をつけた具体的な設置案についての見解を改めて町長に伺いたいと思います。

答弁 町長 田中

今後の推進本部での検討になろうかと思いますけれども、やはり今おっしゃったように、避難所であったり、あるいは高齢者が日常使っている施設であったり、あるいは図書館とか避難所も兼ねている、そういった施設が優先的になるのかなというふうに思っています。あとは、役場庁舎のこともありましたけれども、役場庁舎もコミュニティセンターのほうが避難所にも指定となっておりますので、そういったところも含めて全体的にどれぐらいの規模の事業費がかかるのかも含めて、今、精査中であります。その中でやはり優先順位をつけて実施をしていくということで進めていきたいと思っています。今おっしゃったような形で避難所、そして高齢者が使う施設等々を優先的にやっていく形になろうかというふうに思います。

再質問 6番 松田健司

話は次に進みますが、このたびの避難所の運営では、以前コロナ禍のときに蓄積した知識や経験、いろいろありましたよね。ゾーニングをしたりだとか。あの当時はコロナという未曾有の感染症に対してどういうふうに対応するかということが着目されていましたが、今となっては5類に落ちて、風邪等がその分5類に上がってきた。全部ひっくるめて流行性感冒と感染症のものはすべからず同じような対応をして、避難所においては聞き取り調査から始まるゾーニング、そのようなことをあのとき一生懸命練習して実施したところであります。それと併せて、夏場や冬場にかかわらないですけれども換気対策をしたりだとか、あのときに経験した知識だとか、そういったものが今回の避難所運営のときに生かされていたのか、実施されたのかという部分をお伺いしたいなと思います。

答弁 町長 田中

避難所の中でコロナの経験が生かされているかどうかというご質問でありますけれども、今回の避難に当たっては当然パーティションで、役場のコミセンでの避難についてはパーティションで区切ったりしておりますけれども、特にそういった部分については、生かされていないということではなくて、今回コミセンに避難してきた方も数名でありますから、そういったことは意識されなかったというふうに思いますけれども、今までのいろんな経験が無駄になっているということは当然ないと思いますので、今後そういった部分を蓄積されて、次の若い世代にも引き継いでいかれるというふうに思っております。

再質問 6番 松田健司

コロナ禍のときに経験したいろいろなこと、我々、科学的、非科学的含めていろいろな対応をして一生懸命やってまいりました。そのようなことを、なぜそういった経緯があったのかという、既にコロナ禍のことを私も含めて喉元過ぎて大分忘れていますので、しっかりと一つ一つの実践的経験を積むに当たって、なぜ感染症対策しないと駄目なのか、何でゾーニングをして分けないと駄目なのかということ、原点に立ち返って少人数の対応のときこそ今後も続けていただきたいなと思っております。その上で、一方、災害備蓄品の分散備蓄、現地の避難所での保管、これが物資の供給網寸断に対する災害リスクの分散だとか、あと避難所運営の立ち上げのときに、例えば職員の皆さんが来られないと、本庁から物資を持ってこられないというようなときには、地元の自治体関係者等が責任を持って避難所を立ち上げて、物資を配ったり食料を配ったりということが想定されると思うのですけれども、やはり喫緊に迫っているデータ、私が先ほど一次質問のときにもお話ししましたけれども、私がそのようなことを言うまでもなく皆さんご承知で、ハザードマップにも記載されているところではありますが、要は一刻も早く最低限のことはしていただかないと、この間の避難指示のときに、こんなふうに突然津波が発生するのだと。例えば揺れも何も伴わず、実感も何もないけれども、津波だけが来るような、そんな事態も今回経験しました。でも、その中でまだ食料備蓄、災害備蓄、分散されていないところがあるということは、やはり危機感を持って早急に対応していただきたいなと思うのですけれども、そのことについてもう一度町長から答弁いただきたいと思います。

答弁 町長 田中

豊似、野塚の関係で先ほど申し上げましたけれども、豊似については、食料、飲料水、発電機、毛布、アルミマット等々配置しているところでありますけれども、野塚地区については、保管場所の関係もあって、今、町内会長と協議を進めているところであります。早急にそういった課題を解決した中で配置をしたいというふうに考えているところでありますけれども、何せいろんな、町の中も含めて備蓄品には限りもある、予算も限られているところでありますので、どこにどういうふうに配置をするのが効果的かという部分、最低限の部分については配置をしたいというふうに考えておりますけれども、やはり今おっしゃったような地震・津波ということになると、広尾市街地も含めて音調津、美幌、フンベ、それから海岸のところを含めて、そういったところの絶対数をまずは確保した上で、それ以外の部分についてどういったものを配置するのかという備蓄計画というものがありますけれども、そういったものも今後必要であれば見直しをしながら、計画的に備蓄品を購入してまた配置をするというところで考えていきたいというふうに思っています。

出典:広尾町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月4日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる