みんなの議会

音更町議会 平成14年第1回定例会 2002年3月11日

さきに通告いたしました二つの問題について

2002年3月11日、音更町議会の一般質問で、坂本武三議員が「さきに通告いたしました二つの問題について」質問し、教育長 宮野章三が答弁しました。

質問者
坂本武三 議員
答弁者
教育長 宮野章三

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 坂本武三

国会での証人喚問、気になるところでございますが、こちらに集中してこれから質問したいと思います。さきに通告いたしました二つの問題について質問をいたします。第1は、30人以下学級など少人数学級の実現の問題であります。全国的に、各地の自治体で30人以下学級が拡がっております。それは、小中学校の全学年ではなく低学年、1、2年生を中心に1学級25人、30人、33人、36人など、中学校では1年生のみ38人、3年生で35人、38人など、学級編制基準の弾力化が進んでおります。これは、平成13年3月に義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律、いわゆる標準法が改正され、それまで学級編制は国の定める基準とされていたのが、児童・生徒の実態を考慮して、特に必要があると認めた場合には、都道府県教育委員会が、それを下回る数を定めることができるようになったからであります。しかし、国の基準は40人のままですが、北海道で言えば道の判断、道教委の判断で少人数学級も可能になったわけであります。しかし、問題は実施するに当たっての人件費の国庫負担はないという点であります。それでも道内で、既に10を超える市町村が独自に教員を採用して、実質的に少人数指導など、さまざまな形で教育条件の改善が取り組まれております。道教育委員会は、独自に新年度、平成14年度から小学校1年生を対象に、そして平成15年度は1、2年生を対象に35人学級のモデル校を選定して、実施することになる見通しであります。第1回道議会で、このことが提案されているわけであります。これは、モデル事業として一部で実験的に実施するというものであります。しかし、これは今、全国的な流れとして、低学年を中心にして少人数学級を実施することがふえていると、そういう中でモデル事業ではなく、30人以下学級の本格的な実施が強く求められる、求めたいと思います。そこで、具体的に質問をしますが、道教委が一部35人学級のモデル実施をすることになりましたが、そのことについて本町の教育委員会としてどういう見解をお持ちなのか伺いたいのであります。二つ目は、道教委はモデル校の選定をどのようにするのか、これに対して本町としても積極的に希望すべきである、そう考えますが、見解を伺いたい。三つ目ですが、少人数学級について、全国的にも道内でもいろいろな形で実施をしております。それを踏まえて、本町でも低学年からの実施をすべきではないかと考えます。見解を伺いたいと思います。第2の問題は、学校評議員制度の導入についてであります。昨年の1月当時の文部省は、学校教育施行規則の改正を行い、そしてその年の4月1日から施行されております。この改正に伴って、学校評議員制度の規定が新設されました。学校評議員は、学校長の求めに応じ、学校運営に関し意見を述べることができる、そして学校評議員は当該学校以外のもので、教育に関する理解と識見を有するものから、学校長の推薦により当該学校の設置者、教育委員会が委嘱するということになっております。この改正の趣旨は、これからの学校がより自主的・自立性をもって、校長のリーダーシップのもとに、組織的、機動的に運営され、児童・生徒の実態や地域の実情に応じた、特色のある学校づくりに役立てるためのものとしております。そうして、今後、一層地域に開かれた学校づくりを推進していく、そういう必要から学校評議員を置くとされたのであります。本町教育委員会は、今年度の教育行政推進の方針で、この学校評議員制度の導入を決めましたが、次の点について質問をいたします。第1点目は、既に平成12年度の教育行政推進の方針の中で、学校評議員制度の導入について検討するとしておりましたが、それからの経過について伺いたいと思います。既に、十勝毎日新聞でもこのことについて報道しておりますので、詳細に説明をしていただきたいと思います。2点目は、音更町のこれからの教育、特に学校運営にどのような役割を果たすようになるのか、本当に開かれた学校、そして校長を中心にして教職員、保護者、そして児童・生徒が一体になって、音更の教育が民主的に学校運営が運営されることを私は期待しておるわけですが、具体的に音更の場合にはこれからどうなるのかと、どういう役割を果たしてくれるのかという点について説明をお願いしたいと思います。以上です。

答弁 教育長 宮野章三(教育長は2003年3月まで)

それでは、30人以下学級など少人数学級の実現のためについてということでお答えをいたします。初めに、道が一部35人学級のモデル実施をすることについての見解でございますが、平成13年4月に義務標準法の一部改正がありましたが、期待しておりました教職員の国庫負担の基礎となります1学級40人という学級編制基準の改正はなく、都道府県の裁量で少人数学級を編制することができると、いわゆる弾力的運用は可能とするという改正になったところであります。この法改正を受けて、全国的にも少人数学級の取り組みがされ始めてきているところでありますが、今回、道としても少人数学級の必要性を認識して、14年度からモデル的ではありますが、公立小学校の1年生を対象に35人学級を導入し、学級の少人数化による効果や問題点を把握するとともに、少人数化に対応した指導方法の工夫改善について、実践研究を行うということにしたようでございます。多様なニーズを持ち、家庭環境の変化によって、大きな悩みを持つ確立の高い現在の児童・生徒を指導するには、学級規模を縮小し、教師が一人ひとりをケアする時間を確保する必要があり、学力改善のためにも引き続き、道の少人数学級の拡大に期待をしているところでございます。次に、道はモデル校の選定をどのようにするのか、本町でも希望すべきではないかという質問でございますが、道教委が2月20日に発表しました平成14年度の予算案によりますと、モデル校は全道で25校として、1学級35人を超える学級を有し、基本的生活習慣の定着などを重点として取り組む学校に、増となる1学級に教員1名を配置するとのことであります。25校ということでございますが、十勝管内で何校が選定されるのか、道の方から先般通知が来ましたけれども、管内1校というような状況を考えているようでございます。最終的には、十勝管内の1校になるだろうというふうに予測をするところでございますけれども、実施期間は2年間で、14年度は小学校の1年生を、15年度は1年生と2年生を対象に実施するという内容のようでございます。教育委員会といたしましては、モデル校の対象となるなら、是非希望したいと思っておりますが、現時点で35人を超える学級を有する小学校は存在しておりませんので、御了承をいただきたいと存じます。次に、少人数学級について、他の市町村の実態を踏まえて、低学年からの実施をすべきではないかということでありますけれども、管内2町で小学校の1年生を対象として30人以上の学級に、町単独で教員免許取得者をチーム・ティーチングとして採用し、配置していることは承知をいたしております。本町が2町と同様に、T・T方式によって町単独で教員を配置することとしたとき、5学級が対象となってまいりますし、5名の教員の採用が必要となりますが、現状の厳しい財政状況のもとで新たに生じる人件費の負担は、現状困難であると考えるところであります。国は、基礎学力の向上と、きめ細かな指導を目指すということで、13年度に第7次公立義務教育諸学校教職員定数改善計画をスタートさせ、平成17年度までの5年間で2万6,900人の定数を改善することとしており、本町もこの改善計画によって、昨年度は5校に1名ずつ、チーム・ティーチングとして加配されたところであります。国が、30人学級の必要性を認知し、義務標準法を早期に見直すことに期待するとともに、道教委が実施する学級編制基準の弾力化を積極的に今後活用してまいりたいと思いますが、道教委のこの少人数学級の拡大、これにも期待をしているところでございます。2点目の学校評議員制度の導入ついてでありますが、学校評議員は御承知のとおり、学校教育法施行規則の一部改正によって設置することが可能となったものであり、教育委員会といたしましてもこれからの学校運営は、より一層地域との連携が必要になるという認識のもと、12年度に設置を検討し、13年度に設置をする考えでおりましたが、予算面、制度の運用、評議員の構成や評議員の意見・助言の扱いなど、さまざまな問題点を整理しながら、学校管理規則の改正を含め慎重に検討した結果、14年度の設置となったところであります。2年間の経過を申し上げますと、13年2月に学校管理規則の一部改正を行い、施行期日を4月1日からとしたところでありますが、校長会等で改正の趣旨を説明し理解をしてもらうとともに、学校評議員制度に関するガイドブックを作成、配付をしたところであります。また、今年2月には学校評議員の設置に係る定数、推薦候補、委嘱の手続、あるいは任期、役割、会議、守秘義務等、詳細な事項を網羅した要綱を制定し、導入のための一連の作業を完了させたことから、本年度小学校5校、中学校2校を対象に、学校評議員を設置することにいたしたところであります。音更町のこれからの教育に、どのような役割を果たすようになるのかということでございますが、学校が地域住民の信頼にこたえ、家庭や地域と連携協力し、一体となって子供の健やかな成長を図っていくためには、今後、より一層地域に開かれた学校づくりを推進していくことが必要であり、そのためには保護者や地域住民等の意向を把握し、学校運営に反映する。学校運営に関し、保護者や地域住民の協力を得る、学校運営の状況等を周知するなど、学校としての説明責任を果たすことが重要となってまいります。したがいまして、学校評議員は合議制として学校運営について意志決定を行ったり、答申や建議を行ったりするものではなく、校長から求められた学校運営の改善や教育活動の状況等の説明に対して、意見・助言を行うことが評議員の役割であり、評議員からいただいた意見・助言を学校内で検討し、教育方針や教育活動の改善を図るようにするとともに、学校運営に対しても一層支援、協力が得られることになると期待しているところでございます。以上です。

再質問 9番 坂本武三

ただいま答弁をいただきましたので、それについて再度質問をしたいと思います。道が、一部35人学級を実施することについての本町教育委員会の見解ですけれども、今、教育長が答弁しておりますように、この少人数学級を実現するための第一の責任は国にある、文部省にあると思います。国の責任で、一刻も早く少人数学級を実現してほしい、そのことは次のことによっても証明されていると思います。といいますのは、全国の自治体が国の責任で少人数学級を早期に実現してほしい、そして今各自治体で独自に行っている少人数学級についての財政支援を行ってほしい、そういう意見書が多数上げられております。2月末現在で1,658の意見書が上げられております。しかし、一刻の猶予もできないということで、今、各自治体でいろいろな工夫がされているわけです。そしてまた、道自体も今回35人学級のモデル事業として新年度、そして平成15年度実施をするということでございますが、これは一歩というよりも半歩前進をしたかなというふうに私は思っております。しかし、全国的にはもう少人数学級を各自治体で独自に行っております。そのときに、モデル事業ではないのではないかというふうに私は思うのです。しかし、これが更に拡大すること、教育長も期待しておりますが、私もそのことを期待したいと思います。それで、国に対して、あるいは道に対して少人数学級を実現するよう、あらゆる機会を通じて教育委員会としても要望をしていただきたい、まず要望。それから2番目、モデル校をどのように選定するのかということで、既に道教委の方から一定の見解が示されているようでございますが、驚きました。いわゆるモデル校として25校を選定をすると、全道で、そして管内で1校、実は道議会での議論を注意してみておりましたけれども、この35人のモデルにするという過程で、道教委は対象校はどのぐらいになるかという試算をしておりますが、168校あるのですよ。私は少なくとも168校が選定されるものというふうに思っておりましたところ、25校というふうに削減されているわけ、この点が大変残念であります。しかし、25校ということになりますと、管内で1校ということになれば、これは先ほど対象校が本町にはないということでございましたが、あったとしてもこれは選定されなかったと思いますね。そういう点で、平成14年度は25校ということですから、平成15年度に向けて、更にモデル校を拡大するというようなことでやってほしいというふうに思います。そういう点でも本町の教育委員会としてもそういう立場で、あらゆる機会で要望をしていただきたいということです。それから、少人数学級について、他の市町村についての実情も説明がありました。幕別や芽室でチーム・ティーチング、複数の教員で小学校1年生の指導、きめ細かな指導をやり、非常に好評だというふうに聞いております。幕別町では、議会の中でも教育長がそのことについて触れられておりまして、新聞でも報道されているところであります。本町の場合は、それを実施する場合に、5校の対象校があって5人の新たな配置をしなければならない、人件費が非常にかさむと、財政的に非常に困難だということでございますが、他の町村、全道的にみまして幾つか実施その他しておりますけれども、例えば稚内市の場合には、新年度の予算で5人配置をするというふうに聞きました。その財政的な裏づけは何かといいますと、新しい緊急地域雇用対策交付金、これをそれに充てるということで実施をすると、これは全国的に見ましてもそういうところが非常に多いのです。埼玉県の志木市、ここはそれを使って25人学級を独自に実施をするということです。3年間それでつないで、それ以降は市単独の予算を組むということで実施をするという、こういうところも生まれております。3年間やりますと、情勢がまた変わってまいりますから、全国的な動きも変わってくると思いますので、そういうことを踏まえてそういうふうに踏み切っているというようなところも生まれておりますので、そういう点、再度いろいろ工夫をしながら検討をしていただきたいというふうに思います。次、学校評議員制度の導入についてですけれども、何点か再質問したいのです。質問するに当たって、ちょっと確認をしたいと思います。第1点目、この学校評議員制度導入に当たっては、平成10年9月に答申されました。いわゆる中央教育審議会の我が国の教育行政の今後のあり方について、当時、文部省は学校教育施行規則をこの答申に基づいて改正をしたというふうに私は理解をしております。それで、本町も学校評議員制度の設置については、こういう経過を踏まえて実施を決め、そして要綱も定めたというふうに私は理解しておりますが、その点、確認をしていただきたいということが第1点、あと、具体的な点で四、五点質問をしたい。評議員の役割について、先ほど説明がありましたけれども、説明責任が非常に重要だというふうに強調されておりましたですね、それでは説明をする場合、やはり校長が教職員に説明をする、あるいは保護者に説明をする、いろいろな説明の仕方があると思いますが、逆に評議員の集まり、評議員会、その中で学校の様子、具体的な実践の取り組みの様子などを説明をするいわゆる説明員というものが必要ではないかというふうに思います。その点については、どのようにお考えなのかということが一つ。それから、次は評議員の委嘱の問題についてであります。これは幅広く各分野から委嘱をするというふうになっておりますが、要件としては保護者、地域住民から委嘱をすると、そうして評議員には教職員だとか児童・生徒に委嘱することは想定していないというふうになっております。この辺が、私は大きな問題だと思っているのですよ、教職員、児童・生徒を委嘱することを想定しないと、しかし、問題点なのですけれども、今、触れません。保護者、地域住民から委嘱する場合に、漠然と一般的、これはこのとおりでいいのですけれども、もう少し委嘱をする場合の合理的な規定というのが必要ではないか。例えば、その中にはやっぱり女性を必ず含めるとか、それから年齢構成をある程度考えると、そういったある程度の規定ですね、それが必要ではないかというふうに私は思います。これはあってはならないことですけれども、校長の意にかなった人だけを推薦する、それを教育委員会が委嘱をするというようなことになってはまずいと思いますので、そういうある程度の規定、私は必要だと思うのですが、その点について答弁を。それから、次、評議員の身分の取り扱いについてであります。この要綱の中に、守秘義務をきちっと定めております。この点について、私はそういう守秘義務が必要なのかどうかという点、この評議員制度の目的というのが開かれた学校づくりですよね、だから余り守秘しなければならないというようなことが、本来、こういう評議員会で議論されるということは望ましいことではないというふうに考えます。そういう点で、こういう規定をなぜ設けたのかということについて説明されたい。私は必要ではないのではないかという立場です。それから、学校長が自ら判断していろいろな意見を求めるということでございますが、求めることは学校運営全般に関して、例えば学校教育の目標だとか、計画、本校ではこういう教育活動をやろうとしている、それからやったけれどもこういう状況だとか、学校と地域の連携を具体的にどう進めるのか、そしてこう進めてきたけれども、どうだというような学校運営の基本的な問題について、意見を求めることになろうかと思うのです。ところが、求めてはならないもの、これを明確にする必要があるのではないかというふうに思う。例えば、人事異動の問題だとか、あるいは校内人事の問題、こういう問題はやはり学校長の責任でやるべき性質の問題で、これはなじまないと。そういうことで、ある程度想定されるもの、それから意見を求めてはならないもの、そういうものもきちっとさせておく必要があるというふうに思います。以上です。

答弁 教育長 宮野章三(教育長は2003年3月まで)

少人数学級の関係につきましては、おっしゃるとおり、あらゆる機会を通して要望していきたいとも思いますけれども、音更の議会にも毎年30人以下学級の実現というような陳情が出ておりますし、それを採択がされて、意見書が国に上がっているところでございます。私たちも先ほどから申したように、現状においては少人数学級が必要であろうと、できれば国の義務標準法を改正した中において、全国、国の責任においてやっていただきたいなと、このように思っているわけでございますし、また、道がモデル的ということでとりあえず25校という状況の中にあります。このことについてもチーム・ティーチングでやっているところも、今、非常に財政状況が厳しいと、道の弾力的運用の中において、道がその人件費を負担してもらえるように、ひとつ十勝教育局を通した中において要請をしてほしいと、教育長会議でもよく出ていることでございます。国にしても道にしても、このような子供のことを考えた中において、その辺の拡大が近々されるであろうと思いますが、そのようなことも期待をしているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。また、15年度に向けての道のモデル的実施の対象校、25校を拡大するように要請せということに関しましても、十分私の方としてもそのようなあらゆる機会を通して要請、要望をしていきたいと、このように思います。緊急雇用対策の関係ですが、前にも答弁をいたしました。これは6カ月というような雇用の拡大は、その後どうしたらいいかというようなところもあるので、これには希望しなかったというふうに申し上げたところでございますが、6カ月過ぎてからあと要らないよということにするのか、それを運用しながら財政上も年間のチーム・ティーチングの人件費を考えたときには、これを利用したら半分になるというようなこともございますので、ちょっとこの辺のところは検討をさせていただきたい、このように存じます。学校評議員の導入の関係、文部省の関係でございますけれども、いずれにしても学校教育法施行規則ですか、この中においても義務規定ではなくて、設置することができるということでございます。また、うちの学校管理規則そのものも設置することができるというふうな内容になってございます。そのような中において、今、地域に開かれた学校、これが必要であろうということで、その学校管理規則の運用という中において要綱を定めて、平成14年度からこれもモデル的にはなりますけれども、小学校5校、中学校2校で実施をしていきたいと、このように考えているところでございます。いろいろと委嘱の関係について、要綱、あるいはガイドブックをつくったけれども、まだ足りないところ、あるいは不要なところがあるのではないかということが申されておりますけれども、この校長の意にかなった者だけを委嘱するということは、私たちも考えておりませんし、いろいろな校長会等でも話しております。原則的には、校長が教職員の知らない間に、教育委員会に推薦をするという方法ではなくて、やはり校長がいろいろ考えた結果、これこれこういう人を委嘱をするために、教育委員会に推薦をしたいというような方法をとってもらいたいというふうに申し上げてございます。それから、守秘義務につきましても必要かどうかというようなこともございます。なるほどおっしゃるとおり、開かれた学校ですから、何も内緒にする必要がないのではないかと言いますけれども、いろいろと学校に出入りをした中において、学校から漏れることのないようにする部分もあるだろうと、そういうような考えのもとに、守秘義務というようなことも設けてございます。また、女性、あるいは年齢構成、これらについても委嘱の中において、そのような表現にはなっておりませんけれども、運用の段階においては、それらについても考慮をしていきたいと、このように存ずるところでございます。先ほど、校内人事とか異動に対しての口出し、この辺のところも十分と学校の経営、地域にマッチした学校として学校が経営説明をして、その学校の経営説明に対して、地域としてこのようなやり方がいいのではないかというところを私たちは、学校そのものがよくなることを考えているわけでございますので、このような評議員から人事の関係にまで口出しをするというようなことは予測はしておりませんし、あるいはそのような危惧感、危機感があるとすれば、委嘱に当たって十分配慮をしてまいりたいと、このように思っているところでございます。以上です。

再質問 9番 坂本武三

少人数学級の問題についての答弁については了解いたしますが、一つだけ、道内でも道外でも臨時雇用の特別交付金、これを活用しているということを私申し上げましたが、本町でもそれは検討した結果、この雇用対策も極めて不十分で、雇用期間6カ月ということを基本にしていると、これが問題なのですよね。だから、本当に雇用拡大、雇用は継続するための対策なのかというふうに言わざるを得ないのですね。しかし、新しい雇用対策、これは教育関係者に対しては、6カ月ではなくて1年間の雇用を認めるというふうになっているわけですよ。その点は、ほんの一部改善されたといいますか、ですから1年雇用できますので、そのことがあって教育分野で活用するということがふえてきているのだと思うのですよね。ですから、そういう点を踏まえて、再度検討していただきたいというふうに思います。それから、学校評議員制度についてですけれども、いろいろ要綱で基本的な点を定めましたけれども、さらにいろいろな具体的な内容、今、教育長がいろいろ答弁されているような内容を含めまして、内規とか、あるいは規則とかそういうものが必要ではないかというふうに私は考えるのです。その点について、どのようにお考えか答弁いただきたいと思います。それで、内規、規則の中に、校長の推薦のあり方の問題ですね、そういうようなことも基本的な点、きちっと確認をするということが必要ではないかなというふうに思いますので、その点。それから、評議員会の構成の問題で、再質問の中で私は、最大の問題だというふうに指摘しました。教職員、児童・生徒に委嘱することを想定していないということで、それを踏まえて要綱ができているわけですから、最初に私は中教審の答申、これを踏まえて学校教育法施行規則が改正されたのか、その改正を踏まえているのですねというふうに質問いたしました。私は中教審の答申の中身、それから中教審委員の人たちの考え方等をずっと調べているのですけれども、これは世界的にこういう教育改革が進んで、学校評議員制度のようなものが、アメリカにしてもヨーロッパにしてもアジアの韓国や台湾、こういったところでも80年代の後半から90年代にかけて行われているのですよね、そういうことを踏まえて、中教審では議論しているのです。世界的な流れでは、教職員だとか児童・生徒の意見を十分反映させて学校運営をするという、こういう流れになっているのです。なぜかといいますと、これは子供の権利条約が結ばれて、日本も批准しているわけですから、子供の権利条約の中の子供もたちの表明権を尊重するという立場で議論されているのですね、ところが残念なことに、日本はそういうことを知っておりながら、すっぽりと抜け落ちているのですよ。世界的には、評議員会というよりも協議会という制度を設けているところが多いわけですね、その協議会は教職員、保護者、そして児童・生徒、この代表を含めるということですね、含めているのですよ、実際。児童・生徒という場合に、小学生はまだそういう段階に達していないという見方があります。しかし、世界的にやっぱり高学年の生徒の意見は十分表明してもらって、それを参考にして学校運営をするという、そういう流れがあるのです。私は、小学校の少なくても高学年だとか中学生、それはこの前、議会を傍聴した中学生の意見を拝見したら、本当に厳しい、または鋭い考えが表明されていることでもわかるように、本当に中学生の意見の表明、それからそういう生徒の考えをよく聞くという、そしてそれを参考にして学校運営に当たるということは、大事だというふうに私は考えておるのです。それが排除されるということは、問題だというふうに思います。そこで再度質問しますが、説明員、このことについて答弁なかったのですけれども、説明員は評議員会が開かれるときには、教職員が参加をして説明をする、そういう必要が生じてくると思うのですよ。そして、これは釧路の例ですけれども、釧路の場合は、ちゃんと評議員会に教職員が参加をして説明をする、そういう形で参加をするというふうにしているのです。これからするのですね、そういうふうに決めたという、そういうようなことを考えてはどうですかと、見解を伺いたいのですよ。それから、釧路の場合は必要に応じて、これは中学生です。小学生は別です、考えておりません。中学生は、必要に応じて呼んで、いろいろな意見を聞くというふうにしたということであります。そういう形で、生徒の考えを十分反映させるという必要があるのではないかというふうに考えますので、そこら辺少なくても検討はしていただきたいと思いますので、見解を伺いたいということ。それからもう一つは、評議員会で議論されたことを校長は少なくとも教職員にはきちっと報告をすると、だけれども、もっと保護者や地域の人たちにもわかるようにしてほしいというふうに考えておりますので、そういう点どんなふうに考えておられるのか、見解を伺いたい。この制度は何といっても初めて導入される、これが有効に生かされて、私、最初の質問でも言いましたように、正確に言うと、より民主的ないい学校運営ができることを期待しておるものですから、そういうことで今言ったことについて答弁をお願いいたします。以上です。

答弁 教育長 宮野章三(教育長は2003年3月まで)

学校管理規則そのものは設置することができるということで、運用面は要綱でやっておりますので、今、不足のところ、校長が評議員を推薦をする、女性は云々、あるいは年齢構成、この辺のところ不足があるとすれば、余り正確な表現をしてしまうと、20校の学校ですから、女性はおいでになりますから、評議員として推薦できる人がいないなんていうことはないと思いますが、余り要綱の中で縛ってしまうと、いかがかなという気持ちもありますが、その辺の推薦のあり方、これも内部検討いたしたいと、このように思います。それから、中教審の答申から学校教育法施行規則、この改正がなったのだろうと、その辺のところはよく承知はしておりませんが、いずれにしましても私どもは学校教育法施行規則、これにのっとった中において対応しているということでございます。言ってみれば、この学校教育法の改正に当たって、教職員、あるいは児童・生徒を評議員にするというようなことは考えてはいないのだと、この改正に当たってはということでございます。私たちもそのようなことで思っているところでございますが、学校の中で教職員の方々、あるいは児童・生徒の方々、この方々を評議員として委嘱をするというよりも、それは学校内部のことであって、いろいろとその辺のところは教職員もあるいは児童・生徒の御意見も学校内でいろいろと把握をして、いいものはいいもののように、学校そのものがいいようにもっていってほしいと思います。そのようなことで、学校評議員そのものは、当然、校長の説明責任というものすごく校長の立場としては大変な立場になっていくだろう。そのためには、今、この地域の学校がこれでいいのか、こういうような教育目標、あるいは教育課程の編制の中においてもこのような考えで進めているけれども、もっといい御意見があればひとついただきたいというのがこの評議員制度でございます。ですから、私たちは当然、教職員、あるいは児童・生徒を含めるという考えは持っていないとところでございます。評議員から学校経営にかかわって、前進的ないい御意見があったときには、校長がその意見を聞いたのみで、校長自らが学校を是正するというか、いい意見があればそれを取り入れるという方法は当然でございます。そのことに関しても、意見は広く教職員にも話をして、そして教職員が理解した中において、学校がいい方に向かうというようなことであれば、当然、それを取り入れていってもらいたいというようなことが、評議員制度の趣旨でございますよということも話しておりますので、まるっきり校長が意見がもらったけれども、校長の胸のうちにしまっておく、あるいは校長が自分の考えだということで、その学校の教職員の方々に説明もしないままに、今までの流れから変わっていくということにはなってこないというふうに思っております。そのような御意見を十分ちょうだいいたしまして、今年はモデル的に7校でございます。非常にいい評議員制度だなというようなことで、まだ設置をしていない学校が、是非うちもという名乗りを上げてもらうことを期待しているところでございますので、どうか御理解をいただきたいと思います。

出典:音更町議会 平成14年第1回定例会 2002年3月11日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる