美幌町議会 令和6年第3回定例会 2024年3月5日
通告しておりました大きく2点について
2024年3月5日、美幌町議会の一般質問で、木村利昭議員が「通告しておりました大きく2点について」質問し、町長 平野浩司、地方創生担当主幹 竹下護が答弁しました。
- 質問者
- 木村利昭 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、地方創生担当主幹 竹下護
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 木村利昭
私からは、通告しておりました大きく2点について質問させていただきます。人口減少対策について、生産年齢人口の移住定住対策について質問いたします。国立社会保障・人口問題研究所は、昨年12月1日現在の市区町村を推計対象とした地域別将来推計人口(令和5年推計)をまとめ、これにより2050年の美幌町の人口推計が公表されました。2020年の数値と比較すると、総人口は1万8,697人から9,819人の52%に、ゼロ歳から14歳の人口は1,928人から618人の32%に、15歳から64歳の人口は1万55人から4,188人の41%になるという誰もが衝撃的な数字だったのではないかと思います。しかし、現在の人口になることは30年以上前から推計されており、しっかりとした対策をしてこなかったことで、ほぼ推計どおりになってしまったというのが現実であると考えます。これからのまちづくりにおいて、子育て支援の強化や教育の充実を行うことは当然のこととして、生産年齢人口、いわゆる若手世代がこの美幌町に定着し続けてもらうためのさらなる取組を行わなければ、いよいよ手遅れになります。最優先・最重要課題として美幌町ならではの施策を行うべきと考えますが、町長の考えをお伺いいたします。大きく二つ目、美幌町の観光の在り方について、美幌みどりの村の再整備について質問いたします。先日、全員協議会において、美幌みどりの村の再整備について基本構想が示されました。補助金を有効活用し、キャンプ場、グランピング施設を中心とした整備を行う、つまり、みどりの村をキャンプ場としてレベルアップして更新するといった内容であったと受け止めております。まずは、みどりの村という大きなくくりでのテーマやコンセプト、グランドデザインが非常に重要になってくると思われますが、今後も、先日説明のあったキャンプ場やグランピングを中心とした考えを基本とした計画をつくっていく考えなのか、町長の考えをお伺いいたします。以上、2点お願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
木村議員の御質問に答弁いたします。初めに、人口減少対策についてですが、本町における人口減少対策は、美幌町まち・ひと・しごと創生総合戦略において、雇用の場の創出、移住定住の促進、子育て・教育環境の充実、生活環境の充実の四つの基本目標を掲げて取り組んでおりますが、これらの目標は有機的に連動しており、全てを総合的に推進していくことが重要だと考えております。人口減少社会は、本町のみならず、我が国全体の課題であり、昨年発表された地域別将来推計人口においても、2050年には全体の96%の自治体で人口減少となり、また、6割の自治体において人口が3割以上減少することが推計されています。国、地方それぞれが役割分担の上、その課題に立ち向かっていく必要があると考えております。本町においては、従来の子育て世帯の負担軽減対策に加えて、新たに医療費無償化の枠拡大、給食費の段階的な負担軽減など、新年度予算において提案予定であり、これらの政策を一つ一つ実施することが人口減少対策に寄与するものと考えております。人口の推計結果を悲観的に捉えるのではなく、今後においても、あらゆる施策を検討し、皆様の御理解を得て、可能な限り展開していくことが肝要だと考えております。令和6年度は第3期総合戦略策定の準備年度であることから、これまで実施してきた政策の効果的検証を行い、御質問の生産年齢人口についても次期総合戦略に盛り込んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。次に、美幌町の観光の在り方について、みどりの村の再整備についてですが、みどりの村は、昭和62年に町民の余暇の活用、健康増進と文化・教育の充実及び地域の活性化を図るため、総合的な機能を有する自然休養村として建設され、平成4年に整備が完了しました。全体面積は36ヘクタールで、上側を森林公園、下側を農村公園として位置づけており、森林公園内には、野外キャンプ場として、管理棟、テントサイト、バンガロー、あずまや、遊歩道、ジャンボ滑り台、木製遊具などが整備されております。農村公園内には、都市と農村の交流を図ることを目的にした体験型宿泊施設のグリーンビレッジ美幌や、美幌町の歴史、自然、芸術をテーマとした資料の収集保存、体験学習の拠点となる美幌博物館が設置されております。また、平成22年には、地元のFSC国際認証材を使用した環境共生型住宅びほろエコハウスの設置、さらには、昨年、移住相談拠点施設としてKITENがオープンするなど、美幌町の魅力を発信してまいりました。森林公園キャンプ場とグリーンビレッジ美幌は、利用開始から30年以上が経過し老朽化しているため、利用者の安全面の配慮を第一に、施設の部分的な修繕を実施し、運営してまいりましたが、時代の流れとともに、利用者のニーズやキャンプの楽しみ方が変化し広がっていることから、様々なスタイルに対応できる施設の整備や、長期的に安定した集客を確保するための再整備が懸案となっておりました。これまで、みどりの村あり方検討委員会の提言などを受け、再整備の検討を重ねてまいりましたが、課題となっていた施設の再整備に要する財源として、デジタル田園都市国家構想交付金の活用が見込めることとなったことから、新年度から再整備に着手し、令和9年度のリニューアルオープンを目指すことといたしました。再整備に当たりましては、既存施設の改修、新たな機能として、ニーズの高いオートサイトの設置やグランピング施設を導入するほか、森林の中にあるキャンプ場という立地条件を生かしたアクティビティーや自然体験の提供など、施設の魅力化を図ってまいりたいと考えております。また、KITENを利用する方々にもワーケーションの宿泊施設として活用していただき、町外からの集客や交流人口、関係人口を増加させ、地域経済の発展に結びつけてまいります。今後、みどりの村再整備に係る基本計画の策定を予定しておりますが、具体的な施設の整備内容、利用方法などについては、町民や施設の利用者など多くの皆様の御意見を伺いながら進めてまいりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
質問 1番 木村利昭
今、町長から1回目の御答弁をいただきました。今、私の手元に第2期の美幌町のまち・ひと・しごと創生総合戦略があります。この24ページ、25ページを開きますと、人口の将来展望、目指すべき将来の方向ということで、美幌町の今後の基本姿勢や目指す姿の方向性についていろいろ書かれています。ここには、若い世代が希望する結婚や出産を支える施策を推進しますとか、若い世代の定着を目指し地元学校や経済界と連携し、地元進学率・就職率の向上や、商店街の魅力を高めることで地元で暮らしたいという人を増やし、その希望を実現する施策を推進しますとか、すごくいいことが書かれています。次の44ページに行きますと、具体的な施策がいろいろと書かれています。35ページ以降から基本戦略ということでいろいろ書かれていて、様々な取組の項目が書かれているのですが、一番最初に読み上げた基本姿勢とか、方向性とか、すごくいいことを書かれているにもかかわらず、実際に具体的な施策を見させてもらうと、申し訳ないのですけれども、今はどこもやっているような当然の内容が書かれているように見てとれました。正直に言って、この内容では力を入れているとは言っていけないと思います。町長から執行方針のお話もありましたが、人口減少対策、生産年齢人口の維持の部分に関しては今回の新年度予算を見せていただいても、もうちょっと力を入れていただけると思っていました。そのあたりはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
これからの人口減少ということで、先ほど30年前からという話がありましたが、現在もその状況であることは理解しております。当然、日本の人口推計は非常に優秀であって、普通であれば大体そのとおりいくということがあります。私は、今回の答弁の中にも書いてありますけれども、そんなに驚くことではないのかなと思っています。逆に言うと、そのことで悲観的になる必要はないということです。ただ、何が決め手かというと、これをやれば人口減少が止まるという方策はないと思っています。新年度も含めて今まで町が進めてきたことに対して、それは弱いということであれば、正直、その時点、時点で判断してやるしかないのかなと思っております。
質問 1番 木村利昭
もっと力強い、こういうことをやっていきたいというお言葉を町長からいただけるかなと思っていたので、今、驚いております。確かに、人口減少だけを切り取って悲観的と思うというところは問題視しておりません。何が問題かというと、町の経済力というものが全て福祉とか教育等にもつながる、これは全て切っても切れないものだと私は思っています。それを維持するためには生産年齢人口の維持は必須であるので、今回の1回目の質問でお話ししましたように、人口が約半数になるけれども、人口が半数になる以上に、生産年齢人口は約40%、そして、子供に関しては32%になるということです。つまり、32%の子供たちが次に大人になるので、生産年齢人口がどんどん減っていくことが問題だと私は思っているわけです。なので、自然減での人口減少、高齢の人たちが年齢を重ねて自然にお亡くなりになっていくという人口減少を問題視しているのではなく、子供を産み育てる人たち、生産年齢の人たちの活力が下がるということを私は問題視しています。ですから、今日は、そこに論点を置いて、生産年齢人口の移住と定住ということで質問させていただいています。そこで、もう一度伺いますが、生産年齢人口を維持するための具体的な手法について、何かお考えありますか。
答弁 町長 平野浩司
具体的にというより、今後人口が減っていくことに対しての一般論というわけではないですけれども、方法としてはもう見えているわけです。例えば、今おっしゃいましたけれども、生産年齢人口の減少だけではなくて、若い人たちよりも、これから何をしなければいけないかというと、出生率の低下をどう抑制するかということですね。言うならば、どんどん落ちてくるところについて、子供を産んでもらえるような関わり方をどうするか。もう一つは、女性なり高齢の方々がどう関わっていくかということで、人口がというよりも生産年齢人口が減らないための方策が見えていると思っているのです。今、私どもで何をやるのがいいかという中で、今できることを一つ一つやらざるを得ないだろうと思っています。これとこれをやったからベストアンサーという話ではないので、力を込めて言うのであれば、今までは子育て支援とか教育に力を入れたつもりです。ただ、それだけでは駄目ですよねとよく言われている中においては、若者人口をどうするかということが一つ、若者人口を増やすためにはどうなのかといったときに、こうするああするという部分の中でいけば、一つ一つ考えられるものをその時々で皆さんと相談しながら、その答えを選んで進めていくしかないのかなと思っております。
質問 1番 木村利昭
今、町長が出生率の低下を抑制すべきことと捉えているというお話をされていました。子育て支援と教育に力を入れてきて、これをこれからもやっていくというお話だと思います。また、若者人口を増やすということは、その場その場で考えてというお話をされたと思うのですけれども、失敗してもいいから、チャレンジしなければどうなるか分からないと私は思うのです。これは、町民とか議会側が、その1回の失敗をちゃんと認めるということも必要なのだろうと思いますが、やはり、これから今まで経験したことがなかった人口減少の時代に進んでいくわけです。私は、町長がスーパーマンだと思っていないですし、もう神様みたいに何でも分かっているなんてことは思っていないです。どういうことをやって、どういう結果が出るのかというのは、チャレンジしなければ分からないと思うのです。私は、子育て支援と教育に力を入れていくというのは当たり前というか、これは当然のこととしてやっていかなければならないと思います。町民がやってもらって当たり前だという話ではないです。そういうことではなくて、町の姿勢として、これぐらい力を入れていくのだという中では当たり前だと私は思っています。その上で、若者の人口をどうやって定着させて、逆に大学や専門学校で出ていっても美幌に戻ってくるようにする。あとは、美幌に住んでいる人たちが、このまま美幌に住み続けたいのだけれども、出ていかなければならない、そういったところをどうやって防止していくかということが大切ではないかと私は思うのです。現実、どこの企業に行っても、今、本当に人手が足りなくて、今は何とか回っているけれども、全員退職が見えた高齢の人たちが仕事しているのだ、本当に数年後はどうなるか分からないという声を多く聞きます。なので、若い人たちが定着する、若い人たちに美幌に住んでもらう、もちろん、勉強したり、さらにステップアップして外に行くということは応援すべきだと思うのですけれども、美幌に住むという選択を持ってもらうためにどういうことをやっていくかが大切だと私は思うのです。そのあたりについてはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
そもそも論の話をすれば、前にもそういう御質問の中でお話ししたかもしれないですけれども、外から入ってくるものは別として、美幌から出ている人が多いです。今の御質問の中で、地元から出ていかないというより、戻ってきてくれる方法という話を考えたときに、今の流れでいけば、ほとんど学ぶために都会へ行きます。都会からどうして戻るかという話になったときに、一つは、やはり仕事があるかということだと思うのです。そういうことを町全体で、町の施策でできるというのは、こういうことをしたらハード的に支援してあげることはできるのですけれども、町全体でその人たちが戻ってくる仕事がしっかりつくれるかどうかという取組だと思うのです。一方では、この頃のコロナ禍によって生活スタイルが違ってきたときに、必ずしも、地元に仕事がなくても、例えば、テレワークによって仕事を持って自分が戻ることも可能になってきたということが一つ変わり目ではないかと思っているのです。そのためにどうするかというと、こちらに住むための魅力をどうするかということを問われているのですけれども、それへのベストアンサーはなかなかなくて、まずやれることは、子育てとか教育に力を入れて、美幌には魅力があるということを伝えるしかないと思います。その中で足りないのは、美幌はいろいろなことをやっていると思いますが、そのアピール度というか、どう伝えるかということが足りないのかなとすごく意識しています。東京のアンケート調査の中でなぜ戻らないのですかといったときに、そういう情報が得られないというのが一番多いということでいけば、私が思っているような、美幌をしっかりアピールすることの足りなさは、今後しっかりやらなければいけないというものがあります。
質問 1番 木村利昭
一般的な話でいくと、美幌は本当に様々な施策を打っていて、すばらしいと私は思っています。外へのPRももちろん大事だと思います。それは絶対に最重要だと思うのですけれども、結局、美幌町に住んでいる人たちからすると、美幌町としては、すごくいろいろと施策もあって安心して暮らせるし、住みやすいまちでいいね、なのです。今の課題としては、テレワークをやっていて自分で仕事を持って美幌町に来られる層というのもいるし、そういう人たちも歓迎したい。そういう人たちに魅力を伝えるためにKITENをつくってというところも分かるのですが、それとは別に、美幌町に仕事がないかといったら、ないことはないのです。仕事はあるのです。しかし、行政としてという意味ではなく、その仕事の魅力化とか、美幌町としてそういう仕事があって、住みやすさというところを連携して見せていくことが弱いと思います。実際に専門学校や大学に行って美幌に戻ってきて勤めている人たちもいますが、そういう人たちがなぜ戻ってくるかといったら、政策だけではなく、心の根底に美幌町は自分の地元だという思いがあるのです。これは、理屈ではないと思うのですが、そういう人たちは戻ってきてくれているけれども、もっと幅広く実は仕事もあるのですよ、美幌町は本当はこういうところがすごく優れているのですよと、美幌町がふるさとではない方にも来てもらうために何か仕掛けを打っていかないと、結局、出生数も減っていく中で限界が来るのではないかと私は思います。今、奨学金の返済助成をやっているソーシャルワーカーの部分がありますね。もちろん、PRが前提ですけれども、例えば、こういったところの対象業種を拡大して、もっと美幌町に目を向けてもらえれば、奨学金返済の助成の対象を広げるので、こういう業種でも美幌町に来てくれませんか、一緒に美幌町を盛り上げてくれませんか、そういった取組はやってやれないことはないと思います。もちろん、町だけで勝手にこれをやったらいいのではないかと思っていることは違うと思いますけれども、民間企業とか各業種の団体と意見交換をしながら、そういったことも検討すべきかと思うのですが、それはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
美幌に仕事があるという話ですけれども、仕事があっても戻らないのです。その中で大事なのは、若い世代がきちんと所得を得られるというか、所得向上をしっかりできるかできないかなのです。それを地元の企業の人たちとしっかりやれるかやれないかということがまず大事です。それから、今の動きの中でいくと、外に出る部分においては女性が少なくなっているのです。どんどん外に出ていくというのは、高学歴になったり、女性の評価をきちんとし直さないとなかなか戻れないわけです。女性だけではなくて、せめて戻るためにどうしたらいいかというと、これは本当に失礼なのだけれども、特定の業種です。例えば、医療とか介護とか今の地元に本当に必要なものを、そういう人たちに対して地元に戻ってほしいとお願いをして、例えば、今言った奨学金の返済に対しての支援をしますとか、一方では、それに対して雇っていただいたときに本人に関わる賃金を少し上乗せするということをしていかなければ、まずは戻ってこないと私は思っているのです。そういう答えというのは、一般論ではなくて、どこでもそうです。だから、どこまでそれをやるかということをやらない限り、何ぼ若者を戻せといっても戻ってこないのです。そこについて、みんなとそこまでやるのか。この頃、私がお話をしているのは、地元に戻る方法として特殊な部分もあるのですけれども、特定の組織の話をして申し訳ないのですが、今、役場の職員は成り手がいないわけです。そういう方に中途採用で戻ってきてもらえないでしょうかというお願いをしているのです。例えば、地元出身の女性に、子育てがしやすく仕事もあります、家族で来てくださいと的を絞ったことをやらない限り、若い人をこちらに呼び戻すことができないと思っていますし、先ほど言った特別な職種以外の一般論の話で言う若者という大くくりの論議をしていても何も進んでいかないと思っております。
質問 1番 木村利昭
これは、外から来るでも、美幌出身の人が残るでも、どちらでもいいのですけれども、美幌町に女性が定着してくれる必要があると私も思っています。そうなったときに、女性が働きやすい職場という意味では、正直に言って美幌町は弱いと私も感じています。都市部に行きますと、女性が選ぶ仕事も選択肢がかなり広がってくると思うのですけれども、今、テレワークも適用しているコールセンター業務が女性にとってニーズが高いと私は感じています。例えば、今、町長がお話ししたこういう層を呼び戻したいということがはっきりされているのであれば、そこに合わせた企業誘致を行うとか、もちろん女性だけではなくて男性だって必要だと思うのです。女性だけではなく、男性も平等に必要だと思っていますが、一企業として採用があるというだけではなく、美幌町の企業として、地元の企業の見える化はしていく必要があると思います。そういった企業誘致の支援、要はターゲットをちゃんと絞った企業誘致が必要だと思いますが、大きい工場に来ませんかと言っても、それはなかなか簡単なことではないです。美幌町は交通のアクセスがよく、自然災害のないところです。ただ、北海道は本州から見ると電気代が高いというところがあると思うので、そういったところも考えながら企業誘致を行うとか、地元企業の魅力の見える化をすべきと思うのですが、そのあたりはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
企業を呼ぶという考えは、前はいろいろ思っていたのですけれども、今の時代に沿って、どういう方が来るのかという話をしたときに、多くの人を雇用する職種はもう限られてくると思っています。そういった中で、今、北海道が千歳を中心に大騒ぎしていて、人の移動が技術者のほうに傾いています。この地域でいったときに、もう美幌だけの話では済まないのです。言うならば、このエリアでやらなければ難しいものがもう出てきていると思っております。ですから、確かに来てもらうことはいいのですけれども、それよりも、今、この町に住んでいる人も含めて、いずれにしても人口が減っていく中で、急激な減にならないような努力をどうしていくかということです。今、住んでいる方への魅力化とか、美幌町を将来的に維持するため、言うならば生活するために必要な人材をどう確保していくかということに力を入れていくのがベストだと思っております。私もIT関係の方に出会ったときに、女満別空港からも近いので来てくださいという話をしていますが、電力設備はこの近くに何かあるのですか、水はしっかりあるのですかと。水はあるといっても、電力設備がなかったときに、今言われたように、そういう企業はまず来ません。そういうことを皆さんと話していますけれども、企業誘致をやらないということではないのです。本当に確実に、今、地元に必要な人たちに戻ってもらうというのは、先ほど言ったようなことをしっかりやるしかないと思っています。そのためには、地元に来て、北見でなくても美幌から北見に通ってもいい話だから、道路の整備を一生懸命お願いして、美幌から北見間とか、美幌から女満別、網走になったときに、住みよいところであれば、地元から仕事にも行けるので、必ずしも美幌にそういう企業的なものがなくてもできるということに対して、一つ一つみんなで協力し合って、また自分も努力していくことが大事なのかなと思っているところです。───────────────────◎会議時間延長の議決
質問 1番 木村利昭
全てを美幌で完結しなければならないということは、私も思っていませんし、町長がおっしゃっていることはよく理解できます。例えば、本当に美幌に住みながら北見と網走に通ってもらうということはありなのかなと思うのですが、現状、わざわざ北見に仕事があって美幌に住まなければいけない理由というのは何があるのでしょうか。私はそんなことを思っていないという話ではなく、町長としてそのあたりをどう思っているのか、伺いたいです。
答弁 町長 平野浩司
道路網をしっかりすることによって、特定の隣の町と比べた場合に、それこそ子育てとか基本的なもの、それから、医療はどうしても第3次というと隣町になりますけれども、基本的にしっかり町立病院があるとか、福祉の部分とか、健康づくりとか。何よりも、皆さんと話していて、町民の温かさ、町民の在り方を大事にすることが、他の町に住むよりも、隣に住むよりも、美幌から通ったほうがいいという形になると思います。よく言われますけれども、スポーツであれば、美幌ほど支援している自治体はありません。医療費についても、今は皆さん大体同じになってきましたけれども、かなりやっています。それから、子供を産むということでは不妊治療とか、ほかのまちよりもやっています。そういうことをしっかりアピールして整理することによって、美幌はいいねと言っていただける人も結構いらっしゃいますので、人口を減らさないということの一つの戦略になると私は思っております。
質問 1番 木村利昭
美幌町民の温かさはほかの町には絶対負けないものだと、私も美幌に住んでいて、ずっと感じています。町長が今お話しされたスポーツ・文化の支援、不妊治療の支援というところも美幌は早くから取り組んでいたり、少年団活動や町民のサークルの支援というところはすごく力を入れていていいと思っております。最初におっしゃられた子育てですが、それがほかの町と比較してどうなのかと考えたときに、正直に言って、私はそこまで強くないと思っています。やっていないかと言われたらやっていないことはないけれども、わざわざ美幌から北見に通わなければならない理由があるほど美幌の子育てが強いかというと、正直に言って、私はそこまでではないと思っています。その上で、これは町民の方からいただいた声です。「美幌は産婦人科がありません。美幌町に産婦人科をつくるというのは、すごく難しいと思うので、簡単なことではないと思うのですが、交通費の助成とか何か緊急のときには救急車が使えます」と。もちろん、そういうことも制度としてあったら安心だと思うのですが、冬に産婦人科に健診に行きますというときに、おなかが大きい女性が1人で病院に行けるかというと、こういうところもネックになってくるという話はよく聞きます。交通費を出していても、結局、その交通費を使って公共交通で駅から離れた病院に行けるかというと、なかなか大変というところもあると思っています。女性の働きやすさということでいきますと、町民の方からよくいただく声は、預かり時間の延長です。もっと早くからとか、遅くまで預かってほしい、どうやっても仕事の都合でもうちょっと長く預かってもらいたい、朝早くから行かなければならないときがあるというときの対応です。あとは、病児保育の実施です。病児保育をしてもらえるともっとありがたいということです。そういう話をいただいたときに、今、美幌町でそれが簡単にできるかというと、保育士の関係とか施設の関係もあると思うのですけれども、一番大変なのは保育士を確保するというところだと思います。先ほど町長から、女性に美幌町に住んでもらうためのソーシャルワーカーの需要というお話がありまして、そことも連携すると思うのですが、保育士の処遇改善です。美幌町単独で保育士の処遇をもっと改善してあげて、美幌町として必要な機能を担えるようにということを考える必要性はあると思います。病児保育と預かり延長、あとは、産婦人科の健診のときにタクシー利用を助成しますということですね。自分の車で行ける方はいいと思いますが、自分の車では行けないのでタクシーを使ってほしいと、病院がないのであれば、それぐらいやってもいいと思うのです。そのあたりの検討はどうなのか、お答えください。
答弁 町長 平野浩司
子育てに関して町民がこういう話をしているということに対して、いろいろ意見をいただいたことはありがたく感じておりますが、それを一個一個全部やりますいうことに本当になるかどうかなのです。当然、財源のこともありますし、そういう意見をこれからの参考にして、どれがということを考えていきたいと思います。今、ここまで出生率が減って、妊婦の方が減った中で、北見に行くエントリーネットをやっていますけれども、以前、私は、いっそのこと、北見の病院の先生が月に何回か美幌町立病院に来てもいいではないかという話を1回したことがあります。でも、それは、あちらのまちが出さない限り、年間に何十人かになって、それが現実的に難しいという話になった場合には、木村議員がおっしゃったように、公共交通ではなくて、こっちからしっかり安心して通う、行き帰りできるというのも一つの手だと思うのです。ですから、今言われたことの中でどれをやるかという話になれば、預かり保育についても、一時預かりも、国が言っているよりも私どもは延ばしました。それから、今、問題になっているのは、預かりの時間帯の話は言われたとおりで、いろいろと検討したくても、保育士の問題とか、これもいろいろなことでどうなのかという投げかけはしているのですが、最終的にこれがベストというものを見いだせないまま来ているのも事実です。一方では、いろいろな制度を変えることによって、そういう方に対しての処遇を改善したり、多くこっちに来てもらう方法はないかということを原課と一生懸命考えているのも事実ですので、全くしないということではないです。ただ、言われたことは何でもやれるという状況でないこと、そして、それをどう選ぶかというのが政策の選択だと理解いただきたいと思います。
質問 1番 木村利昭
今、いろいろと考えられているというお話もいただきましたので、私が最初から訴えておりますとおり、単純に人口減少というところで悲観するのではなくて、生産年齢人口の維持をどうしていくかということは今後もぜひ考えて、先手先手で、ほかの町がやっていないからやらないではなく、ほかの町がやっていないことにもぜひチャレンジしていただきたいと思います。これで、一つ目の質問は終わらせていただきます。続いて、みどりの村の再整備についてです。先日、全員協議会で説明いただきましたが、こちらはいつから計画していたのか、スケジュールなどを教えていただけたらと思います。
答弁 町長 平野浩司
みどりの村の再整備については、町長になった時期というよりも本当に前から考えております。私は経済部長もやらせてもらっていますし、教育委員会のときも、博物館があることで、最後に残るのは、再整備するときにどこまで投資をするかという財源も含めて非常に悩んでいました。答弁にも書いてございますけれども、これ以上の時間は待てないよねといったときに、今回の田園交付金で勝負をかけようということで、補助をもらうための一つの方針として具体的に指示を出したのは、私が町長の2期目になってからです。補助をもらうためのプランのまとめをしてくれという具体的なものを示したのはそのぐらいの時期です。ですから、再整備でこれをこうしていきたいということはあったのですけれども、補助をもらうための資料としてまとめ上げないと補助は取りに行けないと言ったのはそういう時期であります。
質問 1番 木村利昭
もう一度、プランとしてまとめたのは、その補助金が来る前ぐらいの時期ということですか。
答弁 町長 平野浩司
今回の補助を申請するためには、一つの計画としてまとめなければ前に進まないということでしたので、具体的に指示を出したのは町長の2期目になってです。ですから、昨年の5月以降にみどりの村をやりましょうということで、財源的にこれでいけそうなのでということで指示を出しました。
質問 1番 木村利昭
ということは、補助金のタイミングもあろうかと思うのですが、今回の交付金の申請期限はいつになるのでしょうか。
答弁 地方創生担当主幹 竹下護
お尋ねの交付金の申請期限は、本年1月でございます。よろしくお願いします。
質問 1番 木村利昭
ということは、本年の1月までに交付申請をして、その計画をつくって、具体的にこういうことをやりますということを出さなければならない期間というのは、この示されたスケジュールということですか。実施設計と外構実施設計、建築改修設計ということで、令和7年度までというイメージでよろしいでしょうか。それとも、令和6年度中にはある程度の形にして申請を上げなければというものがもしあるのであれば教えてください。
答弁 地方創生担当主幹 竹下護
御答弁申し上げます。今回の交付金の交付年度につきましては、3か年事業となってございまして、令和6年度、7年度、8年度となります。6年度に基本設計、実施設計を行い、そこで内容が固まってくるということで、それぞれの年度に、計画に当たる交付金や工事費に当たる交付金が交付されるというスケジュール感でございます。よろしくお願いいたします。
質問 1番 木村利昭
分かりました。では、もう一度改めてお伺いをさせていただきますが、今回のみどりの村の再整備について、ハードの面については、前回の全員協議会で基本構想の図だったりでハードの部分が示されたと思うのですが、これを基本に進めるということでよろしいのでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
そのとおりでございます。
質問 1番 木村利昭
重複するような形になってしまうと思うのですが、私は、美幌みどりの村というのは、すごい資源を抱えていて、これからも可能性があるだろうと思っています。今、あの公園を新しくつくろうと思ったら、本当に何億円ではできないと私は思っていますし、有効活用次第では大化けする可能性はあるのではないかと思っています。なので、その上でこの質問をさせていただくのですが、ほかのまちにもつくろうと思ってもなかなかつくれない、あれだけのみどりの村という施設があるということは、それは美幌町にとって生かすも殺すもというところだと思うのです。私は、あの施設をこれから長年生かしていくためには、単なるキャンプ場やグランピングという話ではなくて、美幌町として大きいテーマがまず必要ではないかと思っています。例えばですけれども、今、美幌町はゼロカーボンシティ宣言をされていますので、そういったところに特化したテーマを感じてもらう施設にする。また、みどりの村をすぐ身近に感じられるところで言うと、今、北海道3大かわいい動物プロジェクトというものがあり、シマエナガ、エゾモモンガ、エゾリスがそうです。これは今、道外、道民のどちらの観光客にもすごく人気で、ガチャガチャとかお土産でもシマエナガグッズはすごく人気なのですけれども、これが美幌みどりの村では3種類とも見られるのです。かつ、そこに博物館があるということは、北海道として、美幌町としての生態とか生物、四季というものをみどりの村で感じてもらえると思うのです。それを、美幌町として、しっかりグランドデザインとかテーマを持って、そのテーマとかグランドデザインを感じてもらえるテーマパークとしてみどりの村を活用すべきだと思うのです。私は、その上での手段としてグランピングとかキャンプ場があるべきかと思うのですけれども、今回の整備の提案がキャンプ場やグランピングから始まっているような感じがしてならないので、そのあたりの思いとか考えをぜひお聞かせいただきたいです。
答弁 町長 平野浩司
今回、補助を取るための組立てとして、どうしても物に行ってしまうということがあります。そういう意味では、今後、基本計画をつくる中で具体的に踏み込んで示せると思っています。ただ単純に、デジタル交付金をいただくための計画については、今指摘されたことは明確に全て整理されています。皆さんに説明したのは、分かりやすく、どれぐらいかかってどんなものをという話ですから、ある意味では、森の中でやるキャンプ場という概念の中で、それはどういうことかということを明確にしています。ですから、今まであそこは自然休養村の認定を受けていませんけれども、都市と農村の交流ということで当時のはやりとしてやったわけです。そして、構造改善事業の農業と林業でトータル的に20億円ぐらいかけてやったということもあった中においては、明確にここはどうということを引き継ぎ、今、新たにどういうこととなったときに、体験・体感する観光とか、今、体験するエリアとして町民の方に多く来ていただいているということになったすごい場所だと思っています。そういうことでいけば、一つの考え方として、今の滞在型観光へのシフトとか、今、新たに宿泊も伴ってみどりの村で完結するようなワーケーション、そういうことをきちんと整理した考えで国にお出ししているのです。そうでないと、こんなことをやりますといったときに、グランピングの形でどういうことをやろうとしているのか、皆さんはテント的なイメージだと思いますが、そうではないのです。北海道で言うならキャンプ場をどうするといった場合には、どういう魅力がある、この頃は冬キャンプがはやっていて、冬をどう楽しむかと。それから、キャンプ場は、今後どうなのですかと、見通しということを全部聞かれているので、そのことも含めて、美幌でもあそこでバイクを使ったものをやったり、そういうこともきちんとやっていくということを整理した中で申請をしている状況であります。ただ、今回、お金とか時期のことがあったので、皆さんにはそこの要点だけをお出ししている部分があって、今、木村議員がおっしゃったように、これでは中身が見えないということに対しては、これからきちんと皆さんにお出しした中で判断をしていただかなければならないと思っております。
質問 1番 木村利昭
もちろん、お金とか整備するのにかかる費用とか補助金の申請の流れとかもあるので、そのあたりは理解はするのですけれども、私たち議会議員も、私だけではなくほかの議員もそうだと思うのですけれども、美幌町民なのです。では、幾らかかります、こういう施設をつくりますよの説明に思いとかテーマとかは絶対必要だと思うのです。それを先に示してもらわないことには、これだけのお金がこんなにかかるものなのか、それをやるためにはこれぐらいかかるからしようがないよねなのか、そのあたりは大事だと思います。ですので、ぜひ、今回のグランピングとかもそうですけれども、収支計画、そして、その収支計画を達成するための方策とか具体的な部分を示していただきたいと思います。先ほどのお話と重複すると思うのですけれども、美幌町のみどりの村というのは美幌町を感じるテーマパークだよねという言い方をするかは別としても、やはり美幌町にはみどりの村ありというところを示すためには、テーマとか、グランドデザインとかをまず町民にも示さなければ駄目だと思います。そして、それが理解できないことには、私たちも再整備は必要だと思っていますけれども、10億円もかけて方策もないのに、テーマもないのにグランピングをやってと思ってしまうところがあると思いますので、そのあたりはしっかり示していただきたいと思いますが、いかがですか。
答弁 町長 平野浩司
今、御指摘いただいたことは、今後、具体的にしっかり示していきたいと思うのです。私も最初からあそこに関わって、用地処理をした者としては、本当に大変な思いでつくりました。本来求めてきたものが、コロナ禍もそうですし、経済が下がったときに、もうちょっと手をかけてしっかりみんなで守るべきものが、こんなに衰退とは言いませんけれども。ただ、言えることは、町民の方々に家族連れですごく来てもらえるようになったということは大事なので、お金をかけるだけではなくて、みんながあそこに集えるように。例えば、桜の時期は桜が咲いていたり、秋は紅葉、冬は斜面でウオーキングをしたり、遊べるということでは大事な財産だと思っておりますので、その辺をしっかり皆さんに伝えた中で、今回提案した内容で。また、グランピングも、イメージすると、グランピングかと思うのですけれども、これもこれからの一つの形態の中では、テント型とか、コテージ型とか、トレーラー型とか、いろいろな分類の中で、どういうものがこれからの北海道に向いているとか、どういうものが一つの流れかというのも、リサーチした担当ではかなり悩んでまとめていますので、言葉が足りないところはしっかり説明した中で御理解をいただく努力はしていきたいと思います。
質問 1番 木村利昭
施設整備ももちろん大事だと思うのですが、現状のまま、ただ施設がリニューアルしただけではみどりの村を再活用できるとは思っていません。やはり、先ほど違うところでの質問でもありましたけれども、町長もおっしゃっていたように、美幌町の魅力はやはり人の温かさだと思うので、体験、体感、そういったアクティビティーを楽しんでもらうためには、あそこにちゃんと生かしてくれる人をしっかり置いて、そういう人たちに美幌町を体験、体感してもらえるようなサービスも提供しなければ駄目だと思っています。そのあたりの人づくり、もしくは、外注してそういったことを専門に生かしてくれる企業があるのか、今後、そういったところも併せて必要だと思うのですが、そのあたりの考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今、指摘をいただいたことについては、しっかり検討していきたいと思うのです。まずは、人づくりも含めて、委託とかそういうこともそうなのですけれども、まずは関わる人づくり、それから、今後、施設をつくった場合に負担がかからないようなことも考えていかなければならないです。近隣の状況を見たら、つくったはいいのですけれども、維持するのが本当に大変ということも感じるところがありますので、しっかりやりたいと思います。ありがとうございます。