みんなの議会

音更町議会 平成18年第1回定例会 2006年3月10日

子供の安全・安心の地域をつくるためにどうするかという問題

2006年3月10日、音更町議会の一般質問で、坂本武三議員が「子供の安全・安心の地域をつくるためにどうするかという問題」について質問し、町長 山口武敏、教育長 高橋晃が答弁しました。

質問者
坂本武三 議員
答弁者
町長 山口武敏、教育長 高橋晃

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 9番 坂本武三

さきに通告しました二つの問題について、一問一答方式で質問をいたします。まず第一の問題は、子供の安全・安心の地域をつくるためにどうするかという問題であります。先ほど山本議員からいろいろな提案がございましたが、それを踏まえながら、私の提案もお聞き願いたいと思います。町民が生活していく場所としてどのように町づくりをするのか。その中でも、特に子供たちが健やかに成長していく場所として、安全で安心できる町づくりが求められていると思います。しかし、いろいろなところが安全で安心できる場所になっていない、犯罪の危険に犯されています。今から16年前、宮崎事件に遭遇しました。これは、公園緑地が犯罪空間になるという最初の衝撃的な事件でした。子供たちはどこで遊べばいいのか。公園は決して安全でないことがその後も明らかになっています。今まで安全と思われていたところで犯罪が起こり、子供たちが犠牲になっています。残念ながら、子供たちはどこでも犯罪の危険と背中合わせにいる現実を直視しなければならないと考えます。このことは、昨年の11月、広島市内で小学1年生の女の子が下校途中に殺され、段ボールに入れられて捨てられるというショッキングな事件が起きました。その衝撃がさめやらぬ12月に、栃木県の今市市で小学1年生が下校途中に殺害され、茨城県日立大宮市で遺体で発見される事件が起こったことでも明らかではないでしょうか。音更町では、音更の緑南地区の青少年健全育成会の機関誌「ろくせい会」の平成17年12月発行の第55号によりますと、音更町内で不審者の出没が大変多いと報告されています。中でも緑南地区では、町内の報告件数、青少年センターへの報告ですが、その半分近くを占めている。特に児童生徒の下校時間を狙ったものが多い。また、宝来中央公園は、道路から公園内が見えにくいつくりになっており、ここでの不審者出没も多いと報告されています。そういう実態をこのろくせい会の機関誌は報告しながら、子供たちにとって安全で過ごしやすい地域にするための協力を訴えております。これにこたえる活動が地域で生まれております。子供たちを犯罪の危険から守るためには、犯罪者が多発する社会の構造をただし、根本的な解決を求めるという視点を持ちながらも、行政、PTA、そして地域が一体となって、当面の対応策に取り組む必要があるという立場から、次の質問をいたします。第1点は、平成17年、青少年センターで把握している事件に関する件数を明らかにしていただきたい。2点目は、子供の安全対策を町教育委員会を中心にして学校、PTA、地域での取り組みで特徴的なことを明らかにしていただきたい。その中で、一つ、町委員会は、どのような提起をし、取り組みを要請されてきたか、明らかにされたい。二つ、学校での取り組み、PTAとの協力で、どのような取り組みがあったか、明らかにされたい。三つ、地域ではどのような取り組みがあったか明らかにされたい。四つ、平成17年度の取り組みを踏まえ、平成18年度の取り組みの重点は何か明らかにされたい。これについては、先ほど教育長からいろいろな報告がありましたが、私は特徴的な点を明らかにしていただければと、まとめて明らかにしていただきたいと思います。第3点目は、平成17年度、子供安全対策の予算はどの程度使われたか。また、平成18年度の予算計上額はどのぐらいか。そして、その内容を明らかにされたい。第4点目は、子供の安全対策には、情報の収集、発信、共有が大切と考えます。これらを町教育委員会としてどのように行っているのか、そして、これは他の関係機関との連携が必要と思われますが、どのような実態にあるのか、明らかにされたい。5点目。子供の安全対策として、表現はいろいろあります。ある学校ではデンジャラスゾーン、危険地域、いわゆる危険マップという表現をしているところもありますが、一般的には安全マップ、これを作製して、子供、父母、地域で情報の共有が必要と考えます。この取り組みの状況について明らかにされたい。第6点、文部科学省は、2月17日、児童生徒の登下校の安全確保のため、路線バスをスクールバスに活用するための基本的な考え方と取り組みの方策をまとめて都道府県、指定都市、教育長に通知が出されております。この通知では、児童生徒の登下校の安全確保のため、スクールバスによる通学方法を採用することが有効であるとして、実施する際、自主的な判断により設置する安全な登下校のための路線バス等の活用に関する小委員会のような場によって合意形成を図ることを掲げております。これを踏まえて、市町村ではどうなるのか。これらの取り組みはどうなるのかという点についてと、それから見通しを明らかにされたい。次、第2の問題。生活環境の整備についてであります。これは、第1の問題ともかかわっております。そういう視点で限定して取り上げたわけであります。第1点は、宝来中央公園の東側の植栽の剪定と間伐が必要と考えます。既に高く伸びた枝葉を剪定しております。しかし、植栽が密集しているため、築山と植栽の間が死角になっております。2点目。北2線の緑南中学校から宝来トンネルまでの間が、北側に街灯がありますが、通学路は暗いので、ここに街灯の設置が必要と考えます。また、この北2線と東4号交差点、これは宝来トンネルの下側になるのですが、その南側に横断歩道の設置が必要と考えます。3点、道道帯広浦幌線から栄進地区に入る町道は、大型車両の通行もふえ、通学路として危険であります。歩道の設置と街灯の増設、さらに栄進地区の南側に街灯は1基もありません。街灯の設置が必要と考えます。以上の点についての答弁をよろしくお願いをいたします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

最初に、私から2点目の生活環境の整備についてお答えをいたします。まず、宝来中央公園の植栽の剪定と間伐についてでありますが、当公園は宝来土地区画整理事業の整備に伴い、地域の緑豊かな憩いの場として昭和60年に都市計画近隣公園2ヘクタールを造成し、平成2年度に供用を開始したところでございます。施設は築山、樹木などを中心とし、低木456本、中低木143本、高木202本が植栽され、緑の空間として地域での役割、効果は大きなものと思っております。樹木等の剪定につきましては、毎年計画的に実施している状況にありますが、間伐等については、今後、現地を調査し、公園の機能を生かした中でどのような方法がとれるのか検討してまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、道道帯広浦幌線における街灯設置及び町道東4号交差点の歩道整備についての御質問でございますが、道道帯広浦幌線の緑南中学校から宝来トンネル間の街路灯につきましては、帯広土木現業所が管理する街路灯が約60メートル間隔で道路北側に7基設置されております。しかし、南側の歩道が緑南中学校の通学路となっていることから、通学する歩道への照明は多少暗い状況にあります。このため、既存の街路灯を両側交差に設置、配置できないか、帯広土木現業所と協議してまいりたいと存じます。また、道道帯広浦幌線と町道東4号交差点の横断歩道につきましては、平成15年から釧路方面公安委員会に対し要望を行っているところであります。特に緑南中学校の通学路ともなっておりますので、早期実現に向け要請してまいりたいと存じますので、これもひとつ御理解をいただきたいと存じます。次に、町道下士幌東10号道路の歩道及び街灯の設置についてでありますが、通学路の歩道設置要望は教育委員会を通して各学校からも要望が上がっており、自動車の交通量にもよりますが、歩行者の安全確保から歩道整備は必要と認識しております。しかし、整備には多額の事業費を要するため、本町の現在の財政状況では単独事業では困難と考えており、補助事業の採択に向けて努力してまいりたいと存じます。いましばらく時間をいただきたいと存じます。御理解をいただきたいと思います。また、街灯の増設につきましては、現在設置されている状況から判断し、現時点では増設は考えておりません。栄進地区の南側宅地内の街灯の設置につきましては、宅地造成時に協議がなされなかったことから、現在未設置となっておりますが、地域内の住宅戸数がふえていることから、今後、設置箇所など住民の皆さんと協議を進めてまいりたいと思っております。なお、1点目の子供安全対策に関する御質問については教育委員会から答弁させていただきます。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

1点目の子供の安全、安心のための地域づくりについてお答えをいたします。初めに、先ほど山本議員への答弁と重複している部分が多くありますけれども、お許しをいただきたいと思います。昨年秋以降、学校帰りの子供たちの命を奪うといった重大な事件が相次いで発生し、関係者はもとより国民に大きな不安を与えておりますが、本町におきましても、これらに向けた安全対策、そしてまた町内での不審者、変質者の出没が例年以上に多いため、子供たちや学校の安全確保が大きな課題になっております。教育委員会といたしましても、この点を特に重視し、緊急対策を持つなど、各学校、PTA、地区青少年健全育成会等に地域ぐるみでの取り組みを要請をしているところでもございます。初めに、17年度の青少年センターで把握している不審者等にかかわる件数でありますが、これも先ほど山本議員にもお答えを申し上げまして重複するわけでございますけれども、平成17年4月から18年2月までに青少年センターに通報のあったケースは全部で52件でございます。そのうち不審者、変質者に関するものが31件、不審電話が14件、問題行動4件、その他3件で、前年同期の30件と比較して、問題行動は減ったものの、ほかはふえている状況にございます。また、子供の安全対策での取り組みについてでありますが、昨年の事件を受け、早速校長会、教頭会を招集し、当面の取り組みについて協議を行い、それに基づきそれぞれの学校においてその取り組みを行ってきておりますが、学校内での危機管理マニュアルを再点検、もう一度徹底するとともに、学校、PTA、地域の連携による子供の安全確保の取り組みの強化、そして退職された校長、教頭会の取り組み、それと郵便局あるいは商工会、大型店との情報を取り合う機会をつくるほか、登下校時の夜間のパトロールの強化を帯広警察署や町内の駐在所への協力依頼を要請するなどして、その巡回を強化していただいているところでございます。学校での取り組みとしては、通学路の再点検とパトロールの実施、防犯教室の実施、下校時における保護者の協力による赤色防犯灯を点灯したパトライト巡視が行われており、このほかにも、農村部の小学校では保護者による送迎の完全実施、地域と連携した緊急事態の支援ネットワークづくりなど、各学校において子供の安全確保の取り組みを強化しております。地域での取り組みとしては、先ほどもお話申し上げましたけれども、駒場地区のワンワンパトロール隊、あるいは宝来の町内会でのウオーキングパトロール、そしてまた下音更中学校下での子供の安全を守る下音更地区学校支援ネットワークが設立されております。また、平成18年度の取り組みについてでありますが、学校と子供の安全確保の取り組みを、学校と保護者だけでなくそれぞれの行政区や各種団体など、全町総地域ぐるみの取り組みをさらに進める体制づくりを構築してまいりたいと考えております。次に、平成17年度と18年度の子供安全対策にかかわる予算についてでありますが、平成17年度につきましては、学校玄関の施錠に伴うインターホンの設置、安全パトロールに伴う車用の蛍光マグネットシートの購入、これらに176万1千円。そのほか防犯ブザーの御寄附をいただきましたので、小学校新1年生児童全員に配布を行ったところであります。平成18年度は、不審者や変質者に対する巡視強化の御協力をいただくため、小中学校あるいは高等学校、青少年健全育成会や全行政区、そして各消防分団や各関係機関などに蛍光反射腕章を1,400枚、そして小中学校20校と音更高校、そして青少年健全育成会の巡回パトロール車用に蛍光マグネットシート200枚、防犯青色回転灯60個を配備するとともに、小学校新1年生児童全員に引き続き防犯ブザーを配布することで、合わせて195万1千円の予算計上を行っております。次に、子供の安全対策にかかわる情報の共有の実態についてでありますが、不審者、変質者にかかわる情報はファックスや電話等で各学校や関係機関からすべて青少年センターに寄せられ、青少年センターはただちに各小中学校や保育園や幼稚園、あるいは学童保育所、そしてまた警察など、各関係機関に通報並びに通知をしております。また、この情報は関係地区の町内会長さんの方にも班数分コピーしてお届けし、回覧をしていただいているようにしております。そのほか、青少年センターの広報紙であります「かけはし」を年10回程度発行して、その周知徹底あるいは啓発をしているところでもございます。学校から保護者や地域に対する緊急連絡の手段としては、以前から学校だよりや電話による連絡網が使われてきましたが、近年は共働きの家庭がふえたため、留守がちになる時間帯が多く、緊急時の連絡がスムーズに伝わらないケースが目立つことや、名簿形式の緊急連絡網の個人情報のあり方等から、地域、保護者をつなぐ新しい連絡手段として携帯電話などを使った学校緊急防犯メールシステムの導入が注目をされております。本町においても、現在、関係者間で導入ができないか検討をしているところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、安全マップの作製についてでありますが、安全マップづくりを通して安全に対する意識をより高める、そしてそれを活用するといったことは、効果が期待できるものと考えております。教育委員会では、これまでもこども110番の家マップや不審者、変質者の出没現場のマップを作製し、各学校等に配布するなど、安全対策や安全意識の啓発に努め、活用しているところでございます。また、各学校においても通学路等の安全を再点検し、学校ごとの安全マップづくりの取り組みを現在行っているところでありますが、安全マップづくりにつきましては、登下校や遊びや生活の中での犯罪被害の防止はもとより、作製過程においても学校、保護者、地域が一緒になり調査活動をし、情報を共有し、意識を高めることにもつながりますし、児童生徒にとっても調べ学習を通して自己の安全に関心を持ち、危険を回避する実践力を身につけていくことが大切であり、その過程が効果があると考えております。最後に、安全な登下校のための路線バスの活用についてでありますが、文科省では、昨年12月に政府がとりまとめた犯罪から子供を守るための対策において緊急に対策を講ずべき施策として路線バスを活用した通学時の安全確保が掲げられ、本年2月に基本的な考え方と具体的な取り組み方策について取りまとめられました。児童生徒の登下校時の安全確保のため、路線バス活用による通学方法は、大都市であるとか、あるいは一定規模の都市では有効な方法とも考えられますが、本町に当てはめた場合、学校の位置と路線バスの運行のルートの問題、あるいは通学区域から見ての距離的なもの、時間的なものや便数、そしてまた利用者数と採算性の問題など、本町での路線バスをスクールバスとしての活用は課題も多く、現実的には難しいのではないかと思っております。御理解を賜りたいと存じます。休憩(午後 3時15分)

再質問 9番 坂本武三

先ほど答弁いただきましたので、順序は私が質問した順序で再質問させていただきます。第1点目の平成17年度の青少年センターでの事件の把握、これは前年度よりもふえているという報告がありました。私はこういった問題で実態を正確に踏まえて、それにどう対応するかという視点が大事だと思います。そういうことで質問いたしました。この点では回答は必要ございませんが、一言申し上げたいのは、こういういろいろな事件を見ておりますと、それがどういう傾向にあるのかという点で、間違いなく増加傾向にあるということですね。日本は安全な国だと、こういうふうに言われておりましたけれども、残念ながらその安全神話が崩れているという実態にあると思います。特に1970年代に入ってから犯罪件数、これは交通違反を除いた刑法の犯罪ですね。これが120万台でしたのが、それが90年代になりまして200万を超え、そして現在は270万にもなっていると、こういうことです。先日、国会でこの問題について議論されておりまして、文科省の大臣が実態を報告しておりましたけれども、いろいろな犯罪の中で、児童生徒、それから未就学者、まだ学校に上がらない幼児、この事件が物すごくふえて、平成17年で2万4千件あると、そんな報告がありました。そんなことを聞きながら、音更もその圏外にあるわけがないわけで、そういう実態を踏まえて対応すべきだというふうに考えます。次に、2番目の安全対策で、町教育委員会を中心にしていろいろな取り組みがなされてきているわけですね。私は、先ほど山本議員はその取り組みについてもっと全町的な取り組みにするためにはいろんな組織を通じてもっともっと強力に進めなければいけないという提言がありましたけれども、私は別な角度から提言をしたいと。その提言は、もっとこの取り組みの実情を踏まえて、それを教育委員会としても全町的に広げていくと。先ほど報告がありましたようないろいろな取り組みがあるわけです。それを軸にしながら、どう全町的に広げていくかという視点が私は大事ではないかというふうに思っているのです。その点の見解をお聞きしたいと思うのですが、実際、私は地域におりまして、学校訪問なんかをしまして校長や教頭と話し合います。それからPTAの役員の皆さん、それから実際に父兄の方々の意見を聞き、また町内会等で議論をしているわけです。そういう目から見ますと、まずは教育委員会から随分いろいろな要請が来ています。それにこたえて、校長先生は父母にいろいろな情報を流しながら、いろいろな取り組みを訴えているわけですね。あわせて学校とPTAが協力し合って、PTAの会長名でいろいろな取り組みをしておりまして、そのPTAの要請にこたえていろいろなボランティア活動が行われていると、こういう実態ですね。私は、この広報おとふけ、この3月号に子供安全パトロール実施中と、下士幌小のPTAの活動が紹介されています。これはこのとおりだと思うのです。私は校長から聞きました。しかし、ここで校長を先頭にして先生方、それからPTA、これは本当に真剣に取り組んでいる。校長みずから、ほぼ毎日と言っていいのではないでしょうか、このパトロールをしているのですね。だから、そういう姿を見ますと、PTAの皆さんも何とかしなければならんという動きになっているのではないでしょうか。会員が59人と言っておりますが、最初は数人から始まっておりますけれども、相当今ふえているはずですね。それから、木野東小学校の校長先生が先頭になって下校のときに引率をして帰る姿を何度も見ております、私は。木野東の学校だより、これも何度も出されまして、そこでいろいろな訴えが、PTAの訴えとして学校だよりで出されていると。それを見ますと、35人の協力が得られたというのが最近の3学期始まる学校だよりに出ておりましたが、そんなふうにふえているのですよ、去年から取り組んでいるけれども。その数字を見て、随分ふえたなという感じです。緑南も、新聞にも出ましたけれども、やはり学校長をはじめ先生方、そしてPTAの皆さんがきちんと父母に訴えて、そしてボランティアを募集して25名から始まっておりますが、これもまたふえているのですよね。だから、そういう地道な取り組みが行われているということですね。先ほど申しましたように、宝来が物すごく不審者が多いという、これを聞きまして、それで町内会では動き出しているわけですね。そうなるのはそれだけではありません。昨年の9月に宝来の各町内会の会長さん、区長さんに集まってもらって、連合町内会ですね。そこで木野東小学校の校長先生がいろいろな情勢を話ながら、いろいろな要請をしているわけですよ。だから、それにやっぱりこたえるという形で動いていると。それが先ほど言いましたウォーキングパトロール隊の結成だとか、それから子供の歩行安全を守るためのボランティアの会などというのが出てきております。ですから、こういう取り組み、これはやっぱり何が大事かというそういう状況をしっかり踏まえて、そしてそれぞれの町内会で議論しているということですね。議論をして、そしてそれぞれ何とかしなきゃならないねという、そういう話になって、先ほども出ておりますけれども、この取り組みは長く、そして自主的に取り組むということでなければならないと思いますので、それでないと長続きはしませんので、そういう取り組みがあるということを恐らく教育長もいろいろと把握しているのだろうと思いますけれども、もう少し整理をして、宣伝をいろいろな場でしていただきたいと、そんなふうに考えますが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

答弁はいいというお話がありましたけれども、1点目、お話を申し上げたいと思いますけれども、不審者の増、不審者が昨年よりふえているという部分、件数は実際にふえているのですけれども、ただ、こういう背景もあるということもお話ししておきたいと思うのですが、子供たちには徹底して安全のことを学校が教えているのですね。それで、子供たちはその安全の問題、不審者の問題についてはぴりぴりしているのです。そこの中で、やはり子供たちが大人あるいはちょっと様子のおかしい人と接した者がすべて不審者扱いにされている部分がなきにしもあらずなのですよ。それで、もちろん子供の言ったことをきちんと整理していかなければならないと、私は学校長を通して話ししているのですけれども、不審者が出た、あるいは子供とそういうように出くわした話があった、それで何でもなくてよかったねというふうに片づけるのではなくて、よくそのときの状況を子供からしっかりと先生は聞いてあげてください。そして、そのことが本当に間違いない、不審者としての扱いとしていいのか、あるいは子供がちょっと勘違いしたかな、あるいはそういうふうに思ったかなということを的確に判断してもらいたいと、学校長は。そのことをしないと、こういうこともありました。やはり関心を持ちたい、子供が関心を自分の方に向けたいということで、よくよく突き詰めていったら、それはちょっと事実ではなかったと、こういうことも起きているのですね。それは、やはりそれも子供のことですから、私はそれもしょうがないことだと思っているのですけれども、やはりその子供には別な面でまた教えなければならないことが出てくるのですね、そのことを通して。そういうことをきちんと一つ一つ整理をして片づけていかないと、不審者、不審者というような形の中で、数だけの問題で整理したら危険があるのかなということで、減ってはいないとは思いますけれども、この数字がまるまるすべて本当の不審者ということはいかがなものかなというふうに見ていかなければならない部分があるのかなというふうに感じております。それから、18年度の取り組みでございますけれども、先ほども山本議員にも説明申し上げましたけれども、今年の大きな目標は、やはり全町地域総ぐるみで子供たちを守る形を構築していかなければならないだろうと。今それぞれの地域が、あるいはそれぞれの学校がやっていただいていることをもとにして、それをしっかりとした形のものに構築していかなければならないだろうというふうに考えております。教育委員会としても、何回もPTAの役員あるいは学校長とも話はしているのですけれども、細かい話ではございますけれども、18年度のとりくみとして、新年度の通学路は毎年変わる学校がございます。生徒のいる場所によって変わる部分があるのですけれども、新年度の通学路のマップをつくったら、これは学校と父兄だけで今まではその中であったのですけれども、そういうものを地域に出して情報を発信していかなければならないと。そして、地域の人たちが見てくれるのにできるだけむだがないように目配りをしてもらうことが必要なんだろうなというようなことを話しております。それから、こどもの110番の家もマップをつくりまして御協力をいただいておりますけれども、この人たちにも何の情報もこちらから今までは行っていなかったのですけれども、我々の方からこども110番の協力をしていただいている方にも同様の情報を提供して共通認識を図ってもらうことも大事なんだろうなということもお話申し上げております。それから、現在も特に小規模校当たりは取り組んでいるのですけれども、学年ごとに帰宅時間が違うのですね。小さい子供は早く学校が終わるという部分があって、そういうものをある程度、小学生だと高学年の下校時間に合わせて一斉下校させられないか、お兄ちゃんがまだ残っているけれども、下の子供だけ先に帰るというのではなくて、一緒に帰るような方法がとれないか。そういうようなことで、小規模校としては今も取り組んではいるのですけれども、もっときちんとしたものに形をつくって、学校全部の取り組みにならないのか。市街地の学校はなかなか無理がある部分があるのですけれども、小規模校当たりはそういうような下校時間の調整といいますか、子供の居場所といいますか、こういうようなことも考えていけないか、こんなことも考えております。そんなような細かな取り組みを一つ一つ学校とも相談をして、18年度はもう少ししっかりしたものに形づくっていきたいと、こんなふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。

再質問 9番 坂本武三

通学路の変更に伴って安全マップをきちんと変えるという問題等については、後で私触れたかった問題です。そういう取り組みが非常に重視されているということですね。非常に大事ではないかというふうに思いました。それから、今出ました下校時間がそれぞれ学年によって違う。それを合わせながら下校させるという取り組みですね。これは先ほど山本議員の質問に対して教育長が文科省の重点6項目の提起がありましたが、それに加えて文科省としては子供待機スペース交流活動推進事業というのを提起するようにしているわけです。これらはやはり全国的にこれから取り組まれる、また取り組むべき課題ではないかというふうに考えます。次に予算の問題について質問をいたします。昨年もいろいろ取り組まれて、予算計上がされておりましたが、私、学校を訪問しまして、ステッカーですね、マグネットステッカーなど、あるいは赤色灯、回転灯、これなんかをPTAの予算で購入しましたと、こういう学校がありました。ですから、そういう予算は当然教育予算で計上されていないとまずいかなというふうに思っておりました。しかし、今度の18年度の予算ではそこら辺がカバーされて、そのほかいろいろな予算が計上されているのですが、例えば先ほど防犯ブザーの配布、既に寄附があって、1年生に配布されたと、こういうふうになって、今度の新入生にそれを配布すると、こういう先ほど答弁がありましたけれども、これは継続事業になるのかどうかと。来年どうなるのという問題ありますので、その辺の問題と、それからいろいろな用具の購入、先ほど説明がありましたが、そういった意味で、平成17年度の取り組みとの関係で平成18年度は実績、実態を踏まえてどうなのかという当たり、ちょっと説明をお願いしたいと思います。と申しますのは。これで本当に十分なのかなという心配、これは取り組みとの関係で、余ったり少なくなったりということが出てこないのかなという心配をしているのです。その点、帯広の教育委員会は、私、新聞を見まして、子供安全対策事業に1,430万円ですか、計上されたのですよ。それで、私はすぐ教育委員会に問い合わせました。これだけの予算を使って何をするんですかというふうに聞きましたら、別に内容は決まっていないのだという、そういうお答えでした。自由に積極的に子供安全対策のために使ってもらうと。ですから、帯広は51校ありますから、約30万円弱ですね、1校当たり。もちろん生徒数によって若干変わるそうですけれども、平均しますとそのぐらいの予算を計上して、もっと自主的に創造的にいろいろな取り組みをしてほしいという意味で計上しているんだと。それを聞きまして、音更の場合、もう少し、約200万円の予算が計上されましたが、もう少し余裕を持ってやれるのかなと。これで十分かなと、こういう感じを持ちましたので、そこら辺ちょっと答弁お願いします。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

初めに予算の方から御答弁させていただきますけれども、予算につきましては、当面18年度で取り組もうとしているものに必要とする分ということで計上させていただいておりますけれども、これからまたPTAなり地域なり学校なりで取り組むに当たって、また必要とするものが出てくるかどうか。出てくれば、必要とするものについてはまた対応を図っていかなければならないものもあるのかなというふうに思っています。それと、防犯ブザー、昨年寄附をいただいて、全小中学校新1年生に配布をさせていただきました。ことしも指定寄附をいただいておりましたので基金に積んであったのですけれども、それを財源にして、ことしの新1年生にも配ってあげようというふうな考えでおりますけれども、先日、またあるところから、特に市街地校にということで、相手方の予算も、音更町だけでなくて帯広市も含めた近隣の町村も寄附したいというようなこともあったりして、本町の市街地の3校の小学校の人数分だけ笛の寄附をいただいたのです。ブザーでなくて笛なのですけれども、それもありがたく受けようと考えておりますけれども、ブザーが本当に危険のときに功を奏するかどうかというのは非常に難しい部分もあるのですね。市街地の学校の子供たちであれば、笛を吹ける状態になれば周りの人も気がつく部分ありますけれども、農村部あたりでは人通りの少ないところで笛を吹いても相手がいないというようなこともありましょうし、あるいはそんなにそんなに使う機会があるわけではないですから、それが常時使えるところに、かばんなりや何かにちゃんといつもついているかというと、それもまた不確実な部分もあったり、私は、使うことがあってはならないわけですけれども、こういうものを一人ひとりの、特に新1年生ですけれども、持たせることによって自己意識を高める材料にしなければならないだろうと。危険を回避するためのそういう意識を高める材料になるのではないかということでは効果があるというふうに考えておりまして、それを使って、それが有意義なものになればそれに越したことはないのですけれども、それにすべてを期待するのにはやっぱり無理があるんだろうなというふうに考えております。そんなことで、ことしの指定寄附に積み立てた財源を使って、とりあえずそんな形を2年間させていただきましたけれども、これをずっと続けるかどうかはもう少し実効があるものになるかどうか、学校あたりともよく相談をしながら判断をしてまいりたいと、こんなふうに考えております。

再質問 9番 坂本武三

次に、子供の安全対策のために情報の収集、発信と共有の問題で、これも学校サイドではさっとこの情報が入ってくると。それをいかに父母に提供するかということで、大変忙しいんですよという話を聞きました。その点、先ほど説明ありましたようにファックスや電話で青少年センターに集中され、それが学校、そして父母に伝わると。この辺は非常にいいと思うのですが、問題は、先ほどもちょっと教育長触れておりますけれども、地域の皆さんですね。地域の皆さんに回覧等で情報が回って来ますけれども、非常におくれるんですね。すごくおくれちゃうと。こんなことがあったのかと。例えば、宝来で公住の駐車場に不審者があらわれまして、児童が逃げるという、被害はなかったのですけれども、それが、回ってまいりましたら随分日がたって、こんなことがあったのかと、本当に驚きました。ですから、もっとそこら辺早く情報が回る手だてはないのかなということです。その辺、どのように考えているのかということ。それだけ。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

おっしゃられるとおりだと思いますので、できるだけ早い、情報がとれれば広報を待つとか、場合によってはそういう場合もあるでしょうけれども、できるだけ早い対応をするように努めていかなければならないというふうに考えております。

再質問 9番 坂本武三

安全マップを含めまして、情報をどれだけ早く共有するかという問題は非常に大事だと考えております。と同時に、いろいろな取り組みですけれども、私はその取り組みの一たんを紹介をしただけでありまして、いろいろな議論が地域では行われております。そういう議論を大事にしながら、どう全町的に広げていくかということが課題になるのかなというふうに思っております。ただ、いろいろな取り組みをする中で、やっぱりいろいろな問題が起こる、残念ながら。それがやっぱり今の日本の社会構造そのものを正すという視点、これを忘れてはならないのかなというふうに思います。その点、先ほど私は最初の質問のところで広島の例をあげましたけれども、日本教育新聞に、広島市の市議会の文教委員長が記事を寄せているのですよ。その後の新聞を見ますと、それにこたえるような市長初め理事者側の対応があったわけですが、それをちょっと言いますと、簡単に一言で言うと、いろいろな取り組みを広島市ではやってきたと。先ほども出ましたようないろいろなスクールガードの取り組み、多面的な取り組みをやってきた中でああいう事件が起こったと。非常に残念だけれども、認識をさらに新たにして安全対策を講じるべきだというふうに文教委員長がが語っているのです。それにこたえる形で、広島市は子供安全対策推進事業ということでいろいろな事業を追加しました。その中で、記事のトップに来ているのが、全小中学校で事務職員2人以上にするという。小規模校の場合は1人ですよね。そういうところも2人にするというんだな。そうしますと、これも私電話しました。この加配の予算はどんなふうになるんですか、単費ですねと言ったら、はい、そのとおりですと。どのぐらいの予算になりますかと。私、直接担当していないので総額については答えることができませんということでしたが、その意気込みですね。私は感心しました。54人の事務職員を加配するということなのですね。なぜそんな事務職員、パトロールでもやるのですかというと、いや、そうではありません。登下校など緊急事態が発生した際、対応するためには必要だという考え方なのですね。そして、モニター、いわゆる監視カメラですね。これなんかも全校に配置している。ですから、モニターをチェックする体制なんかも必要だということで、そういう加配をしたということなのですね。ですから、そういう取り組み、これは取り組みの一環ですけれども、やはりある程度金をかけざるを得ないのかなというふうに考えたところです。それで、スクールバスの件ですけれども、先ほど説明ありまして、わかりましたが、私聞きたいのは、文科省からそういう通知があって、道段階でもこれから取り組まれるのだろうと思うのです。それを受けた形で、音更の場合、どんなふうになるのかなということが第一に知りたかったことと、すぐ頭に来たのは、実は緑南中学校の保護者の中には、きちんとスクールバスを、こういう時期だから走らせてもらえないだろうかという、そういう意見を寄せられたことがあるのですよ。温泉まで路線バスありますから、だから、これうまく利用できないのかなというふうに考えました。それで、路線バスの関係、それどうなっているのかを含めまして、ちょっと答弁をお願いしたい。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

2月の、先日ですけれども文科省の方から路線バスのスクールバス利用といいますか、そういうようなものが私どもの方にも届きまして、私も一通り目を通させてもらって、その中で、先ほどのような答弁をさせていただいたような感じを持ったわけでございますけれども、本町で今路線バスを使って学校に通学しているところは、ほとんど市街地や農村部はバス走っておりませんし、市街地でも路線バスを使って学校に行くような状況のところは、今のところ緑南中学校があるだけで、緑南中学校、私ちょっと調べてみましたけれども、あの位置に建ったとき、その経過もあって、スクールバスに乗せたというような、路線バスに乗せて補助をしたというような経過もあるやに聞いております。現在は、夏場は温泉と木野市街に行く路線バスでございますけれども、夏場は一人も使われていないのですけれども、冬は十四、五人程度使っているようでございます。温泉の方から緑南に来る生徒については、これは遠距離通学の対象でございますけれども、3人ほど、冬期間だけ使っているように聞いております。それから、木野市街の方から緑南の方に、これも冬だけですけれども、12人程度、多いときで10人、10人ちょっと超えるぐらいの子供たちが、これは自費でございますけれども、毎日なのかどうかは定かではありませんけれども、10人ぐらいが路線バスを使っているというふうに聞いて、合計、緑南の生徒ですと、温泉も含めて十四、五人程度、冬場だけ路線バスを使っているというようなふうに聞いております。路線バスを使える実態にあるのは緑南ぐらいしか本町にはないのかなというふうに思っているところでございます。

再質問 9番 坂本武三

恐らくこれからいろいろな取り組みを全r道的にはするようになるのかなというふうに思います。これも国会で議論されておりましたけれども、農村部についてはへき地教育振興法を適用する形で財政的な援助をできるのではないかと。それからもう一つは、都市部では路線バスを活用するようになれば、地方交付金、これで措置をしたいと、こんなふうに文科省大臣は述べておりましたので、いろいろな問題があるという答弁でございましたが、それらも含めて議論だけはしっかりとお願いしたいなというふうに思います。次に環境整備についてですが、宝来中央公園の件については了解できました。本当に地域では子供たちの遊び場として有効に活用しているわけで、残念ながらそこが危険な場所になっていると。死角の部分があるということでございますが、実際に本当に現地を見ていただいて、剪定の仕方、いろいろあろうかと思うのです。そういう点を工夫していただいて、死角の部分を極力なくすという点で対応していただきたいと思います。それから、北2線等の東4号の交差点ですね。これは土現と協議をしていきたいということでございますから、これは地域の皆さんも物すごく心配をしております。というのは、昨年、ここのところでダンプが2台事故を起こしているのですよ。そんな現場を見ておりまして、ここは危険なところだなと。それから、冬になりますと排雪の車がどんどん通ります。そんなことで、きちんと横断歩道を設置してほしいという強い要求であります。それから、最後の部分ですが、ここは、下士幌小学校では、先ほど言いました安全マップですね。これをPTAの生活部がつくっているのですよ。その安全マップですが、先ほど言いましたようにデンジャラスゾーンマップとなって、最初にデンジャラスゾーンって何、危険な場所のことだよという、心憎い編集なのですよ。本当に危険なところは写真入りで、これはコピーですから汚いのですが、本当にわかるように、そして、その中に栄進の坂道は歩道もなく見通しが悪い。スピードを出す車がいるから注意しましょう。こういう表現している。それから、ちょっとした段差があるので気をつけましょう。こういうマップがつくられているわけで、先ほど教育長がこのマップの意義について説明がされました。そのとおりだと思うのです。今度は、行政としては、こういう環境をいかに改善するか、これが大きな役割になるんだろうと思うのですね。ですから、ここから早く、ここは危険でないというマップにしてほしいと。これは地域の皆さんの強い要望だと思います。あわせて、街灯の件ですね。普通、街灯というのは町内会で要望するというのが普通ですけれども、残念ながら町内会がないのですよ。ですから私のところに要望が寄せられたということでございまして、その点は答弁の中で対応したいということでございますので、地域の皆さんの期待にこたえていただきたい。以上です。

出典:音更町議会 平成18年第1回定例会 2006年3月10日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる