音更町議会 平成18年第4回定例会 2006年12月13日
音更町におけるいじめ問題について
2006年12月13日、音更町議会の一般質問で、坂本武三議員が「音更町におけるいじめ問題について」質問し、教育長 高橋晃が答弁しました。
- 質問者
- 坂本武三 議員
- 答弁者
- 教育長 高橋晃
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 9番 坂本武三
さきに通告しました二つの問題について、一問一答方式で質問をいたします。第1の問題は、音更町におけるいじめ問題についてであります。いじめを苦にした事件が続いております。全国的に子供のいじめ、自殺の連鎖が起こっており、それに音更の町民も心を痛めていると思います。また、いじめ問題は、町民の大きな関心事にもなっています。したがって、いじめの克服のための抜本的な対策が求められています。いじめの原因については、さまざま言われておりますが、注目しなければならないのは、国連子ども人権委員会が、日本の学校教育における競争とふるい分けから、子供たちが強度のストレスにさらされている。そのため、発達障害にさらされている、このことの懸念を表明し、適切な措置をとるよう勧告されています。また、北海道大学の伝田助教授グループの抑うつ傾向調査の結果が示しているように、抑うつ群の年齢分布は高学年になるほど高まり、中学3年では30%に上るという実態、これを重視しなければならないと思います。文科省の、いじめ、自殺に関する調査は、実態と乖離していることが指摘され、問題となっています。いじめ問題の対応は、いじめの件数が多い少ないではなく、いじめを早期に発見し、教師集団が父母の協力を得ながら、集団の力で解決することが大切だと思います。そのためにも、音更町における実態の把握を独自に、正確につかみ、対応が必要であるという立場から、次の質問をいたします。第1点は、文科省のいじめに関する調査と実態が異なる。例えば、1999年から6年間、いじめによる自殺はゼロ。なぜこのようなことが起こるのか。調査結果が正確でないと不信を強めることになると思いますが、これについての見解をお伺いしたい。第2点は、北海道新聞の11月18日の報道によると、管内19市町村の各教育委員会に聞き取り調査を行い、各教育委員会の把握している件数、内容をまとめました。2001年から2005年度までの管内のいじめは、小学校で50件、中学校で120件とありますが、このとき、本町の件数は何件であったのか、明らかにされたい。第3点は、文部科学大臣や道教育長のアピールが出されておりますが、これをどのように活用されているのか、明らかにされたい。第4点は、音更町教育委員会では、独自のアンケート調査を実施したと、新聞報道でも報道されております。その結果の特徴と、すぐに対応しなければならない事例はなかったのか、明らかにされたい。第5点は、音更町におけるいじめ対策を、短期、長期に分けて、どのように考えているのか、明らかにされたい。第6点は、教育再生会議がいじめ問題に関する緊急提言を行いましたが、これをどのように受けとめておられるのか、見解を伺いたい。提言では、問題を起こす子供に対して、指導、懲戒の基準を明確にし、毅然とした対応をとる。例えば、社会奉仕、別教室での指導などの対応をとる。いじめにかかわって、放置、助長した教員に懲戒処分を適用するなど、盛り込んでおります。これは懲戒、懲罰的な対応が目立ちますが、現在まで現場の実態や実践を踏まえての提言なのか、疑問であります。一過性の対応に終わらせず、政府一丸となって取り組むとしておりますが、いじめの問題がここまで深刻になった原因については解明されておりません。ですから、いじめ克服のための抜本的な対策にはならないのではないかと考えます。次に、第2の問題は、木野東小学校の増改築についてであります。宝来、ひびき野の開発が進み、人口がふえ、当然、児童・生徒が増加することを予想して、木野東小学校の増改築を行いました。しかし、推測以上に子供の数が増加して、更に増改築が求められていると考えます。そこで、次の点、お伺いをしたい。第1点は、木野東小学校区の就学前の年齢別の人数を明らかにされたい。第2点は、平成19年度の対応、平成20年度以降の整備計画をどのように考えているか、明らかにされたい。以上の質問について、答弁、よろしくお願いをいたします。休憩(午前10時55分)
答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)
1点目の、いじめの問題についてお答えをいたします。初めに、文部科学省のいじめに関する調査についてでありますが、いじめを苦にした自殺が相次いでいる問題で、文部科学省が毎年実施していますいじめの実態調査の中で、いじめによる自殺はないとしていたのは、実態とは違っているのではとの指摘を受け、文部科学省はいじめの調査方法の見直しで、有識者による委員会を設置し、今年度の調査から新たな方法を採用することで、現在具体的な方法について検討がなされているということでありますので、より実態が反映される調査方法になるものと考えております。調査に当たりましても、信頼性が疑問視されることがないよう、いじめと認定するかどうかの判断が恣意的であったり、いじめを隠したいという傾向があってはならないと考えておりますし、正確な情報提供を行うことにより、保護者や住民の信頼を確保することが重要であると考えております。次に、このたび報道されました管内のいじめの実態調査の中での、本町でのいじめの件数についてでありますが、平成13年度は小学校で1件、平成14年度、小学校で2件、中学校で2件の合わせて4件、平成15年度は中学校4件、平成16年度、中学校で9件、平成17年度は小学校で2件、中学校8件の合わせて10件という内容になっております。また、このたび出された文部科学大臣や北海道教育委員会教育長のアピールをどのように活用したのかという御質問でございますが、いじめにより命を絶つという痛ましい事件が相次いで発生している中、いじめを苦にした自殺予告の手紙が文部科学大臣にも相次ぎ送付されたことを受け、北海道教育委員会から教育長メッセージとして、全児童・生徒に配布されたいということから、各学校に配布をお願いしたところであります。また、その後、知事からのメッセージと文部科学大臣からのお願いの周知依頼がありましたが、これらはその趣旨に沿って、各学校に対し、児童・生徒に対する指導の徹底と指導の充実について改めて通知をさせていただきましたが、各学校、さまざまな取り組みを現在実施しているところでもありますので、その取り扱いについては、学校ごとの対応に任せたところであります。次に、音更町で実施していますアンケート調査と、音更町としての取り組みについて、一括してお答えをいたします。本町では、平成6年に音更町いじめ問題等対策委員会を設け、独自の取り組みを進めてまいりました。その後、この委員会を児童・生徒の虐待や不登校問題も含めた委員会として取り組んでおりますが、アンケート調査は、これまで小学校3年生以上の児童と中学生を対象に、毎年継続して実態把握に努めてきました。今年度は、全国でいじめ問題が深刻化していることから、小学校1、2年生も含め、例年より早くこの調査を実施したところでありますが、調査結果につきましては、現在、各学校におきまして、調査項目ごとに取りまとめ中でございますが、いじめが今も続いているという回答があった学校につきましては、その実態の把握に努めるなど、迅速な対応をすることとしております。最終的な結果の取りまとめにつきましては、もう少し時間がかかると思いますので、御理解を賜りたいと存じます。これまでも校長会、教頭会を通じて、いじめ、虐待、不登校問題については、どの子供にも、どの学校でも起こり得る問題であることを十分認識して、日ごろから児童・生徒の日常の様子をしっかりと見つめ、子供の変化をとらえるようお願いをしてきたところでありますが、ほかで起きているようなことが本町で起きないためにも、もう一度再点検を行い、学校全体として、いじめは絶対許されないという強い認識のもとで、全校集会や道徳の時間、学級活動など、あらゆる機会を通していじめにかかわる問題を取り上げ、子供たちとしっかり話し合うことが大切であると考えております。また、日ごろから子供たちが発するサインを敏感に感じ取ることが大切であり、一人ひとりの行動、心のありようを注意深く観察し、指導、助言、援助を行う姿勢が求められておりますので、多くの職員の目で子供たちを見守っていくことが必要であります。教職員共通理解のもとで、学校全体でいじめ問題に対応する組織的な対応が必要と考え、進めているところでもございます。また、家庭や地域に対しても、いじめ問題の重要性の認識を高めるとともに、家庭訪問や学校だよりなどを通じて、家庭との緊密な連携、協力を図っていくことが必要と考えております。教育委員会といたしましても、日ごろから学校の実情把握に努め、学校や保護者からいじめの訴えがあった場合には、学校や保護者への支援と、その解決に万全を期してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、教育再生会議のいじめ問題への緊急提言について、どのように受けとめているかという御質問でございますが、政府の教育再生会議は、11月29日に8項目のいじめ問題への緊急提言をまとめ、発表したとの報道がありました。発表された緊急提言は、いじめをした児童・生徒に対し、毅然とした対応を求めているほか、いじめにかかわったり放置、助長したりした教員も処分の対象とするなどが柱で、いじめを傍観した児童・生徒の指導強化も盛り込まれるなど、強い姿勢を明記した内容の緊急提言となっているととらえております。今後、国において、提言に対しての具体的なものが示されてくるものと思っております。いじめ問題は、学校や教育現場だけで解決することには難しさがあると思っておりますが、社会背景や経済的な問題、家庭環境など、さまざまなことが影響しており、これら解決方法もさまざまな対応を求められますが、いずれにいたしましても、子供社会にあっていじめがあるのが悪い学校というとらえ方だけでなく、いじめを早期発見して、いじめがあった場合は早く上手に解決してあげることが大切であるとの認識に立って、この問題は取り組んでいかなければならない問題と思っております。2点目の、木野東小学校の増改築についてお答えをいたします。初めに、木野東小学校校区の就学前の年齢別の人数についてでありますが、9月時点での平成19年4月1日、来年4月1日での年齢別未就学児童数、1歳児が137名、2歳児131名、3歳児122名、4歳児123名、5歳児129名、6歳児114名となっており、おおむね1学年4間口が維持される状況にあります。また、この状況に伴う整備計画についてでありますが、木野東小学校の学級数は、宅地開発による児童数の増に加え、平成17年度から制度化された少人数学級、35人以下学級の導入、あるいは特殊学級の増に伴い、平成17年度の22学級から3学級ふえ、本年度は25学級の学級編成となっております。学級増での教室の対応としましては、特別教室を特殊学級に転用するなどして対応をしておりますが、平成19年度につきましても、普通学級1学級増と特殊学級1学級増が見込まれており、普通教室を転用して使用していた保健室を会議室に移すなどして、普通学級の確保を図ることとしておりますが、先ほど申し上げましたように、少人数学級による教室の増や特学の増が不足の要因ともなり、特別教室を転用しての学級の確保はしておりますけれども、これからも特学生徒の増や自然増もありますので、教育委員会といたしましては、来年度実施設計、そして平成20年度に再度6教室の増築をお願いしたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
再質問 9番 坂本武三
それでは、項目別に再質問をさせていただきます。第1点目の、文科省のいじめの実態調査についてでありますが、今、答弁にありましたように、問題になってマスコミ等でも大きく報じられ、指摘されたのは、いじめによる自殺が長年にわたってゼロだという点だと思います。私は文科省の調査用紙を見ましたが、なかなかあの調査用紙では、いじめによる自殺というふうに記入する項目が見当たらないと、こういう問題点があるのではないかと。したがって、いろいろな項目がある中で、その他のところで入れざるを得ないというような、そういう問題点もあったのではないかというふうに考えております。したがいまして、今答弁がありましたように、文科省自身が調査の方法についてその改善をするということでございますので、ある程度改善されるのではないかというふうに思うのです。この調査の実態は、全国各学校から報告され、そして教育委員会が集約して、局、そして道教委、そして文科省に届けられるという、こういうシステムですから、私はそういう調査の仕方、それを改善して、本当に実態が反映されるようにすることが大事だと、そんなふうに考えておりますので、第1点目は答弁はよろしいです。そこで、2点目です。道新に報道されました内容について、実際にどういう件数だったか、それを明らかにしていただきました。一方、私はなぜこういう質問をしたかというと、本町におけるいじめの件数、これは正確にやはり把握する必要があると。そしてまた、それに対してどのように対応をしてきたかということ、そのことを知りたかったわけですが、総務文教委員会に、この実態が報告されております、その資料をいただきましたが、それと基本的に変わらないと思うのですが、ただ、新聞報道の中身でいうと、当時、新聞社に報告したのと、それから総務文教委員会で報告されたのと、若干数字は違うのではないかというふうに思います。そこで、私、質問したいのは、総務文教委員会で報告された中身ですけれども、平成17年度、それから18年度の件数が出ておりますが、17年から18年にかけて件数がちょっとふえているのですけれども、その理由が明らかになっているのであれば教えていただきたいということです。以上です。2番目の問題について、ちょっと答弁をお願いします。
答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)
常任委員会に報告させていただいた数字と若干違いがあるということでございますけれども、今御答弁させていただいた文科省の調査は、全国一律にやっている調査でございまして、これは毎年ずっと継続的にやっている調査の結果をお答えさせていただきました。総務常任委員会の数字につきましては、こういう背景を受けて、独自に現時点での調査を改めて町独自でやらせていただきまして、その件数を取りまとめた件数をお話をさせていただきましたので、ちょっとそこら辺には差があります。それと、アンケート調査のいじめの件数がふえていることは事実でございます。これは本当のいじめがふえているのかどうか、これはちょっともう少し精査をしなければわからないのですけれども、いわゆるこういう状況を受けて、子供たちもそういうような反応が敏感に出てきていますので、そういう意味で、件数も上がっていることは事実でございます。現在、うちのいじめ問題調査の委員会でやった調査につきましても、大体の様子はちょっと総体的に聞かせていただいておりますけれども、いわゆる関心が高いということもあって、ちょっと高い数字になっておりますけれども、ちょっと調査の中で、いじめの調査をすることが目的でなくて、その実態を正しくつかむことが目的でございますから、そこら辺、学校の方でもう少し精査をして、報告を上げてもらいたいというようなことでやっていますので、ちょっと今、時間かかっておりますけれども、そんなことになっておりますので、御理解をいただきたいと思います。
再質問 9番 坂本武三
了解いたしました。次に、文科省大臣、あるいは道教育長のアピール、これをどのように活用されているかという点で、具体的な活用の仕方について答弁がありました。私は、この文科大臣、あるいは教育長のアピール、これを見まして、もちろん児童・生徒に訴えるということは大変重要なことだと思います。しかし、現場では、教育長が答弁なさっているように、それぞれ独自に取り組んでいるという状況の中で、それがぴたっと合うように、子供たちに合うように、これを活用するというのは、やはり学校独自に、校長を中心にして判断をしていただくのがいいのではないかというふうに考えております。ある学校長と懇談をいたしましたが、やはり特別時間をとって、全校生徒にこういうアピールを踏まえながら訴えをやっぱりしているのですね。そうしましたら、担任の先生から、今回は生徒は非常に集中して校長先生の話を聞いていたと、そういう報告を私は受けていますと、こういうことでございました。ですから、そういう取り組みが大事ではないかなというふうに思います。ただ、私は、道教育長のアピールの中に、必ず相談にのってくれる人がいます、電話で相談できるところも用意してありますと、こういうふうに訴えているわけですが、ここで、これは具体的に相談にのってくれる電話相談の窓口、これはどんなふうになるのでしょうか。この点、ちょっと答弁をお願いします。
答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)
道教委では、恐らく新年度からだと思いますけれども、生徒指導対策担当参事というものを新たに配置するというような話が出ていまして、道教委では、そういうような専門のいじめとか子供たちに対する役割を担うセクションができるようでございますけれども、局でももちろんそういうセクションはあるのですけれども、道教委のそういう窓口を連携するようなところが、恐らく生涯学習課だと思いますけれども、そういうようなところと連係プレーをするというようなことになっております。学校でのそういうような子供たちからのあれにつきましては、もちろん学校で、あるいは教育委員会で対応することになりますけれども、いじめの問題、こういう社会背景の中で、直接、うちでもありましたけれども、学校あるいは教育委員会だけでなくて、直接道教委あたりに発信をするということが起きておりまして、そういうようなことで、逆利用して、道教委の方からこういうような投書といいますか、こういうようなものがありましたよ、実態を調べてくれというようなこともございまして、そんなようなこともありますけれども、いずれにしても、道教委はそういうような専門の部署を設けるというようなことで対応する、そういうような窓口をつくるというようなことでございますので、具体的にどういう形で、局までどういう形になっていくか、まだ定かではないですけれども、道教委の中ではそういうような専門の部署をつくると、こういうようなことが示されているところでございます。
再質問 9番 坂本武三
今の答弁で理解できますが、実際に今、文部科学大臣に自殺予告文を出すとか、あるいは道知事にも出すとか、そういう風潮になってきておりますから、いろいろな相談窓口などを設置するということは、一面、大事なことかなというふうには思いますが、本来であれば、やっぱり自分の通っている学校の先生や親などに相談をするというのが一番望ましいことで、しかし現実はそうですから、ただ、そういうふうに設置するということであれば、やっぱり電話番号も、あるいはどこに相談したらいいのかということで、そういう電話番号なども明らかにする必要があるかなというふうに思います。答弁は必要ありません。次に、町教育委員会でアンケート調査、これは独自に実施を今しているということですよね。それで、これは道新に出ましたけれども、大体12月の末日ぐらいには集約できるというような報道もありました。しかし、答弁にありましたように、即対応しなければならない事例についてはすぐ対応しているということですから、それと、全体を集約して分析をするということは大事なことで、また時間がかかるというふうに理解をいたします。その分析をした結果については、これは冊子にするというふうにも聞いておりますので、是非それを有効に活用できるように対応をしていただきたいと思います。次に、ちょっと音更町におけるいじめ対策、これは短期、長期に分けて、どのように考え、対応しているかという点で、実は私たちの会派は、11月の16日に教育長と懇談をいたしました、これらの問題で。その中で、教育長から、音更町におけるいじめ対策、これは不登校の問題と関連も考えられるということで、いじめ、それから不登校を含めた対策委員会を設置して、そのもとで議論をしていただいて、いろいろな方針も出していただき、対応しているというふうにお伺いいたしまして、また、後手にならないようにいろいろ対応しているという話を聞きまして、非常に安心をしたわけですけれども、先ほどの答弁、そのとおりで、異論はないのですけれども、ただ、ちょっと提言をしておきたいことがあるのです。これは即実施をするとかどうかという問題ではなく、議論をしていただきたいということで、提案をしておきます。これも教育長との懇談の中で紹介されたのですけれども、音更のある学校の養護の先生が、次のような文章を、恐らく学校で児童・生徒などに配布されたのかなと思いますが、次の文章です。小学校4年、6年、400名に調査をした結果、一度死んだ人が生き返ることがあると思うかという質問に、33.9%、イエスと答え、中学生432人にも同様の調査をしたところ、47.8%、これがイエスと答えていると。それで、死とはどういうことなのか、死んだらどうなってしまうのか、命の大切さをしっかり教育しないといけないと、こういうふうに提言されているわけですね。これは本当に今、全国的にそういう傾向があるのですね。リセットされて、死んでもまた生き返るという、こういう認識がありまして、実はこれは2004年の子供白書の中でそのことがきちっと指摘されております。子供白書の中では、ゲーム界のキーワードは、バーチャルリアリティです。仮想現実といって、娯楽の世界は現実との境が曖昧で、浮遊するようになってきていますと、こういうふうに指摘されております。ですから、こういう現実を踏まえた教育が必要ではないかというふうに思います。もう一つ紹介しておきますと、これも新しい研究では、ゲーム脳といって、ゲームばかりやっていると、正常な脳の発達に障害を起こすというのが明らかになってきております。それに加えて、これは新しい研究なのですけれども、京都大学の医学研究科のキハラマサコ先生が、IT機器、あるいはテレビ、こういうものをよく利用する、テレビだったらよく見る、そういう子供たちはいじめにかかわる比率が非常に高いという調査結果を中間報告として発表しているのです。そして、正式には3月に報告書としてまとめる。これは日本と、それから外国とを比較しながら分析をしているというところに特徴があります。ですから、正式には3月に出ますので、是非こういった研究、こういうものも踏まえまして、是非教育の中に取り入れていただきたいということでございます。その辺について、ちょっと教育長の見解を聞かせてください。
答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)
いじめの問題につきましては、各学校、今いろいろな取り組みをしているところでございますけれども、その中にあった、各学校の学校だより等を通して、父兄、保護者の皆様にもいろいろな取り組みをお願いしております。そんな中で、ある学校が、今、議員さんからおっしゃられたように、子供たちが30数%、あるいは40%、なぜ中学生の方が高いのか、ちょっと私もわからない部分があるのですけれども、3割、4割の子供たちが、1回死んでもまた生き返れるというような認識を持っているというような数字が出ていまして、これらにつきましては、学校ももちろんですけれども、親御さんにもしっかりと子供たちに生きるということ、命ということを教えてもらいたいということもありましたので、ある養護学校の先生が、自分たちの学校に出したものを私が見て、これはいいことを言っているなということをとらえて、各学校全部に回させていただいて、各学校で、ほかの学校の先生のものをというものもある部分もあるのですけれども、名前を伏せてでも構わないから、この内容をできるだけ保護者に伝えてほしいというようなことで、大半の学校がそれを配っていただいたと思います。いわゆるゲームだとか、そういう社会の中にあって、そういうような間違いを持っているということが、これは大事なことでありますので、一方では、いじめのことももちろんしなければならないけれども、命というものをもう少ししっかりと教えなければならないということが何よりも大切だというようなことでございまして、そんなようなことでやらせていただきました。私もいろいろいじめがあるというような話をいろいろ学校から聞いている中で、子供たちもいじめというものをできるだけ親にも言いたがらない部分があるのですね。親に心配をかけたくないという部分が働いている部分があるのですね。そういうことからも、先生方もなかなかそれをつかみづらいという実態がありますものですから、そういうような難しい状況にはありますけれども、いわゆるそれをないがしろにしてはおけないということが大事なことでございますので、そんなような取り組みを一層進めなければならないというふうに考えているところでございます。
再質問 9番 坂本武三
そういった具体的な取り組みが非常に大事かなと思います。是非各学校で取り組んでいる取り組み、それを全体で交流し合いながら、いいところは取り入れていくというふうにしていただきたいと思います。ある学校長が、学校全体の取り組みにはなっていないけれども、ある担任は、言葉使いが非常に悪いと。そして、よく言葉を理解していない、だからコミュニケーションも十分でない。だから、いじめにかかわるような言葉、相手が傷つくような言葉をそんなに意識しないで使っている。そういう現実を踏まえて、しっかりした言語教育をしなければいけないということで、実践を始めているいうこともあります。こういうことですね。こんなことも是非いろいろな形で取り組むということが必要ではないかなというふうに感じました。さて、6点目の、教育再生会議の緊急提言についてであります。私はここで8項目提言されていること、これについて全て否定するわけでありませんし、大事なことを指摘しているなというふうに受けとめました。ただ、先ほども申しましたが、当面の対応すべき、取り組むべき提言が主になっておりまして、対処療法なのですよね。ですから、こういった問題が起こって深刻になってきているという点についての分析がありませんし、私は、このいじめ問題、現職のころ、ショックを受けたのは、1995年、名古屋の大河内清輝君が十数回にわたって金品を巻き上げられ、そして、それだけでなくて暴行を受けるというショックな事件が起こって、自殺をいたしました。それが大きく新聞に報道されました。私は、このときに学級通信などで取り上げて、ホームルームでも議論した記憶がございます。そのときに、文部省は、やはり緊急の提言をしているのです。それで、その内容と今回の提言は基本的に変わっておりません。10年間経過したわけですけれども、その間、いじめは減っていないのです。なぜこういう事態になっているのかという分析が必要だと思います。その上に立って提言をする必要があると思うのですが、残念ながら、この病気の根元は何かということを明らかにされないで、外部に消毒液を塗って対応しようとしているということではないかと思うのです。それで、ただ、10年前と違うのは、児童・生徒に対しても教職員に対しても大変厳しい姿勢で提言されているということです。実際には、児童・生徒に対して、出校停止をすべきだという考え方があって、それは今度の提言には直接盛られなかったわけですけれども、今度、年を越したら中間報告を出すのだけれども、そこには盛り込みたいという、そういう動きがあるようです。しかし、社会奉仕をさせる、あるいは別教室で隔離して指導するという、こういうやり方が本当に教育的なのかということですね。それを一番感じました。これは、出校停止というのは、今の学校教育法ではできるというふうになっているのです。しかし、学校教育施行規則では、児童・生徒の発達の段階を考慮して、やってはならないというふうに規定しております。だから、そういうことを踏まえて、現場ではやろうと思えばできるのです、法的には。学校教育法ではできるというふうになっています。やむにやまれず出校停止をしている件数、年間10数件はあるのです。しかし、今回はそれが議論の中では相当中心的に議論され、そして、今度は別教室で指導すると、こういうふうになりましたが、そういう姿勢、それから、教職員に対して処分をするという、こういう姿勢で、本当に解決できるのかなというふうに、私は10年前の提言を見て、その後の10年を振り返ってみたときに、そういうふうに受けとめているのです。先ほどの答弁では、これからこの提言に基づいて具体化をしていくということになるわけですが、ちょっとそこら辺が気になるところで、ちょっと教育長の見解をお伺いしたい。
答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)
8項目の提言につきましては、先ほどもお答えさせていただきましたけれども、項目は報道でも私も確認させていただきましたけれども、具体的な取り組みは、これから文科省を通しておりてくるのではないかなというふうに思っています。それを見させていただいて、やらなければならないと思っていますけれども、いわゆるその中で、いじめをした子供を学校に来させないでというような議論もあったかと思いますけれども、いわゆる公立学校の義務教育の中では、小中学校では、退学だとか、あるいは停学だとかということはできない仕組みになっているのです。いわゆるそういうような子供たちも教育の場でしっかりと教えていかなければならない範疇の子供だというとらえ方だと思いますけれども、私立学校だとか高校とかというのは別ですけれども、義務教育の6年、3年の中では、停学、あるいは退学という措置は講じられないことになっています。ただ、出席停止というものがございまして、いわゆるほかの子供たちに影響を及ぼす、あるいは暴力を振るうだとか、あるいはものを壊すだとか、いわゆる指導してもなかなかそれに対応できないというような場合にあっては、出席停止というような措置は講じられることにはなっています。出席停止そのものは、学校管理規則の中で定めなければならないことになっていまして、うちでもこういう場合については出席停止をできるということにはなっておりますけれども、それは最後の手段でございまして、基本的には、やっぱり子供たちをしっかり指導するということが一義的にはあるわけで、全力を挙げて指導するということが一義的にはあるわけでございますけれども、最悪の場合といいますか、そういう場合については、そんなような措置も認められているということでございまして、退学、停学とはまた別な取り扱いでございますけれども、そんなような状況になっていると思います。いずれにしましても、まだ具体的なものは何もおりてきておりませんので、そういうものを見て、また対応しなければならないものは対応していかなければならない、こんなふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。休憩(午前11時58分)
再質問 9番 坂本武三
先ほどの教育長の答弁で、厳しく毅然とした態度で対応すべきだということで、どういう対応をすべきかという点で、具体的に今度の提言で出されておりますけれども、それについて、教育長から、学校教育法、あるいは学校教育施行規則等を踏まえて答弁がありまして、私はそういう解釈というのはそのとおりかなというふうに理解をいたしました。しかし、これからどんなふうになるのか、不透明な部分があります。そんなことで、私は、児童の出席停止、これは学校教育法では第26条で定められておりますし、施行規則では、懲戒について13条で定められておりますので、こういった線で対応してくべきだと、そんなふうに考えているところです。そこで、私は、今度の提言について、私は質問趣旨の中で、国連の勧告、これについてちょっと触れました。これから私が申し上げるのは、いじめをなくす対策、根本的な対策、そしていじめの起こる原因は何かということをはっきりさせて対策を講ずるということが必要だと言ったのですが、それについて、私は具体的に補足をして、ここの部分の質問にかえたいと思います。国連から勧告がありましたのが、第1回目の1998年です。そのことを私は触れたわけです。ところが、これは政府としてはどういう対応をしたか、勧告に対して、それを報告しなければならないことになっているのですが、特別報告をしていないのですよね。ですから、2回目の勧告が2004年に出ているのです。1998年の勧告で、学校制度の過度に競争的な性格、この改善をしたにもかかわらず、十分なフォローアップが行われていなかったと、こういうふうに再度指摘されて、改善をすべきだと、こういうふうになっておるので、ここが私は最も大事な部分ではないかと。ゆとり教育が、今、学習指導要領の中で大変重視されている。ところが、現実はそうではない。そのために、子供たちはストレスが蓄積しているわけですよね。それがいじめの原因になっているというのは、教育の専門家の一致した見解なのですね。ですから、ここをどう解消するか。そうしますと、ゆとり教育、これは小学校、中学校、高校でもきちっと取り組むようになっているわけでしょう。ところが、大学の入試制度、高校の入試制度、これを変えない限り、改善しない限り、なかなかゆとりある教育などというのはできないのですよね、現実的には。ですから、そういう改善を、やはり文科省が中心になって進めていくべきだというふうに考えております。本当に今、北教組が中心になって、十勝、そして音更の支会が子供たちの実態をちゃんと調査をしておりまして、この調査の中で、3年生と、それから中学3年生の実態を調べて発表しておりますけれども、本当に小さい3年生から、もう塾に通っている、いろいろな習いものをしている。それがだんだん高学年になるにしたがってふえていくという傾向があるという、そういう発表をされております。最近、私、驚いたのは、私の地域にこういうチラシが入りました。緑南中学校、後期中間テスト対策、こういうことで、塾でそういう対策をやっているわけですね。これは音更、帯広中心に会場が示されておりますが、こういうところまで受験対策ということでやられているわけで、今、十勝では、高校入試で学区が拡大されましたね。このことによって更に競争が激しくなるという実態。こういったいろいろな入試制度、こういうものを改善しながら対応していくべきだと。尾木直樹先生、中学校で20数年教職をとり、そして今、教育評論家であり、そして法政大学の今教授ですけれども、この先生は、このことをやっぱり指摘しております。そして、今度の提言については、職員会議のレジュメのレベルではないかと。もっと基本的な方向性をはっきりさせて、各学校の自主性に任せて取り組むということが大事ではないかという指摘をしておりますけれども、重要ではないかと思います。以上述べて、6点目の問題は終わります。次に、二つ目の問題、これは具体的な数字を示していただきました。これを見ますと、これにどう対応するかということで、平成19年度は応急措置ということになりましょうか。しかし、20年度以降については増築をするという、そういう計画であるという答弁がありました。そこで、2点ほど質問します。一つは、これだけ児童・生徒数がふえますと、もう教室をふやさなければならないという事態だということ、これははっきりしております。ところが、体育館、これがどうなのかという問題があるのです。実は、これは4年前に増改築されましたが、それ以前から地域では出ていた問題で、学習発表会に保護者がたくさん参加しますけれども、いや、東小学校の体育館は狭いねという話がありました。現在、4年前に増改築された後、本当にそういう学習発表会などは本当に困っているのです。そして今、体育館を使うのに、学年ごとに分けて、何時から何時まで、今日は1年生と2年生は使えますと、ただ時間を区切って使っているというような実態がありまして、更に増改築をするということになって、児童・生徒数がふえますと、今の体育館でどうなのか。狭いことははっきりしております。ですから、体育館を更に延ばすという、スペース、土地はありますので、そこら辺、どんなふうに考えているのかということが1点。それから、ちょっと関連で、私は木野東小学校のことだけを質問しましたが、同じような条件で、すずらん台、やはり人口がふえ、児童・生徒数がふえているわけですから、鈴蘭小学校の場合は大丈夫なのかなという心配をしております。その点について、答弁をお願いします。
答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)
東小学校の体育館、その前に、ちょっと児童数の推移をお話し申し上げたいと思いますけれども、木野東小学校、14年に1度6教室増築しているのですけれども、14年の増築時には児童数460人でございました。現在、今年は今、600人をちょっと超える生徒数でございまして、24年まで推計できるのですけれども、24年には750人程度になるように見ております。そんな中で、増築をせざるを得ないのかなという判断に立っているわけでございます。それと、今お話ありました体育館でございますけれども、私も木野東小学校の入学式、卒業式に行ってみまして、生徒が多いからでしょうけれども、父兄が入れないような状況にあるのですね。非常に狭く感じて、狭いなというふうには認識しているのですけれども、大きさそのものは、あの辺の小学校、木野東小学校は体育館が1,273平米ございます。周りの柳町では840平米だとか、あるいは鈴蘭が1,200平米ぐらいだとか、面積的にほかの周りの学校よりは多少は多いのですけれども、何と言っても児童数が多いということで、そういうように感じますけれども、増築するということにもなりませんし、いつかピークはあったにしても、児童数は減る傾向にありますから、そんなことでうまく使って対応していかなければならないというふうに思っています。それと、鈴蘭小学校でございますけれども、鈴蘭小学校も非常に団地造成などがありまして、児童数が急増している学校でございますけれども、24年までの推計はできますから、推計は立てているのですけれども、一部特別教室も使いながらの部分はありますけれども、何とかいけるのかなというような推計は立てておりますけれども、ただ、団地の張りつきのスピードがどういう張りつきの状況で来るのかにかかわっていますし、じわじわと戸数がふえていくのであれば何とか対応できる道もないわけではないのですけれども、一気にということになると、その心配も全くないわけではありませんけれども、今の時点では、何とかならないかというような考え方に立っています。今後の状況を見きわめて、そういう対応が出る場合もあるかもしれませんけれども、24年までに生まれている子供たちの推計の中では、何とか乗り切っていけないかというようなことで考えてはいるところでございます。