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小樽市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月8日

子どもや若者の市政参画について

2025年12月8日、小樽市議会の一般質問で、松岩一輝議員が「子どもや若者の市政参画について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
松岩一輝 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 松岩一輝

子供や若者の市政参画について。初めに、若者によるまちづくりの附属機関設置についてであります。過去に先進事例である愛知県新城市の若者議会を例示し、若者によるまちづくりについて訴えてきましたが、このたび念願がかないまして、総務常任委員会の視察で現地に赴いてまいりました。若者議会によって整備された新城まちなみ情報センターや図書館を拝見すると、随所に若者ならではのアイデアと、それに可能な限り応える職員の関係性がかいま見えました。例えば、同じ勉強スペースでも、パイプ椅子を喫茶店のボックス席のような椅子に変えるだけで、より若者が集まることや、幼児向けの絵本には発育段階に応じてシールを貼るなど、細かい工夫がありました。現在では、若者議会出身者による団体の結成や、そのまま市職員となり、反対に若者議会の運営に関わるなど、若者の意見を政策やまちづくりに反映させる理想的な好循環が行われていることが分かりました。本市では、このような附属機関の設置に積極的ではないと受け止めておりますが、令和5年に施行されたこども基本法第3条では、子供の意見表明の機会確保や、子供の意見尊重、第11条では、こども施策の策定等に当たって子供の意見の反映に係る措置を講ずることを地方公共団体等に義務づけています。同法の観点から、子供や若者が意見を表明し、市政に参加する機会を体系的に確保するための、若者が主体的にまちづくりに関わる附属機関や会議の設置、もしくはそのような取組をしている団体への支援をどのように考えているのか伺います。他都市の事例も参考にしながら、若者の意見を政策に反映させる仕組みの導入を検討する考えはあるのか伺います。次に、青少年課が実施するおたる子ども会議の今後についてであります。私は以前、子供たちが議会形式で意見を表明することのできる、いわゆる子ども議会の実施を求めてきましたが、当時の青少年課の答弁では、現在、市が行っているおたる子ども会議の事業が令和7年度で一区切りになることから、令和8年度に向けて検討したい旨の内容でした。子供が意見を表明するという観点では一見どちらも同じように見受けられますが、子供がしがらみにとらわれず、自由な発想で考えた意見を述べる子ども議会と、市が与えたテーマに対して考えを意見する子ども会議では全く性質が異なります。また、参加対象の中学生は学校ごとに参加できる年度が限定されており、3年間で1度しか機会がありません。これでは、未来を担う子供たちが自由に意見交換をすることができません。これらを踏まえ、来年度以降、青少年課が主催してきたおたる子ども会議をどのように実施していく計画か、伺います。令和5年度から令和7年度は市長との対話の時間を設けていました。市議会議員である私にとっても、市長と対話する機会は貴重なものですが、子供たちにはさらに貴重な経験になると推察されます。これについて、来年度以降の計画を伺います。関連して、個人的には愛知県新城市の若者議会のような若者による附属機関の設置が理想的でありますが、制度設計など様々な検討課題があるのも一定の理解をしております。本市には寄せられた意見には必ず市長が目を通し、担当部署が回答する市長への手紙という大変すばらしい制度があります。例えば、市長への手紙を書いてみる体験会の実施なども、子供や若者の市政参画を後押しするものであると考えます。子供や若者に対して、市長への手紙をどのように周知していくのか、見解を伺います。次に、ふるさとまちづくり協働事業の充実についてであります。本事業は、主体的に行われる公益性の高いまちづくり事業を実施する団体に対し、1年間で最大30万円の助成金を3回まで交付することにより、市民との協働による個性豊かなふるさとづくりを行うもので、平成21年度の制度創設から地域活性化、芸術・文化、青少年など173の事業が採択され実施されてきました。仮に、市がこれらの事業を行うとすれば、人件費など、より多くの費用がかかってしまうため、こちらも大変有意義な事業であると考えます。しかしながら、事業全体の予算総額は300万円で、すばらしい内容の応募が多数あった場合でも、その予算額によって減額や不採択となってしまいます。また、事業年度の都合により、おおむね6月から翌年1月頃までに実施可能な事業しか応募ができません。予算総額の増大や、年間を通じて事業が実施できるように事業年度を前期と後期に分けるなど、本事業の拡充について見解を伺います。以上、第5項目の質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、子供や若者の市政参画について御質問がありました。初めに、若者によるまちづくりの附属機関設置についてですが、まず、附属機関等の設置につきましては、市政を運営する上で子供や若者の意見を聞くことは大変重要なことと認識しており、これまでも必要に応じて子供や若者から直接意見を伺う場を設けてきていることから、附属機関などの新設は現時点で考えておりません。また、若者が主体的にまちづくりに関わる取組をしている団体への支援につきましては、団体との意見交換等により、支援の必要性などを把握した上で検討すべきものと考えております。次に、若者の意見を政策に反映させる仕組みの検討につきましては、国のこども・若者の意見の政策反映に向けたガイドラインや他市の先進事例を参考にするとともに、本市でこれまで実施している子供や若者から意見を聞くことができる場や仕組みを活用することも含め、本市で実施可能な取組について引き続き研究してまいりたいと考えております。次に、青少年課が実施するおたる子ども会議の今後についてですが、まず、令和8年度以降の子ども会議につきましては、子ども会議は子どもの権利条約を学ぶとともに権利条約の一つである子供の自由な発想で意見を述べ、他人との意見の違いを認識し、議論を通じて考えをまとめていく経験をすることは、育成の観点で大事なことであります。今後の実施に当たっては、会議で出された意見の市政への反映などについて検討してまいります。次に、おたる子ども会議における私との対話につきましては、子供たちの率直な意見を聞くことは子供たちの気持ちや考えを知る貴重な機会にもなることから、今後もおたる子ども会議において子供たちとの対話の時間は確保してまいりたいと考えております。次に、市長への手紙の周知方法につきましては、市のホームページやSNS、広報おたる、FMラジオにおいてこれまでも制度を積極的に周知しておりますが、今後、子供や若者であっても利用できる制度であることも併せて周知してまいりたいと考えております。次に、ふるさとまちづくり協働事業の充実についてですが、本事業の拡充につきましては、当事業の予算規模や選考過程等については、おおむね妥当であると考えております。また、当事業は市民の皆さんがまちづくりに関心を持っていただく意義のある事業であると考えておりますので、当事業を御活用いただく皆様の使い勝手がよくなるよう、事業報告会の中で御意見を伺ってまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月8日 議事録 PDF(46ページ) 間違いを知らせる