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小樽市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日

オーバーツーリズムについて

2025年6月17日、小樽市議会の一般質問で、下兼薫議員が「オーバーツーリズムについて」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
下兼薫 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 16番 下兼薫

立憲・市民連合を代表し、質問いたします。まず、オーバーツーリズムについて。今定例会の議案として提出されている、オーバーツーリズム対策事業費についてお尋ねいたします。5月28日の市長定例記者会見では、令和6年度の全期観光入込客数は806万8,800人となり、対前年度比は45万6,700人増の106%となり、コロナ禍前の令和元年度との比較においても115.4%増加し、平成29年度以来7年ぶりの800万人超えとなりました。コロナ禍からの力強い回復と宿泊客数の増加傾向から、これまで課題とされていた通過型観光から滞在型観光へ徐々に移行していることを感じていますと市長はおっしゃっておりました。さらに、小樽市の計画が観光庁のオーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業に採択されました。計画の名称は、小樽市における「観光がもたらす恩恵」と「市民の安心快適な暮らし」の両立による持続可能な観光地域づくり実施計画であります。採択された事業には、路上駐車対策、需要分散ツアー造成、旅マエ旅ナカにおける注意喚起・マナー啓発、市民理解のための広報、デジタル分析調査などです。補助申請額は約2,435万8,000円となりました。海外からの観光客数が特に増加する冬期間における小樽市堺町観光バス駐車場周辺の路上駐車対策のため、別に確保するバス待機場所への警備員配置及び除排雪を実施とありますが、別の場所とはどこになるのでしょうか。別のバス待機場所は、冬期間以外は確保されているのでしょうか、お聞かせください。一部地域・時間帯に観光客が集中することによる混雑緩和に向けた、早朝や北運河への回遊性を高める観光ツアー実証事業について、現状、一部の地域において、観光客の集中により、住民生活に影響が生じていることは非常に課題であると考えております。そこで、このように観光客が一部地域に混雑する要因や背景はどこにあるとお考えでしょうか。SNSやインフルエンサーによる旅マエ・旅ナカの観光客への注意喚起・マナー啓発の実施により、どのような効果が期待できるのでしょうか。また、SNSの取組は非常に重要と考えますが、一方で、旅ナカにおける現地でのマナー啓発も必要かと考えます。予定している取組があればお示しください。観光の意義や効果に係る市民理解を深めるため、経済効果やオーバーツーリズム対策について説明資料を作成し、新聞折り込み等による周知及びアンケート調査を実施する取組について、市民の理解を促すことはとても重要な取組であると考えます。さらに、もっと市民を巻き込んで、小樽市の観光を身近に感じてもらう必要があると思いますが、市民協働型の取組を行う考えはありませんか。デジタル技術活用オーバーツーリズム実態調査について、データ分析を次の施策につなげていくことが必要だと思います。データ分析によって、どのような情報が把握でき、今後どのような対策に生かしていけるのか、お示しください。これもオーバーツーリズムの一つではないでしょうか。昨今、急激に増えている民泊施設です。誰も住んでいなく、空き家になってしまったと思っていた御近所の家がいつの間にか民泊施設になっていたというお声を聞きます。問題も幾つかあります。ごみの出し方、町内会費、夜間の騒音などです。持ち主が外国人の場合はコミュニケーションも取りにくい状態になります。一市民としては、たくさんの観光客が訪れてくれていることはとてもうれしいことであります。ですが、マナー違反をしている一部の外国人観光客や、民泊利用者の行いが市民感情を損ねてしまっているのではないかと心配になります。ぜひとも市民と小樽市が一つになって、小樽市の観光、そして小樽市の将来を考えていけるようにお願いいたします。第1項目の質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

下兼議員の御質問にお答えいたします。ただいま、オーバーツーリズムについて御質問がありました。初めに、冬期間における小樽市堺町観光バス駐車場周辺の路上駐車対策のため、別に確保するバス待機場の場所につきましては、小樽市総合博物館の駐車場を想定しております。また、冬期間以外につきましては、従前から4月から11月まで、中央ふ頭基部にバス待機場を確保しております。次に、一部地域の混雑の要因や背景につきましては、SNS映えを意識する世界的な風潮があり、いわゆる映える景観が注目を集めており、それらの情報が投稿・拡散されることにより、特定の場所に人が集中する現象が各地で発生しております。本市においても、外国人観光客を中心にロケ地やSNS映えする場所で撮影を行い、SNSで投稿し、それを見た観光客がその場所を訪れ、さらにSNSで投稿するというサイクル現象が起きていることが要因であると考えております。次に、SNSやインフルエンサーを活用した取組の効果につきましては、東アジア圏において、小樽観光に興味のある方を対象に、旅マエから情報を発信し、ルールやマナーを事前に知ってもらうことで、マナー違反の抑制効果が期待できるものと考えております。また、現地におけるマナー啓発については、旅ナカにおける観光客等に対する取組として、ポスターの掲示や街頭放送などを予定しております。次に、市民協働型の取組につきましては、令和9年4月に策定を予定している第三次小樽市観光基本計画の策定作業の中で、今年度、市民ワークショップの開催を予定しております。ワークショップでは、観光の意義や効果について認識を共有するとともに、市民の皆さんと一緒に小樽観光の現状や、今後について考える機会としたいと考えております。次に、デジタル技術を活用して把握できる情報と、今後の対策への活用につきましては、GPS人流データを活用し、メッシュ別混雑度を分析することで、いつ、どこに、どこの国の観光客が集中しているかなどを把握することが可能となります。これにより、今後の警備員の配置計画やオーバーツーリズム対策後の効果検証などに生かすことができると考えております。

出典:小樽市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日 議事録 PDF(72ページ) 間違いを知らせる