真狩村議会 令和6年第2回定例会 2024年6月20日
こうしたいわゆる「オーバーツーリズム」といったものの対応について
2024年6月20日、真狩村議会の一般質問で、陰能裕一議員が「こうしたいわゆる「オーバーツーリズム」といったものの対応について」質問し、村長 岩原清一が答弁しました。
- 質問者
- 陰能裕一 議員
- 答弁者
- 村長 岩原清一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 陰能裕一
通告に従い、一般質問を行いたいと思います。コロナ禍も明け、昨シーズンにおいては当地を訪れる外国人観光客の方々も回復したように感じてございます。リゾートエリアでは、大変高額な食事が話題となったり、あるいは倶知安町のスーパーではショーケース一面がウニだらけだったりと、こういう景気のいい話が聞こえてきたりしている次第でございます。当村においても、主に東南アジア系とおぼしきハネムーンの方々がドレスを着て、着飾って羊蹄山をバックにプロのカメラマンを使いまして写真を撮っているといったような光景が多々見られるわけでございます。一方、当村においてもやはり飲食店でのいわゆる「食い逃げ」であるとか、あるいは店舗を利用しないでトイレだけを利用したりとか、あるいは除雪をしたばかりの店先でクルマの雪を落として行ったりだとか、そういう言葉が通じないのを逆手に取った迷惑行為というのが増えてきているという声も聞こえております。個々の事業者では、こうした対応が難しい一方、行政としてもなかなか関与の難しい問題とは重々承知しておりますが、こうしたいわゆる「オーバーツーリズム」といったものの対応について、村長の考えをお伺いしたいと思います。
答弁 村長 岩原清一
ただいまの陰能議員にお答えいたします。外国人旅行者数、いわゆるインバウンドはコロナ禍以前を上回る回復を見せております。令和6年3月に、外国人旅行者数は308万人と、統計を取り始めました昭和39年以降、初の単月300万人超え、その消費額もコロナ禍以前を上回り、過去最高となるなど、観光地はにぎわいを取り戻しております。その一方で、一部の地域では過度の混雑やマナー違反などの問題が生じております。観光リゾート地として満足度低下につながりかねない事態にもなっているかなというふうに思っております。有数のリゾート地を抱える管内では、特に飲食店内を長期占有したり、会計前に商品を開封したり、飲酒運転、トイレを汚すなど、文化の違いもあると思いますが、様々なマナー違反が発生しているようです。議員の御指摘のとおり、村内飲食店においても無銭飲食や予約の無断不履行、店内トイレットペーパー等の持ち帰りなどが幾つか発生していると聞いております。これらの問題に対して、管内各町村におきましても対応に苦慮しているようでございますが、貼り紙など外国人旅行者に対して注意喚起をすることを第一とし、金銭的な被害については警察に相談したりするようしたいと思います。本村におきましては、管内町村や商工会と連携を取りながら、マナー違反問題への対応を検討してまいりたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
議員の質問 7番 陰能裕一
ただいま、大変分かりやすい答弁をいただきました。マナー違反と区分される数々の迷惑行為と、こういうものに対してしっかり対処していきたいという答弁でございます。確かに村長答弁のとおり、文化の違いだとか、そういったこともあるようでございますが、やはり性善説というか、やはり元来日本人の持っているおもてなしの心といいますか、そういうのが日本観光における安心・安全のその基になっているということは、皆様誰も御承知のとおりだと思うのだけれども、やはりそれを逆手に取るというか、何かそんなようなところが見えてまいります。例えば、朝、降雪期の動きなんかを見ますと、具体的な話をすれば、ニセコエリアからルスツリゾートの方に決まった時間にエクスカーションというのでしょうか、オプションというのでしょうか、そういった送り迎えのことをしている人方の中に、だから決まった時間に同じような人というか、当然お客さんは変わるのですけれども、決まった時間に同じような被害が出ているというようなことも目にしているところでございます。各商店における貼り紙による注意喚起、これも大変重要でございます。何せ、言葉が分からないですし、書き方についてもある程度のノウハウと言いますか、穏便な書き方と言いますか、それの工夫も必要ですし、大変重要とは思いますが、どうも先ほどの行動なんかを見ていると、これはもう想像の範囲でしかないのですが、いわゆる情報サイト、そういった媒体の中で、何かそういう良からぬノウハウというか、あるいはそういうドライバー同士でのことなのかも分かりませんが、あそこへ行ったら、ちょうどクルマが暖まって真狩まで来たらちょうど信号待ちで雪が落ちてくるので、あそこで雪をほろってトイレを借りればいいんだみたいな、何かそういったような口コミと言いますか、何かそういうのがノウハウとして拡散しているのではないかなというふうに思います。また、貼り紙ばかりでなく、やはりそういった分野での何か情報発信とか何かそういうことが対策が必要でないかというふうに考えますので、その辺について、まずは再度考え方をお伺いしたいと思います。あと、大変私は不勉強で申し訳ないのですが、たしか国では2千何十年だかまでに外国人観光客の数を数値目標を設定して何人までに増やすのだというような目標を決めて、それに伴った施策を打っているように、たしかうろ覚えでございますが、あったと記憶をしています。ここは村ですから、商工会ですね。あるいは各関係機関の中でそういった、例えば食い逃げなんていうのは、先にチケットを買ってもらうだとか、あるいは昨今はQRコードが店頭にあって、自分のスマホで注文と決済を全部してしまうとか、何かそんなようなシステムがあるようでございます。そういったものについての幾つか方法はあるかと思うのですけれども、そういった部分についての支援とか、そういったような調査とか、そういうものも必要なのでないかと思います。あとは、オーバーツーリズムというのは大変広い概念でございまして、先に挙げたものの他にも、いろいろ先ほど村長の答弁にもありましたが、あまり混雑しすぎて、ちょっと満足度が下がる、ざっくりと自然破壊的なこともあったりとか、あるいはレンタカーによる交通事故等のトラブルというのも入ってくるのかと思います。予期せぬそういう広い範囲にわたって幾つか出てくることが予想されますが、そういうことの一つ一つによって対処するのはなかなか難しいことだと思いますが、情報収集といいますか、その辺の心構えといいますか、3点目につきましてはそういったちょっとざっくりした話になってしまうのですが、そういったところの心構えといいますか、そういった点について、再度村長の考えを伺いたいと思います。お願いします。
答弁 村長 岩原清一
ただいまの御質問にお答えいたします。陰能議員が心配されていることにつきましては、この管内全部の町村が対象になっているようなことでございます。オーバーツーリズムという言葉は、真狩では宿泊施設が少ないものですから、そうでもないのかというような話もありますが、実際はニセコからあふれているオーバーツーリズムの方がこちらの方に流れて、管内に流れていっている。それは呼び水として管内に拡散させるという、そういった一方でそういうような行政的な観光のマーケティングをしているところもございます。そういった意味で、外国人の方が真狩村にたくさん街角でもどこの施設でも、今年の冬なんかは特に見かけるようになったというのは、間違いのない事実でございます。そういった中で、マナーが良い方もたくさん来ていらっしゃるのですが、オーバーツーリズムですから、マナーの悪い方もたくさんその分入ってきているところもございます。そういった方に粘り強く注意喚起する。言葉の違いというのもございますけれども、やはり少しずつそういうような認識を、先ほど議員が言っておりました日本のおもてなしの心を逆手に取ると言いますが、そういった部分は確かにあると思います。ですけれども、そのおもてなしというのはこういうことなんだよということをしっかり伝えていかないといけない。そういった意味で貼り紙、それから先ほど言いました情報サイトに載せる、そういうようなことも含めて、今後検討していきたいといういうふうに思います。ただ、これはできれば広域的な取組として一斉にやらないことにはあまり効果が薄いのかなという概念もございますので、今後、いろんな観光協会もございますし、後志観光協会もございますし、商工会の事務局長会議でも話題になったというようなことも聞いておりますので、そういったところで、何かしら観光協会も含めて検討、それから協力の輪を広げていくようにして、時間はかかると思いますが、少しずつ変わっていっていただけるように持っていきたいというふうに思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。(陰能議員「終わります。」)