大樹町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月7日
観光推進とオーバーツーリズム対策について
2024年3月7日、大樹町議会の一般質問で、船戸健二議員が「観光推進とオーバーツーリズム対策について」質問し、町長 黒川、企画商工課参事 菅が答弁しました。
- 質問者
- 船戸健二 議員
- 答弁者
- 町長 黒川、企画商工課参事 菅
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 船戸健二
先に通告してありますとおり、観光推進とオーバーツーリズム対策について、町長にお伺いします。国内外において、オーバーツーリズム(観光公害)が深刻な問題となっています。大樹町においても、北海道スペースポートの整備が進み、ロケットの打上げが増えていくと、航空宇宙関連の観光事業が加速化し、年間を通して多くの観光客が増えることが期待されます。大樹町の観光推進のためにもオーバーツーリズム対策、受入れ体制の整備が重要であるので、次の点についてお伺いします。1、過去のロケットの打上げ時のオーバーツーリズムの発生とその対応状況について。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 黒川
船戸議員ご質問の「観光推進とオーバーツーリズム対策について」お答えをいたします。「過去のロケット打上げ時のオーバーツーリズムの発生とその対応状況」につきましては、町では、これまでMOMOの打上げに合わせて、滑走路を観覧会場として開放する「スペースフェスタ」を開催し、パブリックビューイングや飲食ブースの設置を行ってきており、MOMO3号機の打上げ時には、3日間で延べ5,800人、車両台数2,300台が来場しております。これまで開催してきましたスペースフェスタにおきましては、高規格道路の降り口付近で若干の渋滞があったと聞いておりますが、オーバーツーリズムに当たる事案の発生はなかったと認識しております。MOMO初号機の打上げから、交通渋滞、観覧会場での雑踏、路上駐車や私有地での見物、ごみ・トイレ問題などが懸念されましたが、広尾警察署や関係機関との十分な協議を重ね、協力を得ながら対策を講じてきた結果と考えております。今後、人工衛星を搭載したロケットの打上げも行われていくことになり、観覧者の増加も予想されますが、これまでの経験を生かしながら、オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた対策を講じていきたいと考えております。
質問 船戸健二
まず初めに、オーバーツーリズムの中でごみのポイ捨て、不法投棄対策について、非常に重要な問題だと考えていますのでお伺いします。国道、道道、町道と現在でもごみのポイ捨てが見られます。「マチをきれいにする日」に行政区単位でごみ拾いを行っていますが、ごみが少なかったと感じることはなく、毎年拾ってもごみはなくなりません。今後宇宙関連観光事業が推進されていく中で、多くの人の往来により適切な対応方法がなければ、多くのごみが捨てられることは想像が容易であります。しっかりと分別して大樹町の指定ごみ袋に入れて処理できるような体制を取ることが必要なのかなと思っています。若しくはごみは完全に持ち帰ってもらうか、現在どのように検討されているのかお伺いします。
答弁 企画商工課参事 菅
過去に行われてきました、MOMOの打上げ時のスペースフェスタにつきましては、ごみを全て持ち帰りということで事前の告知と当日来場された方にもチラシを配布して、徹底して周知したつもりでございますので、ごみのポイ捨て、会場内はもちろんですが、なかったと認識しております。
質問 船戸健二
先ほどの一般質問の質疑の中でありましたが、ごみの問題、不法投棄、ごみの持ち帰りを促したとしても捨てる人は捨てます。なので、根気強くしっかりと周知徹底に、これからもイベントの告知だけではなく、ごみの処理について徹底していただきたいなと思っております。次に、衛生環境の対策についてお伺いします。スペースポート計画が進む中でトイレの環境についてはどう考えているのか。また、現在も航空公園の巨大格納大型シャッターを利用して映画のイベントや、今後も年間を通して滑走路を利用したイベントを検討実施していくと思われますが、特に冬のトイレに対してはどのように対応しているのか、それについてお伺いします。
答弁 企画商工課参事 菅
過去のスペースフェスタに関しましては、やはりトイレ問題、先ほど町長の答弁にもありましたとおり、開催前から懸念しているところがあったのですが、まずSORAのトイレも活用するということが1点。会場がパブリックビューイング会場ということで滑走路を利用しましたので、SORAまで歩くのは大変だということもありまして、途中に仮設トイレを20台設置しまして、何人来るか想像できなかったものですから、男性用5台と女性用15台ということで20台設置を当初はしました。過去続けてきていますので、人数の経過を見ながら徐々に減らしてきておりまして、最終的には最後の開催時には15台でやったというのが実績として残っております。昨年12月に行いました宇宙の映画館、冬でしたけれども、あの場でもSORAのトイレは使うのですが、同じようにやっぱり寒い中であそこまで歩かせるのは大変だということで、仮設のトイレを4台設置しまして対応して、問題なかったかなと思っているところです。
質問 船戸健二
ごみの問題同様トイレに関しては、観光による満足度に大きく影響していくものだと考えていますので、今後もしっかりと対応していただきたいなと思っております。そこですが、今後のロケットの打上げの際には、トイレと合わせて、子どもと一緒に来られている方たちも多いと思いますので、ベビールームについても必要だと考えていますので、併せて検討していただけたらと思いますので、その点についてお伺いします。
答弁 町長 黒川
現在多目的トイレはあるのですが、ベビールームはちょっと用意してないのですが、多目的トイレにあって子どもの座らせるところはありますので、そこを使っていただけるかなとは思っております。大体私どもも現場立ち会っておりましたが、キャンピングカーとかで来られる方が多くて、その車の中でいろいろ子どものおむつ替えとかやられている場合も多いようですし、24時間SORAを開けて、私どもも24時間いたこともあるのですが、夜中にもお子様連れてトイレに来てお使いになっているということがありましたので、数が足りているかどうか分かりませんけれども、機能としては足りていたかなと思います。今後増える場合には、どこか仮設のトイレ等々で少し大きめのものとか移動トイレ車というのもありますので、そういったものの活用も考えていきたいかなと思います。帯広の建設会社で何台か用意しているところもありますので、そういったものが使えないかというのも考える必要があるかなと思っております。
質問 船戸健二
これから数が足りるかどうか、また移動トイレに関しても検討していただきたいなと思います。今の時代、良いことも悪いこともSNSによって情報が拡散する時代です。ごみ問題、トイレの衛生環境に対して対策を実施し、観光のよい情報を発信してもらえるよう、体制を進めていただきたいなと思います。次の質問に移ります。以前までは、ロケット打上げ時に酒森前町長は、宇宙空間まで到達するまでは職員による支援を継続していきたいとの考えでしたが、黒川町長についてはどういうお考えなのかお伺いします。
答弁 町長 黒川
全面的に職員でというようなことはちょっと頻度にもよると思うのですね。2年に1回とかですと、ちょっとお願いしてということもあるかもしれませんが、年に5回、10回となりますと、それはとてもとても無理ですので、それは専門業者による対応というようなこともあろうかと思います。ボランティアで手伝っていただける方もおりましたので、そういった方々に職員がボランティアで参加するということは、これは自主参加ですのであろうかと思いますが、職務命令としては担当課、あるいは一部の中枢的な部分で必要かとは思いますが、今までのような対応でずっとやっていくということは難しいと思っておりまして、専門の業者等にお願いするような場面になってくるのではないかと考えております。
質問 船戸健二
ロケット打上げは連休に催されていたため、職員の休日出勤、多くの職員が負担に感じていたのではないかなと私は考えておりました。また財政的にも休日出勤や早出による時間外手当の増加として多くの比率を占めていたのかなと感じております。先ほどの町長の答弁と同じで、私も今後は民間警備会社等、外注で対応するのが適切だと考えていますので、確認させていただきました。次の質問に移りたいと思います。宇宙観光事業が推進されることにより、観光流入、来町者による消費が期待でき、町内の経済にもよい影響を与えてくれますが、一方、デメリットも多くあります。先ほどオーバーツーリズムに値するだけの事案はなかったということでしたが、私が過去のロケットの打上げの際には路肩に駐車されている車両も多くいましたし、畑や林道に対する取付道路に駐車している車両も見ました。また、道を間違えてのUターンなど、車両事故につながる恐れもあるような事案も聞いております。今後、地域で暮らしている住民や地域で事業を営んでいる事業者とのトラブルにつながりかねないような事案なので、これからイベントの前にはしっかりとした注意事項を大々的に広報していただいて、周知徹底をお願いしたいと思いますので、再度お伺いします。
答弁 企画商工課参事 菅
議員おっしゃるとおり、これからロケットが大型化になってくると、観覧の来場する方が増えるとこちらも想定しておりますので、事前の周知徹底等は非常に大事なことかなと思っております。合わせて、また関係機関と、特に広尾警察署さん等と連携を密にしながら、見回りですとかそういう部分を強化して監視をしていきたいと考えておりますし、先ほどの観覧会場の対応ということでいけば、今までは町で管理している多目的航空公園として開放しておりましたので、職員の動員等ありましたが、今はスペースコタンのほうに指定管理ということもありますし、実際にLC-1が整備されれば、民間のほうで運営していただくということの想定の下動いておりますので、その民間会社がその観覧に関しては関与していくという形になっていくのかなと思っておりますので、その民間のノウハウも生かしながら、その周知含めて、警備等も含めて対応していきたいと考えております。
質問 船戸健二
航空宇宙産業を柱として、大樹町の観光事業が、そして受入れ体制の整備が前に進みますよう期待して、一般質問を終わります。ありがとうございます。