みんなの議会

小樽市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日

財政について

2020年12月8日、小樽市議会の一般質問で、横尾英司議員が「財政について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
横尾英司 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 横尾英司

令和2年第4回定例会に当たり公明党を代表し質問いたします。質問に入る前に、このたびの新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方々に心より哀悼の意を表しますとともに、現在も治療されている方々にお見舞いを申し上げます。また、医療従事者をはじめ感染拡大防止に努めている全ての方々に心から御礼を申し上げます。初めに、財政についてお聞きいたします。小樽市収支改善プランですが、このたび令和元年度決算及び令和2年度予算を踏まえた形で時点修正を行い、前回の収支見通しに比べ約2億円から5億円の収支不足の拡大が見込まれるという厳しい財政状況が予想される結果となりました。人口減対策や公共施設の長寿命化などの政策課題を抱えた中、これまで以上に収支改善に向けた取組を推進しなければならないこととなります。今回、公共施設長寿命化計画案が示されていますが、この計画が策定され結果が反映されることになれば、第1期である今後 10 年間の今後の公共施設の整備方針が明確になり、現時点で想定されていた公共施設の更新費用も縮減、平準化されると考えられることから、基本的に収支改善プランの収支見通しはプラスに働くとイメージしておりますが、公共施設長寿命化計画策定の影響について見解をお示しください。今回の時点修正とともに令和元年度決算における各取組の検証結果等を踏まえ、取組項目の掲載の変更があり、現時点で計画期間中の取組効果額を明示していないまたは見込まれていない取組は後段に別掲載することとなりました。そこで、本掲載されている取組の広告料収入の確保についてお聞きいたします。このプランの中では各種封筒、印刷物などとされていますが、小樽市ホームページのトップページにも広告欄があり、そこには五つの枠があります。しかし、現在の広告は全て小樽市のホームページ内にリンクされているものであり、民間事業者等の広告はありません。この広告欄の広告料については、1枠1か月2万円と設定され、掲載期間については1か月単位で原則連続6か月まで掲載できることになっています。全ての広告欄が埋まったとしたら 120 万円となりますので効果額 100 万円を超えるものとなります。民間事業者等にとって多くの市民の目に触れるなど高い広告効果を期待できることを実感してもらい、別の広告媒体への掲載、新たな掘り起こしにつなげるためにも各種封筒や印刷物だけではなく、こちらもしっかり取り組む必要があると思います。そこでお聞きいたしますが、過去5年間の民間事業者等の年度別広告掲載数と広告料収入についてお示しください。また、新型コロナウイルス感染症が拡大してから市のホームページの閲覧数が増えているのでしょうか。前年度と比較する形でお示しください。この広告料は近隣の他市と比較して高いと感じますが、どのように設定されているのでしょうか。また、市内企業について割引料金を設定している市もありますが、そのような検討はされてきたのでしょうか。これまでの取組も含めてお聞かせください。歳出の扶助費についてですが、義務的経費である扶助費は人件費・公債費とともに財政構造の弾力性を検討する際の大きな要因となるものです。しかし、なかなか固定的な経費であることから見直しも難しいと考えられています。過去 10 年間の推移を見ると人口が減少しているにもかかわらず、扶助費は平成 22年度の 161 億 2,800 万円から令和元年度 173 億 8,900 万円となり 12 億 6,100 万円の増額となっておりま-75-す。特に障害者福祉に関する扶助費は同じく 22 億 9,700 万円から 41 億 5,300 万円の 18 億 5,600 万円の増、保育所等に関する扶助費は 10 億 9,000 万円から 20 億 6,700 万円の9億 7,700 万円の増となっております。このように、令和元年度決算においても歳出全体の 31.3%を占めている扶助費ですが、これらの内容や増額要因の分析及び今後の課題について見解をお聞かせください。次に、予算編成方針についてお伺いいたします。去る 10 月 26 日、財政部長名で令和3年度予算編成方針が小樽市役所全庁に対して通達されました。昨年度までは前年度の通知を時点修正するような内容が多かった印象でしたが、今年度の予算編成方針の内容はがらっと変わったものとなっております。特に、限られた財源を効率的・効果的に分配するためには各部において歳入確保はもとより、歳出全般にわたり徹底した施策の優先度や見直しをさらに強力に実行。市税等の大幅な減収が見込まれることから、各部長はマネジメント能力を発揮し、従来からの慣行や経緯、価値観や手法にとらわれず事業効果を検証した上で既存事業の廃止・縮小を念頭に、事業の実施時期も含めた事務事業の徹底した見直しにより整理合理化を図るなど大胆な歳出削減に取り組む。毎年度の予算編成における財源対策として取り崩している財政調整基金からの繰入金を圧縮するなど、実質単年度収支の赤字を減らすための歳入確保及び歳出削減を各部において徹底的に行う。各部においては別途通知による予算要求基準枠の範囲内で要求することとするなど、各部において責任ある予算要求をするよう求めています。昨年の第4回定例会で、より市民に近い部や課である程度の裁量で事業実施できる観点の必要性や職員のモチベーションを上げ厳しい財政状況を認識する観点からも枠配分方式など予算編成の手法の検討について質問させていただきました。今回の予算編成において、各部の権限を強めたのでしょうか。また、今までの手法や考え方と具体的に変わる部分はありますか。見解をお聞かせください。この項目の最後に、令和2年度予算についてお聞きいたします。当初予算で示した 116 の主要事業の中で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響にかかわらず今年度中に実施できなくなった、または実施できない予定の事業について、その理由を今後の見通しとともにお示しください。以上、1項目めの質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

横尾議員の御質問にお答えいたします。ただいま、財政について御質問がありました。初めに、収支改善プランについてですが、まず、公共施設長寿命化計画が収支改善プランの収支見通しに与える影響につきましては、このたび時点修正した令和7年度までの収支見通しには、第1期 10 年間の更新に係る概算事業費は、一部を除き試算に含まれておらず事業費が増加するものと考えております。しかしながら、議員の御指摘のとおり、公共施設長寿命化計画は更新費用の縮減を目的としていることから、長期的には財政負担の軽減につながるものと考えております。次に、民間事業者等が市のホームページに掲載している過去5年間の年度別の広告掲載数と広告料収入につきましては、平成 27 年度は延べ 22 件 37 万 2,108 円、28 年度は延べ4件6万 7,656 円、29 年度は実績なし、30 年度は延べ5件8万 4,570 円、令和元年度は延べ 11 件 18 万 5,484 円となっております。次に、市のホームページの閲覧数につきましては、4月1日から 11 月末日までのトップページへのア-76-クセス数で比較いたしますと、令和元年度は合計で 47 万 308 件、1か月平均で5万 8,789 件。2年度は合計で 82 万 7,763 件、1か月平均で 10 万 3,470 件ですので、1か月の平均では対前年度比 76%の増となっております。次に、市のホームページの広告料につきましては、道内主要都市の設定料金を参考にしながら、広告を取り扱っている市内の代理店2社と協議の上決定をしたところであります。市内企業に対する割引などの優遇措置については、これまで検討した経過はありませんが、広告掲載数を増やす取組としては、平成 30 年 12 月に市内企業に限らず料金を据え置いたまま広告のサイズを倍に拡大したところであります。次に、扶助費の内容や増額要因と今後の課題につきましては、本市においては生活保護、障害者福祉、保育所等の運営に係る経費で扶助費全体の約8割を占めており、10 年前と比較して増額となったものといたしましては、障害者福祉に係る経費において法改正による相談支援体制の充実や障害児支援の強化などによるもの、保育所等の運営に係る経費において、子ども・子育て支援制度や幼児教育・保育の無償化が始まったことなどが挙げられます。また、今後の課題については、扶助費は増加傾向にあることから、その財政負担の増が課題であると認識をいたしております。次に、予算編成方針についてですが、まず予算編成方針における各部の役割につきましては、新年度の予算編成ではコロナ禍により歳入動向が不透明な中で、各部長の責任において事業効果を検証した上での事業の整理合理化及び歳入確保に向けた対応をより具体的に実践し、各部がこれまで以上に主体的に考えた上での予算要求を行うように指示をしたところであります。また、予算編成の手法及び考え方の変更点につきましては、現在の予算編成方針手法は変更しておりませんけれども、財源不足が見込まれている現状を踏まえ、経費積算の考え方などを予算要求に当たっての基本的事項として示したものであります。次に、令和2年度主要事業のうち、実施を見送った事業の理由と今後の見通しにつきましては、令和2年度当初予算における総合計画の「まちづくり6つのテーマ」に沿った主な事業としては 116 事業ある中で、現時点では、クルーズターミナル整備事業費が国庫補助金公募時期の遅れなどにより、今年度中の実施を見送ったところでありますが、本事業については今後も国の動向を見据えた上で着実に対応していきたいと考えております。

出典:小樽市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日 議事録 PDF(93ページ) 間違いを知らせる