みんなの議会

標茶町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月6日

本町の財政危機について、直接、町民に説明会を行うべきと考えるがどうか

2026年3月6日、標茶町議会の一般質問で、深見迪議員が「本町の財政危機について、直接、町民に説明会を行うべきと考えるがどうか」について質問し、町長 佐藤□彦、行財政改革推進室長 内藤政夫が答弁しました。

質問者
深見迪 議員
答弁者
町長 佐藤□彦、行財政改革推進室長 内藤政夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 深見迪

3つ目の質問に入ります。本町の財政危機について、直接、町民に説明会を行うべきと考えるがどうか。また、深見は説明会の話かと言われるかもしれませんけれども、本町の財政ひっ迫の状況は、今年度の当初予算案を見ても明白です。しかし、町民や事業者のほとんどは、その内容について具体的なことは何一つ知らされていません。最近になって、事業者とか団体に説明をずっとやってきているかなと思いますけれども、それでも、そこで働いている人たちがさっぱり仕事が来ないだとか、あるいは町民があの道新の例の記事を見て、一体どうなっているのということなのです。この財政的危機は本年度で終わるものではなく、翌年度以降も続いていくということが、全員協議会の町の説明でも明らかになりました。今年度の当初予算は、そのほんのはしりであって、令和9年度、10年度、11年度と、ますます厳しい内容になっていくのではないかと思います。この財政危機は、町長が先ほど同僚議員の質問に答えて言っていましたが、町民の痛みを伴うものでもあり、また、この財政危機を乗り越えていくためにも、町民の理解と納得、さらには協力が必要であると考えますが、いかがでしょうか。町は、今日の財政危機を招いた要因について、詳しい丁寧な説明とあわせて町民の意見を聞くことが必要不可欠と考えますが、いかがですか。町民への説明、懇談会を開くべきではありませんか。以上。

答弁 町長 佐藤□彦

1番、深見議員のご質問にお答えします。1点目の財政状況について具体的なことは何一つ知らされていないというご質問でありますが、令和7年2月27日開催の全員協議会、令和7年6月4日開催の全員協議会で説明させていただいていることとあわせまして、予算上程の際あるいは町政執行方針や決算審査特別委員会、財政健全化調査特別委員会や町広報紙等で財政状況や行政改革につきましてお伝えしてきておりますので、ご理解を願いたいと思います。2点目の町民の理解と納得、さらには協力が必要であると考えるがどうかというご質問ですが、議員ご指摘のとおり、本町が直面している厳しい状況を乗り越え、持続可能な町政を次世代に引き継いでいくために、町民の皆さんの理解と納得、そして協力をいただくことが必要だと考えているところであります。3点目の町民への説明、懇談会を開くべきではないかというご質問ですが、議員ご指摘のとおり、町民の皆さんに対する説明につきましては、行財政改革を実効性あるものとするため、町民の皆さんに丁寧な説明を行い、広くご意見を伺い、町政運営を次世代に引き継ぐための協力をいただくようつなげていくためにも、最優先事項の一つであると認識しております。現在、説明会等を実施するための現状の報告にとどめるのではなく、町としてどう乗り越えていくかという行財政改革のフレームを早期に固め、ご説明申し上げることが肝要であると考えておりますので、全庁をあげて進めておりますので、ご理解を願います。

質問 1番 深見迪

私、今の財政危機の状況について、これから説明を行うという、本当はその前に財政危機に陥らないために町民との懇談、これこそが必要だったのではないかと。一例を言いますと、私、この議場で何度も観光温泉のことについて、これだけの金を使うのだから、町民にこれでいいのだろうかという説明会を、あるいは懇談会を、そして町民の意見を聞くべきではないかと言ったら、4度も5度もそういう質問をしたけれども、ことごとく説明会をやる必要性は感じませんと、アンケートもとりませんというような回答でした。そして、今日に至っているわけです。そうしたら、この財政危機がここまで来て、町長の町政執行方針の1ページには、2年目の今年は、より具体的に町民の皆様と議論しながらと言っているのです。さっき町長が答弁なさったことは、全て一方通行でしょう。これで知らせました、あれで知らせましたと。町民と膝を突き合わせて議論しながら、この町をどうしていくのだという話にはなってこなかったではないですか、この5年間。私はそのことをすごく重視しているのです。今日、類瀨議員のほうから報告がありました、中間報告ではありますけれども。この報告の内容も、これは町と対決するという形ではなくて、町と一緒になってこれを乗り越えていくという立場で書かれたものだと私は思っていますけれども、町長は最後のほうで改革は行政だけでは完遂できませんと。町民の皆様のご協力をいただきながら、知恵を出し合いですよ、そうしたら、町民の意見も聞くということでしょう。そして、行動を重ねてこそ、真に実効ある改革となると言っているのです。私もそう思います。本当は、こうなる前にやってほしかった。それを何度も私はこの議場で、そういう意見を申しましたし、質問もいたしました。だけれども、こうなってしまったわけですから、具体的にどういうスタイルで、どういう形で、どういう日程で、この困難を乗り越えていく。これからますます町民に痛みを理解してもらわなければならないわけですから、どうすることがこの町を再び活性ある町にしていくことができるのかということを、どんなスタイルでやっていくのか、どういう日程でやっていくのか、これについてはどうですか。

答弁 行財政改革推進室長 内藤政夫

お答え申し上げます。ただいまご質問いただきました、どういうスタイルで、どういう日程でというところでございますけれども、先ほど町長のほうで答弁しているとおり、行財政改革のフレームという答弁をしていますけれども、具体的に言いますと、行財政改革の推進計画に基づく、やはり実行計画というものが必要だろうというところでございます。現状、その計画を作成するというところで、少し時間がかかっているというところが率直なところでございますけれども、やはり先ほど町長の答弁にあったように、現状の報告でとどまるということではなくて、ご説明申し上げるということであれば、町としてどう乗り越えていくかというところのそういった部分を含めてご説明申し上げたいというところで考えているところでございます。また、どういうスタイルでというところでございますが、やはり1か所でというよりかは、何か所か拠点を設けてご説明申し上げるということが大事なのだろうと考えているところでございます。日程につきましては、やはり担当としましては、この実行計画、早めに固めて早急にご説明に上がりたいというところで思っておりますので、今、そこの部分に全力を注いでいるところでございますので、ご理解をいただきたいと思っております。

質問 1番 深見迪

今、今年度の予算案を見ても、もうここまで来てしまっているという感じがするのですよ。それで、いつも後出しなのです。だから、つくったやつを町民に示して、そして説明するというのではなくて、町民と一緒に議論すると書いてあるのですから、町政執行方針でも。町民の意見も聞くということでしょう。議論しながら町の予算をつくり上げていく、こういうことがすごく大事なのではないかと。以前、合併が議論になったときに、全ての町内会、全ての振興会を回って歩いて、私、まだ議員になったばかりでわからないから全部についていったのですけれども、変なやつ来ているぞとか、あいつ誰よとかという目で見られたときもありましたが、こういうふうに全ての町内会、全ての振興会、人がどれほど集まるかわかりませんけれども、だけれども議題、内容は、病院がどうかなるかもしれないと、やすらぎ園が今のまま維持できなくなるかもしれないと、自主財源、これを増やしながらというのは、結局のところ、各種の使用料などの値上げが、そういうことが予想されるわけです。これがなかなか出てこない。申し訳ないけれども、いつも出てくる、早めにとか、そういうのではなくて、やっぱり今こそ具体的に手をつけるべきだと。こういう日程ですぐ町民の意見を聞いて、それから町がいろいろ議論してということにはならないのですか。

答弁 行財政改革推進室長 内藤政夫

お答え申し上げます。説明の部分でございますけれども、先ほどのお答えと重複するところがあるのですけれども、まず、先ほど町長のほうの答弁にもありましたように、町民の皆様に対しまして、丁寧な説明を行うということと、それから広くご意見を伺うというところと、それから町政運営を次の世代に引き継いでいくための協力をいただくということを申し上げさせていただいております。そのためには、やはりこの実行計画といいますか、そういうものを含めてご説明申し上げて、そのご意見をいただいて、それに対して反映をさせていくということが必要なのかなと考えておりましたので、私どものほうは、そういったものを、今、実行計画をつくっていくというところに全力を注いでまいりたいというところで答弁させていただきましたので、その辺もあわせましてご理解賜りたいと思っております。

質問 1番 深見迪

何の実行計画ですか。町民との懇談会のことでしょうか。

答弁 行財政改革推進室長 内藤政夫

お答え申し上げます。実行計画につきましては、行財政改革推進計画の実行計画という部分でございます。

質問 1番 深見迪

私、今までの失敗は、町長も先ほど私にも至らないところがあったと思いますがと言いましたけれども、やっぱり町民の立場に立って、町民の意見も聞きながら町政をつくり上げていくという立場や態度が欠けていたのだと思うのです。私は、やっぱり町内会や振興会、これを一つの単位としながら、膝詰めで町の理事者が回って歩くぐらいの気概がなかったら、これは乗り越えられないと思うのです。だから、今の答弁は、答弁は答弁としてよくわかりましたけれども、私は理事者が答えるべき内容だと思うのです。ぜひ、理事者のほうからも一言答えていただきたいなと。

答弁 町長 佐藤□彦

先ほど来、行財政改革、今回至った部分についてはいろいろ説明はしてまいりましたが、私自身も大いに反省するべき点は、先ほども申し上げましたが、そこは反省してこういった部分になった、情報の説明だけでは町民の皆さんは納得しないと思いますので、今、その作業を行財政改革推進室が中心になってフレーム、どんな形で実際に具体的にやっていくか、その先行をしているのが、先ほど別の同僚議員から質問があった3つの施設について、特に町の財政負担が大きい施設をまず先行して方向性を決めながらということを先行させてやってもらっております。さらに、では町内の全ての公共施設の在り方、本当にどうして維持管理していくのかとか、必要な施設はどこなのだとか、そういったことも含めてフレームをつくっていって、地域に入るとそういったことが一番話題になるのかなと思います。そういったことや、例えば、あとさらに新たな負担をお願いするということであれば、使用料、手数料の基本的な考え方、例えば、これまで育成牧場であれば、酪農が基幹産業の町でありますから、一定程度の受益者の負担もある程度抑えながら、実は民間の使用料よりも安く牛を預託していたということも実際にはあります。では、そういう考え方をどういう形で町民の皆さんにも理解してもらうように整理をしていくのかとか、そういったものも含めて整理を行って、これだったら皆さんに納得していただけるなという一定程度のフレームをつくって皆さんに説明をまずしたいなとそんなふうに思っています。では、いつ、どういう形でということはまだ明確には言えないのですけれども、できるだけ早急に、先ほど合併のときの説明会、深見議員に参加していただいたということ、私も担当していましたので、いつも会場に来ていただいたのは知っていますけれども、どういう形がいいのか含めて、できるだけ早く皆さんにご提案をして、まずその前には議会の皆さんに行財政改革のフレーム自体もまず説明して、一定のこういう内容で説明していいかということの説明をまず最初にさせていただきながら、町民の皆さんに説明をするという段取りかなと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思っています。

質問 1番 深見迪

大体のところ、そういう努力をしているということはわかりましたので、私の質問はこれでほぼ終わりにしたいなと思いますけれども、実はこの3つの施設、中でも病院とやすらぎ園というのは、町民にとっては、もう本当に大事なものなのです。コンプリートしてから町民に説明会をやるのではなくて、これしか金がないのだと、どうすべきかということを町民と議論し合うと、ここに議論すると書いてあるのですから。議論し合う中で活路を見いだしていくという、ぜひ、そういう立場でやっていただきたいと私は思うのです。それはどうですか。

答弁 町長 佐藤□彦

今時点でも、いろんな考え方、こういう方向ができないのかとか、改善策について考えている真っ最中でありますが、ただ、具体的に、では本当に短期間で町立病院の方向性をすぐ明確に出せるかというと、実はそうではない。現実的な問題として、やはりあれだけの医療設備、いろんな診療体制を、では、どこをどういうふうにしていくのかとか、そういったことを含めると、すぐなかなか方向性が出せないという状況の中では、町民の皆さんが一定程度の例えば負担があってもここだけはどうしても残していただきたいとか、そういったもののご意見を伺いながら、最終的に判断していかざるを得ない。もちろん、直営で皆さん、今まで実は標茶町は、ほかの町ではなかなか本来であれば民間にそういったものをやってもらうというのが大半になってきているのですけれども、やはりこれまでの福祉や医療に対して、そういう体制を直営で維持するという大きな流れでずっと来ています。特に福祉の町として、直営で病院とか福祉施設を維持していくという部分があったのかなというのをずっと感じていましたので、そういった意味では、ではその方向性がどこまで維持できるかとか、そういったことも含めて、皆さんとしっかり議論しながら方向性を出していきたいというか、出さざるを得ないだろうなと思っていますので、今後とも、考え方を固めて町民に説明するとか、議会の皆さんに固めてからというのではなくて、一定程度、選択肢を持ちながら進めざるを得ないというか、固め切れないのではないかなと思っていますので、その辺も含めていろんな情報提供を議会のほうにさせていただきながら、これから進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思っています。

質問 1番 深見迪

執行方針にあるように、今までとは違って、より具体的に町民の皆さんと議論しながらこれを進めていく。私は信頼したいと思います。ぜひ、このように進めていただきたいということを重ねて申し述べまして、私の質問を終わります。

出典:標茶町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月6日 議事録 PDF(63ページ) 間違いを知らせる