小樽市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月12日
教育行政について
2016年9月12日、小樽市議会の一般質問で、山田雅敏議員が「教育行政について」質問し、教育長 林秀樹、総務部長 前田一信、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 山田雅敏 議員
- 答弁者
- 教育長 林秀樹、総務部長 前田一信、市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 23番 山田雅敏
教育行政について、次期学習指導要領についてお伺いいたします。8月1日に文部科学省の諮問機関、中央教育審議会が、4年後に小学校から順次全面実施される次期学習指導要領について、審議のまとめ案を公表しました。今回、審議のまとめ案は、多くの研究者が戦後の指導要領の転換点となると見ており、これまで改訂の中心であった「何を学ぶか」という指導内容の見直しだけではなく、「何ができるようになるか」という視点で改善し、子供たちが身につけておくべき力を三つの柱として整理したと聞きます。初めに、次期学習指導要領でどのような力の育成を目指しているのか、その三つの柱についてお答えください。審議のまとめ案では、各学校団体、各教科等における改訂の具体的な方向性が示されておりますが、特徴的な内容について幾つかお示しください。あわせて、次期学習指導要領改訂に関する今後のスケジュールをお答えください。また、中央教育審議会は、今後、変化が激しく、将来の予測が困難な時代と見ていると聞きます。今後の教育の中でどのような人材育成をしていくのか、本市の教育行政として重要と思われる点をお答えください。次に、通級指導などについてお聞きいたします。公立小・中学校の通級指導は平成5年に始まり、昨年度に受けたのは全国の児童・生徒の1%弱の約9万人で、10 年前の 2.3 倍に上がっていると聞きます。また、通常学級に在籍する小・中学生の 6.5%に発達障害の可能性があるとの試算も出されており、必ずしも希望する児童・生徒全員が通級指導を受けられるわけではなく、保護者が期待するニーズも高いと聞きます。そこでお聞きします。子供たちにはどのような発達障害があり、通級指導では一般的にどのような指導が行われているのかお聞かせください。通級指導の教員は、通常の学級や教科の担当教員とは別に配置する必要があり、地方では指導を受けるための順番待ちなどの課題もあると聞きます。そこで、本市における通級指導の状況と今後の課題についてお聞かせください。次に、通級指導のほかに個別の指導が必要な子供たちとして、外国人児童・生徒が考えられます。国際化の進展に伴い、平成 26 年5月現在、公立小・中・高等学校に在籍する外国人児童・生徒は約7万3,000 人となっており、増加傾向と聞きます。本市においても両親の仕事の都合により来日している子供たちが小・中学校で学んでいる姿を見かけますが、日本が理解できないため授業についていけず困っているという話も聞きます。そこで、日本語指導を行う必要がある児童・生徒に対しての一般的な日本語の指導方法や指導する人材の確保についてお聞かせの上、本市の状況をお聞かせください。次に、中学校の部活動休養日について伺います。部活動は、現行の学習指導要領では、生徒の自主的、自発的な活動として教育課程の外に位置づけられていると聞きます。また、国では教員、生徒、保護者を対象とした実態調査を実施したと聞きます。内容について文部科学省では、昨年度学校に対して行った調査の結果、運動部活動で休養日を設定している中学校は全国で28.7%、高等学校は 72.3%であったことなどから、本年6月にはこの調査結果とともに、中学校、高等学校の運動部活動に行き過ぎが見られるとして明確な休養日の設定等を柱とした改善策について発表しました。さらに、今後も毎年の全国体力・運動能力、運動習慣等調査を活用して、休養日の設定を徹底するとのことです。そこで、本市での中学校の運動部活動休養日の設定状況をお聞かせの上、顧問の複数配置や休日に指導に当たる教員の業務手当といった指導体制の状況についても、あわせてお聞かせください。最後に、部活動は、教員の勤務や生徒の健康の面だけの問題から見直すだけではなく、生徒に多様な経験の場をどのように設け、豊かではない家庭の子供に機会をいかに保障するか、地域のスポーツや文化活動とどのような関係を持つのか、このような問題を考えたとき、部活動を社会とのかかわりから捉える意識づけをしていくことが必要と考えます。中央教育審議会の次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のまとめ案では、部活動の社会とのかかわりについて、どのように指摘されているのかお答えください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
山田議員の御質問にお答えいたします。ただいま、教育行政について御質問がございました。初めに、次期学習指導要領についてでございますが、まず、どのような力の育成を目指しているのか審議のまとめ案で示されている三つの柱につきましては、一つ目は何を理解しているか、何ができるかという知識・技能の習得、二つ目は理解していることやできることをどう使うかという思考力・判断力・表現力等の育成、三つ目はどのように社会と関わり、よりよい人生を送るかという学びに向かう力・人間性等の涵養と示されており、今後この三つの柱に沿って教育課程の枠組みが整理されます。次に、改訂の特徴的な内容と今後のスケジュールにつきましては、まず、次期学習指導要領改訂の基本方針として、よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創るという目標を学校と社会が共有し、連携・協働しながら、新しい時代に求められる資質・能力を育む「社会に開かれた教育課程」の実現を目指すことが示されております。特徴的な内容としては、教員による一方向的な講義形式の授業ではなく、児童・生徒が主体的に学んだり、対話を通して考えを広げたりするアクティブ・ラーニングの視点で授業改善を行うことや、小学校高学年におきましては現行の外国語活動における「聞くこと」「話すこと」の活動に「読むこと」「書くこと」を加えた教科型の外国語教育を導入すること、小学校中学年におきましては、「聞くこと」「話すこと」を中心とした外国語活動を導入すること、小学校段階からコンピューターでプログラムをつくり、自分が意図したとおりに動かす体験をさせるプログラミング教育を導入すること、中学校におきましては、部活動は休養日や活動時間を適切に設定するなど、生徒のバランスのとれた生活や成長に配慮することなどが示されております。次期学習指導要領改訂に関する今後のスケジュールにつきましては、平成 28 年度内に中央教育審議会がこれまでの議論を踏まえて審議をまとめ、文部科学省に答申し、前回改訂時のスケジュールを踏まえた場合、告示を行った後、小・中・高等学校は周知、教科書の作成及び検定、採択を経て、小学校は平成 32 年度から中学校は 33 年度から完全実施、高等学校は 34 年度から年次進行により実施予定となっております。次に、今後の教育の中でどのような人材を育成していくか、本市の教育行政として重要と思う点につきましては、審議のまとめ案には、「予測できない未来に対応するためには、社会の変化に受け身で対処するのではなく、主体的に向き合って関わり合い、その過程を通して、一人一人が自らの可能性を最大限に発揮し、よりよい社会と幸福な人生を自ら創り出していくことが重要である」と示されております。教育委員会といたしましては、まちづくりは人づくりの観点から、自分が生まれ育った小樽に自信と誇りを持って成長し、将来の小樽を支える人材となるよう、子供たちが地域の清掃活動や潮まつりなどに積極的に参加することを通して地域社会に貢献する人材の育成や、ALTの増員及び小樽イングリッシュキャンプの実施など英語教育の一層の充実を図り、観光都市小樽のグローバル化を担う人材の育成など、各般の施策に取り組んできたところでございます。今後も、子供たちが自信を持って自分の人生を切り開き、よりよい社会をつくり出していくために必要な資質、能力を確実に育むことができるよう、教育の動向を見据えながら時代の要請に沿ったさまざまな取り組みを行ってまいりたいと考えております。次に、通級指導などについてでございますが、まず、子供たちにはどのような発達障害があり、通級指導では一般的にどのような指導が行われているかにつきましては、文部科学省の定義によりますと、他人とのコミュニケーションが苦手で、興味や関心が狭く、特定のものにこだわることなどが特徴となっております自閉症、聞く、話す、読む、書く、計算するなどの能力のうち、特定の知識や技能の習得に著しい困難を示す学習障害、年齢あるいは発達にふつり合いな注意力または衝動性、多動性を特徴とする注意欠陥・多動性障害などがございます。通級指導は、言語障害や発達障害などがある児童・生徒が、ふだんは通常の学級において指導を受け、障害による学習上または生活上の困難を改善、克服するために特別な場所で指導を受ける形態であり、例えば読むことが苦手な場合には、書いてある文字をゆっくり見きわめながら音読する指導や、一つのことに集中することが難しい場合には、タイマーや砂時計などを使って終了の目安を視覚的に確認して注意力を高める指導など、個々の障害の状態に応じた指導が行われているところでございます。次に、本市における通級指導の状況と今後の課題につきましては、本市では稲穂小学校と潮見台小学校、菁園中学校に言語の通級指導教室を開設しておりまして、うまく発音ができない、吃音がある、言葉の発達におくれがあるなど、通級指導が必要な市内の児童・生徒約 110 名を対象に正しく発音したり、流暢に話をしたりするための指導やコミュニケーション能力を育むための指導を行っております。一方で、通級による指導を受けている児童・生徒の中には、言語の指導だけでなく、発達障害など個々の状況に応じたきめ細やかな指導が必要なケースが多いことが課題となっており、現在、発達障害も含めた通級指導教室の開設に向け、検討しているところでございます。次に、日本語指導が必要な児童・生徒への指導方法や指導する人材の確保につきましては、一般的に日本語の理解が十分でない外国人児童・生徒が学習に取り組むことができるよう、学校では対象児童・生徒に対し、日常会話や文字の習得を別室で個別に指導を行うなど、日本語の能力に応じた特別な指導を行っており、教員の加配やボランティア団体への要請などにより、指導者を確保しているところでございます。本市におきましても、現在、パキスタン、ロシアの国籍を持つ児童5名が日本語指導を必要としており、国の加配基準を満たしていないため、市内のボランティア団体の御協力によりまして、国語の時間等に別室で個別指導を行っていただいております。次に、中学校の部活動休養日についてでございますが、まず、休養日の設定状況につきましては、本年5月、市内全 13 校を対象に行った調査では、週1回以上の設定が4校、月1回程度の設定が7校、部ごとに決めている学校が2校となっております。また、指導体制の状況につきましては、顧問を全ての部活動に複数配置している学校が7校、一部の部活動に複数配置している学校が6校となっております。教員の業務手当につきましては、宿泊を伴う競技会への引率や休業日に一定時間指導を行う場合などに定められた金額が支給されることになっております。次に、中央教育審議会のまとめ案では、社会とのかかわりについてどのように指摘されているのかにつきましては、部活動も含めた子供の自主的、自発的な参加により行われるスポーツや文化、科学等に関する活動の実施に当たりましては、教員の負担軽減の観点も考慮しつつ、地域や学校の実態に応じ、地域の人々の協力、社会教育施設や社会教育関係団体等各種団体との連携など、生徒にとっても多様な経験の場となるよう、運営上の工夫を行うことが求められるとの指摘をされているところでございます。(「議長、23 番」と呼ぶ者あり)
質問 23番 山田雅敏
まず、答弁漏れについてよろしいですか。なぜ7月9日土曜日、小樽を離れるべきではないとの判断をしたのかの根拠について答弁がありませんでした。それから、7月 10 日日曜日、パークゴルフ大会を優先したのか、その根拠についての答弁、この2点が答弁がなかったと思います。
答弁 総務部長 前田一信(総務部長は2018年2月まで)
今、山田議員からのお話ですけれども、質問の中では、確かにパークゴルフ大会に出席しているということで書かれておりますけれども、ただ、実際の質問については、そこの部分ではなくて、それで実際に聞かれているのは、今お答えした副市長が参加したというようなことについてお答えしておりますので、ですから答弁漏れということではないというふうに考えてございます。(発言する者あり)(「質問できないということか」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)
質問 23番 山田雅敏
副市長がおたるドリームビーチ、パークゴルフ大会に対応するのが衆目が認める妥当な判断であると思いますが、まさか市長は平成 31 年4月を見据えて判断したとは考えたくもありませんが、今回の出席、欠席に関して市長の判断の根拠、その意思決定の過程を具体的に、かつ詳しくお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部長 前田一信(総務部長は2018年2月まで)
今、山田議員が読まれた部分については、繰り返しになりますけれども、最初に読まれた部分というのは質問になっていないというふうに捉えておりますので、ですから後段の部分につきましては、私どもできちんと回答させていただいていると思っておりますので、答弁漏れではないというふうに考えてございます。(発言する者あり)(「それじゃだめでしょう」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)(「議長、23 番」と呼ぶ者あり)
質問 23番 山田雅敏
反論するわけではございませんが……(発言する者あり)この部分は全くお答え……
質問 23番 山田雅敏
お答えになった部分が答弁になっていないと私も考えます。その部長の発言については、最初の部分も質問の内容であり、原課に言った部分は、この「副市長が」から「詳しくお聞かせください」が全部質問でございます。そういうふうに私は打ち合わせをさせていただいております。(発言する者あり)(「詭弁を言うのならだめだよ」と呼ぶ者あり)
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
今、総務部長からもお話がありましたけれども、今回の出席、欠席についての私自身の判断の根拠、そして意思決定の過程について具体的に、かつ詳しくお聞かせくださいという御質問でしたので、具体的に一つ一つの事象ではなくて、私自身がなぜこの件についてどう判断したのか、それについての答弁をさせていただいておりますし、また、両小樽会との深いつながりを持っていただけるようにということでそのことも加味し、総合的に判断したものと答弁させていただいております。(発言する者あり)ですので、具体的に細かい点についてお聞きになるのであれば、再質問でも私はよろしいかというふうに思いますので……(発言する者あり)答弁漏れではないと思っております。
質問 15番 濱本進
ただいま市長の発言の中に、この本会議を指揮統括する議長の権限を侵すような発言があったように私には聞こえました。議長におかれましては、ただいまの市長の発言の内容を精査して、もしそれが不適切であるということであれば、削除を議長の権限において行っていただきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。