小樽市議会 平成27年第4回定例会 2015年12月7日
市長の政治姿勢について
2015年12月7日、小樽市議会の一般質問で、酒井隆裕議員が「市長の政治姿勢について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 酒井隆裕 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 酒井隆裕
日本共産党を代表して質問いたします。最初に、市長の政治姿勢についてです。森井市長が就任して7か月がたちました。市長は選挙戦で対立候補と1万 5,000 票の差をつけ当選しましたが、市民は4年間の白紙委任をしたわけではないということが重要です。地方自治体は執行機関である首長と議事機関である議会という住民の直接選挙で選ばれた二つの機関でつくられています。首長と議会がそれぞれ独自の権限と役割を持ち、相互にチェック・アンド・バランスの関係を保ちつつ、全体として住民から選ばれた地方自治機関としての役割を果たすというのが、憲法と地方自治法で規定した我が国の地方自治制度の仕組みの特徴です。これが二元代表制です。まず、基本的な考えとして議会とのかかわり方について伺います。委員会や議会が一致して市長に意見を述べたとき、その考えを尊重するかということです。さきの建設常任委員会では、市がJVの構成条件を4社以上として入札不調が続いていた問題で、日本共産党の川畑委員も含む全ての委員が4社以上にこだわる必要はないことを表明しました。しかし、委員会で市は最後まで4社以上に固執し続けました。このままではさらなる入札不調が予測される中、結果として9日の記者会見で、建設部がJVの構成条件を3社以上に緩和したことを発表したため、入札が成立したものです。市長は議会の意思は尊重させていただくと言います。しかし、本当に尊重しているのであれば、「委員各位の御意見を参考に改めて検討させていただく」くらいのことが、なぜ言えなかったのでしょうか。市長の考える議会意思の尊重とは一体何か、お答えください。次に、市民から異論があった場合に話し合う余地はあるのかという問題です。さきのおたるドリームビーチの問題でも、海水浴場の市営開設について少なくない市民から意見が出されました。今回の除雪問題でも同様です。大切なのは一度立ち止まり、さまざま意見を聞きつつ、検討し直すということではありませんか。市民の意見は聞かない、議会の判断は関係ないということであれば、民主主義ではありません。市民から異論があった場合に、話し合う余地は市長にはあるのか、伺います。次に、市民からの意見聴取はどのように行われているかということです。市ホームページでの市長のページでは、市長の活動アルバムは活発に更新されています。しかし、旧市長の手紙であるわたしたちの思いには、「いただきましたご意見は、ホームページにて広く市民の皆さんにご紹介していきます」とされているものの、いまだに掲載されていません。今後において、いただいた意見の掲載を直ちに行うと同時に、来年度から、直接市民と触れ合う場を設けるべきであると考えますが、市長の考えを問います。第3回定例会で日本共産党の小貫議員が代表質問で、拙速ではないかといった趣旨の質問を行い、市長は性急ではないかという心配に対しては、心にとめておくといった答弁をされました。しかし、定例会以降も市が貸出ダンプ制度の配車方法の変更を検討していることについて、あまりに急な話だという意見が噴出しました。結局は来シーズン以降の話であることが明らかとなりましたが、市民や業者に混乱が生じたのも事実です。市政を執行するに当たっては、しっかり本来とるべき手段で事を行うことが必要です。その上でみずからの公約実現を図っていくべきです。部局ともしっかり打合せをしていくこと。大切なのは、市民に混乱を与えないことです。市長において新たな提案をするときに、拙速すぎる判断をしているという意識はお持ちかどうか、伺います。次に、不在となっている副市長についてです。副市長の役割は地方自治法で定められており、市長を補佐する存在として位置づけられています。首長の命を受けて政策や企画をつかさどり、職員の担任する事務を監督するとされています。市長に事故があった際などには、その職務を代理することもあります。日本共産党としても、第3回定例会で提案された人物については同意できませんでしたが、副市長の長期不在は市民生活にも悪影響を及ぼす大問題であると認識しており、新たな提案があればしっかりと議論したいと考えるものです。市長は副市長が不在となっている現状をどのように認識しているのか、伺います。日本共産党は副市長の選任に当たって何よりも庁内合意がなされることが重要であること、職員皆さんが納得できる方を検討するべきと訴えてまいりました。そのため、庁内から推薦していただくことを市長から提案していただきたいと主張しています。副市長選任に当たっての市長の考え方を伺います。今定例会においては、副市長を提案できる状況にないことは、各会派への議案説明で明らかにされたところです。しかし、いつまで不在となるかというのは極めて重要です。見通しはどうか、伺います。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
酒井隆裕議員の御質問にお答えいたします。ただいま、私の政治姿勢について御質問がありました。初めに、議会意思の尊重についてですが、まず、委員会や議会が一致して市長に意見を述べたときに、その考えを尊重するかということにつきましては、事案に応じて議会の意思をできる限り尊重してまいりたいと考えております。次に、私が考えております議会意思の尊重につきましては、私としては議会からの意見や提案全てを否定しているものではなく、できる限り尊重させていただきたいと思っておりますが、公約に掲げた市民の皆様との約束を果たさなければならないという信念がありますので、場合によっては、みずからの考えを貫くときもあり、今後においてもその都度の事案について適宜判断をいたしたいと考えております。次に、市民の皆様との話合いについてですが、まず市民の皆様から異論があった場合に、話し合う余地はあるのかということにつきましては、これまでも私にお寄せいただきました手紙やメールなどの御意見等は全て目を通しておりますし、直接御意見をいただく機会もございました。私は市政を進めていく上で、異論も含め市民の皆様の御意見等を参考にしていくことは大切であると考えております。次に、わたしたちの思いで寄せられた御意見のホームページへの掲載につきましては、現在、整理を行っているところですので、整理が済み次第、速やかに掲載してまいりたいと考えております。また、来年度から直接市民の皆様と触れ合う場を設けるべきであるということにつきましては、私も市民の皆様から直接御意見などをいただく場は必要であると考えておりますので、来年度に向けてそのような場を設けることを検討してまいりたいと考えております。次に、私の判断についてですが、新たな提案が拙速すぎるという意識があるかということにつきましては、公約に掲げさせていただいた施策については、一日も早く実現したいという思いで取り組んでおりますが、公約の内容を含め、新たな提案をする場合には、私はもちろん、所管部におきましても十分に検討を重ねた上で提案しておりますので、全てが拙速であるという認識はございません。次に、副市長不在の認識についてでありますが、不在となっている現状の認識につきましては、副市長の職は私と職員とをつなぐ役割のほか、庁内の委員会の中には副市長が統括するものも多くございますので、大きな影響が生じていると認識しております。私としても副市長の存在の重要性については認識しておりますので、一日も早く不在の状況を解消できるよう、引き続き努力してまいりたいと考えております。次に、副市長選任の考え方についてですが、まず、選任に当たって庁内から推薦してもらうという考え方につきましては、そのような手法も一つの考え方でありますが、私の考える副市長の人物像としては、これまでも話してきたとおり、市民の皆様の期待に応えるべく、公約の実現に向け、それを理解して役割を果たしていただける方ということを前提にしたいという考えに変わりはありませんので、私自身が人選を行い、御本人の意向を確認した上で判断をしてまいりたいと考えております。次に、副市長選任の見通しにつきましては、残念ながら現時点では新たな候補者を決定する状況にいたっておらず、副市長の不在がいつまで続くのかをお話しできる状況にはございません。私といたしましても、一日も早く選任できるよう、引き続き努力をしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。