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小樽市議会 令和8年第1回定例会 2026年3月3日

教育について

2026年3月3日、小樽市議会の一般質問で、酒井隆裕議員が「教育について」質問し、市長 迫俊哉、教育長 中島正人、産業港湾部長 渡部一博、福祉保険部長 中村哲也が答弁しました。

質問者
酒井隆裕 議員
答弁者
市長 迫俊哉、教育長 中島正人、産業港湾部長 渡部一博、福祉保険部長 中村哲也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 酒井隆裕

教育について伺います。学校給食費の抜本的な負担軽減、いわゆる給食無償化について伺います。政府は、子育て支援に取り組む自治体を支援する観点から、各般の合意等に基づき、学校給食費の負担軽減のための給食費負担軽減交付金を創設し、都道府県に対し交付するとしています。事業内容は、国が2分の1、都道府県が2分の1で市町村に配分されます。支援額は、給食実施校の在籍児童数×基準額×11か月です。基準額は、小学校・義務教育学校前期課程で、パンまたは米飯等+ミルク+おかずの完全給食で5,200円となっています。当初予算でも学校給食費保護者負担軽減事業費(小学校)が計上されました。ところが、内容を聞くと、完全無償化ではなくて、低学年が1,000円の負担、高学年が1,100円の負担ということが分かり、びっくりしました。理由は、給食の質を保つためとしていますが、てっきり完全無償化だと思っていたからです。まず、本事業導入前の給食費と物価高騰分の補助をする前の実質の小・中学校の給食費の月額及び総額をお示しください。完全無償化とする自治体でも、1食当たり260円で十分な給食を提供できるのかという声が上がっています。完全給食で5,200円というのは、給食の質と量を守るには不十分です。国に対して金額の引上げを求めるお考えはありませんか。東京都は、令和6年度から2分の1の補助を行い、完全無償化に至りました。北海道に支援を求めるお考えはありませんか。少なくとも、基準額を超える部分については保護者から徴収可能、学校設置者の判断とされていますが、保護者負担を求めないことが必要です。札幌市は基準を超える分、約1万7,000円も国の交付金を活用し、保護者負担をゼロとしました。学校設置者に伺います。小学校の給食費は、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金などの活用も含めて保護者負担を求めないことが必要ではないでしょうか。中学校の給食無償化についてです。学校給食法で食材費は保護者負担とされていますが、子供の貧困対策や家計負担軽減の観点から無償化を望む声が上がっています。国の動向を待たず、本市独自の中学校での拡充を求めます。いかがですか。札幌市では、制服の価格が10年前より8,000円上昇、指定の体操服や教材など学校生活に求められる隠れ教育費は、公立の小学校から高校まで12年間で約200万円に上り、保護者の家計を圧迫しています。当たり前とされてきた学校教育での保護者負担をどう軽くするか、石狩管内の自治体や学校で見直しの動きが出ていることが北海道新聞で報道されました。文部科学省は、昨年6月、全国の自治体に保護者負担の軽減策を検討するように通知しました。本市では、どのような保護者負担の軽減策を検討しているのですか。札幌市教育委員会は、令和8年度から彫刻刀や算数ブロックを備品化します。この通知では、ほかに裁縫セットなど、これまで保護者負担で購入していた教材を学校備品として整備することで、負担軽減を図ることなどを求めています。教育長の所感を伺います。学校に対してどんな教材を買っているのか、金額や内容について調査を行っているでしょうか。保護者負担軽減のために教材が適正に使われているか、価格はどうかといったことを把握することが必要です。こうした調査の中で、学校備品にできるもの、なじまないものが把握できます。こうした調査を行う考え方について、教育長のお考えをお示しください。通級指導教室は、通常学級に在籍している児童・生徒において、大部分の授業を通常の学級で受けながら、一部障害に応じた特別な指導を通級指導教室で受ける学習形態であり、障害による学習上または生活上の困難を改善したり、克服したりするために、教員と児童・生徒と1対1での個別指導などを行うものです。本市では、令和7年5月1日現在で、長橋小学校、稲穂小学校、潮見台小学校、朝里小学校、菁園中学校に開設され、小学校で239人、中学校で40人在籍しています。まず、本市における通級指導教室の役割について、教育長はどのようにお考えか伺います。学年別に見ますと、ばらつきはあるものの、小学校では、令和7年5月時点で30人から51人利用しています。ところが、中学校になると10人から16人の利用と小学校と比べ減少しています。本市では、減少の要因をどのようにお考えですか。朝里小学校に通学している児童の親から相談がありました。現在、通級指導教室を利用していますが、中学生になると、菁園中学校1校のみとなり、不安があるということです。朝里中学校にあれば安心できるともお話しされていました。教育委員会は、中学校で通級指導教室を設置しているのが市内で1校しかない状況をどのようにお考えでしょうか。朝里中学校に設置してはいかがですか。江別市教育委員会は、中学校1校での設置であるものの、担当教師が各中学校間の巡回指導を行うといった工夫をしています。こうした工夫についても、道内他自治体の取組を調査・研究してはいかがですか。学校教育法第19条において、「経済的理由によつて、就学困難と認められる学齢児童又は学齢生徒の保護者に対しては、市町村は、必要な援助を与えなければならない。」とされています。令和8年度就学援助費における本市では対象としていない費目について、それぞれ小・中学校合計で、費目ごとにお示しください。就学援助費における費目に、卒業アルバム代等が平成31年度から追加されました。しかし、これまで要望してきた答弁では、教育施策、少人数学級もそうですけれども、教育の充実を図っていかなければならない、そういうものがたくさんございます。そういった中で、あれもこれも全てということには、現実の問題として、なかなか財政状況が厳しい中、難しいというものでした。では、本市において、令和6年度卒業アルバムを購入しなかった児童・生徒は何人いるのですか。教育長は、保護者が購入しない児童・生徒はどのような思いを持っていると感じますか。就学援助は、教育の充実とは異なります。だからこそ、経済的理由によって就学困難と認められる学齢児童・生徒の保護者に対しては、市町村は必要な援助を与えなければならないのです。卒業アルバム代を費目に追加することを求めます。以上、再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、教育について御質問がありました。学校給食についてですが、小学生の給食費保護者負担の在り方につきましては、臨時的な財源によらない安定的な制度にすべきであると考えていること、また、中学生には保護者負担を求めていることから、義務教育機関全体を通じた負担の公平性を考え、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金は活用せず、基準額を超える分を保護者負担とすることとしたものであります。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 中島正人

酒井議員の御質問にお答えいたします。ただいま、教育について御質問がありました。初めに、学校給食についてですが、まず、学校給食費保護者負担軽減事業導入前の小学校の給食費につきましては、小学校1年生から3年生の月額が5,750円、4年生から6年生の月額が5,860円となっております。次に、物価高騰分の補助をする前の中学校の給食費につきましては、中学校1年生、2年生の月額が7,030円、3年生の月額が6,840円となっております。また、小学校の総額が約2億2,500万円、中学校の総額が約1億6,320万円となり、小学校と中学校の総額を合わせると約3億8,820万円となります。次に、国に対して金額の引上げを求めることにつきましては、本市といたしましても、地域の実情に合わせ、必要な額を全額国費において実施されるべきと考えておりますことから、引き続き、全国都市教育長協議会などを通じて、基準額の引上げを求めるとともに、国が創設した制度でありますことから、道教委に対して、国に働きかけるよう求めてまいりたいと考えております。次に、中学校の給食費無償化につきましては、本市においては、保護者の負担軽減を図るため、令和4年度から物価上昇分を補助し、給食費を据え置いているところであり、さらに無償化にまで拡充するためには、多額の財源を要することから、市独自での無償化の実現は困難であると考えておりますが、引き続き無償化の早期実施を国へ要望してまいります。次に、隠れ教育費についてですが、まず、保護者負担の軽減策につきましては、令和8年度は、中学校の給食費において引き続き物価上昇に伴う給食費の値上げ分を補助し、保護者負担分を据え置くとともに、施設利用に係る移動費や芸術鑑賞に係る費用など、校外学習費の支援などの継続を予定しております。次に、札幌市教委の取組や文部科学省の通知についての所感につきましては、文部科学省の通知は、学校における補助教材や学用品に係る保護者の経済的負担軽減のため、教育委員会等の参考となるよう、他都市の取組の事例を周知するもので、札幌市教委の取組も、この通知に沿った保護者負担軽減策の一つであると認識しております。本市においても、物価高により影響を受ける家計の負担軽減策として効果が期待されることから、今後の取組の参考にしてまいりたいと考えております。次に、保護者が購入している教材につきましては、各学校への教材の購入に係る調査は行っておりませんが、保護者の負担軽減を図る上で必要な視点であると思われることから、今後の取組の参考にするため、調査を行うことを検討してまいりたいと考えております。次に、通級指導教室についてですが、まず、本市における通級指導教室の役割につきましては、通級指導教室は、通常学級に在籍しつつ、障害により学習や生活において困難のある児童・生徒がその改善、克服を目指して指導を受ける場として設けており、児童・生徒一人一人の状態に応じた指導を計画的に行うほか、当該児童・生徒が在籍する学級担任等への助言や、保護者からの相談に対する助言や援助を行うなど、関係者と連携しながら、特別な指導を行うことが基本的な役割であると承知しております。次に、通級指導教室を利用する子供が中学校で減少している要因につきましては、小学校での指導により、課題が一定程度改善され、通級指導を終了したことや、部活動や友人関係を優先させたいため、放課後の時間的な余裕が少なくなったことのほか、保護者の送迎や他校へ通うことへの困難さなどが要因として考えられます。次に、中学校での通級指導教室が1校であることにつきましては、本市中学校における通級指導教室は、指導に必要な教室の確保や立地条件などを踏まえ、菁園中学校に設置しております。通級指導教室を複数校に設置し、生徒が身近な学校で通級指導を受けられる環境は必要であると認識しておりますが、朝里中学校での設置につきましては、対象生徒数のほか、専門性の高い教員や指導を行う教室の確保などの課題もありますので、慎重に判断してまいりたいと考えております。次に、巡回指導などの工夫を行っている他自治体の取組を調査・研究することにつきましては、多くの生徒が通級指導を通して、学習及び生活上の困難を改善するための教育を受ける機会は大切であると考えておりますので、まずは、江別市の取組も含め他自治体の状況の把握に努めてまいります。次に、就学援助についてですが、まず、令和8年度の本市の対象外の就学援助費目等につきましては、国から示されている基準額を基に、本市の対象外の4費目を試算いたしますと、クラブ活動費が約1,500万円、生徒会費が約530万円、卒業アルバム代が約280万円、オンライン学習通信費が約1,580万円となります。次に、卒業アルバムを購入しない児童・生徒の人数と、その思いにつきましては、令和6年度に卒業アルバムを購入しなかった児童・生徒は、小学校で11人、中学校で25人となっており、購入を希望しない理由はそれぞれの事情があると思いますので、一概に私の思いをお伝えすることは難しいものと考えております。次に、就学援助の対象費目に卒業アルバム代を追加することにつきましては、就学援助費の対象費目の拡大については、保護者の負担軽減につながるものと考えておりますが、限られた財政の中で、どの事業を優先すべきか、引き続き市長部局と協議してまいりたいと考えております。(「議長、4番」と呼ぶ者あり)

再質問 4番 酒井隆裕

再質問を行います。まず、農業委員会の定数についてでありますけれども、私から、委員の成り手が不足しているのは公選制から任命制に変わったことも要因の一つではないかとしましたが、起因するものではないと否定されたのです。それでは、この間、例えば農業委員会の成り手については、全く問題なかった、不足するおそれはなかったというお考えだったのか、今後も、確保しようと思えば14人で確保できたのだというお考えなのか、改めてお示しください。次に、国民健康保険についてであります。国民健康保険の災害や失業等といったときに対しての一部負担金の減免についてお伺いしたいと思います。この質問に対して、北海道は、現在運用についての要綱を作成しているから、保険料の在り方も今後、検討していきたいと言ったのだけれども、小樽市としては、変更は生じないと言っているのです。これは北海道が違っているのでしょうか、それとも小樽市が独自に考えているということなのでしょうか。災害や失業をしてしまって、どうにも生活が成り立たない。仕方なく借入れをしなければ、とてもではないけれども生活できないというときに、その借りたお金も収入に入ってしまって、あなたは減免の対象ではないですと、それはないだろうというのが今のことなのです。北海道は、こういったことについて要綱を作成しているというのだけれども、そういったことに限らず、小樽市は冷たい姿勢というものを取り続けるお考えなのでしょうか、改めてお伺いいたします。次に、出産手当金についてです。言ってみれば国民健康保険だけが所得補償されないのです。ですから、先ほど自営業者と言いましたけれども、農家などの自営業者といった方たちにとっては、商売に穴を空けるわけにいかないから、出産については考えなければならないと、やはり立ち止まってしまうというのです。そこで、私は、国に対して財政支援を求めるお考えはありませんかと聞いたのです。そうしたら、国の責任で行うべきだと言うのです。市長会なども含めて国に求めてほしいのです。そういった求めるお考えはありませんか。次に、コミュニティバスについてであります。バス会社の意向はいつ聞いていたかとお伺いしたところ、9月に意向は聞いていたのだと言われました。私はその時点で、こういう状態になっていると議会にやはり示すべきだと思うのです。それをしないで、庁内議論だけを粛々と進めて現在に至ったというのは、私はすごく問題だと思う。その意向が示された時点、そして、1月に廃止日が報告されるときにもある程度のことができるように、議会にしっかりと示される。今回の進め方だったら、全くそういう気持ちがないということではないのかと。やはり分かった時点で、議会に知らせるのは当然だったではないかと思うのですけれども、それでも議会軽視ではないとおっしゃられますか。地方財政計画について伺います。避難所となる学校体育館の空調設備は優先度が低いというお考えかという質問に対して、優先度を勘案して検討を進めたいと言っているのです。それでは前と変わらないのです。優先度は低いというお考えなのですかと、勘案してなどと聞いているわけではないです。私は高いと言っているのです。いかがでしょうか。それから、学校空調設備についてです。先日、北海道新聞を見たら、驚くべき記事が載っていたのです。もう既に通告を出してしまった後だったから修正も利かなかったのだけれども、令和10年度から計画を立てて順次、中学校を優先して行っていくと書かれていました。私は記事を読んですごくびっくりしました。このことは別に聞くつもりはないですが、少なくとも優先度についてどうなのかをお聞かせ願いたいと思います。教育について、学校給食についてでありました。ここは国に対しては求めていくと、明確だったのです。しかし、北海道に支援を求める考えはないかについては、道教委に国に対して求めていけと言っているのです。私の聞いたことはそんなことではないのです。北海道が金を出しなさいということは求めるつもりはないというお考えですか、いかがでしょうか。次に、先ほど、小学校の給食費が低学年は1,000円、高学年は1,100円と出ていました。私は北海道新聞の地方欄もほとんど毎日全部を見るのですけれども、完全無償化をやっているところばかりなのです。それ以外も中学校の無償化もあるのが出ているくらいで、保護者負担を求めると具体的に出ているのは、小樽市ぐらいしかなかったのではないかと思うのです。だからこそ、すごくショックだったのです。安定的な財源が必要だという話ではありましたが、札幌市は安定的な財源ではないから、いつまでできるかとは言っていないけれども、取りあえず、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用したのです。そういった考えはなかったでしょうか。札幌市をはじめ、他の石狩管内のところは、私の知る限りでは、全て無償化としています。こういった部分は、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を使っています。改めて考えについて伺います。次に、隠れ教育費の備品化の話です。これについて調査していくという話なのですけれども、少なくとも、新年度からは無理にしても、その次の次の年度から、彫刻刀や算数ブロックを備品化することは、私はすぐできる話かと思ってしまうのです。それから、裁縫セットなども本当に備品化できないのかも考えてほしいと思うのです。やはり実施を目的とした調査をしっかりと行っていくと確認してよろしいのか伺います。次に、通級指導教室について、必要だというお話がありました。それから、状況の把握を行っていくという形でありました。朝里中学校に設置するのは慎重に判断していかなければならないことではありますが、私は、少なくとも朝里中学校に設置することは、現在の人数だったら難しいと分かるのです。ただ、できるという形になったら、もしかしたら人数が増えるのかもしれない。それは分からないです。そういったことも含めて、調査していくというお考えなのか。それから、巡回指導についてです。もし、中学校は、1自治体に2校は難しいので、やはり巡回指導という形になったら、慣れ親しんだ自分たちの中学校で受けることができるわけですから、こちらのほうがより現実的という気持ちもしますけれども、教育長の所感をお聞かせいただきたいと思います。最後に、卒業アルバム代についてであります。卒業アルバムを購入しない児童・生徒は、小学校で11人、中学校で25人です。それぞれの事情があるでしょうということも分かります。確かに学校生活になじめなかったとか、あまりいい思い出がなかった方で、卒業アルバムを買わなかったという人が私の世代にもいました。けれども、もし、これがそういった自分から買わないという思いではなくて、経済的事情で諦めざるを得なかった方がいたとしたら、すごく残念なことだと思うのです。だから、教育長にどのような思いを持っていると感じるかと言ったのです。改めて伺います。経済的な事情で卒業アルバムを買えない児童・生徒がいたとしたら、教育長はどう思いますか。

答弁 市長 迫俊哉

酒井議員の再質問にお答えいたします。コミュニティバスの関係と地方財政計画の関係について御答弁させていただきたいと思います。銭函桂岡線につきまして、廃止の意向が示された段階で議会に報告すべきではなかったのかというお尋ねであります。バス事業者が銭函桂岡線を廃止するということだけをお伝えすることによって、逆に、地域の皆さんが、実際に代替交通をしっかり市がやってくれるのかという不安を抱くおそれも懸念したところであります。市としては、廃止の時期が明確に示されて、代替交通をしっかりと進めていくことをお示しする時期がよいのではないかという判断の上で、1月に銭函桂岡線の路線廃止が決定された時点で、市民の皆さんや議会に市の考え方も含めてお知らせさせていただいたということでございますので、御理解いただきたいと思っております。それから、地方財政計画について、学校体育館への優先度についてお尋ねがありました。やはり気候変動により、夏の暑さ対策につきましては、優先度はどこが高いとか、低いということでは決してありません。むしろ、どこの公共施設も空調設備の整備は優先順位が高いと思っております。そうした中で財政面も含めて検討させていただいているということでございますので、決して優先度が低いと市が考えているわけではありませんので、その点は御理解いただきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 産業港湾部長 渡部一博(産業港湾部長は2026年3月まで)

酒井議員の再質問にお答えいたします。農業委員会の定数の関係でお答えいたします。今回の定数の削減につきましては、先ほど市長も答弁したとおり、後志管内の他の町村と比較して、もともと小樽市の農業委員会の人数が多いのではないかという議論があって、今回の令和8年度の改選期に当たり、農業委員会内で議論した結果、12名でも職責を果たすことができるのではないかと決めたと伺っておりますので、委員の成り手不足が原因で今回2名の削減をしているとは思っていないという答弁でございますので、御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 福祉保険部長 中村哲也

酒井議員の再質問にお答えいたします。国保の関係で2点、御質問がございました。まず、1点目、一部負担金の減免の収入認定についてでありますが、北海道が保険者ではなくて、あくまでも市町村が保険者となります。ですので、北海道が要綱をつくるというよりは、各市町村がつくる要綱の標準例をつくっている形になります。その標準例の中で、収入認定については、生活保護基準の収入認定を使うことになっております。今までの私どもの取扱いはそれに準じてやっておりますので、取扱いについては変わらないという答弁をさせていただきました。これからは北海道の統一の取扱いになりますので、本市だけ取扱いを変更することにはなりませんから、引き続き同じような取扱いになるとは考えてございます。次に、出産手当金についてです。これは法定給付ではありませんので、市独自で実施するのは困難なところでございます。ただ、国では今、子育て支援に向けて様々な取組を進めておりますので、それを子育て支援という観点で、国に対しては要望を続けてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 中島正人

酒井議員の再質問にお答えいたします。学校給食費についてでございますが、まず、北海道に対して要望はしないのかとの御質問だったと思います。本事業は、先ほどの答弁でもありましたが、国の施策として進められている事業でございますので、全国都市教育長協議会におかれましても、国に対する要望は上げてございます。あわせて、北海道に対しては、国に対して、北海道からも要望してもらうように上げてございます。北海道に対するところについては、どのような形で要望を上げるのかも含めて、北海道都市教育長会と協議してみたいと思っているところでございます。学校給食費に交付金を活用することについてお話がございました。教育委員会といたしましても、国によるこのたびの学校給食費保護者負担軽減事業の導入を踏まえて、物価高騰分の補助の活用も含めて、完全無償化も含めて、予算編成過程の一つの選択肢として、財政部局と協議してまいったところでございます。給食費については、国からの交付金など、先ほど市長からの答弁もございましたが、臨時的な財源によるものではなく、安定的に運用できる制度であることが大切であることや、加えて、中学校には、これまでも交付金を活用して、物価高騰分を据え置きながらも、保護者負担を求めていることも踏まえまして、義務教育段階の保護者負担の在り方の公平性を考えて、基準額を超える分については、保護者に御負担をお願いするという判断となったものと認識してございます。次に、隠れ教育費の備品化を再来年度から実施できないかという再質問についてでございます。先ほど文部科学省から通知を受けたとお答えさせていただきましたが、私も、教材費の学校備品化は保護者の負担軽減策の一つとして有効であると考えますことから、特に札幌市が行うということでございましたので、まずは他都市の状況を研究するとともに、本市でどのような形で取り組めるかも併せて検討してまいりたいと思ってございます。続きまして、朝里中学校の通級指導教室の拡充及び巡回指導についての再質問だったと思います。中学校の通級指導教室の拡充につきましては、通級指導教室に対する指導者は生徒が13人に1人の割合で教員が加配されており、その加配教員が指導する形を取ってございます。生徒の人数によって加配教員の配置も変わってきます。それから、1人だけの加配教員の配置となりますと、その教員が休んだとき、または不在のときは教室そのものを開設することができなくなってしまいますので、やはり複数の教員を配置することが大切であると思ってございます。そういった意味で、拡充におきまして、持続可能な開設を考えますと、慎重に検討してまいりたいと思いますし、このたび、議員から江別市の巡回指導の通級指導の御提案もいただきましたので、しっかりとその部分の可能性も含めて、研究・調査してまいりたいと考えているところでございます。経済的な事情で卒業アルバムを購入しないという児童・生徒に対する私の所感というお尋ねがありました。卒業アルバムは、学校生活の大切な記録であると思っておりまして、児童・生徒一人一人の学校生活の思い出として、大変意義があるものと認識してございます。どのような事情で購入しない、または購入できないということに対しては、私の経験上、経済的な事情で購入できなかったという児童はおりませんでしたが、もしそのような児童がいるということであれば、何らかの手助け、対応をしていく必要があると思います。このことに関しましては、財政との関係、いろいろな部分がありますので、これまでどおり、市全体の財政状況を勘案しながら、やはり様々な教育予算の優先順位を判断しながら、卒業アルバムの要望についても必要な予算として、今後とも市長部局と協議してまいりたいと考えているところでございます。(「議長、4番」と呼ぶ者あり)

再々質問 4番 酒井隆裕

再々質問を行います。先ほどの災害、失業の際の国民健康保険の一部負担金の減免の話でありますけれども、あくまでも保険者は、正確に言えば北海道の小樽市であるので、北海道が標準的な要綱をつくったとしても変更は生じないということでありました。ということは、国保が統一化されたとしても、借入金といった収入については、収入認定されてしまうのですか。北海道は、もうはっきりこれについては見直していくという意思です。当然です。だって、災害、失業を受けて、暮らしていけないから金を借りなければいけなかった。金を借りたら、あなたは一部負担金減免の対象ではないですよという、それはないでしょうという話なのです。だからこそ、北海道はそう言っているのだけれども、小樽市は保険者の一つである北海道が言っていても、全く変わらないということでいいのかと、私はすごく問題だと思うのですけれども、改めてお伺いいたします。次に、出産手当金、出産の際の所得補償の問題であります。これについては法定給付ではない、当たり前です。法定給付ではないから、法定給付にするように国に求めなさいという質問です。しかし、御答弁では、子育て制度として考えていくべきだと。何を言っているのかと。子育て制度などではないです。出産のための所得補償を国に対して求めるべきではないのかと言っているのに、すり替えてしまって、子育て全般になってしまっているのです。違うでしょう。出産の際の所得補償を国に求める気持ちはありますかと聞いているのだけれども、1回もまともに答えてくれない。改めて聞きたいと思います。次に、小学校の給食費についてです。教育長は、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金などの活用も含めて、財政といろいろと検討した結果だったと、しかも、安定的にやらなければならないこともあったとお話しされていました。ということは、教育委員会としては、小学校給食費完全無償化を求めたのですか。

答弁 市長 迫俊哉

酒井議員の再々質問にお答えいたします。小学校の給食費についてお答えさせていただきたいと思っております。市長部局と教育委員会で協議を重ねた結果であるのですけれども、結局、中学生は給食費を取っていくことになるのです。小学校については、国の制度で保護者の負担軽減という制度を使っていくことになるのですが、基本的には無償化とは違っておりまして、あくまでも国の考え方は、保護者の負担軽減という考え方であります。そうした中で、中学生には保護者負担を求めていくわけでありますので、小学生も完全に負担をなくすということではなくて、足りない分については、やはり小学生の給食費の負担をいただくことが公平性に資するのではないか。つまり、必要な負担を中学生からも小学生からもいただくのだという考え方で貫くことが公平性に資すると判断させていただいたものでありますので、その点については御理解いただきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 福祉保険部長 中村哲也

酒井議員の再々質問にお答えいたします。お尋ねが2点ございました。まず、一部負担金減免の収入認定についてです。北海道に確認いたしましたが、酒井議員のおっしゃるような見直しをするとは、私どもは聞いてございません。先ほども申しましたが、標準例が示されておりまして、その中では生活保護法に基づく収入認定とQ&Aにも示されておりますので、私どもも、引き続き同じ取扱いになると考えております。もう1点、出産手当金についてです。国へ求める考えはないかという御質問でございますが、私どもも、これは制度上なかなか難しいと考えております。先ほど市長からも答弁させていただいたとおりなのですが、まず、制度化するとしたら、国がきちんと制度化するべき話なのですが、制度的にはなかなか難しいと。ですから、繰り返しになりますけれども、今、国が子育てに関していろいろと取組を進めているところでございますので、その動きの中で、もし可能であればあるかもしれませんし、動きを注視してまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 令和8年第1回定例会 2026年3月3日 議事録 PDF(97ページ) 間違いを知らせる