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小樽市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月10日

(1)国民健康保険について/(2)公務員の男性育児休業取得について

2025年12月10日、小樽市議会の一般質問で、酒井隆裕議員が「国民健康保険について」「公務員の男性育児休業取得について」について質問し、市長 迫俊哉、総務部長 柴田健治が答弁しました。

質問者
酒井隆裕 議員
答弁者
市長 迫俊哉、総務部長 柴田健治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 酒井隆裕

一般質問いたします。国民健康保険について質問します。従来の健康保険証の廃止に伴い、国保料滞納世帯に対しては、これまでの健康保険証を取上げの措置から窓口で医療費を1度10割負担で支払い、事後に市から7割分の特別療養費の支給を受ける措置へと変更しています。平成29年に、被保険者証及び資格証明書による受診状況の資料を求めました。そのときには、平成26年度から平成28年度までの被保険者数及び資格証明書人数と、それぞれの受診件数について、被保険者証による受診では、1人当たり受診件数は12件弱に比べ、資格証明書による受診では0.1件と大幅に少なくなっていました。直近の数字でも、10割負担の受診では、令和6年度で0.07件となっています。この数値を見ても明らかなように、困窮世帯にとって10割負担は苛酷で、受診が困難になっているのが実情です。そのことを踏まえて質問します。マイナ保険証への移行に向け、昨年12月2日に健康保険証の新規発行が停止されたことに伴い、短期被保険者証の交付廃止に関するお知らせなどの文書で特別療養費の対象となり、医療費を窓口で一旦10割を負担いただくことになる旨の文書を被保険者に送付した自治体があります。厚生労働省は、一律・機械的に特別療養費の支給に切り替えるのではなく、3か月に1度は通知で納付勧奨を行い、電話や訪問などで接触を図り、特別な事情がないか確認するよう各自治体に呼びかけています。特別な事情がある場合は、10割負担には切り替えないとしています。特別療養費の支給に切り替えるには、滞納した国保料について、納付勧奨や特別な事情の聞き取りが必要です。それらが実施されない場合、特別療養費の支給への切替えは無効です。本市では、特別療養費の支給の対象となるまでに対し、納付勧奨や特別な事情の聞き取りをどのように行っているのですか。また、一律・機械的に対象としていないと確認しますが、いかがですか。厚生労働省は、10月17日、国保料の滞納で医療費の窓口10割負担となった世帯から自己負担が困難だとの申出があれば、自治体の判断で負担を3割にできるとする事務連絡を全国の自治体に出しました。今回の事務連絡は、10割負担となった世帯が医療を受ける必要が生じ、医療機関に対する医療費の一時払い、10割負担が困難である旨の申出が行われた場合、自治体の判断により、医療の必要性を判断することなく、特別療養費の支給に加えて、療養の給付等を行うことができると明記。滞納世帯の医療機関での窓口負担は3割で済み、残り7割は自治体が医療機関に直接支払います。10割負担となった世帯が医療を受ける必要があるのに、医療機関窓口での一時払いが困難だと申し出た場合には、当該世帯は、国保料を納付できない特別な事情に準ずる状況にあることについて、健康保険証廃止後も同様であると確認します。いかがですか。公務員の男性育休取得について伺います。人事院は、1月28日、男性国家公務員一般職常勤の令和5年度の育児休業取得率が80.9%になり、過去最高を更新したと発表しました。国の令和7年度に85%という目標に近づいています。北海道新聞の報道によると、福岡県福岡市は、7月16日、男性職員の令和6年度の育児休業取得率が100%を達成したと発表しました。市によると、政令指定都市では初めて、前年から5.6ポイント増え、103%と過去最高を更新しました。育休取得率は、年度中に育休を取れるようになった職員に対し実際に取った職員の割合です。前年度に子供が生まれ、当該年度に取得した職員も含まれ、取得率が100%を超えることもあります。政令市で育休取得率が100%を達成した自治体に関し、市長はどのような所感をお持ちになったか、お聞かせください。苫小牧市の男性職員による令和6年度の育児休業取得率は69.4%で、令和3年度と比較して5.14倍に急増しています。背景には、職場の意識の変化や、令和4年に導入された出生時育児休業、通称産後パパ育休の制度の浸透などがあります。市は、育休について学ぶ動画を作成するなど、男性の育休取得率のさらなる向上を目指しています。登別市は、令和2年度は取得者ゼロでしたが、令和6年度は対象者12人のうち2割弱に当たる2人が取得、令和7年度は6割を超える見通しだと言い、市人事グループは、令和11年度までに85%を目指すとしています。本市では、令和4年度の取得率が28.2%、令和5年度44%となっています。令和7年度の本市の目標は85%です。目標に照らした実績はいかがですか。私が令和2年に質問したときには、代替職員の確保がネックになっていることが示されました。代替職員の配置と仕事を引き継ぐ体制づくりが必要です。本市ではどのような体制になっているのですか。職場の意識の変化、制度の浸透など、意識改革が必要であることを従前に述べました。令和4年度と比べて、職員の意識が変わってきているのですか。男性職員が育休を取得しても、1か月以下が40%となっています。育児を本気でするならば、1か月以下というのはあり得ないと思います。少なくとも半年以上取得するのが望ましいのではありませんか。福岡県福岡市は、男性育休100%宣言を掲げ、育休を取得しやすいタイミングを検討するため、男性職員と上司との面談を徹底させるなど工夫を重ねてきました。本市でも男性育休100%宣言をし、育休を取得しやすく工夫するべきです。本市の取組を伺います。以上、再質問を留保し、質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

酒井議員の御質問にお答えいたします。初めに、国民健康保険について御質問がありました。まず、特別療養費の対象となるまでの市の取組につきましては、定期的に納付勧奨の通知を送付しているほか、電話や訪問などにより、できる限りの接触を図り、保険料を納付することができない特別の事情の有無を丁寧に確認するよう努めております。次に、医療費一時負担が困難との申出があった場合につきましては、国の通知において、保険料を納付することができない特別な事情に準ずる状況にあると判断されることから、3割負担にすることができると示されておりますので、この通知に基づき、これまで同様、適切に対応してまいりたいと考えております。次に、公務員の男性育児休業取得について御質問がありました。まず、男性の育児休業取得率が100%の自治体に関する所感につきましては、産後パパ育休など、法改正による制度の拡充や育児休業取得率の政府目標の引上げなど、国を挙げての取組により、各自治体で男性職員の育児参加が進んでおり、男女ともに仕事と育児の両立や働き方改革に寄与するものと期待しているところであります。次に、本市男性職員の育児休業取得率の実績につきましては、令和6年度が58.1%で、令和3年度の3.95倍に上昇しており、令和7年度の目標値である85%にはまだ及ばないものの、過去最高の取得率となったところであります。また、令和7年度の実績も現時点での取得状況から令和6年度の実績を上回ることが見込まれております。次に、育児休業取得者の代替の体制につきましては、基本的に会計年度任用職員を配置しておりますが、取得期間が1か月未満の短期間であったり、取得者が管理職や係長職であるなど、会計年度任用職員の配置が事実上難しい場合においては、上司など周囲の職員が分担して業務を行っております。次に、育児休業に関する職員の意識につきましては、令和4年に制度が拡充され、制度の周知や意識啓発に努めたことにより、男性職員の育児休業取得率は年々上昇しており、男女を問わず子供が生まれた職員は、育児休業を取得するのが当然であるという意識が取得者本人と周囲の職員双方に浸透してきているものと考えております。次に、育児休業の取得期間につきましては、産後パパ育休など短期間の取得が増えていることにより、男性職員の育児休業取得率が上昇しているところですが、女性職員は6か月以上の長期間の育児休業取得が多く、御指摘のとおり、今後は男性職員の長期間の育児休業取得の促進が課題であると考えております。次に、育児休業を取得しやすくするための取組につきましては、これまでも上司との面談の機会において、育児休業取得の意向確認などを行ってきておりますが、条例で各任命権者に義務づけた仕事と育児の両立支援制度等に関する情報提供や意向確認を行うほか、欠員の解消や業務改善による時間外勤務の縮減など、育児休業を取得しやすい職場環境の整備に努めながら、男女を問わず職員の育児休業取得率が100%となるよう取り組んでまいります。(「議長、4番」と呼ぶ者あり)

再質問 4番 酒井隆裕

再質問を行います。まず、公務員の男性育児休業取得について伺います。質問では58.1%、さらにそれを超える過去最高という話でありますけれども、私は、やはり他自治体から見れば遅れているというのが実感ではないかと思います。この85%をしっかりと目指していくという点においても、私はこれではまだ遅いのではないかと思いますけれども、市長はどのようにお考えでしょうか。それから、男性職員の育児取得について1か月以下が40%となっているという話でありまして、それに対して促進していくと言っていますけれども、具体的にどのように男性職員に長期間の育児休業を促進していくのかについてもお伺いしたいと思います。最後に、100%宣言であります。100%になるまで取り組むという話でありますけれども、私はこの際、このままずるずると行ったとしても、僅かずつ休業率が上がっていくのみで、他自治体のように100%という形は目指せないと思うのです。思い切った市の意識を変えていくという点でも、やはりトップ自らが小樽市も100%宣言をいたしますと言うぐらいの気構えがなければ、駄目なのではないかなと思います。もちろん、取得しやすいような環境づくりをしていくのは当然なのですけれども、もうそういうのは過ぎた段階だと思います。改めて市長のお考えについて伺いたいと思います。

答弁 市長 迫俊哉

酒井議員の再質問にお答えいたします。まず、男性の育児休業の取得率について御指摘がありました。他の自治体に比べて遅れているのではないかという御指摘でありますけれども、比較的先行的に進められている事例をお示しいただいたとは思っておりますが、決して数ありきではありませんので、男性の育児休業の取得率の向上については、着実に進めてまいりたいと思っているところでございます。次に、100%宣言に取り組むために抜本的な意識改革を進めていく必要があるのではないかという質問でございますが、男性の育児休業の取得率の向上に対する御提言については、私どもも大変理解させていただいているところであります。ただ、それぞれの家庭の状況もありますので、決してこの取得を強要するものではありませんし、あくまでも数字ありきではないというのは、重ねて申し上げたいと思っております。ただ、男女ともに仕事の両立を進めていく上で、先ほど、取得期間の短さというのを御指摘いただきましたけれども、まず、その取得期間も含めて、望ましい形で育児ができるような環境を整備して、そして取得の後押しをする姿勢を市長が示していくことが大切だと思っております。その結果として、取得率を上げていくことが望ましい形ではないのかと思っているところでありますので、御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 総務部長 柴田健治(総務部長は2025年12月まで)

酒井議員の再質問にお答えいたします。男性職員の育児休業を取得する具体的な促進策でございます。これまでも制度の周知を促進することを図ってまいりましたが、令和7年第3回定例会で条例改正いたしまして、任命権者が育児休業と育児の両立支援制度の意向確認することを義務づけております。今後、義務づけ、意向確認の仕方につきまして、やり方や、フローのようなものを担当課で作成いたしまして、全庁で実施することを考えていきたいと思います。これまでも人事評価を行っておりまして、その中で必ず職員と所属長は年に二、三度、面談しておりますので、そういった中で確実に制度の周知を行っていくことで考えております。(「議長、4番」と呼ぶ者あり)

再々質問 4番 酒井隆裕

再々質問を行います。男性の育休の取得促進に向けたやり方、またフロー作成をしていくということで、それは大変すばらしいことだと思います。その一方で、福岡県福岡市が行っているように、育休を取得しやすいタイミングを検討するため、男性職員の上司との面談を徹底させる、しっかりこれを位置づけているわけです。言ってみれば、育休を取るか取らないかという面談ではなくて、育休を取得しやすいタイミングを検討するための面談という点で、より踏み込んだ面談が私は必要ではないかと思うのです。そういった面談の仕方ということを今後、取り組むということなのか、それとも従来どおり、育休を取得するのかしないのかについて面談するのか、改めてその点を伺いたいと思います。

答弁 市長 迫俊哉

酒井議員の再々質問にお答えいたします。面談のやり方についてだと思いますけれども、一つにやはり先進的に進められている自治体の取組は参考にしなければなりませんが、その面談の中で育休を取るのか取らないのかではなくて、育休を取って男女で子供を育てていくのだという趣旨、それから、しっかりとその後押しをしてあげるのだという説明を面談の中でやっていくことが大事だと思っております。取るとか取らないとかではなくて、趣旨を理解していただくことがまず大事だと思っておりますし、それをしっかりと職場として支えていくのだという姿勢を示していくことが一番大事なのではないかと思っているところでございます。

出典:小樽市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月10日 議事録 PDF(138ページ) 間違いを知らせる