小樽市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日
(1)子ども・子育て支援新制度について/(2)無届けの有料老人ホームについて/(3)街路防犯灯のLED化について/(4)認定農業者制度に関連して/(5)地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正について/(6)今後の放課後等の教育支援の在り方に関するワーキンググループ取りまとめの概要について/(7)学校施設の防災機能に関する実態調査について/(8)ICTを活用した教育の推進に関する懇談会の概要について
2014年12月10日、小樽市議会の一般質問で、佐々木茂議員が「子ども・子育て支援新制度について」「無届けの有料老人ホームについて」「街路防犯灯のLED化について」「認定農業者制度に関連して」「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正について」「今後の放課後等の教育支援の在り方に関するワーキンググループ取りまとめの概要について」「学校施設の防災機能に関する実態調査について」「ICTを活用した教育の推進に関する懇談会の概要について」について質問し、市長 中松義治、教育長 上林猛が答弁しました。
- 質問者
- 佐々木茂 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治、教育長 上林猛
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 23番 佐々木茂
通告に従い、質問をさせていただきます。子ども・子育て支援新制度についてであります。2015年4月に始まる子ども・子育て支援新制度は、幼稚園や保育所にかかわる戦後初の大きな制度改革と言われ、一部の自治体で新制度に対応した手続が始まるなど、全国各地で準備は急ピッチで進んでおります。しかし、子供を持つ親たちからは、肝心の新制度の中身が複雑でわかりにくいと不安の声が上がっています。スタートまであと4か月、新制度の変更点、問題点について伺います。新制度の変更点については、どのような内容であるのか。自治体での支給認定はどのような手続であるのか。また、認定証の交付についてはどのような内容であるのか。さらに、新制度移行に関する課題はどうであるのか。次に、無届け有料老人ホームについてであります。新聞報道によりますと、有料老人ホームの要件に該当しているにもかかわらず、必要な届出をしていない施設が道内で431か所に上ることが、厚生労働省の調査で明らかになりました。また、無届けの施設は高齢者向けの共同住宅や下宿として運営しているケースが多く、総数は都道府県で最多、防災設備の有無など、入居者の安全やサービスの質を行政が監視できない懸念があるとして、同省は届出の指導を強化するとありました。老人福祉法は、入居者に食事の提供、介護、家事、健康管理のいずれかのサービスを行う施設を有料老人ホームと定義しております。昨年10月末の時点で届出済みの施設数は323か所であるのに対し、無届け施設数は431か所あり、その内訳は札幌市194か所、旭川市が60か所、函館市39か所などとなっているそうです。そこで、伺います。新聞報道にあった431か所のうち、小樽市では何か所ありましたか。また、その後は増えていないのでしょうか。現在、本市における無届けの施設の届出状況はどうなっていますか。次に、街路防犯灯のLED化についてであります。去る11月19日、町会長と市との定例連絡会議、小樽市街路防犯灯組合連合会通常総会において、市長の大英断により、平成27年度から3か年で、補助率90パーセントでLED化を実施したい旨の発表がありました。詳細はこれからとのことでありますが、業者によっては工事価格に差があることが考えられるため、助成の基準となる工事価格を設定する必要があると考えます。本市としてはどのように考えているか、伺います。次に、認定農業者制度に関してであります。認定農業者制度は、農業者の自主的な経営改善を支援する制度で、認定を受けた農業者が誇りと意欲を持って経営の改善・発展に取り組むことや経営者としての自覚を高めることなどが期待でき、専業的な農業経営が主体の食料供給基地、北海道にとって、農業の安定的発展を図る上で、重要な取組となっています。北海道では、北海道農業・農村ビジョン21を平成16年3月に策定し、その中で示した取組姿勢に基づき、関係機関・団体と連携し、制度の一層の普及推進を図るとともに、農業者が支援策を効果的に活用しつつ、経営改善を円滑に進めることができるよう支援しているとのことであります。北海道の認定農業者数は平成25年3月現在、3万1,410、農業経営体数4万4,100に対する割合が71.2パーセント、市町村別認定農業者数の推移は、本市においては、12年3月より25年3月まで3経営体です。また、認定基準として、農業経営改善計画が市町村の基本構想に照らして適切であること、達成可能な計画であること、農用地の効率的・総合的利用に配慮したものであることを満たしていることが必要です。そこで、伺います。認定農業者向けの支援政策や認定農業者に対する優遇措置は、どのようになっておりますか。北海道農業経営基盤強化促進基本方針が北海道より出されておりますが、本市における基本的な構想の作成についてはいかがですか。また、平成26年4月に施行された改正農地法により、農業委員会が保有する農地の所在、地番などの情報を一筆ごとに整備することとされ、27年4月からインターネットなどで公開することとされていますが、本市における農地台帳の作成状況について、市長はどのように把握されていますか。本市における農地整備促進事業費については、平成26年度行政評価(事業評価)調書によると、主たる受益者は制度を利用する農家、その対象者数は市内農家数216戸に対して10戸です。庁内総合評価(二次評価)は要改善であり、「事業の必要性を検討し、存廃も含めた見直しについて、平成27年度事業に反映させること」と記述がありました。営農の安定のため、今後、農業委員会、農政課に一層期待をいたすものであります。次に、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正について伺います。文部科学省は、本年7月1日、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律について、各都道府県知事、各都道府県教育委員会、各指定都市市長、各指定都市教育委員会宛てに通知したとのことです。同法は、平成26年6月20日に公布され、27年4月1日から施行されます。そこで、主な改正の概要についてお聞かせください。次に、今後の放課後等の教育支援の在り方に関するワーキンググループ取りまとめの概要についてであります。中央教育審議会生涯学習分科会の今後の放課後等の教育支援の在り方に関するワーキンググループは、今年6月25日、子供たちの豊かな学びのための放課後・土曜日の教育環境づくりと題する最終報告を取りまとめたとのことです。Ⅳ、基本的方向性を実現する具体的方策、その一つ、全ての子供たちのための放課後等の教育の充実に向けた新たな方策。Ⅴ、基本的方向性を実現する具体的方策、二つ目として、土曜日の豊かな教育環境の実現に向けた新たな方策。そこで、本案の概要の主な内容についてお聞かせください。次に、学校施設の防災機能に関する実態調査の結果についてであります。国立教育政策研究所文教施設研究センターは、平成26年10月3日、地域住民の避難所としての役割を担っていくためには、教育委員会と防災担当部局及び地域住民が連携協力して対応していくことが重要であるとして調査を行ったとありました。その調査内容についてお聞かせください。また、平成26年度教育委員会の事務の点検及び評価報告書(平成25年度事務)には、「市の防災担当と連携して、学校防災に取り組んでまいります」と記述されております。本市における取組の状況についてお聞かせください。質問の最後に、ICTを活用した教育の推進に関する懇談会の概要についてであります。文部科学省のICTを活用した教育の推進に関する懇談会が8月29日、報告書(中間まとめ)を公表したとのことです。第2期教育振興基本計画における教育のICT関係部分の達成目標、重点事項、段階的・計画的な整備の推進、ICT環境整備4か年計画:地方財政措置の活用促進、2014年より毎年1,678億円、4年間で6,712億円、諸施策の実施工程表にありますが、本市におけるICTに関する取組状況について伺います。(発言する者あり)以上をもって、再質問を留保して質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
佐々木茂議員の御質問にお答えいたします。初めに、子ども・子育て支援新制度について御質問がありました。まず、新制度における変更点につきましては、これまで幼稚園や保育所に対する国の給付は所管省庁により分かれていましたが、新制度においては、これらの施設に対する給付措置が一本化されるとともに、認定こども園制度の改善や地域の実情に応じた子ども・子育て支援の充実が図られるものとなっております。次に、自治体での支給認定につきましては、新制度の実施主体である市が保護者の申請を受け、子ども・子育て支援法に基づき市が定める基準により、保育の必要性を認定する手続であります。また、認定証の交付の内容につきましては、家庭の就労実態等に応じて、市が決定する保育時間や支給認定の有効期間などを記載した支給認定証を保護者に交付するものであります。さらに、新制度移行に関する課題につきましては、制度実施までの準備期間が短いこと、そのため利用者への周知に一層取り組む必要があることなどであります。次に、無届けの有料老人ホームについて御質問がありました。まず、本市における無届け有料老人ホームの数につきましては、所管が北海道でありますので、昨年12月の北海道からの照会に対し、該当する可能性のある施設として9か所を報告いたしました。また、本年11月に、それ以降に把握した施設の照会がありましたので、新たに4か所を報告したところであります。なお、北海道では、独自調査により、本市が報告した施設以外にも何か所か把握しているものがあると伺っております。次に、無届けの有料老人ホームの届出状況につきましては、所管する北海道に伺いましたところ、有料老人ホームに該当する可能性のある施設に対し、年度末までには実態調査を行い、該当する場合は届出を行うよう促していきたいとのことであります。なお、その結果につきましては、本市にも情報提供いただき、状況を把握したいと考えております。次に、街路防犯灯のLED化について御質問がありました。助成の基準となる工事価格の設定につきましては、灯具の明るさにより工事価格が異なることから、灯具を北海道電力の契約電力別に3種類のランクに区分し、それぞれについて今年度の申請実績を基に設置工事費の平均額を算出し、助成の基準としたいと考えております。次に、認定農業者制度に関連しての御質問がありました。まず、認定農業者への支援政策につきましては、安定した農産物の生産、付加価値の向上等を目的とした補助金などがあり、また、優遇措置につきましては、施設整備など経営改善に必要な取組に要する長期資金を低利で融資する制度などがあります。次に、本市における基本的な構想につきましては、平成7年3月に、効率的かつ安定的な農業経営を行うために数値目標等を定めた、農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想を作成し、基本的には5年ごとに見直しを行う中で、逐次改訂してきているところであります。次に、農地台帳の作成状況につきましては、改正農地法によると、農業委員会は農地等の所有者の氏名又は名称及び住所、所在、地番、地目、面積等の情報を紙媒体ではなく、電子データ化した磁気ディスクで農地台帳を整備することが義務づけられており、平成27年4月からインターネットなどで公開される仕組みとなっておりますが、守秘義務にかかわる部分のほか、市街化区域内の情報については公表しないことになっております。また、本市農業委員会では、既に農地台帳の作成作業は完了しており、来年4月1日からの公開に向けての準備に入っているものと聞いております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)
佐々木茂議員の御質問にお答えいたします。ただいま、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正について御質問がありました。その概要についてですが、一つ目は、教育行政の責任体制を明確化するため、教育委員長と教育長を一本化した新たな責任者である新教育長を、市長が議会の同意を得て任命することとしております。その任期は市長より1年短い3年とし、これにより市長は任期中に少なくとも1回、教育長の任命権限を行使することになります。二つ目は、市長が招集する総合教育会議を設置し、教育に関する総合的な施策の大綱の策定や教育の条件整備など重点的に講ずべき施策などについて、市長と教育委員会が公の場で協議、調整を行うこととしております。これらにより、教育の政治的中立性、継続性を保持しつつ、市長と教育委員会の連携を強化し、迅速な危機管理への対応にも配慮がなされたものと考えております。次に、中央教育審議会生涯学習分科会の最終報告の基本的方向性を実現する具体的な方策についてでありますが、この最終報告では、子供たちの豊かな学びのための放課後・土曜日の教育環境づくりとして、これまでの学校教育だけでなく、実社会、実生活とのつながりを体験的に学習できる機会の充実のため、これまで以上に多様な人材の参画による放課後や土曜日などの教育支援を充実していくことが必要として、具体的な方策の提言がありました。初めに、放課後等の教育の充実に向けた新たな方策については、学校と地域の連携、幼・小、小・中の連携の仕組みづくり、学校内へのコミュニティスペースの併設などの施設の複合化・共用化の促進、地域コミュニティの創造、放課後児童クラブとの連携の強化、地域コーディネーターの養成と地域連携担当教員などの位置づけなどについての具体的な提言がなされております。次に、土曜日の豊かな教育環境の実現に向けた新たな方策については、地域人材や企業などが土曜日の教育活動に参画する仕組みづくり、学校と地域・企業・大学等をつなぐコーディネート機能の充実、土曜日ならではのキャリア教育やふるさと教育など、多様なプログラムづくりについて具体的な提言がなされております。次に、学校施設の防災機能に関する実態調査の内容について御質問がありました。この調査は、学校施設の防災機能の向上を図るため、教育委員会と防災担当部局の連携・協力体制や避難所に必要な施設・設備の整備状況などの実態を把握するために行われたものであります。調査の内容につきましては、学校施設が避難所としての役割を担うため、教育委員会と防災担当部局との間で連携・協力体制ができているか、避難所として施設利用計画の策定や必要な防災機能について検討しているか、新・増築などの設計に当たって地域防災への配慮を検討しているか、さらに、防災訓練の際、防災施設・設備について定期的に点検し適切に維持・管理されているかなどの項目について、アンケート形式での調査でありました。次に、学校防災の取組の状況についてですが、本市の小・中学校におきましては、全ての学校で危機管理マニュアルを作成しており、年2回以上、火災のほか地震などを想定した避難訓練を実施しております。そのほか、今年度は、教職員を対象に、札幌管区気象台から講師を招き、危険予測・危機回避能力などを身につけさせるための防災教育や非常災害時に安全かつ的確な行動をとることができるような防災訓練のあり方について、研修講座を開催いたしました。また、本市の防災担当が企画した免震性能体験会に、市内の小学校2校の児童や教職員を参画させるなどの取組を行っており、今後とも市の防災担当と連携を図りながら、防災教育の充実に向け、取り組んでまいりたいと考えております。次に、本市におけるICTに関する取組状況について御質問がありました。校務用パソコンについては、平成25年度に中学校の整備が終了し、引き続き今年度より小学校の校務用パソコンの整備を進めており、28年度に全ての小学校に整備することとしております。さらに、教職員の授業改善を図るため、昨年度より導入した実物投影機を本年度、全小学校に少なくとも1台の整備を行ったところでありますが、今後、これらのICT機器の配置に伴う教育効果を検証するとともに、教職員の活用技術の習得を行いながら、整備の進め方について検討してまいりたいと考えております。(「議長、23番」と呼ぶ者あり)
再質問 23番 佐々木茂
るるお答えいただきましたので、再質問はいたしません。終わります。