小樽市議会 平成18年第1回定例会 2006年3月7日
(1)成年後見制度の利用について/(2)国保事業運営について/(3)地方債総額の減少について/(4)財政分析による財政計画を/(5)指導力不足の教員について/(6)新・児童生徒の問題行動対策重点プログラムについて/(7)市税横領事件について
2006年3月7日、小樽市議会の一般質問で、佐々木茂議員が「成年後見制度の利用について」「国保事業運営について」「地方債総額の減少について」「財政分析による財政計画を」「指導力不足の教員について」「新・児童生徒の問題行動対策重点プログラムについて」「市税横領事件について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。
- 質問者
- 佐々木茂 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 菊譲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 15番 佐々木茂
会派代表質問も終わり、一般質問も私は6人目となりますと質問も重複してくると思われますが、観点も違いますので通告どおり質問をさせていただきます。まず最初に、成年後見制度の利用についてであります。認知症の老姉妹が業者に高額の住宅リフォームを繰り返されて全財産を失うといった事例や、判断力の衰えた高齢者をねらった詐欺事件や悪質商法による被害が報道されております。特に身寄りのない認知症などの高齢者は契約行為自体が難しく、老人福祉法の中でも、65歳以上の高齢者に対して福祉を図るために必要な場合は、市町村長が法定後見の開始の審判などの請求ができるとなっておりますが、この取組については市町村によって格差が非常に大きい現状にあります。このような背景などもあり、平成17年6月の介護保険法改正により創設された地域支援事業の一つとして、被保険者の権利擁護のため必要な援助を市町村が行う事業として、成年後見制度利用支援が明確にされたところでございます。住民は日常生活においてさまざまな契約行為があり、認知症の方々を支えるためには、成年後見制度の利用について積極的に協力をしなければならないと考えます。本市で成年後見制度を利用されている方は何名いるのかお伺いいたします。また、必要な方々に必要な援助が行われるよう、どのような対策をお考えかお伺いいたします。次に、国保事業運営状況についてであります。本市において厚生労働大臣から高医療費市町村の指定を受け、国民健康保険事業運営安定化計画を策定し、給付などの適正化や国保事業の運営の安定化に取り組んでこられたと思いますが、平成15年度末における実質累積収支不足が約32億8,000万円を抱え、平成16年度国保会計決算は前年度繰越金約5億1,400万円があったことなどから、8億9,327万円を繰り越す結果となりました。平成16年度末の累積収支不足は、一般会計借入金を約8,623万2,000円繰上償還したことにより約31億9,400万円となり、さらに昨年第3回定例会において繰上償還約3億9,036万円の予算補正を行ったことにより、平成17年度末の累積収支不足額は約28億円になる予定と伺っておりますが、依然として多額の累積赤字を抱えており、厳しい財政状況が続いて、今後、平成14年10月の老人医療制度の改正に伴う前期高齢者、昭和7年10月1日以降に生まれた方で老人保健制度の該当とならない70歳以上の方の増加により、医療費の負担増が予想され、財政運営上はさらに厳しくなるものと考えます。そこで、今後の累積赤字解消の対策についてはどのようなお考えか、御所見をお伺いいたします。次に、地方債総額の減少についてであります。総務省は平成17年12月24日、自治体の地方債発行見込額を示す平成18年度の地方債計画をまとめました。地方債総額は地方財政の健全化や投資的経費の抑制などにより10.2パーセント減、平成17年度比(以下同じ)の13兆9,466円に縮小。うち普通会計分は11.8パーセント減の10兆8,174億円、企業会計などの分は4.4パーセント減の3兆1,292億円となる。三位一体改革に伴い、施設費に係る国庫補助負担金を一般財源化することに対しては、引き続き地方が円滑に事業を実施できるよう施設整備事業(一般財源化)を創設、700億円を計上。また、団塊世代の定年退職に伴う大幅な退職手当の増加に対処しつつ人件費削減に取り組む団体を対象に退職手当債を特例措置するとし、2,600億円を計上した。地方債資金については、地方分権推進や財政改革の趣旨を踏まえ、公的資金の重点化・縮減を図りつつ、所要額を確保。公的資金のうち郵政公社資金は、19年度までの原則廃止に向け59.3パーセント減の4,800億円に縮減する。これに対し、民間資金の円滑な調達を図るため、市場公募団体の拡大や共同発行市場公募地方債などの発行を推進するとし、市場公募資金を3兆5,000億円計上している。地方債の発行に際し、必要な総務大臣あるいは都道府県知事の許可については、地方財政法の改正により18年度から協議制に移行するとあり、平成18年度地方債計画のうち本市にかかわる項目とその影響額について、その概要をお示しください。次、質問の第4項目、財政分析による財政計画。財政を比較分析することによって長期財政計画を樹立することについて質問をいたします。地方財政は年々苦しくなっております。三位一体改革は、期待に反し、地方交付税も減額を続けていることから、三役をはじめとする職員の給与減、施設使用料の増など毎年苦しい運営を続けてきております。財政の好転が期待できない中にあって人件費をいじり、使用料の増を図っても、根本的な解決策にはなりません。本市の財政を分析することにより、何が問題か、課題は何かを究明して、長期の財政計画を樹立すべきでないかと考えます。平成17年6月に、総務省から「団体間で比較可能な財政情報の開示について」とする通知が来ていると思います。これは、財政健全化を推進していくには財政状況を積極的に開示することが求められており、わかりやすく情報を開示し、財政運営上の課題を明確にし、財政構造の改善に反映させていくことが喫緊の課題となっております。財政分析を行う指標は、財政力指数、経常収支比率、起債制限比率、人口1人当たりの地方債残高、ラスパイレス指数、人口1,000人当たりの職員数を基本とすることになっており、各市町村の財政分析比較表は平成18年3月中に都道府県のホームページに掲載することになっております。類似団体の何番目か、道内市町村の平均と比較してどうかなどなども紹介されるので、問題点、課題点も明らかになります。庁内職員によって、あるいは市内の有識者によって構成される委員会によって財政を比較分析し、長期財政計画を樹立することについていかがお考えか、御所見をお伺いいたします。次に、指導力不足の教員についてであります。内閣府規制改革・民間開放推進室が2005年12月5日、都道府県・市区教育委員会や教員らを対象に行った「教員に関するアンケート調査」の結果が発表されました。「指導力不足の教員がここ数年間で増えているのか」との問いに、市区教育委員会の36パーセントが「増えていると思う」と答えており、現場は教職員の資質に疑問を持っているようだと。調査は2005年9月から10月、47都道府県教育委員会、回答率100パーセント、476市区教育委員会、同63パーセント、505私立小中学校、同50パーセント、公立小中学校などの教員260人、同9パーセントから郵送で回答を得て、個別に結果を集計しました。教員の指導力不足については私立小中学校で38パーセント、都道府県教育委員会21パーセントが「増えていると思う」と答え、「減っていると思う」は、都道府県教育委員会15パーセント、市区教育委員会7パーセント、私立小中学校5パーセントにとどまったとございます。また、「身内に教育関係者がいると採用が有利になるか」との問いには、全都道府県教育委員会が「ない」と否定したのに対し、教員の59パーセントが「有利に働く」と答えたとあります。採用に当たっては、教師としての確かな指導力や総合的な人間力を見極めるため、人物評価を一層重視しなければなりません。また、現場研修においても、教師力を高めるため、教師のあり方については実践的な指導力を向上させることが大切であると考えます。そこで、今回策定されましたあおばとプランには教員の資質、指導力の向上が掲げられておりますが、今後どのように進めるのか御所見を伺います。次に、新・児童生徒の問題行動対策重点プログラムについてであります。文部科学省の「児童生徒の問題行動に関するプロジェクトチーム」は、平成17年9月22日に「新・児童生徒の問題行動対策重点プログラム」の中間報告書のまとめについて、2005年6月には山口県光高等学校で爆発物傷害事件、東京都板橋区での管理人夫婦殺害事件、福岡県福岡市での実兄刺殺事件など、児童・生徒による重大な問題行動が相次ぎ、宮城県で中学生が警察官を刃物で刺して重症を負わせる事件が発生するなど、児童・生徒の問題行動は非常に憂慮すべき状況となっております。これら一連の児童・生徒による重大な問題行動については、宮城県での警察官刺傷事件を除いて、家庭裁判所による終局決定が出されているものの、その原因や背景などの詳細は必ずしも十分に明らかにされていない。しかしながら、報道や教育委員会などから得た情報を基に判断する限りにおいても、学校、家庭及び地域社会において子供を取り巻くすべての大人たちが真しに考え、取り組まなければならない重要な課題が提起されており、これらの問題に対する対策は急務となっております。最近の児童・生徒による重大な問題行動の概要、課題の検証、当面の対策、今後の課題と取組の4本柱。当面の対応策では、一つ目、学校で安心して学習できる環境づくりの一層の推進、二つ目、情報社会でのモラルやマナーについての指導のあり方などの確立、三つ目、命を大切にする教育などの充実、四つ目、家庭教育への一層の支援の充実について言及したとあります。そこで、今回の中間報告書のまとめを受けて、どのように進めるのか御所見を伺います。質問項目も最後となりましたが、市税横領事件についてであります。昨年12月に発覚した納税課職員による市税の着服横領は、市長をはじめ市職員はもとより市民にも大きな衝撃を与えたものであり、極めて遺憾な事件でありました。今議会では、市長御自身3月分の給料月額を10分の1減額する条例改正案を提出され、みずからの責任を明らかにされております。これまでも他の自治体や金融機関などで同じような事件が新聞紙上をにぎわしておりますが、市税担当職員が着服し横領するケースは、昭和40年以来、40年ぶりのことであると聞いております。今回の事件については市長はどのように受け止めておられるのか、御所見をお伺いいたします。本市では昨年の12月28日に事件を発表し、その後の調査を踏まえ、今年の2月8日に刑事告訴を行ったと聞いております。当然ながら事件の解明は、今後、司法当局の手にゆだねられることになります。事件が起きたことはまことに残念であると思うわけですが、納税課における収納事務の管理体制はどのようになっているのかお尋ねいたします。最近では、市税ではありませんが、平成11年度に職員による着服横領事件が2件発覚しております。これらの事件の教訓は公金の管理体制に生かされていたのでしょうか。また、このたびの事件は、小樽市役所に対する大きな不信感を市民に与えてしまいました。小樽市の最重要課題である財政再建に支障が出るのではないかと懸念しておりますが、市民の協力は得られるとお考えでしょうか。当然のことながら、今後このような不祥事が二度と起きることがあってはなりません。再発防止のため万全の対策を講ずるべきと思いますが、最後にその具体的な方策についてお聞かせください。再質問はいたしませんので、明確な御回答をお願いし、私の一般質問を終了させていただきます。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
佐々木茂議員の御質問にお答えいたします。初めに、成年後見制度でありますけれども、家庭裁判所へ法定後見の審判等の申立てができますのは本人、配偶者、4親等以内の親族となっており、市が把握している利用者数は、身寄りがないなどということで市長が申立人になった分のみであります。市が成年後見制度に取り組んだ平成13年度から11件の相談があり、そのうち1件が市長申立てをし、後見開始をしております。また、本市における援助の内容ですが、成年後見制度にかかわる相談を受けるとともに、身寄りがいないなど申立てをする人がいない場合に市長が申立てをすることになりますが、経済的に困難な方につきましては、申立て費用などを市が支援することとしております。次に、国保事業の運営でありますけれども、国保事業の累積赤字の解消につきましては、まずは単年度収支の均衡をいかに図っていくかが重要であると考えております。年々増加する医療費負担や景気低迷の長期化など、国保事業を取り巻く財政環境は非常に厳しい状況が予想されますが、引き続きレセプト点検などの医療費適正化対策や健康相談、訪問指導事業などの保健事業、さらには収納率向上対策の推進に努めるほか、国に対しては医療保険制度改革の動向を見極めながら、全国市長会を通じ、国保財政の安定につながる財政基盤の強化の措置などについて強く要請しているところであります。次に、地方債計画の影響でありますけれども、まず三位一体の改革に伴う施設整備への財源措置としての地方債の発行は平成18年度から新たに設けられたものであり、施設整備費に係る国庫補助負担金の一般財源化を踏まえ、補助金相当分に特別な地方債を充当することとなっており、その元利償還金は後年度に100パーセント普通交付税の基準財政需要額に算入することとなりました。本市の18年度当初予算における対象事業はありませんが、今後の事業選択に当たっては十分留意してまいります。次に、定年退職者の退職手当の財源として、退職手当債の発行拡大が平成18年度から10年間の時限措置として認められましたが、これは本市が国に対して要望していたものであり、厳しい財政状況で退職金支払の財源負担が重くなる本市にとって財政負担の平準化につながるものと考えております。次に、地方公営企業関係では、港湾整備事業で資本費平準化債の導入が創設され、単年度の公債費負担を平準化する意味から、本市の平成18年度港湾整備事業特別会計においても制度の活用を図り、予算計上をいたしました。さらに今年度創設された地方財政措置の見直しに伴う下水道事業債の特別措置分についても、その導入により一般会計繰出金を削減してまいります。また、地方債資金についてでありますが、前年度と比較して公的資金の縮減が一層進んでおり、従来からの長期で安定した借入条件を継続するためには、市中銀行など民間資金からの借入手法の検討が必要となるものと考えております。最後に、地方債発行における許可制から協議制への移行についてでありますが、従来は発行に際して総務大臣、都道府県知事の許可が必要でありましたが、地方公共団体の自主性を高めることを目的に、協議の結果として同意を得ない場合にも地方債が発行できる制度であります。ただし、同意を得ない地方債には公的資金は借り入れできませんし、原則として協議をせずに借り入れすることはできないため、本市における実態としては従来の制度との違いは生じないものと考えております。次に、庁内職員あるいは有識者によって構成される委員会等により財政の比較分析を行って、長期財政計画を策定すべきとの御提言でありますが、財政指標の分析については、これまでも財政部を中心に行ってきたところであります。また、財政再建推進プランや同実施計画の策定に当たっては庁内に推進本部を設置し、さらには小委員会やプロジェクトチームで専門的な検討も行いながら策定してまいりました。御指摘のとおり平成18年度からは、各団体の財政情報をこれまで以上に容易に閲覧できるようになりますので、財政力指数に代表される各種の財政指標等の他の自治体との比較について行政としてどう評価するのか、各市町村の主体性がこれまで以上に問われるようになると考えております。また、本市のように一般財源の多くを地方交付税などの依存財源が占める自治体では、国の財政政策の影響によりその財政状況が左右されるため、長期の財政計画が立てにくい側面もありますが、新しい総合計画の策定や施策の選択過程においての有効性はあるものと考えております。財政再建の取組は今後も不断に続けていかなければなりませんし、庁外の知恵を活用し新たな視点で検討することや、財政分析を多面的に活用して問題点を整理するなど、多様なアプローチによって施行することも重要でありますので、御提言につきましては今後の検討課題であると思います。次に、元納税課職員による市税の横領事件でありますが、さきの提案説明でも申し上げましたが、財政健全化に全庁挙げて取り組んでいるさなか、あってはならない不祥事が起きたことは大変残念でなりません。市政運営の責任者として、市民と市政との信頼関係を著しく損ねる結果を招いたことに対し、深くおわびを申し上げますとともに、その責任を痛感いたしております。次に、納税課における収納事務の管理体制でありますが、徴収金の扱いは、まず徴収部門の担当係長が現金と領収書控えなど関係帳票類を照合・点検し、次に出納手続を担当する部門で同じく照合・点検するなど、二重のチェック体制で取り組んでおります。その上で、出納員である納税課長が現金引継ぎの決裁をするようになっております。しかし、今回の事件は、徴収金の一部を横領していたにもかかわらず、領収書控えなど関係書類を改ざんし、虚偽の報告をしていたため、不正を許す結果となったものであります。次に、過去の事件の教訓が生かされたかということでありますが、平成11年度と今回の事件では徴収から収納までの業務の流れや仕組みが異なっていたことから、税部門の徴収業務について、あえて改善しなければならないということはありませんでした。しかし、これらの不祥事を機に、職員に対し公務員として、特に徴税吏員として重い職責を担っていることの自覚を持つよう一層促していきたいところであります。次に、財政再建とのかかわりでありますけれども、このたびの事件は市民と市政との信頼関係が著しく損なわれることとなり、その信頼を回復するためにははかり知れない時間と努力が必要であると考えております。一方では、財政再建もまた絶対になし遂げなければならない最重要課題でありますので、まず市民の信頼回復に誠心誠意取り組みながら、財政再建は着実に成果を上げるよう引き続き努力していきたいと考えております。次に、再発防止に向けた具体的な方策でありますけれども、今回の事件では納税者からの徴収金と市への納付額が異なっていたことから、新たなチェック機能として、今後、納税者に対し納入経過を記載した書面を送付し、定期的に納入状況を確認いただくよう考えております。これによって不正に対する抑止効果も働くものと考えており、新年度から実施してまいります。また、人事管理面では、機会あるごとに職員の綱紀粛正について通達しているところでありますが、職員自身が常に襟を正して、公務員として自覚を持つことが大変重要なことでありますので、各種研修会などを通じて厳しく指導していく所存であります。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
佐々木茂議員の御質問にお答えいたします。初めに、教員の資質、指導力の向上についてでありますが、現職研修については、任命権者であります北海道教育委員会が初任者研修や10年経験者研修などを実施。一方、管内の20市町村では、その費用を分担するなどしながら、後志教育研修センターにおいて各種の研修を実施しております。また、市教委におきましても、情報教育や特別支援教育など、今日的な課題に対応した数多くの研修会をこれまでに開催してまいりました。これらの研修会では、事業などの具体的な場面を想定した内容となるよう工夫を凝らしており、日々の指導力の向上に資するものでございます。さらに先生方の何名かには、道内外で先進的な研究に取り組んでいる学校を視察していただき、これらを市内の先生方に発表し、それぞれの先生方の行われている実践と交流するなど、指導力の向上に努めているところでございます。今後、教師は授業で勝負すると言われておりますが、小樽市においては教員の指導力、専門性を向上させるため、教育研究所を中心に研修講座を開催し、多くの先生方に参加していただき、年間を通じた継続的な研修を行ってまいります。また、校内における授業研究の活性化や研究団体などによる研究成果の交流などを積極的に推進するとともに、広い視野からたくさんの方々の指導を得る機会をつくってまいりたいと考えております。次に、児童・生徒の問題行動への指導についてでありますが、子供による相次ぐ問題行動の発生は社会全体に大きな衝撃を与えており、地域・家庭での教育はもとより、学校においても教育の原点に立ち返って、子供の心の奥に触れる指導を行う必要があると考えます。学校では命の大切さを実感し、他人を思いやる心を育てる体験活動を充実させるとともに、自分の気持ちや考えを相手に適切に伝える力などを育てるなど、指導の充実に努めていただいているところであります。この冬も市内の中学生が除雪ボランティアとして汗を流すなど、お年寄りから感謝されております。今後、小樽の子供たちが地域の人々との出会いなどを通して目や声をかけていただくなど、複数の目で子供たちのよさを発見してもらうことのできる、そんな開かれた学校づくりを一層進めるとともに、先生方の教育相談の技術向上を図る研修会の開催でありますとかスクールカウンセラーの配置など、また、学校内においても、さまざまな先生に気軽に相談できる環境づくりに努めてまいります。