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小樽市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月19日

(1)認知症高齢者対策について/(2)子宮頸がん予防ワクチンの健康被害について/(3)PM2.5の飛来について/(4)新幹線を活用したまちづくりの取組について/(5)公有財産(建物)について/(6)食物アレルギー事故について/(7)学校給食の安全確保について/(8)学校施設の防災対策について/(9)教育課程特例校について1 0土曜授業について1 1その他

2013年6月19日、小樽市議会の一般質問で、佐々木茂議員が「認知症高齢者対策について」「子宮頸がん予防ワクチンの健康被害について」「PM2.5の飛来について」「新幹線を活用したまちづくりの取組について」「公有財産(建物)について」「食物アレルギー事故について」「学校給食の安全確保について」「学校施設の防災対策について」「教育課程特例校について1 0土曜授業について1 1その他」について質問し、市長 中松義治、教育長 上林猛が答弁しました。

質問者
佐々木茂 議員
答弁者
市長 中松義治、教育長 上林猛

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 23番 佐々木茂

一般質問をさせていただきます。最初に、認知症高齢者対策についてであります。65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は推計15パーセントで、2012年時点で約462万人に上ることが、6月1日、厚生労働省研究班の調査でわかりました。認知症になる可能性がある軽度認知障害の高齢者も約400万人いると推計され、65歳以上の4人に1人が認知症とその予備軍となる計算で、早急な対策を迫られそうだとの報道がありました。急速な高齢化社会の到来によりまして、人口に占める高齢者人口は著しく高まってきております。人は美しく健康に老いたいと願ってはおりますが、事志に反しまして、老齢になるほど体のあちらこちらに障害が生じ、入院、通院など不本意な生活を余儀なくされるのが実態であります。身体の障害については医療措置により治癒することが可能であり、あるいは完治しないまでも悪化を防止することもできますし、施設も整備されつつありますが、問題は認知症高齢者対策であります。認知症高齢者を抱えている家庭の悩みは、きわめて深刻なものがあり、多大な犠牲を強いられていることは御承知のことであろうかと存じます。そこで、本市にはどの程度の認知症高齢者がいると推定しているのでしょうか。物差しがないだけに、難しいものがあるかもしれませんが、調査をした数字があればお知らせください。また、認知症高齢者対策としては、いろいろな取組があると思いますが、本市において取り上げている事項があればお答えください。1点目、認知症高齢者の相談窓口について。2点目、家庭介護の方法を啓発することについて。3点目、認知症高齢者に関する地域支援事業の充実について。以上、3点についてお聞かせください。次に、子宮頸がん予防ワクチンの健康被害についてであります。子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業費補助金を受け、本市において平成23年2月より開始され、23年度の実施については延べ接種回数4,814回、被接種者1,542人に上ります。予防接種に対する正確な情報を提供し、安全な予防接種を実施するための体制を整備し、予防接種による健康被害者に対しては、迅速な救済を図っていると思いますが、他都市において副反応などが発生していると伺います。そこで、本市においてこれら事例はないのでしょうか。また、仮に健康被害などが発生した場合、どのような対応をされるのかお聞かせください。次に、PM2.5の飛来について伺います。健康被害が懸念されるPM2.5、微小粒子状物質についてであります。本市において中国からの飛来は確認されていないのでしょうか。子供は、呼吸器の疾患、アレルギーなどの個人差があり、国の暫定指針値である1日平均70マイクログラムにどのぐらいの根拠があるのかわからず不安もありますが、これ以外に頼れる材料もありません。日本と中国、韓国による環境大臣会合が5月5日、6日に北九州市で開かれ、共同声明によれば、PM2.5を含む越境大気汚染、黄砂などの環境問題において、3か国の協力は不可欠との動向であります。そこで、3か国協力の今後の見通しについてお聞かせください。次に、新幹線を活用したまちづくりの取組についてであります。小樽市は、平成18年に新小樽駅の周辺整備構想を策定し、駅前広場や130台の駐車場を設けるとしました。平成24年6月29日、国が鉄道・運輸機構から申請のあった北海道新幹線新函館(仮称)・札幌間の工事実施計画、用地、土木構造物を認可し、小樽市における新駅の位置については天神2丁目と記されました。第6次小樽市総合計画前期実施計画(平成21~25年度)において新幹線を活用したまちづくりの基本計画策定事業が計画され、そこで「庁内検討会議や外部有識者等で構成する協議会の設置、(仮称)新幹線を活かしたまちづくり基本計画の策定」とあります。現在の進行状況や今後の予定について伺います。次に、公有財産(建物)について伺います。第6次小樽市総合計画前期実施計画(平成21~25年度)には、施策や事業の実施年度については、「小樽財政健全化計画(平成18年度~24年度)の進ちょく状況を見極め決定することとします」とあります。しかしながら、限られた財源で優先順位の高い順に進めるのは当然でありますが、財産内訳書による以下に述べる建物は、本庁舎本館の建築は昭和8年9月、経過年数は今年で80年。本庁舎別館は、昭和37年11月建築、51年経過。消防本部庁舎は昭和58年9月建築、30年経過。市民会館は昭和38年10月建築、50年経過。産業港湾部港湾室は昭和37年9月買収、55年経過。産業会館は昭和31年5月建築、57年経過。図書館は昭和57年11月建築、30年経過。総合体育館は昭和49年建築、約40年経過。総合体育館は昭和61年12月増築。以上に述べた建物以外にも老朽化した建物を所有されており、今後の全体の方針が見えないのでありますが、庁内での検討はされていますか、お聞かせください。次に、食物アレルギー事故についてであります。食物アレルギーは乳幼児の約5パーセントにあるといい、東京都では10年で倍増し、食生活の変化などが要因の一つとして挙げられているとの報道があります。日本スポーツ振興センターの報告によると、平成17年度から20年度の4年間に学校で起きた食物アレルギーの事故は804件に上り、アナフィラキシーの事例も数多く報告されています。このうち、小学校は528件で、中学校276件の2倍に近く、男子は女子の約3倍で、学年別では小学校1年生の127件が最も多く、小学校6年生の110件、中学校3年生の108件と続いています。小学生の子供を持つ母親は、通常の給食指導では担任がしっかりとしたアレルギー対策をしてくれているが、校外の活動中に原因食材を見落として、アレルギー症状が出るケースもあることから、校内外を問わずに、共通した対応をしてほしいと学校への注文を口にしています。男女とも「息苦しい・呼吸困難」と「かゆみ」という症状を訴える例が多かったとのことであり、文部科学省の調査では、平成16年の時点で小・中・高校生で食物アレルギーがあるのは2.6パーセントで約33万人に上っています。食物アレルギーによる小学校児童の死亡事故をきっかけに、学校の対応のあり方に注目が集まっています。自治体によるマニュアル整備や給食での対応は進んでいるが、校内体制に問題はないのか。増加傾向にあるアレルギー疾患を抱える子供の全国的な状況を把握した上で、文部科学省は、近く、事故の検証を踏まえた有識者による再発防止の検討に乗り出し、アレルギーに対する学校関係者の理解を深める契機にしたいと話しています。そこで、本市の学校給食における食物アレルギー事故の防止策についてお聞かせください。次に、学校給食の安全確保について伺います。食品の安全については、厚生労働省の定める基準値に基づき行われる出荷段階の検査により確保されていますが、保護者等の不安も踏まえ、文部科学省では、より一層の安全・安心を確保する観点から、学校給食の検査について支援しています。具体的には事前調査として平成23年度第3次補正予算により、東日本の16都県に対し、学校給食の食材の検査機器の整備費用を補助しました。特に福島県については、これらに加え、県内の全ての学校給食調理場で検査体制を整えることができるよう、必要な検査機器の整備に要する経費を措置し、順次各市町村へ機器を整備しているところであります。また、事後検査として、学校給食の1食全体について、提供後の検査を行う事業を実施しており、平成25年度予算等においても、必要な経費を計上しているとの報道がございました。そこで、小樽市の給食食材の放射能検査状況についてお聞かせください。次に、学校施設の防災対策についてであります。学校施設は、児童・生徒の学習生活の場であるとともに、災害時には地域住民の応急避難所としての役割を果たすことから、学校施設の安全性、防災機能の確保は極めて重要であります。文部科学省は地震や台風、集中豪雨、火山の噴火などの自然災害が発生した場合、学校施設に関して迅速かつ的確な被害情報の収集に努めるとともに、児童・生徒や教職員などの安全確保、被害増大の防止、2次災害の防止策など措置を講ずるよう、関係教育委員会などに依頼しているとあります。そこで、防災対策としてどのように対応するのか、伺います。次に、教育課程特例校についてお尋ねいたします。学習指導要領等によらない教育課程を編成して実施できる制度は、平成25年4月1日現在で指定件数221件、指定校数2,669校です。小学校低・中学年からの英語教育の実施は、163件、小学校1,593校となっており、生活科や総合的な学習の時間などの一部を組み替え、英語科や外国語活動などの導入を石川県金沢市全域、千葉県成田市全域などで行っておりますが、本市において設置するお考えはどうか、お聞かせください。最後に、土曜授業について伺います。学校週5日制による学習内容の3割削減が学力低下を招いたとの強い批判を受け、他府県では土曜授業を復活させる動きがあります。新年度には、都道府県と政令市の少なくとも16都府県市が小・中学校で土曜授業を実施するという新聞報道がありました。文部科学省が土曜日の活用方法の検討に入ったことを踏まえ、今後、実施体制の検討を始める自治体もあると聞きます。試行段階とは思うが、北海道はまだ入っていません。授業の内容もさまざまだと思いますが、道教委の方針が示されていない中、本市として独自の取組などを検討されてはいかがでしょうか。以上、再質問を留保し、質問を終わります。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

佐々木茂議員の御質問にお答えいたします。初めに、認知症高齢者対策について何点か御質問がありました。まず、認知症高齢者数の推定でありますが、認知症高齢者の判定基準については、厚生労働省が認知症高齢者の日常生活自立度においてランクⅡ以上を用いているため、本市もそれに倣い平成20年度の要介護認定者を調査した結果、認知症自立度がⅡ以上の方が4,652人で、高齢者人口4万1,164人の約11.3パーセントとなっております。次に、認知症高齢者の相談窓口についてでありますが、現在は市内3か所で開設している地域包括支援センターで相談を受け付けており、個々の状態に応じて対応をしております。次に、家庭介護の方法を啓発することについてでありますが、本市では要介護者を介護する家族等が適切な介護知識や技術等を習得することを目的に、平成19年から地域包括支援センターに委託し、家族介護教室を開催しており、毎年、広報おたるなどにより周知しております。次に、認知症高齢者に関する地域支援事業の充実についてでありますが、認知症高齢者が住みなれた地域で暮らし続けるためには、地域住民の認知症に対する正しい知識と理解が必要となります。このため、平成25年度の事業では、成年後見制度の利用促進や認知症サポーター養成講座を実施するとともに、認知症予防教室の内容を見直すなど、地域支援事業のさらなる充実に努めているところであります。次に、子宮頸がん予防ワクチンの健康被害についてお尋ねがありました。まず、本市における予防接種後の副反応の報告についてですが、これまでに2件の報告がありました。症状としましては、予防接種後にじんましん、失神が出現しましたが、いずれも回復しております。また、健康被害が発生した場合の対応についてですが、生じた健康被害が予防接種を受けたことによるものであると国が認定した場合には、予防接種法による医療費や障害年金等の補償が受けられることになっております。次に、PM2.5の飛来について何点かお尋ねがありました。まず、本市における中国からの飛来についてでありますが、本年3月に札幌市内の大気中から集めた微小粒子状物質の65パーセントが中国大陸から飛来した可能性が高いとする研究者の報告があることから、札幌市に隣接する本市においても中国からの飛来があったものと推測されますが、どの程度であるかは確認されておりません。次に、日中韓の3か国協力における今後の見通しについてでありますが、今回の共同声明においては、大気汚染対策について実務者レベルで情報交換する政策対話の場を新たに設け、関連する政策や観測体制、研究などで協力関係を強化することが採択されておりますことから、今後これらを通じて我が国への越境汚染対策も進展していくものと期待しております。次に、新幹線を活用したまちづくりの取組について御質問がありました。まず、第6次小樽市総合計画の前期実施計画における取組の進行状況についてですが、庁内検討会議につきましては、平成21年6月に北海道新幹線活用戦略庁内検討会議を設置し、現在までに8回の会議を開催しております。また、昨年6月には、天神地区での新駅設置を含む札幌までの延伸について国に認可されたことから、今年度は駅周辺整備、交通アクセスの課題などについて先行都市の事例調査などを予定しております。今後につきましては、平成18年に策定しました北海道新幹線新小樽(仮称)駅周辺整備構想に基づき、庁内検討会議や有識者会議などにおいて基本計画の素案を作成することとしております。その後、この素案を基に市民の皆さんや関係機関などから御意見を伺いながら、新幹線の効果を最大限に生かしたまちづくりに向け、駅舎や駅前広場の規模や機能、2次交通網の整備などを盛り込んだ計画を認可から5年以内を目途に策定してまいりたいと考えております。次に、老朽化した公有財産の今後の方針についての御質問ですが、本市が保有する公有財産としての施設の多くは、建築から相当程度の年数が経過し、老朽化が進んでいる施設が相当数あるものと認識しております。こうした施設の一部につきましては、緊急性や必要性などを十分考慮し、小・中学校校舎等の耐震化や大規模改修、病院や学校給食調理場、保育所などの建替えを行っているところであります。今後、施設の整備に向けた全体的な方針につきましては、その必要性も含め、調査、検討してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)

佐々木茂議員の御質問にお答えいたします。初めに、本市の学校給食における食物アレルギー事故防止についてでありますが、本市においては、文部科学省が監修し、財団法人日本学校保健会が作成した学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドラインを各小・中学校に配付し、現在ガイドラインにおけるレベル1の対策である詳細な献立表を提示することにより、原因食物が入った給食を食べさせない対応を実施しております。次に、本市の学校給食食材の放射能検査の状況についてでありますが、厚生労働省の放射性物質検査対象区域である17都県産の肉、野菜類について放射性セシウムの検査を実施しております。これまでの検査は平成24年6月から外部の検査機関で6回、24年11月から小樽市保健所で30回行っておりますが、基準値以上の放射性セシウムは検出されておりません。次に、学校施設の防災対策についてでありますが、自然災害が発生した場合の対応については、まず各学校は、それぞれの作成しております危機管理マニュアルや防災実施計画などに基づき、ラジオやテレビなどによる情報収集を行うとともに、校舎や敷地などの学校施設の点検により、被害状況を把握することとしております。その後、学校周辺の状況などに応じ、集団下校あるいは保護者の出迎えなどにより、安全に下校させることや、学校で待機させるなど、児童・生徒の安全確保に万全を期すこととしております。次に、教育課程特例校の本市における設置についてでございますが、私としては、子供たちに小樽の歴史をしっかりと学ばせ、郷土に夢と誇りを持てるような教育を行うことが大切であると考えており、今後校長会や現場の教員などとも相談をしながら、特例校設置に向け検討を進めてまいります。次に、土曜授業の本市における独自の取組の検討についてでありますが、現在、本市においては教育行政執行方針で示している学力向上を最重点的に取り組むこととし、教員の実践的な研修はもとより、家庭学習の定着や放課後の補習などを行うとともに、学校規模の適正化を進めるなど、鋭意取り組んでいるところでございます。本市における土曜授業の独自の取組については、保護者の考え方や教職員の勤務時間などの課題もありますことから、今後も国や道の動向を十分見極めた上で、慎重に対処しなければならないものと考えております。

出典:小樽市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月19日 議事録 PDF(98ページ) 間違いを知らせる