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小樽市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月8日

財政問題について

2014年12月8日、小樽市議会の一般質問で、新谷とし議員が「財政問題について」質問し、市長 中松義治が答弁しました。

質問者
新谷とし 議員
答弁者
市長 中松義治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 21番 新谷とし

財政問題について質問します。今定例会の補正予算で燃料・光熱水費として6,100万円計上されています。電気、灯油、重油の予算の内訳についてお知らせください。北海道電力は、道民の反対を押し切って、11月から電気代を再値上げしました。道民批判に押され、11月から3月31日までの使用分は軽減されますが、今年度の小樽市への影響額と来年度の年間影響額と新電力導入の効果額をお示しください。あわせて、小・中学校の灯油代と重油代の当初予算と補正予算の単価の差をお示しください。灯油などの燃料費の高騰は、アベノミクスによる国の政策が原因です。2014年3月18日付けで総務省から特別交付税の新規項目として原油高騰対策分11億円が示されていました。今年度も燃料費高騰が続いていることから、この高騰に対して国が責任を持って予算措置を大幅に増額するよう、国に要請していただきたいですが、いかがですか。今定例会の補正予算で、財政調整基金を5,027万6,000円繰り入れる予定ですが、財政調整基金の残高は幾らになるか、お示しください。来年度予算にかかわってお聞きします。10月20日、財政部長名で平成27年度予算編成方針通知が示されました。平成27年度の収支見通しは、26年度予算をベースにした場合、総務省の概算要求で地方交付税総額が8,400億円の減とされており、その影響などを勘案すると財源不足は約12億円と、26年度当初予算に比べ約3億円拡大すること、財政調整基金残高は昨年度比1億4,000万円減の13億1,000万円となっており、今後、電気料金の値上げや新たな財政需要にも対応していかなければならないことから、引き続き厳しい予算編成となることが見込まれるとしています。この予算編成方針通知後、既に財政調整基金取崩しが予定されていますが、来年度の収支見通しと財源不足になる場合は何で補う計画か、お示しください。予算編成方針通知では、「既存の全ての事務事業について、必要性、有効性を厳しく検証するとともに、行政サービスのコストの低減や質の向上に努め、安易な歳出増とならないよう留意すること」「行政評価(事業評価)で評価を受けた事業については、明らかになった課題や評価結果を踏まえ要求すること」を挙げています。2013年度実施した行政評価(試行)の結果、生活支援ハウス運営事業費は休廃止・終了の方向性が示されましたが、二次評価で要改善と評価された事業が7項目挙げられています。行政サービスのコスト低減といいますが、疲弊している市民生活にさらに負担を求めるのは認められません。今年度実施した行政評価の結果、2015年度ではどの事業を見直すのか、具体的にお示しください。地方交付税についてです。今年度は当初の予算額を5億3,651万6,000円上回って配分されました。その要因は、地域の元気創造事業費の指標に示された過去の市職員削減率による算定が大きかったためとのことですが、地方自治法第1条の2にうたわれている地方公共団体の役割を果たす上で自治体職員をむやみに削減すべきではありませんし、そのことで自治体の評価を図り、差をつけること自体間違いではありませんか。見解を求めます。そもそも地方交付税は地方公共団体の財源の不均衡を調整し、どの地域に住む国民にも一定の行政サービスを提供できるよう財源を保障するためのもので、地方の固有財源です。2004年度から始まった小泉内閣の三位一体の改革で小樽市では地方交付税が総額56億円も削減され、さまざまな市民サービスの削減に加え、定率減税廃止などの税制改悪による市民負担増で消費が落ち込み、景気を悪化させました。このとき、地方六団体は一致して地方交付税の増額を強く求めました。地方自治体の役割を果たす上で、地方交付税の減額を見守るのではなく、国に対して増額を強く要求すべきです。市長の見解を求めます。新・市民プールについてです。第6次小樽市総合計画の前期実施計画で事業費を掲載しながら、具体に基本設計、実施設計を唯一実施しなかった新・市民プール整備事業は、事実上の後退で、多くの市民の失望を買い、毎年小樽を訪れる観光客にまで、まだできていないのですかと驚かれています。2003年第2回定例会以降、2014年第3回定例会までに室内水泳プールの存続を求める陳情と新・市民プールの早期建設を求める陳情の署名は合計5万2,659筆に上り、小樽市外からも多くのプール建設の期待が寄せられています。市長は当初、小樽市室内水泳プールの存続を求める会との懇談の中で、適地を見つけてくださいとまで言っていたのですから、誠実に市民の願いに応え、早期建設に踏み切るべきです。お答えください。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

ただいま、財政問題について御質問がありました。初めに、今定例会で提案しております一般会計補正予算の燃料・光熱水費の内訳につきましては、電気代が5,320万円、灯油代が490万円、重油代が210万円、ガス代が80万円となっております。次に、北海道電力の電気料金値上げの影響額につきましては、電気使用量の実績を基に試算すると、今年度の影響額は約6,000万円、来年度の年間影響額は約1億6,000万円と見込まれます。また、新電力導入の年間効果額につきましては、約950万円と試算しております。次に、小・中学校の灯油と重油の単価についてですが、いずれも税抜きで1リットル当たり灯油は当初予算89円に対して、補正予算では98円、重油は87円に対して96円であり、それぞれ9円の増となっているものです。次に、原油価格の高騰に対する国への要請についてですが、これまでも家庭用灯油の安定供給と価格安定対策の推進や地方公共団体の追加的な財政需要に対する早期の支援の充実強化について要請してきたところであります。原油価格については変動もありますので、今後も必要に応じ、北海道市長会や全国市長会を通じて国に対して要望してまいりたいと考えております。次に、財政調整基金の残高についてですが、今定例会に提案しております補正予算後の残高は約12億6,000万円となるものです。次に、来年度の収支見通しと財源対策についてですが、平成27年度の予算編成方針では財源不足額を約12億円と試算しておりますが、その後、消費税率の引上げの延期が見込まれる中で、社会保障制度改革の財源が示されていないことや、国の予算編成の動向も不透明であり、今後、財源不足額は大きく変動する可能性があるものと考えております。なお、財源対策については財政調整基金を活用するとともに、国の動向なども注視しながら予算編成の中で検討してまいりたいと考えております。次に、今年度実施した行政評価により見直しを行うとした事業につきましては、まず評価の結果では1事業を拡充、17の事業を要改善として、事業内容の見直しを行うよう評価したところです。拡充とした事業は教育支援活動推進事業費で、学校支援ボランティアの登録や学習支援メニューの充実に向けた評価内容としたほか、要改善とした事業の主なものとして、木造住宅耐震改修促進経費、はつらつ講座事業費などについては市民ニーズ等に合った実施に向けた見直しを、独立行政法人日本スポーツ振興センター負担金、生活講座等開催経費については市民負担のあり方や公平性について見直しを行うという評価をしたところであります。また、評価結果は、今後の予算編成過程において次年度に直ちに反映できるか否かの検討を行った上で、次年度以降の予算に反映させることになります。次に、地方交付税の地域の元気創造事業費の算定につきましては、一定のルールの下での職員数の削減など本市のこれまでの行革努力の成果が反映されたものでありますが、地方交付税の算定に当たっては、地方交付税の持つ財源調整、財源保障の両機能を低下させることのないよう配慮するとともに、地方の固有、共有の財源であることから、国の政策誘導手段として用いるべきものではないと考えております。次に、地方交付税増額の要望につきましては、地方交付税の減額は本市の財政運営に大きな影響を及ぼすことから、これまでも国に対して必要な地方交付税総額の確保を図るよう要望してきたところであり、引き続き北海道市長会や全国市長会などを通じて、強く要請してまいりたいと考えております。次に、新・市民プールの整備につきましては、多くの市民の皆さんからの要望のある事業ですので、取り組まなければならない事業の一つであると認識しており、建設場所や建設形態、ランニングコストなどの調査検討を行っております。しかしながら、適地が見つからないことのほか、公共施設の耐震化への取組など、市民生活の安全・安心を守るための取組をはじめとして、優先的に取り組まなければならない課題に対応していかなければならないこと、また、本市の財政は何らかの財源対策を行わなければ収支均衡予算を編成できない厳しい状況にあることから、現時点においては新・市民プールの整備着手のめどを立てることができない状況にあります。

出典:小樽市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月8日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる