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小樽市議会 平成31年第1回定例会 2019年2月26日

議案第 17 号国民健康保険について

2019年2月26日、小樽市議会の一般質問で、新谷とし議員が「議案第 17 号国民健康保険について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
新谷とし 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 22番 新谷とし

議案第 17 号、国民健康保険についてお聞きします。国民健康保険が都道府県化され2年目を迎えます。2019 年度国民健康保険事業納付金は 1,426 万 6,000円増の 30 億 1,700 万 2,000 円ということですが、納付金から算出される1人当たりの保険料を 2018 年度と比べお知らせください。保険給付費が4億 8,000 万円減るのに、なぜ1人当たりの保険料が上がるのですか。国民健康保険は、その法律で社会保障及び国民保険の向上に寄与するとうたわれているにもかかわらず、高過ぎる保険料を納められず、受診おくれで死亡する事態が相次いでいます。昨年、小樽市でもやっと無料低額制度を利用したものの、2カ月後に死亡した方、病気があるのに資格証明書のため病院にかかれず病状が悪化していて、医師の治療が必要との申告で短期被保険者証が発行され、何とか命を取りとめた方の例がありました。国保の構造的問題は、所得は低いのに保険料が高いことです。加入者の8割が無職、非正規雇用で、小樽市の場合、2017 年度は所得ゼロ世帯が 50%です。このような事態を招いているのは、国の国保に対する国庫補助金などの引き下げがあります。2014 年7月、全国知事会は公費1兆円投入で協会けんぽ並みに引き下げる要望をしました。しかし、国は打開、解決を求める要求に応えず、都道府県化と引きかえに 3,400 億円の臨時的な公費投入を行っただけでした。ここで 2018 年度、小樽市の国民健康保険料と協会けんぽ保険料の違いを給与収入 400 万円、30 歳代4人世帯の比較でお知らせください。日本共産党は、国費を投入して、均等割、平等割を廃止し、協会けんぽ並みに引き下げる提案を行っています。均等割、平等割を廃止した場合の保険料比較は幾らになるか、給与世帯 400 万円、30 代夫婦と子供2人の場合、65 歳以上の夫婦2人世帯、年金収入が夫 230 万円、妻 50 万円の場合をお示しください。市長は、全国市長会を通して国保の制度改正や国庫補助金の増額を求めていますが、日本共産党の提案をどうお考えか見解を伺います。日本共産党は、子育て支援として、18 歳以下の均等割軽減について求めていますが、これまで市長は、国で行うべきという答弁です。国民健康保険法第 77 条の規定は政省令の定めもなく、自治体首長の裁量に委ねられていることから、特別な事情で扱うことができるのではありませんか。賦課限度額は 93 万円に引き上げられる予定ですが、賦課限度額に到達する所得、給与収入をモデル世帯でお知らせください。協会けんぽなどと比較して大変大きな負担です。妥当とお考えですか。小樽市は、保険料が高くなるため、2018 年第3回定例会補正後、5億 4,023 万 3,900 円の国民健康保険事業運営基金のうち1億円を投入して保険料を引き下げる提案をしていますが、さらに基金を投入して1世帯1万円引き下げることを求めます。いかがですか。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、議案第 17 号、国民健康保険について御質問がありました。初めに、1人当たりの保険料につきましては、平成 30 年度予算では9万 137 円、31 年度予算では9万 1,733 円となっており、前年度と比べて 1,596 円上昇しています。次に、1人当たりの保険料が上がる理由につきましては、保険料は、その年度における保険給付費や国保事業費納付金などで構成される歳出と、同年度に歳入として見込まれる道支出金や繰入金などとの差を埋めるものであります。平成 31 年度の国保料の額は、30 年度と比較して 4,010 万円、2.1%の減となっておりますが、被保険者数は保険料の減少率を上回る 4.5%の減少が見込まれることから、1人当たりの保険料は上昇することになります。次に、平成 30 年度の保険料につきましては、給与収入 400 万円、30 代の4人世帯のケースでは、本市の国民健康保険料は 47 万 3,700 円、協会けんぽ保険料は 20 万 5,000 円になります。次に、均等割、平等割を廃止した場合の平成 30 年度の保険料につきましては、給与収入 400 万円で30 代夫婦と子供2人の場合は 34 万 9,500 円、65 歳以上の夫婦2人世帯で、年金収入が夫 230 万円、妻50 万円の場合は 11 万 5,500 円となり、現行の保険料と比べてそれぞれ 12 万 4,200 円、5万 8,650 円下がることになります。次に、均等割、平等割を廃止するという考え方につきましては、国民健康保険は不均一で偶発的な疾病等に対しての救済のために充てられることから、受益に対する負担が考慮されなければならず、応能と応益の二本立てで算定すべきとされておりますので、均等割、平等割は必要なものと考えております。しかしながら、国保の安定的かつ持続的な運営及び低所得者層に対する負担軽減策を拡充・強化することは大切なことでありますので、国庫負担割合の引き上げなど国保財政基盤の拡充・強化を図るよう、全国市長会を通じて国に対し強く要望しているところであります。次に、18 歳以下の均等割軽減を特別な事情で扱うことにつきましては、減免は個々の被保険者の負担能力に応じて決定すべきもので、画一的な減免基準を設けることは適当ではないとされていることから、18 歳以下の子供がいることをもって特別な事情として減免することは適当でないと考えております。次に、賦課限度額到達の所得と給与収入につきましては、単身世帯の場合では、給与収入が 706 万 2,000円、所得額で 515 万 5,800 円、2人世帯の場合では、給与収入が 684 万 8,000 円、所得額で 496 万 3,200円となっております。次に、協会けんぽなどと比較し妥当と考えるかにつきましては、国民健康保険は被用者保険と比べて年齢構成が高く、医療費水準が高いことや、所得水準が低いといった構造的な課題を抱えていることから、保険料負担が大きくなっている現状にあります。こうした課題を解決するため、国保財政基盤の拡充・強化を図るよう、引き続き全国市長会を通じて国に対し要望してまいります。次に、保険料のさらなる引き下げにつきましては、前年度からの保険料の上昇幅を抑制するために、国民健康保険事業運営基金から1億円を繰り入れる予算案を提案したところでありますが、1世帯1万円の引き下げを行うためには、さらに約2億円の基金を繰り入れる必要がありますので、今後の国保会計の安定的な運営に必要な基金の残高を考慮しますと、難しいものと考えております。

出典:小樽市議会 平成31年第1回定例会 2019年2月26日 議事録 PDF(93ページ) 間違いを知らせる