小樽市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月7日
財政問題
2016年3月7日、小樽市議会の一般質問で、新谷とし議員が「財政問題」について質問し、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 新谷とし 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 22番 新谷とし
財政問題について伺います。2016 年度政府予算の地方財政対策についてです。地方財政対策の問題の第1は、地方税の実効的な徴収対策の一層の取組を促進するとして、地方交付税の基準財政収入額算定に用いる徴収率を見直すことです。2016 年度、個人均等割、所得割、固定資産税の土地、家屋は現行の 98.0 パーセントから 98.1 パーセントに、償却は 98.5 パーセントから 98.6 パーセントに引き上げることとしています。さらに5年間で段階的に引き上げるとしていますが、その内容を御説明ください。小樽市の 2014 年度決算での課税標準額、市民税の収入率は 98.2 パーセントで、国が示す徴収率を超えていますが、固定資産税は 93.1 パーセントで、大きく乖離しています。地方交付税を抑制し、地方税の徴収率を上げよというのは、徴収強化で市民を追い込むことになりかねず、国のこのようなやり方は問題ではありませんか。二つ目の問題は、地方交付税の基準財政需要額の算定にトップランナー方式を導入することです。歳出効率化に向けた業務改革で、他団体のモデルとなるようなものを推進し、単位費用に計上されている23 の業務について民間委託や指定管理者制度にし、庶務業務の集約化や情報システムのクラウド化で経費水準を下げます。2016 年度は、16 業務について着手し、3年から5年程度かけて段階的に反映するとしています。一例として、小・中学校の学校用務員事務を5年間で民間委託にし、経費水準を1校につき 370 万 7,000 円から 292 万 7,000 円に下げることが示されています。小樽市では、既に学校給食の民間委託や体育館管理の指定管理者制度など、多くの事業に取り入れていますが、今年度の 16 事業のうち、幾つの事業を取り入れていますか。これ以上の民間委託や指定管理者制度を進め、国の経費水準に合わせると、市民サービス低下と今でも問題の官製ワーキングプアを一層推し進めることになりませんか。本来、地方交付税は、地方自治の本旨の実現に資するように配分されるべきで、地方交付税の算定を通じて民間委託など、一律に自治体に迫るべきではありません。これまで自治体が取り組んできた努力の成果さえも、地方交付税の削減という形で奪うことになります。トップランナー方式導入をやめるよう、国に申し入れるべきではありませんか。市長の見解を伺います。次に、2016 年度小樽市一般会計予算編成にかかわってお聞きします。予算編成で心配なのは、地方交付税が対前年度比 12 億 4,000 万円増額といっても、2015 年度は当初予算で特別交付税を計上していないので比較対象にならないことや、予定どおり配分されるかどうか、過疎債を当初予算から枠いっぱいに使うこと、毎年 10 億円以上支出する除雪費が1億 5,450 万円しか計上されていないことなどです。歳入では、市税収入を2億 3,000 万円増とし、法人市民税、固定資産税・都市計画税、特別土地保有税を伸ばしています。固定資産税の収入率を 93.3 パーセント、都市計画税は92.7 パーセントにしていますが、2015 年度予算での収入率は、それぞれ 92.5 パーセント、91.9 パーセントです。固定資産税・都市計画税の収入率を上げたのは、課税対象数が増えたからか、また、地方財政対策の実行からですか。また、固定資産税・都市計画税を増やした理由を御説明ください。また、2015 年度の固定資産税・都市計画税の決算見込みについて、2014 年度と比較して御説明ください。また、市税収納向上対策経費を、前年度比 293 万円増やした理由を説明してください。歳出については、対前年度第2回定例会補正後と比べ、扶助費が 2.4 億円、負担金補助及び交付金が4.1 億円、繰出金が 4.3 億円と大きく膨らんでいます。扶助費は、子供の医療費助成拡大など、市民生活を応援するものが多く、地方自治体の役割を果たす上で必要なものですが、負担金、繰出金で見直さなければならないものもあります。石狩湾新港管理組合負担金に3億 907 万 6,000 円、簡易水道事業特別会計に1億 1,060 万 5,000 円繰り出します。石狩湾新港では、北防波堤延伸工事が続けられていますが、我が党が指摘しているように、マイナス 14 メートルバースの船舶利用の 20 隻のうち 18 隻が王子エフテックスのチップ船で、貨物量全体の 114 万 787 トンのうち 113 万 8,685 トンで、99.8 パーセントを占め、公共埠頭と言いながら、事実上、王子エフテックスの専用埠頭になっています。港内の静穏度は、荷役作業に特別問題はなく、工事延伸の必要性はないものです。どうしても必要というなら、王子エフテックスに負担を求めるべきです。また、この工事に対する国の事業費が予算要求どおり入らないというのは、国も必要性を重視していないためではありませんか。北防波堤延伸工事は、凍結すべきです。簡易水道事業は、昨年、大口利用企業の倒産により、使用料は、2015 年度比 612 万 2,000 円の減額、使用水量は1万 5,500 立方メートル減っているにもかかわらず、石狩西部広域水道企業団からの受水量は、2016 年度 50 万 4,430 立方メートルで、前年度より2万 5,550 立方メートルも多く、受水費は 6,210万 6,000 円で、前年度より 314 万 6,000 円増えています。受水量は、毎年増やす計画で、無駄に買いすぎています。市長は、石狩湾新港管理組合の負担金と簡易水道への繰出金について、このまま続けてよいとお考えですか。それとも見直しを求める考えはないのか、見解を伺います。除雪費については、今年度の検証を踏まえて、第2回定例会以降、補正するといいますが、降雪量、積雪量はまだ最終結果が出ていないものの、近年にない少雪と灯油・ガソリン代が下がっていることから今年度は参考にならないと考えますが、2月 24 日時点での項目別の予算執行状況と、これまでの検証結果をお知らせください。市民からは、今年一度も排雪が入らず、雪山で前が見えないから何とかしてほしいという苦情が寄せられていますが、除雪予算を今年度第3回定例会補正後の予算範囲内におさめるため排雪を抑制しているのではないですか。第2回定例会以降の補正に当たっては、今年度見直したもので引き続き進めることと新たに改善することをどのように考えていますか。また、毎年、十数億円以上必要としてきた除雪予算の財源はどこから出すのですか。おたるドリームビーチについて伺います。市長は、提案説明の中で、違法建築物の除却が終了したことから駐車場開設などの経費を計上したと述べられましたが、北海道は海岸保全区域の占用許可についてどのような見解を示していますか。海の家の仮設建築物の許可期間、違法な建物かどうかの確認については、どのように検討しているのか、お聞かせください。市営室内水泳プールについて伺います。市長公約と全会一致で採択した陳情に対して、またもや調査費さえつけませんでした。2005 年から 10年間も、市営室内水泳プール存続を求める署名と新プール建設を求める署名、合計5万 3,013 筆も集め、運動を続けてきた市民団体やプール利用者は森井市長に期待をしているのですから、市民に誠実な姿勢を示すべきです。2016 年度の小樽市教育行政執行方針では、市長部局と連携しながら引き続き検討するという説明がありましたが、市長は、昨年の第4回定例会で我が党の酒井隆裕議員の再質問に、横断的組織を何とか形にできるよう努力していきたいと答弁されています。いつ形を立ち上げるのでしょうか。長年待ち望んでいる市民のために、2016 年度こそ最低限、土地の選定を行い、実行に向けた報告を期待します。お答えください。議案第 15 号年金生活者等支援臨時福祉給付金についてです。2017 年度から実施される年金生活者支援給付金の前倒し的な位置づけとして、年金生活者等支援臨時福祉給付金が提案されています。まず、年金生活者支援給付金制度の内容をお知らせください。また、2016 年度には、年金生活者等支援臨時福祉給付金として、高齢者と障害・遺族基礎年金受給者にそれぞれ1人当たり3万円が支給されます。この二つの給付金の対象者数、支給総額をお知らせください。政府は、消費喚起を目的に、年金生活者等支援臨時福祉給付金創設に伴って、2014 年度から消費税8パーセント増税に対する低所得者への措置として実施した臨時福祉給付金を 2016 年度で廃止し、子育て世帯への臨時特例給付金も 2014 年度と 2015 年度のわずか2年間で廃止しました。二つの事業の1人に対する支給額、対象者数と支給者数、予算額と支給総額について、年度ごとに説明してください。あわせて、二つの事業で廃止される人数と支給総額をお知らせください。これらの措置はいずれも申請制度ですから、支給されない人も出ました。対象者で、申請されない人にはどのようにお知らせをしたのですか。年金生活者等支援臨時福祉給付金と臨時福祉給付金の支給額、合わせて1人3万 3,000 円はうれしいことではありますが、たとえ無年金であっても家族の扶養になっていれば支給されないという矛盾があります。このような非課税の高齢者で、支給対象外の人は何人いますか。年金生活者等支援臨時福祉給付金は1回限り、年金が下がる中、物価上昇に加え、介護保険料だけでも年間最低3万 1,320 円以上、それに医療保険料を加えると、それだけで支給額以上になってしまいます。これで消費喚起・安心の社会保障と言えるでしょうか。年金生活者等支援臨時福祉給付金は、7月の参院選前に支給されますが、選挙前のばらまきと言われても仕方がありません。消費税 10 パーセント増税で軽減税率を導入しても、低所得者には臨時福祉給付金と子育て世帯臨時特例給付金の廃止でダブルパンチです。2016 年度1回限りの給付金と引換えに、毎年1人当たり2万 7,000円の消費税増税を押しつけるやり方は道理がありません。消費税 10 パーセント増税を中止し、労働者の賃金を引き上げ、生活できる年金にすることこそ実行すべきではないでしょうか。市長の見解を伺います。議案第 16 号 2015 年度補正予算地方創生加速化交付金に関連して伺います。地方創生加速化交付金は、「期待される効果」として、「地方における安定した雇用創出、地方への新しいひとの流れ、まちの活性化など「目に見える地方創生」の実現に寄与」とされています。東京一極集中や地方の過疎化をつくり出してきた自民党政治の失敗を地方の責任で創生をというのは責任転嫁ではありますが、小樽市の活性化の糸口になるものとも考えます。2月 17 日、2015 年の国勢調査の速報値が発表されました。小樽市の人口は、2015 年 10 月1日現在12 万 1,910 人、人口増減率マイナス 7.6 パーセントで、全道 10 万市で最も大きい減少率です。国勢調査の結果をどう受け止めていますか。小樽市の大きな人口減少を食いとめるためには、安心して住めるまちと若い人たちが定住するまちにしていかなければなりません。提案された移住促進事業だけではなく、小樽市総合戦略で位置づけている若者などへの地元就労支援は、どのような施策をお考えですか。また、2016 年度の地方創生推進交付金申請に当たっては、人口減少に歯止めをかける提案を職員の知恵を結集して進めるよう求めます。いかがですか。2項目めを終わります。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
ただいま、財政問題について御質問がありました。初めに、2016 年度政府予算の地方財政対策についてですが、まず、基準財政収入額の算定に用いる徴収率の見直しにつきましては、現行、全国の平均的な徴収率を基準としておりましたが、平成 28 年度からは、全国の上位3分の1の地方自治体が達成している徴収率を標準的な徴収率として基準財政収入額の算定に用いることとされたものであり、平成 28 年度から5年間で段階的に反映することが予定をされております。次に、国による地方交付税を抑制するため、地方税の徴収率を見直すという手法につきましては、今回の改正は、平成 27 年6月 30 日に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針 2015 において示された地方交付税改革の一環と捉えており、単に徴収強化を求めているものではないと理解をしておりますが、今後5年間で地方交付税が段階的に減額される内容であり、私といたしましても、地方交付税の減額は本市の財政に大きな影響を及ぼすことから、強い懸念を抱いているところであります。次に、トップランナー方式の対象となった業務の本市の状況につきましては、16 事業のうち、民間委託等に関係しない庶務業務の集約化と情報システムのクラウド化を除いた 14 事業中7事業で民間委託や指定管理者制度を導入しており、残りの7事業につきましては、直営あるいは一部民間委託となっております。次に、国の経費水準に合わせると市民サービスの低下やワーキングプアを推し進めることになるということにつきましては、国が示している経費水準は、あくまでも普通交付税算定の積算基準である単位費用の内容の一部を示したものであり、実際に業務委託等を契約する際の金額と連動させるものではないことから、トップランナー方式が市民サービスの低下やワーキングプアを推し進めるとは考えてはおりません。次に、トップランナー方式の導入に関する国への申し入れにつきましては、本市では、経済財政運営と改革の基本方針 2015 でトップランナー方式の導入が示された段階からいち早く、単に地方交付税の減額ではなく、地方自治体の置かれている状況を十分に把握し、それらを反映した仕組みとなるよう慎重に検討することを要望してきたところであり、今後も北海道市長会や全国市長会などを通じて、引き続き算定方法の改善について強く要請をしてまいりたいと考えております。次に、平成 28 年度小樽市の一般会計予算編成についてですが、まず固定資産税と都市計画税の収入率につきましては、直近の収入率増加傾向の推移を勘案し、新年度予算案における収入率の増加を見込んだものであり、課税対象数の増加や地方財政対策に基づくものではありません。次に、平成 28 年度の固定資産税・都市計画税を増やした理由につきましては、近年、収入率が増加傾向にありますことから、新年度予算案における収入率の増加を見込むとともに、企業立地促進条例に基づく課税免除の終了に伴う増加分を見込み、固定資産税で1億 2,280 万円、都市計画税で 1,980 万円の増額となりました。また、平成 27 年度の決算見込みと平成 26 年度の決算との比較につきましては、平成 27 年度の現年課税分の固定資産税の決算見込みでは、収入見込額 51 億 1,240 万円、収入率 93.4 パーセントであり、平成 26 年度決算では、収入額 52 億 3,710 万円、収入率 93.1 パーセントで、収入額で1億 2,470 万円の減少、収入率で 0.3 パーセントの増加を見込んでおります。都市計画税の決算見込みでは、収入見込額9億 7,910 万円、収入率 92.7 パーセント、平成 26 年度決算では、収入額 10 億 920 万円、収入率 92.4 パーセントで、収入額で 3,010 万円の減少、収入率で 0.3 パーセントの増加を見込んでおります。次に、市税収納向上対策経費を前年度比 293 万円増やした主な理由につきましては、不動産の所有者が死亡し、その相続人全員が相続放棄している、あるいは不動産を所有している法人が解散や破産などにより実体がないなどで固定資産税が滞納となっている場合に、その不動産を公売するため、裁判所に相続財産管理人や清算人の選任を申し立てる費用及び不動産を公売するに当たり適正価格を判断するために行う不動産鑑定の費用として、計約 220 万円を新たに計上したことなどが主な要因であります。次に、石狩湾新港管理組合負担金につきましては、石狩湾新港地域の小樽市域は、企業誘致を通じ、税収面など、本市の都市経営上、重要な地域であることから、石狩湾新港の港湾経営に対して一定の負担は伴うものと理解をしておりますが、今後におきましても、その時々の社会・経済情勢や本市の財政状況を踏まえ、港湾整備事業などの投資効果を十分に勘案した上で、できる限り負担の軽減に努めていくべきと考えております。また、簡易水道事業会計への繰出金につきましては、過去からの経緯があり、解決方法をなかなか見いだせていない問題ではありますが、この問題へ主体的にかかわった北海道に対して、今後においても、本市の簡易水道事業の赤字を解消する方策を実現してもらうよう粘り強く要請を行っていくなど、状況の改善に向けて取り組んでまいりたいと考えております。次に、除雪費の予算執行状況等につきましては、除雪費のうちロードヒーティング整備助成金、市内一円砂箱補充事業費を除いた予算額 12 億 8,400 万円に対して、執行額約8億 5,700 万円、執行率約7割となっております。項目別では、除排雪費が6億 9,500 万円に対して約5億 1,200 万円、ロードヒーティング経費が2億 9,700 万円に対して約1億 1,700 万円、雪堆積場等経費が1億 2,700 万円に対して約9,600 万円、凍結路面対策経費が 5,300 万円に対して約 3,500 万円、貸出しダンプ経費が 7,000 万円に対して約 6,400 万円、その他の経費が 4,200 万円に対して約 3,300 万円となっております。また、除排雪体制の見直しに関する検証結果につきましては、現時点ではまだ検証を進めているところですが、バス路線を中心とした幹線道路のガタガタ道路の解消、除雪出動基準の見直しにより、幹線道路、補助幹線道路の路面状況はおおむね良好な状態を保持できており、また、雪堆積場の増設も、ダンプの運搬距離が短縮されるなど、それぞれ効果があるものと認識をしております。次に、排雪作業につきましては、冬の市民生活を支えるため、道路幅員の確保や路面状況を良好に保つとともに、除雪費の執行に当たりましては、効率的、効果的に進める必要があると考えております。このため、除雪作業につきましては、きめ細やかな作業に取り組み、また、排雪作業につきましては、現地の状況に応じて必要な箇所を必要なタイミングで行っているところであります。次に、今年度見直した内容の進め方につきましては、先ほど説明をさせていただいたとおり、今年度の見直し内容はそれぞれ効果があるものと認識をしておりますので、来年度の除排雪体制においてもこれらの内容を継続し、あわせて検証も重ねていきたいと考えております。次に、除雪費の補正予算の財源につきましては、財政調整基金による財源対策が基本とはなりますが、今後、当初予算に盛り込むことができなかった財源や平成 27 年度決算での黒字額なども想定されますので、それらなども活用しながら対応してまいりたいと考えております。次に、ドリームビーチの海岸保全区域の占用許可につきましては、違反建築物の除却は完了しておりますが、北海道に確認をしたところ、ドリームビーチ協同組合が設置をした車両進入防止用のコンクリートブロック等が残っているため、撤去を指導中であり、これらを撤去した後に許可を行うと聞いております。また、同組合からは、3月から撤去作業を開始すると聞いております。次に、海の家の仮設建築物の許可につきましては、許可期間については、海水浴場の開設期間に建物の建築及び除却に必要な期間を加えたものを想定しておりますが、海岸保全区域の占用許可が前提となりますので、管理者である北海道と連携を図ってまいりたいと考えております。また、建物の違反については、建物完成時に現地に赴いて、建築基準法に適合しているかどうかを検査するとともに、許可期間終了時には除却されていることを確認いたします。次に、新・市民プール整備に向けた横断的組織につきましては、新・市民プール整備検討会議として、先月 18 日に第1回目の会議を開催したところであります。会議は、私と副市長のほか、教育委員会、総務部、財政部、建設部により構成をしており、今後は必要に応じて関係部署の参加を想定しているところであります。次に、新年度こそ最低限、土地の選定を行い、実行に向けた報告をとのことにつきましては、先日開催をした検討会議は1回目であったことから、現状の情報共有を中心としながら、建設場所や補助金等の財源などについての意見交換を行いました。今後は、より具体的な議論となるよう積極的な検討を進め、できるだけ早く建設に向けた報告ができるよう努力をしてまいりたいと考えております。次に、議案第 15 号年金生活者等支援臨時福祉給付金についてですが、まず、年金生活者支援福祉給付金の制度内容につきましては、3種類の新たな給付金が低所得高齢者等に支給をされることとなります。一つ目は、所得基準額を下回る老齢基礎年金の受給者に支給される老齢年金生活者支援給付金、二つ目は、所得の逆転が生じないよう、所得基準額を上回る一定範囲の人に支給される補足的老齢年金生活者支援給付金、三つ目は、一定の障害基礎年金又は遺族基礎年金の受給者に支給をされる障害年金生活者支援給付金又は遺族年金生活者支援給付金であります。また、支給金額については、各給付金とも月額 5,000 円を基準としていますが、国民年金の保険料納付期間、免除期間の要件等により支給額が決定をされるものであります。次に、年金生活者等支援臨時福祉給付金の対象者数、支給総額につきましては、高齢者向け給付金の対象者は2万 2,000 人、支給総額は6億 6,000 万円、障害・遺族基礎年金受給者向けの給付金の対象者は 3,000 人、支給総額は 9,000 万円と見込んでおります。次に、臨時福祉給付金と子育て世帯臨時特例給付金の年度ごとの、それぞれの1人当たりの支給額、対象者数と支給者数、予算額と支給総額につきましては、まず、臨時福祉給付金については、平成 26年度では、1人当たりの支給額は1万円で、基礎年金受給者や児童扶養手当受給者等には 5,000 円の加算措置があり、予算で見込んだ対象者数は3万 2000 人で、支給者数は2万 2,900 人、予算額は4億円で、支給総額は3億 562 万 5,000 円であり、平成 27 年度では、1人当たりの支給額は 6,000 円で、加算はなく、予算で見込んだ対象者数は3万人で、支給見込者数は2万 9,650 人、予算額は1億 8,000 万円で、支給見込総額は1億 7,790 万円であり、平成 28 年度予算では1人当たりの支給額は 3,000 円で、27 年度と同様に加算はなく、予算で見込んだ対象者数は3万 6,000 人、予算額は1億 800 万円であります。次に、子育て世帯臨時特例給付金については、平成 26 年度では、1人当たりの支給額は1万円で、予算で見込んだ対象者数は1万人で、支給者数は 8,810 人、予算額は1億円で、支給総額は 8,810 万円であり、平成 27 年度では、1人当たりの支給額は 3,000 円で、予算で見込んだ対象者数は1万 3,000 人で、支給見込者数は1万 1,150 人、予算額は 3,900 万円で、支給見込総額は 3,345 万円であり、平成 28 年度の予算計上はありません。次に、臨時福祉給付金と子育て世帯臨時特例給付金の二つの事業で、廃止される人数と支給総額につきましては、平成 28 年度の臨時福祉給付金と平成 27 年度の子育て世帯臨時特例給付金の支給見込みで申し上げますと、廃止される人数は約4万 9,000 人、支給総額は約1億 4,000 万円となります。次に、対象者で申請されない方へのお知らせにつきましては、申請期間中においても広報やホームページで周知をしておりましたが、平成 27 年度には臨時福祉給付金、子育て世帯臨時特例給付金ともに、申請期間終了の約1か月前に、申請をいただいていない方に申請を奨励するお知らせを送付いたしました。次に、非課税の高齢者で支給対象外となる方の人数につきましては、市外に居住する家族に扶養されている方もいるので正確な数字はわかりませんが、おおよそ 8,000 人ほどではないかと思われます。次に、消費税の増税を中止し、労働者の賃金引上げと生活できる年金にすることにつきましては、消費税率引上げによる増収分は、子ども・子育て支援、医療・介護の充実、年金制度の改善など、社会保障の充実・安定化に向けられるものと認識をしておりますが、国においては増税によって国民の生活が苦しくならないよう、国民の生活向上に資する政策に責任を持って取り組んでいただきたいと考えております。次に、議案第 16 号 2015 年度補正予算地方創生加速化交付金についてですが、まず、2月 17 日に公表された 2015 年国勢調査の速報値につきましては、前回を上回るマイナス 7.6 パーセントという減少率になり、大変厳しい結果であると受け止めております。次に、小樽市総合戦略で位置づけている若者などへの地元就労支援につきましては、本市において若年層の人口流出を抑制することが大きな課題であり、若者の地元定着を促進する取組が重要であると考えております。そのため、新規未就職者、早期離職者及び結婚や出産に伴う若年女性離職者を対象に座学や実習による研修を行い、市内企業で活躍できる人材を育成する、女性・若年者等の地元定着を目指した人材育成事業に取り組んでおり、また、高校生就職スキルアップ支援事業においては、これまでの取組に加え、企業見学会を増やすとともに、インターンシップの仲介やわかりやすい企業情報の提供を行うなど、事業を充実させ、若者の市内企業への定着を図ってまいりたいと考えております。次に、地方創生推進交付金申請に当たっての進め方につきましては、人口減少を抑制する上で地方の創生に寄与する事業などが対象とされ、先駆性が求められることから、これまで検討してきた事業案のブラッシュアップや再構築を試みるとともに、新年度から若手職員を中心としたプロジェクトチームを設置し、庁内横断的な政策検討を推進してまいりたいと考えております。