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小樽市議会 平成25年第3回定例会 2013年9月10日

学校教育に関連して

2013年9月10日、小樽市議会の一般質問で、千葉美幸議員が「学校教育に関連して」について質問し、教育長 上林猛、市長 中松義治、福祉部長 三浦波人が答弁しました。

質問者
千葉美幸 議員
答弁者
教育長 上林猛、市長 中松義治、福祉部長 三浦波人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 千葉美幸

最後の第7項目めの質問です。学校教育に関連して伺います。初めに、全国学力・学習状況調査について伺います。本年4月に実施された全国学力・学習状況調査は、全国の小・中学校3万 1,457 校、219 万人を対象に調査が実施され、先月 27 日に結果が公表されました。都道府県別の全4科目の平均正答率を見ますと、北海道は、依然、全国平均を下回る結果となっております。全国学力・学習調査の目的は、全国的な児童・生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図ることや、そのような取組を通じて教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する、また、学校における児童・生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てるというものです。そこで、以下、伺います。初めに、今年度の学力調査結果を受け、道内の状況について教育長の見解を伺います。2点目、今年度の学力調査結果について、小樽市の状況を把握されている範囲でお示し願います。市内各学校では、全国学力・学習状況調査の結果を踏まえ、学校改善プランを立て、学校と家庭、地域が一体となった取組を進めておりますが、保護者からは取組に対して、学校間や教師の間でも温度差があるという声をお聞きいたします。教育課題が多様化している中で、課題克服のため努力し、御苦労も多いと理解しておりますが、このような声に対する教育長の御所見を伺います。文部科学省では、2014 年度の学力テストの結果公表について、現在の方針を改め、自治体の判断に任せることも含め、学校別の公表に向け検討する方針を出しております。自治体へのアンケート実施は、抽出で7月に行われたようですが、これからの動きに対して教育長の見解を伺います。次に、学校のアレルギー対策について伺います。昨年 12 月、東京都調布市で起きたアレルギー死亡事故は、その後、市教委の検証委員会による報告書が提出され、学校のミスの連鎖が指摘されております。一連の流れを見ると、児童がおかわりを求めてからアレルギーショックを起こすまで、どこかの時点でこの悲劇を食いとめることができなかったのか、本当に残念であります。2008 年に全国の学校に配布された学校のアレルギー疾患に対する取組ガイドラインは、教育現場では十分に活用されていないこともわかっており、各学校によって対応策にばらつきがあるのが現状です。文部科学省では、調布市の事故後、アレルギー対策の見直しに乗り出し、本年7月 29 日に中間報告をまとめておりますが、その中で給食の食物アレルギー事故は、全国どこの学校でも起こり得るとして、学校全体で対応することの重要性を指摘しております。そこで、質問いたします。私は、本年第1回定例会で、アレルギー対策として、学校全体としての情報の共有の体制について、学校生活管理指導表の活用を検討願いました。この指導表の活用については、専門家からもガイドラインとともに使うことの重要性が指摘されております。教育委員会では、新共同調理場の設置を契機として検討してまいりたいとの御答弁でしたが、早期の活用を改めて求めますが、見解をお聞かせ願います。次に、同じく第1回定例会で質問をしたエピペンについてであります。アレルギーのショック症状には、命にかかわるアナフィラキシーショックがあります。この症状は、迅速に対応することで重症化を防ぐことができ、この症状を緩和するのに有効な自己注射薬エピペン使用について、教職員の共通理解が必要です。本年度の取組について伺います。以上、全ての項目について、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)

答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)

千葉議員の御質問にお答えいたします。初めに、今年度の全国学力・学習状況調査結果の北海道の状況についてでございますが、私としては議員が御指摘のとおり北海道の結果が、小学校は全ての教科で、中学校は国語A、数学Aで全国の差が縮まっているとはいえ、小・中いずれの教科においても全国の平均正答率を下回っている点や学習時間が短く、ネットやゲームをする時間が長くなっている傾向が見られる点など、課題の改善が進んでいない状況について大変残念に思っており、学力向上の取組の難しさを痛感しているところであります。次に、小樽市の状況についてでございますが、小樽市の教科による結果については、昨年度と比べ大きな変化はなく、現在、教科及び児童・生徒質問紙等における調査結果の詳細な分析を進め、公表に向けて準備を進めているところでございます。次に、学力向上の取組に対する学校間や教師間の温度差についてでありますが、私としては、学校によって、また教員によって学力向上への取組姿勢に違いがあるものと認識しております。このような状況について教員個々に正確に伝え、全校を挙げて改善に向け全力で取り組むよう校長会を通じ指導を徹底してまいりたいと考えております。次に、文部科学省が行った学力調査の結果の公表に関する自治体へのアンケート調査についてでありますが、このアンケートは、文部科学省が各自治体に対して公表のあり方についての意向を調べるものであり、本年 11 月ころ、その結果が発表されると聞いております。私としては、本道の学力調査の結果が、全国の下位にある状況などを考慮すれば、できるだけわかりやすい方法で市民に公表したいと考えており、このアンケート調査の結果も注視してまいりたいと考えております。次に、学校のアレルギー対策としての学校生活管理指導表の活用についてでありますが、現在、市内の小・中学校におきましては、就学時健診の診断票や学校で行われている児童・生徒の家庭環境調査票、家庭訪問などによりアレルギー疾患を把握し、必要な対応を講じております。学校生活管理指導表は、アレルギー対策に有効な手段の一つだと認識しておりますが、医療機関の証明が必要なことから診断書と同様有料となり、保護者の負担が増えることになりますので、導入に当たっては、慎重に判断する必要があり、他都市の活動状況を調査するなど、引き続き検討してまいりたいと考えております。今後につきましては、10 月に実施する就学時健診の診断票にアレルギーの有無の項目を新設し、アレルギー疾患の正確な情報の収集に努めてまいりたいと考えております。最後に、エピペンの使用についての取組でありますが、本年7月下旬と8月下旬に市立小樽病院の看護師を講師に招き、エピペンを処方されている児童が在籍をしている小学校3校を対象として、練習用のエピペンを用いた実践を含むアナフィラキシーショックとその対応について、全教職員を対象に研修会を実施し、共通理解を図ったところであります。(「議長、2番」と呼ぶ者あり)

再質問 2番 千葉美幸

それでは、何点か再質問をさせていただきます。初めに、財政に関連して伺います。歳入の確保としてクレジットカード収納サービスの導入の質問をさせていただきました。今後も研究、検討をなさっていくという御答弁だと思うのですけれども、滞納繰越分が非常に悪い収入状況になっているという中で、私自身も滞納になってしまった市民の方の相談を受けますが、やはり現年課税分を払っておけば滞納にならないので、現年課税分を何とか払えれば次から次へと遅れる状況にならないのだというお話から、固定資産税などは4回払いということでちょっと金額が大きいので、クレジットを利用することによって現年課税分を支払える方が、数字は大きくないにしても非常に増えてくるのかというふうに思っております。今はポイントの時代なので市民サービスとしても、非常に有効な施策ではないかなと思っておりますので、ぜひこれを前向きに検討していくということで、いま一度御答弁をお願いしたいと思います。次に、不用額についてですけれども、これは毎年度各会派からも質問があるところで、その理由についても国保や扶助費など、一定程度理解はしております。しかし、毎年度質問が出るというのは、それ以外で職員の方が努力したですとか、事業の入札うんぬんというような形で職員が努力をして、本来は一番評価されるべきところがなかなか見えていないのではないかなというふうに思っておりまして、これをもう少し具体的に御答弁されたほうが私はもっと理解が得られるのではないかと思っておりますので、翌年度予算編成に反映させるという部分で、きっちりと透明性の部分については、お示しを願いたいと思います。次に、寡婦控除について伺います。先ほども市長から婚外子の決定についての認識も示された中で、220 万円でシミュレーションしてもらいましたけれども、年間で 10 万円以上違っているのです。これは保育料だけなのです。公営住宅や国保にもかかわる自治体もありまして、自治体の規模によっては 30 万円とも言われていて、非常に大きな金額です。ひとり親世帯で未婚の世帯というのは本当に収入が低いということもありますので、保育料が子供のためにいろいろ減免制度をしているのであれば、これをみなし的な減免制度として、市長が一歩前に出て、ぜひ進めていただきたいという思いで質問をさせていただいておりますので、いま一度御答弁をお願いいたします。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

千葉議員の再質問にお答えします。1番目のクレジットカードでの収納については、先ほど答弁させていただきましたように何とか導入に向けて取り組んでいきたいというふうに思っております。ただ、現時点で言うと、システムの改修費用、それから取扱手数料がずいぶん大きいのです。銀行の口座振替手数料から見ると、クレジットの手数料は非常に大きいものですから、そういった維持・管理の問題がございますので、そういったことを含めて、トータル的にできるだけ前向きに取り組んでいきたいというふうに思っております。次に、不用額の問題につきましては、先ほども答弁させていただきましたけれども、やはり精緻な見積りもひとつ大事だと思っております。それから、経済状況等によっても、いろいろと数字的なものも変わってきたりということもありますし、何よりも工事に係る入札は、執行してみなければ実際にわからないということもいろいろとあります。しかし今後ともそういったことに取り組んでいきたいというふうに思いますし、職員については、事務事業の見直しの中で、できるだけ市民に迷惑をかけない状況の中で事業を進めていくという、こういったことにも取り組んでおりますので、御理解をいただきたいと思います。3番目の寡婦の質問については、担当部長から答弁をさせていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 福祉部長 三浦波人(福祉部長は2016年3月まで)

再質問にございました保育料への寡婦控除のみなし適用のことでございますけれども、現実に道内の 35 市中、札幌市を含めて4市がそういった取扱いをしているようでございます。これが全道に広がっていかない理由も考えてみたのですけれども、やはり自治体には財政力の濃淡、あるいは市のいろいろな考え方、取り組む施策の順位など、いろいろな事情があると思います。今回の事例の寡婦控除などは、市長の答弁にありましたように本来は、国の政策制度ということで、税制に盛り込まれているものが発端になっています。昭和 26 年につくられた制度で、全国一律の取扱いとして生まれた、いわゆる戦争未亡人というのでしょうか、そうした世帯への施策でございます。実際に結婚の有無による差というのは今あると思いますけれども、これを全ての自治体ができていないということは、自治体による取組の差というのも生まれてくるのではないかというふうに私は思っております。ですから、答弁にあったように、こういう問題というのは、全国どこに住んでいても同じ取扱いができるように国政の場で、なるべく早いうちに整理していただきたいと思っているところでございます。(「議長、2番」と呼ぶ者あり)

再々質問 2番 千葉美幸

再々質問で1点、寡婦控除についてであります。先ほどの市長の御答弁と今の福祉部長の御答弁でも国の税制上の制度ということで一律に行われることが望ましいという内容でしたけれども、それができないから市町村で訴えて判断をしていただきたいと思っているのです。保育料は負担能力に応じて徴収するものだと思っていますし、10 万円というと、本当に子育てに係る費用をそれだけ削らなくてはいけない。同じ収入なのに、なぜそういう差が出るのかということを私は本当に差別だなというふうに思っております。そういう視点からも、先ほど世帯を聞いても 10 世帯ということでありますし、この 10 世帯の方々の保育料を減免するのが、財政にとってどれだけの影響があるのかということもしっかり示していただきながら、今後どうするか、もう一度御答弁をお願いしたいと思います。

答弁 福祉部長 三浦波人(福祉部長は2016年3月まで)

今回の寡婦控除の問題は、保育料はもちろんですけれども、議員もおっしゃっているように公営住宅の料金ですとか、そもそも税の負担も違ってきます。ですから、いろいろな範囲に及んでいるということですので、今回は保育料だけに焦点を絞って御質問をいただいておりますけれども、やはり全体の問題ではないかというふうに考えております。要は、婚外子の子供を持つ世帯の家計の問題、そうでない寡婦控除を適用されている家計と同じ収入でありながら、家計の状況に差が出てきてしまうという問題ですので、保育料だけに限らず全体の問題であるということで、市長の答弁どおりの考えで、私どももそういうふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。

出典:小樽市議会 平成25年第3回定例会 2013年9月10日 議事録 PDF(84ページ) 間違いを知らせる