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小樽市議会 平成30年第3回定例会 2018年10月1日

除排雪に関連して

2018年10月1日、小樽市議会の一般質問で、千葉美幸議員が「除排雪に関連して」について質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
千葉美幸 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 千葉美幸

3項目め、除排雪に関連して、質問いたします。前市長の行った除排雪に関する変更は、議会との十分な議論や検証が不十分なまま、基準や制度が改変されました。それら全てを否定するつもりはありませんが、中には企業や市民生活に大きな影響を与えたものもあります。平成 27 年度に行った地域総合除雪業務の入札に参加可能なJV構成員数を2企業から当初4企業にすると強行に進め、結果入札が不調に終わり、降雪ぎりぎりまでステーションが決まらない事態となりました。また、JV代表者等の要件変更は、除雪作業経験がない業者まで入札に参加できるようになり、市民の安心・安全が守られるのかどうか、議会議論の声も届かないまま変更、排雪では道路脇の雪山が大きくなり、これ以上除雪による対応が困難になった時点で必要な箇所の排雪作業を行うとし、排雪作業の実施に至るまでの協議にも時間を要し、地域の事情をよく知っている町会役員の方々からは、道路の雪山の危険な状況に対して極めて厳しい御意見、苦情が出た3年間でした。迫市長は、選挙戦で除排雪の問題にも触れ、悪いものはもとに戻すと訴え、先日の市政執行方針の中で、「除雪対策本部を早期に設置し、早目に降雪シーズンに備えるとともに、バス路線やスクールゾーンを優先するなど、市民の皆様に納得いただける除排雪に努めます」と述べられております。そこで、以下、伺います。初めに地域総合除雪業務の入札を今月末に控え、共同企業体の入札参加申請の受け付けが始まり、今年度の共同企業体除雪業務代表者要件を変更しています。この変更についてスピード感を持って対応していただいたことに、我が党としては評価しているところです。まず、変更した内容と、その理由についてお示し願います。また、今後も共同企業体除雪業務の要件などについて、見直しや変更を考えている点はあるのかお示しください。次に、地域総合除雪業務の拠点、いわゆるステーションの数についてです。平成 27 年度に第2、第3ステーションの担当区域を再編し、六つのステーションから、七つのステーションに増加させています。この件について、除排雪の依頼や苦情など、市民の声や各ステーションの除雪作業の完了時間などを検証し、今年度もさらにステーションをふやす考えもあったように聞いています。迫市長は、ステーションの数についてどのようにお考えでしょうか。理由についてもお聞かせ願います。次に、小樽建設事業協会から平成 30 年度以降の除排雪業務について要望書が提出されたと伺いました。この3年間は冬の市民生活を守ってくださっている業界などと、前市長の信頼関係は築かれないまま過ぎたように思います。今回の要望について迫市長はどのように対応していくとお考えでしょうか。見解を伺います。次に、排雪量についてです。今年度の排雪量の設定は昨年度の設定に比べ、16 万 3,000 立方メートル増の約 50 万立方メートルとしています。今年度の排雪作業について平成 27 年度から行われてきた、排雪作業の方針の違いについて説明願います。また、排雪量の増加分で排雪経費は予算上幾らになるのかお示しください。排雪については先ほども少し触れましたが、市民からの要望・苦情が多く、市民生活に影響が出ないよう配慮しなければなりません。一方、雪の降り方によっては、排雪経費の大幅な増加が本市財政に与える影響が懸念されます。今年度は平成 27 年度以降に新たに始めた地域総合除雪の取り組みを一部取りやめ、第2種路線の出動基準については 10 センチメートルから 15 センチメートルに戻し、財源を確保するとのことです。今後、その他の取り組みを含め、見直ししていくお考えなのか、見直すとすれば、どの取り組みと考えているのか、理由についてもお示し願います。次に、雪堆積場についてです。昨年度に提案のあった塩谷4丁目の雪堆積場は納得できる理由がないため、議会から認められず見送られました。今年度は新市長のもとで、その場所は取りやめ、天神2丁目雪堆積場と旧最上小学校雪堆積場を開設する予定です。まず、塩谷4丁目雪堆積場を取りやめた理由についてお聞かせ願います。また、雪堆積場については、現在利用している場所で、今後も継続して利用できるとは限らない場所もあり、懸念しています。雪堆積場の確保について今後どのように取り組んでいかれるのかお示しください。次に、貸出ダンプ制度についてです。貸出ダンプ制度は平成 28 年度から集合住宅と雪堆積場の取り扱いや、対象となる道路、申込書の業者による提出を認めないなど、一部変更がありました。この貸出ダンプ制度については、特例を認めてきた中で、事業費が予算額を大きく超えている状況について、今後も議会議論は必要と考えますが、制度の見直しは、自主的に生活道路の排雪を行う利用団体等に大きな影響を与えています。そこで伺いますが、市民からは、救急車や灯油運搬車両などが通行できず、冬期間の生活に大きな支障が出たとの声もあります。雪堆積場の排雪が対象外となった見直しについて、迫市長はどのようにお考えですか。今後の対応策も含めお示し願います。また、この貸出ダンプ制度について、市長の認識と今後の制度のあり方について、お考えをお聞きいたします。最後に、市長が市政執行方針でおっしゃった、「市民の皆様に納得いただける除排雪に努めます」についてです。除排雪についての市民要望や苦情は多く、全てに応えることは財政的に難しいところであります。これをなぜ、満足や理解ではなく、納得という言葉になさったのでしょうか。また市民に、納得していただける除排雪を今後どのように取り組まれるのか、最後にお聞きいたします。以上、3項目めの質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、除排雪に関連して御質問がありました。初めに、共同企業体除雪業務代表者要件の変更につきましては、経営状況分析評点Yに相当する点数が 700 点以上の者の条件は削除し、本市発注の共同企業体除雪業務の履行実績があることを条件に加えました。私としましては、公共事業として公道上での安全な除雪作業を履行でき、地域の地形等の状況を熟知し、また共同企業体の組織運営能力を有している建設業の事業者が共同企業体の代表者であるべきと考えたためであります。共同企業体除雪業務の要件などにつきましては、今後検証を行い、除雪事業者の御意見も参考にしながら、見直しが必要となった場合は適正に判断してまいります。次に、除雪ステーションの数につきましては、本年度については、七つのステーションの体制を維持したいと考えておりますが、今後、除排雪の検証を行い、市民の皆様や除雪事業者の御意見も聞きながら、見直しが必要と判断した場合は、適正なステーション体制を構築してまいりたいと考えております。次に、建設事業協会からの要望につきましては、今後の除排雪業務の再構築に当たっては、市民を初め除排雪業務を担う業界等の意見、要望等を十分に把握の上、着実に進めてほしいとの要望がありました。私といたしましては、除雪に限らず、まちづくりを進めるに当たり、市民の皆様の声に耳を傾けることが大切であると考えておりますので、この要望を真摯に受けとめ、除雪事業者の御意見も聞きながら、市民の皆様に納得していただける除排雪を目指してまいりたいと考えております。次に、今年度と 27 年度から3年間の排雪作業の方針の違いにつきましては、これまでは道路脇の雪山が高くなり、これ以上除雪による対応が困難になった時点で排雪の判断をしていたものと認識しておりますが、私といたしましては、今年度からバス路線と小・中学校周辺の通学路など、主要な路線を優先し、計画的、効率的な排雪を進めるため、排雪の決定を迅速に判断してまいりたいと考えております。また、排雪量増加分の予算上の排雪経費につきましては、積算上、約1億 500 万円を見込んだところであります。次に、除排雪についての取り組みの見直しにつきましては、これまでの除排雪業務の検証を進める中で判断してまいりたいと考えております。冬の安全で安心な市民生活を支えるために、どのような施策が必要となるのか、市民の皆さんの声をしっかりとお聞きしながら、除排雪の取り組みを進めてまいりたいと考えております。次に、雪堆積場につきましては、塩谷4丁目雪堆積場の開設は中央ふ頭基部雪処理場の負担を軽減するためでありましたが、新たな雪堆積場として奥沢水源地前の広場を使用する天神2丁目雪堆積場と、昨年廃校となりました最上小学校グラウンドを使用する旧最上小学校雪堆積場の2カ所を開設する予定であることから、中央ふ頭基部雪処理場の負担軽減が図られると考え、見送ることといたしました。また、今後の雪堆積場の確保につきましては、町会等への聞き取り、現地のパトロール等により、雪堆積場として利用可能か確認を行うなど、今後においても雪堆積場の確保に努めてまいりたいと考えております。次に、貸出ダンプ制度につきましては、雪堆積場の排雪につきましては、本制度が長年の運用の中で特例が拡大解釈され、本来対象外である道路以外の雪が排雪されるようになってきたことから、生活道路の交通を確保するという制度の原点に立ち返り、公平に活用されるよう見直しを行ったものと認識しております。しかしながら、私といたしましては、貸出ダンプ制度について、市民の皆様から、さまざまな御意見や御要望があることは承知しておりますので、今後の本制度のあり方について、市民との協働による事業の将来を見据えながら、検討してまいりたいと考えております。次に、市民に納得していただける除排雪につきましては、高齢化、除雪業務の担い手不足、厳しい財政状況など、本市を取り巻く状況を勘案しながら、冬の安全で安心な市民生活を支えていくため、市民の皆様や除雪事業者の声をしっかりと聞いた上で、納得していただける除排雪に取り組んでまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 平成30年第3回定例会 2018年10月1日 議事録 PDF(59ページ) 間違いを知らせる