みんなの議会

小樽市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月17日

厚生に関連して

2013年6月17日、小樽市議会の一般質問で、川畑正美議員が「厚生に関連して」について質問し、市長 中松義治、福祉部長 三浦波人、医療保険部長 藤井秀喜、教育長 上林猛が答弁しました。

質問者
川畑正美 議員
答弁者
市長 中松義治、福祉部長 三浦波人、医療保険部長 藤井秀喜、教育長 上林猛

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 川畑正美

次に、厚生に関連して質問します。最初は、生活保護についてです。政府は、年金よりも生活保護支給額が高いなどと国民同士を対立させるやり方で、生活保護基準額を引き下げ、生活扶助の総額を今年8月から3年間で670億円削減することを決定しました。生活保護基準の改定によって生活扶助費が引き下げられ、受給者の暮らしは、さらに困難になってしまいます。新しい基準は算出方法が複雑になっているとのことですが、具体的に40代夫婦と小学生、中学生の4人世帯をモデルとした場合の例示を基に、今年6月現在と改正後の今年8月時点、平成26年4月、27年4月の引下げ額を対比してお示しください。生活保護基準の改定は、受給者だけでなく、対象者の設定に当たり生活保護基準を参照しているほかの制度に影響を与えます。その影響については、それぞれの制度の趣旨や目的、実態を十分考慮しながら、できる限りその影響が及ばないよう対処することを基本にするとしていますが、現在まだその対策が示されていません。就学援助、保育料の免除、国民年金保険料の免除などに影響が及ぶと言われ、特に就学援助では、生保受給世帯の児童とそれに匹敵する準要保護世帯の児童にも及び、一説では就学援助を受けることができる児童が現在の83パーセントに減少するとも言われています。保護基準の改定によるほかの制度への影響について、市民の安全・安心を守る立場の市長として、どのような対処を検討されておられるか、お聞かせください。衆議院厚生労働委員会において、5月31日に生活保護法改正案と生活困窮者自立支援法案が多数で強行採決され、今後、参議院で審議されることになります。これまでの国会審議では、保護申請の際に、判定に必要な書類の提出を特別な事情がある場合を除いて義務づける、親族の扶養では行政機関の調査権限を拡大し、扶養義務者に報告を求めるなど、窓口で申請をはねつける水際作戦を合法化することになります。また、不正受給の罰則強化や家計管理など、人権侵害にもなる締めつけを狙っています。加えて、就労による自立を名目に自立活動確認書を新たにつくり、就労管理も強化しています。このように水際作戦の強化、生活保護からの締め出し強化は、必要な保護を受けられずに餓死や孤立死につながりかねません。本市では、保護申請の申請を受け付けずに、生活保護からの締め出しなどしていませんか。また、受給者の就労管理、家計管理などの増加する実務作業で、ケースワーカーほか職員の負担が増大することになり、対応が心配です。現在は予想の段階ですが、今後の見通しをお知らせください。生活保護に対するバッシングは、テレビタレントの河本問題を国会で意識的に取り上げ、一部で行われた不正受給問題も含めてマスコミが大きく報道しています。そのことが適正に受給されている方や保護を必要としている方々を萎縮させてしまい、生活保護が憲法で保障された制度であるとの理解が不足しています。生活保護は、財源の4分の3は国が負担していますが、本来国が行うべきであることから、保護費は全額国庫負担とすべきです。市長がこの立場に立って、国や関係機関へ積極的に働きかけることを求めます。市長の考えをお聞かせください。今年5月、国連社会権規約委員会が日本政府に総括所見として、恥辱のために生活保護の申請が抑制されていることに懸念を表明し、生活保護の申請を簡素化し、申請者が尊厳を持って扱われることを確保するための措置をとること、そして生活保護につきまとう恥辱を解消する手だてをとることが勧告されています。市長は、総括所見をどのように受け止め、対処を考えておられるのかお聞かせください。厚生に関連した質問の2番目は、国民健康保険料についてです。平成24年度の国民健康保険料が一部引き下げられましたが、25年度の保険料は引き上げられます。国保加入者にとって大きな負担です。保険料を引き上げる理由をお聞かせください。平成25年度の国保加入者の1世帯当たりの平均保険料は幾らになりますか。また、具体的に介護給付費納付金分がある所得200万円、給与収入311万7,000円の夫婦と子供2人の4人世帯の場合の年間保険料額、対前年度引上げ額、所得に占める保険料の割合をお知らせください。保険料をこれ以上引き上げないためには、小樽市国民健康保険事業運営基金からの繰入れによって軽減することが必要です。その財源として、現在の基金の状況はどのようになっていますか。道内の他市では、一般会計からの繰入れを法定内と法定外でも実施しています。本市の平成23年度の繰入れは幾らになっていますか。その額のうち、法定外の1人当たり繰入額は、他市と比較するとどのような状況にあるかをお知らせください。また、平成25年度国保料の引上げをしないためには、どの程度の財源が必要なのかもあわせてお知らせください。基金からの繰入れができない場合、独自に一般会計から国保会計へ繰入れができないものか、見解をお聞かせください。国保加入世帯は自営業者や年金生活者などが多く、平成24年度所得階層別でも、加入世帯の総所得がゼロの世帯が約35パーセントを占め、100万円以下の世帯が全体の約71パーセントを占めています。低所得者が多く、協会けんぽのように事業者負担額がありません。国が国庫支出金として負担していますが、国、国保の財源に占める割合は25パーセントであり、国の負担分を引き上げることが必要です。市民負担の軽減のために市長は国に対してどのような働きかけをされているか、お知らせください。市民は、年々引き下げられる年金、デフレ不況で売上げの減少、燃料費をはじめ食料品などの値上がりで生活が圧迫され、日々の生活に精いっぱいで、国保料を払いたくても払いきれない、保険証があっても治療費が払えないために、1年以上も病院に行くことができず、糖尿病が悪化して失明に至り、市内の無料・低額診療制度で助けられたなどの事態が起きています。国保料引上げで、平成23年度の滞納世帯数は2,247世帯、全世帯に占める割合は10.2パーセント、資格証明書及び短期証交付世帯は24年9月の更新時で両方合わせて973件でしたが、今後、増えることが予想され、必要な医療が受けられない市民が増えることが心配されます。日本の皆保険制度は、国民全てが安心して医療を受けられるための制度です。資格証明書交付の適用除外について、厚生労働省は、自治体が決めれば生活保護基準以下でも特別の事情に入れてよいとしています。本市も取り入れ、具体的に対応すべきです。御意見を聞かせてください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

ただいま、厚生に関連して御質問がありました。初めに、生活保護について、40代夫婦と小学生、中学生の4人世帯をモデルとした場合の生活保護基準改定による引下げ金額でありますが、本年6月と比較すると、本年8月で約6,000円、平成26年4月には約1万2,000円、27年4月には約1万8,000円の引下げとなる見込みであります。次に、生活保護基準の改定による他の制度への影響についてでありますが、個々の制度について、まだどのような取扱いにするか決定しておりません。今回の生活保護基準改定に伴う影響、それぞれの制度の趣旨や他自治体の動向なども踏まえながら、対応について検討してまいりたいと考えております。次に、本市における保護申請の受付についてでありますが、申請は本人の意思があれば受け付けており、窓口対応は適切に行っております。また、就労管理や家計管理などの実務作業については、まだ全体の業務量を把握できておりませんので、今後状況に応じて対応してまいりたいと考えております。次に、生活保護費にかかわる負担についてでありますが、生活保護は本来国の責任において実施すべきものであることから、その財源は全額国庫負担とすべきものであると考えております。これまでも、全国市長会をはじめ指定都市市長会、全国知事会において全額国庫負担とするよう、国に要請しているところであります。次に、国連社会権規約委員会の総括所見についてでありますが、これは日本政府が勧告を受けたものですので、国から何らかの通知があれば、それに応じて本市としても対応したいと考えております。なお、生活保護申請者の尊厳については、国の通知を待つまでもなく尊重されるべきものでありますので、職員に対しては、申請者等への誠意ある対応と保護制度について丁寧な説明を行うよう、引き続き指導してまいりたいと考えております。次に、国民健康保険についてですが、まず平成25年度の保険料の引上げ理由について、大きな要因としては、年々増加する後期高齢者支援金、介護納付金の影響が挙げられます。平成24年度の保険料を算定するに当たっては、歳出の保険給付費を精査し、当初予算から約3億円下方修正したことで、医療分の1世帯当たりの平均保険料を23年度と比べ1万1,327円下げることができたため、後期高齢者支援金分と介護納付金分の増価額6,055円を吸収しても、全体では5,272円の引下げとなりました。しかし、平成25年度においては、保険給付費の精査のほか、保険料の上げ幅圧縮のため基金を取り崩すことで、医療分の1世帯当たりの平均保険料を24年度と比べて2,628円引き下げることができましたが、後期高齢者支援金分と介護納付金分の増加分が2,859円あるため、全体では年額213円の増加となったものであります。次に、1世帯当たりの平均保険料と具体的な世帯の保険料額等についてですが、平成25年度の介護納付金分を含めた1世帯当たりの平均保険料は、年額14万629円となります。また、介護納付金分がある所得200万円、給与収入311万7,000円の夫婦と子供2人の4人世帯の場合、年間保険料は47万8,150円で、平成24年度と比べ2万1,390円の増加となり、所得に占める割合は23.9パーセントとなります。次に、国民健康保険事業運営基金の状況についてですが、平成25年5月31日現在の残高は約9,160万円で、先ほど申し上げましたとおり、保険料の上がり幅を抑えるために6,500万円を取り崩すこととしていますので、その分を差し引くと残額は約2,660万円となります。次に、一般会計からの繰入金についてですが、平成23年度は12億6,126万円で、そのうち法定分が12億5,340万円、法定外分が786万円となっております。また、法定外の1人当たり繰入額につきましては、道内主要10市の状況を見ますと、旭川市が約1万5,000円、札幌市、帯広市が約1万円、苫小牧市、江別市が約4,000円、北見市、函館市、釧路市が1,000円台、小樽市が230円、室蘭市はゼロ円となっております。次に、平成25年度の保険料を引き上げないための財源についてですが、後期高齢者支援金分、介護納付金分の料率を24年度並みとした場合、約1億2,000万円の財源が必要になると推計されます。また、市独自に一般会計から法定外の繰入れをすることにつきましては、国保加入者以外の方にも間接的に負担となることや一般会計の財政状況が厳しい中では難しいものと考えております。次に、国の負担分を引き上げるための働きかけについてですが、これまでも北海道市長会を通じて、国庫負担のさらなる拡充・強化や低所得者に対する負担軽減策の拡充などについて、国や北海道に対して要請しているところであり、今後も継続して要請してまいりたいと考えております。次に、資格証明書交付の適用除外についてですが、国民健康保険法では、保険料に滞納があっても、災害など特別の事情があると認められる場合には資格証を交付せず、通常の被保険者証、いわゆる本証を交付することとしております。この特別の事情に生活保護基準以下の方も対象にすべきとの御意見でありますけれども、収入が生活保護基準以下であるとの理由だけで、一律に資格証にかえて本証を交付することは、他の国保加入者との負担の公平性を欠くことになるため、難しいものと考えております。(「議長、8番」と呼ぶ者あり)

質問 8番 川畑正美

まず、原発問題でありますけれども、昨年、後志の町村において北海道原子力防災訓練が行われているわけですけれども、その中で泊原発での福島第一原発のような事故を想定して行われているわけですけれども、その中で疑問がいろいろ出ていると。例えば避難用のバスは札幌方面からチャーターしているわけですけれども、原発の災害時に果たしてバスが後志の町村まで来てくれるのだろうか、あるいは後志の海岸線は国道が果たして使えるのかと、そういう疑問も出されて、参加された方から、事故が起きたとしても、住民が安全に避難できる体制が確保されない限り、泊原発は再稼働させるなという意見が出されています。泊原発から40キロメートルにある小樽市ですが、泊原発の事故発生時の避難体制、そして医療対処の体制などが確立されていないわけですから、再稼働に対する避難対策ではなくて、原発廃止でもって市民の安全を守ることを考えるべきでないかと思います。原発自体は過酷事故を想定した対策の実証実験を行うことが原理的にできないわけであって、客観的な規制基準を設定すること自体が不可能だと。そういう意味で安全な原発などはないと思っています。今、日本の中には、2万4,000トンもの核燃料がつくり出されているわけですから、核原発の貯蔵プールには大量に核燃料が貯蔵されている状況であります。原発の廃炉には20年かかると言われています。もっとそれ以上だとも思いますが、使用済核燃料は、原料として使用するウラン鉱石のレベルに放射能が下がるまでには数万年、そしてそれ以上、無害と言えるまでになるには十数万年と言われているわけです。早い時期に廃炉にしなければ孫子の代にまで影響を及ぼす、そういう状況になると思います。そういう意味では、泊原発を廃炉にする時期は今ではないかと思うわけです。太陽光発電だとか風力発電で電力を賄うというのは理想だ、あるいは原発なしでは社会が成り立たないなどということから出発するのではなくて、原発ゼロならどうするのかと、そういう立場に立つことが、本格的な再生可能エネルギーの普及や議論を具体化させることを進めていける状況になるのではないかと思うのです。それで、もう一度、この辺についての市長の見解をお聞かせいただきたいと思います。それから、新・市民プールの問題でありますけれども、新・市民プールの建設に当たっては、これまでに3,411件の陳情が上がっているわけです。署名については今日現在で5万1,654筆、そういう状況にあります。近年にない市民の関心の高さがうかがえるのではないかと思います。それと、小樽駅前第3ビルにあった室内水泳プールの取壊しに対する6億8,000万円という補償金があるわけですから、優先的にプールを建設するのは当然と考えるのが市民感情だと思います。それと、これは総務常任委員会の中でも議論されてきましたけれども、道内の主な都市の中で小樽だけプールがないという事実も明らかになっています。ある街頭でプールの署名をしていたときに、小樽に来られた観光客が近寄ってきて、小樽市にはプールがないのですかと驚いていたという報告もあります。何としてもプールを早くつくってもらいたいという思いがあると思います。もう一つ、先日、5月末に、小樽市室内水泳プールの存続を求める会の要請があって、市長とお話をされたわけですけれども、私も傍聴させていただきました。その中で気になったことなのですが、市長は民間の考え方と公務員の考え方に大きな違いがあるという発言をしていました。公務員はつくることを優先するけれども、民間では建物をつくるのに趣旨がうんぬんというような話もされていたと思うのです。このプールの問題については、民間レベルでの発想ではいかないだろうと。要するに民間企業というのは利益を追求するものであって、市営の市民プールとかそういうものについては、例えば第6次総合計画では「生涯スポーツの振興へ向けた環境づくりのために、市民プールの建設や既存施設の計画的な整備を進めるとともに、スポーツ・レクリエーション施設の利用促進と有効活用に努めます」とあるわけです。そしてまた、平成24年第4回定例会で教育長が答弁されている中で、プールの行政目的は、「多くの市民が生涯にわたってスポーツを楽しみ、健康で豊かな生活を送ること及びスポーツ技術力の向上と指導者養成などを目的」としていると、そういうことで総合計画に登載されたと答弁しているわけです。ですから、民間の発想とこのプールをつくるのとは全く違うだろうと私は思いますので、その辺で市長の見解を改めて聞かせていただきたいと思います。それから、第1回定例会の中で、新・市民プールの建設に当たって、学校併設型と複合型ということを使い分けされていたように聞いていました。それで、複合型についてどのようなイメージを描いているのか、わかればお聞かせいただきたいと思います。それから、手宮地区統合小学校の新校舎建設に当たってのグラウンドの問題でありますけれども、学校統廃合に係る懇談会で保護者や地域の方から意見を聞いていないという話でした。今後、保護者や地域の方から意見を伺う機会をつくる予定があるのかどうか、それとも、そのままもう意見は聞く必要がない、そういう立場で工事を進めるつもりでおられるのか、その辺をお聞かせいただきたい。それから、グラウンドの広さについて私が疑問を持つのは、確かに文部科学省の施設整備指針の標準を満たすスタンスで進められたのだろうと思うのですが、その一方で、新・市民プールの建設では施設の建設面積を2,000平方メートルにするとか、駐車場については100台必要だと。それで3,000平方メートルのスペースが必要と言って、敷地の広さにこだわってきていたと思うのです。いまだに適当な場所が見つからない、そういうことで引き延ばしされているのではないかと思うのです。市民や利用者を中心に検討するという立場ではなくて、教育委員会の都合に合わせた形で進めているのではないかと思うので、その点での考えを聞かせていただきたいと思います。それから、生活保護の問題でありますけれども、生活扶助費は生活保護世帯が食費や光熱費に充てる費用であって、政府は物価下落の影響を扶助費の削減の理由としているわけでありますけれども、デフレの要因は、パソコンやテレビなど電気製品の価格破壊が影響しているものであります。食料品や光熱費は上昇しているわけであって、ぎりぎりの生活保護費から引下げになることは、生活保護受給者にとって大きな痛手となると思います。それで、生活保護の申請者は大変な勇気を持って申請しているのであって、現状この本市でも、扶養義務者に通知されるとして申請を控えている人だとか、世間の目を気にしてかたくなに保護申請をせずに耐え忍んでいる、そういう人もいるわけであります。もちろん保護受給者だけでなく、生活保護基準に類する人や、基準以下の世帯が存在しているということも事実だと思います。そういう点で、生活扶助の引下げを中止させて、引き続く生活保護改正をさせないために、市長として御尽力願いたいのでありますけれども、市長はそういう点での生活保護受給者の実態や、あるいは悩んでいる方の状況も把握されていると思いますので、その辺での尽力をしていただきたいと思います。それから最後に、国民健康保険の問題ですけれども、一般会計から国民健康保険事業特別会計への繰入額は、独自分としての法定外繰入額が国保の軽減に影響するわけですけれども、本市の1人当たりは230円、ほかの都市との平均と比較しても約20分の1という状況です。これを何とか引き上げることはできないものかと、そのことをもう一度伺います。それから、介護保険料は基準額で月額5,460円、現状そうなっています。家計にも大きな負担になるわけですけれども、要介護認定者は今後も増加する見通しだろうと思います。それで、国の負担の割合の25パーセントを大きく引き上げなければ維持できないだろうと思います。後期高齢者医療制度に当たっても、高齢者を差別したそういう欠陥制度であるので、こういうものはやはり廃止するべきだと考えています。それで、介護保険制度と後期高齢者医療制度の問題と、国保の財源となっている国庫支出金25パーセントを引き上げる、こういう点で国への働きかけをより一層強めていただきたいと、そのことをお願いして再質問を終わります。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

川畑議員の再質問について、私から二つ答弁をさせていただきたいと思います。まず一つは、泊原発の避難訓練の状況の中で泊原発を廃止すべきではないかというお話であったと思いますけれども、私が常日ごろから申し上げていることは、市民の安全・安心を守るというのは、市長の責務でありますから、市民をどうやって守っていくかということを考えるのは当然の話であります。そういった中で、泊原発のことにつきましては、私自身は原発に対する知見も何もございませんので、やはり、現在、原子力規制委員会において進められております新規制基準の検討、こういったことを踏まえて、国がしっかりと安全ということを検討いただきたい、こういうことを申し上げているわけでありまして、市民の安全・安心を守るというのは市長として当然のことでありますので、これからも同様な気持ちで取り組んでいきたいと思っております。それから、プール建設の問題についてもお話がありました。小樽市に市営プールはないと川畑議員は言われていますけれども、市が経営しているプールはありますので、そこをぜひ利用していただきたいと思っております。今の議員の質問の中で、先般、新・市民プールの建設についてのお話をいただいたときに、私は民間と行政の違いということを申し上げました。民間でもいろいろと事業計画とか業務計画というのをつくるわけでございますが、当然行政もつくるわけです。今、議員が言われるのは、第6次総合計画のことをお話しされているのだろうと思いますけれども、その中での大きな違いというのは、民間は何かの計画をつくるときに、それに見合う資金があるかどうか、収入があるかどうか、こういったところから入っていきませんと民間企業というのは倒産するわけでございますから、破綻するわけですから、そういうことでお話をしたところであります。しかし一方、自治体としては行政としてはどうかというと、事業を計画しますけれども、実際にその事業をやるための収支がどうなるかというところまでは、全くではありませんけれども、あまりその考えというか検討の中に入っていかないということで、そういう意味で民間と行政の違いということを申し上げたわけでございまして、私は何度も申し上げております。皆さんにもお話ししましたけれども、今、小樽市の財政がこういう厳しい状況の中で、小樽市自体を財政再生団体、いわゆる破綻にさせるわけにはいかないということを強く申し上げたところでありますので、御理解をいただきたいと思います。その他のことにつきましては、担当部長から答弁をさせていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 福祉部長 三浦波人(福祉部長は2016年3月まで)

川畑議員から、生活保護にかかわりまして、基準の引下げの反対に尽力をすべきという再質問がございました。今回の生活保護基準の改定でございますけれども、国が年齢とか世帯人員、地域差の影響を調整して、なおかつ物価動向を勘案したということですので、その結果示された生活保護の基準、すなわち最低限度の生活が保障される額だというふうに認識しているところでございます。しかし一方で、一般的に人が生活する上で収入が減るということは、今までよりも何かを切り詰めていかなければならないというわけで、生活保護に関しましても、改定後の額が基準として適正な額だとしても、今までより下がるのであれば何かを切り詰めなければならなくなるというのは、そういう現実は十分理解しているところでございます。その上で、今回の改定では、平成27年4月までの期間で見直し結果を段階的に適用させていくなど激変緩和措置もとられておりますので、こうした措置も取り入れられた中で国が定めた基準額なのですということ以外に、私どもとして今申し上げられることはないのではないかと思うのです。もし言えるとすれば、現在、諸物価は少し上昇傾向にありますけれども、今後、一定の物価上昇がもしあれば、今後の基準改定の際に、それをしっかりと反映した見直しを行っていただきたいと思うところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 医療保険部長 藤井秀喜(医療保険部長は2015年3月まで)

川畑議員からの国民健康保険の御質問について、まず一般会計繰入金について答弁いたします。確かに法定外の繰入金だけを見ますと1人当たり230円ということで、札幌市、旭川市の1万円台から比べますと格段に低いのですけれども、実は法定、ルール分も含めた繰入金全体の額で言いますと、4番目に高い。具体的に言いますと3万6,930円ですので、札幌市、旭川市、帯広市が大体4万円台ですので、それに近いということで、保険料を引き下げる効果としての繰入金と、総額としては、小樽市はそれなりというのですか、繰入額としてはあると。なぜ法定内と法定外にこれだけの違いがあるかということだと思うのですけれども、本市の場合は病床数が多いとか低所得者が多いという、全国から比べると非常に高いものですから、それに見合ったといっても全額補填されるわけではないのですが、国や道からの補助金といいますか、負担金があるものですから、それが法定内ということで繰入れがある。ですから、総額を合わせると、今、言ったように、札幌市、旭川市、帯広市に次いで4番目の繰入額になりますので、保険料としては繰入金はそれなりに入れているという形になると。ただ、それがルール外とルール内に分けてしまうと、そういう著しい差に出ると。それは小樽市の独特のそういう病床数とかという状況の違いだということで御理解いただきたいと思います。それからもう一つが、介護保険とか後期高齢者医療保険のほうの負担もあって国保料を払うのも大変だということの御趣旨の中で、国への要望を続けてほしいということでございますけれども、それは私どもも十分承知しております。ですから、全国市長会、北海道市長会を通して、これからも引き続き要請してまいりたいというふうに考えておりますし、現在、社会保障制度改革国民会議とか厚生労働省の各部会でいろいろな議論もされて、国保料の引下げにいろいろな税を投入するとかという話も出てきておりますので、そういう動きも注視しながら、今後いろいろと考えていきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)

私のほうから3点、再質問にお答えいたします。1点目の複合型の新・市民プールの内容についてお聞きしたいということでございますが、今年度の予算要求に当たりまして、教育委員会とすれば、まずはプールを早期にやるとすればどういった方法があるかということ、それから、その当時土地がまだ見つかっていない、それから今後の小樽市の財政的な状況、それらを加味して現実的に今やるとすれば、緑・最上両小学校の学校新築に当たって、体育館とプールを複合型で重層型で建ててはどうかと、その考え方をもって市長部局と協議をしたところであります。1階が6コース公認の水泳プール、2階が体育館、そういうことを前提に市長部局と相談をしたところでございます。それから、2点目の手宮地区統合小学校のグラウンドの拡大についてでありますが、今後、教職員と保護者と地域の町会の方々などで組織する統合協議会を設置いたしますので、その場の中で建築計画などを説明しながら、意見を聞いていきたいというふうに考えております。それから、3点目の水泳プールの基準と学校のグラウンドの基準の考え方についてでありますが、まずは水泳プールに関して言えば、社会体育施設ということで言えば、特に文部科学省が定めた基準はございません。あるのは公認プールの競技としての基準、これがあります。これを基に附帯施設をどうするか、又は駐車場の用地をどれぐらい確保するかによって、それぞれの先進市のほうで決めていると。先ほど答弁いたしましたが、この2,800万円の事業を登載するに当たっては、道内の先進市のプールを参考に積算したということでございます。それから、学校の敷地、学校の建物に関しては、これは文部科学省令で基準を定めていると、それに基づいて行っているという状況でございます。(「議長、8番」と呼ぶ者あり)

再々質問 8番 川畑正美

再々質問です。まず新・市民プールの関係で市民が要望しているのは単独型のプール、今まで小樽駅前にあった、そういうプールをつくってほしいというのが要求なのです。お願いなのです。だから、それに沿った検討をしてもらうということが第一です。そして、今年度中に基本設計、実施設計を組み込んでほしいと。それは今年すぐ工事にかかるのでなくても、後期実施計画の第1番目に優先的にやってほしいというのが市民の要求なわけです。それに応えてほしいというのが一つです。それから、手宮地区統合小学校の関係ですけれども、これから統合協議会等で意見を聞くと言っていますけれども、この意見の聞き方なのですよね。例えば、このように一方的にしますよと言っただけでは意見を聞いたことにならないと思います。今こういう現状で、このくらいの学校を、グラウンドを拡大するために末広公園をこのように削ってくれという意見もあるよと。そういうことも全部含めて市民に明らかにして意見を聞く、そのことが大事ではないかというふうに思います。この質問をもって終わらせていただきます。

答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)

再々質問にお答えいたします。1点目のプールの件に関してでございますが、先ほどもお答えいたしましたが、複合型か単独型かについては、総合計画後期実施計画にどのように登載するかについて、今後、市長部局と十分協議してまいりたいというふうに考えております。それから、もう一点の手宮地区統合小学校のグラウンドの拡大につきましては、統合協議会の中で私どもの建築の計画を説明し、御意見を伺うということでございますが、私どもとすれば、基準を満たしているということで何とか御理解をいただきたいというふうに考えております。

出典:小樽市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月17日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる