みんなの議会

小樽市議会 平成24年第3回定例会 2012年9月10日

(1)財政問題について/(2)国民健康保険事業について/(3)泊原子力発電所について/(4)水道問題について

2012年9月10日、小樽市議会の一般質問で、新谷とし議員が「財政問題について」「国民健康保険事業について」「泊原子力発電所について」「水道問題について」について質問し、市長 中松義治、教育長 上林猛、財政部長 堀江雄二、医療保険部長 渡邊功、総務部長 迫俊哉、水道局長 飯田俊哉、副市長 貞村英之、経営管理部長 小山秀昭、建設部長 工藤裕司が答弁しました。

質問者
新谷とし 議員
答弁者
市長 中松義治、教育長 上林猛、財政部長 堀江雄二、医療保険部長 渡邊功、総務部長 迫俊哉、水道局長 飯田俊哉、副市長 貞村英之、経営管理部長 小山秀昭、建設部長 工藤裕司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 21番 新谷とし

日本共産党を代表して、質問します。初めに、財政問題について伺います。2011 年度一般会計の決算は、実質収支で 11 億 7,338 万円の黒字になりました。市税収入は、2010 年度約 142 億 4,900 万円、2011 年度約 138 億 9,500 万円で、3億 5,400 万円の減額です。にもかかわらず黒字になったのは、特別交付税などが予算を上回ったことや、歳出において職員給与費、生活保護費などで不用額を生じたことによるというのが小樽市監査委員の審査意見書での説明です。その不用額は、2010 年度より2億 300 万円多くなっています。不用額の項目と額及び予算現額に対する割合、不用額を生じた主な事業も説明してください。予算現額に対し不用額は、2007 年度 2.7 パーセント、2008 年度 2.6 パーセント、2009 年度 3.6 パーセント、2010 年度 3.3 パーセント、2011 年度 3.5 パーセントと年々増加しています。市民生活や経済の活性化に予算を適切に使っていないのではないでしょうか。今年度の除雪費は、年度当初には繰越金や入札差金で充てるという説明でしたが、今定例会での議案説明では繰越金で充当するとの説明でした。2011 年度の除雪費決算は、降雪量、最大積雪深とも 2010年度を下回ったにもかかわらず、近年例を見ない厳冬気象が続いたことで、ロードヒーティング稼働時間が増大し、2010 年度決算額を上回りました。最終決算額は 12 億 7,013 万円です。今年度の除雪費予算は、当初予算で8億 130 万円、今回提案された1億 5,000 万円の補正予算を含めると9億 5,130 万円です。今冬の気象状況にもよりますが、これで間に合うかどうかはわかりません。昨年度これだけかかった除雪費を繰越金で充当するとしたのは、2011 年度当初から意図的に 2010 年度より不用額を多くするため予算の執行を抑えていたのではないですか。また、当初説明していた入札差金は現在幾らあるのか、その使途もお聞きします。あわせて除排雪問題でお聞きしますが、昨年度の置き雪対策の対象世帯数、作業方法、作業回数、アンケート調査の結果をお知らせください。今年度の対策方法についてと、試行を今後本格的な施策にすることを求め、お聞きします。次に、地方交付税についてです。本年9月に示された小樽市の財政の概況によると、国は、2012 年度において地域主権改革に沿った財源の充実を図るとともに、歴史的円高等、地域経済を取り巻く環境が激変する中、地域が実施する緊急事業に対応するための緊急枠として、「地域経済基盤強化・雇用等対策費」を計上することなどにより、地方交付税総額を増額したと述べています。2012 年度普通交付税決定額は 162 億 8,513 万 8,000 円、予算計上額を4億 7,713 万 8,000 円上回り、臨時財政対策債振替可能額決定額は 23 億 4,553 万 2,000 円、予算計上額に対して1億 7,553 万 2,000 円増で、合計6億 5,267 万円上回りました。市長は提案説明で「普通交付税の予算を上回る分は財政調整基金へ積み立てる」と述べましたが、市民の暮らしは給与や年金の引下げ、介護保険料などの引上げ、子ども手当廃止と年少扶養控除廃止による増税などで厳しさを増しています。地方自治法第1条の2にうたわれている住民の福祉の増進を図ることを基本としている地方公共団体の役割を果たす立場で、上積みされた普通交付税と臨時財政対策債を有効活用すべきです。見解を伺います。我が党は、第1回定例会で、市民の暮らし、業者応援の立場で予算修正案を提案しました。市民の要望が、議会への請願・陳情として多数上がっています。中でも新「小樽市室内水泳プール」の早期建設を求める陳情の署名は、廃止が決まった後、現在まで通算5万筆以上に達し、小樽市としても第6次小樽市総合計画に入れざるを得なかったわけです。しかし、来年度までの前期事業計画に盛り込まれている基本設計、実施設計のめどは、いまだついていません。せっかく小樽市室内水泳プールの存続を求める会が市長要望にこたえ見つけた税務署跡地も、駐車場の面積が足りないなどと、こたえようとはしていません。本年の第2回定例会で北野議員が質問したように、駐車場は建築を工夫すればできるはずですし、生協みどり店の駐車場の協力、市役所の駐車場もあります。今回の交付税上積みで土地の調査を行い、少なくとも基本設計を今年度中に示すべきです。お答えください。雇用問題も深刻です。総務省統計局の 2012 年7月の労働力調査によると、完全失業者は前月に比べてわずかに低下したものの、288 万人に上っています。小樽管内の7月の有効求人倍率は、北海道の 0.53に対し 0.50 と低い状況にあり、たびたびどこか働き口はないですかと相談される私も苦しい思いです。今年の高校新卒者の就職内定率は、昨年度より若干改善されたものの 82.7 パーセントで、市内企業に就職できたのは 119 人、全体就職者の 43 パーセント。昨年度の 136 人、46.1 パーセントに比較すると落ち込んでいます。2010 年度、2011 年度は、地域経済活性化等推進資金基金を活用した小樽市新規高等学校卒業者雇用奨励金が2年間で 71 事業所、121 人の新規雇用がありました。市長は、本年の第1回定例会の提案説明で、「今年度は防災対策と経済・雇用対策の2分野について重点的な展開を図る」と述べています。何よりも市内経済活性化が雇用拡大の前提になりますが、2011年度に実施した小樽市新規高等学校雇用奨励金は 1,600 万円でしたから、少なくとも今年度の予算を前年度並みに増額し、雇用奨励金を続けるべきではなかったでしょうか。また、今年度は、我が党提案の高卒未就職の市職員の臨時雇用もしませんでした。これらについて、今年度後半の施策に盛り込むよう要求します。お答えください。また、四、五十歳代でリストラされた市民の就職も厳しく、やむを得ずアルバイトに出ても、子育てに一番お金がかかるときですから、厳しい生活を余儀なくされています。2011 年度の決算から小樽市の雇用対策費を見ると、緊急雇用創出推進事業、ふるさと雇用再生特別対策事業、重点分野雇用創造事業、市独自の雇用対策で合計3億 716 万 6,000 円でした。2012 年度の予算は、重点分野雇用創造事業で 9,178万 9,000 円、市独自の雇用対策でも 365 万円、合わせて 9,543 万 9,000 円にしかすぎません。2011 年度の雇用対策で新規雇用された人数と、今年度の新規雇用予定人数をお示しください。国に対して、さらに雇用創出推進事業の予算を拡充し地方に配分するよう要望すると同時に、予算より多く配分された交付税で市独自の雇用対策を進めるべきです。市独自の雇用対策としては、先ほど挙げた置き雪対策拡大での雇用拡大や、我が党の北野議員が第1回定例会で提案した空き屋適正管理条例制定で、市民の安全を守るため、例えば通学路に面した危険な空き屋の屋根の雪おろしを臨時雇用で行うことも必要ではないでしょうか。いかがですか。次に、消費税増税に関して伺います。民主党は、自民党と公明党と談合し、国民の過半数を超える反対を無視し、消費税率を 2014 年には8パーセントに、2015 年には 10 パーセントにまで引き上げる増税法案を数の力で押し切りました。増税法が通った後も国民は納得していません。共同通信が法成立直後に行った世論調査では、増税に「反対」が 56.1 パーセント、「賛成」は 42.2 パーセント、NHKの調査でも「大いに評価する」は6パーセントのみ、毎日新聞の調査では消費税増税が暮らしに影響すると答えた人が「大いにある」「ある程度ある」合わせて 92 パーセントに達しています。この消費税増税と談合に対しては、各界から批判と怒りが上がっています。何人かの意見を紹介します。大阪商工会議所常議員のサンリット産業小池会長は「景気が悪く世界的に経済が不安定なときに、なぜ今、消費税増税なのか。中小企業側は、価格などに転嫁できないだけでなく、経費にも消費税がかかる。政治は国民のためにあるという考え方に戻していかなければ日本はどうにもならない」、JAいしのまき石川代表理事組合長は「明らかな公約破り。消費税は一律にかかる税金で、被災者に重くのしかかる。増税する前に官僚の天下りをやめさせたり、政党助成金の廃止などでやるべきことをやらずに増税先行は論外だ」、りんゆう観光の植田社長は「経営の一大事になる。法人税や所得税率の見直し、不要不急の支出の削減などで対応すべき」、全国小売業連合多喜代表取締役は「商店を消す気か」、神奈川県中小企業家同友会石渡代表理事は「中小企業家同友会全国協議会の国への要望・提言でも指摘しているが、企業の投資と雇用を削減し、国民の消費も縮小する。国の税収が増えることにもつながらない。税金は所得の高い人や利益を上げている大企業から適正に取って、税収を増やすべき。また、軍事費を削減し大企業への優遇税制を改めるなど、歳出を抑えることも重要だ」などです。各界の皆さんの意見は、我が党の消費税に頼らず、社会保障の充実と財政危機を打開する提言と一致しています。1997 年に消費税を増税した後、2010 年まで民間給与は 29 兆円減り、名目GDPは 512 兆円から 481 兆円に後退している一方で、大企業の内部留保は 143 兆円から 260 兆円に増大しています。市長にも読んでいただきましたが、我が党の提案は、大都市圏環状道路など不要不急の大型公共事業の見直し、米軍思いやり予算、F35 戦闘機購入など軍事費にメスを入れる、原発推進予算の大幅削減、政党助成金や機密費の廃止など聖域のない無駄の削減で 3.5 兆円、証券優遇税制の廃止、所得税・住民税・相続税の最高税率の引上げ、富裕税の創設、新たな法人税減税の中止、大企業優遇税制の見直し、為替投機課税などの導入などで8兆円から 11 兆円、これらの財源で年金、医療、介護、保育など社会保障再生を行います。さらに、ニッセイ基礎研究所のリポートが「大企業の大幅な貯蓄超過は決して健全な姿とは言えない」「企業に滞留する余剰資金の有効活用が経済政策を考える上で重要な論点」と述べているように、260 兆円もの大企業の内部留保を日本経済に還流させ、正規雇用や賃上げ、中小企業の支援・振興、農林水産業の再生、食料自給率の引上げなど内需主導で経済成長を図ることにより税収増になり、財政危機を打開できると提言するものです。1997 年、消費税が3パーセントから5パーセントに増税され、9兆円の国民負担増がかぶせられたとき、景気が一気に後退した経験を踏んでいます。小樽市の市税収入と全法人数の黒字法人と赤字法人の割合を増税前の 1996 年と 2011 年度を比較してお知らせください。小泉内閣の構造改革やリーマン・ショックなどにより一層経済悪化を招いていますが、こうした状況の下で民間企業で従業員が4人以下の事業所が 62 パーセントを占める小樽の企業は、消費税を増税したら価格に転嫁できないなど、経営が一層苦しくなるのは目に見えています。市民生活にかかわる公共料金の負担増も出てきます。小樽市の水道・下水道料金に消費税5パーセントを課していますが、2011 年度の額と、仮に8パーセント、10 パーセントを料金に転嫁したら幾らの負担増になりますか。病院の負担となっている損税が経営を圧迫していることが問題になっています。両市立病院の 2011年度の損税は5パーセントで幾らか、8パーセント、10 パーセントで幾らの負担増になるのかお知らせください。消費税増税による損税の負担は、経営を圧迫し、地域医療の崩壊につながりかねません。公的医療機関だけでなく、民間の医療機関の経営が大打撃になるため、日本医師会や全国保険医団体連合会は、ゼロ税率を要求しています。市長も国に対して診療報酬のゼロ税率を導入するよう求めます。いかがですか。年金は下がる、保険料は上がる、生活していけない、店を閉めざるを得ないなど、市民の悲鳴がたくさん寄せられています。市長は、消費税増税が小樽の経済や市民生活に与える影響、市税収入への影響をどのようにお考えですか。市民生活や営業、病院経営、小樽経済へ大きな打撃を与える消費税増税には反対すべきではないでしょうか。次に、国民健康保険事業について質問します。初めに、議案第 23 号国民健康保険事業運営基金条例案にかかわっての質問です。2011 年度の国民健康保険事業特別会計は3億 4,000 万円の黒字で、2年連続の黒字決算となりました。剰余金が出たことで新たに基金を設置し、2011 年度超過交付金返還金を除いた 9,173 万円を基金に積み立てるというものですが、まず 2011 年度決算で黒字になった要因をお示しください。基金設置の根拠となるのが、昨年 12 月 28 日、厚生労働省保険局国民健康保険課長から都道府県の担当局長あてに出された「2012 年度国民健康保険の保険者等の予算編成に当たっての留意事項について」の通知で、これでは平成 12 年の通知に基づいて行うよう求めています。この中で、基金積立金、基金の保有額について過去3か年における保険給付費の平均年額の5パーセント以上に相当する額を積み立てることとされています。しかし、小樽市では5パーセントで6億 4,200 万円にもなり、あまりにも額が大きいので、私が厚生労働省に聞いてみると、5パーセント以上の規定は保険料の値上げにつながりかねないことから外したとの説明でした。しかしながら、基金設置で危惧されることは、積立金増額を自己目的にするため保険料の引上げにつながりかねないことです。来年度以降、目標達成のために保険料の引上げをしないことを確約していただきたいと思います。いかがですか。平成 12 年の通知で大幅な保険料の引上げを緩和するなどで基金取り崩しができると説明している一方、将来的な財政見通しがないまま、安易な保険料の引下げ及び給付率の拡充等地方単独事業の経費に充てるための基金の取り崩しは、国保財政運営上適切ではないとしています。これでは、住民の負担を少なくしようと努力する地方の裁量権を奪うことにならないのでしょうか。今年度の国民健康保険料は、前年度比医療費分で1世帯当たり1万 1,327 円、1人当たりでは 7,108 円引下げとなりました。高い保険料を下げてほしいという市民の願いに一定こたえたものですが、小樽市の国保加入世帯のうち総所得金額 100 万円以下の世帯が7割を超えており、依然として重たい負担です。北海道社会保障推進協議会の調査では、1世帯当たりの所得に占める保険料は、2001 年度の 12.8 パーセントから 2011 年度は 16.7 パーセントに上がっています。また、北海道商工団体連合会の調査による 2012 年度主な市の国保料比較では、申告所得 200 万円の同モデル世帯の事業者比較で見ると、小樽市は 43 万 2,640 円、帯広市 38 万 6,910 円、北見市 39 万 1,220 円、岩見沢市 38 万 480 円、江別市 32 万9,320 円、石狩市 33 万 7,305 円、苫小牧市 34 万 7,765 円などで、小樽市の国保料負担が大きいことは明白です。基金設置に反対はしませんが、積立金をため込まないで、保険料を引き下げ、市民負担軽減をすべきです。見解を求めます。次に、一部負担金減免制度について伺います。昨年6月1日から取扱要領により施行されていますが、これまでこの制度を利用した市民の数、また窓口に相談に来た市民はどれくらいいるかお知らせください。小樽市の制度では、一部負担金減免の対象は入院の療養費の給付に係るものだけです。国の基準に従ったものということですが、この制度の基になっている国民健康保険法第 44 条は、一部負担金を支払うことが困難であると認められるものに対して1.一部負担金の減額、2.支払免除、3.保険医療機関等に対する支払にかえて、一部負担金を直接に徴収することとし、その徴収を猶予することと述べられているだけです。また、小樽市の減免の対象となる生活困難の基準生活費は生活保護基準になっていますが、苫小牧市では一部負担金は入院に限定していませんし、基準生活費は生活保護基準の 115 パーセントとしています。そのほか、小樽市近隣の他市の一部負担金減免制度の療養給付対象と基準生活費についてお知らせください。また、現在、小樽市で非自発的失業者の保険料軽減制度の該当者と、収入激減により保険料が減免されている世帯は何件ですか。小樽市の要領を変え、外来にも適用させ、基準生活費を引き上げるべきではありませんか。次に、泊原子力発電所に関して質問します。北海道と北海道電力は、泊発電所周辺の安全確保及び環境保全に関する協定書を結んでいる4町村を除く後志管内 16 市町村と、泊発電所の安全確認に関する協定書を締結する方針を固め、その素案を示しました。新協定(案)は、浜岡原発や玄海原発で設置された連絡会に倣い、北電、北海道、16 市町村と発電所の運営に関する連絡会が設置された項目もありますが、現行の安全協定に比べても幾つかの問題点があります。第1に、泊原発の新増設への事前承認、過去に敷地内で発生した火事や作業員の内部被曝が発生したときの立入調査が外され、新燃料、使用済燃料及び放射性廃棄物の輸送は結果報告にとどまっていること。第2に、現協定と同じ内容に改善されたとしても、北海道は再稼働について市町村の同意は必要はないという見地に立っていること。第3に、原子炉施設の事故に伴う放射性物質放出による地域住民及び周辺環境の被害を防止するため、緊急の必要があると認められるときでも、北海道は北電に対し原子炉の一時停止など適切な措置の要求が、他県において立地自治体以外規定がないとして外したことなどです。福島第一原発の過酷事故の教訓は、100 キロメートルを超えて放射能被害が広がっていることです。民間のシンクタンク環境総合研究所が、原発事故が起きた場合、放射性物質がどう広がるかを探るパソコン用シミュレーションシステムを開発したことが北海道新聞に掲載されていました。それによると、福島第一原発事故と同程度の風速2メートルで、放射性物質拡散は 100 キロメートルを超え、西風が吹いた場合、小樽市はもちろん、札幌南部にまで及びます。ですから、協定の範囲は、科学的な予測に基づき、具体的な対策を行うことが必要です。以上の点を含め、新協定(案)に対しての市長の見解を求めます。我が党は、8月 24 日、菊地葉子北海道4区国政対策委員長とともに、市長に「泊原発『安全確認協定』に関する要望書」を提出しました。市民への説明会を開き、新協定(案)について意見や要望を受けて、住民合意で進め、拙速に協定を締結しないことも求めましたが、市長は住民の意見・要望を受け止めていただきたいと思います。いかがですか。また、新協定(案)に対する北海道への回答は、いつの予定ですか。これより前の7月 27 日、市長は、新協定(案)には関係なく、国が原子力規制庁を設置したことに伴い、北海道と国に対し、「原子力発電所の安全性の確保と再生可能エネルギーの積極的活用に関する要望」を申し入れました。この中で(5)風評被害の払拭では、適切かつ丁寧な原子力広報を行い、原子力に対する不安を解消し、風評被害を払拭することを挙げていますが、市長は、福島第一原発事故が収束されていないのに原発の再稼働を前提にした立場で要望されているのですか。(6)避難・アクセス道路の確保では、有事における速やかな住民避難が可能な道路と発電所へアクセスできる道路の整備・維持を図ることとあわせて、北海道横断自動車道の未整備区間の早期整備を図ることを挙げていますが、北海道横断自動車道の余市-倶知安間の工事着手の見通しがついていません。その上、多大な税金投入です。北海道は、泊方面からの道道をつくる計画と聞いていますが、見通しのない北海道横断自動車道の整備を要望するのではなく、一般道の整備を優先するよう、国や道にも要請すべきです。また、道路の渋滞で列車による避難もありますから、在来線の確保は必要不可欠です。市長は、新幹線の札幌延伸で並行在来線はJRからの経営分離はやむを得ないという立場ですが、原発事故を想定するならJRによる並行在来線確保を改めて国とJRに強く要望していただきたいと思います。これらに対する市長の見解を伺います。この項の最後に、泊原発1号機、2号機の再稼働中止についてです。8月 25 日、26 日、留萌市で全道女性議員協議会が開催され、泊原発1号機、2号機の再稼働をとめ、原発に頼らない北海道の実現を目指す要望の議案について、活発な議論を重ねた結果、全員一致で採択し、北海道知事に要請することが決まりました。女性議員協議会の議案は、全員の賛成がなければ採択されません。党派を超えて一致したこの議案は、全道の女性の声を代表するものと考えます。この間、政府が取り組んできた国民的議論にも寄せられたパブリックコメントでも、8割が即時の原発ゼロを求めていることも明らかになっています。電力不足を理由に大飯原発を再稼働させた野田内閣と関西電力ですが、大阪市は一昨年並みの猛暑なのに、企業や家庭による節電などで関西電力予測の 90パーセント以下に下がり、さらに他の電力会社からの電力供給と揚水発電など、原発以外の電力は関西電力の予測より大きく、大飯原発を再稼働しなくても余裕があることが事実と証明されました。北海道も季節外れの猛暑に襲われ、扇風機やクーラーの売上げが増加していると報道されていますが、それでも道民や企業の節約の努力で、北電がお願いしている 470 万キロワットを下回っていることが北電のホームページでも明らかにされています。北電の発電設備は、休止中の苫東厚真発電所4号機、新冠発電所1号機、森発電所が冬までに定期検査が終了します。本州からの送電もあります。9月5日、北電が冬の電力の需要と供給について発表しました。報道によると、北電の電力供給は 589万キロワット、最大電力は1月の 579 万キロワットですが、火力発電所故障などによる計画外停止、出力抑制分を差し引くと最大供給力は 558 万キロワットで、電力は不足すると説明しています。しかし、道民や企業の節電と、北海道と本州間電力連系設備による本州からの受電は、これに反映されていません。これらを行うと、冬場も乗り切れるのではないでしょうか。福島第一原発事故が収束しないまま、電力不足を理由に泊原発1号機、2号機の再稼動をしないよう、北海道と北電に申し入れてください。見解を求めます。次に、水道問題について伺います。初めに、議案第 20 号にかかわってお聞きします。地方公営企業法の一部改正に伴い、今定例会に未処分利益剰余金の約2億 7,876 万円のうち 20 分の1が減債積立金に積み立てられ、処分後残高約2億 6,476 万円が翌年度繰越利益剰余金として計上されています。昨年の第4回定例会で、小樽市の家事用水道料金についての私の質問に対し、水道料金を一番多く使う2か月における使用料が 20 立方メートル未満の世帯の割合は、2011 年8月、9月の2か月の実績で35.3 パーセントということが明らかになりました。その後も引き続き、ひとり暮らしの市民や、他都市から小樽市に移住してきた人から水道料金が高いという声が寄せられています。昨年の料金引下げの質問に対し、「2010 年度末累積欠損金が約 5,166 万円あり、料金値下げは難しい」という答弁でした。しかし、水道事業の損益収支は、2008 年度3億円、2009 年度3億 2,000 万円、2010 年度4億 3,000 万円の純黒字で推移し、2011 年度3億 3,000 万円の黒字で、5,166 万円の累積欠損はついに解消されました。2011 年度の水道事業収益 28 億 3,955 万円の 89.3 パーセントは給水収益です。収益の中には、使用量が20 立方メートルに満たない分も含まれています。お聞きしますが、2008 年度から 2011 年度までの各年度の8月、9月の2か月で、使用量が 20 立方メートル未満の件数及び使用水量と、20 立方メートル使用として計算している差の水量をお答えください。また、基本料金を 20 立方メートルで割った 133.35 円で換算すると金額は幾らになりますか。累積赤字解消には、このように 20 立方メートル未満使用の人からも 20 立方メートル分の料金を徴収してきたのですから、市民負担軽減のために利益を還元すべきです。基本水量の見直しと料金引下げを求めます。お答えください。次に、減免制度拡充の質問です。現在、水道・下水道使用料の減免制度の対象者は生活保護世帯、老人世帯、母子世帯及び障害者世帯で、それぞれの基準を満たしている世帯です。しかし、これ以外にリストラなどで急激に収入が落ちた市民に対しては減免制度がありません。正規の仕事がなく、アルバイトやパートで収入を得ていても生活が苦しいと切実な声が聞かれます。収入激減世帯に対しても減免制度を適用するよう求めますが、いかがですか。次に、当別ダムの水道水受水に関してお聞きします。2013 年4月から当別ダムの水道水が供用開始になります。石狩西部広域水道企業団は、8月、用水供給料金の基本料金を消費税抜きで 114 円に決定しました。小樽市の当別ダムからの 2013 年度の受水量と受水費をお示しください。当別ダムの受水に当たっては、石狩市と当別町では家事用の水道料金が大幅値上げになることが、今、大きな問題となっています。小樽市では、食料品製造企業地下水利用組合が当別ダムの水利用により料金が大幅に上がることから、料金低減を図る要望を市長あてに提出しています。小樽市は北海道と話合いを進めているとのことですが、昨年の第4回定例会の一般質問で私が質問して以後どうなっているかをお知らせください。企業団の用水供給対象は札幌市、小樽市、石狩市及び当別町ですが、札幌市は来年度からの受水をやめ、第2期工事終了後の 2025 年度から受水するとのことですが、このたびの札幌市の受水見送りはどのような理由か、また企業団構成時の協定でそれができることになっているのか伺います。あわせて、札幌市が抜けることで用水供給料金はどのくらい高くなったのか伺います。石狩湾新港小樽市域の企業の水道料金の会計は、これまでどおり簡易水道事業特別会計で対応し、一般会計から簡易水道事業特別会計への繰入れは 2012 年度予算で 4,344 万円ですが、現行の簡易水道利用料金で利用企業数と利用水量が同数の場合、当別ダムの用水受水により 2013 年度の繰入額は 2012 年度に比べて幾らになる見込みですか。石狩市は石狩湾新港地域の主に使用量が多い事業用の料金を下げると聞いていますが、小樽市は、新港地域企業の水道料金を石狩市と同料金にするのかどうかお聞きします。次に、北海道との関係でお聞きします。当別ダム供用開始に伴い、来年度から北海道が負担していた石狩西部広域水道企業団助成費が廃止されます。これまでも発言してきたところですが、市は小樽の水を使用せず、北海道の指導で石狩西部広域水道企業団に参画することになったわけです。石狩開発の倒産により小樽市の負担は増え、2011 年度末で簡易水道事業の起債償還残高7億 4,747 万円を負担しなければならないことや、受水費負担による一般会計からの繰入れなどで、さらに小樽市の負担が増えます。広域水道企業団に参画させられた経緯から、引き続き北海道に何らかの形で財政支援を求めるべきです。いかがですか。8月3日、我が党は、石狩市と当別町の議員とともに、石狩西部広域水道企業長と北海道知事に対し、当別ダムの供用開始に伴う水道料金負担軽減を求める要請を行ってきました。企業長に対しては、1、企業長は非常勤とし、構成団体の市長が兼任するなどして経費節減を行う。2、1議会 10 万円の企業団議会議員の報酬カットで経費節減を図る。3、水道水供給後の構成母体の負担割合について、実態に即して再度検討すること。知事に対しての中で小樽市に関係するものでは、1、道が派遣してきた企業長及び職員2人の 2013 年度以降の派遣条件、負担割合について、道が主導して構成団体による協議の場を持つこと。2、石狩湾新港小樽市域に進出している地下水利用組合企業からの相談に応じること。3、当別ダムの事業全体及び同事業にかかわる水道料金への影響、札幌市が受水を延期したことの自治体への影響など情報公開をすることなどの申入れをしました。以上について市長の見解を求めます。再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

新谷議員の御質問にお答えいたします。初めに、財政問題について何点かお尋ねがありました。まず、不用額の項目などについてでありますが、民生費では約6億 9,500 万円の不用額を生じ、予算現額に対する割合は 2.9 パーセントで、不用額の主な事業といたしましては、生活保護費で約4億 2,000万円となっております。土木費では、不用額が約4億 7,200 万円、割合は 8.7 パーセント、下水道事業会計への繰出金で約3億 6,800 万円、職員給与費では不用額が約2億 1,400 万円、割合は 2.4 パーセント、職員手当等で約1億 3,400 万円の不用額が生じております。次に、不用額が増加しており予算を適切に使っていないとのことでありますが、不用額はさまざまな理由で生じるものであって、総じて申し上げれば、予算上の見積りに比べ各制度の利用者等が少なかったことが大きなものと考えております。そのほかにも予算の効率的な執行や節約によるもののほか、入札による事業費の減など事業を進めていく中から生じるものであり、予算は適切に執行されております。次に、不用額を多くするため予算執行を抑制していたのではないかとのお尋ねでありますが、意図的に予算執行を抑制するといったことはしておりません。次に、入札差金の額とその使途についてでありますが、今年度4月から8月までの5か月間で契約金額 130 万円を超える工事請負契約の入札差金は約2億 4,000 万円となっております。また、差金の使途につきましては、契約締結以降の設計変更への対応のほか、これまでも緊急の事態が発生した場合や、事業の執行過程において次年度以降予定している工事などについて前倒しで執行することが効果的であると判断した場合など、入札差金等を活用して事業を執行しているところであります。次に、昨年度の置き雪対策についてでありますが、対象世帯数につきましては 248 世帯、作業の方法としては人力作業により1世帯当たり平均約 15 回でありました。また、置き雪対策の対象世帯へのアンケート調査の結果については、今後も同対策を希望するかとの質問に対して、約9割の方から対策を希望するとの回答をいただきましたが、間口幅1メートルの置き雪処理については、満足されている方が約4割で、満足していない方も約2割おりました。さらに、作業方法については、昨年度の人力作業を満足されている方は約6割、機械作業でもっと多く雪をとってもらいたいという希望の方も約4割の回答がありました。次に、今年度の置き雪対策の対策方法についてでありますが、昨年度と同様、対象世帯数は約 250 世帯、作業方法は人力作業による対応、作業回数は降雪量等の気象状況による除雪作業に応じて対応する予定であります。次に、置き雪対策の試行を本格的な施策にとのことでありますが、これまで5年間試行を実施した結果、一定の方向性が定まりました。次年度からは福祉施策として実施していく予定でございます。次に、普通交付税の予算を上回る分などの活用についてでありますが、今年度の予算編成において約7億 8,000 万円の収支不足が生じたことから、その一部を財政調整基金により財源対策を行ったほか、除雪費に係る予算の一部を計上留保しなければならない状況にありました。新年度においても、市税などの伸びが見込まれない中、生活保護費や障害者福祉などの扶助費の増加が見込まれますので、予算を上回った普通交付税分につきましては、財政調整基金に積み立て、財源不足を解消するための財源とするほか、今後の新たな財政需要に対応していくための財源としても活用していくものです。また、臨時財政対策債につきましては、市債としての借入れとなりますので、今年度の収支見込みの状況を勘案しながら、今後、借入額を決めてまいりたいと考えております。次に、小樽市新規高等学校卒業者雇用奨励金及び高卒未就職者の臨時雇用の施策の実施についてでありますが、雇用奨励金につきましては、雇用の維持、創出を図る目的で設置した小樽市地域経済活性化等推進資金基金を活用した緊急経済対策であり、当初は平成 22 年度単年度事業の予定でありましたが、平成 23 年度も事業継承したところであります。今年度につきましては、基金残高も少ない中で事業実施は難しいものと考え、予算計上をしなかったものであります。また、高卒未就職者の市臨時職員の採用につきましては、これまで年度当初において一定の欠員が生じた場合に募集を行ってきましたが、今年度においては欠員数はわずかであり、現時点において臨時職員で補充を要する欠員は生じていないことから、募集する予定はありません。以上の理由から、いずれの事業も今年度後半の施策に盛り込むことは考えておりません。次に、雇用対策で新規雇用された人数についてでありますが、平成 23 年度は緊急雇用創出推進事業では 17 事業で 107 名、重点分野雇用創造事業では 11 事業で 86 名、ふるさと雇用再生特別対策推進事業では2事業で5名、小樽市独自雇用対策事業では 10 事業で 98 名の雇用を創出したところであります。また、平成 24 年度は、重点分野雇用創造事業では8事業で 45 名、小樽市独自雇用対策事業では3事業で57 名の新規雇用を見込んでいるところであります。次に、市独自の雇用対策についてでありますが、御提案のありました置き雪対策拡大での雇用拡大につきましては、対象世帯数が平成 23 年度と同様で計画しており、事業拡大は難しいものと考えております。また、危険空き屋の雪おろしでの臨時雇用につきましても、屋根の雪おろしは所有者が行うべき義務であり、所有者がいない場合でも危険だからといって屋根の雪おろしをすることは、財産権の侵害の面からも難しいものと考えております。なお、予算を上回る分の交付税につきましては、先ほども申し上げましたように、財政調整基金に積み立て、今後の新たな財政需要に対応していくための財源として活用していくものです。雇用の場を確保するためには、地元企業の活性化に向けた支援を行うことにより地域経済を活性化することが何より重要であると認識しておりますので、今後も限られた予算の中で効果的な事業を厳選しながら、雇用対策に取り組んでまいりたいと考えております。次に、消費税について何点かお尋ねがありました。まず、消費税率が5パーセントに上がる前の平成8年度と 23 年度決算の比較についてでありますが、市税収入では、8年度が 167 億 3,600 万円、23 年度が 28 億 4,000 万円減の 138 億 9,600 万円であります。また、法人の黒字と赤字の割合についてでありますが、平成8年度は黒字法人 39.7 パーセント、赤字法人 60.3 パーセント、23 年度は黒字法人 28.9 パーセント、赤字法人 71.1 パーセントで、黒字法人の割合は8年度に比べ 10.8 ポイント減となっております。次に、本市の水道料金・下水道使用料の消費税課税額についてでありますが、平成 23 年度決算数値で申し上げますと、現状の税率5パーセントでの課税額は水道料金では約1億 2,700 万円であり、仮に8パーセント料金に転嫁すると約 7,600 万円の増加、また 10 パーセントでは約1億 2,700 万円の増加が見込まれます。下水道使用料では課税額約1億円であり、8パーセントでは約 6,000 万円、10 パーセントでは約1億円の増加が見込まれます。次に、病院事業会計における消費税負担額、いわゆる損税についてでありますが、平成 23 年度決算数値で申し上げますと、現状の税率5パーセントでは約2億 1,100 万円であり、8パーセントとして試算いたしますと約1億 2,600 万円、10 パーセントでは約2億 1,100 万円の負担増が見込まれます。次に、診療報酬のゼロ税率の導入要求についてでありますが、病院事業において生じている損税につきましては、本市といたしましても国に対し、全国自治体病院開設者協議会を通じて、今後、消費税が引き上げられると医療機関の損税も多額となるため、社会保険診療報酬にかかわる消費税制度のあり方を早急に改めるよう要求しているところであります。次に、消費税率の引上げによる市内経済などへの影響についてでありますが、総務省の家計調査を基にした第一生命経済研究所の試算によると、4人家族で給与所得者が1人の場合、消費税率が8パーセントに上がると、年収 250 万円未満の世帯で年間4万 6,600 円の負担増になると言われております。一方、低所得者対策として政府は、簡素な給付措置などの対策のほか、食料品など生活必需品の税率を低くする軽減税率も検討していることから、家計に与える影響がどの程度になるか現時点では不明ですが、一定程度の影響があるものと考えております。また、家計への影響により個人消費が停滞し、売上げが減少するなど、市内経済に与える影響も一定程度あるものと考えており、ひいては企業収益の低下に伴う法人市民税の減など市税収入にも影響が現れるものと考えております。次に、消費税増税には反対すべきとの御意見ですが、今回の改正については各種世論調査では反対意見が多く出されていることは承知しております。しかしながら、将来を見据えますと、社会保障改革の安定財源を確保することは欠かせないものですので、賛成、反対というよりは、課題とされる消費税の逆進性を踏まえた低所得者対策のほか、地方にも耳を傾けながら、真に国民が将来を託し得る持続可能な社会保障制度の確立に向け、国がその責任を果たしていく必要があるものと考えております。次に、国民健康保険事業について何点かお尋ねがありました。初めに、基金条例案についてでありますが、まず平成 23 年度決算で黒字となった要因につきましては、医療費の伸び率が予想よりも低かったため、保険給付費に約3億 6,350 万円の不用額が生じたことや、共同事業で約2億 590 万円の差益が生じたことなどにより、約2億 1,280 万円の収入不足を補えたことが主な要因と考えております。次に、基金積立てのため保険料を引き上げないことを確約していただきたいとのことですが、基金の積立ては基本的に剰余金が出たときに行うことを考えておりますので、積立金を増やすために保険料を引き上げることは考えておりません。次に、基金の取崩しにかかわる通知についてですが、国は予算編成に当たっての留意事項として一定の取扱いを示しておりますが、各自治体の国保財政の運営状況や、規模や人口構成などによって異なっており、各自治体はその実情に応じて基金の取崩しを行っているという現状から、地方の裁量に影響があるものとは考えておりません。次に、基金積立金をため込まず保険料を引き下げるべきとのことですが、小樽市国保の1人当たり医療費は全道平均、全国平均と比べても著しく高い金額となっており、その伸びは続いております。このような状況を考えますと、今後、保険給付費が不足する事態も考えられますので、基金をその財源に充てるためにある程度の積立額は必要なものと考えております。いずれにいたしましても、基金の積立て、取崩しについては、収支のバランスを見ながら適切に判断してまいりたいと考えております。次に、一部負担金減免制度についてお尋ねがありました。まず、この制度の利用数、相談数についてですが、取扱要領設置後の相談件数は窓口と電話を合わせて3件で、そのうち既に医療費を支払済みなどの理由で申請まで至らなかったものが2件、申請があったものの認定要件を満たしていないため該当とならなかったものが1件で、結果としてこの制度の適用となったものはありません。次に、近隣市の療養給付対象と基準生活費についてですが、まず石狩市は、入院、外来等の療養給付対象を特に限定しておらず、免除の基準生活費は生活保護基準額に高額医療費の非課税世帯の自己負担限度額3万 5,400 円を加算した額としております。江別市は、療養給付対象について特に対象を限定していませんが、療養計画書の提出を求める場合もあるため、実際は入院に限定されているとのことです。また、基準生活費は石狩市と同様となっております。恵庭市の療養給付対象は、基本的に入院のみとしていますが、外来から引き続き入院となった者について認めるとのことでした。また、基準生活費は石狩市と同様となっております。次に、非自発的失業者の保険料軽減制度と収入激減による保険料減免の対象数についてですが、平成24 年度当初賦課時点の非自発的失業者の保険料軽減制度の該当者数は 742 人で、平成 23 年度に収入激減により保険料減免となった世帯数は 36 世帯となっております。次に、本市の取扱要領の見直しについてでありますが、基準を見直して対象を拡大した場合、その財源は、国や道の財政措置が約2分の1程度で、残りは市町村の負担となり、基本的には加入者の保険料で賄うこととなりますので、将来的に件数が増えた場合のことを考えれば慎重な対応が必要と考えており、引き続き窓口の相談状況などを見ながら検討してまいりたいと考えております。次に、泊原子力発電所について何点か御質問がありました。まず、安全確認協定(案)に対する見解についてですが、これまでも北海道や北海道電力に対しましては、泊原子力発電所に関する情報の提供や意見を述べる仕組みなどについて要請した経緯があり、このたびその内容が盛り込まれた協定(案)が示されたこと、さらには 30 キロメートル圏外の自治体にも対象とされたことにつきましては、評価したいと考えております。しかしながら、協定(案)の個別の条項につきましては、他の町村の意見も聞きながら市としての考え方を整理している段階であり、今後、北海道と事務レベルで協議を進めてまいりたいと考えております。次に、安全確認協定(案)にかかわる市民への説明会などについてでありますが、北海道から示されている協定(案)につきましては現時点では市民への説明会は考えておりませんが、協定(案)はUPZの圏内と圏外を区別することなく 16 市町村が一体となって締結しようとするものであり、協定の締結に当たっては十分その内容を精査し、市議会や 15 町村の意見を聞きながら、市としての考え方をまとめていきたいと考えております。次に、安全確認協定(案)の北海道への回答時期についてでありますが、ただいまお答えしましたように、現在、協定(案)の各条項を精査しておりますので、今後、市としての考え方がまとまり次第、回答したいと考えております。次に、北海道と国に対して提出した要望書についてでありますが、原子力発電所の諸対策については、後志管内の町村と連携して進めていくことが必要と考え、要望についても後志町村会と内容を調整し、行動をともにさせていただいているところであります。原発の再稼働については安全性が最重要課題という考え方は現在も変わりませんが、現に原子力発電所を抱える後志管内としては、観光地も多く、農産物、水産物の産地となっていることから、風評被害の影響が大きいと考えられるため、たとえ停止中であったとしても安全性の確保とともに、その対策もしっかりと行っていただきたい、このように要望したところであります。次に、避難・アクセス道路の確保についてですが、高速道路は地震や災害に強く、昨年発生した東日本大震災では速やかに復旧し、住民の緊急避難路や緊急輸送路として、まさに国民の命を守る道路として重要な役割を果たしたところです。仮に大地震により原発事故が起きた際には、在来線の寸断や一般道の渋滞も想定されます。その対策として一般道の整備も必要ですが、災害時に重要な役割を果たす高速道路の整備は必要であり、今後も早期整備に向けて関係機関に要望してまいりたいと考えております。なお、並行在来線の問題につきましては、9月7日に設置されました並行在来線対策協議会の中で鉄路を含めた住民の足の確保について、今後、十分に検討してまいりたいと考えております。次に、泊原発の再稼働に関連した御質問がありました。まず、泊原発が停止した状態でも、道民や企業の節電などによりこの冬場も乗り切れるのではないかとのことですが、確かにこの夏は北海道全体での節電の努力もあって、電力供給が逼迫する状況には至っていないものと考えております。現在、北電では、この冬の電力需要について、夏の節電効果等を基に精査していくこととしておりますが、市民生活に直結する暖房、ロードヒーティングなどの節電には限界があると考えられますし、複数の発電設備の同時停止や火力発電設備等、いわゆる北本連系の同時停止などのトラブルも現実に発生していることを考慮しますと、この冬の電力供給についても決して楽観視はできない状況にあるものと認識しております。次に、泊原発1号機、2号機の再稼働をしないよう北海道などに申し入れるようにとのことですが、再稼働につきましては、今後、国が策定する安全基準に基づき、しっかりとした安全対策や防災対策を確認し、かつ電力需給などを勘案し総合的に判断されるものであり、市としては北海道などに申入れを行う考えはありません。次に、水道問題について何点か御質問がありました。初めに、平成 20 年度から 23 年度までの各年度の8月及び9月の2か月における 20 立方メートル未満の件数とその使用水量の実績ですが、20 年度は1万 8,624 件 21 万 7,755 立方メートル、21 年度は1万8,853 件 22 万 1,519 立方メートル、22 年度は1万 7,982 件 21 万 2,150 立方メートル、23 年度は1万 8,155件 21 万 9,103 立方メートルであります。また、それらの件数に1件当たり 20 立方メートルとして算出した水量と、ただいま申し上げました実質水量との差、さらにその差に単純に 133.35 円を乗じた場合の試算金額ということでありますが、20 年度は水量の差 15 万 4,725 立方メートルで試算金額は約 2,063万円、21 年度は 15 万 5,541 立方メートルで約 2,074 万円、22 年度は 14 万 7,490 立方メートルで約 1,967万円、23 年度は 14 万 3,997 立方メートルで約 1,920 万円ということになります。次に、基本水量の見直しと料金の引下げについてでありますが、水道事業会計におきましては平成 23年度で累積欠損金は解消できましたが、平成 24 年度予算編成後の状況を踏まえますと、業務の委託化など経費節減の取組が一定段階まで達し、一方で施設の老朽化に伴う更新費用が増加傾向にあるとともに、今後も維持管理費全体の増高は避けられないと考えております。加えて、依然として料金収入の減少が続いている中で、昨年度、奥沢ダム堤体陥没に関連した工事に予想外の多額の費用を要したことなどを勘案いたしますと、料金の引下げをできる状況にはないと考えております。なお、基本水量の見直しについては、これまでもお答えいたしておりますが、基本水量を上回る世帯への負担増という問題も伴いますので、水道料金体系全体の見直しを行う際に検討すべき課題と考えております。次に、収入激減世帯への減免制度の適用についてでありますが、減免制度につきましては受ける方の負担は軽減されますが、その一方でその他の方との不均衡が生じることとなりますので、適用に当たりましては慎重な取扱いが必要であり、これ以上の対象の拡大については難しいものと考えております。また、減免相当額は一般会計が負担しており、財政の厳しい現状から見ても困難であります。次に、当別ダムからの受水等に関しまして何点か御質問がありました。まず、平成 25 年度の石狩西部広域水道企業団からの受水量は 42 万 7,050 立方メートル、受水費は消費税込みで約 5,100 万円となります。次に、北海道との話合いの状況ですが、地下水利用組合は北海道が策定した地下水揚水計画に基づき地下水を揚水していることから、北海道に対しては組合企業が本市の簡易水道へ切り替わるような方策を検討・協議するよう、また簡易水道への切替えがなされていない場合は、本市の料金減収分を北海道に補てんしていただけるよう継続して申入れを行っているところであります。次に、札幌市が平成 37 年度から受水することとなった理由でありますが、経済、社会情勢の変化とともに、水需要の動向も鈍化傾向となり、事業評価による見直しを行った結果と聞いております。また、石狩西部広域水道企業団の用水供給並びに建設事業及び経営経費の負担に関する基本協定書で受水時期の変更ができるかについてでありますが、協定書では受水時期については定めておりませんので、構成団体間で協議されたものであります。次に、札幌市が受水しないことによる用水供給単価への影響ですが、企業団によりますと札幌市が受水するための施設が整っていないこと、受水量が示されていないことなどから、受水した場合の資金計画を作成できないため試算はできないとのことであります。次に、新谷議員から示された条件での平成 25 年度の一般会計から簡易水道事業特別会計への繰入額を試算しますと、平成 24 年度当初予算と比べ約 5,000 万円増の約 9,200 万円となります。次に、本市の簡易水道料金を石狩市と同額にするかについてですが、料金については地下水利用組合を含めた石狩湾新港地域の企業や今後の企業誘致に与える影響、また財政負担を勘案しながら、本市の簡易水道料金をどのように設定するかシミュレーションを行いながら検討を行っているところであります。次に、北海道への財政支援についてですが、先ほども申し上げたとおり、北海道へは単なる財政支援としてではなく、地下水利用組合の簡易水道への切替えがなされない場合に本市の料金減収分を補てんしていただけるよう申入れを行っているところであります。次に、小樽市、石狩市、当別町の共産党議員団が石狩西部広域水道企業団と北海道に水道料金負担軽減を求める要請を行ったことに対する見解についてですが、詳細は承知しておりませんが、事業用水は企業活動に欠かせないものであり、簡易水道の料金設定は石狩湾新港地域の企業経営や今後の企業誘致に与える影響も大きいと考えております。こういったことから、石狩西部広域水道企業団に対しては、引き続き適正な受水単価となるよう、効率的な経営に努めていただきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)

新谷議員の御質問にお答えいたします。市民プール建設についてでございますが、本市の厳しい財政状況やこれまでの議会議論を踏まえ、現在、プールの建設コストやランニングコストを極力抑えることを念頭に置きながら、プールの適正規模や効率的な運営方法、管理のあり方について、再度各地の施設の調査、研究を行うとともに、建設用地の選定に当たっては、本市が所有する土地の有効活用を基本に、小樽公園周辺や学校適正配置などの進捗状況を見極めながら検討を行っておりまして、設計費等を要求するまでには至っておりません。(「議長、21 番」と呼ぶ者あり)

再質問 21番 新谷とし

再質問します。まず、財政の問題ですけれども、不用額については、適切に執行しているというお答えでしたけれども、それではこの不用額が年度を追うごとに多くなっているというのはどういうことなのでしょうか。適切に執行していれば、このように不用額は多くならないのではないかと思いますが、いかがですか。それから、地方交付税の増額分についてですが、先ほども質問の中で言いましたとおり、増額された理由というのは、雇用対策もあるということが小樽市の財政の概況にしっかりと明記されております。それを見まして、ざっと計算しましたら、昨年度 296 人の雇用がありましたが、今年度は 102 人ということで、大幅に雇用が後退しています。ですから、今後の小樽市独自の雇用対策として、先ほど言ったような置き雪対策の拡大や樹木の管理、それから地産地消の食べ物の研究開発とか、再生可能な自然エネルギーの研究開発など、いろいろな事業で雇用を生み出せます。そういうことで、第1回定例会の市長の提案説明にもありましたように、雇用創出にもっと力を入れていただきたいと思います。それが経済活性化にも寄与することになりますので、生きた予算の使い方をしていただきたいと思いますので、雇用について再度伺います。それから、消費税の増税の問題です。先ほど聞いたように、市税収入への影響、小樽経済への影響、小樽病院の損税、それから水道料金の市民負担、事業所の負担もありますけれども、非常に大きくなるということがわかりました。この消費税については、市長は明確に反対するということではありませんでしたけれども、これは答弁されなくても結構ですが、消費税を実施するまでに2回の選挙がありますので、十分に考えていただきたいと思います。それで、ゼロ税率のことですけれども、市長はゼロ税率の導入を要求するというふうに明確にはお答えにならなかったような気がするのですが、これはどうでしょうか。ぜひそれを要求していただきたいので、それについてお答えください。それから、国民健康保険事業ですけれども、黒字になったというのは 2011 年度の国保料の賦課限度額を国の基準に合わせて 76 万円にしましたので、これも大きな要因ではないかと思います。それから、不用額も黒字の大きな要因だと思います。国保会計の5億 5,281 万 6,000 円の不用額のうち、保険給付費の療養費が3億 5,930 万 4,000 円で、不用額の約 65 パーセントです。市民は検査のときに1万円を持っていっても足りないので、病院にかかれないと、医療費の負担の大きさで受診を抑制している人がたくさんいます。こういうことでの受診抑制による療養費の不用額も黒字の要因の一つではないかと思います。また、基金については、剰余金を積み立てるものであり、それを目的に保険料の引上げをしないという確約をしていただきましたので、ぜひそれを実施してください。それから、一部負担金減免制度については、小樽市には3件の相談があったけれども、いずれも適用がなかったということですが、この適用がないということは、やはりこの制度自身に問題があるのではないのかと思います。先ほど近隣市の状況を聞きましたけれども、基準生活費が生活保護プラス3万5,000 円というところが多かったと思うのです。それと、外来にも適用しているところもありますので、やはり市民が利用しやすいようにしていただきたいと思います。本年7月、日本医師会が初めて患者窓口負担についてのアンケート調査を行いました。その結果ですけれども、過去1年間に経済的理由で受診しなかった人は、窓口負担が1割、2割、3割と高くなるほどその割合が増えて、3割では 11.5 パーセントもいます。そのうち、半分以上の人が受診を控えた結果、症状が悪化したと回答しております。3割負担の人で受診回数を減らしたという人は 53 パーセントもいるのです。受診を控えた結果、症状が悪くなるのです。それから受診を控えた経験のある人の 80 パーセントが受診回数を減らすということで、重い負担で病院にかかれないという実態が明らかになっているのです。ですから、この基準生活費をもう少し見直して、一部負担金の減免を適用させること、それが社会保障制度としてのあり方ではないのかと思いますので、これについてもう一度お答えください。それから、泊原発の安全確認協定書ですけれども、市民には説明するつもりはないと、意見は聞かないということですが、それはないと思います。核燃料や放射性廃棄物の輸送は結果報告だけというのは、本当に不安です。これは私たちがそういう情報を得たからそういうふうに思うのですけれども、何も情報を得ない市民は、結果報告だけというのは非常に不安になりますし、事故があったらどう対応するのか、だれが責任をとるのかという問題も出てくると思うのです。それから、市長は住民の命を守るという自治体の責任者でもあります。ですから、こういう責任を果たす上でも、やはり市民の意見を聞く、要望を聞くということは大事だと思います。ニセコ町では、一応全議員でこの素案に対しての意見交換会を行って、道に回答したそうです。それでも北海道は、各自治体から素案に対しての回答が来てから、また案をまとめて返すということですが、そのときに住民説明会を開きますというふうに約束をしているのです。ですから、やはり市民の泊原発に対する不安を払拭する上でも、この説明会をどうしてもやっていただきたいので、それを改めてお聞きします。それから、泊原発再稼動に関してですけれども、電力についてですが、北電は風力発電の買取り枠 20万キロワットに対して応募は 187 万キロワットありました。にもかかわらず、送電網が整備されていないなどの理由で9割を切り捨てております。それとは別に 90 万キロワットの太陽光の接続の希望もあり、それだけで 277 万キロワットと原発3基分の容量を超えているのに、そういうことをしないということは、原発ありきの姿勢が自然エネルギーの導入の大きな障害となって可能性を排除していることを指摘しなければなりません。そのほかに、電源開発による水力発電や北海道による水力発電、1,000 キロワット以上の設備を持つ企業の自家発電もあって、単純に合計すれば 885 万キロワットを超えるという試算もあります。節電とか本州からの受電を入れれば乗り切れると私は思っておりますけれども、問題は危険な原発を再稼働させないでどう乗り切るかという立場に北電や北海道が立つということですから、やはり各自治体の長が申し入れるということは大きなその力になりますので、勇気を持って申し入れていただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。次に、水道料金です。基本水量の見直しと料金引下げについてですけれども、今後、施設整備の維持などにもお金がかかるので難しいということでしたけれども、確かに耐震化などは遅れておりますけれども、今年度の予算、水道施設の耐震化に対する国庫補助が新たに交付されておりますので、こういうものを適切に利用して行ってほしいですし、何といっても累積赤字を解消した、この 20 立方メートル使わない皆さんの負担というのがすごく大きいのです。先ほど聞いた、昨年度分の2か月での使用していないお金は約 1,920 万円ですけれども、2か月でこれですから、1年間にすると、これに6を掛ければ1億 1,520 万円も余分に払っているということになるのではないですか。やはり市民の、そういう高いと、とても払っていけないという声にこたえていただきたいと思うのです。本当、使っていないのにお金を払って、そして累積赤字が解消されたと、累積赤字が解消されるのはいいですけれども、その人たちの負担分、犠牲分があるということをぜひ考えていただきたいと思います。それから、当別ダムのことですけれども、4自治体で結んだ協定書は何の縛りもなく、効果もないということがはっきりしたと思います。そして、当別ダムの計画自体が課題であるということが、先ほど来年の一般会計からの繰入分がすごく増えると、5,000 万円から 9,200 万円に増えるということで、これが市の負担になっていくわけですから、やはりこれが過大な計画だったということは本当に言わなければならないのです。こういう負担になるようなことを北海道が指導してやってきたわけですから、先ほど地下水利用組合が使わない場合の料金の差については北海道に支援をお願いしたいということで、これはすごくいいと思うのですけれども、こういうようにして、これだけの負担を市に負わせてきたということに対して北海道の支援をもっと別な形でしていただくように考えて要請してほしいと思うのですが、この点についてお伺いします。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

新谷議員の再質問にお答え申し上げます。私からは、財政の不用額、それから雇用の問題、それから原子力発電所の安全確認協定書の問題について答弁をさせていただき、残りは関係部長から答弁させていただきますので、よろしくお願いします。まず、不用額についてですが、年々不用額が多くなっているのではないかという御質問でございました。申し上げたように、例えば平成 23 年度の決算については、単年度で言うと 1,055 万円の赤字になっているわけです。ですから、やはり単年度でそういうような状況であるから、何としても財政的には少し余裕を持った形で取り組んでいきたいというようなことで申し上げたところでございます。くどいようでありますけれども、先ほど答弁いたしましたように、予算との乖離からいうと、各制度の利用者等が少なかったこと、こういったことがやはり大きいのだろうというふうに思います。当初予算を組むときにはある程度の利用者数を見込んだ形でやらなければいけないと思っておりますし、予算の効率的な執行や節約といったことも大変重要なことでありますし、私どもがそういう状況で取り組んだ結果、これだけの不用額を生み出したということでありますので、御理解をいただきたいというふうに思います。それから、雇用の関係でありますけれども、やはり雇用の場を確保するということは、地元企業が活性化し、元気がなければ雇用は生まれないのだろうというふうに思うのです。ですから、地元企業の活性化に向けた支援といったことについて、平成 24 年度の予算の中でも取り組んできているところでありますし、これからやはり新たな企業の誘致というような問題についても取り組んでいきたいというふうに思っております。それから、安全確認協定につきましては、以前から言っておりますように、私は市民の安全・安心を守るのが責務だというふうなことを前からお話ししておりました。そのときには、今回示された安全確認協定(案)というものがまだ何もないときに道なり北電に対して、やはりいろいろな状況の情報について小樽市にも出してほしいと、それから小樽市としてもいろいろな意見を言えるような場をつくってほしいということでお話をいたしました。今回、道から示された安全確認協定(案)につきましては、UPZの範囲の 30 キロメートル圏内ということではなくて、小樽市も入れて後志全市町村がこの協定に入るということでございますので、地元の4町村を除く 16 市町村がこの安全協定を新たにつくるということでございますから、私はそういった中でやはりしっかり取り組んでいきたいというふうに思っておりますし、今、精査をしているところであります。それから、今、新谷議員がおっしゃったような項目についても、私どもとしても実際に取り組んで、そしてそういったことを協定(案)の中に盛り込んでいただけないかどうか、そういったこともやっております。それらを精査した上で議会に示して、最終的に道に回答していきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 財政部長 堀江雄二(財政部長は2014年3月まで)

新谷議員の再質問にお答えします。先ほど、消費税に関して診療報酬のゼロ税率の国に対する要求という再質問がございました。市長答弁の繰り返しになりますけれども、病院事業に係る影響も大きいことから、国に対しましては全国自治体病院開設者協議会を通じまして、国にこのゼロ税率の導入要求について要望してるところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 医療保険部長 渡邊功(医療保険部長は2012年12月まで)

新谷議員の再質問にかかわりまして、国保の一部負担金の減免制度の基準の見直しについて答弁いたします。一部負担金の減免制度につきましては、先ほど市長からも答弁申し上げましたけれども、今後、他都市の利用状況あるいは経費の負担など、こういったものにつきましてさらに調査を進めながら、小樽市の財政負担、それに伴う保険料への影響などを十分に見極めながら、今後、検討を進めてまいりたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 総務部長 迫俊哉(総務部長は2015年3月まで)

私からは、泊原発の再稼働に関する御質問と、最後にございました当別ダムに関する再質問についてお答えをさせていただきます。泊原発の再稼働に当たりまして、新谷議員の御質問の中では、電力不足を理由に再稼働しないように北海道なり北電に申し入れるというようなことでの見解を求められたわけでございますけれども、やはり原発の再稼働に当たって私どもが判断しなければならない、市長からは幾つか総合的に判断をさせていただくというふうなことで答弁させていただきましたけれども、その中の重要な一つの要件として、電力の需給が満たされるのかどうかということが、やはり大きな要件の一つではないかということで、私どもは判断をさせていただいております。新谷議員からは、水力や風力という自然エネルギーのお話もございましたけれども、やはり現状老朽化した火力発電所のフル稼働の中で、現在の電力需給が維持されているということを考えますと、必ずしもこの冬の電力というものが、私どもとしても乗りきれるのかどうかということで楽観視はできない状況にあるということもございますので、私どもといたしましては、そういった状況を踏まえて、再稼働しないように求めろということでございますけれども、当面そういった考え方はございません。それから、当別ダムの考え方についてでございますけれども、当別ダムの給水事業につきましては、北海道がこれまでも指導してきて行ってきた事業であるということで、私どもといたしましても、今後、想定される収支計画を見ながら、北海道に対していろいろと要求はしてきているところでございますけれども、現在まで前向きな回答というのはいただいているような状況ではございませんが、改めて北海道に対して、今後とも市に対する財政支援ができるのかどうか、協議を続けさせていただきたいというふうに考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 水道局長 飯田俊哉(水道局長は2015年9月まで)

新谷議員の基本水量に対する再質問にお答えいたします。水道料金の基本料金というのは、あくまでも基本水量に対する料金でございますので、料金表に1立方メートルごとの単価というのが記載されるということではございません。ですから、市民の皆様から犠牲的にということで料金を徴収しているということではありませんし、その2か月で 1,900 万円のお金が利益剰余金につながっているということでもございません。なお、管路の耐震化につきましては、国費を導入して平成 21 年度から取り組んでいるところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 副市長 貞村英之(副市長は2015年3月まで)

少し補足しますが、先ほど財政部長からゼロ税率について答弁があったところですが、自治体病院に要求している内容としては、そのまますぐゼロ税率を直接要望しているわけではなくて、消費税の制度の中で、例えば仕入れ額控除で仕入れ額に税率かけないとか、そういう制度的に何かいい方法がないかというような要望をしているということで、直ちにゼロ税率をやってくださいという要望はしていないということで、補足させていただきたいと思います。(「議長、21 番」と呼ぶ者あり)

再々質問 21番 新谷とし

再々質問します。先ほど、置き雪対策のことをちょっと言うのを忘れたのですけれども、今後は福祉施策でやっていくということでした。福祉除雪ということになるのかもしれませんが、先ほどの置き雪対策では、1世帯につき 15 回ほどということで、福祉除雪はわずか一、二回です。そうしたら、この制度自体が後退で、また市民から本当に助けてほしいという要望が出るのではないですか。ですから、これはぜひ続けていただきたいので、検討していただきたいと思います。それから、水道局長の最後のほうの答弁がよく聞こえなかったので、もう一回答弁をお願いします。次に、泊原発の安全確認協定についてです。議会に示してから公表するということなのですけれども、それはいつの定例会なのですか。今定例会で議論をして、そして示すということなのか、それとも今回だけでは不十分なので第4回定例会でするのか、又は総務常任委員会を開いてやるのか、その辺はどうでしょうか。それと、ゼロ税率の要求は、はっきりしているわけではないと言いましたけれども、日本医師会ももう本当に大変だということで要望しております。市立病院も新しくなって患者が増えるといいのですけれども、でもそれだけ負担がまた大きくなるわけです。そうしたら、また市民の税金なりで負担しなければならないわけですから、きちんとゼロ税率を要求していただきたいのです。その辺はいかがですか。それから、電力不足についてですけれども、東北電力はこの1年間で被害があったにもかかわらず、25 か所の火力発電所をつくって夏の電力不足が起きなかったわけです。北電は、送電線が不足しているので自然エネルギーを買い取らないとのことですけれども、この1年間で送電線を増やさなかった責任はあります。このことを指摘して、原発に頼らないように要求すべきではないのでしょうか。これらについてお願いします。

答弁 総務部長 迫俊哉(総務部長は2015年3月まで)

私からは、まず協定(案)についての考え方について答弁させていただきたいと思います。そもそもこの協定(案)について市民の意見を聞かないのかというところからスタートしているのですが、市民からの意見や要望というものを拒むものでは決してございません。なお、この協定(案)そのものが北海道、それから北海道電力と小樽市が締結するわけではなくて、16 市町村が同じ協定の当事者となるということもございますので、市長答弁にもありましたけれども、まずは 15 町村と協議を進めながら協定(案)の取りまとめに努めていきたいというふうなことで考えてございます。それから、市議会への対応でございますけれども、この第3回定例会の総務常任委員会で協定(案)についてはまず報告をさせていただきたいと思っております。今後どういう形で今の協定(案)がまとめられていくか、時間的なことは、まだなかなか把握できないですけれども、協定(案)につきましては成案となるまでの間、その都度議会には経過なりを報告していかなければいけないのではないかというふうに考えているところでございます。それから、電力不足の関係でございますけれども、繰り返しの答弁になりますが、これは再稼働と関連があると思うのですけれども、北電の状況を見ていますと、先ほどの答弁にもございますが、かなりフル稼働の中で火力発電所が稼働されてきている。この夏までの間にも計画外の停止というのもたびたび起こっているような状況の中で、必ずしも現在の電力供給が安定している状況にはないということを考えますと、やはり直ちに泊原発の再稼働をしないよう求めるということは、市として考えてはいないところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 水道局長 飯田俊哉(水道局長は2015年9月まで)

新谷議員の再々質問にお答えをいたします。基本料金は、あくまでも基本水量に対する料金でございますので、料金表には1立方メートルごとの単価というものは記載されてございませんので、市民の皆様から犠牲的に料金を徴収しているということではございませんし、また、それが利益剰余金につながっているということではない……。(発言する者あり)

答弁 水道局長 飯田俊哉(水道局長は2015年9月まで)

なお、管路の耐震化につきましては、平成 21 年度から国費を導入して整備をしているというところでございます。(「何聞いているの、質問」と呼ぶ者あり)(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 経営管理部長 小山秀昭

診療報酬のゼロ税率の問題でございますが、今、消費税と診療報酬については、中央社会保険医療協議会でそのあり方、どういう方法がいいのか議論されているところでございまして、自治体病院開設者協議会でも一つの制度に特化せず、幅広く議論するという意味で、ただ損税の問題はなるべく早く解決してほしいということで、早急に改めるようという表現にしているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 工藤裕司(建設部長は2015年3月まで)

置き雪の関係ですけれども、議員の指摘ありました一、二回ということではなくて、昨年同様の内容で実施したいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。(「議長、21 番、議事進行について」と呼ぶ者あり)

再々質問 21番 新谷とし

今の答弁は、今年のということで、そうではなくて今後は福祉除雪でと、福祉部のほうでと言ったでしょう。それに対しての質問だったのですけれども、それにかみ合っておりません。

答弁 副市長 貞村英之(副市長は2015年3月まで)

置き雪対策についてですが、今までは建設部所管でやっていたのですが、所管が福祉部に移るということで、内容自体がすぐ変わるわけではありません。所管している福祉除雪は福祉除雪でやりますが、置き雪対策は置き雪対策でやりますので、全く今までと何ら変わるものでありませんので御理解を願いたいと思います。

出典:小樽市議会 平成24年第3回定例会 2012年9月10日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる