小樽市議会 平成22年第3回定例会 2010年9月15日
(1)学校給食共同調理場統合・新築事業問題について/(2)小規模特認校について
2010年9月15日、小樽市議会の一般質問で、新谷とし議員が「学校給食共同調理場統合・新築事業問題について」「小規模特認校について」について質問し、教育長 菊譲、教育部長 大野博幸が答弁しました。
- 質問者
- 新谷とし 議員
- 答弁者
- 教育長 菊譲、教育部長 大野博幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 20番 新谷とし
初めに、学校給食共同調理場統合・新築事業の問題について伺います。第6次小樽市総合計画前期実施計画では、新光共同調理場とオタモイ共同調理場の統合・建替えの実施時期を平成22年度から24年度に行うとしています。現在、新光共同調理場に隣接している朝里中学校のサブグラウンドに建設予定と伺っていますが、サブグラウンドはテニス部の練習場として使われております。朝里中学校本体グラウンドの実利用面積は7,500平方メートル、サブグラウンドの面積は3,450平方メートル、本体グラウンドは野球部、サッカー部などにフルに利用されており、ここにテニスコートを持ってくることは無理があり、各部活動の制約になってしまいます。共同調理場をサブグラウンドに建設する場合、こうした問題をどう解決するのでしょうか。具体案があるのか、お聞かせください。サブグラウンドのある一帯の地域は、第1種住居地域で本来は50平方メートル以上の工場などの建築物は建てられないことになっています。ただし、公益上、やむを得ない場合はその限りではないということですが、新築する場合、半径100メートル以内の住民等の意見聴取会を開き、建築審査会で意見を仰ぐことになります。その時期はいつごろになる見通しですか。計画どおり新光地区に共同調理場をつくると、遠くは忍路中央小学校まで配送するのに夏場でも45分はかかるということですから、食中毒などの心配が出てきますし、冬場はもっと時間がかかるので、温かいものは冷める、給食時間に間に合わないなど、給食の安全性や子供たちの食欲の阻害や給食時間の短縮など、デメリットが多くなりませんか。また、配送の時間がかかることは、検食をするのにも支障が出るのではありませんか。第6次小樽市総合計画の前期実施計画では市立小中学校の学校規模・配置適正化事業で、平成25年度までの事業概要が示されていますが、今後の懇談会開催で、どの学校がいつ廃校になるか、また、児童・生徒の数も予測できない部分も出てきます。当然、共同調理場の施設規模や事業費が変わってくると思いますが、学校規模・学校配置適正化基本計画との整合性をどうとるのでしょうか。現在、新光共同調理場の民間委託を進めており、民間業務委託を保護者や学校関係者へ周知を図るとしていますが、本来は保護者らの意見を先に聞くべきです。また、以前、質問したように、施設を貸している業者に市の栄養職員が直接指導することは偽装請負が指摘されているところですから、直営にすべきではないですか。食育との関連でお聞きします。2009年、学校給食法の改正が行われ、給食の中心的役割が栄養改善から食育に移され、栄養教諭の指導的役割が明確化され、その役割が期待されています。市内各学校では、食に関する指導の全体計画を作成していますが、積極的に推進するためにも栄養教諭が中心となって組織的な取組を進めることが必要です。ここでお聞きしますが、全国学力・学習状況調査における児童・生徒への質問で、朝食を毎日食べていると、全くしていないの小樽市の二つの割合を全道との比較でお示しください。子供たちがしっかり朝食をとる大切さを学ぶ上でも、栄養教諭との連携が重要です。現在、小樽市の栄養教諭は4人ということですが、この2年間で学校の授業にどれだけ参加していますか。オタモイ共同調理場がなくなると、新光から遠い忍路まで栄養教諭が出かけていくのにも時間がかかり、十分な役割を果たせないのではないでしょうか。統合により、当面、財政の効率化にはなるかもしれません。しかし、学校給食、食育の観点から、本来、単独調理校が望ましいのは言うまでもありません。しかし、せめてオタモイ共同調理場を残すべきではありませんか。見解を伺います。次に、小規模特認校について伺います。地区別懇談会を開く中、忍路中学校、豊倉小学校、張碓小学校など小規模校の保護者、地域住民からは、学校を残してほしい、特認校として残すよう検討してほしいとの要望が出されています。小規模特認校は、全道各地のさまざまな自治体でさまざまな取組が行われています。いずれも特色ある教育で、自然に恵まれ、それを生かした教育、生きる力をはぐくむ教育課程の実施、全職員の参画による学校経営、地域と連携した特色ある学校づくりなどに取り組み、PTA、地域は熱心に学校への協力、連携を密にして地域全体で子育てを進めています。既に、豊倉小学校存続の陳情が議会に提出されていますが、自然を生かした教育の実践で、21年度は国土緑化推進機構から全日本学校関係緑化コンクール準特選を、22年度は北海道教育庁後志教育局から後志管内教育実践表彰を受賞するなど、これまでも数々の賞に輝いています。忍路地区懇談会では、忍路中学校は、ここ2年ほど、他校で不登校になった生徒を受け入れ、保護者からも大変喜ばれている、これがこの学校の特色だ、小さい学校ではだめなのか、子供たちが安心して通える学校が一番であり、学校の規模、適正な生徒の数というものに踊らされないでほしいなどの意見が出されております。教育委員会の塩谷や長橋地区のブロック別学校再編の検討資料によると、小学校の場合、長橋小学校又は幸小学校を統合校にするパターンでは、蘭島からの最遠通学距離は11キロメートル、中学校は、長橋中学校を統合校とするパターンで10キロメートルを超えており、文部科学省の定める通学距離をはるかに超えています。スクールバスを利用したとしても子供が疲れてしまいますし、帰宅後の交流もできません。こうしたことを教育委員会がみずから示すこと自体、数を最優先させたもので、子供のことを真に考えているとは思えません。子供がどこでも教育を受けられる権利や、保護者、地域の声を尊重し、小規模校でも残すべきです。それでなければ、小規模校を特認校とし、場合によっては函館市や釧路市のように小・中併設も考えられると思います。張碓小学校では、保護者、地域住民23人が出席し、町会長が「張碓、春香は子供が増えているし、将来も増える可能性がある。何とか張碓小を残していただきたく要望します」と発言したのをはじめ、PTA会長は、「上級生が下級生の面倒を見たり、礼儀も正しく、これというのも小規模校だからできるのだと思います。モデルケースとして残してほしいです」、札幌から来たという女性は「札幌より張碓のほうがずっと住みよいし、こんないい学校はありません。私たちは、張碓小学校を残し、よりよい学校にしていきたいと思います」と、学校存続要望の意見が相次ぎ、張碓小がいい学校だと認めてほしい、いい学校は特認校として残してほしいという訴えがありました。これに対し、教育委員会は、「御提言いただいた部分は、今日、この会場で発言があったことは踏まえさせていただいて今後の一つの課題としていかなければならないと思っている」と回答をしています。ちなみに、全道の10万人以上の市で小規模特認校を実施している市をお示しください。小樽市でも、小規模校で特色ある教育を進めているのは貴重な財産ですから、教育委員会としてこれを積極的に発信すべきですし、保護者、地域から要望が出ていることや、小樽市の地形からしても小規模特認校をぜひ設置すべきです。お答えください。再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
新谷議員の御質問にお答えいたします。初めに、学校給食共同調理場統合・新築事業についてでありますが、第6次小樽市総合計画の前期実施計画では、平成22年度から24年度の3年間に統合・新築事業を位置づけ、現在、市長部局も含めて建設地の選定を進めておりますが、御指摘の朝里中学校サブグラウンドを含めた現在地も候補の一つとなっております。仮に現在地に建設する場合、テニスコートについては、学校の敷地内に新たに設置することで学校と協議することになります。次に、意見聴取会についてですが、新共同調理場を現在地に建設すると仮定した場合、この土地は第1種住居地域であり、意見聴取会の開催が必要になります。しかし、ただいま申し上げましたとおり、建設地につきましては選定を進めている段階でありますので、意見聴取会及び建築審査会の開催時期のスケジュールはお示しすることができません。次に、給食の配送についてのお尋ねでありますが、新たな共同調理場は、これまでのものを統合・新築し、1か所の設置となることから、配送を考えた場合、現在の新光共同調理場とオタモイ共同調理場の間が望ましいと考えております。また、新共同調理場からの配送距離が長くなることが見込まれる場合には、調理場からの出発時刻や保温性の高い食缶などの導入について検討してまいります。次に、学校再編と新共同調理場の施設規模・事業費との関連についてでありますが、現在、市内の小・中学校のうち、6校が単独調理校として運営しており、いずれも学校再編計画の対象校となっております。新共同調理場の施設規模については、全市の児童・生徒数の動向を踏まえつつ、さらには、現在の単独調理校が学校再編の対象となった場合には共同調理場から給食の供給を行うこととなりますので、新共同調理場の施設規模についてはこうしたことにも対応できる規模で建設を行うこととしております。次に、給食共同調理場の民間委託が偽装請負ではないかとの御指摘でありますが、平成21年第1回定例会におきましても同様の御質問をいただき、答えておりますが、本市と受託業者の間においては、委託契約を結び、その中で仕様書を作成し、業務の遂行に当たっているもので、受託業者が雇用している調理員に、直接、指揮・命令をするものではなく、偽装請負には当たらないものと認識しております。次に、全国学力・学習状況調査における本市と全道の朝食の状況についてでありますが、朝食を毎日食べていると回答した児童・生徒の割合は、平成19年度、本市の小学校6年生は81.7パーセント、中学校3年生は73.1パーセント、全道の小学校6年生は83.9パーセント、中学校3年生は79.2パーセント、平成20年度、本市の小学校6年生は78.2パーセント、中学校3年生は73.6パーセント、全道の小学校6年生は84.6パーセント、中学校3年生は79.6パーセント、平成21年度、本市の小学校6年生は82.4パーセント、中学校3年生は72.9パーセント、全道の小学校6年生は86.2パーセント、中学校3年生は80.8パーセントとなっております。また、朝食を全くしていないと回答したのは、平成19年度、本市の小学校6年生は1.3パーセント、中学校3年生は3.8パーセント、全道の小学校6年生は1.1パーセント、中学校3年生は2.6パーセント、平成20年度、本市の小学校6年生は2.0パーセント、中学校3年生は3.6パーセント、全道の小学校6年生は1.1パーセント、中学校3年生は2.7パーセント、平成21年度、本市の小学校6年生は1.7パーセント、中学校3年生は5.1パーセント、全道の小学校6年生は0.9パーセント、中学校3年生は2.4パーセントとなっております。次に、栄養教諭による小・中学校での食育の指導実績についてでありますが、平成21年度の実施回数及び実施学校数は7回、5校であり、平成22年度は8月末までで3回、3校となっております。次に、栄養教諭の指導についてでありますが、新共同調理場の建設地はまだ決定しておりませんが、新共同調理場となった場合には、栄養教諭も1か所に集約されることになります。共同調理場に配置される栄養教諭につきましては、学校給食に関する業務と食育を推進する教員としての二つの職務を持っていますことから、双方のバランスを考慮しつつ業務を行ってまいりたいと考えております。次に、オタモイ共同調理場の存続についてでありますが、御承知のように、新光共同調理場及びオタモイ共同調理場とも施設・設備の老朽化が進行しております。また、給食数も、過去のピーク時は新光共同調理場が1万4,000食、オタモイ共同調理場が6,000食を供給していたこともありましたが、現在は、新光調共同理場が6,300食、オタモイ共同調理場が2,200食、単独調理校が1,000食と、合わせて9,500食まで減少してきております。今後は、こうした現状や効率化も考え、1か所に集約した共同調理場として統合・新築してまいりたいと考えております。次に、小規模特認校についてでありますが、道内の人口10万人以上の都市で小規模特認校を設置している市は、札幌、旭川、函館、帯広、釧路、苫小牧、北見、江別の8市であります。最後に、小樽市内での特認校の設置についてでありますが、このたびの地区別懇談会では、豊倉小学校と張碓小学校で小規模特認校を望む声があった一方、保護者からは1学級数人で学校運営をすることへの不安も出されております。教育委員会では、今後も懇談会を開催してまいりますので、小規模特認校についても意見交換をしてまいりたいと考えております。(「議長、20番」と呼ぶ者あり)
再質問 20番 新谷とし
再質問します。共同調理場統合・新築についてですが、まだ新光に決まったわけではないというお話でしたけれども、地域の方々にはそれらしいお話をしております。また、新光につくるとした場合、朝里中学校サブグラウンドは学校の敷地内にというお話でしたが、どういうふうにするのか、具体的にお答え願いたいと思います。それから、私たちは、学校給食は、本来、単独調理校で市直営にすべきだというふうに主張しておりますし、そう思います。小樽市の学校給食の残食状況を調べていただきました。これは、再三の資料要求でようやく昨日出てきたものですから質問には入れられなかったのですけれども、小学校は単独調理校が2.2パーセントと本当に少ないですが、共同調理場は16パーセントもの残食があります。それから、中学校は、単独調理校でもちょっと多いですけれども、12.3パーセントに対して共同調理場は17.3パーセントと、5パーセントの差が出ております。やはり、単独調理校というのは、食育とかそういう面でも非常にいいのではないかなというふうに思っております。また、ちなみに、民間委託の問題なのですが、東京都の杉並区では裁判にもなりましたが、15年間で比較した場合に、民間委託の方が経費増になることが判明しましたし、横浜市でも、15年間で約323億円の経費増になるという報告もあります。それから、偽装請負のことなのですけれども、兵庫県と滋賀県の労働局では、市の栄養職員が直接指導しているわけです、小樽市でも。そういうのが偽装請負の疑い、可能性があるという判断をしておりまして、丹波市などでは、民間委託をやめ、市直営にしているのです。前にも言ったと思いますが、こういう問題もあります。それから、場所は決まっていないと言いつつも、なかなか場所の選定は難しいかもしれません。何か新光の線が強いようなことも聞いておりますけれども、仮にそうしますと、本当に遠いところに配送するのに時間がかかります。それから、学校の教員にも聞きましたが、今、かみ切れない子供たちが多いそうです。それで、給食時間が足りなくなって、結局、残すということもあります。それから、学校の食育指導計画を見ますと、給食の時間は、準備、後片づけを簡潔にして十分な食事時間を確保して楽しい食事となるように指導するというふうに書かれております。そういう点からして、場所は決まっていないと言いつつも、一遍に統合するのではなくて、当面は、学校配置適正化計画がはっきりするまで単独調理校は存続し、オタモイ共同調理場も残すべきではないか、それが、子供の学校給食、それから食育の観点から望ましいことではないかなというふうに思います。それから、栄養教諭の役割なのですけれども、今お聞きしましたら、本当に少ないです、学校に出かけて授業をしているのは。それはもう仕方がないことだと思うのです。現場の仕事が忙しいから、そこまで手が回らないということがあります。これは、北海道に要望してほしいのですけれども、栄養教諭の配置基準をもっと緩やかにしてたくさん配置するように、これは要望です。それから、残念なのは、小樽の子供たちは、全道の子供たちの平均を上回って朝食をとらない子が多いのですが、これは、なぜなのでしょうか。原因を調べておりますか。そういう点では、学校と栄養教諭との連携も本当に必要だと思います。この点についてお聞きします。それから、小規模特認校なのですが、実際に豊倉小学校、張碓小学校から強い要望が出ておりますし、教育委員会も、先ほど言いましたように、検討していくというふうにしております。それで、その検討というのは、どういう手順で、どういうふうに、いつごろ始めていくのか。また、全道では、今聞いた中で10万人以上の市で実施していないのは小樽市だけです。そのほかにも、室蘭市、伊達市、恵庭市、北斗市、いろいろなところで実施され、場合によっては帯広市などのように二つもやっているところもあります。この細長い地形の小樽で、ぜひ、地形上からしても特認校を最低一つだけでも先にやってみる、そういう気概を持ってぜひ取り組んでいただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
私からは、食育関係にかかわって説明申し上げます。最初に、単独調理校でつくった給食の残と共同調理場でつくった残でございますが、実は、単独調理校は6校でございまして、共同調理場は35校もあるものでございますので、なかなか一概に比較はできないと思うのですが、ただ、子供たちが、つくっている場を見たりすることが、そういう結果の一因になっているのかということを感じているところです。ただ、あくまでも貴重な食べ物を残す、残さないというのは、それぞれの家庭における保護者の日々の指導というのも一つの要因になるのかというふうに私は考えているところでございます。それから、二つ目でございますが、栄養教諭については、道費職員ということでございますので、その点につきましては、やはり、北海道の都市教委連でもよく話題になるところでございまして、これからは食育が指導のメーンになっていくところでございますので、今、議員がおっしゃったように、そのことについてはこれからも十分に主張してまいりたいというふうに思ってございます。次に、朝食をとらない子供は、道よりも小樽のほうが、若干ではございますが、数字の上では多いということでございますが、これも、朝食をとる、とらないというのは、全道的な傾向として、どちらかというと、特に保護者の中でも母親の働く、つまり共働きの家庭が、やはり遅くまで仕事をやっているということもありまして、子供と向き合う時間が少ないものですので、そういう点で朝食を十分とれなかったというケースも上がっております。ただ、朝食をとらないのは1パーセントですとか3パーセントの間でございますので、それは全国的な傾向ということでお話をさせていただきました。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育部長 大野博幸(教育部長は2011年7月まで)
何点かございましたので、まず、新光共同調理場の建替えについて、現地の建替えについて地域にもう話をしているのではないかというお尋ねでした。実は、御承知のとおり、あの敷地の中にあります、建物の2階を地域の老人クラブの皆さんの活動場所として、1年更新で提供しています。その方々は、文字どおり、あそこの施設の中の建物なわけですから、教育長が先ほども申しましたとおり、現在地での建替えも含めて検討しているのは事実ですので、そういった経過について、建替えをしなければならないということ、ここも候補の一つになっていること、それから、現状どのような形で利用されているのかと、そういったことを老人クラブの方にお聞きをしたということであります。地域の方の意見聴取ですとか、建築基準法上の問題ですとか、そういったことではありませんので、まず御理解をいただきたいと思います。それから、朝里中学校サブグラウンドのことで具体的にというお話なのですけれども、まだ場所を特定していませんので、具体的にということではしていません。ただ、候補にしているというのは事実ですし、学校敷地というのはグラウンドだけではなくていろいろな場所というのがあるわけです。今、現実に朝里中学校のサブグラウンドという位置づけなのですけれども、部活動としてテニスコートの1面を使っているということですので、その確保について、土地の可能性といったことについては学校とも相談をしております。それから、給食の残食の関係です。教育長からもちょっとございましたけれども、単独調理校のほうが少ないのは事実です。それで、私どもは、共同調理場と単独調理校を比べて、共同調理場のほうがずっといいというふうに言っているわけではございません。共同調理場のよさもありますし、もちろん単独調理校のよさもあると思っています。ただ、長い間の議論なり、やはり、教育行政であっても業務の効率化ということは考えなければならないわけですから、そういった意味で、教育委員会としては共同調理場を選択しているということです。一つ御理解いただきたいのは、共同調理場は、結構遠い学校に運ぶということもあるものですから、最初から一定程度、二、三パーセントなのですけれども、それぞれの食缶に多めに出しているというのがあります。だから、このとおりだというわけではないですけれども、一つの条件としてこのようなこともございます。それともう一つ、残量検査というのは戻ってきた食材の重さではなく、リッター数で見るのですが、具体的にどの程度かわからないのですけれども、単独調理校は給食が終わるとすぐ残量検査をしますが、共同調理場の場合は、1時間、学校によっては2時間程度の時間を置いてからやりますので、めんとかは水分を吸いますから、膨脹して戻ってくるわけなのです。そうなりますと、相当、見た目でも残量についてのリッターが違うということは現場からも聞いておりますので、そういったことがあるのかというふうに思っています。それから、民間委託の関係で、偽装請負の疑いについて、繰返しになりますけれども、私どもは、こういう職業安定法の縛りがあるというのは知っておりますので、教育長が申し上げましたとおり、そうならないような形での業務体制を組んでおりますので、改めて申し上げておきたいと思っております。それから、当面、単独調理校とオタモイ共同調理場を残すべきだということなのですが、御承知のとおり、オタモイは昭和44年築、新光は昭和48年築だったと思います。相当老朽化しておりますので、私どもとしては、やはり、新築を急がなければならないといった課題だというふうには思っています。そういった中で、統合・新築という、教育委員会としてそういう一つの選択をしたということでありますので、オタモイ共同調理場をこのまま残しておく、そういった考え方には立ちません。それから、単独調理校についてですけれども、今、新しい共同調理場をつくるから単独調理校をなくするという考え方には立っていません。ただ、学校の再編計画を今進めておりますので、その中で単独調理校が対象校としてなくなるということになれば、単独調理校の給食は共同調理場のほうで吸収するという考え方でおります。ですから、これは、新しい共同調理場ができる、できないは関係なく、基本的にはそういう考え方でおります。それから、小規模特認校の関係です。行き違いになったら困ると思うので申し上げますが、教育長からは、答弁の中で、小規模特認校についても、地区別懇談会の中でそういう要望が出ているところでは意見交換をしようというふうには思っています。ただ、今、教育委員会がそれについて検討するという段階ではないというふうに、まずは御理解をいただきたいと思います。間もなく特別委員会で報告しますが、豊倉小学校の中で、確かに小規模特認校という形ででも残してほしいという御意見もありました。ただ、ある保護者からは、1クラス2人、3人ではなかなか大変だと。この地区は、朝里地区ですから後期になっているけれども、この部分については協議させてほしいという意見も一方ではありました。私どもは、道内で、相当数、小規模特認校でやっているところも知っておりますので、今、調査をしています。ただ、学校によっては、小規模特認校にしたのだけれども、その校区の子供が2人とか3人とか、あるいは1人というところもあります。よそからが20人、30人というのもあります。そういう意味で、果たしてそれでよいのかというのも疑問です。札幌市ぐらいの人口規模がありますと、各学年1クラスで複式は避けられているのですけれども、小規模特認校にしてそういう形にしてもまだ複式ということもありますので、それぞれ道内の小規模特認校の実態なども保護者に伝えて、今後の懇談会の中で意見交換をしてまいりたいというふうに思っております。(「議長、20番」と呼ぶ者あり)
再々質問 20番 新谷とし
再々質問します。先ほどの食育というか、朝食を全くとっていないという子供が、平成21年度、中学校1年生で5.1パーセント、北海道は2.4パーセントですよね。私の聞き違いかもしれませんが、1パーセント程度という答弁に聞こえたのですけれども、やはり、これだけ多くとっていないということは問題だと思います。それは、教育長がおっしゃった原因もあるかもしませんし、今、社会問題となっている家庭の貧困にあるかもしれないですし、原因はわかりません。ですから、これは、追って、しっかりと原因を調べていただきたいと思います。そういう意味でも栄養教諭との連携がなおさら必要だと思います。それから、残食のことでめんのことをおっしゃいましたけれども、今よりも遠くなったら一体どうなるのですか。戻ってきたときには、もうおなべからあふれているというふうになるのではないですか、その言い方だったら。新光から銭函に配送しためんが固まっておいしくなかったという話は前から聞いているのに、忍路まで運ぶとなったら一体どうなるのでしょうか。本当に、やはり途中のオタモイにあったほうがいいと思います。それから、小規模特認校ですけれども、児童がほかの校区から来てもいいではないですか。それは、保護者が望むことです。それから、前の地域説明会のときに、札幌から小樽に通勤していた方が、張碓小学校の子供たちが非常に礼儀が正しい、とてもいい学校だし、自然にも恵まれているし、ぜひこの学校で卒業させたいとして、わざわざ移住して卒業させたというお話をされていました。そういうことで、小樽もいいのだな、こういういい学校があるのだということが発信されていけば、もしかして札幌近郊からまた来るかもしれないですし、人口増につながる可能性もあるというふうにも思います。やはり、子供が教育をきちんと受けられる権利、それは学校を遠くしているとかという、教育委員会がみずからそういうことを示すのではなくて、小さくても立派に輝いている学校がいっぱいありますから、それを残すべきなのです。でも、残さないのであれば、小規模特認校の検討の時期ではないと言っていましたけれども、検討したいというようなことを保護者に答えているのですから、責任を持ってぜひ検討していっていただきたいというふうに思います。いかがでしょうか。
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
朝食のことについてお話しさせていただきます。小学校は、小樽の場合も、全道的にも1パーセント台でございますけれども、中学校の場合は3パーセントから5パーセントになります。先ほどちょっと答弁漏れがございましたが、中学生の夜の生活の時間帯が小学生に比べてずっと遅くなるということもありまして、そのことも朝食のとらない一つの要因だということでお話を聞いてございます。先ほど新谷議員がおっしゃいましたように、詳しい理由については、今後、私どもも調べまして機会あるたびに伝えてまいりたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育部長 大野博幸(教育部長は2011年7月まで)
小規模特認校の関係なのですけれども、私が申し上げましたのは、今回、学校再編という、地区別懇談会の中で、地域の方から小規模特認校の課題について出ました。ですから、それを議論しないですとか、協議しないとか、そういったことではないです。ただ、私どもが先ほど申し上げましたのは、まずは小規模特認校であれば、単純に学校が大きくなるとか、子供がすぐ増えるとか、それぞれ全道の状況だとかから見ても、単純にそういうことにはならないということです。それから、繰り返しでありますけれども、例えば地域の子供が10名で、外から来るのが30名という形で、果たしてその地域の方々、あるいは保護者が、そういったスタンスでも小規模特認校をやっていこうという考え方に立ち得るのかどうなのか、その辺も議論しなければならないと思っています。ただ、現状、私どもは、いわゆる校区外ということでは小規模特認校ということで一つは考えておりますけれども、よその自治体からも呼び入れるとか、現状でそこまでは考えてはおりません。それから、これまた繰り返しになるのですけれども、先ほど言った残食について、単独調理校と共同調理場の残食の量について、計量のことでの違いがあるということを申し上げたので、確かに、めんなどは、長い距離で、長い時間がかかると、すぐにできたものよりおいしくなくなる、そのことについて言ったわけではないので、そのことだけは御理解をいただきたいというふうに思っています。それから、食育の関係なのですが、確かに小樽は全然食べてないという子供の率が高いのです。実は、私どもも、PTAとの協議ですとか、それから給食だよりなどにおいて、全然、御飯を食べないで学校に来るとすぐ眠くなったり、おなかがすくと落ちつかないとか、そういういろいろなことがあるので、変な言い方ですけれども、何でもいいから食べて来るようにということも含めて話はしています。ただ、その調査の部分ということになれば、それぞれの家庭環境ですとかの問題が相当ありますので、とっていない原因というのがどうなのだというところまでの具体的な調査といいますか、原因の調査については、どの程度可能なのかというのは学校とも相談してみたいなというふうに思っています。