みんなの議会

網走市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月24日

学校給食について

2025年6月24日、網走市議会の一般質問で、深津晴江議員が「学校給食について」質問し、学校教育部長 高橋善彦が答弁しました。

質問者
深津晴江 議員
答弁者
学校教育部長 高橋善彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 深津晴江

それでは、次に移ります。次は、学校給食についてです。先日、福岡市の学校給食をめぐり、おかずが唐揚げ1個の献立の写真がSNSで拡散し、改善を求める意見などが相次ぎました。教育委員会によりますと、意見が相次いた給食は唐揚げが2個分ほどの大きさになっていて、そうかなと思うのですが、副菜のみそ汁には通常よりも野菜を多く入れていたため栄養面では問題ないとしていましたが、今後見栄えなどの充実を目指すとしています。また、国レベルにおいても給食無償化が検討されております。既に網走市は学校等の給食無償化を実施しています。お米を含めた昨今の物価高の中、現場の栄養教諭、栄養士、調理員の皆様は大変御苦労されていることと存じます。そこで、食材、料、満足度など、物価高の影響についての認識をお伺いいたします。

答弁 学校教育部長 高橋善彦

物価高による学校給食への影響でございますが、当市における学校給食につきましては、御承知のとおり令和5年度より無償化を実施し、保護者負担の軽減を図っているところでございます。一方、長引く物価高騰の影響により、食材につきましても米をはじめとする主食、牛乳など多くの食品が値上がりしている状況であり、令和4年度から毎年度1食当たりの給食単価の引上げをしながら、これまでどおりの栄養価や品数、量を保った学校給食を提供しているところでございます。学校給食における量や満足度につきましては、市教委が児童生徒を対象に実施しました直近のアンケート調査結果では、給食の量については「ちょうどよい」との回答が全体の半数を占めておりまして、逆に「少ない」「時々少ない」との回答は15%ほどでございました。また、満足度という点では「給食はとてもおいしい」「まあまあおいしい」との回答が約8割となってございますので、児童生徒の満足度というところは高いものと認識をしてございます。

質問 深津晴江

それでは、昨今の物価高の影響は様々な工夫により問題はないという認識だということで捉えてよろしいでしょうか。

答弁 学校教育部長 高橋善彦

先ほども委員のお示ししたとおり栄養教諭や栄養士、現場の努力というところもありますし、1食当たりの給食単価を上げてきているところもございますので、現在その物価高騰に対しての影響は大きいものではないというふうに考えております。

質問 深津晴江

とても安心しました。満足度が高いというところでは、異動していらっしゃる先生たちからも網走市の学校の給食はおいしいという評判は聞いておりますので、そういう意味でも満足度は高いものと思っております。それでは次に、食事が児童生徒の成長や発達に与える影響は、様々な研究で明らかにされています。栄養面を意識した食事を提供することが重要だと考えています。食事のみが原因、要因だとはいえないことも理解しておりますが、網走市において特別な支援を必要としている児童生徒の人数とその推移についてお伺いいたします。

答弁 学校教育部長 高橋善彦

当市の小中学校における特別な支援を要する児童生徒の人数でございますが、特別支援学級に在籍している児童生徒数で申し上げますと、本年度の5月1日現在では小学校で109人、中学校で55人となってございます。人数の推移につきましては、年度によってやや増減がございますが、全体の児童生徒数が右肩下がりで減少傾向にある中で、おおむね横ばいで推移している状況でございます。

質問 深津晴江

全体的に子供の数が減っていますので、その中でも割合としては横ばいだという認識と捉えてよろしいでしょうか。

答弁 学校教育部長 高橋善彦

そのとおりでございます。

質問 深津晴江

わかりました。それでは、児童生徒さんの生活状況、例えば疲労の状況ですとか、あるいは不眠、これもコロナの影響も多々あるかもしれませんが、免疫力、集中力、便秘等というところの生活の状況と、あと新型栄養失調についてというところが今キーワードとして挙がってくるかと思うのですが、その認識についてお伺いいたします。

答弁 学校教育部長 高橋善彦

児童生徒の生活状況につきましては、各学校において保護者から提出を頂く児童生徒調査票などにより、子供の健康状態や家庭環境など個別の状況把握を行いながら、毎日の学校生活において様子を確認してございます。新型栄養失調についてでございますが、従来の栄養失調が、食事が取れない、カロリーの不足により痩せ細った状態を指すのに対して、現代におけるこの新型栄養失調は、食事は3食取っているのに栄養バランスが偏っている状態などを指し、心身に不調をきたすもので、子供に限らず全ての年代において起こり得るものであるという認識をしてございます。

質問 深津晴江

生活状況を把握されているということについては今の御説明でわかりましたが、実際に児童生徒の状況が、例えば今タブレットなどを使ってSNSを利用するなどして結構夜型の生活で眠れていなくて朝起きるのがつらいですとか、あるいは集中力が不足しているようなお子さんも増えているというような統計なども出ていますが、網走市としてはどのような傾向にあるというふうに把握されているのか、お示しください。

答弁 学校教育部長 高橋善彦

お尋ねの子供たちの睡眠などの詳しい資料というのは今持ち合わせてはございませんけれども、各学校においては当然登校してから子供の様子をしっかりと見取りながら、その状況の確認ですとか、必要であれば養護教諭がいろいろと子供たちの状況の確認ですとかをしておりますので、登校後の対応に関してはその学校の中で適正に行われているという状況でございます。

質問 深津晴江

適切に対応していただいているものと私も十分に思っておりますが、何をいいたいかといいますと、先ほど御説明いただいたとおり、新型栄養失調でミネラル不足というのが今の子供たち、これは大人もそうなのですがいわれておりまして、それが例えば情緒の安定や集中力の欠如などにも影響しているというところでいわれているところなのです。ですので、網走市の集中力ですとか子供たちのそういう状況がどうなのか、もちろん個別性というのはあるものというふうには理解しておりますが、先生たちがいろいろな経験の中から、最近増えているとか、あるいは網走市は落ち着いているとか、いろいろな感想なりをお持ちになってくるかなというふうに思うのですが、その点についてもし把握されていることがありましたらお示しいただければというふうに思います。

答弁 学校教育部長 高橋善彦

特別な支援を要する子供たちの状況といった側面で考えれば、なかなか明確な部分として把握できているものはないのではないかというふうに考えてございます。ただ、現状としましては先ほどもお答えしましたとおり特別な支援を要する児童生徒に関しましては横ばいという状況ではございますので、こういったところや生活習慣というところが要因なのかどうなのかというところも含めて、それぞれ研究等はありますけれども、考えていかなければならない部分ではあるというような認識はしてございます。

質問 深津晴江

ありがとうございます。一概には確かにイコールにはなっていかないかとは思うのですが、人間の体は食べ物でできているといっても過言ではなく、これについては共通理解していただけるものと思っております。食べるものによっては心身の健康状態は大きな影響を受けています。例えば食品添加物などの悪影響は既に周知のとおりでして、網走の学校給食では、だしをしっかりと取った上で食材にも十二分に留意されていることは把握しておりますが、今回は調味料について確認したいというふうに思います。学校給食で使用している調味料、塩、みそ、しょうゆ、油の原材料の実態についてお伺いいたします。

答弁 学校教育部長 高橋善彦

当市の学校給食の調理において使用している調味料についてでございますが、食材と同様に調味料につきましても産地や製造元、原材料などに配慮した商品を手配し、使用しているところでございます。特に調味料のうちみそとしょうゆにつきましては、市内業者で製造されたものを、油につきましては学校給食会が取り扱う米油などを使用している状況でございます。

質問 深津晴江

塩についてはいかがでしょうか。どのような塩を使われているか把握なさっているでしょうか。

答弁 学校教育部長 高橋善彦

国産の塩でございます。

質問 深津晴江

国産だと思います。お伺いしたいのが、天然の塩なのか、あるいは精製塩なのかというところをお伺いしたいというふうに思います。

答弁 学校教育部長 高橋善彦

申し訳ございません。学校給食で使用されている塩につきましては精製塩で、天然塩という形のものではございません。

質問 深津晴江

精製塩を使っているのは全ての給食でというところでしょうか。

答弁 学校教育部長 高橋善彦

調理場は六つございますので、調味料などによってはそれぞれ調達先が異なる部分はございますけれども、おおむね市場に出回っているものが使われているという認識をしてございます。

質問 深津晴江

特定の食材や栄養素が子供の発達や行動に影響を与えるということは研究でいわれていますし、精製塩は化学物質になってきますので極力使わず、やはり天然塩を使ったほうがいいというふうにいわれています。先ほどもお話ししたとおり例えば特別な支援を必要としている子供が全て食品の影響であるとは私も全く思っておりませんが、家庭教育ももちろん、家庭での食事ももちろん大事で、そこはそこでしっかりと進めていく必要があるかと思うのです。取りあえずは学校で使っているものについては、今全て学校給食は無償化で、網走市がお金を払っている状況がありますので、多少の上乗せをすれば多分その天然塩を使うというところは可能になってくるかというふうに思います。適切な栄養素、天然塩を使った場合には、集中力や学習能力、情緒の安定も向上するというようなことも期待されています。例えば先ほどお話しした特別な支援を必要としているお子さんについては横ばいだということですが、不登校の児童生徒が増加しているということもありまして、この課題に対して絶対的な解決策は見当たらないというふうに私も思っております。しかし、網走の子供たちのために、効果が期待できることを始めてみるというところは重要だというふうに考えます。そこで、全ての児童生徒が穏やかな生活を送り、生きる力を育むために、また、不登校の予防などのためにも、天然の素材だけで作られている調味料を使用してみてはいかがでしょうか。その見解についてお伺いいたします。

答弁 学校教育部長 高橋善彦

議員のお示しのとおり、成長期にある児童生徒の健やかな成長のため、食に関する正しい知識の習得や、必要な栄養素をバランスよく摂取することなど、食育の推進において学校給食が果たす役割は極めて大きいものと考えてございます。食品添加物を使用していない天然素材の調味料の使用という御提案でございますが、現在、給食調理に使用している調味料は、そもそも健康への安全性が確認をされているものだと考えてございます。食品添加物の安全性は、人の健康に与える影響を食品安全委員会が科学的に評価し、健康を損なうおそれのない範囲に限って消費者庁が食品添加物を使用できる食品や、その最大量等の使用基準を設定し、使用を認めているといったところでございます。このような国の取組の下、食品添加物の安全は担保されており、一般的に流通している食品についても、身体への悪影響を気にする必要はないといわれております。このようなことから、天然素材で使われた調味料を活用していくという考えはございませんが、学校給食が子供たちにとって心身の安定が図られるよう、引き続き献立構成や栄養価、量を確保し、安全・安心でおいしい学校給食の提供に取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。

質問 深津晴江

天然素材で作られる調味料は今のところは使う予定はないというような御答弁だったなというふうに思いますが、皆さんのお宅で使っている塩はどんな感じなのかなと思います。ぜひ天然塩と精製塩とを比べてみてください。味は断然違います。子供の味覚というのは大変鋭いです。やはりおいしいものはおいしいというところです。先ほどの部長からの御答弁にあったとおり、食育の一環にもなっていきますので、食材に本当にいろいろ気を使っていらっしゃると思うのですが、それを調味料である意味不十分になるのはとても残念なことだというふうに考えますので、まず御自身の御家庭で精製塩ではなく天然の塩を使ってみる。あと、本当にしょうゆ、みそに関しても市内の業者の製品を使っていらっしゃるということはわかりましたが、それもいろいろな添加物などがないのかどうかというところで、より素材だけのものを使うような努力と、それを市民に見せる、子供に伝えていくということは重要なことかと思いますので、ぜひ今後も検討していただければというふうに思いますが、いかがでしょうか。

答弁 学校教育部長 高橋善彦

先ほども申し上げましたとおり、食品添加物につきましては、消費者庁で定められている部分もございますけれども、食品添加物が入ることによりまして微生物の繁殖を抑えるですとか、食中毒のリスクを減らすといった役割もございますので、消費者庁の取扱いなどが変わらない限りは、ここについて教育委員会として学校給食の部分で天然素材を使った調味料を入れていくという考え方は今のところございません。

質問 深津晴江

これをYouTubeで見てくださっている市民も多くいらっしゃいますが、子育て世代の方、あるいはがっかりされている市民もいらっしゃるというところは理解していただければというふうに思います。まずはぜひ御自身で確認していただければというふうに思います。精製塩と天然塩ではミネラルなどの成分が全く違うというところがあります。なので、ぜひこの課題については今後も引き続き私としては進めてまいりたいと思います。やはり未来の網走を担う子供たちのためというところがありますので、ぜひそれについてはいろいろな見解をお示しいただければというふうに思います。

質問 深津晴江

先ほどの学校給食の調理料のことなのですが、既に近隣で天然のものを使われ始めているところが複数出てきております。全国的にもそうなのですが、もちろん北海道でも使われ始めているところがあります。網走市は、学校給食の無償化、医療費無償化によって、子育てしやすい町だというふうに少し印象付けられてきておりますので、ここで学校給食の調味料の天然化を図れば、さらに子育て支援にもすごくつながると思っておりますので、ここはぜひ前向きに検討していただければと思います。多分お金はそれほどかからないものだというふうに思っておりますので、ぜひ前向きな検討をお願いしたいなというふうに考えております。

出典:網走市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月24日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる