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小樽市議会 平成19年第4回定例会 2007年12月12日

(1)財政問題について/(2)外国人観光客の現状と今後について/(3)子ども議会の開催について/(4)学校現場の現状と改善策について

2007年12月12日、小樽市議会の一般質問で、佐々木勝利議員が「財政問題について」「外国人観光客の現状と今後について」「子ども議会の開催について」「学校現場の現状と改善策について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。

質問者
佐々木勝利 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 菊譲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 19番 佐々木勝利

初めに、財政問題と「決算カード」、小樽版財政白書づくりについて伺います。普通会計決算カードの本市の2006年度決算によりますと、歳入総額が620億2,006万6,000円、歳出総額が632億403万6,000円となり、実質単年度収支が2億2,470万4,000円の黒字となりましたが、実質収支は11億8,401万円の赤字となりました。累積赤字を抱え、3年連続の赤字決算となりました。そこで伺います。赤字の決算となったその要因について詳しく御説明願います。次に、本年6月に成立したいわゆる地方公共団体財政健全化法で導入される実質赤字比率や連結実質赤字比率など、四つの財政指標は、2008年度決算から適用されることになりました。これまでの財政再建団体は、普通会計の赤字額のみの一つの指標を基準に判断がなされていましたが、今回の新たな財政健全化法はこの四つの指標を基準にこれまでの財政再建団体に当たる財政再生団体、その前段の早期健全化団体を設定しております。この四つの指標の基準については先日公表されました。そこで伺いますが、本市の2006年度の決算で試算すると、どのような状況にあるのか、やや流動的なこともあるというふうに聞いておりますが、お示しください。また、その指数をどう分析されているのか、御見解をお聞かせください。次に、3年連続の赤字決算、実質公債費比率も起債許可団体の基準の18パーセント以上ということであり、非常に厳しい財政状況にあることは現実であります。3月に財政再建推進プラン実施計画の取組をさらに進めた財政健全化計画を策定し実施している中、新たな財政健全化法が2008年度の決算から適用されることになりますが、今後この決算を踏まえてどのような考え方で2008年度の予算編成をしていくつもりなのか、御見解を伺います。次に、普通会計決算カードについて伺います。普通会計決算カードは、普通会計の歳入内訳や性質別と目的別の歳出の内訳、各種財政指数、病院事業や水道事業などの公営企業、国保事業や老人保健事業などの特別会計の収支額や市税の徴収率などが掲載され、市の財政全体が集約されており、内容を知る、そしてそれを活用することによって、市民が市の財布の中身を詳しく知るツール、手段となることが考えられます。これまで当初予算や決算は、その都度予算書や、また予算説明書、決算書やその決算説明書、財政の概要などの資料が作成されるとともに、広報おたるにもその概要が掲載されますが、必ずしも市民にはわかりやすいものになっているとは思えません。そこで、決算資料、それから決算カードなどを基に、市民にわかりやすい小樽市版の財政白書が必要ではないかと考えます。イメージとしては、市はこれまでにも出前講座の資料をつくって出しておりますのでそれなども、一つの参考にはなるのではないかというふうに思っております。そこでお伺いします。この作成に取り組む考え方についてお聞かせください。次に、外国人観光客の現状と今後について伺います。平成19年度上期の小樽市観光入込客数の概要が示されました。それによりますと、観光入込客数全体について道内客、日帰り客が大幅に減少し、前年を大きく下回る結果となりました。そのような中、微々でありますが、外国人宿泊客数が昨年に比べて168人増の1万7,981人、延べ人数においても1,534人増の2万716人と伸ばしたということがわかりました。そこで伺います。外国人宿泊客数の内訳を含めて、その実績についてお示しください。北海道を訪れる台湾からの観光客がこの5年間で倍増し、今では外国人観光客の半数を占める最大のお客様になったと道の発表からもなっています。実数については調べることが難しい面もあるのかもしれませんけれども、そういう結果になっているということであります。中身を見ますと、人気の源は北海道の気候や自然、それから食べ物にあると考えます。また、新しい動きとして、今年9月からは道路交通法の改正によりまして、台湾の免許があれば車を運転できるようになったということが大きな部分にあるのではないか、そのことによってレンタカーの利用が増えてきたと、そういうこともあわせて観光客増につながった、そういうようなことも考えられると思います。そこで伺います。小樽市の台湾へのこれまでの観光誘致の施策と今後の取組についてお考えを示してください。また、外国人観光客の勧誘作戦についてできるだけ詳しくお聞かせください。次は、「子ども議会」の開催についてです。このことについては、今年の第3回定例会の総務常任委員会において一定の議論をさせていただきました。新しい総合計画の策定にかかわって地域懇談会、市民意向のアンケート調査など、政策決定における市民参加をどのように進めていくかについて議論いたしました。その中で私は、子供は将来のまちづくりには欠かせない協働のパートナーと考えている立場から、子供の意見や考えを出し合う場、その必要性を考えて、この機会に「子ども議会」の開催を提案いたしました。そのときの議論では、市長から子供の目から見て小樽市をどうしていくのか、そのような部分についての意見を聞くのは大切だという観点から、関係者と具体化に向けて協議をしていると。そして、子供の意見を総合計画に反映していく考えを表明しました。そこで伺います。その後の経過と取組について御説明をお願いいたします。今日は昼から市内の小学校1校が学習の一環として傍聴に来ていました。子供は見ています。関心が高まっています。そこで、「児童の権利に関する条約」、いわゆる子どもの権利条約に定める、児童が自己の表現を表明する権利を確保するために、これまで実施してきた「子ども会議」を子供たちに議会の仕事や仕組みなどを理解してもらうためにも、本会議場を使った「子ども議会」として開催することを提案しますが、市長の御見解を伺います。最後に、学校現場の実情と改善策について伺います。今、学校現場は多忙な毎日の中にあって、子供たちからも教職員からも元気の源であるゆとりが消失しています。学校が子供たちに学ぶ楽しさを体感させ、将来展望を描ける力を養う場所になっているのだろうか。十分とは言えない教育環境の中で、子供たちの学習意欲の減退、目標の喪失感という危機的な状況が現場では語られています。学校が学校として機能していくためには、豊かな教育環境の下でこれまで積み上げてきた教育活動の豊富な実践と蓄積を最大限に生かせる環境が必要と考えます。しかし、今日、政治主導の市場原理の手法で競争と効率を求める教育改革が推し進められ、地域間格差、教育格差が拡大しているのではないでしょうか。そこで、小樽の学校現場の現実を検証、点検する観点から、大きく4項目に絞って項目ごとに何点か伺います。最初は、今、学校現場が求めているものは何かについてです。学校の教育計画である教育課程の編成の問題です。教育課程の編成は、学校で行われます。そこで伺いますが、教育実践の内容や方法に関しては、その実践に当たる教職員の判断と選択が尊重されるべきではないかと考えます。いかがですか。二つ目は、教育委員会の果たす役割です。子供自身が多くの経験によって、主体的に学習する意欲を高めるために、時間的、空間的、精神的など、さまざまなゆとりが必要です。教育行政はそのための教育条件整備を行うべきと考えます。そして、教育委員会の任務は一義的には学校をつくり、教職員を配置し、必要な予算を整えることが大切であって、学校の教職員を鋳型にはめ、い縮させることのない対応が求められていると思います。ですから、学校に対しては行きすぎた関与や指導はあってはなりません。真に学校から信頼される教育行政の推進こそが大切であると考えます。御見解を伺います。次の項、二つ目は、教職員の超過勤務多忙化の実態です。教職員の職務は多忙化の一途であり、心身ともに疲弊した教職員が多いこと、事実2006年の文部科学省の教員勤務実態調査の休日勤務まで含めると、小学校、中学校では、1か月当たり40時間を超える学校での残業と20時間を超える自宅への持ち帰り仕事があることが明らかになりました。このような超過勤務の実態は、今年9月27日の札幌高裁判決でも認定されました。このような実態の放置は、行き届いたきめ細かな教育実践を奪い、直接的に子供の学習権を侵害することにつながり、早急に解決、解消されなければならない問題と受け止めています。そこで伺います。小樽市立学校での教職員の超過勤務の実態についてどのように把握しているか。早急な超過勤務解消のための具体策についてどのように考えているか、お聞かせください。次の項、三つ目は、教育条件整備、教育予算に関連してです。まず、修学旅行の引率教員旅費について、かつては旅費として支給されていた施設入場料や拝観料を、今はみずからの引率旅費から支払っているのが実態と聞きます。道立学校においては、その部分は既に別個に予算措置済みとなっています。そこで伺いますが、この経費については昨年12月、道教委より予算措置についての特段の配慮を求める通知が出されていると聞きますが、この取扱いと今後の対策についてお聞かせください。次に、学校図書館の図書整備についてです。学級規模により整備すべき図書数の標準は、文部科学省から図書館図書標準として示されています。それによりますと、18学級規模の小学校では、1万360冊となっています。一番新しい市の平成19年3月末の押さえでは、小樽市内の小中学校でのこの学校図書館図書標準を達しているのは、小学校2校、中学校5校となったというふうに聞きますが、状況はお寒い限りではないでしょうか。そして、ここには私の方で持っている北海道教職員組合の2007年度版の教育費実態調査報告書によって、以下質問していきます。図書費の予算措置状況、地方交付税での措置で見ますと、小樽市の図書購入費は、児童・生徒1人当たり751円となっており、全道平均を大きく下回る下位グループであり、図書整備に力を入れていないのではないかと見られがちです。今後どのように整備していく考えなのか、伺います。次に、全道自治体予算に占める教育費の現状を見ますと、小樽市の学校建築費を除く教育費の割合は、3.3パーセント、2007年の調べです。下位の6番目、昨年度は3パーセントで下位の5番目と低い調査結果となっております。子供を抱えている市民が暮らしてよかったと思えるまちづくりのためにも、さらなる予算措置を求めますが、いかがでしょうか。また、保護者負担の実態を調べてみますと、学校徴収金調査では2006年度児童・生徒1人当たりの年額で小学校が1年生46,127円、2年生4万3,931円、3年生4万6,413円、4年生4万7,548円、5年生で5万1,487円、6年生は6万7,351円。中学生になりますと、1年生7万2,415円、2年生7万6,614円、3年生になりますと、12万772円という状況であります。これを見ますと、保護者負担が多いのが明らかであります。しかも、ここで問題なのは、授業で使用する個人の教材を購入しても、代金が集まらないという状況が生まれます。このような場合、担任が自費で負担しているという状況もあることを報告しておきたいというふうに思います。保護者負担軽減を図る手だては考えられないものか、お伺いします。次に、教室の暖房状況についてですが、現にインフルエンザが流行の中、寒さに震えている状況が見られ、中にはジャンバー、オーバーを着ての授業もあると聞きますが、このような状況に対して、市教委はどのような対応をしているのか。言うまでもなく、子供は国の宝です。寒さに震えることのないよう、学校環境整備の方策をお聞かせください。次に、教職員の駐車料金の問題です。こんな言葉が聞かれます。チョークや黒板消しの購入にも自腹を切れというのと同じ状態になるのではないかという声もある中で、道内には例を見ない教育現場でも駐車使用料を徴収していますが、導入の理由の一つとして、財政再建もあると承知しています。しかし、本来は私は徴収すべきではないと考えています。徴収するにしても、この収入を特定財源として教育環境整備に充てるべきと考えますが、御見解を求めます。最後の項、四つ目の部分は、全国学力・学習状況調査、いわゆる全国学力テストについてです。私は、真の学力とは文部科学省が進めるテストによる受験学力ではなく、生徒の生活、社会で使える力と認識しています。今年実施された全国学力調査は、いろいろな問題点が懸念される中で実施されました。この調査の問題点や懸念されることについては、事前に提起しておきましたが、改めて一つは費用対効果の問題です。77億円をかけてしっ皆調査をする必要があったのかどうか。それでも実施したわけですけれども、これからはその分があれば急がれる教育上の整備に充てるべきでなかったのか。また、競争序列化につながる懸念です。点数を上げるための人権侵害や不正行為が、現に広島県や足立区で表面化いたしました。また、個人情報保護の問題です。全国の子供のさまざまな個人情報が民間に集まるという仕組みと仕掛けです。個人のプライバシーの問題が出ております。そして、学校教育がゆがめられている懸念です。学校は教育課程の変更を余儀なくされたり、教育の評価が点数学力に特化されることになるということです。そこで伺いますが、実例として愛知県犬山市は、市独自の判断でこの調査に不参加を表明しました。小樽市も今後のこの調査への参加については、十分慎重に協議して判断すべきと考えるところですが、いかがですか。また、市独自の学習到達度調査についても現場に混乱と不安を招いたこともあり、今後は実施すべきではないと考えますが、御見解を求めます。再質問を留保して、終わります。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

佐々木議員の御質問にお答えいたします。初めに、財政問題についての御質問でありますけれども、まず平成18年度の赤字決算の要因についてでありますが、当初予算では退職者の不補充や職員給与費のさらなる削減による人件費の抑制のほか、委託業務の見直しによる管理経費の圧縮など、歳出面の削減に努めたものの、なお財源に不足を来すこととなり、企業会計や基金からの借入れなどにより、収支を均衡させるという大変厳しい状況でありました。加えて年度途中で平成17年度決算の確定に伴い、累積赤字約14億900万円を引き継ぐこととなったため、徹底的な経費の節減と事務の効率化に取り組んだほか、遊休資産の売却や退職手当債の導入などを行い、単年度の収支で約2億2,000万円の改善を図ったところでありますが、前年度からの累積赤字の影響額が大変に大きく、結果として3年連続の赤字決算となったところであります。次に、いわゆる地方財政健全化法の各指標についてでありますけれども、現時点で総務省から示されている内容を基に平成18年度決算数値で試算しますと、実質赤字比率が3.7パーセント、連結実質赤字比率が18.1パーセント、実質公債費比率が20.2パーセントとなり、連結実質赤字比率が今回公表された早期健全化団体の基準に該当いたします。また、将来負担比率は算定方法の詳細が示されていないことから、現時点ではまだ試算しておりません。次に、その分析でありますが、今回の資産では連結赤字が早期健全化基準に該当することとなり、今後は予算編成段階から従来に増して企業会計などを含めた広範な角度からの収支の検討が必要と考えておりますが、いずれにいたしましても、今後とも赤字の解消と財政の健全化を最優先課題として全庁挙げて取り組んでまいりたいと考えております。次に、来年度の予算編成でありますが、基本的には今後とも財政再建を最優先課題として、総人件費の抑制、組織・機構のスリム化、民間と行政の役割分担の見直しなどを行いながら、その一方で現在の市民サービスを可能な限り守り、また安定した市民サービスが提供できるよう、最大限努力してまいりたいと考えております。来年度の予算編成につきましては、現時点でまだ具体的な施策の選択には入っておりませんが、まずは歳入の動向をしっかり見極めた上で、施策の緊急性や優先度を十分議論をし、財政再建路線の枠の中で最大限の工夫に努めながら、編成作業に当たってまいりたいと考えております。次に、小樽版財政白書の作成というお話でございますが、これまでも本市の財政状況につきましては、予算や決算の内容を含め、その都度広報おたるなどで、できるだけ市民の皆さんにわかりやすい公表に努めるとともに、他都市の財政指標との比較がわかるような資料につきましても、インターネットを通じて公表してきております。今後とも市民への説明責任はますます重要になると認識しておりますが、今回成立いたしましたいわゆる地方財政健全化法によりますと、今後、早期健全化等に該当する団体は、その健全化計画などの実施状況を決算の内容とともに住民に公表していくこととなっております。現時点ではまだ詳細は不明でありますが、いずれにいたしましても、これまでと違った形での財務状況の開示が求められてくるものと思われますので、今後それらの様式などが示された段階で、御提言の趣旨も踏まえて決算関係資料の見直しについても検討してまいりたいと考えております。次に、外国人観光客についての御質問でありますが、初めに外国人宿泊客の実績でありますが、本市が統計を取り始めた平成9年度と18年度の比較で申し上げますと、年間の宿泊延べ数は平成9年度で2,911人に対し、平成18年度は4万3,110人で約15倍に増加しています。国別の比較では、台湾が150人から1万3,847人の92.3倍に、香港が74人から1万2,689人の171.5倍に、韓国が190人から9,122人の48倍に、中国が184人から1,226人の6.7倍に、ロシア人が1,038人から2,057人の2倍に、その他が1,275人から4,169人の3.3倍に、それぞれ増加しております。次に、台湾観光客の誘致策でありますけれども、小樽側からの誘致活動としましては、平成11年度に小樽観光誘致促進協議会が本市初の海外キャンペーンとして第10回海外旅遊博覧会・台湾に出店したのをはじめ、翌平成12年度には第8回台北国際旅行博に参加するとともに、平成17年度には本市単独のプロモーション、小樽観光キャンペーンin台湾を実施し、いずれも好評を得たところであります。今年度は小樽観光協会が既に本日から16日まで第15回台北国際旅行博に参加し、小樽の魅力をPRしております。次に、台湾からの取材等については、平成17年度の北海道ロケ地めぐりツアー・台湾エージェント招へい事業への参加をはじめ、台湾の雑誌や新聞社等への取材協力、台湾行政機関の視察への対応などを行ってまいりました。今後につきましては、台湾からの宿泊客数が頭打ちの傾向にあることから、小樽観光協会と一体となって、各種旅行博覧会や大手エージェントの招へい事業への参加など、効果的な台湾からの観光客誘致に取り組んでまいりたいと考えております。次に、今後の外国人観光客の誘致策でありますが、本市としましては、北海道や小樽への関心の高い台湾や香港、韓国、中国など、東アジア圏を中心としたプロモーション活動を重点的に行うことが効果的であると考えております。そのため、これらの国々の旅行者の動向を注視しながら、国際観光振興機構がビジット・ジャパン・キャンペーンの一環として行うエージェント商談会や訪日教育旅行関係者招へい事業などに参加するとともに、海外への小樽観光物産展などを通じて、小樽観光の魅力を広くPRしてまいりたいと考えております。次に、「子ども議会」についての御質問でありますけれども、初めに子供の意見聴取に当たっての経過と取組でありますが、新しい総合計画の策定に当たっては、将来の小樽を担う世代の意見に耳を傾け、計画に反映させていくことも大変重要であると考えております。毎年開催している「おたる子ども会議」の中で、今回は私たちが望む未来の小樽をテーマに、「10年後の小樽がどのようなまちであったらよいか、あるいは小樽をこんなまちにしてほしい、してみたい」などの意見を聞いたところであります。会議には市内の中学校14校の生徒会から28人の生徒に参加いただき、「ごみのポイ捨てを減らすために小樽市全体で協力が必要である」「きれいなまち小樽を目指してほしい」との意見、また「体の不自由な人たちやお年寄りが安心して安全に暮らせるまちになってほしい」、さらに「小樽に働く場所を増やし、小樽で働いていてよかったと思えるようなまちになってほしい」など多くの発言があり、いずれもこれからの小樽のまちづくりにとって大切な話でありますので、計画づくりに役立てていきたいと考えております。次に、「子ども議会」についてでありますが、小樽市においては、これまで「子どもの権利条約」に定める、児童が自己の意見を自由に表明する権利を確保するため、毎年度応募による児童の自由な意見発表の場として、学校関係者や保護者、子供たちを加えながら、「おたる子ども会議」を開催してきているところであります。御提言の「子ども議会」につきましては、将来を担う子供たちに自由に自己の意見を表明する場として現在開催している「おたる子ども会議」は、条約の趣旨に合っているものではないかと考えているところであります。なお、場所につきましては、議場の使用も含めまして検討してまいりたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

佐々木議員の御質問にお答えいたします。初めに、教育実践の内容や方法についてでありますが、学校教育においては、全国的に一定の水準を確保し、全国どこの学校においても、同じ水準の教育を受ける機会を国民に保障することが要請されます。このため、国において教育課程の基準として、学習指導要領を定めております。このことから、学校における教育活動は、法令に従って行うことが原則であり、学校に認められる裁量もその中で進められることになります。しかしながら、学習指導要領は各教科等の目標や内容を簡潔に示したものであり、学校や地域の実態に応じて指導計画をどのように策定するか、児童・生徒一人一人の能力と適性に応じた指導をいかに進めていくかについては、校長を中心にした各学校の創意工夫にかかっております。次に、学校に対する指導についてでありますが、教育委員会の任務は法令に示されていますとおり、教職員の任免、服務監督などの人的管理や校舎設備の維持・保管などの物的管理のみならず、教育課程や学習指導など、学校の教育活動についての運営管理など、学校の設置目的を達成するために必要な一切の行為を指します。小樽の子供たちの健やかな成長を目指して、まず法令に基づいて各学校の教育課程を編成・実施するよう、指導・助言することは教育委員会の責務であります。指導・助言の下、どのような学校運営を行うかは、学校の責任者である校長の判断にゆだねられており、学校の主体性は尊重されております。本年度、市教委指導室に学校経営や校内研究などについて相談に来られた校長、教頭は、これまで延べ450名を数え、また一般の教員も延べ20名ほど訪れております。指導室と協同体制で校内研究を推進し、公開研究を実施するなど、一体となって授業の改善に取り組む学校も増えております。教育委員会と学校は一体のものであり、それぞれの機能と役割を十分生かして、市民の負託にこたえ、信頼される学校運営を行うよう努めていかなければならないと考えております。次に、教職員の超過勤務についてですが、市内の実態については把握しておりません。文部科学省が行っている教員勤務実態調査では、平成18年7月、4週間の全国の勤務実態として、勤務日では1日当たりの平均残業時間が2時間9分、持ち帰り時間が35分、休日では1日当たりの平均残業時間が1時間12分、持ち帰り時間が2時間1分との調査結果を示しております。時間外勤務・業務の縮減は、教職員の健康及び福祉の増進の面からいっても極めて重要であり、これまで北海道教育委員会も時間外縮減推進委員会を設置するなどして、その取組を進めているところであり、小樽市においても同様に勤務時間内で効率的な仕事がなされるよう、指導してまいります。次に、修学旅行の引率教員旅費についてでありますが、旅費は給与負担法により、北海道の負担となっており、従前は入館料等もこの中に含まれておりました。しかし、平成16年度から、これらの経費が旅費から除かれ、その際それぞれの学校設置者で予算措置するよう要請されたところであります。全道の状況を見ましても、大半が予算措置されておらず、今の財政状況からも市町村負担は難しいため、引き続き道教委に対し、要望していきたいと考えております。次に、学校図書館の整備についてでありますが、各小中学校におきましては、毎年一定額の新しい本を購入するなどしながら、その整備に努めているところであります。寄贈の多い一部の小中学校を除き、国が示す学校規模に応じた学校図書標準までには至っておりませんが、蔵書数は年々増加しており、標準冊数に近づきつつあります。今後も厳しい財政状況にありますが、児童・生徒が学校図書館を有効に活用できるよう、可能な限り図書の充実に努めてまいりたいと考えております。次に、教育費予算についてでありますが、一般会計に占める教育費の割合は、道内主要都市の中で小樽は確かに高くはありませんが、平成19年度の本市の当初予算で見てみますと、一般会計全体が前年度に比べて90.8パーセントと大幅な減少となっており、教育費については99.9パーセントと、ほぼ前年度並みの予算を計上しているところであります。今後も引き続き、各事業ごとにめり張りのある予算計上に努めるとともに、市民から暮らしてよかったと思えるまちづくりに向け、効率的な予算執行に努力してまいりたいと考えております。次に、教材費の保護者負担の軽減についてでありますが、個人が購入する教材については、各学校において特色ある教育活動を進める上からも、使用頻度を考えながら、必要最小限の範囲内にとどめ、保護者から費用を負担していただいているところであります。今後、学校で備品として使用する教材についても、学校間で相互に融通し合うなどしながら、個人の負担が極力軽減されるよう指導してまいります。次に、教室の暖房についてでありますが、校舎の老朽化も考慮しながら、これまでも児童・生徒の教育活動に支障が出ないよう、室温を一定にしたり、暖房器具の更新など、配慮してまいりました。御心配されているボイラーやストーブなど暖房設備の故障など、学校から報告があった場合には、速やかに調査し、解消に努めるようにしており、今後も支障が出ないよう、子供たちの健康に配慮した対応をしてまいりたいと考えております。次に、駐車料金収入の特定財源化についてでありますが、駐車場の有料化については、小樽市の財政健全化や公有財産の適正管理などを目的として、本年7月から導入したところであります。学校関係者の利用者から、その料金を教育環境の整備に充当していただきたいとの要望があることも十分承知しております。本年度につきましては、環境整備充実に向け、情報通信ネットワーク整備事業費を補正予算計上したところであり、今後とも必要性、緊急性を見極め、市長部局に伝えてまいります。最後に、全国学力・学習状況調査についてでありますが、本調査は学校のランクづけや順位を争うことが本来の目的ではなく、教育委員会や学校が全国的な状況との関係において、みずからの教育活動の成果と課題を把握し、その改善を図ることを大きな目的としているものであります。本市におきましては、この調査があおばとプランで示している学習状況の把握と指導の改善の観点と重なるものであり、本市の子供たちにとってわかりやすく理解のできる授業を目指す貴重な資料となるものと受け止めております。また、平成18年度に実施した学習到達度調査では、学習指導要領の拘束性を強めること、学校の序列化につながること、学校間や子供同士の競争が激化することなどの理由や懸念から、調査業務に対する非協力な場面もありましたが、議員の御指摘にある混乱を招くようなことはなかったものと認識しております。なお、あおばとプランに示している学習到達度調査は、来年度も4月22日、全国学力・学習状況調査を予定していることから、小樽市独自のものは考えておりません。(「議長、19番」と呼ぶ者あり)

質問 19番 佐々木勝利

1点だけに絞って、細かいことは委員会の方で質問したいと思います。先ほど教育長の方で父母負担軽減にかかわって、融通し合うものは融通して、できるだけ個人負担を少なくしていきたいと、こういうことですけれども、各学校で融通し合うものとは、例えば私の方で経験なのだけれども、今けん盤ハーモニカやピアニカとか、個人で必要なものというのは使い回しできないものがあるわけです。だから、そういうふうにどうしても個人で持たなければならない部分というのは、使い回しをしていくのではなくて、必要なものは学校の教材費の補充という部分に向けるというのは、それは話はわかります。その辺のところをもう少し、学校回しと個人負担を軽減するというところがちょっとわからないので、そこのところを説明してください。

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

再質問にお答えいたします。今、議員のおっしゃったそのような教材につきましては、個人使用でありますので、そういうのを回してという、そういう考えではなくて、あくまでも私が先ほど申し上げましたのは、各学校の特色を生かしながら、必要最低限のもので父母負担を極力抑えていきたいというのが私たちの思いでございますし、また学校もその努力をしていただいていると思います。なお、後段に言いました学校で備品として使用する教材ということにつきましては、例えばプロジェクターですとか、そういう高額のものがございます。そういうものにつきましては、各学校でそれぞれ備えるとなりますと、41校でございますので、膨大な費用になりますので、そういう備品教材につきましては、それぞれ使う時期等ローテーションを組みながらというふうに考えているところでございます。(「議長、19番」と呼ぶ者あり)

再質問 19番 佐々木勝利

本来であれば、全体にかかわって再質問したいという点がありますけれども、細かい点になりますので、委員会の方に譲りたいと思います。

出典:小樽市議会 平成19年第4回定例会 2007年12月12日 議事録 PDF(108ページ) 間違いを知らせる