みんなの議会

小樽市議会 平成19年第1回定例会 2007年3月1日

(1)除排雪について/(2)小樽におけるガラス工芸の常設展示場の開設、及びガラス工芸展の定期開催について/(3)地域環境美化協力員制度の廃止について/(4)子どものためのスポーツ、文化芸術活動、自然体験活動などの本市における指導体制づくりについて

2007年3月1日、小樽市議会の一般質問で、斉藤陽一良議員が「除排雪について」「小樽におけるガラス工芸の常設展示場の開設、及びガラス工芸展の定期開催について」「地域環境美化協力員制度の廃止について」「子どものためのスポーツ、文化芸術活動、自然体験活動などの本市における指導体制づくりについて」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。

質問者
斉藤陽一良 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 菊譲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 29番 斉藤陽一良

平成19年第1回定例会に当たり、一般質問を行います。まず、除排雪についてお伺いいたします。この冬は暖冬傾向で比較的雪が少ないと言われておりますが、これまでの降雪量、積雪深を昨冬との比較でお示しください。次に、これまでの予算の執行状況、今後の降雪量、積雪の見通し、それとの関連で不用額がどの程度になるのか、おおよその見通しをお示しください。次に、この冬から除雪ステーションを4か所から6か所に増やしておりますが、その効果についてお示しください。特にきめ細かい除雪体制を組むことにより、市民の除雪に対する苦情で最も多い、置き雪の苦情を少しでも減らすことにつながったかどうか、お示しください。全面的に置き雪をなくするということは困難だとしても、置き雪を少なくすることは可能だと思われます。置き雪をできるだけ少なくするために、必要な資機材の変更、施工方法、操作方法の変更に伴う経費の見通しについて、お示しください、また、今年度は排雪を道道、国道に先駆けて行うとした当初の方針は貫かれているのか、またダンプの需給は現在どのようになっているのか、お示しください。次に、排雪の出動基準については、現在どのような方針で臨まれているのか。現状は雪堤高2メートルを目安としているとお聞きをしておりますが、具体的にその意味するところはどういうことなのか。また、だれが、いつ、どのように観測し、実際にどのように運用されているのか、お示しください。これまでの排雪出動は、実際に雪提高2メートルで出動していたのか、それより低くても出動したことはないのか、お示しください。市民の常識的な感覚から、道路わきの雪山の高さが一般的な大人の身長よりはるかに高い2メートルにならなければ排雪が出動しないというのは、納得できません。より市民感覚に近い1.5メートル程度を目安とすべきと考えますが、この基準を今後見直すお考えはないのか、お伺いいたします。また、そのことによる費用対効果を考量して検討すべきと考えますが、御所見をお示しください。この項の最後に、銭函地区では例年12月20日ごろとされている市民雪捨場の受入れ開始時期を12月上旬からに早めるべきと考えます。利用者によると、例年12月上旬から中旬にかけてもある程度の積雪があり、通常の手続では受け入れてもらえないため、毎年大変に苦労しているとのことであります。早期に体制を組むことによる若干の経費増はあっても、本来の目的である市民へのサービスを犠牲にすべきではないと考えますが、市長の御所見を求めます。次に、小樽におけるガラス工芸の常設の展示場の開設、またガラス工芸展の定期開催を求めて質問いたします。このほど、開催された第9回小樽雪あかりの路の特別イベントとして、JAPANブランド育成支援事業の一環である「小樽ガラスの世界」展が2月12日から16日までの5日間、小樽商工会議所、小樽ガラス工芸品の世界ブランド化プロジェクト実行委員会の主催で、運河プラザ3番庫を会場に開かれました。市内12工房から出品された宙吹き、型吹き、バーナーワーク、ステンドグラス、サンドブラストカット、花切り子など多様な技法を駆使して制作された作品がゆったりと展示され、パネルによる工房、作家の紹介、映像による世界ブランド化プロジェクトの紹介なども行われ、多くの市民の目を楽しませたことと思われます。まず、この展覧会の開催の趣旨と、この時期を選んで開かれている理由、総来場者数、来場者からの反響などについてお知らせください。小樽のガラス工芸にさらに磨きをかけて、独創性や希少価値を高め、小樽ブランドとして世界に打って出ようとするその発信地である小樽において、市民に、また市外から訪れた人々に対して、まずそのよさを理解してもらい、支持を得ることは、今後の世界ブランド化のためにもぜひとも必要なことと考えますが、御所見をお伺いいたします。また、これまでの世界ブランド化プロジェクトによる成果の主なものをお示しください。本市には、観光面でのガラスのまちとのネームバリューもあって、年々多くのガラス作家志望者が来樽し、本市に定着し、独立して工房を開設する新進若手のガラス作家も増加しています。現在のガラス工芸関係の工房数、従業者数、それぞれの分野別内訳、最近の推移などについてお知らせください。また、このような動きの中で、ガラス工芸の地域への定着、地域の文化伝統としてのガラス工芸の形成・確立のためには、ガラス工芸への市民の愛着、市民のガラス工芸への鑑賞眼の醸成が不可欠と考えます。産業政策的な観点から本市ガラス工芸の経済波及効果、商業的関心を自己目的化して先行させるのではなく、工芸本来の質的高度化、内容の豊かさを目指していく中で、作家が成長し、優良な作品が生まれ、自然な形で経済的波及が現れるのではないでしょうか。この項の冒頭に述べた商工会議所の取組、各工房の質的向上を目指しての研さん、さらに今述べた市民意識の醸成が三者相まって、本当の意味でのガラスのまち小樽が定着するものと考えます。そのために必要なのが、常設の展示場の開設と定期展の開催であります。現状では、市立美術館にも博物館にもガラス工芸部門の展示はなく、本市のいずれかの公的な施設において、社会教育的な見地からのガラス工芸作品の常設展示を求めるものであります。また、定期展の開催については、賞の設定や審査、評価の問題も指摘されておりますが、当面、賞を設けないアンデパンダン展の方式なども模索することもできると考えますが、御見解を求めます。次に、地域環境美化協力員制度の廃止についてお伺いいたします。平成17年度から実施された家庭ごみ減量化・有料化は、従来のごみの分別のほかに、資源物の分別も加わり、ごみや資源物の分別に家庭での負担が増加するとの理由から、この制度では主に町内会にごみステーションの清掃やごみ出しルールの普及啓発への協力を求めるという性格が強かったものと考えます。まず、この制度が定められた経緯と趣旨をお示しください。しかし、地域のごみステーションでは、有料化当初から若干の間違いは見られたものの、大きな混乱はなく、むしろ協力員を任命していない町会も見られるなど、制度の必要性に疑問を持つ声があったのは事実だと思われます。このたび2年にして廃止されるということは、制度の役割が終わったというよりも、当初からの制度の必要性の認識に問題があったということになるのではないでしょうか。この制度が発足からわずか2年で廃止される理由をお示しください。また、当初の必要性は確かにあったとされるのであれば、今後ごみ出しルールの定着と資源物分別の細分化、リサイクルコストの軽減に向けて、現在も、また近い将来においても、制度としての必要性は残っていると言うべきではないでしょうか。単に財政的理由だけで廃止するのであれば、謝礼金を廃止して、協力員の任命は継続する、腕章の使用を認めるなどの方法もとれるのではないでしょうか、市長の御見解を求めます。最後に、子供のためのスポーツを含む文化活動、芸術活動、自然体験活動などの本市における指導体制づくりについてお伺いいたします。本市においては、平成13年12月からおたる子どもセンターが子供情報誌「大すきおたる」を発刊するとともに、インターネットの小樽市ホームページ上に掲載し、スポーツ、工作・実験・物づくり、自然観察・体験活動、展覧会・その他の4分野にわたって、イベントの情報提供、施設案内などを行っています。まず、「大すきおたる」の発刊状況についてお知らせください。また、おたる子どもセンターは、小樽市教育委員会に事務局のあるおたる子どもプラン協議会の下に開設されておりますが、おたる子どもプラン協議会の主な任務と構成、年間の開催回数、今年度の主な協議内容についてお知らせください。また、本市には各種スポーツ団体、スポーツ少年団、野球、サッカーなどの少年チームがあり、スキー、陸上、体操、新体操などのクラブやその選手、メンバー、また保護者が数多く熱心に活動されております。一方、歌謡、器楽演奏、合唱、舞踊、演劇、伝統芸能、民謡、茶道、華道、作詩、作文、書道、絵画、彫刻、工芸、物づくりなど文化・芸術活動に取り組む方も多くおられます。さらに、クラブや同好会、また個人的にも昆虫採集、植物採集、岩石の採集、また採集はしないで、それらを観察だけするグループ、トレッキング、ラフティング、山登り、川歩き、釣りなどを含む自然観察、自然体験活動など、子供にかかわる可能性のある生涯学習のためや、社会教育上、価値の高い活動に取り組まれている方々が多数おられます。本市におけるこのような活動に取り組んでおられる市民の数について、これまでに把握されておりますか。もし把握されておられれば、お示しください。これらの活動は、体を動かすことの楽しさ、見ること、歌うこと、つくることの楽しさなどを実体験として子供に伝える意味で、未来を担う子供たちにとって、今まさに求められているものであります。そのような社会的要請の下に、具体的な施設、設備や客観的な諸条件の中で子供の安全に十分な配慮をしながら、その活動の本質的な楽しさを伝えられる体験メニューを作成し、実際にそれを指導できる人材を養成し、確保する必要があります。そのためには、実際に現場で活動に携わっている方々の知恵をいかに集めるか、結集できるかにかかっています。実際の指導に携わっている意欲ある方々の声がどれだけ反映されるか、また現場で携わっている方のノウハウを活用するなどという上からの発想では、その方々に失礼であって、現場の意欲的な活動に子供に対するプランとしてどれだけ役に立てるかという発想の転換が必要のように思われます。この点について御所見をお聞かせください。次に、「次世代育成支援行動計画~おたる子育てプラン~」に盛り込まれている地域子ども教室推進事業及び子ども地域活動促進事業との関連で、今年度から文部科学省と厚生労働省が連携して行う放課後子どもプラン推進事業についてお伺いいたします。これまでの平成16年度から続けられてきた地域子ども教室推進事業を廃止して、文部科学省は放課後子ども教室推進事業を創設し、厚生労働省は現行の放課後児童健全育成事業を全国2万か所へとさらに充実させるとしています。その趣旨は、「すべての子どもを対象として、安全・安心な子どもの活動拠点(居場所)を設け、地域の方々の参画を得て、子どもたちとともに勉強やスポーツ・文化活動、地域住民との交流活動等の取組を推進するため」とされています。全国1万か所、原則としてすべての小学校区での実施を目指し、事業費ベースで平成18年度の約3倍の68億円余りの予算が措置されています。そのため、行政、学校、社会教育、児童福祉等関係者及び地域住民等がプラン策定、活動内容、ボランティアの確保、両事業の運営方法等を検討する運営委員会を設置する。さらに、事業の円滑な実施のため、学校や関係機関等との連絡調整、ボランティア等協力者の確保・登録・配置、活動プログラムの策定などのために新たにコーディネーターを配置する。活動場所としては、学校の余裕教室、体育館、校庭などを活用するとしています。本市においても、積極的に取り組むべきと考えますが、本市におけるこの事業への認識と取組、従来のおたる子どもプラン協議会の今後の考え方をお示しください。この機会に、これまでの体制を再検討して、自然体験、スポーツ、文化・芸術活動など、それぞれに現場で携わっている方々の知恵を結集して、この動き自体がそれら本来の活動を支援するものになるよう、また、この事業に参加することによって、活動の場などを確保できるメリットもあることをアピールしながら、広範な協力体制、指導体制をつくり上げていくべきと考えますが、御所見をお示しください。最後に、前に述べた各種の活動の場として、特に冬期間積雪のある時期の校庭、グラウンドのより積極的で多様な活用について取り組む必要があるのではないでしょうか。現場の要望やアイデアを取り上げ、実現できる仕組みづくりについて御所見をお示しください。以上、再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

斉藤陽一良議員の御質問にお答えいたします。まず、除排雪についての御質問でありますけれども、初めに降雪量、積雪深の昨年度との比較についてでありますが、2月28日時点で申し上げますと、本年度は降雪量373センチ、積雪深60センチとなっており、昨年度は降雪量605センチ、積雪深113センチとなっております。次に、現在の予算執行状況と今後の降雪量、積雪深の見通し等でありますけれども、初めに予算の執行状況につきましては、地域総合除雪委託業務における除雪は設計数量とほぼ同じくらいであり、排雪量は減少するものと考えております。また、降雪量、積雪深の見通しでありますけれども、気象庁の今後1か月予報によりますと、少雪・高温との予報であり、例年より少ないと考えております。また、今後の予算執行の見通しでありますけれども、今後の降雪状況にもよりますけれども、一定の範囲の不用額が見込まれると思います。次に、除雪ステーションを4か所から6か所に増やしたことによる効果でありますけれども、分割によりパトロール体制の強化が図られ、市民対応の迅速化が図られていると考えており、苦情件数も今年は少雪のため昨年と比較できませんが、過去の件数より減少しております。次に、きめ細かい除雪体制による置き雪対策でありますけれども、市の除雪はあくまでもかき分け除雪であり、ステーション分割により解決が図られるものではないと考えております。また、置き雪処理についてですけれども、先ほど申し上げましたとおり、本市の除雪はかき分け除雪を基本としており、置き雪の処理には除雪後新たに積込み機械や運搬トラックを投入して排雪を行うことが必要となることから、排雪費用が増大するものと考えております。次に、道道、国道に先駆けての排雪でありますけれども、目的は昨年の排雪時にダンプの確保が困難だったため、先駆けた排雪を計画しましたけれども、12月より少雪・高温状態が続き、先駆けた排雪を行わなくてもダンプの確保ができるものと判断し、1月末より排雪を実施しております。また、ダンプの需給につきましては、小樽開発建設部や小樽土木現業所と排雪作業情報の共有化が図られており、現在、排雪ダンプの確保はできております。次に、排雪の出動基準とその判断でありますけれども、雪堤高2メートルにつきましては、路線ごとに状況が異なりますが、除雪作業の繰り返しによって路側部の雪堤が成長し、車道が狭く、見通しが悪くなり、交通障害の発生が予想されることから、おおむねこの高さを排雪出動基準といたしております。なお、排雪の判断は、委託業者及び市の職員のパトロールにより現地を確認し、協議により実施しております。次に、排雪基準以下での出動でありますけれども、これまで交差点部や歩行者の安全確保のため、部分的に2メートル以下でも排雪を行っており、御提案の一律に1.5メートルにつきましては、経費の増大が伴うことから、現状では難しいものと考えております。次に、銭函地区での市民雪たい積場の早期開設でありますけれども、当該場所は民有地をお借りしての開設場所となっております。早期開設については、進入路のぬかるみなど車両交通の安全確保が必要であるため、その対策を行うことについて所有者と協議を要することとなります。その方法等については、今後検討してまいりたいと思っております。次に、ガラス工芸品の常設展示場の開設などについての御質問でありますけれども、まず「小樽ガラスの世界」展についてでありますが、同展は平成17年度に続く2回目で、市内のガラス工房が有する高い技術力や表現力などを多くの方々に知っていただくことを目的に開催されました。昨年、今年とも市民はもとより、海外を含め、多くの観光客が集まる小樽雪あかりの路の開催に合わせて実施され、今回は5日間で1,724名の来場がありました。来場された方々からは、さまざまな工法でつくられた工芸品の多様性やデザイン力について高い評価をいただいたと聞いております。次に、「小樽ガラスの世界」展についての所見ということでありますけれども、同展には市民や海外も含め、多くの観光客が来場していることから、小樽ガラスの高い技術力や表現力を国内外の多くの方々に認識していただくとともに、ガラスのまちとしてのイメージにも効果があったと考えております。また、市内のガラス工房が一堂に会することのできる新たな機会が創出され、これを契機として各工房が技術を競い合うことで、今後、小樽ガラスに対する信頼や評価も高まっていくものと思われ、これによってブランド化の強化が図られるものと期待いたしております。次に、世界ブランド化プロジェクトによる成果でありますけれども、この2年間のプロジェクトにおいては、市内での「小樽ガラスの世界」展開催のほか、東京での展示会などへ出展するとともに、海外においては台湾の百貨店で小樽ガラス展を開催しました。また、ホームページの開設やパンフレットの作成、配布など、小樽ガラスの情報を発信する事業も行いました。こうした活動を通じて、広く小樽ガラスの知名度を高めるとともに、多くのバイヤーと商談の機会が生まれ、百貨店などとの間で新たな取引が成立をした工房もあり、このプロジェクトがブランド化と販路拡大に大きな成果があったと聞いております。次に、ガラス工芸関係の最近の状況でありますが、現在把握している市内の工房数は、宙吹きが11工房、型吹き、バーナーワーク、ステンドグラスが各1工房の14工房となっております。また、市内でガラス工芸に携わる従業員数は、販売員なども含めおよそ350名で、新たな工房の開設や事業の拡大によって従業員数は増加の傾向にあるものと思っております。次に、ガラス工芸品の常設展示場の開設と定期展の開催でありますけれども、常設展示によってガラス工芸作品が日常的に多くの方々の目に触れることで、ガラス工芸の地域への定着や質的な向上が図られると考えております。しかしながら、常設展示に当たっては、小樽ガラスの持つイメージにふさわしい展示場の選定や展示スペースの確保、常設展示に要する費用など、さまざまな課題があるものと考えております。また、定期的な展示会の開催については、新総合博物館に設置予定の企画展示室や観光物産プラザなどでの開催が考えられますが、どのような形で実現が可能なのか、今後、常設展示も含めて関係者と協議してまいりたいと思います。次に、地域環境美化協力員制度についての問題でありますけれども、初めにこの制度の経緯と趣旨でありますが、この制度は平成17年度に家庭ごみ減量化・有料化の実施により、家庭ごみを有料指定ごみ袋で排出することや資源物の収集品目を拡大することなど、家庭ごみや資源物の分け方、出し方が従来と大きく変わることから、市としては廃棄物処理指導員を増員するとともに、地域住民の方々には家庭ごみや資源物の分別など適正な排出についての助言やごみステーションとその周辺の清潔保持などの活動を行っていただくため、新たにこの制度を設けたものであります。次に、この制度の廃止でありますけれども、有料化実施後の間もない時期に、市民の皆様がまだ排出方法などにふなれなことなどから、不適正な排出が増加する懸念があったため、分別等の徹底を図る上でこの制度が必要と考えたものであります。また、これまでの実績を見ますと、家庭ごみの収集量が減少する一方、資源物の収集量は大幅に増加するなど、当初の予想以上に減量化・資源化が進んできていることから、その要因には環境美化協力員が各ごみステーションにおいて家庭ごみや資源物の分別方法など、周辺住民に助言するなどの活動の効果によるものが一定程度あったものと認識しております。しかしながら、家庭ごみの減量化・有料化の実施からほぼ2年が経過し、今後の制度のあり方について検討した結果、家庭ごみなどの排出方法が定着してきたこと、また有料化実施後の間もない時期から比べますと、地域差があるものの、全市的にはごみステーションでの不適正な排出も減ってきていることなどから、当初の役割は果たしたものと判断し、本年4月から本制度を廃止するものであります。次に、制度の一部存続ということでありますけれども、市の制度としては先ほどの繰り返しになりますが、当初の役割を果たしたものと判断し、全面的に廃止するものであります。なお、腕章の利用については、本制度が廃止されることにより、腕章を回収することになりますけれども、今後、町会等から申出があれば、腕章の活用をしていただきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

斉藤陽一良議員の御質問にお答えいたします。最初に、「大すきおたる」の発刊状況についてでありますが、子供と保護者に向けてのイベント情報誌として、平成13年12月に創刊しましたが、現在年3回、各9,000部を市内の小中学校や幼稚園などに配布しており、今月下旬には第17号を発刊する予定であります。次に、おたる子どもプラン協議会についてでありますが、子供たちにさまざまな体験活動の場の情報提供や活動機会の拡大を主な任務として、教育や福祉、青少年育成団体などの関係者14名から成る委員により構成されております。また、会議は年間3回開催することとし、今年度は蘭島川水辺の楽校や地域子ども教室の運営、さらには「大すきおたる」の発刊などについて協議してきたところであります。次に、本市におけるスポーツ・文化芸術活動など、さまざまな活動に取り組んでいる市民の数についてでありますが、内閣府の平成15年から平成18年までの世論調査報告書に基づいて小樽市のものを推計しますと、分野は重複しますが、スポーツ活動では約5万人、文化・芸術活動では約2万人、そして自然体験活動などにおいては2万人程度であります。また、教育委員会が把握している数につきましては、体育協会やスポーツ少年団への加盟者が約1万1,000人、文化団体連絡協議会への加盟者が約6,000人となっております。次に、子供たちの活動に対する指導者の養成と確保についてでありますが、未来を担う心豊かでたくましい子供を社会全体で育てていくことが強く求められており、大人の指導の下、さまざまな活動を通し、活力に満ち、豊かな人間性をはぐくむ環境づくりが必要と考えております。教育委員会としまして、広範囲の活動に携わる指導者の養成については、重要な課題と認識しており、現場の指導者の声の反映方法や活動プログラムへの生かし方などについても、具体的に検討する必要があるものと考えております。これらの課題については、平成19年度策定予定の社会教育推進計画や文化芸術振興基本計画の目標の一つであります青少年の活動育成・支援の中で取り組んでまいりたいと考えております。次に、放課後子ども教室推進事業についてでありますが、こうした時代にあって地域の方々の参画の下、安全・安心な子供の居場所を確保しながら、さまざまな活動を指導していくことは、大変重要なことと考えております。小樽市においては、おたる子どもプラン協議会が平成16年度から文部科学省の委託を受け、ボランティアの方々の力もおかりしながら、地域子ども教室推進事業を市内全小学校で実施してまいりました。御質問の平成19年度に創設される文部科学省の放課後子ども教室推進事業については、実施方法や補助金などについていまだ十分な情報が得られず、不透明な部分がありますことから、本市としましては、19年度にはこれまで実施してきた地域子ども教室を継続し、より一層効果が上がるよう努めてまいります。今後、教育委員会としましては、おたる子どもプラン協議会と強い連携の下、地域子ども教室の推進や子ども情報誌の発刊、さらにはメニューなど工夫しながら、さまざまな体験活動の指導に取り組んでまいります。次に、活動に対する協力・指導体制についてでありますが、現在進められております社会教育推進計画や文化芸術振興基本計画の策定過程において、自然体験やスポーツ、文化・芸術活動に直接携わる方々の知恵が反映されるよう、取り組んでまいります。こうした取組が積極的に行われることにより、スポーツ少年団活動や文化財、伝統文化の伝承活動などの輪が一層広がり、指導体制も確立していくものと考えております。最後に、冬期間における各種活動の場の確保についてでありますが、冬期間は体を動かす機会も減少し、運動不足になりがちでありますことから、許される限り学校施設の有効な活用が図られるよう、検討してまいります。また、現場からの要望やアイデアの実現については、先ほど申しましたように、社会教育推進計画や文化芸術振興基本計画の策定過程で取り上げ、検証してまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 平成19年第1回定例会 2007年3月1日 議事録 PDF(147ページ) 間違いを知らせる