小樽市議会 平成16年第1回定例会 2004年3月4日
(1)財政健全化について/(2)自治体向け防災GISネットワークづくりについて/(3)小樽グランプリについて
2004年3月4日、小樽市議会の一般質問で、上野正之議員が「財政健全化について」「自治体向け防災GISネットワークづくりについて」「小樽グランプリについて」について質問し、市長 山田勝麿が答弁しました。
- 質問者
- 上野正之 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 上野正之
財政健全化に関連してお伺いいたします。平成16年度は、昨年取り組んできた財政健全化の新たなスタートの年であります。しかし、そのスタートラインは、市長が考えていたところにはない、16年度予算編成で約19億円の財源不足というハンディキャップを背負う厳しいものとなりました。このまま毎年財源不足が続けば、財政再建団体への転落も、数年後に現実のものとなるのではないでしょうか。そこで、せめてスタートのハンディキャップを少しでも少なくするために、一つの提案をいたしたいと思います。ご存じのとおり、小樽市は高齢者の人口が多いまちです。私も小樽に70余りあるお寺の住職です。近年、景気が悪いにもかかわらず、お寺の改築や新築が3年間で億以上、これ本当ですから、約20億円以上のお金をかけて建設されております。そのお金の大半は、小樽市民のお年寄りからの浄財です。今、小樽にとって一番必要なことは、いかに市民からの収入をいただくかということです。先ほど言いましたとおり、小樽で一番お金を持っている方は、社長でも商店主でもなく、全部ではございませんけれども、お年寄りの皆さんではないかと思います。私の話にもう笑っている方もいますけれども、市長、議員を先頭に、役所全体で市民に浄財をお願いしたらいかがでしょうか。小樽のお年寄りの皆さんは小樽をこよなく愛していると私は思います。小樽が財政再建団体になることを一番危ぐしているのは小樽の市民です。記名でも無記名でもよいのではないでしょうか。無記名なら、私も少しの浄財を出すことができます。市民1人が1年間で1万円の浄財をいただけるなら、14億円以上の財源になります。役所の玄関に浄財箱を置いてお願いする気持ちで、市民にお頼みをしてはどうでしょうか。市長の誠意あるご所見をお聞かせください。次に、防災についてお伺いいたします。自治体向け防災GIS、ジオグラフィック・インフォメーション・システム、ネットワークづくりについて、関係者が小樽市総務部に提案し、1月13日にメーカーの人たちにお話を聞いたと伺いました。昨年の台風10号による被害は、日高地方を中心に住宅被害は全壊、半壊、床上、床下を含め465棟、501世帯にも及び、死者6名、行方不明者5名、負傷者3名という大災害になりました。小樽市は幸いにして災害のないまちです。いつ起こるかわからないのが災害であります。阪神淡路大震災はだれが予測できたでありましょうか。それに対して、ふだんからの備えをしておくことが必要です。開発局、道、市や警察、縦割りのそれぞれの持つ情報をいかに連携ネットワーク化し、市民にいち早くその情報を伝える、昨今のインターネット等を活用し、GISによる正しい情報を伝え、速やかに安全な場所に避難させることが必要と考えます。現在、市としてどのような取組をしておられますでしょうか、お伺いいたします。次に、小樽グランプリについてお伺いいたします。前向きな話題の少ない小樽の中で、非常に夢のある話題を提供してくれています小樽グランプリ構想、日本初の公道を使っての車のレースを小樽でと、NPO法人「潮騒の街おたる」を中心に小樽グランプリ公開シンポジウムを、1月30日、小樽市民センターにおいて、元F1ドライバー中嶋悟氏をはじめ小樽商科大学学長や弁護士、スポーツライター、そして小樽市民らがパネラーになって、可能性を話し合っております。全国で開催されているサーキットは、有名な鈴鹿サーキットほか32か所がありますが、全部公道ではありません。現在、大阪で、NPO法人「大阪夢づくり協議会」が、日本初の公道サーキットを目指して活動しております。観光や雇用の場づくりにも貢献できる、このような構想をより早期に具体化できるように、特区構想など、国への働きかけが必要と考えますが、現在、市としてどのような動きをしておりますか。マカオやモナコのグランプリのような小樽グランプリが誕生することを夢見ている一人でございます。最後に、昨年の第3回定例会で私が一般質問いたしました小樽屋台村構想につきまして、先日、市民有志の協力により構想ができ上がり、7月オープンを目指してスタートをいたしました。現在、小樽はもちろん北海道内外からいろいろな問合せが参っております。今後とも、市長はもちろん、役所各部のお力添えをお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。再質問はいたしません (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
上野議員のご質問にお答えいたします。初めに、財政健全化に関連して、収入の確保についてのお話がありましたが、市におきましても毎年数千万円単位での寄付をいただいており、本市を思う市民の皆さんの善意に深く感謝をいたしております。歳入の確保につきましてはいろいろな方法がありますので、別な形で進めてまいりたいと考えておりますし、せっかくのご提案ではございますけれども、このご提案につきましては、たいへん難しいのではないかというふうに思っております。それから、自治体向け防災GISネットワークでございますけれども、今回、市内のNPO法人から、防災面に主眼を置きつつ、平常時にはまちづくりにも活用できる国土地理院の地図をベースにしたGISネットワークシステムについて、市をはじめ国や道などに提案があり、開発業者からデモンストレーションを受けたところであります。市では現在、防災情報だけでなく、道路、土地、上水道など複数の部局が利用できる総合型地理情報システムについて、費用対効果や使用する図面など克服すべき課題に関し研究しているところであり、今回、提案いただきました防災システムについても参考とさせていただきたいと考えております。次に、小樽グランプリ構想でありますが、この構想につきましては、昨年夏に、民間の方々の大胆な発想から、小樽で日本初の公道レースができないかといった内容のテレビ番組があり、広く周知されたものと伺っております。私といたしましても、非常に夢のある楽しみな構想と認識しておりますが、一方では、実現に向けて越えるべきハードルも数多くあるのではないかと思っております。いずれにいたしましても、近々、推進協議会が立ち上がるとも聞いておりますので、この構想実現に向け、行政としても可能な支援をしてまいりたいと、こういうふうに思っております。