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新冠町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月18日

防災減災対策について

2021年6月18日、新冠町議会の一般質問で、酒井益幸議員が「防災減災対策について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。

質問者
酒井益幸 議員
答弁者
町長 鳴海修司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 酒井益幸

議長より発言の許可をいただきましたので、防災減災対策について通告に従い、質問いたします。近年、全国各地で自然災害が激甚化・頻発化しています。いつ起こるかわからない自然災害に対する備えが必要であります。昨年7月新冠町避難運営マニュアルを策定し、10 月の津波を想定した避難訓練はコロナウイルス感染症の影響で中止を余儀なくされました。本年3月には町職員による2回目の避難所開設実施訓練を行ったところであります。被災地における女性の人権が、緊急課題として国においても国の防災基本計画の修正に盛り込まれたところであります。防災対策の分野への女性の配置の現状について、災害時対応力強化へ女性の視点やニーズ重視に関して、今後の方針についてお尋ねいたします。ハード整備だけではなく、防災対策に女性の視点をより反映させるため、当町における防災活動の中核となる女性防災リーダーの育成も不可欠であると思います。防災分野での女性が活躍することが必要であると考えます。また、被災者の目線に合わせた備えを行うことは極めて重要であり、そのためには避難場での授乳や着替えなどの問題など、きめ細やかな配慮の必要性に気付くことができる女性ならではの視点も生かしながら、よりきめ細やかな災害対策を進めていかなければなりません。地域防災会議の中で女性の声は反映されているのでしょうか。12昨年7月熊本県球磨村特別養護老人ホーム千寿園で入所者 14 名が犠牲になった豪雨災害から1年が経過しようとしています。建物の外へ避難が厳しい状況で、入所者を必死に守ろうとした姿とともに避難計画の不備も浮かび上がっております。避難準備・高齢者等の避難開始を出した7月3日午後5時、千寿園には 10 人以上の職員がおり、村からは電話もあったが職員には伝えられず普段どおり5名体制で夜勤に入り、午前4時 50 分に大雨特別警報が発令され、わずか2時間あまりの午前7時に浸水しています。球磨村によると千寿園がある場所は水防法改正に伴い、最大規模で深さ 10 から 20 メートルの浸水想定地域に入ったが、避難計画に浸水想定は盛り込まれず、年2回の避難誘導訓練でも河川の氾濫は想定されていなかった。避難情報が職員に伝えられなかったことを疑問視され、避難計画で決めた避難準備も生かされていないと指摘を受けております。災害は計画どおりにはいかないことがあると思います。しかしながら、訓練を重ねることで避難計画の精度を上げていく。また、避難に必要な人員や時間などを割り出し、検証しながら実効性を高める必要があると考えます。福祉施設に必要な避難確保計画は要配慮利用施設に作成が義務付けされており、国が示す特別養護老人ホームの設備及び運営基準の第8条に、非常時災害に関する具体的な計画と関係機関への連携及び体制を整備し、定期的に職員に周知しなければならない。第8条の2項に定期的にその避難、救出、その他の必要な訓練を行わなければならないと定められております。予期せぬ災害に対して迅速な判断が必要であり、恵寿荘の避難計画及び避難訓練は万全なのでしょうか。公共施設の老朽化対策でありますけれども、今後町長の公約でもあります国保診療所、恵寿荘の改築は優先課題と認識しております。財源の根拠、内訳については今後説明があると思いますが、町民へ周知、理解の必要性を感じております。改築となりますと国庫補助金の活用や適切な予算の確保を期待します。適正な施設整備に取り組まれることを望みます。その上で、災害における洪水、津波の浸水想定される地域でありますので、公有財産の管理として防災減災の視点から質問いたしますけれども、国土強靱化対策が延長され、緊急防災減災対策事業債が令和7年まで延長されました。社会福祉法人等の福祉法人等における豪雨災害対策に対する補助金が見込まれることから、恵寿荘に防災減災の観点から電源設備の棚上げや止水板、防水扉、避難用エレベーターなどの対策強化が必要と考えます。また、当町には青年の家など老朽化している公共施設が幾つもありますが、緊急防災減災事業債に公共施設等の耐震化も含まれていることから、検討はされているのでしょうか。3点伺います。質問の1点目、地域防災会議の意思決定の場に女性は何名いるのか。避難訓練や避難運営等について、女性の声が十分に反映されているのか。2点目は、恵寿荘の避難計画、訓練やサポート体制は。3点目、国土強靱化対策について緊急防災・減災事業費補助金で恵寿荘の改築計画に豪雨対策補助金の活用をする考えは。また、公共施設の耐震化も含まれているが検討されている施設は。以上、町長の見解を伺います。

答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)

まず、はじめに1点目のご質問、地域防災会議の意思決定の場に女性は何人いるのか。避難訓練や避難所運営について、女性の声が十分に反映されているのかについてお答えいたします。地域防災会議は災害対策基本法に基づいて都道府県や市区町村がそれぞれ設置し、その構成委員の多くは防災に関連する各公共機関などからの推薦で選ばれており、当町の委員も同様であります。現状といたしましては、各公共機関から選出される委員に女性がおらず、当町の防災会議の委員の中に女性がいない状況となっております。一方、過去の震災等において着替えや授乳の場所がないなど、女性への配慮に欠けた避難所の事例が多くあったため、避難所運営に女性の視点を反映する体制が求められております。当町におきましても、避難所運営における女性のニーズの把握を行い、また女性視点の避難所運営の取り組みを行っている先進事例を取り入れるなどしながら、女性が安心して避難できる避難所環境を構築してまいりたいと存じます。次に2点目のご質問、恵寿荘の避難計画訓練やサポート体制はどうかについてお答えいたします。近年の頻発化、激甚化する災害において、高齢者施設が被災する事例が増加しており、令和2年7月豪雨により熊本県球磨村の特別養護老人ホーム千寿園が被災し、多くの入所者が亡くなられたのは記憶に新しいところでございます。当町の特別養護老人ホーム恵寿荘におきましては、新冠町地域防災計画に登載の社会福祉施設等における対策の事項に基づいた、災害時の避難確保対策及び町の防災避難訓練にあわせた避難訓練を実施し、災害時において入所者を守る取り組みを行っているところであります。また、サポート体制についてでございますが、休日及び夜間における大津波警報発令時の初動体制において、本町及び中央町在住の町職員約 40 名が恵寿荘に直行し、入所者の国保診療所2階への避難援助を行うこととしております。また、共同生活施設「あいあい荘」及びグループホーム「ゆーあい天馬」に入居されている方については、公用車による指定避難所への避難サポートを行っております。なお、恵寿荘においては寝たきりの高齢者が多く、避難に時間と人手を要することから、入所者の避難体制の確立に向け、平常時において施設職員の任務分担、動員計画、緊急連絡体制を明確にし、入所者の避難誘導体制に配慮した組織体制の確保に努めてまいりたいと存じます。最後に、3点目のご質問、恵寿荘の改築計画に豪雨災害対策補助金を活用する考えは。また、公共施設等の耐震化も対象にふくまれるが検討されている施設はについて、お答えいたします。政府は令和2年度で期限を迎える強さとしなやかさを備えた国民生活の実現を図ることを目指す国土強靭化緊急対策について、5年の期間延長と 15 兆円の予算の積み増しを行う防災・減災・国土強靭化のための5カ年加速化対策を閣議決定しております。その加速化対策事業におけるメニューにおいて、激甚化する風水害や切迫する大規模地震等への対策として、特別養護老人ホームなどの社会福祉施設の耐災害性強化対策やその他公共施設等の耐震化による地震対策が対象とされております。しかしながら、現在、当町には議員ご提言の特別養護老人ホーム恵寿荘のほか、老朽化に伴い更新が必要な施設が複14数ございますので、各施設の現状を整理し将来を展望した中での方向性や方針を見出した上、優先順位を決定し有利な財源の確保に努めながら具体的な整備計画を策定していきたいと存じますので、ご理解いただけますようお願い申し上げます。

再質問 8番 酒井益幸

引き続き再質問いたします。東日本大震災では女性のための支援に与えられた声に女性特有の健康問題に対する情報提供の少なさや、清潔維持の困難、ニーズに合わせた物資不足などの課題があったということでした。避難持ち出し品としてはバックに入れられるものに、ライフサイクルによって必要なものが変わるなどで、男性に気づかないことが多くあると思います。女性の防災への参加を促すとともに、避難所運営に関してストレス軽減やプライバシー保護を目的として、より一層のきめ細やかな災害への備えを促進することが必要であり、女性視点の防災ハンドブックの作成が必要であると考えます。この女性視点の防災ハンドブックは、女性の支援を行う時に男性の理解を求めていただけるように、避難所にも配備を合わせて要望いたします。改めて見解を伺います。

答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)

酒井議員の再質問にお答えいたします。女性に限らず情報発信することで理解も深まり、不足すると思われる物資等についても、町民レベルで準備いただけるきっかけになればと考えているところでございます。いずれにいたしましても、ご提言の趣旨は大変重要なことととらえておりますので、関係機関や各部署とも協議検討し、実施に向け取り組んでまいりたいと考えますので、ご理解をお願いいたします。

再々質問 8番 酒井益幸

ありません。

出典:新冠町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月18日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる