新冠町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月14日
バス転換を想定した利用者の利便性に係る協議の加速化について
2018年12月14日、新冠町議会の一般質問で、武田修一議員が「バス転換を想定した利用者の利便性に係る協議の加速化について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 武田修一 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 武田修一
議長より発言の許可を得ましたので、私はJR日高線のバス転換を想定した利用者の利便性にかかる協議の加速化について質問いたします。1つ目、町長の行政報告にありましたJR北海道から提案のあったバス転換に係る支援策の具体的内容について伺いたいと思います。2つ目、最終的な交通モードの結論についてはJR日高線沿線自治体協議会において決定する運びとありますが、その結論時期に目途はいつか伺いたいと思います。それから、これは4年前までJR日高線で苫小牧に通院をしていたある町民の声なのですが、JRが不通になって最初は苫小牧の病院にバスで通っていたが、遠回りなどをしながらJRの2倍の3時間もかかってしまうこともあり、病人にとっては本当に辛い。なので、今は仕方なく自動車で通っているが、体調の悪い自分がこの先いつまで運転できるか本当に心配だ。とにかく早くなんとかしてほしいという切実な訴えでもありました。そこで、質問の3つ目、バス利用者ができるだけ快適に時間のロスがなく目的地に到達できるような運行経路の設定。例えば、停留所を各町国道沿いに1箇所程度にするとかもそうでしょう。そういった利便性向上についての議論を速やかに加速すべきと考えますがいかがか。この3点につきまして、ご所見を伺いたいとおもいます。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
武田修一議員からご質問の、バス転換を想定した利用者の利便性にかかる協議の加速化についてお答えいたします。まず最初に、JR北海道から提案のございましたバス転換に係る支援策につきましては、8項目にわたり示されてございまして、1点目、国・道・町が補助するバス路線への町負担分の一定程度の支援、2点目、列車運行時と同等以上のバス運行便数を確保するための支援、3点目、定期差額運賃の一定期間の補てん、4点目、用地及び施設の無償譲渡による、例えばサイクリングロード等での活用、5点目、観光送客への支援、6点目、所有する社宅の自治体への寄贈または貸与、7点目、鉄道公園等の駅舎周辺整備への協力、8点目、鉄道用地を活用して行う地域振興のための整備費用の一部補填となってございます。町長会議におきまして、具体的な内容の説明を受けた中では、バス路線に対する補助については収支想定によりバス運行開始後18年間の自治体負担額への支援を行なうこと、列車とバスの定期料金との差額支援については廃線した時点の在校生が卒業するまで続けること、ニーズにあわせ大型・中型・小型バス等の導入を図ること、鉄道用地などをまちづくりに活用する場合に自治体へ無償譲渡するなどの考えが示されてございます。次に、最終的な交通モードの結論時期に関しましては、交通モードの絞り込みを町長会議で協議、検討を進めてまいりまして、JR日高線沿線自治体協議会において決定する運びとしてございまして、本年11月までに結論を出32す方針のもとで各町長とも共通認識を持ってこれまで鋭意協議を進めてまいったところでございますが、日高線の存続につきましては非常に大きな問題でございまして、JR北海道幹部や道庁担当部局、北海道運輸局における考え方や情報交換などを踏まえた中で慎重に協議、検討してございましたし、また国における支援策の全体像が明らかになっていないことから、鵡川・日高門別間の財政負担の在り方に加え、同区間における乗車密度の捉え方から路線維持線区への転換の可能性などの協議に時間を要していたこともございまして、日高線全線復旧は諦めざるを得ないと町長会議で判断はしてございますが、交通モードの最終結論には至っていない状況でございます。交通モードの絞り込みにあたって、日高地域に一部でも鉄路ということで、被災の少ない鵡川・日高門別間の鉄路復旧を強く望む意見もございますことから協議を重ねてまいりますが、多額の財政負担が求められているところでもございまして、年内の町長会議は国の来年度予算案が固まるとともにJR北海道に対する支援策が見えてくる時期を考慮いたしまして、今月下旬にも開催する予定としてございます。JR日高線が不通となって4年近く経つ現状におきまして、私はスピード感を持って対応しなければならないと考えておりますが、各町のおかれている状況も異なっておりますし、結論時期についての共通認識も得られていないことから、現段階で最終結論の時期につきましては、公にできることは持ち合わせてございませんので、ご理解をお願い申し上げます。3点目のバス運行体制について議論の加速化についてでございますが、先程も申し上げました通り、交通モードの最終結論に至っていないことから具体的なバス運行体制に踏み込めない状況でございます。JR北海道からは、バス転換した場合の公共交通の利便性、効率性に向け国道を直行するルートや快速便の設定による所用時間の短縮、バス停留所での運行情報提供、札幌や新千歳空港など主要ターミナルへの直行便設定、乗車人数に合わせた車両やバリアフリー車両の導入、通学生や住民の利便性向上のため高校への乗り入れ、病院、商業施設付近への停留所設置、JR日高線は様似町までとなっておりますが、えりも町までの乗り入れを検討していることなどの考え方が示されているところでございます。新たな交通体系の議論を加速しなければならないというご指摘は受け止めなければならないと思ってございますが、交通モードの選択肢でございます鵡川・日高門別間の鉄路復旧が可能であるかの協議を行い、管内として交通モードの絞り込みを進めてまいりまして、最終的な結論を出した後に利便性の向上を図るための公共交通体制の協議を加速してまいりたいと存じます。
再質問 7番 武田修一
様々な難題が存在することも理解はしておりますが、特に②については明確な答えが得られないという点が残念なところであります。ここまでは、どちらかと言えば現状に対する質問でありましたが、再質問として将来に向かっての質問をしたいと思います。道南バスや代行バス運行のJR北海道と協力をして、バス利用者数などの状況調査をし、現状の把握をすることはもちろんのことですが、これからの新冠町の5年後、10年後、20年後、さらにその先にどのような未来を予測し、私達はどのような選33択をし、何をどうしていけばよいのか町民と共有をしながら財政面、あるいは少子高齢化や人口減少を考慮した計画的な取組みと、将来に向けての公共交通の在り方を早急に考えることがまさに今求められているのだと私は考えます。そして、それと同時に日高管内の町長会議等の場においても、あるいはそういった会議の場を日高の未来を考える会という名前に座を改めてでも鳴海町長が先頭に立って、この議論をスピード感をもって前へ進めてほしいと願っているところであります。町長のご所見をお伺いします。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
武田議員の再質問にお答えいたします。経緯、経過につきましては、行政報告、並びに武藤議員のご質問にお答えしたところでございますが、先の全員協議会でも申し上げましたとおり、今後におけるJR日高線に取組む私の姿勢といたしましては、JR北海道が国に対し鵡川・様似間に支援を求めないとしており、地財措置の行き先も全く見えないこと、仮に鵡川・門別間の鉄路復旧に地財措置がなされたとしても、鉄路が存在しない当町の毎年度の維持経費を負担し続けることは、金額の大小を問わず私自身すべきではないと思っておりますし、町民からも理解を得られないものと判断しておりますので、その信念のもとスピード感をもって残された取捨選択に臨んでまいる所存でございますので、ご理解をいただきたいと思います。