中頓別町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月8日
して新型コロナウイルスの感染対策について
2021年9月8日、中頓別町議会の一般質問で、宮崎泰宗議員が「して新型コロナウイルスの感染対策について」質問し、町長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 宮崎泰宗 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 宮崎泰宗
受付番号3番、議席番号4番、宮崎です。今回も1点目として新型コロナウイルスの感染対策について、北海道が3度目の緊急事態宣言を迎えてということで伺いたいと思います。新型コロナウイルスの感染状況について、6月には一時1,000人を下回る日も見られた一日の国内新規感染者数は、東京オリンピックの開催前から再び増え始め、7月に入り初めて1万人を突破し、8月には2万人を大きく超え、ワクチン接種が本格化する中、重症者数等でも過去最多を更新するなど、これまで以上の勢いで感染が拡大しております。8月27日からは、感染状況が高い水準にある北海道に対しても再度の緊急事態宣言が発出されることとなり、宗谷管内でも感染者の確認が続いておりますが、中頓別町としては三度の緊急事態宣言下でどのように対応していくのか。町職員や町民への行動制限についてはいかがお考えでしょうか。既に町内消費は冷え込んでおり、飲食店などでは再び時短営業等を余儀なくされております。町民同士の町内での消費活動については、感染地域などとの一律ではない柔軟な対応も必要ではないでしょうか。管内の感染例からも、感染リスクが高いのは感染拡大地域からの人流によるものであると思いますが、コロナ禍でも町外部との接触機会を町内で最も多く有しているのは行政であり、町の事業や職員の出張等についてはどのように対応されるのか。不要不急なものも多いと思いますが、いかがでしょうか。事業を担当する部署によっても対応が違う印象を受けますが、整合性は取れているのか。また、町内で感染者が確認されたときの対応として、感染者本人の承諾がなければ、役場では把握していても防災無線等で町民に知らせることはできないのか。そもそも感染者が確認されたことだけを知らせることに対して本人の承諾は本当に必要なのか。それだけでは誰か特定されるものではないと思いますが、いかがでしょうか。中頓別町でもこれまで2例ありますが、町の対応に疑問を持つ声も少なくありません。感染経路や行動履歴などは町のほうで把握できているのか。身近で感染したことを知るか知らないかでは気をつけ方に天地の差があると思いますので、この点についても伺います。
答弁 町長 小林生吉
宮崎議員の3度目の緊急事態を迎えての質問にお答えをしたいと思います。緊急事態宣言下においては、北海道における緊急事態措置の要請や協力依頼に基づき対応しております。町民への行動制限については、日常生活においての3つの密やマスクの着用、手洗いなどの手指消毒などの基本的な感染防止対策の徹底を引き続き継続するとともに、旭川市や札幌市等の特定措置区域や道外との不要不急の往来を控えること、不要不急の外出、特に20時以降の外出や週末の外出を控えること、黙食の実践などをお願いしているところであります。町職員の行動制限に関しましては、北海道からの要請を遵守するよう通知しております。住民の皆様に周知している感染防止行動を基本とし、重点措置区域へのどうしても必要な出張以外は自粛とし、帰町時に簡易抗原検査あるいはテレワークを実施することとしております。また、町外業者との打合せに関しましても必要最小限、短時間とし、執務室内には招き入れず、町民ホールのスクリーン越しに打合せをするなど感染防止行動の徹底を図っております。なお、事業の内容によっては、PCR検査あるいは簡易抗原検査を行ってから町との打合せ等に臨んでおられる業者の方もおり、そういった部分で相違を感じられるのではないかというふうに思われます。職員への周知は、所属課長から説明を行うとともに、各課での対策に相違が生じないよう、全職員に職員端末によるインフォメーションにて周知を行っており、これまでに35回の本部通達を行っているところであります。北海道における緊急事態措置の内容は、特定措置区域と一般措置区域とに分かれており、北海道の中でも感染地域とその他の地域では一律ではない対応が行われています。中頓別町は特定措置区域ではありませんが、宗谷管内で毎週数名の感染者が発生している状況を踏まえ、北海道の感染状況の減少が見られるまでは感染対策を緩めることなく対応してまいりたいというふうに思います。感染者に関する情報は、北海道が管理をしております。中頓別町が独自で公表する際は、必ずご本人の同意をいただいた上でということにしております。なお、北海道は6月から、週ごとに感染者数の状況を市町村単位で公表する方法に変更しております。北海道のホームページや新聞で週ごとの中頓別町の感染者数を把握することができます。新型コロナウイルス感染者への感染経路や行動履歴の調査は、北海道が行っております。町は、基本的に北海道が公表した内容以外は把握することができません。町や事業主が調査に協力することで情報を得ることはありますが、その場合は守秘義務が課せられます。調査の結果、感染者との接触が疑われ、保健所によるPCR検査を必要とする方には、感染者本人または保健所から連絡が行くようになっております。なお、市中感染やクラスターの発生が予期される場合には、北海道の協力を得ながら、町民の皆様に速やかにお知らせをし、必要な場合は行動制限を含めた感染対策の徹底をお願いをしてまいりたいというふうに考えております。
質問 4番 宮崎泰宗
新型コロナウイルスの感染状況の現状については、この質問を通告する頃はかなり状況が悪かったのですけれども、今北海道であるとか東京であるとかという緊急事態宣言が出されている地域については落ち着いてきたような印象があります。ただ、今まさに緊急事態宣言下でもありますし、そういう主な感染地域ではないところの感染も多くて、いまだに一日の感染者でいうと1万人を超えているような状況にもありますので、気をつけていかなければいけないなと思います。詳しくいろいろお答えいただいているので、ちょっと細かいところになってしまうかもしれませんけれども、再度少しお伺いできればなと思います。町民の皆さんへの行動要請ということについては、基本的に前回の緊急事態宣言のときと同じような内容になっているのではないかなというふうに思うのですけれども、町職員の方々の行動制限的な部分について部署によって違いがあるのではないかというようなことを6月定例会で伺った点について、今回ご答弁にありますけれども、相違がないようにたくさん通達等を行われているということで、前回の意味合いとしては、部署によって町民同士の町内での会食であるとか外食であるとかというのが同居家族でなければだめだよとか、同居家族でなくてもいいよとか、何かそういう差があるのではないかという意味合いだったのですけれども、何となく今回は、恐らく主に政策経営室のほうかなと思うのですけれども、職員の方で全戸にお知らせ、皆さんに対するお願いという黄色い紙、私どもに届いていますけれども、配布されたと思います。その内容を見ると、何となくなのですけれども、4人以内であればというところで、同居家族とかということではなくて町民の方同士4人以内であればというようなことで統一されたのかなという印象を受けたのですけれども、この点については実際そのような対応になっているのか、まず1点伺いたいと思います。それと、職員の出張についても、特定措置区域への不要不急の用務については控えるようにしているというようなご答弁をいただいています。町長も、緊急事態宣言なのか、そうでない期間なのかとかというのは分からないですけれども、この間例えば札幌市などへ出張されることなんかもあると思うのですけれども、どうしても必要な出張には行っていますというような内容だと思うのですけれども、そういう出張とそうでないものの違いというのはどのように判断されているのでしょうか。例えばこういうものなら行く、こういうものは行かないという判断を、例えば具体的な例とかあれば、ちょっと教えていただけたらなというふうに思います。それと、各部署が担当する事業の関係については、中にはPCR検査などを行った上で町外の業者と接しているものもあるというご答弁いただいたのですけれども、PCRなり抗原検査というのはどの時点で行われているものなのでしょうか。例えば中頓別町に来てから行っているのか、地元にいる段階で行っているのか、中頓別町に来てからやっていただくというのがより安全だとは思うのですけれども、この点についても伺いたいと思います。それと、これもご答弁の中にもあるのですけれども、ちょっと相違を感じるという点については、これについては今の検査の関係というよりは、例えば町内の多くの公共施設等で休館などの措置が取られている中で、行事であるとかイベント、そういったものが予定どおり例えば実施、開催されているものもあれば、開催されなくなったものもあると思います。屋内だけではなくて外の行事についても、なぜこれは開催されなかったのにこれは開催したのかというような、この辺のさじかげん的な部分についてはいまだによく分からないところもある印象があるので、どのように判断されているのか。町内の状況などから実施できるという判断をするのであれば、町民の皆さんに分かりやすくある程度統一すべきだと思いますし、できることなら最低限緊急事態宣言下においては全て延期するであるとか、違う形で開催するなどの対応を取ったほうがいいのではないかなと思うので、この点についても伺いたいと思います。また、後段の部分になりますけれども、過去に中頓別町でも2例の感染が確認されているということから、感染対策として、ここが一番伺いたいところではあったのですけれども、感染者の確認の周知についてです。日本全体でいっても、世界的に見ても日本で感染が拡大しているというのは、接触の情報というのが今まで少ない。それに伴って、積極的な検査につながっていないということが挙げられています。前にも町長に申し上げましたけれども、台湾の取組とか、台湾も一時ちょっと増えたりしましたけれども、積極的な接触情報の提供、検査数、こういうことで感染を抑えていたというところがあります。こういうことでいくと、感染者が近くにいても最低限の情報も与えられなければ、ふだん以上に感染リスクが高い状況にあるのにそれに対して気をつけるすべがないなというふうに感じます。状況はふだん以上なのに、ふだんレベルでの生活をしているということになります。この点、ご答弁でいくと感染経路と行動履歴については自治体は基本的に把握できないというような印象を受けたのですけれども、実際そういうことになるのか。これは、例えば一般の住民の皆さんと同じレベルの情報しかないということになるのか。また、地域の中で感染者が確認されて、こういう方が感染されましたということだけは分かるのか。過去2例については、早い段階で町のほうでも把握できていた印象があるので、恐らく行政には保健所などから、その点についてなのですかね、情報が入る仕組みがあるのかなと思うのですけれども、本人の同意がなければ、本当に関係者以外で知っているのはそうだとしたら行政だけということになるのか。知っている人だけはふだん以上の気をつけ方ができるということは、あまり意味のあることではないのではないかなというふうに思いますし、意味の薄さで言うと、これもご答弁の中にあるのですけれども、1週間の市町村別感染状況というのが始まって、私自身も毎日の宗谷管内の状況なんかを気にしていますけれども、これも始まってから毎週確認しています。ただ、一番新しい情報でも前の週の日曜から土曜日までなのです。だから、長いところでいうと1週間以上前の情報ということになりますし、月曜日だったり、その前の日の日曜日に確認されたことというのは次の週の月曜日にならなければ分からない。いつもこれを見て、ただただ古い情報を知るということ以外に何の意味があるのだろうなと思って見ているところがあるのですけれども、町長、これについてはどうお思いでしょうか。これは感染対策になっているのでしょうか。この点を伺いたいと思います。あと、周知の関係なのですけれども、できることは本当に自治体としては少ないということであれば、町が感染者が確認されましたということを把握した時点で瞬時に感染者の方に最低限の情報を住民に伝えさせてほしいとお願いをするだとか同意を求めるということができるのであれば、それに努めていただくしかないというふうに思うのですけれども、この点では過去2例についてどのような対応になっていたのか。1例目と2例目で、公表というか、質問でも申し上げましたけれども、公表というほどの情報ではないような気もするのですけれども、町内周知までの時間に結構差があったのではないかなというふうに思いますので、お答えできる範囲で町として取ることができた対応についてもお伺いできたらなというふうに思います。
答弁 町長 小林生吉
答弁漏れがあればご指摘ください。まず、会食の関係なのでありますけれども、道からの要請内容というのは4人以内等となっていまして、ここはいろんな解釈の余地があるのかもしれませんけれども、町としては職員に対してはあくまでも4人以下で、かつ家族やふだん一緒にいる者とということで通知をしているということです。だから、4人以内であっても、札幌市から来たとか、そういう人との会食というのは避けるというような考え方で、ふだん一緒にいるということ、職場だったり家族だったりというような、それで4人以内ということをしっかり守るということでお願いをしているということであります。それと、出張の不要不急かどうかというところはなかなか判断が難しいところもありますけれども、職員はほとんど行っていないというのが実情だというふうに思います。私に関して言うと、例えば町村長の役割分担みたいなもので私自身が役員を担っているようなものであれば行かざるを得ないというふうに思っていますし、管内の町村長で道や国に対して要望活動をするというようなことにおいてほかの町村長と一緒に行動しなければならないものについても行くと。これは札幌市だけでしたけれども、東京は結局は文書による要請ということにとどめているということであります。あとは、単なる研修とか挨拶回りとか、そういうものは全て自粛をしています。あと、1回だけ東京に医師の確保の関係で、これはどうしてもという思いがありましたので、行ってお願いをしてきたという経緯が、行政報告した勝谷先生の関係については東京でお会いをしています。その際は、基本的には濃厚接触を全て避ける対応を取っていますけれども、市中感染とかというような情報もありますので、旭川市に着いてからちゃんと病院でPCR検査を受けて、結果が出るまで町内に入らないでというような対応を取らせていただきました。あと、PCR検査や抗原検査について、抗原検査については結果が出るのが早いので、到着してからということでやってもらうのがいいというふうに思いますけれども、PCR検査の場合は午前中に受ければ午後には結果が出るということでありますけれども、東京の出発前とか、そういうタイミングで、その後ほかと接触しないというような状況の中で受けていただくケースもあれば、こちらに来てからというケースもあるかなというふうに思います。あと、公共施設の管理を原則閉鎖しておきながら、行事等の取扱いについて実施しているものとしていないものとが分かれて、そこが分かりにくいのではないかというご指摘でありますけれども、通年で開催しているような教室等については基本的にはこの期間についてはお休みをしていただくというような、あと行事等の延期、要するに緊急事態宣言が解除された後まで延期できるものについては延期等の措置を取るというようなことも考えてもらうというような形になっているというふうに思います。あと、開催するということについては、先般も町民駅伝大会を開催していますけれども、これは教育委員会のほうで道教委の通達等も踏まえて、病院の院長などにも相談をして、参加者は町民に限るということであったり、全て屋外で行われる、しっかりとした感染対策を取れるというようなところを確認した上で、医師の助言をいただいた上で開催をしたというような中で、子供たちも日々練習をして、その成果を発表する機会ということでありますので、教育委員会としても何とか開催をして、子供たちの努力に報いるというようなことで開催になっています。決してばらばらに対応しているということではなくて、対策本部会議の中で行事の取扱い等について考え方を確認した上で、先ほどの町民駅伝もそうでしたけれども、その中で一定の説明と協議、了解をした上での開催をしているというようなことでの対応とさせていただいているということであります。あと、感染者に関する情報でありますけれども、これは恐らく都道府県ごとに対応が違うのだと思います。テレビの報道なんかを見ていると、保健所のない市などでも感染者への支援とか、そういうことを保健所と連携して取り組んでいるというような報道も散見しておりますけれども、北海道に関して申し上げるとあくまでも感染に関する情報は北海道に限って持っているということであります。それで、本町で2件、報道、町民への周知をさせていただいていますけれども、いずれも感染された方の職場であったり、あるいはご本人からのご連絡があって、その上で我々も初めて分かっておりまして、その上で、例えば1例目については広域の団体でしたので、猿払村のほうの対応が先にあって、その後の濃厚接触からの感染ということだったので、猿払村の例を参考にしながら、いただいた情報を基にご本人へ確認を取っての周知だったということであります。2例目につきましては、ご本人から私に直接お電話がありまして、その際に私のほうからも町名の周知についてのご確認をさせていただいて、本人もぜひそうしてくださいということでございましたので、そのようにさせていただいていて、町としても積極的に情報を収集するとかというようなことも基本的にはできない仕組みにはなっているのかなというふうには思います。ただ、実際のところ町内で感染者が出た場合、保健所が来てとか、その段階で町民の中にうわさが立ったりとかするという現実もありますので、町としては得られる情報は得た上で、町民に注意を喚起するということに向かって最大限努力したいという考え方は基本的に持っております。それはそうでありますけれども、だからといって全ての情報が町に入るというものではないということはご理解いただきたいというふうに思います。その2件については、管内での発生とかということでの情報もあって把握できるようになっていますけれども、正直本当にこの2件だけなのかどうかもはっきり分からないわけです、我々も。ご本人が知られたくないと言って、分からないままでいる情報があるかもしれませんので、多分それだけだとは思いますけれども、確実にそれだけと断定できるということでもない。情報についてはそういう状況なのだということは、ご理解をいただきたいと思います。町村別の週1回まとめての公表についてで、こういうような対応で十分町民に注意喚起できるのかというご質問でありました。市町村長の全てではありませんけれども、それなりの数の首長からは、やはり市町村への情報提供をすべきだということを道に対して申し上げてきている経過があります。その中で、全く情報提供しないということではなくて、結論としては今あるような情報提供にとどまっているというのが現実だということで、この先まだ感染が拡大していくということであれば、振興局長とも情報交換できる機会があれば、そういったことも改めてまた要請していくとかということについて考えていきたいというふうに思います。大体答えたと思うのですけれども、もしあれば。
質問 4番 宮崎泰宗
全てお答えいただきました。今お話を聞いていると、ちょっと意外だったなという印象、後段のほうの感染の情報の関係です。意外と行政のほうでも決まった仕組みではなくて、何かアナログ的な感じで、町内の人づての情報とか、そういう感じで知ったりとかという、ご本人からとかというお話がありましたので、ちょっと意外だなと思いました。今日本で見ると、先ほども申し上げましたけれども、少し感染状況は落ち着いてきていますけれども、町長からも今ご答弁ありました。都道府県で対応が違ったりとかということもあるようなので、この辺は日本全体としても統一して、都道府県もそうですし、各市町村の権限であるとかできることというのを増やしていかないと、なかなか本当の終息というふうには至ってこないのではないかなと思います。中頓別町は幸い感染拡大ということにはなっていないので、今後についてもまた感染者が例えば確認されたとしても、できる範囲で感染がそれより拡大しないような取組なり対応というのを考えていったり、取り続けていっていただきたいなというふうに思います。この質問については、以上とさせていただきます。それでは、2問目として、長寿園に対する運営費支援は町民の理解を得られる形でということで伺いたいと思います。これまで行政は、南宗谷福祉会への支援を施設整備などにとどめ、直接的な運営費への支援については慎重な姿勢を見せておりましたが、6月定例会終了後、特に長寿園の経営が著しく悪化していることによる内部留保の減少など苦しい運営が続いている法人に対し、運営費支援の意向が小林町長から示されたことから、常任委員会で調査を行うことといたしました。調査の中では、このままでは今年度の運営も見通せなくなる状況となっておりますが、町内の雇用や施設利用者の生活を確保するためにも、長寿園は本町の高齢者福祉にとって欠かせない施設であることから、運営費への補助に対する一定の理解はあったものの、民間企業に対する運営赤字の補填、経費への直接的な支援は最終手段であり、一法人に対する支援としては理解しがたいという町の声もありますので、次の3点について伺いたいと思います。1点目、本定例会において社会福祉法人南宗谷福祉会に対する運営補助金として3,000万円の補正予算が計上されておりますが、法人に対してはこれまでも施設整備や人材確保などへの支援として長寿園だけで見ても優に12億円を超える町補助金が投入されてきている中で、さらに赤字補填を受けるという経営の在り方は指定管理や委託などの公営的な運営に等しく、町と法人は今後どのように町民の理解を得ていくのか。2点目、長寿園では介護職員の不足などから入所者の定員を埋めることができず、町民でさえ希望しても入所できない状況にあり、運営費支援を受ける上では、この解消に加え、積極的な町内消費、入札等による経費削減、自己資金の捻出など大幅な経営改善を町としても強く働きかけていく必要があると思いますが、いかがでしょうか。3点目、今回の民間企業に対する直接的な赤字補填は、今後の前例となります。本来どの事業所も町にとって欠かせない存在でありながら、一つの法人だけを特別扱いし、町内の他の業種を減少させるようなことはされないと思いますので、民間企業全体に対する支援制度として確立する考えについても伺います。
答弁 町長 小林生吉
宮崎議員の長寿園に対する運営費支援等についてのご質問にお答えしたいと思います。最初に、法人の運営で赤字が生じた場合に直ちにそれを町が補填するという考え方を持っていないということを申し上げておきたいというふうに思います。まず、1点目についてですが、補助は法人として最大限努力をしていただいた上で、法人の努力ではどうにもならない事情に起因する場合に初めて行うという考え方に立っています。具体的には、入所を希望する人がいないため稼働率が低くなってしまった場合や募集しても介護職員が確保できず、基準となる職員数を下回るため、やむを得ず入所者を抑制せざるを得ない場合などを想定しています。そうした議会や町民にもご理解いただける基準を整備した上で、これらに該当する場合にのみ補助をするということを原則としたいというふうに考えています。2点目ですが、現状というか、これまでというふうにご理解いただきたいと思いますけれども、入所者数に対して基準となる職員数を超えて職員が配置されているにもかかわらず、入所させられていないという認識をしています。これまでもその点について説明を求めてきていますが、私としては理解できる回答を得られないできていたということであります。この点が改善されるか、あるいは理解できる説明がされることが補助の要件になるというふうに考えています。施設運営改善への支援のため、昨年から経営分析や内部のヒアリングなどを行ってきています。新型コロナウイルス感染症対策下で思うように進捗していないところがありますが、ご指摘のとおり、町としても強く働きかけていきたいというふうに考えています。なお、困難となっている人材確保については、離島などの例も参考に、看護職だけでなく介護職等も人材派遣活用に要する経費を助成していきたいというふうに考えています。3点目についてですが、公益性がどれだけ高いか、その場合において赤字となっている原因がどうなっているのかを踏まえなければ補助はできないという考え方に立っています。社会福祉法人のような公益性が明らかな事業者に限らず、町民が生活する上でなくてはならない事業に対しては、町が存続を働きかけていく必要な場合があると考えています。民間事業者全てを対象に運営費の助成をすることは難しいと思いますが、事業を継続させるための設備投資などを対象としている現行の支援制度について見直しを含めて、継続をした上で積極的に活用いただけるよう運営してまいりたいというふうに考えています。
再質問 4番 宮崎泰宗
それでは、再質問させていただきたいと思いますが、この件については先ほど髙橋議員も質問されていましたし、今の私の質問と、この後星川議員も質問される予定になっていると。今回3名が本定例会で提案されている長寿園の運営補助について、それぞれの視点であるとは思うのですけれども、全部重要ですけれども、その中でも特に重要視される案件であるということが言えるのかなというふうに思います。私の質問に対する答弁としては、今回のご答弁の前置きの部分にかなり集約されているような気がご答弁いただいてしたのです。赤字だからといって直ちに補助する考えは持っていないということで、確かに前期までの時点でも既にその前から赤字運営に陥っていながら、直接運営費としての補助はしてこなかったわけですが、実際今回初めてそこに踏み込んだ提案をしなければならないような状況まで来たという判断になったのかなというふうに思います。必ずしも補助するわけではないと言いながらも、長寿園の経営がこれだけ悪化している状態で、今回を含め、今後においても果たして補助をしないという選択肢が今後再度生まれることはあるのかという点、星川議員の質問の内容を見ると重なってしまうかなと思うので、申し訳ないところがありますけれども、私の1点目も含めてですけれども、例えば長寿園の経営が今後短期間で劇的に改善する、あるいは長寿園、厚生園であるとか法人のどこか一部門だけでもさらなる努力によって内部留保が増加するというようなことがあれば補助の必要はなくなるというふうに思いますけれども、今回常任委員会で調査させていただいた長寿園のここ最近の経営状況にしてもそうですし、増改築のときに伺った状況などから考えても、やっぱり5年から10年ぐらいの中長期的な取組がちょっと不足していたのではないかなというふうな印象を受けますので、今期であるとか次期までにというような短期間で改善できる状況にもないと思います。長寿園はもちろん、厚生園やほかの事業を含めて、法人がそれぞれの施設や事業でそれぞれに努力されているということは分かります。でも、これが例えば改善の兆しや努力というものが現状においても全く見えなかったとしても、町の補助がなければ中頓別町唯一の老人ホームの機能が停止してしまうとしたら、そのときどうしますか、支援しようと結局するのではないですか。例えばで支援しないとしたら、その場合は町直営、または指定管理、委託というような形を取るということになるのか、または公募などによって運営を継続できるような他の法人等を探すというようなことも視野に入れているということになるのか。その場合はですよ。議会や町民の皆さん、民間の方々に理解していただけるような基準を設けてということもご答弁にありますけれども、このような状況というのは正直もともと全く想定されていなかったというふうに思います、当初は。今の状況に合わせた基準であるとか考え方のこじつけだけではなかなか理解は得られないと思いますが、この点について再度いかがか。また、2点目についてです。これはちょっと私の認識と違いがあるのかもしれないのですけれども、入所者に対する職員数が基準を超えているというのは養護のことですか。養護については、入所の需要が低下して定員割れしているというふうに調査の中でも伺ってきたかなと思います。養護がさらに重度化によって職員を加配しているというふうに伺っているので、どちらかというと私がここで言っているのは、2点目で言っているのは、需要が高まっているのに職員の不足で定員割れを起こしている特養の状況というのを、例えば養護からの重度者の受入れという点も含めて、こっちのほうが急いで解消を求めていく必要があるのではないかなというふうに考えるところなのですけれども、この点について確認も含めてこれについてもお伺いしたいと思います。また、それに加えて、先ほどの常任委員会の報告でも報告させていただいた内容とほぼ同じようなものなのですけれども、一般質問の中でもそれに加えて積極的な町内消費であるとか入札等による経費削減、自己資金の捻出などの働きかけについてはどのようにお考えになられているでしょうか。常任委員会の調査の中でもこの辺のことをお伺いして、伊藤施設長のほうから、みだりに寄附や出資を求めるようなことはできないということをお伺いしたので、それはそうだと思うのですけれども、広くではなくて、内部的には自己資金の捻出というところです。できることではないかなというふうに思うところもあります。例えば経営者として今の理事たちに、ご出資なり寄附をしてくれる、自己資金を捻出するということを依頼するであるとか、ほかの法人で例えば、高額所得者とかになると思いますけれども、医師が法人を運営しているとか、そういう寄附をしてくれる方に理事になってもらうであるとか、そういうことも自己資金という点では求めていく必要もあるのではないかなというふうに思うのですけれども、この点も含めて伺いたいと思います。それと、その後に、看護師だけでなく介護職の派遣に関する費用についても助成していきたいというふうに今回のご答弁であります。これについては、比較的分かりやすい支援かなというふうに思います。派遣の費用、来てもらって、働いてくれた分だけというのが、それはすごく分かりやすいと思うのですけれども、これまで職員の関係でいくと資格養成についての支援が行われてきている中で、例えば例としてなのですけれども、資格を取るのに助成をして、資格を取ったのだけれども、実際は就職しないとか、資格を取ってすぐに退職というような例というのはあるのでしょうか。また、その場合、本人への養成費用の返還義務とかというのは設けられているのか。設けられていて、そういう例があったとしたら、実際に返還されたりということがあるのか。これについても改めて確認で伺いたいと思います。最後、3点目についてなのですけれども、私の視点としてはこれが一番気になるところで、ずっと申し上げていますけれども、長寿園ももちろんだし、長寿園と同じように基本的に町内に必要のない事業所なんてないと思うのです。公益性ということでいうとどうかなという事業もあったりもしますけれども、町内の雇用であるとかということを考えれば、なくなっていい事業所なんて一つもないわけで、先ほどの質問と重なるところであるかもしれませんけれども、コロナ禍というのがまさにいい例だと思います。コロナ禍の影響でいえば、福祉施設以上に飲食店をはじめ他の民間事業所のほうが大きな影響を受けています。これは、経営者の努力だけではどうにもならない。減収であり、例えば営業収益でいったら赤字というようなことにもなっているかもしれない。これは、災害であるとか社会的要因によって、努力していてもどうしようもない状況というのが今まさにそうだと思うのです。そういう中で、例えば支援を求められたとしても、長寿園は助けるけれども、ほかの事業所は助けないのですかという町内全ての民間企業に対する根本的な考え方についても再度お答えいただけたらなと思います。今の長寿園の状況だけ見れば、支援するなと言う人はあまりいないと思う。ただ、民間からすれば、事業所同士の兼ね合いだったりというところで、何で長寿園だけなのだ。これは一般財源で3,000万円ですよね、町費ですから、やっぱり規模に合わせて平等に、そういったほかの民間企業に対する運営支援の制度も私は考えるべきではないかなと思うのですけれども、この点についてもお伺いしたいと思います。
答弁 町長 小林生吉
1点目のご質問は、いろいろ基準を設けてということになっても、最終的に長寿園が存続できるか、できないかというふうに至ったときに、赤字を補填しないという選択はあり得るのかというご質問だというふうに思いますけれども、長寿園というか、町内の特別養護老人ホームがなくなるということは絶対あってはならないというふうに私は認識をしておりますので、そのためのあらゆる努力をすると。まず、第1には、当然今運営されている法人が自立して経営できるというところが前面ということになるというふうに思いますし、今段階でそれが駄目だった場合という想定は持っておりません。まず、そこに全力を尽くしていきたいというふうに考えております。その経過の中で、後ほどの星川議員の質問にかぶるところがありますけれども、全ての選択肢ということ、それ以外にないということではもちろんないというふうに思いますけれども、第1の選択肢を全面的に進めていくというふうに徹したいという考え方を持っております。それと、職員の基準に関して、私は特養のことを申し上げています。特別養護老人ホームの入所者に対しての介護職の基準からいうと、これまでも実際に入所されている人の数よりも多く職員が配置されているというふうに認識しています。以前も、もう二、三年たちましたけれども、近隣の施設なども調べてみましたけれども、長寿園の人的配置はそれなりにされていると。にもかかわらず、その数だけを見れば入所できるのではないかと思う入所者以外の方の入所を受け入れられていなかったというようなことがあるというふうに認識をしていまして、それらについての説明を求めてきていましたけれども、昨年度までに関しては私は、先ほどの答えでもありますけれども、明確にお答えをいただいていないというふうに認識をしておりますし、そのことも町として支援できない理由になっているというふうに思っていました。今年になって施設長も替わられて、一生懸命改善に向かって努力をされているというふうに認識をしておりますし、しっかりその辺、少し実情も、経験年数の若い職員だったり、高齢で当直に入れないとか、そういったような説明も受けておりますし、ただそれだけではなくて、職員の中で話をして、受け入れる数を増やしていくとか、シフトの問題とか、そういった改善に取り組もうというふうな姿勢が今見られているというふうに私は認識していますので、その中で説明が可能になっていくのではないかというふうに期待をしているということであります。これは職員の数の問題だけではなくて、入所者の状況などにもよりますので、それらを含めてしっかり町としても把握をした上で、もっとこうできるのではないかとか、そういったことも、先ほどもお話ししましたけれども、コンサルティングも行っていますので、我々では保健福祉課の職員としても、より専門性の高い福祉の事業所の方のほうが熟知されていますので、それ以上の知見があるわけではもちろんありませんので、外部の助言も含めて受けながら、改善に向かっていい答えを見つけるように共に努力したいという考え方に立っています。あと、経営努力全般に関して、自己資金の捻出とか、寄附を集めるとかというお話もありました。今法人の理事長も含めて大変強い危機感をお持ちになっていらっしゃるというふうに認識をしておりますので、施設の常勤の職員だけではなく、理事の皆さんともぜひ意見交換するような機会も持ちながら、どういうことが可能なのかということについてしっかり協議をしていきたいというふうに思います。理事の皆さんがお金を出すとかというのは難しいのかなというふうには思いますけれども、一番は入ってくる収入で経費を賄える体制に持っていくということだというふうに思っています。長寿園の場合、少なくとも施設の設備に関して町のほうでほとんど全て出していますので、そういった負担がない分をうまく生かして、今言った経営的な自立がかなうような形になればいいのではないかというふうには期待をしているところであります。あと、介護職の派遣費用の関係、私もちょっと不明だったのですけれども、近隣の町村の中でもやっぱり人材確保が難しくて、ほとんど派遣で介護職を賄っているという施設がございまして、そのために派遣会社にお支払いする費用が人件費のほかにもあるので、それをまちのほうで負担しているというお話を聞きましたので、今介護職の数が足りていないということであれば、そういう制度も積極的に活用していかないと人材確保は難しいだろうということから、私のほうからもご提案をさせていただいて、もしそれで人材の確保がかなえば、出た分については町のほうでも助成を議会と相談させていただきたいということで今いると。それについては、施設のほうでも既に取り組まれているというふうに、まだ入ってはいないかもしれませんけれども、それに向かっての準備をされているというふうに伺っております。あと、資格の助成に関して、少なくとも奨学金として支払いをしているケースは1件だと思うのですけれども、それについては継続して今も在勤されているので、返還等というようなことは生じていないかなというふうに思います。あと、ルールとして、途中で退職された場合のルールについては基本的にはご本人からの返還ということになっているというふうに思いますので、年数によりますけれども、そのような形で制度はなっているというふうに認識をしております。最後、町内の民間の企業全般に関してでありますけれども、少なくとも長寿園に関しても決して赤字だから補填するということではなくて、その持続のためにやむを得ない事由というようなところをメインにしての補助であります。あと、一般の民間企業の場合、収支が合わなくて存立が難しい場合に同じように行政がそれを全てについて支えるということには基本的にはならないのかなというふうには思います。その事業によっていくのだと思います。例えば国のほうでも、直近ですけれども、ガソリンスタンドの問題です。これはずっと以前から、ガソリンスタンドを過疎のまちにというようなことで、ガソリンスタンドがまちの中に複数ない市町村をマッピングしてとかというふうにやってこられて、来年度予算に向かってガソリンスタンドを存立、ゼロにしないために自治体が支援する場合について国も同じように支援するというような制度があったり、その地域で生活していく上で絶対なかったら困るというものというのとそうでないものと、なくていいものはおっしゃったとおりないと思いますけれども、そこでの必要度の違いというようなものはやっぱりそれなりにあるのではないかというふうに思います。例えばスーパーなんかも、その地域で一軒もなくなったりした場合にどうするのだと。例えば近隣の村でも村で協議をして誘致をしたりとかという場合もあるし、市町村営でスーパーを経営するとかという事例もあったりするのかなというふうに思いますので、買物難民をつくらないとか、生活に絶対必要なものが手に入らないというようなことはないようにするということを、そういう事業に関してはしっかり行政も守っていくということが必要になろうというふうに思います。では、それ以外の事業者はあとは頑張ってくださいというだけにはならないだろうと思いますので、そこは商工会とかとも連携をしながら、どうやってその事業が継続をしていけるのか、そのための設備だったりコンサルティングだったりとか、そういったことに対してまちも一緒に考えて、財政的な部分でのそういうところへの支援というのはしていけるのではないかというふうに思いますし、そういったところでしっかり商工会とも連携を取ってやれたらなというふうに思います。
再質問 4番 宮崎泰宗
私の時間が来てしまったので、これ以上は質問はいたしませんけれども、今町長、全てこれについてもお答えをいただきました。コロナウイルスの影響で自分たちが苦しい状況にあって、自分たちも大変なのにというところで民間の方や町の方の理解を得ていく上では、増改築をした経緯もあるわけですから、需要がないのならしようがないですけれども、需要があるところについては入れるように、それは法人もそうだし、我々もそうだし、行政としても、働きかけもそうだし、お互いに協力しながら、そこを解消していけるようにやっていくしかないのではないかなというふうに思いますし、他の民間事業所の関係については決して極端な話、長寿園に補助したから運営費をそのまま規模に応じて補助しろよということを言っているわけでもなくて、ほかの事業所の存続についても同じように考えていかなければならないなというふうに思いますので、この点についても今後ともどうぞよろしくお願いいたします。私の質問については以上です。