むかわ町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月13日
国民健康保険事業について
2016年12月13日、むかわ町議会の一般質問で、北村修議員が「国民健康保険事業について」質問し、副町長 渋谷昌彦、町民生活課長 八木敏彦、教育長 長谷川孝雄が答弁しました。
- 質問者
- 北村修 議員
- 答弁者
- 副町長 渋谷昌彦、町民生活課長 八木敏彦、教育長 長谷川孝雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 北村修
次に、国民健康保険事業について簡単に伺っておきたいというふうに思います。これもこれまでも何回かお伺いしている点でございますけれども、これは介護の2017年度に続いて2018年度になりますけれども、国民健康保険事業を都道府県化するということの中でかなりの中身がつくられてきているようでありますが、これらに対してどのような対応をしていくかということを伺うものでございます。一部報道によりますと、北海道でもほとんどの自治体が保険料が引き上げになるという報道もされました。この保険料の決め方もいろいろあるようでございますが、これらについて我が町としてどのような、この状況を受けながら現在対応されているのは何なのかということをお伺いするものであります。保険料の決め方等々についてもそろそろ出てきているんじゃないかというふうに思いますので、これらを含めて伺っておきたいというふうに思います。さらに、この都道府県化ということになると、今私どもに与えられている情報では、保険料は納付金という形で都道府県が決めるけれども、あとのこの保険料の賦課だとか、そういうものは市町村ということになっておりますが、いずれにしても、この決められた納付額については全額納めなければならないということで、これまでの本町で見ても、この収納率は100%にはなっておりません。そうした場合に、いろんな対応を町独自でもやってきたわけでありますが、そういうことがどうなっていくのか、そういう保険料の支払いが困難な人たちに対してどういう対応が町独自としてできるのか、こうしたことが問われているんじゃないかというふうに思っているんですけれども、それらの対応、内容について伺っておきたい。
答弁 副町長 渋谷昌彦(副町長は2022年3月まで)
国保の都道府県化に関する御質問についてお答えをいたします。1つ目の、新聞報道にありました保険料試算に係る具体的な協議内容、方向性につきましては、さきの臨時会において行政報告をさせていただいたところでございます。今回の公表は、新たな制度への移行準備の一環として、一定の条件のもと納付金と各市町村の保険料を比較することにより保険料の変化の傾向を把握し、納付金の算定方法や激変緩和の対象範囲などを町村と協議する際の参考とするためのものであり、今後の議論のたたき台という位置づけであります。公表されました本町の保険料試算額につきましては、1人当たりの納付金による保険料収納必要額が平成27年度保険料収納必要額に対し8%減の14万7,077円、夫婦2人所得200万円のモデル世帯の保険料の算定が平成28年度保険料率による算定に対しまして3.5%増の36万9,200円となっていますけれども、市町村間での保険料が比較しやすいよう1人当たりの健康保険料については、一般会計からの法定外繰り入れなどの本来保険料で納める部分を加算して算入されておりますし、モデル世帯保険料につきましては、賦課方式が異なる市町村は全て3方式で試算をされているところであります。示された試算額がどのように算定されたかについては、北海道から示される国保事業費納付金等仮算定結果資料などをもとに分析を進めてまいることになるわけでございますけれども、11月18日に開催された市町村連絡会議の中で公表された試算額について、時間的な制約もあり十分な分析ができていないことから、2回目の仮算定に向けて精度を上げていく必要がある旨の説明があったところでございます。今後のスケジュールとしましては、1月中旬に予定されている2回目の仮算定に向けて市町村基礎ファイルの入力数値の検証を行い、町としても課題の把握に努め、北海道に対してしっかりした意見反映というものを今後進めていきたいというふうに考えているところであります。次に、利用者の要望等に関する御質問でございます。平成30年度から道は、市町村とともに保険者として市町村との適切な役割分担のもと、国民健康保険の事業運営の中心的な役割を担い、市町村ごとの国保事業費納付金の決定をしたり、市町村が参考とするための標準保険料の算定公表など、財政面で主体的な役割を果たすこととなります。一方、市町村では、地域住民との身近な関係の中で被保険者の実情を把握した上で、国民健康保険税の賦課、徴収を行い、個々の事情に応じた資格管理、保険納付の決定、そして保険事業の運営など、地域におけるきめ細やかな事業を行うこととされているところであります。資格証明書や短期被保険者証の決定や交付につきましても市町村が担うこととなりますので、問い合わせの多い保険税に関する納付に関する相談、要望なども今までと同様に対応していくのが可能だというふうに考えております。ほぼこれまでと同様の役割と考えているところであります。
質問 11番 北村修
この問題で1つ大事だというふうに思うのは、都道府県化になった段階で決められた保険料を事業納付金という形で100%納めなければならないということになっています。我が町でも、見ると高い収納率だとは思いますけれども、そこまではいくことない、御存じのように相当の未済が発生するという状況がございます。これまでは、市町村運営の中では赤字が出た場合でも繰り上げ充当という形でそれを処理ができました。しかし、今度はそれが非常に難しい問題になっていくのではないかなという気がするのです。そうした場合、どうするのかということで一番心配されるのは、この間非常に多くなっている差し押さえ、こういうものが相当大きくなっていくんじゃないかというふうに心配されるんですが、そこら辺のところを含めてそういう事態が予想されるわけでありますから、どう対応しようとしているのかというのをまず1点、お伺いしておきたいというふうに思いますし、保険料の新聞報道されたものについては、一般会計からの繰り入れ等々の問題があってというような話もありましたけれども、しかし今、後段言われたように、いわゆる標準保険料というような形が決められて、これに基づいて市町村が判断していくという形になるのではないかと思うんですが、だとすれば、おおよその状況は既につかめるんじゃないか、どれだけ負担がこれまでよりも高くなっていくかということなんかがわかるんじゃないかと思うんですけれども、そこら辺、もう一度お願いしたい。
答弁 町民生活課長 八木敏彦(町民生活課長は2022年9月まで)
まず、納付金にかかわります収納率の絡みの御質問でございます。納付金の算定に当たりましては、市町村における収納率の目標という部分で標準的な収納率を設定し、納付金を算定するということになってございます。具体的には、市町村ごとに納付金算定年度の前々年度及び前年度の収納率の実績値のいずれか高いほうを標準的な収納率とし、その納付金を算定するというような形になります。それを受けた町村としては、収納率が90、もしうちであれば96%というような納付金は96%ということで設定をし、実際の調定は100%になるような調定の提示と設定するというような形になろうかと思います。あと、今回出された保険料についての御質問でございます。今回出された保険料につきましては、先ほど副町長の答弁にもありましたが、それぞれの町で比較しやすいように単年度赤字だとか法定外繰り入れ、本来医療費で見込まなければならないというものを全部入れての数値となっております。そういうことから、本来の、むかわ町でどれだけ上がるのかという部分につきましては、まだそれを検証するだけの資料というのですか、まだ算定基礎が、1回目の仮算定がちょっと精度がないということで、2回目の仮算定のときにある程度見えてくるのかなというふうに考えております。ただ、今回の資料を見ていて、むかわ町の1人当たりの被保険者の所得というものが全道平均の所得に比べまして1.5倍だということで、やはりむかわ町の被保険者の所得というものが高いというのが数値的に出てきております。これは全道的に町村部、やはり小さい町のほうが1次産業というものが強いということもありまして、所得がかなり高いということでございます。逆に、都市部につきましては平均所得がぐっと低くなっているというような状況でございますので、そういうところも加味しながら、2回目の仮算定を受けまして検証等をしていきたいというふうに考えているところです。
質問 11番 北村修
差し押さえの話が出ませんでしたが、いずれにしても、うちの町が他町と比べて1.5倍もあるというような、そういうときもあったのかもしれませんが、この国民健康保険税の計算の仕方は前年度収入なんですよ、に対しての賦課になる、これは変わらないと思うんですよ。そうすると、これ本当に起きてくるのが失業をしたり病気になったりと、その年働けないという中でこの重みが出てくるということが多いわけですよ。そういうようなことなんか、都道府県化の中で本当に救っていただけるのだろうかという思いが本当に強くしているというのがあって、そうしたところにどう行政が対応するのかということが大事になるというふうに思っています。それで、その差し押さえについて、この間町独自でこれまでやってきた、いわゆる保険会計ができて50年近くなるそういう事業経験を持ちながらも、我が町であっても差し押さえをしていかざるを得ないという状況に来ているわけです。こういう中で本当にそういうことが増えないというふうに、こういうものを増さないというふうに、やっていけるというふうにならないかなと思うんですけれども、その辺でもう一度、答弁を願いたい。
答弁 副町長 渋谷昌彦(副町長は2022年3月まで)
保険税の関係につきましては、先ほど内容等の説明もあったところでありますけれども、現段階、算定の中では、我が町として増えていくのか、減っていくのかというのが実際ちょっとまだわからないところでございます。うちが1.4倍、1.5倍ということもありますけれども、厚真にいたっては倍ぐらいというような結果も出ております。そういった中で、非常に町村間の格差が続いております。これをなかなか一律的に持っていくというのは難しいので、そういった激変緩和、そういったものをどう図っていくのかというのはこれからの大きな課題というか、になろうかというふうに思っているところであります。差し押さえ云々という、どうしても納められなくなったような個別的事情、そういったものもあって、今まで納付相談の中でやむを得ない事情にある者については、いろいろな納付の方法等も相談をしてきたところでもありますけれども、差し押さえに至るというところについては、一定差し押さえる事情というのもあってやっているものというふうに思っております。これから増えていく、増えていかないというのは、そういった状況も経済状況等もあるんでしょうが、今までやってきたような町としての考え方、差し押さえに対する基本的な考え方、スタンスというのは変えていかないというふうには考えてございますので、御理解をいただければというふうに思います。
質問 11番 北村修
いずれにしても、まだこれからのこの事業に対しては、いろんな課題があるわけでございます。問題なのは、住民の命と暮らしを守るという点でこの保険制度がどうあるべきかということが問われてきているということだというふうに私は思っています。本当に今問われているのは、住民の立場に立って、命を守る自治体としてこの国保の問題を取り上げていっていただきたいなと。今度の事業の中では、きょうはこれ以上質問しませんけれども、平準化の問題だとか、標準化あるいは統一化というようなことが出されそうであります。これらに対してやっぱりきちっとそれぞれの地域に応じた、それぞれの自治体に応じた内容というのがこれまでつくられていた経緯があるわけでありますから、今御答弁をいただきましたけれども、そうした方向で、ぜひ都道府県化によって一層保険料の支払いが困難になったり、これの使い方ができなくなったりというようなことのないように、ぜひとも声を上げて頑張っていただきたいということを述べて、次の質問に移りたいというふうに思います。最後になりますが、教育問題で1点だけお伺いをさせていただきたいと思います。大変な中で教育長さんが替わられてお引き受けになったということもありまして、御質問させていただきますが、この間学力テストの結果というのが新聞報道でも出されて、隣町がどうだとかというようなこともございました。これまで本町としてこの学力テストについては公表するということは一般的にはしないという立場をとっていたというふうに私は認識をさせていただいております。私はそれが大事だと思うのです。この学力テストをめぐっては、この間、学校での教えが、そのテストのためのそういったことが中心主義になってしまったり、ある県では学力テストのために授業全体の内容を変えてしまうとかというようなこともあるようでございます。あるいは、これらが単なる競争主義のあおりになっているというようなこともあって、本来子どもたちが受けるべき教育がなされていかないというような問題も出てきています。これらについて、我が町でのテストを受けての結果とそれらについての内容等をお考えになっておられるか、承っておきたいというふうに思います。
答弁 教育長 長谷川孝雄
ただいまの議員の質問に答えます。全国学力学習状況調査に関する質問でございますが、義務教育の機会均等とその水準の維持、向上の観点から全国的な学力や学習状況を調査し、教育施策の成果と課題として検証し、改善を図るために実施するものとされております。対象者は小学6年生、本町では60名と、中学3年生、本町では57名の全員となっております。学力テストの試験科目については、国語、算数、数学となっております。同時に行われる学習状況調査については、その意欲や家庭における学習方法、学習環境、生活の側面、学校での環境や指導状況などを調査するものとなっております。次に、本年度の結果についてですが、小学生については、国語、算数ともほぼ全道、全国平均を上回る好結果となりました。中学生では、全ての科目で全道平均を下回る結果となりましたが、昨年からは伸びており、全国平均と比べても5%台の差に縮まり、大きく改善されたと言うことができます。教育委員会といたしましては、学力向上対策に取り組んでおりますが、ただ単にテスト結果を求めているものではございません。確かな学力を身につけるために学習環境や学ぶ意欲をどう高めていくかを常に考え、主体的に学ぶ力を育成した結果として学力テストの成績が上がる、そうした成果を推しはかる一つの物差しとして利用させていただいております。具体的には、家庭での学習時間を増やすためにテレビやゲーム、スマホの時間を少なくするよう指導しておりますし、早寝早起き朝ごはん運動、あいさつ運動など生活習慣を含めた指導や、読書時間を増やすことによる集中力、思考力の向上を目指して学校現場と連携して進めてきており、各家庭の理解を得てその成果がやっとあらわれてきたものと考えております。以上です。
質問 11番 北村修
ありがとうございます。これからも学力テスト、今後、文科省のほうはこれを高校の段階までという議論もされておるようでございまして、こうした競争主義といいますか、そういうものだけに活用されていくような方向であっては、本当に全ての子どもたちを情操豊かに教育していくというふうにはならない。今、一定の利用範囲のことも述べられましたけれども、そうした範囲にとどめながら、ぜひとも一般的な公表とかそういうものにならないように、今述べられたような方向で進められることを願いながら、質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。────────────────────────────────────────────◎散会の宣告