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紋別市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月9日

(1)「交通空白」解消等リ・デザイン全面展開プロジェクトの活用による新しい移動サービス導入について/(2)国民保護計画・強靱化計画の実動化と港湾・空港再整備による即応力と地域経済効果の両立について/(3)子どもの参加機会を守るための遠征バス補助制度の見直しについて

2025年9月9日、紋別市議会の一般質問で、石井友也議員が「「交通空白」解消等リ・デザイン全面展開プロジェクトの活用による新しい移動サービス導入について」「国民保護計画・強靱化計画の実動化と港湾・空港再整備による即応力と地域経済効果の両立について」「子どもの参加機会を守るための遠征バス補助制度の見直しについて」について質問し、市長 山﨑彰則、教育長 牧野昌教、商工労働課長 住出晋一、庶務課長 茂木洋人、建設部長 熊谷聡、学務課長 福井雅一、スポーツ振興課長 兼田秀哉が答弁しました。

質問者
石井友也 議員
答弁者
市長 山﨑彰則、教育長 牧野昌教、商工労働課長 住出晋一、庶務課長 茂木洋人、建設部長 熊谷聡、学務課長 福井雅一、スポーツ振興課長 兼田秀哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 石井友也

私は、市民の声の一員として、さきに通告した事項について質問いたします。令和7年第1回定例会において、公共交通の維持として新しい移動手段の導入の可能性について質問いたしました。しかしながら、市民生活に直結するこの課題は依然として解決が求められております。そこで、国の新たな制度も踏まえ、改めて本市の対応についてお伺いいたします。令和7年度から、国による「交通空白」解消等リ・デザイン全面展開プロジェクト、この事業は、全国200地域で、公共ライドシェアやAIデマンド交通、乗合タクシーなど、地域の実情に合わせた新しい移動サービスの導入を支援するものですが、これが本格的に動き出しました。背景には、全国的な人口減少と高齢化、そして、深刻な運転手不足があります。特に、地方では、路線バスの減便や廃止、タクシーの台数減少が進み、移動の自由が脅かされています。国は、こうした状況を交通空白と定義し、令和6年7月に国土交通省内に「交通空白」解消本部を設置いたしました。そして、令和7年度からは、調査から試験運行、利用データ分析、制度設計までを一括で支援する体制を整え、初年度は費用の最大3分の2を国が負担し、自治体の財政負担を大幅に軽減しております。また、実施主体は、自治体だけではなく、NPO法人や地域交通に関わる民間団体も可能であり、柔軟な運営体制を組めるのが特徴です。一方で、国土交通省の調査に対して、紋別市の回答は交通空白はないというものでした。しかし、市民からは次のような切実な声が寄せられています。早朝に移動手段がなく、都市間バスの始発に間に合わないため、札幌や旭川への通院、出張に支障が出ている、路線バスが減便され、通院や買物が困難な高齢者が増えている、病院や買物に自家用車を使っているが、免許返納後の生活に強い不安を感じているなどです。こうした現状は、統計上の数字では見えにくい生活実態としての交通空白です。特に、高齢者や免許を返納した方、観光客、若者、子育て世代にとっては深刻な移動制約となっています。全国では、地域の実情に応じて新しい交通サービスを導入する事例が増えています。北海道のある自治体では、昼間は既存タクシー、夜間や早朝は登録ドライバーによるライドシェアで補完し、配車や運行管理はタクシー会社が担っております。九州のあるまちでは、NPO法人が主体となり、AIデマンド交通を導入、電話予約も可能とし、高齢者の利用率が大幅に向上いたしました。これらに共通するのは、地域の実情に合わせた柔軟な運営と既存事業者との協力体制です。紋別市でも、既存の配車システムや運行管理ノウハウを活用すれば、公共ライドシェアの導入は十分可能です。そこでお伺いいたします。第1に、令和7年度内に改めて交通実態を詳細に調査し、必要であれば交通空白地帯として国に申請する意思があるのか、お伺いいたします。第2に、全国では、自治体やNPO法人等とタクシー会社が協力し、公共ライドシェアを運営する例が増えています。市は、令和7年度中に事業者と協議を始め、モデル地区で試験運行を行う考えがあるのか、お伺いいたします。第3に、国の事業では、調査から試験運行、利用データ分析までを一括で支援し、初年度は費用の最大の3分の2を国が負担しております。この制度を活用すれば、市の負担を抑えながら実際の利用状況を確認できます。現時点では試験運行を検討していないとのことですが、令和8年度の本格導入を見据え、令和7年度内にモデル地区で試験運行を行う意思があるのか、以上3点についてお伺いいたします。次に、国民保護計画・強靱化計画の実動化と港湾・空港整備による即応能力と地域経済効果の両立についてお伺いいたします。ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、中国公船の尖閣諸島での活動常態化、台湾海峡をめぐる緊張など、国際秩序は不安定さを増し、力による現状変更が続いております。本市―紋別市は、オホーツク海に面し、ロシアと国境海峡を共有しています。国際情勢の変化は、決して遠い国の話ではなく、自治体として市民の生命と財産を守る責務に直結する課題です。本市には重要港湾である紋別港と北海道北部の拠点空港であるオホーツク紋別空港があります。これは、漁業、物流、観光の拠点であると同時に、医療搬送や災害、有事において支援を受けるための命綱です。だからこそ、港と空港を守り、生かすため、平時から国や北海道の支援を得て再整備を進め、運用に磨きをかけることが不可欠です。海上保安庁、警察、消防との連携、さらに、海上自衛隊や航空自衛隊の寄港、飛来、訓練を積極的に受け入れることは、有事の際の即応能力を高めると同時に、宿泊、飲食、燃料、物資の調達を通じた地域経済への寄与にもつながります。国民保護と地域振興を両立させる戦略的な視点が求められています。避難・誘導体制の実効性について、武力攻撃事態や大規模災害、さらには、サイバー攻撃によるシステム障害が複合化する時代において、最初の判断と連絡が被害規模を左右します。特に、冬季は吹雪や道路封鎖が避難の最大のリスクです。学校、医療、福祉、公安関係者、消防団を含め、状況に即応した一体運用が不可欠であると考えます。そこでお伺いいたします。本市において避難・誘導体制の実効性についてどのようなお考えがあるか、お知らせください。受援動線と港湾、空港の再整備について、港と空港は、市民を守るための支援を受け入れる命綱であり、助けを運び込む大切な入り口です。港湾では優先岸壁や夜間荷役、空港では除雪能力や非常電源など、改善すべき課題や弱点が数多く存在いたします。本市単独での対応には限界があります。港湾は国が管理する重要港湾、空港は北海道が設置、管理する空港であり、国や道の支援体制を最大限に活用しなければなりません。国土強靱化計画、防災・減災予算、社会資本整備総合交付金、防衛省や国交省の補助制度を組み合わせ、計画的な再整備を進めるべきです。受援動線の整備と平時からの相互確認を通じて有事の際の即応能力を高めるとともに、自衛隊や海保との協力を経済に結びつけていくことが重要です。そこでお伺いします。国、北海道、防衛省、管理者との協議をする際の再整備の重点は何か、防衛省や海保、自衛隊の協力を得て平時からの共同訓練や施設整備を国や北海道に要望する考えはあるのか、寄港、飛来、訓練の受入れに当たり、市に専用窓口を設けているか、お伺いいたします。通信、情報保全、備蓄について、停電や通信断下でも意思決定と連絡を止めない体制が必要です。非常電源や衛星通信端末の確実な運用、Jアラートの冗長化、偽情報対策としての公式発信テンプレートの整備が必要です。また、庁舎、消防、病院、上下水道の備蓄を72時間から96時間以上へと引き上げ、燃料、医薬品、酸素、食料などの優先供給計画を整備することも必要と考えます。通信、情報、備蓄は、市民の安心感を支える最も基本的な基盤です。そこでお伺いいたします。本市の通信、情報保全、備蓄についてはどのような体制となっているか、お知らせください。私は、国や北海道の支援を受けつつ、本市の計画を単に棚に置いておくのではなく、日々の運用と再整備によって磨き込んでいくことこそ、最も確かな住民保護につながると確信しております。紋別市国民保護計画や紋別市強靱化計画を必要に応じて改定へとつなげていくこと、国や北海道の支援を得て港湾と空港を計画的に再整備し、災害、有事の際に受援の要となるよう強化していくこと、さらに、海上自衛隊や航空自衛隊の寄港、飛来、訓練を平時から積極的に受け入れ、有事に備えた即応力を高めると同時に、飲食や宿泊、燃料や物資調達を通じて地域経済の活性化にもつなげていくこと、こうした取組の積み重ねが市民の安心に直結し、紋別は守られているという確信を地域全体が共有することにもつながります。私は、協働の姿勢を大切にしながら港と空港を守り生かす実動計画へと確実に移していくことを強く求めます。そして、このことこそが紋別市の責務であり、市民の命と暮らし、そして、地域経済を守り抜くための道筋であると考えます。次に、子どもの参加機会を守るための遠征バス補助制度の見直しについてお伺いします。本市の小・中学校における部活動、クラブ活動は、子どもたちの健全な成長を支える教育の一環であり、仲間とともに挑戦する大切な学びの場でもあります。ご承知のとおり、国の方針に基づき、来年度から部活動の地域移行が本格的に始まります。これまで学校が担っていた活動は、今後、地域と協力しながら展開されることとなり、その重要性は一層高まります。地域移行の進展に伴い、学校の枠を超えた広域大会や交流活動が増え、遠征は子どもたちにとって大きな成長の機会となります。その移動手段をどう確保するかは、地域移行を円滑に進める上で避けて通れない課題であります。しかしながら、現行の制度には大きな課題があります。物価、燃料費、人件費の上昇に加え、本市特有の冬季道路事情への対応、待機、回送など、どうしても費用がかさみます。ところが、補助制度は距離帯のみの上限設計にとどまっており、時間や安全要件が反映されていないため、実際の費用と合わない状況が続いています。結果として、長距離、長時間の遠征ほど早期に上限に達し、保護者負担が急増するという問題が生じております。例えば、近隣都市への遠征でも貸切りバス代が20万円を超える事例があり、補助金では到底足りず、数万円単位の差額を家庭で負担しています。保護者からは、子どもを参加させたいが、経済的に難しい、兄弟姉妹が複数所属すると特に厳しいといった声が寄せられております。これでは地域移行の目的である誰もがひとしく活動に参加できる環境づくりが実現できません。以上の状況を踏まえ、私は、紋別市立小中学校体育文化振興補助規程第3条、交通費について、次の3点から早急な見直しを求めます。第1に、距離帯のみの上限設計の限界です。待機、回送、長時間運行といった時間要素が反映される実際の費用に合わない状況が慢性化しています。距離と時間を併用した算定方式へ改める必要があります。第2に、透明性と公平性の確保です。算定式や上限額、自己負担率、審査過程などが不十分で、種目間で格差が生じています。簡素で分かりやすく透明性の高い制度へ改善することが求められます。第3に、公示運賃改定との整合です。2025年―令和7年秋には、国土交通省による貸切りバス公示運賃の改定が予定されており、引上げが見込まれております。現在の補助は市単独事業であり、国の直接支援はありません。だからこそ、国の改定後に制度と実勢の乖離がさらに拡大しないよう、市の単独制度として早急に調整を行い、今期中に工程と必要財源を明示する必要があります。以上3点を踏まえ、次の3点についてお伺いいたします。本市における遠征時の貸切りバス利用実態についてお伺いします。過去3年間の利用回数、平均距離、補助金の適用状況、そして、上限を超えた際の保護者負担を教育委員会はどのように把握しているのか、お示しください。次に、現行制度の見直しについてです。距離帯のみの上限設計は、既に実態に合わず、保護者負担や安全対策に支障を来しています。教育委員会は距離と時間を併用した方式や透明性の高い制度設計を行う考えがあるか、伺います。さらに、令和7年秋の国土交通省による貸切りバス公示運賃改定を踏まえ、本市の単独制度をどのように調整するのか、お伺いいたします。改定に間に合うように制度を見直す工程と必要財源を今年度中に示す考えはあるのか、お答えください。来年度から始まる部活動の移行は、子どもたちの成長と地域の未来を左右する重要な改革です。だからこそ、遠征の費用負担が家庭環境によって左右される現状を一刻も早く是正しなければなりません。子どもたちが安心して挑戦し、学び、成長できる環境を整えることは行政の責務であります。国の運賃改定を踏まえつつ、本市独自の柔軟で公平な制度を早急に整備していただくことを強く求めます。再質問は留保いたします。(降壇)

答弁 市長 山﨑彰則

それでは、石井議員のご質問にお答えいたします。初めに、「交通空白」解消等リ・デザイン全面展開プロジェクトの活用による新しい移動サービス導入についてであります。1点目の交通実態調査と交通空白認定の可能性についてでありますが、現状におきまして、市内における通院、通学、買物など、生活に必要な公共交通は確保されていると認識しておりますので、深刻な課題となっている運転手不足への対策など、現在の公共交通網の維持確保について優先的に取り組んでいることからも、令和7年度内の交通空白地域の国への申請は考えておりません。しかしながら、議員がご指摘のとおり、早朝などの移動に不便を感じている市民の皆様のご意見を踏まえ、令和9年度に期間満了となる紋別市地域公共交通計画の次期改定に向け、本市の交通空白に関する考え方の見直しも視野に入れ、必要な調査を実施してまいります。2点目の公共ライドシェア導入に向けた事業者との協議と試験運行について及び3点目の国の補助制度を活用した市の負担軽減と導入スケジュールにつきましては関連がありますので、併せてお答えいたします。1点目でお答えしたとおり、令和7年度内の交通空白地域の国への申請について考えていないことから、交通空白が条件となる国の補助制度を活用した令和7年度内のモデル地区の試験運行の実施は考えておりませんが、住民の利便向上と運転手不足への対応のため、現在、ライドシェア導入も含め、AIやICT技術を活用した新たな移動手段の導入について研究、検討を進めているところであり、引き続き交通事業者との協議を重ねながら、導入に向けた実証実験等の実施に当たっては、対象となる国の補助制度を活用し、財政負担の軽減を図りたいと考えております。次に、国民保護計画・強靱化計画の実動化と港湾・空港再整備による即応力と地域経済効果の両立についてであります。1点目の避難・誘導体制の実効性についてでありますが、国民保護計画では、武力攻撃事態等において、住民の生命、身体、財産を保護するための措置を的確かつ迅速に実施するため、国民保護法第35条の規定に基づき、紋別市国民保護計画を策定しております。本計画では、避難者は市民全員を対象としており、避難場所につきましては、市の国民保護避難施設64か所中、避難に適するRCづくり等の施設31か所及びRCづくり等の自宅避難としているところであり、避難・誘導体制につきましても、バスの運行計画及び避難施設への職員配置計画に基づき、誘導を行うこととしております。国民保護措置の実効性を高めるためには制度の周知、体制、住民意識の三位一体の取組が必要であり、自衛隊や消防などの関係機関と連携し、様々な事態を想定した訓練や避難施設、情報伝達の確認を進めるほか、防災訓練などを通じて住民への周知などの取組を引き続き行っていく必要があると考えております。2点目の受援動線と港湾・空港の再整備についてでありますが、国、北海道と再整備について協議する際の重点につきましては、港湾については、港湾内の航行や荷役作業の安全性を確保するため、老朽化対策や埋没対策を引き続き国と協議してまいります。空港については、本市空港施策の進捗等を踏まえ、必要に応じて北海道と協議してまいります。共同訓練や施設整備の要望につきましては、港湾については、紋別海上保安部をはじめ、紋別警察署や関係機関で組織する紋別港危機管理コアメンバー会議及び紋別港保安委員会の合同によるテロ対策想定訓練を例年実施しており、施設整備に関しても、さきに申し上げました重点項目を国に対して要望しているところであります。空港については、北海道が設置、管理する空港であることから、本市といたしましても、空港で実施される訓練等を通じ、連携を図っていくほか、施設整備に関しては会員となっている北海道空港協会等を通じて要望してまいります。寄港等の受入れ窓口につきましては、港湾、空港、災害訓練など、担当する部署が多岐にわたりますことから、それらを集約した専任窓口は設けておりません。3点目の通信、情報保全、備蓄についてでありますが、通信手段につきましては、北海道防災情報及び総合行政ネットワークシステムを活用し、北海道や自治体間の情報共有を図っているほか、Jアラートからの情報を、直接、メール@もんべつを通じて登録者に伝達しております。さらには、本年度整備中の防災行政無線などを活用し、通信手段の冗長性を確保してまいります。情報保全体制につきましては、システムの維持、復旧体制の確保ほか、サイバー攻撃などに対してのセキュリティー対策を行っているところであります。備蓄につきましては、紋別市地域防災計画の備蓄計画により備蓄をしているところであり、同計画では、自助、共助を基本とし、各家庭において3日分、72時間分以上の飲料水や食料、生活必需品等の備蓄を行うことを前提として、住居を全壊、半壊等により失い、避難所での生活を余儀なくされ、物資の確保が困難と想定される者を対象として公的備蓄を行っているところであります。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。(降壇)

答弁 教育長 牧野昌教(教育長は2026年3月まで)

それでは、石井議員のご質問にお答えいたします。子どもの参加機会を守るための遠征バス補助制度の見直しについてであります。1点目の遠征時の貸切りバス利用実態についてでありますが、紋別市立小中学校体育文化振興補助規程による交付決定の実績につきましては、令和4年度申請数56件のうち、貸切りバスの利用は32件、平均距離は300キロメートル、貸切りバス利用料金356万5,902円に対して補助金額は310万5,244円、自己負担額は46万658円、1人当たりの平均負担額は792円となっております。令和5年度申請数53件のうち、貸切りバスの利用は29件、平均距離は341キロメートル、貸切りバス利用料金419万3,222円に対して補助金額は314万7,770円、自己負担額は104万5,452円、1人当たりの平均負担額は2,125円となっております。令和6年度申請数52件のうち、貸切りバスの利用は26件、平均距離は316キロメートル、貸切りバス利用料金456万500円に対して補助金額は337万8,879円、自己負担額は118万1,621円、1人当たりの平均負担額は2,586円となっております。移動距離や運行回数の増、また、宿泊を伴うケースによっては貸切りバスの代金も高額となり、参加する人数が少ない場合には1人当たり平均負担額が1万円程度になる事例が数件ある状況であります。教育委員会では、各学校等からの補助申請書の提出を受け、申請内容を確認し、補助金額を決定しており、保護者負担を含めた個別の詳細内容を把握しております。2点目の現行制度の課題と見直しの方向性についてでありますが、現行の補助規程は、教育課程外の学校内活動として行う体育及び文化活動に関して、児童生徒が対外試合またはコンクール等に参加するに当たり、その経費の一部を補助するものと定めており、貸切りバスを利用する場合は、借り上げに係る実費と、距離及び利用日数で算定した金額のいずれか低い額を補助対象経費としております。近年、バス運行事業者においては、運転手不足に加え、燃料費や人件費の高騰に伴い、貸切りバスの利用料金を値上げする傾向にあるため、自己負担額が増加するケースも散見されております。なお、現行の補助規程につきましては、令和8年度からの部活動の地域展開に伴い、廃止となりますが、地域クラブとしての活動においても、現補助規程をベースに、できる限り負担の少ない形で活動できるよう関係部局と協議を進めてまいります。3点目の貸切りバス公示運賃改定と財源確保についてでありますが、国土交通省の公示運賃改定は本年9月に予定されており、詳細が示された後、バス運行事業者からの申入れに対しまして適切に対応してまいります。また、本年度は各種スポーツ等の主要な大会の遠征がおおむね終了しておりますことから、年度途中の見直しは行わず、令和8年度からの部活動の地域クラブへの移行に合わせた見直しを検討してまいります。以上、答弁といたします。(降壇)

再質問 2番 石井友也

それでは、何点か再質問させていただきますので、よろしくお願いします。まずは、交通空白地帯ということで、認識についてお伺いしたいと思います。通院や買物に必要な公共交通は確保されているとのご答弁がありました。しかしながら、市民の皆さんからは、早朝にバスがない、夜間や曜日によっては移動時間の制限があるということで、面での空白ではないと思うのですけれども、時間での空白が生じていると私どもも認識しております。また、免許返納後の移動に不安を感じているということで、そういう見通し等がないと免許がなかなか返納できないという声も寄せられております。こうした実感をどのように受け止めているのか、お伺いをいたします。

答弁 商工労働課長 住出晋一

お答えいたします。議員がご指摘のとおり、そういった市民の皆様の声については議員を通していろいろな方面から伺っているところであります。答弁にもありますとおり、通院、通学や買物、そういった必要なものについては確保されていると認識しているのですが、議員のご質問にあったとおり、国の交通空白解消については、早朝や夜間なども交通空白の対象となるような柔軟な取扱いもできるとなっております。今後、公共交通として住民の皆様が不便に感じていること全てに対応することは難しいと思いますので、どこまでを公共交通の役割として担わなければいけないのか、その協議も必要だと思います。しかし、夜間や早朝に不便だという声を伺っておるところでありますし、市長答弁にもありましたとおり、次期公共交通計画の改定が近づいておりますので、その中で交通空白の考え方についてもしっかり調査してまいりたいと考えております。

再質問 2番 石井友也

実情については市も了解していると思うのですけれども、少しでもそういった方の要望を聞いていただければいいかなと思います。それを踏まえ、その調査や試験運行についての時期についてです。先ほどの答弁の中で令和9年度の計画改定に向けて調査を行うというお話がありましたが、国の制度は令和7年度から既に始まっていることから、活用できるのかなと考えております。できるだけ早い段階で調査もしていただくということで、国土交通省に一部確認させていただいたのですが、来年の2月か3月ぐらいにはそのアンケートの調査が各自治体に出るようなお話もしていたので、それを踏まえ、今後、来年度以降に向けて調査をしていただければいいのかなと思います。また、自治体だけではなく、NPO法人や民間団体等が事業を展開できるという事業内容になっているようなので、それも踏まえて検討していただければと思いますが、どのようにお考えか、お聞きいたします。

答弁 商工労働課長 住出晋一

お答えいたします。まず、私たちの市の公共交通に関するあらゆる事業は紋別市の地域公共交通計画に基づいて実施しております。この計画は、市民の代表の方や関係団体、行政団体、また、交通事業者の代表者の方に参加していただき、審議していただいて事業を進めているところでありますので、交通空白の考え方につきましても地域公共交通活性化協議会での審議も必要になってきます。ですから、先ほど言ったように、基本的には次期公共交通計画の改定に合わせますが、もちろん、緊急的な対応が必要になった場合は活性化協議会での審議が必要になってくると思います。時期について明確には申し上げられないのですが、その状況を見極めながら進めていければなと思っております。先ほどご指摘のあった公共ライドシェアについては、市がやれなくても、NPO法人であったり、社会福祉法人であったりの団体も実施できると伺っております。ただ、紋別市全体が人手不足の折、そういった余力のあるところがあるのかどうかという問題もあると思います。それに、運行管理も必要になってきます。結果的に、バス会社やタクシー会社など、交通関係の事業者に頼らなければいけないのかなという可能性も秘めていると思いますので、そういったライドシェアを担っていただけるような事業者がいるのかどうかも含め、調査していければなと思っております。

再質問 2番 石井友也

今のご答弁の中で、市だけではなく、NPO法人や民間団体でもし手を挙げる方がいらっしゃれば、市もご協力していただけるというお話でしたので、そのときはよろしくお願いいたします。これは、国の制度ということで、全体の3分の2が補助金で国が負担してくれるのです。遠紋地域でいくと、佐呂間町においては、年間2,000万円ぐらいの事業費を投じ、実質、自治体の負担が500万円ぐらいで済むというお話が出ていましたので、そういうことも事例として踏まえ、今後進めていただければと考えております。よろしくお願いします。それでは次に、国民保護の関係でお伺いします。まず、避難や誘導体制についてお伺いしたいと思います。市は計画に基づいて対応すると答弁されておりましたが、冬、吹雪で道路が塞がった場合など、紋別ならではの条件等があったときでも避難がきちんとできるのか、皆さんはそれを心配されていると思うのです。例えば、消防団など、いろいろなところの協力を得ながら、実際にそういったときでないとできないというわけではないのですけれども、そういったことも想定しているのかをお聞きします。

答弁 庶務課長 茂木洋人

お答えいたします。国民保護計画につきましては国の国民保護法の第35条の規定に基づいて計画を立てているわけなのですけれども、吹雪などとなると、地域防災計画の分野になってくると思いますので、そちらの対応マニュアルに基づいて対応していくことになると考えてございます。

再質問 2番 石井友也

続いて、国民保護についてです。災害のほか、有事もあるのですけれども、平時からの訓練がすごく必要ではないかと思っています。先日の日曜日、護衛艦の「ゆうべつ」が入港されていましたけれども、その際にいろいろとお話を聞かせていただきました。市としての支援はいろいろとしていると思うのですが、給水活動や燃料の補給については今まで市ではほぼしていなかった、要請もしていなかったようですけれども、特に給水活動をしていただきたいということがあります。3日停泊していたのですが、日曜日にしか給水活動ができなかったとのことですが、どこと調整しているのか、お聞きします。

答弁 建設部長 熊谷聡

お答えいたします。「ゆうべつ」につきましては、船から直接連絡をいただきまして、私どもの職員が日曜日の早朝から対応してございます。なお、そういったことは船から直接来ることが多く、自衛艦だから特に対応しないということは一切ございませんので、安心していただければと思います。

再質問 2番 石井友也

この問題の最後ですが、そういった中で、海上保安庁、「だいせつ」もございますけれども、特に海上の面で、ロシアとの接続海域で、災害の救助活動も含め、そういうことに備えた訓練について、市では考えてはいるのでしょうか、お聞きいたします。

答弁 建設部長 熊谷聡

お答えいたします。通常の訓練といたしましては、市長答弁でもございましたテロ対策訓練と言いまして、巡視船を使って外国人が港湾に上陸する際の対応について、海上保安部長が先頭に立ってやっております。海域での訓練はなかなか難しく、オホーツク・ガリンコタワー株式会社において、海上保安部と連携し、海上での遭難救助訓練を行っております。また、それとは別に、知床の遊覧船の事故を契機に私どもの巡視船も大きくなりましたし、釧路のヘリコプターも3機に増えてございます。そういったことで以前よりは海域の安全は守られていると感じておりますし、今後、引き続きコアメンバー対策会議等で海上保安部長とも話す機会がございますので、調整していければと思っております。

再質問 2番 石井友也

それでは、貸切りバスについての質問をさせていただきます。一つ目は、保護者の皆さんの負担についてです。先ほどのご答弁の中では、令和4年度から6年度にかけ、貸切りバスの利用料金は増加しているということを私も認識させていただきました。1人当たりの自己負担額は、令和4年度は安く、792円だったのですけれども、たった3年間で2,586円、自己負担平均ですが、上がっているというご答弁をいただきました。その中で、特に人数が少ないと1人1万円を超えてしまうということで、市民の方からのバス代が高くなって遠征に参加できないという声もあるようです。その上で、特にきょうだいなどがいた場合に遠征を断念した子どもがいたのか、教育委員会で把握しているのか、お伺いします。

答弁 学務課長 福井雅一

お答えいたします。遠征を断念したかどうかまでは、大変申し訳ございませんが、把握してございません。ただ、一定程度補助を出した中で、一部負担もありますが、遠征に参加しているということは聞いております。

再質問 2番 石井友也

そういうことなので、やはり、市民の方のお話をしておかなければいけないなと思うのですけれども、その点については了解しました。制度の見直しということです。今の制度はどちらにしても今年度内で終了するということは私も承知していますけれども、令和8年4月からスタートする全競技のクラブ移行について、現段階であと半年しかもう残されていないので、十分な制度への見直しが必要ではないか、年度内に考えたほうがいいのではないかと思っております。4月からスタートするに当たって現状でお考えもあるとは思うのですが、料金の改定について市はどういうふうに考え、4月からのスタートに向けて計画をしているのか、お聞きいたします。

答弁 スポーツ振興課長 兼田秀哉

お答えいたします。今、議員がおっしゃった来年4月以降の地域展開に向けてのバスの補助についてですが、今ある補助を基本に考えております。また、今答弁でもありましたように、今年の秋に国の新しい公示運賃改定が発表されるものですから、その中身を見ながら、実際に金額等を今後検討していきたいと考えてございます。

再質問 2番 石井友也

秋口からおおよそ10%から15%の値上げを国土交通省では考えているということで私も認識しています。部活動の移行について考えていただけるということでしたけれども、現行の制度の中で、改定は考えていないのですが、それが4月以降の部活動の移行に関しての取組の制度というのですか。制度というのは、あくまで値上げに関してあったということで、それを確認し、やるということでよろしいですか。

答弁 スポーツ振興課長 兼田秀哉

お答えいたします。そのほか、実際にJRなどの公共交通機関も含めての金額を見ながら内容を検討していきたいと考えています。また、保護者負担も軽減されるような内容で検討していきたいと思っております。

再質問 2番 石井友也

今のご答弁で保護者負担は軽減されるということでした。ここ3年間、非常に高い料金ということで、保護者の皆さんからは、高いバス代で本当に困っているなど、お話をいろいろと聞いています。部活動が地域移行した場合、学校からの管理を離れ、民間会社が委託を受けて進めていくわけですが、4月以降、入札された業者の方と綿密に打合せをしていただいて、導入後、地域移行する競技はばらばらですけれども、待っている方もたくさんいらっしゃるので、教育委員会として早期に通知していただくよう、お願いします。

出典:紋別市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月9日 議事録 PDF(5ページ) 間違いを知らせる