みんなの議会

紋別市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日

(1)市民の命と暮らし、そして産業を支える上下水道の整備を/(2)地域の防災・減災・強靱化の推進/(3)市営住宅について/(4)市立学校のあり方について。子供達に最高の教育を

2024年3月12日、紋別市議会の一般質問で、橘有三議員が「市民の命と暮らし、そして産業を支える上下水道の整備を」「地域の防災・減災・強靱化の推進」「市営住宅について」「市立学校のあり方について。子供達に最高の教育を」について質問し、市長 宮川良一、教育長 牧野昌教、水道部長 大月茂、港湾課長 熊谷聡が答弁しました。

質問者
橘有三 議員
答弁者
市長 宮川良一、教育長 牧野昌教、水道部長 大月茂、港湾課長 熊谷聡

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 橘有三

まずは、能登半島地震でお亡くなりになられた方々へ深く弔意を表しますとともに、ご遺族の皆様に心からお悔やみを、そして、被災された多くの方々にお見舞いを申し上げます。我が国は、地政学的に、様々な自然の恵みを受けつつも、自然災害に遭いやすいという特性があります。13年前のあの東日本大震災の後、訪れた石巻市の旧青果花卉市場で目の前に累々と並ぶ704体のご遺体を、あの大川小学校のそばでトラックの荷台に入り、毛布に包まれたご遺体の前でお経を上げたときのことを私は生涯忘れることはないでしょう。政治の基本は、人々の生命、財産、暮らしを守ることであります。防災・減災、国土強靱化に基づく一層の防災まちづくりが必要です。現在の国土強靱化のテーマは、「もしもから、いつもを守る。」であります。まずは、本市の上下水道について、もしもから、いつもを守る、さらには将来を守るの観点から質問をいたします。能登半島地震は、住民の命を支える上下水道施設に極めて大きな被害を及ぼしました。先般、やっと上水道が復旧し、手を合わせて拝む住民の姿が放映されました。地震により、耐震管と言われている管路が抜け、断水を生じ、下水道施設については、液状化によるマンホールの隆起などにより機能不全が生じるなど、上下水道ともに想定を超える甚大な被害が発生したのです。1年前の定例会で、防災・減災、強靱化の観点から、住民の命と暮らしを守る上で最も大切と言ってもよい本市の水道事業について詳細をお聞きし、深刻な様々な課題が明らかになりました。水道施設については老朽化が顕著で、耐震化が進んでいないとの答弁をいただきましたが、今回は下水道施設について、老朽化の度合いと耐震率はどのようになっているのか、お尋ねいたしますとともに、今後についてどのような整備計画をお考えか、お尋ねいたします。また、紋別においても、能登の地震とまでいかなくても、上下水道が甚大な被害に見舞われた場合、どのような復旧対応を想定しているのか、お尋ねいたします。このたびの地震において、輪島市では大規模な火災が発生し、家屋等が甚大な被害を受け、映像にて改めて大規模火災の脅威を目の当たりにしました。地震によらずとも、紋別は、明治36年、昭和5年に大火に襲われていますが、仮に本市において大規模火災が発生した場合、市街地における消防水利について、どのような基準で配置され、現状どのようになっているのか、お尋ねするとともに、消火栓を使うことで水道の濁り発生等のリスクはあるのかとその課題解消に向けた今後の整備方針についてどのように考えているか、お尋ねいたします。このたび、令和6年度から15年度の期間における紋別市水道ビジョン、紋別市水道事業経営戦略、紋別市簡易水道事業経営戦略、紋別市下水道ビジョン、紋別市下水道事業経営戦略が改めて示されます。現状や課題、今後の具体的取組等、大変な労作であり、高く評価するとともに、水道部の皆さんに敬意と感謝を表するものであります。新年度から、簡易水道事業が地方公営企業法の適用を受け、企業会計方式に移行いたしますが、経緯と本市の簡易水道事業の経営について、今後の見通しをお尋ねいたします。昨年も申し上げた事業費と財源についてですが、このたびの水道ビジョンと下水道ビジョン等によると、上下水道両施設とも老朽化も深刻で耐震化も図られておらず、今後、継続的に両施設の整備や更新、改築が必要で、多額の費用が想定されます。現段階で経営健全化のシミュレーションをしても、上水道では、令和9年度から21年度まで4年ごとに値上げを想定し、現在の料金より約31%以上の値上げが必要と想定されています。下水道についても同様に、令和9年度から4年ごとに約8%程度の値上げが見込まれています。事業費の想定は数年前の基本設計等に用いた概算の事業費であり、現状に鑑みても今後はますます増加することでありましょう。となると、料金等の改定率はさらに増えることが予想されます。地域の人口減により、給水人口や下水道利用者の減少による収益の減少は明らかです。やはり、一般会計からの繰入れがなければ、市民の負担は極めて重くなります。昨年に続いて、改めてふるさと納税の活用を提案いたします。今のみならず、将来の市民の負担を軽減する事業にふるさと納税を使わなければなりません。しかも、水は市民みんなが使い、ふるさと納税で高く評価される紋別の優れた産品を生産する上でも不可欠であります。安全・安心な命の水を確保する上で、ふるさと納税の使い道として、今も将来もひとしくその恩恵を享受できる最適な用途の一つと考えます。やはり、上下水道整備事業に特化した基金の創設が必要です。昨年、公共施設等整備基金にて対応との答弁でしたが、今後次々と予想される公共施設の整備の中で、財源が不安定であったならば、この大事業を完遂することはできません。ここに再度提案し、ご見解を伺います。市政執行方針で花園浄水場の更新について言及がありましたが、新浄水場の整備着手にはまだ時間がかかると思います。用地等の問題や供用開始まで、安定した水の供給についてどのように考えているのか、お尋ねいたします。令和6年度から、上水道業務が厚生労働省から国土交通省に移管されますが、今後も各自治体で安定した上下水道の施設整備を継続していく必要がある中、現状の上下水道施設の補助メニューや補助率はどのようになっているのか、また、上水道の補助率は下水道に比べて低いとお聞きしていますが、このたびの移管に伴ってどのようになるのでしょうか。能登半島地震によって、全国の自治体が、上下水道の被害を教訓に、今後それぞれ具体的な対応を取ると思われます。水道事業の防災・減災、強靱化を一層推進する上でも、その財源について、自治体の負担を少しでも軽くするため、全国市長会等を通じ、国に積極的に要望活動を行うべきと考えますが、いかがでしょうか、ご見解をお尋ねいたします。次に、地域の防災・減災、強靱化の推進について、具体的に六つの項目を挙げ、お考えをお聞きするとともに、提案をさせていただきます。まずは、克雪についてです。11年前の3月2日の暴風雪による湧別町での痛ましい事故、一昨年の12月23日に本市を襲った大雪による大規模停電、災害が少ないと言われるこの地方にあって最も起こり得る重大な災害は冬期の雪による災害です。本年1月末、市内は大雪による大きな影響を受けましたが、その状況と市民生活等への影響についてお尋ねするとともに、紋別市の克雪に関する課題についてお尋ねいたします。住民の命と暮らしを守り、社会機能を維持する安心・安全な克雪体制づくりについてどのようにお考えかをお尋ねいたします。内閣府は、市町村のための降雪対応の手引きを昨年11月に改訂いたしました。非常に参考になります。積極的に活用し、今後の計画に具体的に活用すべきと考えますが、いかがでしょうか。国においては、令和3年12月の補正で、豪雪地帯安全確保緊急対策交付金を創設し、地域ぐるみで行う将来を見据えた戦略的な方針の策定と持続可能な除排雪体制の整備等への取組を支援しており、滝上町では既に活用しています。国交省で内容を伺いましたが、紋別市においてもぜひ活用すべき交付金です。豪雪地帯の各自治体は共通の問題を抱えておりますが、本市において、除排雪の体制確保、雪に強いまちづくりに向けて、オペレーターの確保、除雪機械の確保、予算の確保について、紋別市の現状と課題、そして、対策についてお尋ねするとともに、情報発信についてどのようにお考えか、お尋ねいたします。市内の道路の状況や除排雪状況を本市においても速やかにSNS等で発信することを提案いたします。2点目は道路です。紋別防雪が令和6年度中に全線の供用開始がされます。平成20年に事業化された15キロメートルの区間です。この区間は、旭川紋別自動車道の計画区間とも重なっております。供用開始を間近に控えて、市内及び周辺地域まで含めたその効果と今後の課題についてお尋ねいたします。高規格幹線道路旭川紋別自動車道は、命の道、防災の道、安全保障の道、産業の道、観光の道として、その全線整備は地域の悲願でありますが、それと同時に、我が国の食を支える、すなわち、日本人の命を食をもって支える物流の道であり、国益に利する道であります。この計画区間の一日も早い事業化と全線開通は、地域の未来にとって不可欠であります。市長におかれては、より強力に、ありとあらゆる機会を利用し、あらゆる手段をもって力強く要望活動の先頭に立っていただきたい。さらに、諸外国に比べて劣る我が国の高速道路ネットワーク、その中でもさらに劣る北海道の高速道路ネットワーク整備のため、かねてより提唱する旧名寄本線の高規格道路による復活、紋別名寄自動車道の実現に向けての調査研究を行っていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。道路は、血管と同じく、循環しなければならないのであります。半島でもあるまいし、紋別まででよしなどということなく、紋別のため、北海道のため、ひいては日本のために必要です。ぜひ関係する自治体と協議いただくことをお願い申し上げます。さて、いよいよ防災まちづくりの一環として新消防庁舎が完成いたします。そして、熊本地震を教訓として創設された大変ありがたい市町村役場機能緊急保全事業債を活用した防災拠点たる市役所庁舎の建て替えが始まってまいります。令和元年第3回定例会で既に指摘しておりますが、重要物流道路の補完路に指定されている山の上線の指定区間終点である潮見町1丁目の市道新市街基線通線及び市道潮見第8号線との交差点から道道713号線までの延長に向けて国と協議すべきと考えますが、どのようにお考えでしょうか。3点目は、港湾であります。オホーツク海沿岸の拠点である重要港湾の紋別港の役割は大きく、その重要さはさらに今後増すことでありましょう。昨年は、オホーツク海に初めて入った最新鋭イージス艦「はぐろ」の入港、大型巡視船「だいせつ」の配備等、改めて紋別港の重要さが注目されました。重要な漁港として、商港として、さらには、オホーツク海の安心・安全の拠点港として、市は、港湾に関して、防災・減災、強靱化の観点からどのような課題を持ち、その解決に向け、対処していくのか、お尋ねいたします。能登半島地震では、海上保安庁の大型巡視船の海からの給水支援等が注目を集めました。待望の大型巡視船の配備を受けて、市は、防災・減災、強靱化の観点から「だいせつ」の高い能力を具体的にどのように認識し、それを受けて紋別海上保安部と新たにどのような相互連携・協力を図っていくのか、お尋ねいたします。4点目は、河川であります。市内の河川の防災・減災、強靱化は大丈夫ですか。大雨激甚災害や気候変動により各地で洪水が頻発しています。1級河川である渚滑川については、北海道開発局で、近年の気候変動や流域治水等を踏まえ、渚滑川水系河川整備計画の見直しを進めていますが、藻鼈川等、他の河川の状況はどのようになっているのか、お尋ねするとともに、市内の河川に関して、防災・減災、強靱化の観点からどのような課題を持っているのか、そして、それらの解決に向け、対処していくのか、お尋ねいたします。次に、5点目は空港です。まず、紋別市として、紋別空港の防災・減災、強靱化についてどのような課題をお持ちか、お知らせください。空港を持つ紋別市において、地域の防災・減災、強靱化の面で、平時はもとより、災害発生時に期待される紋別空港の役割には大きなものがあります。点と点を速やかに結ぶネットワークである空港は、大規模災害発生時には速やかに救命・救急活動、すなわち医療の拠点となりますし、緊急物資、人員等の輸送受入れ機能を発揮することができます。また、紋別の医療を考えると、極めて深刻な医師不足であります。地域医療面での強靱化は待ったなしです。紋別-丘珠便の運航実現に向けて、官民を挙げて直ちに取り組むべきと考えます。医療、防災、観光等、あらゆる面から運航が期待されます。過去、丘珠-紋別便の流氷観光のチャーター便が飛びました。冬季流氷観光のみならず、オホーツクの食の魅力もいっぱいです。また、令和12年度末には、いよいよ北海道新幹線も札幌まで延伸、開業いたします。札幌丘珠空港からの道東、道北へのネットワークを考えたとき、丘珠-紋別便の就航は交流人口の拡大をもたらすことでしょう。市政執行方針で、明るい話題として、北海道大学との新たな連携協定のお話を伺いました。私は、産学官連携の上でも、大いに推進に向け、内容を検討すべきと考えますが、丘珠-紋別便の就航はその一助となることでもありましょう。昨年10月、北海道エアシステムによって、丘珠-中標津間の運航が開始されています。私もできる限り取り組む所存であります。紋別市として、速やかに北海道の翼―北海道エアシステムとまずは勉強会や情報交換を行い、実現に向けて取り組むべきと考えますが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。次に、6点目は道の駅です。ハザードマップ上、浸水想定区域内にある紋別の道の駅は、津波発生時並びに藻鼈川の洪水時、浸水の危険があるのです。このことについては、令和2年の第1回定例会、第3回定例会で防災面からの危惧を指摘し、答弁にて、防災の観点からの課題の認識と今後の道の駅の在り方について研究していく旨の答弁をいただきましたが、その後、3年以上を経て、どのように進んでいるのでしょうか。およそ行政にあって、これほど防災・減災、強靱化が叫ばれながらも、危険と問題を認識しつつの不作為は、特に人命に関わる問題に関してはあってはならないことです。地域防災、広域防災の観点から、道の駅の地域防災計画での位置づけや防災道の駅の認定制度など、道の駅の防災面での重要性はますます高まっています。道の駅は、この地域で予想される冬季の暴風雪や大雪を考えたとき、車の避難場所となると同時に、災害時には地域の復旧、復興の拠点ともなります。道の駅の在り方を早急に検討するとともに、候補地選定をすべきです。市内を俯瞰したところ、第1候補は、道のネットワークの上からバイパス沿い、大山スキー場付近が最適であると考え、提案します。大山スキー場前から市街地、そして、港に延びる森林公園通線は、その機能を発揮させる上でも重要な役割を果たします。道の駅の機能はますます多様化していますが、ここでは、防災・減災、強靱化の観点から注目される紋別の道の駅についてご見解をお尋ねいたします。次に、市営住宅についてお尋ねいたします。このたび、市政執行方針にて、市営住宅について新たに4棟目となるまちなか市営住宅の建設が示され、予算化されました。以下、お尋ねいたします。まず、本市における市営住宅に関する現状と課題についてお知らせください。次に、(仮称)まちなか団地D棟建設事業の事業コンセプト並びに用地選定事由についてお知らせください。次に、本事業実施に際して、市民の意見や要望等の聴取や反映はどのように行ったのか、お尋ねいたします。次に、本市において、市営住宅についての高齢者と子育て世帯のニーズにはどのようなものがあるのか、お尋ねいたします。高齢化が一層進んでいきますが、本市が考える高齢者が安心して暮らし続けることができる住宅政策について、特に市営住宅に関し、どのようにお考えか、お尋ねいたします。紋別市では高齢者・障害者支援事業として給食サービス事業が行われていますが、その概要と近年の利用者の推移についてお尋ねいたします。紋別市の市営住宅で食堂もしくはコミュニティルームを設置し、給食サービスの一環として朝と夜の食事を提供できないか、お尋ねいたします。ひとりでの孤独な食事、すなわち孤食と暮らしの孤独化を防ぎ、安否確認にもなると考えます。紋別を故郷とする方々が紋別に住み続けたいとの思いを何とか支え続けられないでしょうか。紋別への移住を促進することも大切ですが、紋別に生きて支え続けてくださった方々が紋別から出ていかなくてもよいまちづくりと高齢者対策はもっと大事だと考えます。ぜひともご検討いただくことをお願いいたします。最後に、教育についてであります。昨年の第4回定例会でもお聞きいたしましたが、市政執行方針で市立学校の規模や適正配置の在り方について述べられました。子どもたちへの最高の教育を目指し、地域の教育の拠点である市立学校のあるべき姿と今後の規模や適正配置の在り方について、現状と新年度の具体的な取組についてお尋ねいたします。最後に、市制施行70周年を記念し、紋別市開基150年に向けて、郷土副読本の改訂と新たに郷土学習資料の編纂を提案いたします。紋別市には、社会科副読本の「もんべつ」と理科副読本の「もんべつの自然」があります。この地域は、我が国最古の国宝となった白滝遺跡群出土品からも分かるように、旧石器時代、1万5,000年から3万年前からの人の営みのある地域です。市内のオムサロ遺跡には、1万年もの間、途切れることのない各時代の住居跡やお墓などが残っています。驚くべきほどの歴史を刻む土地なのです。市政執行方針に地域づくりの基本は人づくりとありますが、全く同感であります。地域を学ぶことなくして、地域づくりはあり得ません。様々な面から、最新の知見をもって二つの副読本を改訂することを提案いたします。また、市政執行方針には、これまでの歩みを振り返り、紋別の発展に注がれた先人たちのご尽力に改めて感謝するとありますが、「もんべつに生きて」という本があります。かつて紋別新聞に連載され、平成6年に本にまとめられました。その本の巻頭に「人の歴史は紋別の宝です。紋別に生まれ、育ち、移り住み 汗を流し、涙を落とし 人を愛し、育て 年老いて今 静かにふるさとを見守る先達の歩みに ゆっくりと耳を傾けてみましょう。」とあります。紋別に生きた明治、大正の生まれの方々の感動が言葉となって生き生きと語られています。埋没させてはならない人の歴史があります。次の時代を生き、まちづくりを担うてくれる子どもたちの最高の教材だと思います。新たな郷土学習資料として、適切な形で編纂し、活用してはいかがでしょうか。質問は以上です。再質問は留保いたします。(降壇)

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

それでは、橘議員のご質問にお答えいたします。初めに、市民の命と暮らし、そして、産業を支える上下水道の整備についてであります。1点目の下水道施設の老朽化の度合いと耐震率、今後の整備計画についてでありますが、下水道施設の老朽化度につきましては、令和4年度末現在、排水施設である排水管につきましては延長約190.2キロメートル、このうち、耐用年数50年を過ぎた延長は約13.2キロメートル、老朽化率は6.9%で、類似団体の老朽化率は約0.7%であり、老朽化が進んでおります。また、耐震性能がある管については12.6キロメートル、耐震化率は6.6%となっており、公表されている比較のできる数値はありませんが、耐震化については進んでいないと考えております。処理施設である紋別アクアセンター及び補完施設であるポンプ場も老朽化が進んでおり、耐震化率については0%であります。今後の整備方針につきましては、令和2年度に策定した下水道施設ストックマネジメント計画に基づき、投資額の平準化を図るとともに、国の補助金や適正な使用料の改定による財源確保に努めながら、排水管については、今後も、重要かつ老朽化の著しい管を優先的に耐震管へ更新するとともに、マンホールの液状化に対する検討もしてまいります。また、処理施設及び補完施設につきましては、機械設備や電気設備等の更新を適宜実施してまいりましたが、今後は、耐震性能を確保し、安定した汚水処理を継続できる下水道施設を構築し、災害に強い強靱な施設整備を推進してまいります。2点目の上下水道が甚大な災害を被った場合の復旧対応についてでありますが、本市において、上下水道施設が被災した場合の初動対応といたしましては、紋別市上下水道維持管理事業協同組合と協定を締結しており、緊急応急対策についての業務対応が図られる協力体制を構築しております。また、応急復旧では対応できないような甚大な被害を被った場合には、関係団体や各市町村と協定を締結しており、地震等の災害により被災したときの広域的な支援や技術支援、協力に関して必要な事項を定めており、迅速な復旧対応が可能と考えております。3点目の消防水利の配置基準と現状についてでありますが、市街地における消防水利については、都市計画における用途地域及び年間平均風速によって防火対象物からの消防水利に至る距離が定められている配置基準があります。本市の公設消火栓における消防水利充足率は、消防水利の基準に対して36.9%ではありますが、消防水利は、ほかに私設消火栓及び河川の活用も可能であるとともに、タンク車、大型水槽車及び化学消防車、さらには、市給水車の組合せによる消火活動を行っております。4点目の消火栓の使用によるリスクと課題解消に向けた今後の整備方針についてでありますが、消火栓の使用による水道の濁りが発生するリスクについては、当該箇所における水道管の管径や老朽度合い、または、ふだん使用していない消火栓を使用することによる水道管の中の水流の変化が主な要因と考えられます。これらの課題解決に向けた今後の整備方針についてですが、今後も、市と紋別地区消防組合が消火栓を含む消防水利に関する配置等についての協議を進め、火災が発生したときには、可能な限り、バルブ操作を市職員で行い、現状確認に努めるなどの現地対応を図るほか、現在実施している老朽管路の更新計画とのバランスを考慮しながら濁水発生リスクが高い配水管路の布設替えを検討してまいります。5点目の簡易水道事業の地方公営企業法の適用の経緯と経営の今後の見通しについてでありますが、人口3万人未満の市町村の簡易水道事業につきましては、令和6年度から公営企業会計を適用するよう、総務省から要請されており、将来にわたって持続可能な経営を確保するため、経営の見える化による経営基盤の確保の強化を図ったところであります。今後の経営の見通しについてですが、簡易水道事業は、給水人口が小規模であることから料金収入が少なく、一般会計からの繰入金によって収入不足を補塡している状況であり、今後も、人口減少による料金収入の減少や施設の老朽化による更新費用の発生が見込まれることから繰入金が必要な状況となっております。6点目のふるさと納税による上下水道整備事業に特化した基金の創設についてでありますが、老朽化した上下水道施設を計画的に更新することは本市の最重要課題の一つと考えております。一方で、議員のご指摘のとおり、上下水道事業の財源である水道料金や下水道使用料は減少傾向にあり、今後、老朽化した施設の更新、災害対策に莫大な費用を要することを勘案すれば、上下水道事業は厳しい経営環境に置かれることが見込まれます。上下水道は地域住民の命と暮らしを守る極めて重要なインフラであり、住民全般の福祉向上と防災対策に要する経費については一般行政の責任と負担で行われるべきと考えます。ふるさと納税の上下水道事業への活用についてでありますが、上下水道は住民の生活や経済活動を大きく支えるものであり、本市のふるさと納税の使い道である福祉の充実、市内経済の活性化、人口減少対策、公共施設の整備に該当し、寄附者に賛同をいただけるものと思われます。また、ふるさと納税は永続的ではないことから、上下水道施設への十分な財源確保のため、他公共施設との比較考量が必要と考えます。議員のご提案の上下水道整備事業に特化した基金の創設につきましては、範囲を限定するメリット、デメリットを踏まえ、上下水道事業に効果的に活用できる方法を全庁的に協議してまいります。7点目の花園浄水場の用地等の問題と供用開始までの安定した水の供給に関し、用地の問題等についてでありますが、令和5年第1回定例会で議員のご質問にお答えしたとおり、現在、供用を開始している花園浄水場がある水道事業用地内では敷地面積が狭隘であるとともに、一部、水処理の運転を制限しながらの施設整備は給水量に影響が生じるため、花園浄水場の更新については、新たに施設整備をする場所を選定するため、用地所管部署と協議中であります。また、供用開始までの安定した水の供給についてでありますが、既存の機械や電気設備で、耐用年数が経過し、故障した場合において水処理に重大な支障が生じる可能性がある設備は優先的に最低限の更新を行い、安定した水の供給に努めてまいります。8点目の上下水道施設の補助メニューと補助率についてでありますが、上水道につきましては、配水管整備事業の一部が交付金の対象となっており、補助率は4分の1であります。また、今後予定している浄水場改築についても交付金を見込んでおり、補助率は4分の1であります。なお、浄水場改築については、一般会計出資の対象であり、当該一般会計出資債の元利償還金の2分の1が交付税措置されます。下水道につきましては、管渠及び処理場の調査業務委託、改築工事の一部が交付金の対象となっており、補助率は2分の1または20分の11であります。9点目の国土交通省への移管に伴う上水道の補助率についてでありますが、現在のところ、これまでと同様の補助率や採択要件とお聞きしております。10点目の全国市長会等を通じた国への要望活動についてでありますが、現在、全国市長会では、水道施設の災害対策、老朽化した施設の更新が促進されるよう、国に対して財政措置の拡充を図ることを要望しております。特に、水道事業の防災・減災、強靱化を進めるためには交付金の活用は必要不可欠であり、耐用年数を経過した全ての水道施設の補助対象の拡大、補助率のかさ上げなど、制度拡充を強く要望してまいります。次に、地域の防災・減災、強靱化の推進についてであります。1点目の克雪に関し、1月末の大雪状況と紋別市の克雪に関する課題についてでありますが、1月末の1週間の降雪量で86センチを記録し、市内循環バスが5日間運休するなど、市民生活に大きな影響を及ぼし、気象庁の69年の観測データを見ても、最深積雪が97センチを記録しており、1月の最深積雪として歴代2番目を記録するなど、非常に雪の多い冬季シーズン全般となりました。本市の課題といたしましては、少子高齢化に伴い、このような降雪時に、道路のみならず、宅地における除排雪の担い手が減っていることと感じております。安心・安全な克雪対策づくりについてでありますが、本市は、道路除雪において間口除雪を実施するなどして、個人が行う除雪作業の負担軽減に努めているとともに、市民の力を借り、アダプト事業を行うなど、地域における除排雪環境の向上に努めているところでありますが、今後もさらに地域コミュニティーにおける克雪対策に関しても調査研究に努めてまいります。内閣府の市町村のための降雪対応の手引きの活用につきましては、現在の本市が持つ地域防災計画を策定する上で生かされているところであります。昨年11月に改訂された手引を含め、国から示されるものに関しても、地域防災計画等へ適宜反映してまいります。また、議員のご紹介の豪雪地帯安全確保緊急対策交付金事業につきましても、本市の課題解決に際しての活用を調査研究してまいります。除排雪の体制確保、オペレーターの確保、除雪機械の確保、予算の確保についてでありますが、市道の道路除排雪作業は紋別維持管理事業協同組合に委託しておりますものの、さらなる業務分担の整理等が必要と考えており、適宜、協議を進めることでよりよい体制確保に努めてまいります。除排雪事業において、オペレーターの高齢化により、その充足に不安を抱えているため、紋別維持管理事業協同組合のおのおのの構成員が若い世代のオペレーターの確保に努めることはもとより、作業の省力化を目指すべく、効率的な除排雪の検討を行ってまいります。また、除雪機械も老朽化が進んでおり、計画的な更新に努めているところであります。さらに、予算に関しては、近年の物価高騰などの要因もあり、事業費が上昇しておりますが、国の雪寒に係る補助事業を有効的に利用してまいります。除排雪状況をSNSで発信することにつきましては、道路除排雪事業の情報を、除排雪状況のみならず、必要とされる様々な情報を精査し、適切な発信媒体を調査研究することでよりよい情報提供に努めてまいります。2点目の道路に関し、紋別防雪の全線供用開始による効果と今後の課題についてでありますが、紋別防雪道路が完成することで、特に冬季における安定的な物流、医療に係る交通の確保がなされると考えております。課題とも関連いたしますが、さらなる事業効果を発現させるため、旭川紋別自動車道の完成が重要であると考えており、今後も官民一体での要望活動に努めてまいります。紋別名寄自動車道の実現に向けてにつきましては、本市との物流をはじめとする経済活動など、深く関わりのある西紋別地域の町村と情報共有を図るとともに、広域交通を担う国、北海道の動向を注視してまいります。重要物流道路の補完路の追加指定につきましては、現在進めております新庁舎建設の進捗に合わせ、検討してまいります。3点目の港湾についてでありますが、紋別港の課題につきましては、老朽化対策のほか、静穏度の確保やしゅんせつなどが挙げられておりますが、引き続き、これら課題の解消に向け、国への要望活動を進めてまいりますとともに、今後、防災、減災に必要不可欠と考えております耐震岸壁の整備に向け、要望手法等を研究してまいります。紋別海上保安部との相互連携等につきましては、大型巡視船「だいせつ」と同じPL型巡視船が、能登半島地震の際、人命救助や物資輸送など、被災地支援に尽力されたとお聞きしており、有事の際には「だいせつ」にも同様の活躍を期待しているところであります。また、令和6年度の防災訓練を港湾区域で予定しており、紋別漁業協同組合やオホーツク・ガリンコタワー株式会社などの関係機関をはじめ、今後、消防で編成予定の水難救助隊も含め、さらなる地域防災力の強化に向けて、紋別海上保安部との連携を深めてまいります。4点目の河川に関し、市内の河川の状況と課題及び対応についてでありますが、市街地に存する河川の状況として、本市が管理するオンネナイ川、渚滑元新川などは、河川整備された当初と流域、流量が変化しているとともに、施設の老朽化が進んでいることから、現地の状況調査及び整備計画づくりが必要な時期に来ていると考えております。また、北海道が管理する藻鼈川などでは、支流に内水氾濫を起こしやすい小河川があることから、これらを防止するため、治水対策などの事業要望を北海道へ行っているところであり、今後も積極的な要望に努めてまいります。5点目の空港に関し、紋別空港の防災・減災、強靱化の課題についてでありますが、災害時における紋別空港の役割といたしましては、輸送の拠点として、救急活動、必要物資、医療従事者等の人員の輸送など、陸路が断たれた際の輸送機能であり、交通手段等としての空路の維持確保はもちろんのこと、緊急時に機能を発揮できるよう、関係機関との連携体制の構築が非常に重要であり、課題であると考えております。紋別-丘珠便の運航実現に向けて取り組むべきとの考えについてでありますが、札幌圏と短時間で結ばれる航空路線の確保は、地域経済の活性化をはじめ、地域医療の確保、災害時の輸送手段や、地域住民はもとより、観光客の移動の利便性を高めるためにも重要であり、本市をはじめ、地域としても札幌圏との航空ネットワークの実現を切に望むもので、北海道航空ネットワークビジョンに基づき、北海道へ要望活動を続けているところであります。本市といたしましては、紋別-羽田線の利用促進に向け、現在、ANAグループと一体となり、取り組んでいるところでもありますが、これに加え、札幌圏への定期便の就航について、引き続き、近隣自治体と連携しながら、紋別商工会議所をはじめとする関係団体と協議を進めるとともに、北海道や株式会社北海道エアシステムとの勉強会、意見交換を積極的に行ってまいりたいと考えております。6点目の道の駅についてでありますが、令和2年第1回及び第3回定例会で議員のご質問にお答えしておりますが、現在の道の駅が津波や洪水のハザード範囲内にあり、防災の観点からも課題であることは十分に認識しております。現在、新消防庁舎と新庁舎の建設により、本市全体として防災機能の強化は進めているところであり、今後につきましては、高規格道路の動向を踏まえるとともに、道の駅の建設候補地や財源も含め、観光や商業振興など、様々な観点から検討を進めてまいりたいと考えております。次に、市営住宅についてであります。1点目の紋別市における現状と課題についてでありますが、本市の令和6年2月末現在の市営住宅の現状につきましては、管理戸数1,096戸、政策空き家262戸、入居戸数805戸であり、そのうち、60歳以上の高齢者世帯が463戸、小学生以下の同居者がいるなどの子育て世帯が64戸となっております。課題につきましては、市営住宅全世帯の約6割となる高齢者世帯の対策や安心して子育てができる環境整備のほか、単身の高齢者が市営住宅に入居しづらい状況などがあります。2点目の市民の声は反映されているかについてでありますが、(仮称)まちなか団地D棟は、高齢者に優しい空間の確保、子育て環境の充実などをコンセプトとして、入居される方が安心して暮らしていけるよう、紋別市保健センターや紋別市社会福祉協議会、バスターミナルなどが近接した地域を選定したところであります。本事業につきましては、南が丘団地移転建替事業が基本となっていることから、その入居者に対する説明会や意向調査のほか、市営住宅を希望している方へのアンケート調査などを行うとともに、紋別市公営住宅等長寿命化計画を改定し、パブリックコメントにより、広く市民に周知を図り、意見を求めたものであります。3点目の高齢者と子育て世帯のニーズはどのようなものがあるかについてでありますが、令和6年度までの10年間を計画期間とした紋別市住生活基本計画の策定時において、病院や高齢者・子育て支援施設、公営住宅の集約などを希望する声が寄せられたところであります。4点目の高齢者が安心して暮らし続けることができる住宅政策についてでありますが、本市においては、まちなか居住の推進や福祉施策と連携した居住環境の形成などであり、市営住宅に関しては、ユニバーサルデザインの促進や高齢者向け市営住宅の整備などを挙げております。5点目の高齢者への食事の提供に関し、本市が行っている給食サービスの概要についてでありますが、調理が困難なひとり暮らしの高齢者などに対し、週5日の栄養に配慮した夕食を提供することで健康維持に配慮するとともに、安否確認を行い、在宅福祉の充実を図っております。現在の登録者は過去3年間で前年比2割増を継続中であり、令和5年度の登録件数は140件を超えております。6点目のみんなが集まって食事を取れる取組の検討についてでありますが、令和6年度に紋別市住生活基本計画を見直すことから、これに合わせてニーズ調査を実施するほか、公営住宅の整備指針の再確認、関係機関との協議などを踏まえ、実施の可否を総合的に判断してまいりたいと考えております。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。(降壇)

答弁 教育長 牧野昌教(教育長は2026年3月まで)

それでは、橘議員のご質問にお答えいたします。市立学校の在り方、子どもたちに最高の教育をについてであります。初めに、市立学校の在り方に関し、現状と新年度の取組についてでありますが、少子化の進行に伴う児童生徒数の減少による学級数や学校数の減、また、老朽化した学校施設整備の課題解決に向け、次代を担う子どもたちにとっての良好な教育環境の保障と充実を進めるため、計画的な学校教育の充実と併せ、効果的で機能的な施設整備を図っていくことが必要な時期に来ていると考えております。本年度における適正配置の取組といたしましては、関係する組織や諸団体より広く意見をお聞きし、理解を十分に得た上で進めていくことが大切でありますことから、市内各小・中学校の学校運営協議会をはじめ、市PTA連合会や私立幼稚園協会、また、まちづくりの観点から商工会議所の役員の皆様方への説明を、延べ13団体に対して実施したところであり、今後、未就学児童をお持ちの保育所並びに幼稚園の保護者の皆様方より意見を伺う予定であります。あわせて、紋別市の子どもたちが誇れる魅力ある学校施設整備の参考にするべく、地域と一体化した新たな学校施設の在り方として整備されている安平町の早来学園への視察をはじめ、学校施設と社会教育施設が一体化した学社融合施設がある埼玉県志木市や東京都品川区への先進地視察を行ったところであります。次年度の移行の取組といたしましては、意見を聴く会でのご意見を基に、保護者、地域住民、有識者等を交えた学校適正規模・適正配置に係る検討に向けた組織を立ち上げ、教育諸条件の改善のみならず、学区の在り方や義務教育学校への転換のほか、学校施設の大規模改造や移転改築など、様々な観点を視野に入れながら協議を進め、今後の方向性を示した基本方針や基本計画を策定してまいりたいと考えております。次に、郷土副読本の改訂と新たな郷土学習資料の編さんについてでありますが、小学校3・4年生の社会科で使用している社会科副読本は、掲載している統計資料更新のため、3年ごとに改訂を行っており、本年度、統計資料更新を行い、令和6年4月から3年間、本年度に改訂した副読本を使用する予定であります。紋別市の歴史や自然を学ぶことを通して、郷土愛を育み、紋別市の未来をつくる子どもたちを育成することは、市政執行方針の人づくりにつながることであると考えており、子どもたちが紋別市の歴史や自然に興味や関心を持つきっかけとなるよう、次回の副読本改訂時には、紋別市の遺跡や史実を取り上げて記載したいと考えております。また、小学校4年生の理科で使用している「もんべつの自然」につきましては、今後、授業だけの活用ではなく、自由研究や家庭学習など、日常的に参照できるようデジタル化し、1人1台端末での活用を進めてまいります。あわせて、紋別の回想録である「もんべつに生きて」を新たな郷土学習資料として活用することについてでありますが、本資料は貴重で価値があるものと考えておりますことから、著作権者と協議の上、デジタル化を進め、学校教材としての活用のみならず、子どもから大人まで、広く市民の方が閲覧、活用できるよう検討を進めてまいります。以上、答弁といたします。(降壇)

質問 4番 橘有三

大変丁寧な、また、課題の一致するご答弁をいただきましたことに心から御礼を申し上げます。3分しかないということです。積み残しは、第2回定例会、第3回定例会とありますので、順次やりますけれども、まず、水道ビジョン、また、下水道ビジョンについてお話をさせていただきます。何度も申しますけれども、今回の資料は大変いいですね。これを見れば全て分かるようになっています。やはり、下水道の老朽化、耐震化率は極めて低いということが分かりました。老朽化率6.9%とありました。50年です。昭和33年頃というと、紋別では官尾市政ですか。非常に早くから下水道事業に着手しておって、昭和51年、特に53年ぐらいからの金田さんの時代でしょうか、一挙に下水道整備が進むのですね。すると、来年ぐらいから一挙に、今の6.9%から物すごい勢いで上がっていくと認識していいですか。

答弁 水道部長 大月茂(水道部長は2024年3月まで)

お答えします。今、議員がおっしゃったとおり、ビジョンにこの表があろうかと思います。6.数%というのは、令和5年から約50年前の昭和48年以前の、この表でいえば、あまり多くない時代と言ったら言い方は変ですけれども、その頃のものです。昭和51年からは紋別市も分流化をやりまして、単年で5キロメートルから8キロメートルをやって、平成15年までは160キロメートルで、84%を占めるのですけれども、平均したら単年で7キロメートルから8キロメートルをやっています。そう考えますと、数年後には、耐用年数の50年を過ぎ、老朽率に関しては一気に数十%上がる見込みになります。一方で、それを全部やるというわけにいかないものですから、カメラ調査により管の中の状態を見ながら、鉄筋が出ている、あるいは、壊れているものを選びながら優先的に更新していきたいと考えています。

質問 4番 橘有三

上下水道ともに、早く整備した分、極めて老朽化も進んでいる、また、耐震化もほぼされていないという現状を改めてお聞きして、先ほど申されましたが、やはり、本市における最重要課題のインフラ整備と思うわけであります。紋別の水道は、私たち市民みんなが使います。それから、紋別は、2万7,000頭ですか、人口を超える数の牛がいます。あるいは、農業でも必要ですし、漁業においても必要です。それから、産業においても必要です。私たちの地域はどういう地域かというと、何度も言いますけれども、日本の食を支える、日本になくてはならないところだと私は常々思っているのです。その地域を、そこに住む人を支える水ですから、ふるさと納税の用途として非常に適切だと思います。昨日もいろいろと話が出ていました。庁舎に94億5,000万云々と出ていましたけれども、公共施設等整備基金でいき、いつの間にかこれが確保できないということになったら、あれも出た、これも出たとなったら、大事な事業が推進できませんから、これについては、改めて慎重に、前向きにご協議をいただきたいと思います。それから、これを見ていきましたら、藻別地区、元紋別は営農用水で、その現状と課題はどうでしょうか。

答弁 水道部長 大月茂(水道部長は2024年3月まで)

紋別市の水道事業を広く俯瞰した立場から答えさせていただきます。紋別市に関しては、上水道、簡易水道、営農水道がありまして、今、議員がおっしゃられた藻別、元紋別につきましては、一般会計で負担し、地域の方が管理している状況となっております。私が聞いている中では、やはり、かなり老朽化が激しく、また、地域の人もかなり高齢化しているということで、今後、水道をどうしていくかについて、産業部の所管課で地域と話していると聞いております。今後、施設を改修するのか、上水道に組み入れるのか、それも含めて検討しながら、紋別市全体としての一番いい水道行政の在り方について、水道部も関係ないとは言わず、産業部と連携しながらやっていかなければならないと思っております。

質問 4番 橘有三

私は、去年のお話の後、見に行きました。支流の沢のほうです。鴻之舞がありますから、あそこから水を取るしかないのでしょうけれども、藻別地区等の今後の農業のことを考えますと水は非常に大事です。ただ、どこもそうですけれども、農業者も高齢化していますし、人手不足もあって、営農用水でいつまでもつのかということがありますから慎重にご検討をいただきたいと思います。最後に、1点です。道路のこと等は、第2回定例会などでじっくりと深めてまいろうと思いますけれども、道の駅についてです。今、あそこは浸水想定区域内にあるということですね。私は全国を調べましたが、やはり、そういうところもあるのですよ。つくった後になったとか、つくろうと思ったらそういうところだったとかもあるのですけれども、行政として不作為というのは、特に人命に関わることですから大きな問題です。ここの道の駅はそういうところですよと利用者に対して表示をするといったことを考えるべきではないでしょうか。

答弁 港湾課長 熊谷聡

お答えいたします。今、議員がおっしゃったことは、あの場所が浸水想定区域ということで、そういうことを利用者の方々に分かっていただくような表示や看板をということかと思いますが、表示の仕方や掲示の方法も含め、前向きに検討させていただきます。

出典:紋別市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日 議事録 PDF(20ページ) 間違いを知らせる